JPH0645484A - 集積回路素子およびこれを装着可能な変換コネクタ - Google Patents

集積回路素子およびこれを装着可能な変換コネクタ

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JPH0645484A
JPH0645484A JP21864592A JP21864592A JPH0645484A JP H0645484 A JPH0645484 A JP H0645484A JP 21864592 A JP21864592 A JP 21864592A JP 21864592 A JP21864592 A JP 21864592A JP H0645484 A JPH0645484 A JP H0645484A
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卓巳 大原
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伸介 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロコンピュータのバスに高機能演算素
子を接続して高機能化する構成において、入手容易で低
価格かつ価格性能比の高い素子を利用する。 【構成】 第一基板20に嵌着された長短のコネクトピ
ン40L,40Sの挿入口42に80486DXのピン
が挿入されるが、電気的接続が不要である「A13」,
「B14」ピンは、電気的な接続はなされない。804
86SX2との論理的整合を必要とする「C14」位置
のピン(「FERR#」)は、コネクトピン40Sを介
して直下にある変換基板30の「C14」と接続され、
「B13」位置に嵌着された接続ピン50と電気的に導
通する。また、NDPソケットの「B14」(8048
6SX2の「MP#」に対応)をローレベルとするた
め、変換基板30の「B14」位置に取り付けられた接
続ピン50がローレベルに固定される「A11」(DX
の「VSS」)と電気的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路基板に装着されて
所定の機能を実現する集積回路素子に関し、例えばプロ
セッサ(以下、CPUという)を中心として構成される
論理演算回路の高機能化を達成するため、該CPUの外
部バスに接続される集積回路素子およびこれ用の変換コ
ネクタに関する。
【0002】
【従来技術】従来、パーソナルコンピュータ等の分野で
は、CPUを中心として構成される論理演算回路の高機
能化を達成するため、CPUとその周辺回路とを連絡し
ているバス(いわゆる、ローカルバス)に別途の高機能
化演算素子を増設する方式が採用されている。
【0003】最も一般的には、高機能化演算素子として
浮動小数点演算を専ら実行するコプロセッサが代表的で
あり、この高機能化演算素子の装着により、特にスプレ
ッド・シート、コンピュータ・グラフィックス(C
G)、データ解析、統計演算を行なう際、コプロセッサ
の効果が顕著に現われる。例えば、インテル社製のCP
U8086にはコプロセッサ8087が、CPU802
86にはコプロセッサ80287が、CPU80386
にはコプロセッサ80387が用意されている(商品名
はインテル社の商標、以下同じ)。また、浮動小数点演
算等の数値演算に限らず、CPUの機能である論理演算
までもより高いクロック周波数で処理するアクセラレー
タを高機能化演算素子として増設するならば、上記した
特定用途ばかりでなく総ての用途において処理速度を向
上させることができる。
【0004】ところで、近年、こうした高機能化演算素
子として、プロセッサに対してはコプロセッサ的な接続
関係をもちながら、実質的にプロセッサに代替して高機
能化を実現するものが提案されている。例えば、インテ
ル社CPU80486SXの高機能化演算素子として用
意される80487SXは、浮動小数点演算機能付きの
80486SXとして作動する素子で、次のように動作
する。プロセッサが取り付けられたマザーボード上に用
意されたNDP用ソケットに80487SXを装着する
と、80486SXのポート「UP#」は80487S
Xのポート「MP#」に接続されてロウレベルに落ち、
80486SXはその機能を停止し、これに代わって8
0487SXが総ての機能を代行すると共に、内蔵する
浮動小数点演算機能を利用して数値演算の高速化を達成
するのである。
【0005】更に、現在では、この様な中間的性格のコ
プロセッサ(例えば80487SX)を推し進めてアク
セラレータとしての機能を充実した素子として、オーバ
ードライブプロセッサと呼称されているプロセッサが提
案・開発されている。例えば、インテル社製80486
SX2では、80487SXと同様に浮動小数点演算機
能を内蔵すると共に、内部の動作クロックを80486
SXの2倍に上げて動作する構成を備える。従って、論
理演算をより高速に実行することができ、浮動小数点演
算を必要とする特定用途に限定されることなく総ての処
理の高速化を達成することができる。
【0006】この様に、プロセッサを装着したマザーボ
ードにNDPソケットが用意されている論理演算回路で
は、ユーザーは、提供されている多種多様な高機能化演
算素子を自由に選択してシステムの拡張を行なうことが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高機能化演算
素子を追加してプロセッサを中心とした論理演算回路の
処理機能を向上させる方式では、次のような問題点が指
摘されていた。元来、高機能化演算素子を後付け可能な
構成とした設計思想は、大多数のユーザにとって高機能
化演算素子が必要不可欠なものではなく、CPUを中心
として構成されるパーソナルコンピュータ等を安価に提
供するためにその機能を基本システムから分離し、高機
能化を必要とするユーザのみが後で自由に選択できる柔
軟性の高いシステムを目指したところにある。
【0008】従って、高機能化演算素子の需要はそれほ
ど旺盛ではなく、大量生産による価格低下の原則から外
れ、必然的にその価格性能比は低くなり、高機能化演算
素子への投資に比較して得られる性能改善は低く、しか
も供給が限られているためその入手も困難になってい
る。このため、高機能化演算素子の追加を希望するユー
ザも容易にそれを購入することができない。
【0009】一方、上記設計思想により、パーソナルコ
ンピュータ等の不可避的構成要素となるCPUは、大量
生産による価格低下が著しく、高機能化演算素子に比較
してその価格性能比は極めて大きい。例えば、上記80
487SX2と同等性能のCPU80486DX(イン
テル社商標)や内部クロックが2倍のCPU80486
DX2(インテル社商標)等は、高い価格性能比を有し
ている。
【0010】そこで、この高機能CPUその物を高機能
化演算素子として利用し、従来の低機能CPUの外部バ
スに接続することで、高い価格性能比を実現した既存シ
ステムの機能アップが考えられる。しかしながら、この
様なCPUを高機能化演算素子として利用する方法は、
以下に示す理由により簡単ではなく、一般的には不可能
である。即ち、高機能化演算素子は、CPUのバスとの
接続を主目的として設計されるのであり、マザーボード
に用意されたNDPソケットに装着すべく、バスとの接
続配列に配慮された専用パッケージ、例えばPin―G
rid Arrayパッケージ(以下、PGAという)
に収納されている。
【0011】一方、CPUは、既存のCPU向けに開発
された論理回路基板の資産を継承するために既存のCP
Uと同一のピン配列となるように設計され、コスト低減
のためにマザーボードに直付け可能なパッケージに収納
されていたり、高機能演算素子と同様のパッケージを採
用しているとしても、そのピン配列を異にしているのが
通常である。従って、こうしたCPUをNDPソケット
にそのまま装着することは不可能である。また、最初か
ら製品に組み込まれているCPUは、マザーボードに直
接半田付けされていることが多く、この場合には、CP
Uを取り替えて高機能化を図ることは困難であり、ユー
ザがこれを行なうことは現実にはできない。
【0012】この様な関係から既存CPUの高機能化を
求めるユーザは、現在使用している製品に代わって高機
能CPUを使用している新規製品であるパーソナルコン
ピュータ本体を購入するか、価格性能比が低い高機能化
演算素子を購入してNDPソケットに装着することによ
り現在の製品を機能アップするかの難しい判断を迫られ
ているのが現状である。
【0013】また、こうしたピン配列の問題は、ひとり
高機能化演算素子の使用に限ったものではなく、例えば
グラフィックコントローラの機能をチップの交換により
向上しようとする場合、イーサネット(ゼロックス社の
商標)などのネットワークをコントロールするLANコ
ントローラなどの機能をチップの交換により向上もしく
は変更しようとする場合、あるいは通信機能を通信用の
集積回路(UART等)の交換により変更もしくは向上
しようとする場合、等にも同様に問題となっていた。僅
かなピン配列の違いにより、所望の機能を実現する集積
回路素子が使用できないなどのケースがあるのである。
【0014】本発明の集積回路素子および変換コネクタ
は、こうした問題点を解決し、所定の集積回路素子を他
の集積回路素子用に用意されたソケットに装着可能とし
て、全体構成を低価格かつ価格性能比を高く実現するこ
とを目的としてなされ、次の構成を採った。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた発明として、請求項1記載の集積回路素子
は、所定ピン配列のパッケージに収納され、回路基板に
用意されたソケットに装着されて、所定の機能を実現す
る集積回路素子であって、前記パッケージの所定ピン配
列に適合して構成され、該パッケージに配列されたピン
を用いて前記集積回路素子が取付けられるコネクタと、
前記ソケットの接続配列に適合して構成される接続ピン
と、該接続ピンと前記コネクタとのピン配列の論理的整
合を取るために前記コネクタと接続ピンとの間に介装さ
れ、論理的に同一のコネクタと接続ピンとを接続する変
換配線基板とを備えたことを要旨とする。
【0016】ここで、集積回路素子は、回路基板に装着
されたプロセッサのバスに接続された素子取付部に装着
される高機能化演算素子であるものが考えられる。更
に、この場合に、回路基板上のプロセッサとの動作上の
競合を回避するために、所定レベルにされたとき前記プ
ロセッサの動作を停止させる信号線が、前記素子取付部
の所定ピンに接続されており、該ピンに対応した前記コ
ネクタのピンが、前記変換配線基板において、前記所定
レベルに定義づけられた他のピンに接続されてなる構成
が好適である。
【0017】一方、この目的を達成する発明として、請
求項4記載の変換コネクタは、所定ピン配列のパッケー
ジに収納され所定の機能を実現する集積回路素子を、回
路基板に用意されたソケットに装着する際に利用される
変換コネクタであって、前記ソケットの接続配列に適合
して構成される接続ピンと、前記集積回路素子のピン配
列に適合して構成され、前記パッケージに配列された前
記ピンを用いて前記集積回路素子が取り付けられるコネ
クタと、該コネクタと前記接続ピンとのピン配列の論理
的整合を取るために、前記コネクタと接続ピンとの間に
介装される変換配線基板とを備えることを要旨とする。
【0018】なお、接続ピンとコネクタと変換配線基板
の電気的接続は、プリント基板やケーブルなどの一般的
な接続方式の何れであってもよく、省スペースという観
点から、好ましくはこれらを立体的で直線状に配置して
なされる。
【0019】
【作用】以上のように構成された本発明では、コネクタ
に取付けられる集積回路素子を回路基板上のソケットに
装着する場合、このコネクタと接続ピンとの間に介装さ
れる変換配線基板により接続ピンとコネクタとのピン配
列の論理的整合が採られる。また、集積回路素子として
回路基板に取り付けられたプロセッサの機能を高機能化
する高機能化演算素子を使用する場合には、必要に応じ
て、プロセッサの動作を停止する信号線のレベルの処理
も、集積回路素子の取付により行なわせることができ
る。
【0020】
【実施例】以上説明した本発明の構成、作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例として、集
積回路素子として高機能化演算素子を例に採り、プロセ
ッサとし汎用性が高く価格性能比の高いCPU8048
6DXもしくは更に高速のCPU80486DX2(以
下、これらのCPUをDXと略称する)を採用し、これ
を汎用性が低く高価なオーバードライブプロセッサであ
る80486SX2(以下、SX2と略称する)として
使用する例について説明する。従って、本実施例は、S
X2が装着されるNDPソケットにDXを装着するため
の物理的、論理的な整合を備えているものである。
【0021】図1は、DXおよびSX2のピン配列の対
比説明図である。なお、以下の説明にあっては、ピン位
置を示す符号として図1に示すように、左から右に向か
って附されたAからSまで(但し、IとOを除く)の英
字と、下から上に向かって附された1から17までの数
字とを使用し、例えば「A1」のようにピン位置を特定
する。
【0022】図1に示すようにDXとSX2は、同一の
正方形のパッケージであるPGAに収納され、その4辺
には3列に亘ってのピン(図中の・印位置)が等間隔に
立設されている。また、SX2にのみ「D4」の「KE
Y」が存在する。この「KEY」とは、ユーザがNDP
ソケットにSX2を挿入する際にチップ方向の間違いを
起こさないように追加されたもので、電気的な機能を果
たすものではない。
【0023】一方、DXとSX2との論理的なピン配列
は、大多数のピンについては整合が取られており同一で
あるが、図1の引出し線で指示している3本のピンだけ
がその機能を異にし、論理的なピン配列が異なってい
る。即ち、DXの「C14」とSX2の「A13」とが
論理的に同一の「FERR#」であり、DXの「A1
3」とSX2の「C14」は、論理的(電気的)に使用
されないもの「NC」である。また、DXの「B14」
は「TMS」であるがSX2の「B14」は「MP#」
である。
【0024】ここで「FERR#」とは、浮動小数点演
算にエラーが発生したときアクティブにドライブされる
ピンである。「TMS」はテスト・アクセス・ポートの
一種で、DXの出荷時に内部動作を確認するためにのみ
使用されるピンであり、通常の使用に際して利用される
ことはない。また「MP#」とはSX2固有のピンで、
CPU80486に代わってSX2が論理演算機能を代
行するために設けられたものである。即ち、この「MP
#」は、SX2の内部ではロウレベルに落とされてお
り、SX2がNDPソケットに挿入されたとき、この
「MP#」は、CPU80486の「UP#」と接続さ
れ、CPU80486の「UP#」をアクティブローに
ドライブしてCPU80486をパワーダウンさせる。
【0025】以上のような論理的なピン配列の相違を吸
収するために、本実施例の高機能化演算素子用コネクタ
が使用される。図2ないし図5は、この高機能化演算素
子用コネクタの説明図である。図2の骨格説明図に示す
ように高機能化演算素子用コネクタは、次の2つの基板
を骨格として組み立てられる。
【0026】第1基板20は、SX2のピン配列に合致
する位置、すなわち4辺のそれぞれに3に亘る位置(図
中の・印および×印位置)に挿入孔が穿設される絶縁材
からなる基板材である。なお、この第1基板20の×印
位置が、DX使用する際に、前述した論理的な整合をと
らなければならないピンに対応した位置である。
【0027】この第1基板20の2箇所の×印位置であ
る「A13」および「B14」を除く総ての挿入孔に
は、図3に斜視図で示すように長短2種類のコネクトピ
ン40L,40Sが嵌着される。前述したようにDXの
「A13」は接続が不要の「NC」、「B14」はDX
の出荷時検査にのみ必要な「TMS」である。そこで、
この2箇所には、電気的な接続を行なうためのコネクト
ピン40L,40Sを省略し、単に挿入孔へDXのピン
を通過させるだけの構成としている。
【0028】図3に示す短いコネクトピン40Sは、第
1基板20の残り1箇所の×印位置「C14」の挿入孔
にのみ取り付けられる。また、第1基板20の総ての・
位置に穿設された挿入孔には、長いコネクトピン40L
が嵌着される。この長短のコネクトピン40L,Sは共
に、最上部にDXのピンが挿入される挿入口42を有
し、その下に第1基板20に嵌合する嵌合部44を備
え、最下部に他の電気回路との接続用の接続部46を備
えている。そして、長いコネクトピン40Lのみが、嵌
合部44と接続部46との間に調整部48を備えてい
る。
【0029】一方、変換基板30は、この第1基板20
の×印位置を含む「A11」〜「C15」までの15個
の挿入孔の直下に配置される基板であり、第1基板20
と同様の絶縁材から構成される。この変換基板30を第
1基板20側から見た平面図を図4に、そのA―A断面
図およびB―B断面図を図5に示す。図示するように変
換基板30は、第1基板20の・印位置の挿入孔と対応
する位置に大径の貫通孔32が、第1基板20の×印位
置の挿入孔と対応する位置には小径の貫通孔34が穿設
される。
【0030】「A13」と「C14」位置に穿設された
2つの小径貫通孔34は、裏面に描かれた導電パターン
により電気的に接続される。同様に、「B14」に穿設
された小径貫通孔34と「A11」に穿設された大径貫
通孔32も、導電パターンにより電気的に接続される。
また、変換基板30の3つの小径貫通孔34「A1
3」,「B14」,「C14」,大径貫通孔「A11」
の図4表側および大径貫通孔「C11」の表裏側には、
円形のランドパターン(図4のハッチおよび点線表示部
分)が設けられている。
【0031】図5のA―A断面図に示すように、変換基
板30の2つの小径貫通孔34である「A13」と「B
14」には、接続ピン50が予め挿入され、これら貫通
孔34の表裏面に描かれた導電パターンとハンダ付けさ
れる。ここで接続ピン50とは、変換基板30の小径貫
通孔34に貫通しその貫通孔の上下端部にてハンダ付け
される取付部52と、他の電気回路と接続するための接
続部56(長短のコネクトピン40L,40Sの接続部
と同寸法)を備える部品である。また、変換基板30に
取り付けられた状態の変換基板30からの突出長は、変
換基板30を貫通する長いコネクトピン40Lの突出長
と同一となるように設計されている。
【0032】これらの各構成要素にて組み立てられる第
1基板20と変換基板30との接続は、図5のA―A,
B―B断面図に示されている。即ち、そのB―B断面図
に示すように、第1基板20に装着された長いコネクト
ピン40Lの調整部48は、変換基板30の大径貫通孔
32に嵌着される。特に、表裏に導電パターンが描かれ
た「A11」,「C11」位置に嵌着されるコネクトピ
ン40は、B―B断面図に示すように大径貫通孔32の
上下端面でハンダ付けされ、一層強固に固着される。
【0033】また、第1基板20に装着された短いコネ
クトピン40Sの接続部46は、変換基板の小径貫通孔
34(「C14」位置)に貫通し、その表裏に描かれた
導電パターンにてハンダ付けされる。このように構成さ
れる本実施例の高機能化演算素子用コネクタは、以下の
ように装着・使用される。
【0034】まず、第1基板20に嵌着された長短のコ
ネクトピン40L,40Sの最上部に位置する挿入口4
2に、DXのピンを挿入する。この時、電気的接続が不
要であるDXの「A13」,「B14」ピンは、第1基
板20の2箇所の×印位置である「A13」および「B
14」を単に挿通するだけであり、電気的な接続はなさ
れない。第1基板20の長いコネクトピン40Lの挿入
口42に挿入されたDXの各ピン、すなわちSX2と論
理的整合が既に取られているピンは、コネクトピン40
Lの接続部44により電気的接続が可能な状態となる。
【0035】また、論理的整合を必要とする「C14」
位置のDXのピン(「FERR#」)は、短いコネクト
ピン40Sの挿入口42に挿入され、そのコネクトピン
40Sを介して直下にある変換基板30の「C14」と
電気的に接続される。この変換基板30の「C14」に
穿設された小径貫通孔34は、図4および図5A―A断
面図に示すように「B13」位置に嵌着された接続ピン
50と電気的に接続されており、ここでSX2と同一の
論理的整合の一つが取られる。
【0036】また、SX2との論理的整合を完全とする
ためには、NDPソケットの「B14」位置(SX2の
「MP#」に対応する位置)をローレベルに落とす必要
がある。このため、変換基板30の「B14」位置にも
接続ピン50が取り付けられており、変換基板30のな
かで、ローレベルに固定されている「A11」(DXの
「VSS」)と電気的に接続される。DXの「A11」
は、その電位が常にローレベルにある「VSS」であ
り、このピンをSX2の「MP#」として代用すること
が論理的に可能だからである。
【0037】以上のように、本実施例の高機能化演算素
子用コネクタによれば、高価で価格性能比の低く、か
つ、生産量が少ないために入手が困難であるオーバード
ライブプロセッサである80486SX2を使用するこ
となく、入手が容易で価格性能比の高いCPU8048
6DXあるいはCPU80486DX2を使用し、既存
CPUの高機能化を低価格で効率よく達成することがで
きる。しかも、その接続は、従来の80486SX2の
接続と何等変わることないNDPソケットを利用するだ
けであり、複雑な取り付け方法を実施したり、特別な器
具を使用することなく簡単である。
【0038】また、本実施例の高機能化演算素子用コネ
クタを利用してNDPソケットに80486DXあるい
は80486DX2を装着した場合、NDPソケットに
直接80486SX2を装着するのに比べて高さ方向に
僅か1センチ強の占有体積を必要とするにすぎない。従
って、小型化が命題とされる今日の総ての電気機器にも
制限なく利用することができる。しかも、このことはま
た、80486DXあるいは80486DX2とNDP
ソケットまでの信号線の距離が短いことでもあり、高い
周波数クロックで作動しノイズに弱いCPUであって
も、信号の劣化を招くことなく電気的接続を完了するこ
とができる。
【0039】なお、本実施例では高機能化演算素子用コ
ネクタとして信号劣化が少なく占有体積の少ない立体構
成のものを例示しているが、本発明はこの様な実施例に
限定されるものではなくその要旨を逸脱しない種々なる
態様により具現化されるものである。例えば、NDPソ
ケットと高機能化演算素子との接続を、論理的整合のな
されフレキシブルなたケーブルにより行なってもよい。
この場合には、ケーブル長の許す範囲で高機能化演算素
子の取り付け位置が自由に選択可能となる。
【0040】また、プリント基板により高機能化演算素
子とNDPソケットとの論理的整合を図る場合にも、本
実施例のように垂直方向に第1基板20および変換基板
30を配置するのでなく、水平方向に配置してもよい。
更に、本実施例では論理的整合を取る必要のないSX2
の「KEY」については説明を省略したが、「KEY」
を模擬するピンを追加して、装着時の誤りを防止するこ
とも望ましい。
【0041】また、実施例として挙げたプロセッサに代
えて、グラフィックコントローラやLANコントロー
ラ、あるいは通信インタフェースなどの集積回路素子お
よびこれを取り付けるための変換コネクタに、本発明を
適用することも容易である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明の集積回路素
子およびこれを装着可能な変換コネクタは、ピン配列の
異なる同系統の集積回路素子を、回路基板に用意された
ソケットに装着可能とすることができる。従って、集積
回路素子としてのプロセッサに適用した場合には、入手
が容易で価格性能比の高いプロセッサを利用して、既設
プロセッサの高機能化を容易かつ低価格に達成すること
ができるといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】80486DXおよび80486SX2のピン
配列の対比説明図である。
【図2】実施例である高機能化演算素子用コネクタの骨
格説明図である。
【図3】第1基板への長短2種類のコネクトピン40
L,40S装着状態を示す斜視図である。
【図4】変換基板30を第1基板20側から見た平面図
である。
【図5】図4のA―A断面図およびB―B断面図であ
る。
【符号の説明】
20…第1基板 30…変換基板 32…大径貫通孔 34…小径貫通孔 40…コネクトピン 40L,40S…コネクトピン 42…挿入口 44…嵌合部 46…接続部 48…調整部 50…接続ピン 52…取付部 56…接続部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定ピン配列のパッケージに収納され、
    回路基板に用意されたソケットに装着されて、所定の機
    能を実現する集積回路素子であって、 前記パッケージの所定ピン配列に適合して構成され、該
    パッケージに配列されたピンを用いて前記集積回路素子
    が取付けられるコネクタと、 前記ソケットの接続配列に適合して構成される接続ピン
    と、 該接続ピンと前記コネクタとのピン配列の論理的整合を
    取るために前記コネクタと接続ピンとの間に介装され、
    論理的に同一のコネクタと接続ピンとを接続する変換配
    線基板とを備える集積回路素子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の集積回路素子であって、 該集積回路素子は、回路基板に装着されたプロセッサの
    バスに接続された素子取付部に装着される高機能化演算
    素子である請求項1記載の集積回路素子。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の集積回路素子であり、 所定レベルにされたとき前記プロセッサの動作を停止さ
    せる信号線が、前記素子取付部の所定ピンに接続されて
    おり、 該ピンに対応した前記コネクタのピンが、前記変換配線
    基板において、前記所定レベルに定義づけられた他のピ
    ンに接続されてなる集積回路素子。
  4. 【請求項4】 所定ピン配列のパッケージに収納され所
    定の機能を実現する集積回路素子を、回路基板に用意さ
    れたソケットに装着する際に利用される変換コネクタで
    あって、 前記ソケットの接続配列に適合して構成される接続ピン
    と、 前記集積回路素子のピン配列に適合して構成され、前記
    パッケージに配列された前記ピンを用いて前記集積回路
    素子が取付けられるコネクタと、 該コネクタと前記接続ピンとのピン配列の論理的整合を
    取るために、前記コネクタと接続ピンとの間に介装され
    る変換配線基板とを備える変換コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記接続ピンとコネクタと変換配線基板
    が立体的に構成され、略直線状に配置される請求項4記
    載の変換コネクタ。
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