JPH0645054B2 - 減圧造型法による鋳型構造 - Google Patents

減圧造型法による鋳型構造

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JPH0645054B2
JPH0645054B2 JP61273127A JP27312786A JPH0645054B2 JP H0645054 B2 JPH0645054 B2 JP H0645054B2 JP 61273127 A JP61273127 A JP 61273127A JP 27312786 A JP27312786 A JP 27312786A JP H0645054 B2 JPH0645054 B2 JP H0645054B2
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mold
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拡 高良
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Daido Steel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、減圧造型法により得られた鋳型に溶湯を注
入する際に、鋳型内の減圧領域を画成している被膜が溶
湯に接触して消失することに伴なう鋳型の部分的な強度
の低下を、有効に防止し得るようにした鋳型構造に関す
るものである。
従来技術 各種鋳造品の鋳込みに不可欠な鋳型を製作する造型法
は、木型を使用して人手により行なう手込め造型と、造
型機を使用する機械込め造型とに大別される。後者の機
械化造型には、ジョルト造型法やスクイズ造型法等が知
られているが、これ等以外に比較的新しい造型法とし
て、減圧造型法が好適に実用化されている。この減圧造
型法(Vプロセスともいう)は、鋳型砂を結合するのに
粘結剤を使用せず、大気圧を利用して鋳物砂を緊密に結
合させて、鋳型としての定型の保持と強度の確保とを行
なうものである。
例えば第3図(a)に示すように、鋳造しようとする製品
の半体部分と同じ凹凸起伏の外部輪郭を有し、多数の細
孔10aが穿設されたパターンプレート10を、減圧箱
12の開口側に載置する。そして該パターンプレート1
0上に、塩化ビニルの如く可撓性に富む被膜14を被せ
た後、減圧箱12中の空気を吸引すると、前記細孔10
aを介して被膜14はパターンプレート10に、その凹
凸形状に対応して密着する。
このパターンプレート10上に、第3図(b)に示すよう
に、内部に減圧室16を画成した所要形状の枠体18を
載置する。枠体18内には、目の細い金網を円筒状に丸
めて形成したメッシュパイプ19が複数本水平に配置さ
れ、このパイプ19は、その両開放端部において前記減
圧室16内に空間的に連通している。この状態で、第3
図(c)に示す如く、枠体18の内部でかつパターンプレ
ート10の凹凸起伏面により画成される空間に、硅砂等
の鋳物砂20を充填して振動を付与すると、鋳物砂20
は前記パターンプレート10に密着した被膜14上で、
鋳造すべき製品の半体部分の形状にならされる。次いで
鋳物砂20の上面および枠体18の上縁部に、別の被膜
22を共通的に被せる。なお図示の湯口21の上方は、
湯溜り24ができるように窪ませておく。
次に第3図(d)に示すように、パターンプレート10の
減圧箱12内に空気を戻して常圧に復帰させると共に、
上鋳型26を構成する側の枠体18の減圧室16を真空
源に接続して空気を強制掃引する。この状態で枠体18
を持上げるとパターンプレート10は離脱し、鋳型26
の大気と接する背面側に位置する被膜22と、鋳物を形
成する分割キャビティ23側に位置する被膜14とには
大気圧が作用する。このため内部の鋳型26は減圧状態
に保たれ、砂粒同士が強固に密着して鋳型としての定型
を保持する。
同様にして下鋳型28を製作し、第3図(e)に示すよう
に、減圧状態を保持したまま、上下の両鋳型26,28
を合体させることにより、いわゆる減圧造型鋳型が製作
される。
発明が解決しようとする問題点 前述した減圧造型鋳型では、鋳造時に種々のトラブルの
原因となり易い粘結剤を使用しないで容易に鋳型を製作
することができ、鋳造品には滑らかな鋳肌が得られる等
の利点がある。
ところで減圧造型方により得られた鋳型の強度は、当該
鋳型に加えられる減圧力(約300〜400mmHg)と大
気圧との圧力差に依存し、両圧力間の絶対値が大きい程
高い強度が得られる。そしてこのように減圧状態に保持
された鋳型に、高温の溶湯が湯口を介して内部に注入さ
れると、この溶湯はキャビティを画成している被膜に接
触して、これを瞬時に消失させる。これにより鋳型を定
型に保持している前記圧力差が低下し、このため溶湯や
鋳型からの発生ガス圧や湯圧により、前記鋳型の最も強
度低下を来し易い部位に変形を生じさせる欠点がある。
また被膜の消失前であっても、鋳物砂には砂粒間抵抗が
あるために、前記メッシュパイプの吸引面からの距離が
大きく離れる程、その鋳型部分の強度が低下するという
難点も指摘される。殊に減圧造型法による鋳型を定型に
保持する静的条件としては、比較的小さな能力の真空源
で足りるが、鋳込みによる被膜の消失後は、大きな真空
吸引能力が要求される。そしてこのような場合、徒に真
空ポンプの能力を高めても、前述の砂粒間抵抗の存在に
より必ずしも有効でなく、また設備費やランニングコス
トが嵩む等の欠点がある。
発明の目的 この発明は、前述した減圧造型法による鋳型構造に内在
している欠点に鑑み、これを好適に解決するため提案さ
れたものであって、鋳型の強度が全体的に略均等に保た
れ、しかも溶湯の注入による被膜の消失によっても、鋳
型強度が急速に低下するのを有効に防止し得る鋳型構造
を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 前記の問題点を克服し、所期の目的を達成するため本発
明は、真空吸引源に接続する減圧室を備える枠体に、前
記減圧室と連通するメッシュパイプを設け、このメッシ
ュパイプを挟んで大気と接する背面側とキャビティを画
成する分割面とを夫々被膜で覆い、前記枠体の内部に充
填した鋳物砂の粒子を前記減圧室の減圧により密着させ
て、前記分割面に所要のキャビティ形状を保持させるよ
うにした減圧造型鋳型において、当該鋳型の最も強度劣
化を来し易い部位に、一方の開口が大気に連通するパイ
プを挿通し、このパイプの他方の開口部を、前記強度劣
化を来し易い部位に位置するキャビティ中に開口させる
よう構成したことを特徴とする。
実施例 次に、本発明に係る減圧造型法による鋳型構造につき、
好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説
明する。なお第3図の鋳型構造に開示した同一の部材に
ついては、同一の符号で指示してその詳細な説明は省略
する。
第1図に示すように、本実施例に係る鋳型構造では、当
該鋳型26の最も強度の劣化し易い部位26a(通常メ
ッシュパイプ19から最も離間した部位または複雑な形
状で細くなる部位がこれになる)に、一方の開口部が大
気と連通するパイプ30を挿通し、このパイプ30の他
方の開口部を、前記強度劣化を来し易い部位に位置する
キャビティ23中に開口させるようにしてある。このパ
イプ30は、溶湯の鋳込み時における高温に耐る金属を
材質とするものであって、その配設数は、強度低下を来
し易い部位の数に応じて、適宜に決定される。
なおこのパイプ30を鋳型26内に直立状態で安定的に
配置するには、一例として、第2図に示す手段が好適に
採用される。すなわちパターンプレート10の谷部とな
る部分で、かつ鋳物砂を充填し減圧造型により鋳型を製
作した際に、該鋳型の最も強度劣化を生じ易い部分とな
る部位に通孔32を穿設し、この通孔32に前記被膜1
4を貫通して、長尺寸法のボルト34を下方から挿通す
る。前記ボルト34にパイプ30を挿通し、このパイプ
30の上端開口部から前記ボルト34の上端部を上方に
延出させて、該ボルト34をナット36により締付ける
ことにより、当該パイプ30は前記パターンプレート1
0に確実に直立固定される。この状態で、前記枠体18
とパターンプレート10とにより画成される内部空間に
鋳物砂を充填し減圧造型を行なった後、前記ナット36
を緩めて取り去れば、ボルト34はパイプ30から離脱
し、当該パイプ30だけが鋳型26内に残留する。この
とき上方の被膜22は、前記パイプ30の上端開口部に
対応する部分は破かれて、これによりパイプ30は大気
中に連通してる。
このようにして得られた上鋳型26と下鋳型28とを、
第1図に示すように合致させれば、パイプ30を介して
大気圧がキャビティ23内に導入される。なお別実施例
として、大気圧に連通するパイプ30として例えばY字
形の分岐管を使用し、これを鋳型26の強度劣化を生じ
易い複数の個所に位置させると共に、夫々の管端部をキ
ャビティ23中に開口させるようにしてもよい。
本実施例によれば、溶湯の鋳込みにより被膜が消失し始
めても、鋳型の強度劣化を来し易い個所26aには、前
述の大気中に連通しているパイプ30がキャビティ23
中に開口して内部に大気圧を導入しているために、鋳型
26内の減圧度と大気圧との相対的な圧力差を大きく確
保することができ、従って鋳型26の強度低下を最小に
抑制することができる。またパイプ30の存在自体が、
その配設部位での補強としての役割も果たす。
発明の効果 以上説明した如く本発明によれば、鋳型の最も強度低下
し易い個所に大気圧と連通するパイプを臨ませて、キャ
ビティ内に開口させているために、この部位での減圧度
と大気圧との圧力差を充分大きく保持することができ、
鋳型の静的な強度保持が図られると共に、鋳込みの開始
により被膜が消失しても、その部位での急激な圧力低下
は生じない。またパイプは補強部材としても機能するも
のであり、しかも減圧室に接続する真空源は、能力の大
きなものを選定する必要がなく、ランニングコストを経
済的に抑制し得る利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る減圧造型法による鋳型構造の好適
な実施例を示す断面図、第2図は本発明に係る減圧造型
法による鋳型構造を実施するに際し、パイプを鋳型内に
直立状態で安定的に配置する手段を示す断面図、第3図
(a)〜(e)は、減圧造型法により鋳型を製作する際の経時
的な工程を示す説明図である。 10……パターンプレート、12……減圧箱 14……被膜、16……減圧室 18……枠体、19……メッシュパイプ 20……鋳物砂、21……湯口 22……被膜、23……分割キャビティ 24……湯溜り、26……上鋳型 28……下鋳型、30……パイプ 32……通孔、34……ボルト 36……ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空吸引源に接続する減圧室を備える枠体
    に、前記減圧室と連通するメッシュパイプを設け、この
    メッシュパイプを挟んで大気と接する背面側とキャビテ
    ィを画成する分割面とを夫々被膜で覆い、前記枠体の内
    部に充填した鋳物砂の粒子を前記減圧室の減圧により密
    着させて、前記分割面に所要のキャビティ形状を保持さ
    せるようにした減圧造型鋳型において、 当該鋳型の最も強度劣化を来し易い部位に、一方の開口
    が大気に連通するパイプを挿通し、このパイプの他方の
    開口部を、前記強度劣化を来し易い部位に位置するキャ
    ビティ中に開口させるよう構成したことを特徴とする減
    圧造型法による鋳型構造。
JP61273127A 1986-11-17 1986-11-17 減圧造型法による鋳型構造 Expired - Lifetime JPH0645054B2 (ja)

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RU188759U1 (ru) * 2018-12-28 2019-04-23 Общество с ограниченной ответственностью "Всесоюзный научно-исследовательский центр транспортных технологий" (ООО "ВНИЦТТ") Устройство для изготовления литейной формы вакуумно-плёночной формовкой
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