JPH0645441Y2 - 合成枕木 - Google Patents

合成枕木

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JPH0645441Y2
JPH0645441Y2 JP15676588U JP15676588U JPH0645441Y2 JP H0645441 Y2 JPH0645441 Y2 JP H0645441Y2 JP 15676588 U JP15676588 U JP 15676588U JP 15676588 U JP15676588 U JP 15676588U JP H0645441 Y2 JPH0645441 Y2 JP H0645441Y2
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JP
Japan
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sleeper
signal current
mounting bolt
rail
synthetic
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JP15676588U
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征史 井坂
久 小松
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は合成枕木に関する。
[従来の技術] 従来の例えば橋梁用木製枕木は、枕木本体に嵌着した取
付ボルト(フックボルト)により地盤側支持体としての
橋桁に取付けられ、該枕木本体の表面に設けたレール締
結部(タイプレート)に犬釘等によりレールを締結して
用いられている。
尚、上記レールは、車輛の走行路を形成する他、車輛の
運転を管理する等のための信号電流の伝送媒体として機
能している。
[考案が解決しようとする課題] 然しながら、木製枕木は、長期使用に基づく経年劣化に
より腐食、損傷し、ひび割れ部を生じたり、腐朽部を招
ずる。このため、降雨や融雪時に、上記ひび割れ部に水
が溜ったり、腐朽部が湿潤状態になると、レール内を送
られている信号電流が、レールから、レール締結部、犬
釘、ひび割れ部もしくは腐朽部の水、取付ボルトを経て
橋桁に伝わり、結果として信号電流の短絡事故を起こ
し、信号による車輛の適正な運転管理を損なう恐れがあ
る。
尚、上記の信号電流の短絡を防止する方法として、木製
枕木に比して耐久性の良い、実公昭61-23042号公報に記
載の如くの合成枕木を採用することが考えられる。この
合成枕木によれば、経年劣化による腐食、損傷がなく、
ひび割れ部や腐朽部に水が溜り、これが信号電流の短絡
経路を構成する恐れがない。
然しながら、本考案者の検討によれば、合成枕木の敷設
場所等によっては、レールや車輪の摩耗により発生する
鉄粉等が合成枕木の表面に付着、堆積することがある。
これにより、上記鉄粉等の付着、堆積部が、降雨や融雪
時に信号電流の短絡経路を構成し、結果として短絡事故
を発生する恐れがある。
本考案は、合成枕木を用いて、レール内の信号電流が地
盤側支持体の側に漏洩する短絡事故の発生を確実に防止
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本考案は、長手方向に向けて埋設され
た長繊維で補強された硬質樹脂発泡体の柱状体にて枕木
本体を構成し、枕木本体に嵌着した取付ボルトにより地
盤側支持体に取付けられ、枕木本体の表面に設けたレー
ル締結部にレールを締結して用いられる合成枕木におい
て、枕木本体の表面におけるレール締結部と取付ボルト
嵌着部との間に、レールを伝わる信号電流の上記取付ボ
ルトの側への漏洩を遮断する信号電流遮断部材を設ける
ようにしたものである。
請求項2に記載の本考案は、前記信号電流遮断部材が、
枕木本体の表面における少なくともレール締結部と取付
ボルト嵌着部との間に塗布された、摩擦係数が該枕木本
体の表面の摩擦係数より小さい電気絶縁塗料の塗膜であ
るようにしたものである。
請求項3に記載の本考案は、前記信号電流遮断部材が、
枕木本体の表面におけるレール締結部と取付ボルト嵌着
部との間に両者を分断するように凸状に設置された電気
絶縁材料からなる障害物であるようにしたものである。
請求項4に記載の本考案は、前記信号電流遮断部材が、
前記取付ボルトのために枕木本体の表面に設けられる電
気絶縁性ワッシャであるようにしたものである。
[作用] 請求項1に記載の本考案によれば、以下の、の作用
効果がある。
合成枕木は、長繊維で補強された硬質樹脂発泡体から
なるので、腐食や損傷がなく、前述した信号電流の短絡
経路を枕木内において形成する要因となるようなひび割
れ部や腐朽部を生じない。
又、レールや車輪の摩耗により発生する鉄粉等が合成
枕木の表面に落下したとしても、該表面のレール締結部
と取付ボルト嵌着部との間には信号電流遮断部材が設け
られている。このため、降雨や融雪時にあっても、前述
した信号電流が、枕木表面における鉄粉等の付着、堆積
部を経て上記取付ボルトの側へ漏洩するのをこの信号電
流遮断部材により遮断できる。
即ち、上記、により、レール内の信号電流が地盤側
支持体の側に漏洩する短絡経路の成立を枕木本体の内部
及び表面のいずれにおいても阻止し、短絡事故の発生を
確実に防止できる。
請求項2に記載の本考案によれ、信号電流遮断部材が例
えばフッ素樹脂系塗料等からなる、摩擦係数が枕木本体
の表面の摩擦係数より小さい電気絶縁塗膜であるように
したから、枕木本体の表面に落下した鉄粉等を車輛の走
行風等により吹き飛ばすことにて除去し易く、結果とし
て、枕木表面における短絡経路の成立を確実に阻止でき
る。
請求項3に記載の本考案によれば、信号電流遮断部材が
レール締結部と取付ボルト嵌着部とを分断する如くの凸
状の電気絶縁障害物であるようにしたから、枕木本体の
表面に落下した鉄粉等が取付ボルトの側にまで到達して
付着、堆積することを阻止し、結果として、枕木表面に
おける短絡経路の成立を確実に阻止できる。
請求項4に記載の本考案によれば、信号電流遮断部材が
取付ボルトのための電気絶縁性ワッシャであるようにし
たから、枕木本体の表面に落下した鉄粉等が該表面上に
付着、堆積したとしても、電気絶縁性ワッシャが上記鉄
粉等の付着、堆積表面から取付ボルトを隔絶する。これ
により、枕木表面における短絡経路の成立を確実に阻止
できる。
[実施例] 第1図は本考案の第1実施例を示す模式図、第2図は第
1図の要部を示す斜視図、第3図は本考案の第2実施例
の要部を示す斜視図、第4図は本考案の第3実施例の要
部を示す斜視図である。
第1図において、10は合成枕木であり、この合成枕木10
は、枕木本体11に嵌着したフックボルト12(取付ボル
ト)により地盤側支持体としての橋桁13に取付けられ、
該枕木本体11の表面に設けたタイプレート14(レール締
結部)に犬釘15によりレール16を締結して用いられてい
る。ここで、フックボルト12、橋桁13、タイプレート1
4、犬釘15、レール16はそれぞれ電気良導体である鉄系
材料等にて構成される。
尚、上記レール16は、車輛の走行路を形成する他、車両
の運転を管理する等のための信号電流の伝送媒体として
機能している。
又、合成枕木10は、熱硬化性(或いは熱可塑性)樹脂発
泡体21と、補強長繊維22からなる柱状体であり、該長繊
維22は長手方向に向けて配列されて上記発泡体21に分散
されて埋設された状態となされている。この時、合成枕
木10は、実公昭61-23042号公報に記載される如く、その
密度が0.6〜1.0g/cm3で、補強繊維22の含有量が40〜60
重量%の範囲内であれば好適である。又、発泡体21を構
成する樹脂の種類としては、熱硬化性或いは熱可塑性の
いずれであっても良い。例えば、熱硬化性樹脂の場合、
熱硬化性にして硬質の樹脂発泡体を与えるものならば特
に制限されることはなく、ウレタン樹脂、エポキシ樹
脂、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂など
が使用できる。特に、発泡性が付与されたウレタン樹脂
や不飽和ポリエステル樹脂が好適である。又、熱可塑性
樹脂としては、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂などが使用できる。
又、長繊維22としては、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊
維などの無機質、芳香族ポリアミド繊維、ポリイミド繊
維、ポリエーテル・エーテル・ケトン繊維などの有機質
の何れの長繊維を用いても良いが、強度及び経済性の点
からガラス繊維が好適である。長繊維の他に、短繊維を
併用しても良く、又、炭酸カルシウム、石膏、クレーな
どの充てん剤を添加しても良い。
而して、合成枕木10にあっては、第2図に示す如く、枕
木本体11の表面におけるタイプレート14とフックボルト
12嵌着部との間に、摩擦係数が該枕木本体11の表面の摩
擦係数より小さい電気絶縁塗料の塗膜30(信号電流遮断
部材)を塗布している。塗膜30の構成塗料としては、例
えばフッ素樹脂系のものが好適である。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例によれば、以下の、の作用効果がある。
合成枕木10は、長繊維22で補強された熱硬化性(或い
は熱可塑性)樹脂発泡体21からなるので、腐食や損傷が
なく、前述した信号電流の短絡経路を枕木内において形
成する要因となるようなひび割れ部や腐朽部を生じな
い。
又、レール16や車輪の摩耗により発生する鉄粉等が合
成枕木10の表面に落下したとしても、該表面のタイプレ
ート14とフックボルト12嵌着部との間には信号電流遮断
部材を構成する塗膜30が設けられている。このため、降
雨や融雪時にあっても、前述した信号電流が、枕木表面
における鉄粉等の付着、堆積部を経て上記フックボルト
12の側へ漏洩するのをこの塗膜30により遮断できる。
即ち、上記、により、レール内の信号電流が橋桁13
の側に漏洩する短絡経路の成立を枕木本体11の内部及び
表面のいずれにおいても阻止し、短絡事故の発生を確実
に防止できる。
ここで、上記実施例では、摩擦係数が枕木本体11の表面
の摩擦係数より小さい電気絶縁塗膜30により信号電流遮
断部材を構成したから、枕木本体11の表面に落下した鉄
粉等を車輛の走行風等により吹き飛ばすことにて除去し
易く、結果として、枕木表面における短絡経路の成立を
確実に阻止できる。
第3図の第2実施例が上記第1実施例と異なる点は、本
考案の信号電流遮断部材として、合成樹脂等の電気絶縁
材料からなる障害物40を用いたことにある。障害物40
は、枕木本体11の表面におけるタイプレート14とフック
ボルト12嵌着部との間に、両者を分断するように打設さ
れ、凸状に設置される。
即ち、上記第2実施例によれば、信号電流遮断部材が上
述の電気絶縁障害物40にて構成されるから、枕木本体11
の表面に落下した鉄粉等がフックボルト12の側にまで到
達して付着、堆積することを阻止し、結果として、枕木
表面における短絡経路の成立を確実に阻止できる。
第4図の第3実施例が上記第1実施例と異なる点は、本
考案の信号電流遮断部材として、電気絶縁性ワッシャ50
を用いたことにある。ワッシャ50は、枕木本体11の表面
におけるタイプレート14とフックボルト12嵌着部との間
において、フックボルト12のために枕木本体11の表面に
設けられるのであり、合成樹脂等の電気絶縁材料から形
成され、或いは合成樹脂等の前記絶縁材料にて被覆され
て構成される。
即ち、上記第3実施例によれば、信号電流遮断部材がフ
ックボルト12のための電気絶縁性ワッシャ50であるよう
にしたから、枕木本体11の表面に落下した鉄粉等が該表
面上に付着、堆積したとしても、電気絶縁性ワッシャ50
が上記鉄粉等の付着、堆積表面からフックボルト12を隔
絶する。これにより、枕木表面における短絡経路の成立
を確実に阻止できる。
尚、本考案の合成枕木は、橋枕木に限らず、並枕木、分
岐枕木、トンネル内等にて用いられる短枕木等にも適用
できる。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、合成枕木を用いて、レ
ール内の信号電流が地盤側支持体の側に漏洩する短絡事
故の発生を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す模式図、第2図は第
1図の要部を示す斜視図、第3図は本考案の第2実施例
の要部を示す斜視図、第4図は本考案の第3実施例の要
部を示す斜視図である。 10……合成枕木、 11……枕木本体、 12……フックボルト(取付ボルト)、 13……橋桁(地盤側支持体)、 14……タイプレート(レール締結部)、 21……発泡体、 22……長繊維、 30……塗膜(信号電流遮断部材)、 40……障害物(信号電流遮断部材)、 50……ワッシャ(信号電流遮断部材)。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に向けて埋設された長繊維で補強
    された硬質樹脂発泡体の柱状体にて枕木本体を構成し、
    枕木本体に嵌着した取付ボルトにより地盤側支持体に取
    付けられ、枕木本体の表面に設けたレール締結部にレー
    ルを締結して用いられる合成枕木において、枕木本体の
    表面におけるレール締結部と取付ボルト嵌着部との間
    に、レールを伝わる信号電流の上記取付ボルトの側への
    漏洩を遮断する信号電流遮断部材を設けたことを特徴と
    する合成枕木。
  2. 【請求項2】前記信号電流遮断部材が、枕木本体の表面
    における少なくともレール締結部と取付ボルト嵌着部と
    の間に塗布された、摩擦係数が該枕木本体の表面の摩擦
    係数より小さい電気絶縁塗料の塗膜である請求項1記載
    の合成枕木。
  3. 【請求項3】前記信号電流遮断部材が、枕木本体の表面
    におけるレール締結部と取付ボルト嵌着部との間に両者
    を分断するように凸状に設置された電気絶縁材料からな
    る障害物である請求項1記載の合成枕木。
  4. 【請求項4】前記信号電流遮断部材が、前記取付ボルト
    のために枕木本体の表面に設けられる電気絶縁性ワッシ
    ャである請求項1記載の合成枕木。
JP15676588U 1988-11-30 1988-11-30 合成枕木 Expired - Lifetime JPH0645441Y2 (ja)

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