JPH0645041A - 偏心タイプのサポート付きインターコネクターの製造方法 - Google Patents

偏心タイプのサポート付きインターコネクターの製造方法

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JPH0645041A
JPH0645041A JP10202292A JP10202292A JPH0645041A JP H0645041 A JPH0645041 A JP H0645041A JP 10202292 A JP10202292 A JP 10202292A JP 10202292 A JP10202292 A JP 10202292A JP H0645041 A JPH0645041 A JP H0645041A
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一 道家
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 液晶表示体におけるガラス基板とプリント基
板、電気回路部品とプリント基板等の、接続スペースが
制約されるような部分に有用とされる偏心タイプのサポ
ート付きインターコネクターの製造方法を提供する。 【構成】 長尺フィルム14上に所定間隔で、加硫成形
された厚さの異なるサポート材15、16を交互に設
け、該サポート材上に接着剤層17を設け、該フィルム
14を切断し、該接着剤層17の側を向かい合わせ、そ
の間に導電性と絶縁性のエラストマーを交互多重に積層
したS型層18を挟持したものをコネクター原板19と
し、これを真空ボックス20中にて減圧脱泡した後、フ
ローティング金型21により加熱接着し、ついでフィル
ム14のみを剥離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偏心タイプのサポート
付きインターコネクターの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のサポート付きインターコネクター
を製造するには、(a)導電性と絶縁性のエラストマー
を交互多重に積層したS型層の両側面を、未加硫のシリ
コーンゴム等からなる未加硫のサポート材で挟持し、サ
ポート材の加硫とS型層の貼り合わせを金型内で同時に
行うか、(b)所定厚さのキャビティーを有する金型
で、所定の厚さのサポート材を2枚別途に成形し、これ
に接着剤を塗布した後S型層の両側面を挟持し、これら
3者を別の金型内で貼り合わせていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし近年、厚さの異
なるサポート材をもつ偏心タイプのサポート付きインタ
ーコネクターが使用されるようになったが、上記のよう
な従来の製造方法(a)、(b)ではかかるコネクター
を製造することは非常に困難である。その理由は、
(a)の方法では、サポート材が未加硫のため、分出し
後やS型層との貼り合わせ作業の前後に未加硫のサポー
ト材が変形し易く、厚みムラを生じ、また密閉金型内で
の加硫に際しては、圧力と熱によってサポート材が流れ
る結果中央のS型層を伸ばすため、成形後にスキュー不
良、S型層のうねりによる位置不良等の歪が発生すると
いう不利があったからである。また(b)の方法では、
サポート材の厚さが変わると、その都度キャビティーの
厚さの異なる金型を製作しなければならないばかりか、
金型の取り替え、段取りに時間を要し、作業効率が悪い
ために、コストアップを招くという不利があったからで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点を解決する偏心タイプのサポート付きインターコネク
ターの製造方法を提供するもので、これは、長尺フィル
ム上に所定間隔で、加硫成形された厚さの異なるサポー
ト材を交互に設け、該サポート材上に接着剤層を設け、
該フィルムを切断し、該接着剤層側を向かい合わせ、そ
の間に導電性と絶縁性のエラストマーを交互多重に積層
したS型層を挟持したものをコネクター原板とし、これ
を真空ボックス中にて減圧脱泡した後、フローティング
金型により加熱接着し、ついでフィルムのみを剥離する
ことを特徴とする偏心タイプのサポート付きインターコ
ネクターの製造方法を要旨とするものである。
【0005】つぎに本発明の偏心タイプのサポート付き
インターコネクターの製造方法を図によって説明する
が、まずフィルム上にサポート材を設ける装置を説明す
る。図2(a)は直油圧型締めプレス(下金型固定、上
金型下降型プレス)であって、可動板1の上部に固定さ
れた油圧シリンダー2により昇降する中間板3を設け、
この下に熱板4を固定し、さらにその下に上金型5を取
り付ける。中間板3の上部には固定斜カム6を設ける。
【0006】一方可動板1の下部には固定斜カム6と同
こう配の可動斜カム7が取り付けられる。固定および可
動斜カムは、一面が傾斜した1対の直方体を、外側が平
行になるよう傾斜面同士を向かい合わせて圧接し、圧接
面を摺動させることにより、総厚さを調節するものであ
るから、可動斜カム7をサーボモーター8により水平方
向に移動させることにより、可動板1と中間板3の間隔
を微細に設定することができる。
【0007】上金型5には、図2(b)、(c)の模式
図に示すように、図示しない固定手段によりコア9と熱
板ガイドピン10が固定され、熱板4は下金型を兼ねた
ベース板11に設けられた熱板ガイド部12に導かれて
下降し、未加硫のゴム13を上下の金型間で加硫成形す
る。サポート材の厚さの調節は上金型5の位置を調節す
ることによって行われるが、この調節は、上記した中間
板3を可動斜カム7によって移動させることにより行わ
れる。未加硫のゴムの充填は、図2(b)、(c)に示
すような上下金型と熱板ガイド部12で密閉空間を形成
する場合には、定量供給機等を用いて密閉空間と同容積
となる量を供給すればよく、他方熱板ガイド部12がな
く上下金型のみの場合は、オーバーフロー分をあらかじ
め見込んだ分を余分に充填すればよい。
【0008】つぎに上記のような微細に厚さを調節し得
る成形装置によって、偏心タイプのサポート付きインタ
ーコネクターを製造する方法を説明する。図1(a)に
示すように、ポリエステル等の長尺フィルム14上に、
加硫成形されたシリコーン等の厚いサポート材15およ
び薄いをサポート材16を所定間隔で交互に設けて、こ
の厚さの異なる各サポート材上に接着剤層17をスクリ
ーン印刷などで設けた後、長尺フィルム14のみを切断
して2枚1組の厚いサポート材15、薄いサポート材1
6を得る。サポート材の厚さは0.05〜50mm、好
ましくは0.3〜10.0mmが適当である。サポート
材の厚さが薄すぎると取扱が困難となり易く、また厚す
ぎるとできあがったインターコネクターの使用時の圧縮
荷重を大きくしなければならない。
【0009】サポート材15、16に設けられる接着剤
層17には、サポート材15、16がシリコーンゴム等
であるときには付加型シリコーン接着剤が適している
が、一般的には、縮合型の一液または二液型RTV、シ
リコーン接着ワニス、アクリル系接着剤等が使用され
る。接着剤の塗布にはロール塗り、スプレー、はけ塗り
等が考えられるが、均一性あるいは精度の点からはスク
リーン印刷が最も適し、厚さは20〜40μmとするの
がよい。
【0010】つぎに図1(b)に示すように、サポート
材15(あるいは図示しないがサポート材16)を反転
させ、これとその下に置いたサポート材16(またはサ
ポート材15)とで、導電性と絶縁性のエラストマーを
交互多重にその接合面がたがいに平行となるように積層
したS型層18を挟持し、これら3者を貼り合わせてコ
ネクター原板19とする。しかしこれを直ちに加熱、接
着すると、貼り合わせ面に残留する気泡のために接着不
良となるので、図1(c)の概念図に示す真空ボックス
20(排気手段を省略す)内で脱泡処理を行う。
【0011】つぎに最終処理工程として、あらかじめ1
00〜110℃に加熱された熱板間で接着剤層17を硬
化させる。そのために図1(d)に示すフローテイング
金型21を使用するのがよい。これはコネクター原板1
9を下側の熱板22とエアーシリンダー等のシリンダー
23aのピストン23bに懸垂された上側の熱板23と
からなるものである。フローティング金型21の下側の
熱板22上にコネクター原板19を載置し、上側の熱板
23を密着加熱する。このようにして完全に密着された
コネクター原板19が得られる。ついでコネクター原板
19のフィルム14のみを剥離し、偏心タイプのサポー
ト付きインターコネクターを得る。必要に応じてS型層
18の積層した方向に平行に細断すれば、図1(e)に
示す偏心タイプのサポート付きインターコネクターが得
られる。
【0012】
【実施例】ゴムシートプレス成形機により、シリコーン
ゴムSS−20(信越化学工業(株)製、商品名)を、
温度150℃、時間1分30秒でポリエステルフィルム
14上に成形したところ、バリがなく、厚さムラが10
μm以内の高平滑度である、縦、横300mm×300
mm、厚さ1.5mm及び0.5mmの加硫されたサポ
ート材15、16を交互に得ることができた。なおこの
ゴムシートプレス成形機の作用を図2(a)を用いてさ
らに詳しく説明する。 1) フィルム14上にシリコーンゴム原料SS−20
を、図示しない押出供給機で規定量(約150g)押し
出し、上金型5の真下に移動後、サーボモーター8によ
り可動斜カム7を、サポート材の厚さがゼロとなる最小
の位置(可動斜カム7が最も右に移動した位置)より、
1.5mm厚さのサポート材を得るように、左に15m
m移動した後、加硫成形させた。 2) つぎにシリコーンゴム原料SS−20を規定量
(約50g)押出供給機で供給し、フィルム14を上金
型5の真下に移動後、0.5mm厚さのサポート材を得
るように、サポート材の厚さがゼロの最小の位置より5
mm左に可動斜カム7を移動し、加硫、成形させた。 3) 熱板4は常に150℃を保つように温度調整され
ている。
【0013】つぎに図1(a)、(b)、(c)、
(d)によって本発明の製造方法を説明する。まずサポ
ート材15、16上に、付加反応型RTVのKE180
0TA.TB(信越化学工業(株)製、商品名)、粘度
900Pの接着剤を、メッシュ150#のスクリーンを
用いた半自動スクリーン印刷機、ミノマット600−W
((株)ミノグループ製、商品名)で連続的に20μm
の一定厚さに全面塗布して接着剤層17を設けた。
【0014】つぎにサポート材15、16を支持するポ
リエステルフィルム14のみを切断し、フィルム付きの
厚いサポート材15、フィルム付きの薄いサポート材1
6とし、サポート材15を反転装置で反転させておく。
つぎに薄いサポート材16の付加反応型RTVの接着剤
層17の側の面に、S型層(厚さ30μm、幅30c
m、奥行30cmの導電性シートと同形状の絶縁性シー
トを、交互に積み重ねてなる立方体から、積み重ね方向
に平行な面内で切断して得た厚さ1mmのもの)18を
載置し、さきの反転させておいたサポート材15と貼り
合わせ、コネクター原板19を得た。
【0015】このコネクター原板19を、密閉された真
空ボックス20内で、S型層18の間の気泡を除去する
ため、真空ポンプを使用し0.1Torr以下で70秒
間吸引を続けた。この場合真空ボックス内でコネクター
原板19に均一な荷重を加えるため、重量を調整した荷
重板により、その下に5mmの発泡スポンジシートを介
在させて荷重をかけ、S型層の密着を図った。
【0016】ついで上記密着されたコネクター原板19
をテーブルを兼ねた下側の熱板22上に載せ、あらかじ
め加圧重量を設定し110℃に加熱した上側の熱板23
で押圧しシリコーンゴムを硬化させた。ついでポリエス
テルフィルム14のみを除去し、偏心タイプのサポート
付きインターコネクターを得た。
【0017】
【発明の効果】サポート材は、可動斜カムの移動で、1
μm単位で厚さを設定することが可能で、金型の仕上げ
状態、組み込みを考慮しても、厚さを10μm単位で設
定してプレスすることは容易である。またサポート材の
平滑度は±25μm以内となり、品質上安定した均一な
厚さのサポート材を製造できた。サポート材の厚さを変
えるには可動斜カムを所定量動かすだけでよく、金型の
交換が不要となり、0.3〜10.0mmまでの厚さで
連続かあるいは段階的に容易にプレス成形できるので、
少量多品種の製造が容易となり、偏心タイプのサポート
付きインターコネクターの製造コストダウンができる。
またサポート材への接着剤の塗布、S型層の供給、S型
層との貼り合わせ、真空ボックス内における減圧脱泡、
金型による熱成形の工程を一連の装置で行うことができ
るので、S型層の伸びによるスキュー不良、接着の際に
残る気泡あるいは接着不良がなく、優れた偏心タイプの
サポート付きインターコネクターが得られる。こうして
得た偏心タイプのサポート付きインターコネクターを使
用することにより、回路設計、回路部品配置設計におい
て、設計自由度が増し、小スペースでのサポート付きイ
ンターコネクターの使用が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は本
発明の偏心タイプのサポート付きインターコネクターの
製造方法の工程説明図である。
【図2】(a)は本発明で使用する成形機の側面図、
(b)、(c)はこの成形機の金型の動作を説明する模
式図である。
【符号の説明】 1 可動板 14 長
尺フィルム 2 油圧シリンダー 15 厚
いサポート材 3 中間板 16 薄
いサポート材 4 熱板 17 接
着剤層 5 上金型 18 S
型層 6 固定斜カム 19 コ
ネクター原板 7 可動斜カム 20 真
空ボックス 8 サーボモーター 21 フ
ローティング金型 9 コア 22 下
側の熱板 10 熱板ガイドピン 23 上
側の熱板 11 ベース板 23a シ
リンダー 12 熱板ガイド部 23b ピ
ストン 13 未加硫のゴム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺フィルム上に所定間隔で、加硫成形
    された厚さの異なるサポート材を交互に設け、該サポー
    ト材上に接着剤層を設け、該フィルムを切断し、該接着
    剤層側を向かい合わせ、その間に導電性と絶縁性のエラ
    ストマーを交互多重に積層したS型層を挟持したものを
    コネクター原板とし、これを真空ボックス中にて減圧脱
    泡した後、フローティング金型により加熱接着し、つい
    でフィルムのみを剥離することを特徴とする偏心タイプ
    のサポート付きインターコネクターの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記サポート材は、これを長尺フィルム
    上にフローティング金型の上金型のコアで圧縮して設け
    られ、かつその厚さは、固定斜カムと可動斜カムよりな
    る斜カムの可動斜カムの移動によるコアのストロークの
    変化によって定められる請求項1に記載の偏心タイプの
    サポート付きインターコネクターの製造方法。
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