JPH0644503U - 内視鏡用チャンネル - Google Patents
内視鏡用チャンネルInfo
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- JPH0644503U JPH0644503U JP8116592U JP8116592U JPH0644503U JP H0644503 U JPH0644503 U JP H0644503U JP 8116592 U JP8116592 U JP 8116592U JP 8116592 U JP8116592 U JP 8116592U JP H0644503 U JPH0644503 U JP H0644503U
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- bending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、コイル固定用の固着剤の剥離を防止
してコイルの浮き上りを防止するとともに、チャンネル
チューブの座屈を防ぎ、チャンネルチューブの耐久性を
向上させることを最も主要な特徴とする。 【構成】挿入部内に配設された内層チューブ41の外周
面に形成された螺旋溝42内に装着される補強用コイル
43における内層チューブ41との接合部分側に螺旋溝
42に沿う形状の接合面43aを形成するとともに、こ
の接合面43a以外の部分を螺旋溝42の外部側に突出
しない切欠部43bを形成したものである。
してコイルの浮き上りを防止するとともに、チャンネル
チューブの座屈を防ぎ、チャンネルチューブの耐久性を
向上させることを最も主要な特徴とする。 【構成】挿入部内に配設された内層チューブ41の外周
面に形成された螺旋溝42内に装着される補強用コイル
43における内層チューブ41との接合部分側に螺旋溝
42に沿う形状の接合面43aを形成するとともに、こ
の接合面43a以外の部分を螺旋溝42の外部側に突出
しない切欠部43bを形成したものである。
Description
【0001】
本考案は内視鏡の挿入部内に配設される内視鏡用チャンネルに関する。
【0002】
近年、体腔内に細長な挿入部を挿入することにより、体腔内の臓器を観察した り、必要に応じ、処置具チャンネル内に挿入した処置具を用いて、各種治療処置 のできる内視鏡が広く用いられている。また、ボイラー・ガスタービンエンジン ・化学プラント等の配管・自動車エンジンのボディ等の内部の傷や腐蝕等の観察 や検査等にも、工業用内視鏡が広く利用されている。さらに、電荷結合素子(C CD)等の固体撮像素子を内視鏡の撮像手段として用いた電子内視鏡も各種採用 されている。
【0003】 ところで、一般に内視鏡には挿入部の内部に処置具チャンネルが配設され、必 要に応じて処置具チャンネル内に挿通した処置具、例えば鉗子等を用いて各種治 療処置のできる構成にしたものが広く用いられている。従来の内視鏡の処置具チ ャンネルとしては可撓性チューブの外周面に螺旋溝を形成し、この螺旋溝内に補 強用コイルを巻回状態で装着するとともに、このコイルをチューブに固着したも のがある。
【0004】 また、実開昭62−18102号公報には可撓性チューブの螺旋溝に巻回され たコイルを外層管で被覆した構成のチャンネルが開示され、特開昭62−240 022号公報にはチューブにコイルを巻き、その上に充填剤や外側コーティング を密着するように被覆した構成のチャンネルが開示されている。
【0005】 さらに、実開昭59−40002号公報には図9に示すように可撓性チューブ aの螺旋溝bに巻回されるコイル素線cの外径寸法を螺旋溝bの溝深さと略同一 に形成した構成のものが示されている。
【0006】
一般に、内視鏡の挿入部には先端部側に湾曲変形可能な湾曲部が配設されてい る。この湾曲部を湾曲させた場合には湾曲の内側と外側で湾曲部の長さが変化す るので、挿入部に内蔵された内蔵物は湾曲部の湾曲変形動作に応じて前後に摺動 する。この場合、内視鏡挿入部の内部空間に対し、内蔵物の占める割合(充填率 )はかなり高いので、湾曲部の湾曲変形動作に応じて挿入部の内蔵物が前後方向 に摺動した際には内蔵物同志がお互いにこすれ合うことになる。
【0007】 特に、湾曲部に設けられているワイヤガイド用のワイヤ受けは湾曲部の内部側 に向けて突設されているので、湾曲部の湾曲変形動作時には湾曲部の内蔵物がワ イヤ受けのエッジ部に当接し、こすれ合うおそれがある。そのため、上記従来構 成の内視鏡用チャンネルではコイル固定用の固着剤が摩耗したり、ワイヤ受けや 湾曲駒との接触による応力で固着剤の剥離が発生するおそれがあるとともに、ワ イヤ受けや湾曲駒に内視鏡用チャンネルのコイルが直接接触してコイルがチュー ブの螺旋溝から浮き上がるおそれがある。
【0008】 さらに、内視鏡用チャンネルのチューブの螺旋溝からコイルが浮き上がった場 合にはコイルによるチューブの補強ができなくなるので、チューブが座屈し易く なる。このようにチューブが座屈した場合にはチャンネル内に挿通される各種処 置具の通りが悪くなるおそれがある。
【0009】 また、チャンネルの座屈部が処置具との接触によって摩耗したり、負荷による 穴あきが発生してチャンネル内の水が内視鏡挿入部の他の内蔵物側にまで浸入し 、光学系等に損傷を与えるおそれがある。
【0010】 さらに、実開昭62−18102号公報や特開昭62−240022号公報の ものでは充填剤や外側コーティング等の被覆材によってチャンネルの外周面の摩 耗は防止できるが、コイルが巻装されたチューブ上に外側コーティングが密着さ れているので、チャンネルの外周面がワイヤ受けのエッジ部に当接した際にワイ ヤ受けから受ける応力を解放できない問題がある。そのため、このときにワイヤ 受けから受ける応力がコイルの固着剤にそのまま伝わるので、コイルの固着剤が 剥離し、これによるコイルの浮き上りが発生し易い問題がある。
【0011】 なお、実開昭59−40002号公報のように可撓性チューブaの螺旋溝bに 巻回されるコイル素線cの外径寸法を螺旋溝bの溝深さと略同一に形成すること により、チャンネルの外周面がワイヤ受けのエッジ部に当接した際にコイル素線 cがワイヤ受けのエッジ部に直接当たることを防止する構成にした場合には螺旋 溝bの溝深さにより制約を受け、十分なコイル素線cの強度が得られない問題が ある。
【0012】 さらに、コイル素線cと螺旋溝bとの間のクリアランスが大きくなるので、可 撓性チューブaの螺旋溝b内に装着されたコイル素線cのがたつきが大きくなり 、コイル素線cの浮き上りが発生し易い問題がある。
【0013】 本考案は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、内視鏡の湾曲部の 湾曲変形動作時における湾曲部の内蔵物とのこすれ合いによるコイル固定用の固 着剤の剥離を防止してコイルの浮き上りを防止することができるとともに、チャ ンネルチューブの座屈を防ぎ、チャンネルチューブの耐久性を向上させることが できる内視鏡用チャンネルを提供することにある。
【0014】
本考案は内視鏡の挿入部内に配設された可撓性チューブのうち少なくとも前記 挿入部の湾曲部に相当する部分の外周面に螺旋溝が形成され、少なくとも前記湾 曲部に相当する部分の前記螺旋溝内に補強用コイルが装着された内視鏡用チャン ネルにおいて、前記コイルにおける前記チューブとの接合部分側に前記螺旋溝に 沿う形状の接合面を形成するとともに、この接合面以外の部分を前記螺旋溝の外 部側に突出しない形状としたものである。
【0015】
コイルにおけるチューブとの接合面を螺旋溝に沿う形状に形成することにより 、チューブの螺旋溝内に装着されたコイルのがたつきを防止してコイルの浮き上 りを防止するとともに、コイルにおけるチューブとの接合面以外の部分を螺旋溝 の外部側に突出しない形状にすることにより、内視鏡の湾曲部の湾曲変形動作時 における湾曲部の内蔵物とのこすれ合いによるコイル固定用の固着剤の剥離を防 止できるようにしたものである。
【0016】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図6を参照して説明する。図2は側視形の 内視鏡1全体の概略構成を示すものである。この内視鏡1には体腔内に挿入され る軟性の挿入部2と、この挿入部2の手元側に連結された操作部3とが設けられ ている。この操作部3にはライトガイドケーブル4が接続されており、このライ トガイドケーブル4を介して図示しない照明用光源装置に連結されている。
【0017】 上記挿入部2には管状の長尺の可撓管部5が設けられている。この可撓管部5 の先端には同じく管状の湾曲部6を介して側視形の先端構成部7が連結されてい る。さらに、湾曲部6には図1に示すようにリング状の複数の湾曲駒8が軸方向 に並設され、隣接する湾曲駒8同士がピン9で回動自在に連結されている。
【0018】 また、湾曲部6の最先端位置の湾曲駒8には上下左右の4本のワイヤ39の各 先端部が連結されている。各ワイヤ39の基端部は操作部3に設けた図示しない 湾曲操作機構に連結されている。この場合、一部の湾曲駒8の内周面にはワイヤ 39の位置決めのためリング状のワイヤ受け40が固定されている。そして、ワ イヤ39はこのワイヤ受け40内に挿通された状態で配置されている。
【0019】 なお、上記湾曲操作機構は同じく操作部3に設けられたアングルノブ10によ る操作で上記各ワイヤ39を押し引き操作し、選択的に引かれたいずれかのワイ ヤ39に応じた向きに湾曲部6が湾曲されるようになっている。
【0020】 また、挿入部2内には図4に示すように鉗子等の処置具11(図1に示す)を 挿通するチャンネル12、イメージガイドファイバ13、ライトガイドファイバ 14および送気送水管路15が挿通して配置されている。ここで、上記チャンネ ル12の基端部は操作部3に設けた鉗子挿入口16に連結されている。さらに、 イメージガイドファイバ13の基端部は操作部3に設けた接眼部13aに連結さ れている。
【0021】 また、ライトガイドファイバ14および送気送水管路15の基端部側は操作部 3からライトガイドケーブル4を経て導かれ、図示しない照明用光源装置に接続 されるようになっている。
【0022】 さらに、側視形の先端構成部7の後端部は湾曲部6における最先端の湾曲駒8 に連結されている。この先端構成部7の外周面には略平面状の側視面が形成され ている。そして、この先端構成部7の湾曲駒8との連結部から湾曲部6の外周に かけてはゴム製の保護部材18で被覆されており、この保護部材18の先端部分 は糸19で縛ることにより先端構成部7に固定されている。
【0023】 また、先端構成部7にはチャンネル12の先端部に連結されるとともに、処置 具11の先端を外方に導出させる鉗子出口17が形成されている。さらに、先端 構成部7の外周面は保護部材18に連続的に接続される合成樹脂製のカバー20 により被覆されている。このカバー20の先端−側部には上記鉗子出口17に連 結される開口部22が形成されている。
【0024】 また、先端構成部7の側視面には図3に示すように対物レンズ23および照明 レンズ24が組み込まれているとともに、送気送水ノズル25が取付けられてい る。さらに、先端構成部7には鉗子出口17に隣接して図5に示すようにイメー ジガイドファイバ13およびライトガイドファイバ14の各先端部がそれぞれ固 定されているとともに、送気送水管路15の先端部が取付けられている。この場 合、イメージガイドファイバ13の先端面は対物レンズ23、ライトガイドファ イバ14の先端面は照明レンズ24にそれぞれ連結されるとともに、送気送水管 路15の先端部は送気送水ノズル25に連結されている。
【0025】 なお、この送気送水ノズル25は対物レンズ23および照明レンズ24の外周 面に向けて近接するように、先端構成部7から突き出した状態で設けられている 。そして、この実施例の場合、送気送水ノズル25と先端構成部7およびカバー 20との間の空間にはシリコン系の接着剤26が充填されており、その部分が液 密的にシールされている。
【0026】 また、先端構成部7における鉗子出口17内にはこれより導出される処置具1 1の向きを起上させるための起上台28が設けられている。この起上台28は鉗 子出口17内でその先端側に位置して設けられており、その一端が枢支ピン29 を介して処置具11の挿通方向、つまり挿入部2の軸方向と直交する方向に回動 可能に枢支されている。
【0027】 さらに、起上台28の回動先端側には操作ワイヤ30の先端が連結されている 。この操作ワイヤ30の基端側は先端構成部7に開設した挿通孔31に挿通して 湾曲部6内側へ導かれ、さらに、可撓管部5内を経て操作部3に設けた起上操作 機構に連結されている。また、操作部3には起上レバー32が配設されている。 そして、起上レバー32によって起上操作機構を操作して操作ワイヤ30を引っ 張ると、起上台28が枢支ピン29を支点として回動され、処置具11を所定角 度起上させるようになっている。
【0028】 また、操作ワイヤ30が挿通される挿通孔31は起上台28の枢支点から先端 構成部7の径方向に距離Aだけ離れた位置に設けられており、この距離Aは起上 台28の起上力量を軽くするため、その起上台28と操作ワイヤ30との連結点 から枢支点までの距離Bと等しいか、あるいはそれ以上に設定されている。この ため、挿通孔31は先端構成部7の外周側に偏った位置に設けられている。また 、この挿通孔31の外方への開口部31aはテーパ状に拡開されている。
【0029】 また、図1および図2に示すように先端構成部7における湾曲部6側の端面で ある後端面7aには挿通孔31に連結されるワイヤ案内管34の先端部分が半田 付けされており、このワイヤ案内管34の基端部は湾曲部6内に突き出している 。そして、湾曲部6内に突き出したワイヤ案内管34の突出部には可撓性のガイ ドチューブ35が同軸状に連結されている。
【0030】 この場合、ガイドチューブ35の先端部はワイヤ案内管34の外周に被嵌され るとともに、そのガイドチューブ35の被嵌部の外周を、糸36で縛り付け、さ らに、図示しない接着剤で接着することにより、互いに一体的に固着されている 。
【0031】 また、ガイドチューブ35は挿入部2の湾曲部6から可撓管部5の全長に亙っ て設けられており、このガイドチューブ35内を通じて上記操作ワイヤ31を案 内するようになっている。なお、ガイドチューブ35の外周は保護シース37に よって覆われている。
【0032】 また、上記挿通孔31とワイヤ案内管34およびそのワイヤ案内管34に接続 されるガイドチューブ35の接続部分とは一直線に配設され、さらに、これらを 結ぶ中心線X0 は挿通孔31からワイヤ案内管34側へ遠ざかるに従い、挿入部 2の中心線X1 に近づく向きに傾斜されている。このため、ガイドチューブ35 の挿通孔31側の端部も中心線X1 に近づく方向に傾斜されている。
【0033】 さらに、先端構成部7の開口部22側の端面7bには最大角度に起上させたと きに起上台28の回動先端面28aが当接する調整ねじ38がねじ込まれている 。この調整ねじ38のねじ込み量、つまり、先端構成部7の端面7bからの突出 量Cを増減すれば、起上台28の起上角度を調整できるようになっている。
【0034】 また、先端構成部7の後端面7aには鉗子出口17に連結される接続パイプ4 5の先端部分が半田付けされている。この接続パイプ45の基端部は湾曲部6内 に突き出している。そして、図6(A)に示すように湾曲部6内に突き出した接 続パイプ45の突出部にはチャンネル12を形成するフッ素樹脂からなる内層チ ューブ(可撓性チューブ)41が連結されている。
【0035】 この内層チューブ41には少なくとも湾曲部6に相当する部分の外周面に螺旋 溝42が形成されている。この螺旋溝42は図6(B)に示すように底部の断面 形状が略円弧状に形成されている。そして、この螺旋溝42にはばね性のある材 料によって形成された補強用コイル43の素線がこの螺旋溝42に沿って密着状 態で巻き付けられ、その両端は接着された状態で固定されている。
【0036】 さらに、コイル43の素線の断面形状は図6(B)に示すように略半円形に形 成されている。この場合、コイル43の素線にはコイル43の内側部分に対応す る部分、すなわちコイル43における内層チューブ41との接合部分側に、螺旋 溝42に沿う形状、すなわち断面形状が略円弧状の接合面43aが形成されてい る。
【0037】 また、このコイル43における接合面43a以外の部分には略平滑な切欠面4 3bが形成されている。この場合、コイル43の厚さtは螺旋溝42の深さDよ り薄く(t≦D)なっており、コイル43は内層チューブ41の外周面41aよ り低くなっている。つまり、コイル43は内層チューブ41の外周面41aより も低い位置に配置されており、螺旋溝42の外部側に突出しない形状、すなわち 内層チューブ41よりも外周側に突出することがない形状に形成されている。
【0038】 また、内層チューブ41とコイル43との間は弾性接着剤44によって固定さ れており、チャンネル12が屈曲した際にコイル43と螺旋溝42との間の密着 がずれないように形成されている。
【0039】 なお、コイル43,弾性接着剤44を組み付けた内層チューブ41と接続パイ プ45との連結作業時にはコイル43,弾性接着剤44を組み付けた内層チュー ブ41を接続パイプ45の突出部に押し込んで被覆し、接着剤で固定する。この 場合、接続パイプ45の端部とコイル43の端部との間には図6(A)に示す間 隙m1 が形成されるような位置まで押し込んで固定されており、コイル43の端 部を固定している接着部が接続パイプ45により拡げられることを防止してコイ ル43の接着部の剥離を発生させないように設定されている。
【0040】 また、螺旋溝42の端部とコイル43の端部との位置関係は内層チューブ41 の外径が太くならないように、一致するか、螺旋溝42の途中からコイル43を 巻くようにしてある。さらに、接続パイプ45の端部の強度を補強するために内 層チューブ41を接続パイプ45に連結した後、接続パイプ45の端部近傍の内 層チューブ41の外周面に接着剤を塗布してもよい。
【0041】 さらに、接続パイプ45の内径d1 より内層チューブ41の内径d2 を大きく して湾曲部6における処置具11の挿通性を向上させ、接続パイプ45への組付 を容易化する構成にしてもよい。
【0042】 また、図7は可撓管部5の概略構成を示すものである。この可撓管部5には内 周部位に二重巻きフレックス46が配設され、この二重巻きフレックス46の外 周面に網管であるブレード47、このブレード47の外周面に外皮チューブ48 がそれぞれ被覆されている。
【0043】 さらに、二重巻きフレックス46には平板を螺旋状に巻回した螺旋管によって 形成された内層フレックス46aと、この内層フレックス46aの外周面側に配 設された外層フレックス46bとが設けられている。この場合、内層フレックス 46aの自然状態の内径寸法f3 は所望とする可撓管部5の内径寸法よりも大き くなるように設定されているとともに、外層フレックス46bの自然状態の内径 寸法Fも可撓管部5内への組み付け寸法よりも大きくなるように設定されている 。そして、可撓管部5内への組み付け時には内層フレックス46aおよび外層フ レックス46bは自然状態の内径寸法f3 ,Fよりもそれぞれ小さくなる状態で 巻き付けており、二重巻きフレックス46には応力(反発力)が常に作用してい る状態で保持され、可撓管部5の反発力を増す構成になっている。
【0044】 なお、可撓管部5のブレード47の素線には座屈強度や接着強度が高いステン レス線とともに、座屈強度は低いがX線の遮蔽効果が高い銅線を編み込んで形成 されている。そのため、ブレード47の座屈強度や接着強度を高くすることがで きるとともに、X線の遮蔽効果も高めることができる。
【0045】 そこで、上記構成のものにあってはチャンネル12を形成する内層チューブ4 1の補強用コイル43における素線の断面形状を略半円形に形成し、コイル43 の内側部分に対応する部分、すなわちコイル43における内層チューブ41との 接合部分側に、断面形状が略円弧状の螺旋溝42に沿う接合面43aを形成した ので、内層チューブ41の螺旋溝42内に装着されたコイル43のがたつきを防 止してコイル43の浮き上りを防止することができる。
【0046】 さらに、このコイル43における接合面43a以外の部分には略平滑な切欠面 43bを形成し、コイル43の厚さtを螺旋溝42の深さDより薄く(t≦D) してコイル43を内層チューブ41の外周面41aより低い位置に配置して螺旋 溝42の外部側に突出しない形状、すなわち内層チューブ41よりも外周側に突 出することがない形状に形成したので、湾曲部6を湾曲させ、湾曲内側と外側で 湾曲部6の長さが変化することにより、湾曲部6の内蔵物が前後に摺動してチャ ンネル12とワイヤ受け40や湾曲駒8とがこすれた場合であっても、コイル4 3が直接こすれることはない。そのため、内視鏡1の湾曲部6の湾曲変形動作時 における湾曲部6の内蔵物とのこすれ合いによるコイル43の固定用の弾性接着 剤44の剥離を防止してコイル43の浮き上りを防止することができるので、チ ャンネル12を形成するチューブ41の座屈を防ぎ、チャンネル12のチューブ 41の耐久性を向上させることができる。なお、弾性接着剤44が仮に剥離を起 こしてもコイル43には外力が作用しないので、内層チューブ41からのコイル 43の浮き上りは発生しない。
【0047】 また、本実施例はコイル43に加わる外力を防ぐ方法としてコイル43の断面 形状を変更したので、外装チューブ等の別部品を格別に設ける場合に比べて組立 工数や原価の増加を防止することができる。
【0048】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではない。例えば、上記実施例で はコイル43の断面形状を半円形としているが、半円形に限ったものではなく、 例えば図8(A)に示すように補強用コイル51の断面形状を略円弧状の接合面 51aの円の一部を切欠いて切欠部51bを形成した形状や、図8(B)に示す ように楕円形にしてもよい。ここで、楕円形の補強用コイル52ではこのコイル 52の内側部分に対応する部分、すなわちコイル52における内層チューブ41 との接合部分側に、螺旋溝42に沿う形状、すなわち断面形状が略円弧状の接合 面52aが形成され、このコイル52の外側部分に対応する部分に内層チューブ 41よりも外周側に突出することを防止する円弧形状の突出防止面52bが形成 されている。
【0049】 また、ファイバースコープに限ったものでなく、電子スコープに適用してもよ いうえ、さらにその他、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できるこ とは勿論である。
【0050】
本考案によれば補強用コイルにおける可撓性チューブとの接合部分側にチュー ブの螺旋溝に沿う形状の接合面を形成するとともに、この接合面以外の部分を螺 旋溝の外部側に突出しない形状としたので、内視鏡の湾曲部の湾曲変形動作時に おける湾曲部の内蔵物とのこすれ合いによるコイル固定用の固着剤の剥離を防止 してコイルの浮き上りを防止することができるとともに、チャンネルチューブの 座屈を防ぎ、チャンネルチューブの耐久性を向上させることができる。
【図1】 本考案の一実施例の内視鏡の挿入部の先端部
分の縦断面図。
分の縦断面図。
【図2】 内視鏡全体の概略構成図。
【図3】 先端構成部の要部構成を示す平面図。
【図4】 挿入部の内部構成を示す要部の横断面図。
【図5】 同縦断面図。
【図6】 (A)は接続パイプと可撓性チューブとの接
続部を示す縦断面図、(B)はチューブの螺旋溝内への
補強用コイルの装着状態を示す要部の縦断面図。
続部を示す縦断面図、(B)はチューブの螺旋溝内への
補強用コイルの装着状態を示す要部の縦断面図。
【図7】 可撓管部の二重巻きフレックスを示す縦断面
図。
図。
【図8】 本考案の他の実施例を示すもので、(A)は
補強用コイルの変形例を示す要部の縦断面図、(B)は
補強用コイルのさらに別の変形例を示す要部の縦断面
図。
補強用コイルの変形例を示す要部の縦断面図、(B)は
補強用コイルのさらに別の変形例を示す要部の縦断面
図。
【図9】 従来例を示す要部の縦断面図。
2…挿入部、6…湾曲部、41…内層チューブ(可撓性
チューブ)、42…螺旋溝、43,51,52…補強用
コイル、43a,51a,52a…接合面、43b,5
1b…切欠部。
チューブ)、42…螺旋溝、43,51,52…補強用
コイル、43a,51a,52a…接合面、43b,5
1b…切欠部。
Claims (1)
- 【請求項1】 内視鏡の挿入部内に配設された可撓性チ
ューブのうち少なくとも前記挿入部の湾曲部に相当する
部分の外周面に螺旋溝が形成され、少なくとも前記湾曲
部に相当する部分の前記螺旋溝内に補強用コイルが装着
された内視鏡用チャンネルにおいて、前記コイルにおけ
る前記チューブとの接合部分側に前記螺旋溝に沿う形状
の接合面を形成するとともに、この接合面以外の部分を
前記螺旋溝の外部側に突出しない形状としたことを特徴
とする内視鏡用チャンネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8116592U JPH0644503U (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 内視鏡用チャンネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8116592U JPH0644503U (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 内視鏡用チャンネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0644503U true JPH0644503U (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=13738854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8116592U Withdrawn JPH0644503U (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 内視鏡用チャンネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0644503U (ja) |
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