JPH0644663Y2 - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JPH0644663Y2
JPH0644663Y2 JP1989034038U JP3403889U JPH0644663Y2 JP H0644663 Y2 JPH0644663 Y2 JP H0644663Y2 JP 1989034038 U JP1989034038 U JP 1989034038U JP 3403889 U JP3403889 U JP 3403889U JP H0644663 Y2 JPH0644663 Y2 JP H0644663Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は差換コアの交換により型形状が部分的に変更で
きるようになった射出成形用金型に関する。
〈従来の技術〉 プラスチック材料の成形に使用される射出成形用金型の
一種として、型形状の局部変更が可能なものが公知であ
る。従来のこの種の金型を第5図を参照しつつ説明す
る。
金型はコアと称される雄型10と、キャビティと称される
雌型20との組み合わせからなる。コア10およびキャビテ
ィ20は型締め装置の例えば固定側および可動側に夫々取
付けられている。コア本体11のキャビティ20に対向する
面には、凹状の差換コア取付部11aが形成されている。
差換コア取付部11aに嵌入された差換コア12は、コア10
の背面よりコア10を貫通させたボルト13によって差換コ
ア取付部11a内に固定されている。コア10とキャビティ2
0とを型締め装置により閉じた状態でキャビティ20のキ
ャビティ部21にスプール22よりプラスチック材料を注入
することにより、差換コア12の形状に対応した成形品が
製造されるようになっている。
〈考案が解決しようとする課題〉 このような従来の射出成形用金型では、差換コア12のみ
を交換すれば、コア10全体を交換しなくても、かなりの
自由度で型形状の変更が可能になる。しかし、差換コア
12の固定に用いられているボルト13の抜き取りが必要で
あり、そのために型締め装置の例えば固定側からコア10
を取り外す必要がある。この作業は時間がかかりこの種
の金型の機能を低下させる結果となっている。
また、プラスチック材料の流入を防ぐために、差換コア
取付部11aと差換コア12との間隔は0.01〜0.001mm程度に
設定されている。そのため、差換コア12を所定の深さま
で差換コア取付部11aに差し込むためには、木づち等で
差換コア12をたたき込まなければならず、差換コア12や
コア本体11を破損させるおそれがある。
本考案はこれらの問題を解決した差換コア12の交換が容
易で、しかも交換時に破損が生じる危険性の少ない射出
成形用金型を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本考案にかかる射出成形用金型は、コア本体に形成され
たコア収容部に差換コアが挿脱自在である射出成形用金
型であって、前記差換コアに前記コア収容部に対する挿
脱方向と直交する方向に貫通させるように形成した第1
の穴と、前記コア本体に前記第1の穴に連通するように
形成した第2の穴と、第1の穴及び第2の穴に嵌入され
る第1嵌入部材と、第1嵌入部材を前記差換コアととも
に前記コア本体に固定するための締結部材であって第1
嵌入部材の中央部に第1、第2の穴の方向と同じ方向に
貫通させるように形成した穴に通されるねじ部と、前記
コア本体におけるコア収容部の内壁上に形成しており前
記ねじ部の先端部と螺合されるねじ穴と、第1の穴とは
別に、前記差換コアに前記コア収容部に対する挿脱方向
と直交する方向に形成した第3の穴と、第2の穴とは別
に、前記コア本体に第3の穴に連通するように形成した
第4の穴と、第3の穴及び第4の穴に嵌入される第2嵌
入部材とを具備しており、且つ第1嵌入部材の先端部が
第1の穴に挿入されるに伴って前記差換コアを前記コア
収容部に位置決めさせるべく、第1嵌入部材の先端部及
び第1の穴の内面には第1テーパ面が形成されている一
方、第2嵌入部材の先端部が第4の穴を介して第3の穴
に挿入されるに伴って前記差換コアを前記コア収容部か
ら離脱させるべく、第3の穴には第2テーパ面が形成さ
れていることを特徴としている。
〈作用〉 まず、差換コアをコア本体に装着する場合について説明
する。差換コアをコア本体のコア収容部に挿入すると、
差換コアの第1の穴とコア本体の第2の穴とが連通す
る。この状態で、第1嵌入部材を第2の穴に差し込んで
嵌入すると、第1嵌入部材の先端部が差換コアの第1の
穴に挿入される。第1嵌入部材の先端部及び第1の穴の
内面には、第1テーパ面が形成されているので、そのく
さび作用により、第1嵌入部材の先端部が第1の穴に挿
入されるに伴って、差換コアが若干位置修正されてコア
収容部に位置決めされる。この状態で、ねじ部を第1嵌
入部材に形成された穴に通して締め付けると、その先端
部がねじ穴に螺合し、その結果、第1嵌入部材が差換コ
アとともにコア本体に固定される。
次に、差換コアをコア本体から取り外す場合について説
明する。ねじ部を緩めて、これを第1嵌入部材の穴から
抜き、第1嵌入部材をコア本体から引き抜く。
この状態で、第2嵌入部材をコア本体の第4の穴に差し
込んで嵌入すると、第2嵌入部材の先端部が差換コアの
第3の穴に挿入される。第3の穴の内面には、第2テー
パ面が形成されているので、そのくさび作用により、第
1嵌入部材の先端部が第3の穴に挿入されるに伴って、
差換コアがコア収容部から離脱する方向に若干動く。こ
れで差換コアをコア収容部から容易に離脱させることが
できる。
〈実施例〉 以下、図面を参照して本考案にかかる一実施例を説明す
る。
第1図は本考案にかかる射出成形用金型の断面図、第2
図はその差換コアの斜視図、第3図及び第4図は要部詳
細構造及び動作を示す断面図である。
図中100は射出成形用金型のコアであって、ここでは型
締め装置の固定側に連結されている。コア100のコア本
体120にはコア収容部である差換コア取付部12が形成さ
れており、ここに差換コア130が挿脱自在となってい
る。一方、図中200は射出成形用金型のキャビティであ
って、ここでは型締め装置の可動側に連結されている。
キャビティ200のキャビティ本体220には差換コア130に
対応した形状の窪みであるキャビティ部221aが形成され
ている。以下、詳細について説明する。
射出成形用金型のコア100は取付板110と、その表面に重
合されたコア本体120とを備えている。コア本体120のキ
ャビティ200に対向する対向面121には、凹状の差換コア
取付部122が形成されている。差換コア取付部122は対向
面121の中心と側縁との略中間に位置し、長方形の平面
形状を有する。差換コア取付部122とコア本体120の側面
123との間には、第2の穴である断面真円の丸孔124及び
第4の穴である角孔125が、差換コア130が差換コア取付
部122に挿脱される方向と直交する方向に貫通して形成
されている。角孔125は丸孔124よりも背面側に位置し、
その背面側の内側面125aは差換コア取付部122の底面122
aの面一になっている。
差換コア取付部122に嵌着される差換コア130は、直方体
状のブロックからなり、差換コア取付部122との間に0.0
1〜0.001mm程度の隙間を生じるように設計されている。
差換コア130が差換コア取付部122に完全に嵌入した状態
で差換コア130とコア本体120との関係は次のようにな
る。
コア本体120の対向面121より突出する頭部131には、成
形すべき製品の形状の一部に応じた外形が与えられてい
る。また、コア本体120のうちでも、差換コア取付部122
内に嵌入される本体部には、第1の穴であるテーパ丸孔
132及び第3の穴であるテーパ溝133が形成されている。
テーパ丸孔132及びテーパ溝133は、差換コア130が差換
コア取付部122に挿脱される方向と直交する方向に形成
されている。テーパ丸孔132、テーパ溝133は、差換コア
130が差換コア取付部122に嵌着された状態で、丸孔12
4、角孔125に夫々連通するようになっている。テーパ丸
孔132は、コア本体120に設けた丸孔124と同軸で、コア
一端面側の丸孔124に合致する部分を起点として丸孔124
から離れるに従って漸次縮径する円錐状の第1テーパ面
132aを有する。第1テーパ面132aの先は同一内径の内周
面132bを経てコア他端面側に達する。差換コア130の他
端面に接する差換コア取付部122内側面には、丸孔124と
同軸の雌ねじ穴126が穿設されている。テーパ溝133は、
コア本体120に設けた角孔125に対応し、その底面とし
て、コア一端面側の角孔125に合致する部分を起点とし
てコア本体120の対向面121から離れる方向に傾斜する平
面状の第2テーパ面133aを有する。
丸孔124及びテーパ丸孔132は第1嵌入部材140を受け入
れ、角孔125及びテーパ溝133は第2嵌入部材150を受け
入れるためにそれぞれ形成されたものである。
第1嵌入部材140は所謂テーパピンで、丸孔124に対向す
る直胴部141と、テーパ丸孔132に対応するテーパ胴部14
2とからなる。直胴部141は丸孔124にがたつきなく挿入
され得る外径を有し、テーパ胴部142はテーパ丸孔132の
第1テーパ面132aに全体にわたって対応する円錐状のテ
ーパ面142aを有する。第1嵌入部材140の中心部には、
第1嵌入部材140を丸孔124及びテーパ丸孔132に押し込
むためのねじ部であるボルト160の貫通孔143が設けられ
ている。ボルト160はその先端部に形成された雄ねじ部1
61をコア本体120の雌ねじ穴126に蝶合させ得るようにな
っている。
角孔125及びテーパ溝133に嵌入される第2嵌入部材150
は所謂くさび板で、先端部にくさび部151を有する。く
さび部151はテーパ溝133のコア一端面側の端部形状に合
致し、第2テーパ面133aのコア一端面側に部分的に対応
するテーパ面151aを有する。くさび部151以外の部分は
角孔125にがたつきなく挿入され得る長さ方向で同一の
断面形状を有する。
コア100はその取付板110を型締め装置の例えば固定側に
固着してあり、コア100部に組み合わされるキャビティ2
00は、その取付板210を型締め装置の例えば可動側に固
着してある。キャビティ200は、中心部にスプール230を
有し、本体220のコア100との対向面221に、差換コア130
の頭部131の形状に対するキャビティ部221aを有する。
型締め装置を作動させてコア100とキャビティ200とを閉
じ、キャビティ200のスプール20より本体220のキャビテ
ィ部221aにプラスチック樹脂を注入することにより、所
望形状の成形品が製造されるようになっている。
このような射出成形用金型では、差換コア130の嵌着及
び離脱が次のようにして行われる。
差換コア130をコア本体120の差換コア取付部122に嵌着
するには、金型を開いた状態で、まず差換コア取付部12
2に差換コア130を押し込む。差換コア取付部122と差換
コア130との間のクリアランスは僅かであるので、差し
込みだけでは差換コア130は差換コア取付部122に完全に
嵌入さない。そこで、コア本体120の雌ねじ穴126が丸孔
124を通じて差換コア130のテーパ丸孔132内に現れるま
で差換コア130を押し込んだ段階で、コア本体120の側面
123の側より丸孔124に第1嵌入部材140を差し込む。差
換コア130が十分に押し込めない場合には、差し込んだ
第1嵌入部材140を木づち等で軽くたたく。しかる後、
第1嵌入部材140にその挿通孔143よりボルト160を差し
込んでその雄ねじ部161をコア本体120の雌ねじ穴126に
蝶合させる。
この状態では、第1嵌入部材140におけるテーパ胴部142
の先端部が差換コア130のテーパ丸孔132内に挿入され、
先端部のテーパ周面142aがテーパ丸孔132の第1テーパ
面132aに差換コア取付部122の底面122a側で接触する。
次いで、この状態からボルト160の雄ねじ部161をコア本
体120の雌ねじ部126にねじ込んで行くと、第1嵌入部材
140のテーパ胴部142がテーパ丸孔132内に侵入して行
く。これによりテーパ周面142aと第1テーパ面132aとの
接触部でくさび作用が生じ、テーパ胴部142のテーパ丸
孔132内に侵入にともなって、差換コア130が差換コア取
付部122に圧入される。テーパ胴部142が第1テーパ面13
2aの内面側に完全に侵入し終わるまで、ボルト160のね
じ込みを続ければ、差換コア130は差換コア取付部122に
完全に嵌入する。ねじ込まれたボルト160をそのままに
しておけば、第1嵌入部材140の抜けが防止され、第1
嵌入部材140が差換コア130に対する抜け止めピンとして
機能する。その結果、差換コア130は差換コア取付部122
内に固定される。
差換コア取付部122に嵌着された差換コア130を離脱させ
るには、ボルト160を取り外して第1嵌入部材140を丸孔
124及びテーパ丸孔132から抜き取る。次いで、コア本体
120の側面123の側から角孔125内に第2嵌入部材150を差
し込む。第2嵌入部材150のくさび部151が差換コア130
におけるテーパ溝133のコアー端側に挿入される。引き
続き第2嵌入部材150を木づち等を用いて圧入すれば、
くさび部151のテーパ面151aとテーパ溝133の第2テーパ
面133aとの間にくさび作用が生じ、僅かの圧入力で差換
コア130が差換コア取付部122より抜けて行く。差換コア
取付部122から差換コア130がある程度抜けると、差換コ
ア130を外部へ容易に抜き出すことができる。
以上のようにして、コア100の正面側及び側面側からの
操作だけで、差換コア130の交換が行われる。従って、
差換コア130の交換に際して、コア100を型締め装置から
取り外す必要がない。
なお、上記実施例では、差換コア130をコア100の側に取
付けているが、キャビティ200の側にとり付けることも
でき、更にコア100及びキャビティ200の両方に取り付け
ることも可能である。また、差換コア130の形状及び個
数について、成形品の形状に応じて適宜決定され、更
に、差換コア130を差換コア取付部122に差し込む際の作
業を容易ならしめるために、その先端部を全体的にテー
パ形状とすることも可能である。
〈考案の効果〉 以上、本考案にかかる射出成形用金型による場合は、コ
ア本体を型締め装置等から取り外すことなく差換コアを
交換できる構成となっているので、差換コアの交換が容
易となる。しかも差換コアを装着するに当たり、第1嵌
入部材を挿入するだけで差換コアが位置決めされるの
で、木づち等を用いて差換コアを叩くようなことをせず
とも、差換コアを容易に装着できる一方、差換コアを離
脱させるに当たり、第2嵌入部材を挿入すれば差換コア
が離脱する方向に若干動くので、差換コアを容易に離脱
させることができる。つまり金型を破損させる可能性が
極めて低いにもかかわらず、差換コアの交換作業をスム
ーズに行うことができるというメリットがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる射出成形用金型の断面図、第2
図はその差換コアの斜視図、第3図及び第4図は要部詳
細構造及び動作を示す断面図、第5図は従来の射出成形
用金型の断面図である。 100……コア 120……コア本体 121……対向面 122……差換コア取付部 130……差換コア 132a……第1テーパ面 133a……第2テーパ面 140……第1嵌入部材 150……第2嵌入部材 200……キャビティ 220……キャビティ本体 221……対向面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コア本体に形成されたコア収容部に差換コ
    アが挿脱自在である射出成形用金型において、 前記差換コアに前記コア収容部に対する挿脱方向と直交
    する方向に貫通させるように形成した第1の穴と、 前記コア本体に前記第1の穴に連通するように形成した
    第2の穴と、 第1の穴及び第2の穴に嵌入される第1嵌入部材と、 第1嵌入部材を前記差換コアとともに前記コア本体に固
    定するための締結部材であって第1嵌入部材の中央部に
    第1、第2の穴の方向と同じ方向に貫通させて形成した
    穴に通されるねじ部と、 前記コア本体におけるコア収容部の内壁上に形成してお
    り前記ねじ部の先端部と螺合されるねじ穴と、 第1の穴とは別に、前記差換コアに前記コア収容部に対
    する挿脱方向と直交する方向に形成した第3の穴と、 第2の穴とは別に、前記コア本体に第3の穴に連通する
    ように形成した第4の穴と、 第3の穴及び第4の穴に嵌入される第2嵌入部材とを具
    備しており、 且つ第1嵌入部材の先端部が第1の穴に挿入されるに伴
    って前記差換コアを前記コア収容部に位置決めさせるべ
    く、第1嵌入部材の先端部及び第1の穴の内面には第1
    テーパ面が形成されている一方、第2嵌入部材の先端部
    が第4の穴を介して第3の穴に挿入されるに伴って前記
    差換コアを前記コア収容部から離脱させるべく、第3の
    穴には第2テーパ面が形成されていることを特徴とする
    射出成形用金型。
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JPS63128009U (ja) * 1987-02-14 1988-08-22

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