JPH0646080A - 遅延ゆらぎ吸収制御方式 - Google Patents

遅延ゆらぎ吸収制御方式

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JPH0646080A
JPH0646080A JP19555892A JP19555892A JPH0646080A JP H0646080 A JPH0646080 A JP H0646080A JP 19555892 A JP19555892 A JP 19555892A JP 19555892 A JP19555892 A JP 19555892A JP H0646080 A JPH0646080 A JP H0646080A
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JP
Japan
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cell
time
delay
fluctuation absorption
delay fluctuation
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Application number
JP19555892A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Nunokawa
正勝 布川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to US08/094,229 priority patent/US5412642A/en
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  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 先頭の受信セルの網内遅延の影響による遅延
量の増大を最小限に止める。 【構成】 受信側で、X%遅延のゆらぎ時間及び受信先
頭セルの符号化レートを変数として持つ関数(SMAX −
SMIN )+dX%を用いてゆらぎ吸収基礎時間を算出する
一方で、最初に到着したセルの受信時点から一定の監視
時間T内に受信セルバッファに滞留したセル数及びその
滞留セルの復号化時間を変数として持つ関数f(a,
b)を用いて補正量を算出し、この補正量に従って上記
ゆらぎ吸収基礎時間を補正することにより最終的なゆら
ぎ吸収制御時間を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データセルを転送する
網において、その網内のトラフィック状況等により各セ
ル毎に異なった値で発生する遅延ゆらぎを吸収して受信
側における高い復号化効率を維持するための遅延ゆらぎ
吸収制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遅延ゆらぎ吸収制御の適用を受
ける通信方式の1つとして可変速度音声符号化により生
成された音声セルを扱うものが知られている。図3は、
その可変速度音声符号化におけるタイムスタンプ処理の
一例を示すタイミングチャートである。
【0003】図3において、送信側では、まず、通話者
の音声波形〔図3(a)〕の標本化を行って符号化処理
を施し、符号化データ〔図3(b)〕を得る。
【0004】その後、この符号化データに関して基準時
間間隔(t)(以下、ユニットと称する)を音声情報の
特性によって符号化レートを変化させて、符号化レート
により異なるユニット数分(可変レート)のPCMサン
プリングデータの圧縮データに対してセルの組立を行
い、固定長データの転送セル〔図3(c)〕を得る。
【0005】その際、受信側におけるセルの順序制御ま
たはセル抜けの検出などに用いる制御情報として、上記
セルにそのセル単位の制御ヘッダ部を付加する。
【0006】この例の場合、上記制御ヘッダとして、再
生タイミングの保持のために用いるべく、モジュロ32
のタイムスタンプ番号(TS)が付加される。タイムス
タンプ番号の設定ルールは、符号化開始時点のタイムス
タンプ番号を保持して符号化終了時に付加するものとす
る。これは、復号化時における復号時間を保護するため
の配慮である。更に、送信側では、セル抜け検出用の制
御ヘッダとして、モジュロ8のシーケンス番号(SN)
を付加し、符号化終了毎にセル送信を行う。
【0007】ここで、制御ヘッダの1情報であるタイム
スタンプ番号とシーケンス番号は、タイムスタンプ番号
が符号化レートに応じて離散的に扱われものであるのに
対して、シーケンス番号が一連の連続した番号として扱
われる点で相違している。
【0008】一方、受信側では、送信側から送出された
セルを一定の網内遅延(dCIR )の後に受信し〔図3
(d)〕、その復号化を行う。
【0009】この時、その復号化の開始に当たって、受
信側では、先頭のセルの受信に伴い後述する(1)式に
従ってその先頭セルの符号化レートを考慮して遅延ゆら
ぎ吸収時間を設定し、この先頭セルの受信後、その設定
された遅延ゆらぎ時間を経過した時点からセル復号化を
開始する。この復号化により、送信された通話者の音声
波形と同様の再生音声波形〔図3(f)〕を得ることが
できる。
【0010】ところで、この可変速度音声符号化による
生成セルを扱う通信方式を対象とした従来の遅延ゆらぎ
吸収制御方式では、再生開始前のセル受信側に最初に到
着した音声セルの符号化レート(セルの持つ復号時間)
を認識し、この符号化レートを変数として持つ設定式に
従ってゆらぎ吸収遅延時間(dY )を設定することによ
り、過不足の無いより適応的な遅延ゆらぎ吸収制御を実
現していた。
【0011】この従来の遅延ゆらぎ吸収制御方式によれ
ば、先頭の受信セルの符号化レートにより可変のゆらぎ
吸収時間が設定されることから、この種のゆらぎ吸収時
間を固定の値に設定する方式を用いた時の「システム条
件等によりゆらぎ吸収時間が最悪条件に設定されてしま
う」といった不都合を解消することができる。
【0012】つまり、この種の従来の遅延ゆらぎ吸収制
御方式によれば、固定にゆらぎ吸収時間を最悪条件に合
わせる必要性がないことから、冗長性を排除でき、遅延
の増大を防止するためには極めて有用である。
【0013】この従来の可変速度音声符号化におけるゆ
らぎ吸収制御方式において、X%遅延のセル廃棄許容確
率以上を保証するゆらぎ吸収時間(dY )の設定式とし
ては以下に示す(1)式が用いられていた。
【0014】 dY ≧SMAX −SFIRST +dX% ‥‥‥‥‥‥‥ (1) (ただし、SMAX ≧SFIRST ≧SMIN ) SMAX :最大符号化レート SMIN :最小符号化レート SFIRST :最初に到着したセルの符号化レート dX%:X%遅延のゆらぎ時間 この設定式(1)からも明かであるように、従来の遅延
ゆらぎ吸収制御方式によれば、最初に到着したセルの符
号化レート(SFIRST )を可変パラメータとして持つこ
とによって、SFIRST =SMIN の場合のゆらぎ吸収時間
は dY ≧SMAX −SMIN +dX% として設定できると共に、SFIRST =SMAX の場合の最
小のゆらぎ吸収時間は dY ≧dX% とすることができ、それぞれの符号化レートに応じてよ
り適応的にゆらぎ吸収時間を設定することができる。
【0015】ここで、最初に到着したセルが最大符号化
レート(SMAX )の場合と、最小符号化レート(SMIN
)の場合を対象とした従来の遅延ゆらぎ吸収制御の一
例をそれぞれ図4及び図5に開示している。
【0016】但し、これら図4及び図5に示す例では、
その設定条件として、SMAX =12ユニット、SMIN =
4ユニット、dX%=13ユニットが与えられている。ま
た、図4及び図5のいずれの例に関しても、図3に示し
たタイムスタンプ処理に係るセルの流れと同様に行われ
る各処理の中から符号化,セル送信,セル受信及び復号
化に係る部分だけを抽出して例示している。但し、図4
及び図5におけるタイムスタンプ番号はモジュロ16で
の構成例を示したものである。
【0017】このうちの、図4の例によれば、最初にセ
ルが到着した時点で、その先頭セル(タイムスタンプ番
号が「1」)の復号時間がセル受信側で読み取られ、上
述の(1)式による演算を経てdY =dX%以上のゆらぎ
吸収時間が設定され、これによってX%遅延のゆらぎ時
間(dX%)以下の遅延を持ったセルであれば、再生タイ
ミングに常時間に合うことが示されている。ここで、[
] 内の数字は受信した音声セルの再生タイミングまで
の待ちユニット数を示している。
【0018】同様に、図5の例によれば、受信側におけ
る先頭セルの受信時に上記(1)式による演算を経てd
Y =SMAX −SMIN +dX%以上のゆらぎ吸収時間が設定
され、これによってX%遅延のゆらぎ時間(dX%)以下
の遅延を持ったセルであればその再生タイミングに常時
間に合うことが示されている。
【0019】しかしながら、この図4及び図5に例示し
た従来のいずれの遅延ゆらぎ吸収制御方式(図4及び図
5参照)においても、最初に受信側に到着する先頭セル
の網内遅延は無視した扱いとなっていた。
【0020】かかる従来の遅延ゆらぎ吸収制御方式によ
れば、例えば、先頭セルのゆらぎ幅が後続セルに比べて
特に大きい場合には、再生開始前の受信側におけるセル
バッファ内には常に複数個のセルが滞留することにな
る。
【0021】この場合、上記(1)式に基づいて設定さ
れた相当のゆらぎ吸収時間の経過後に受信セルの再生処
理を開始するに当たり、受信側のセルバッファ内に滞留
したセルから再生処理を始めなければならず、この滞留
セルの再生に係る過分な時間が必要となる結果、受信側
における再生処理の遅延量の増大を免れなかった。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
遅延ゆらぎ吸収制御方式では、ゆらぎ吸収時間を設定す
る際に最初に到着するセルの網内遅延時間が考慮されて
おらず、仮に、先頭セルが後続セルよりも大きなゆらぎ
遅延幅を伴って受信側に到着した場合に、先頭セルの再
生開始前までに数個の後続セルが受信側のセルバッファ
内に滞留してしまうことがあり、その滞留セルの再生に
係る遅延が新たに生じる結果、上記(1)式に従ってゆ
らぎ吸収時間を適応的に制御したところで再生処理全体
から見れば思った程の遅延量の減少効果が得られないと
いう問題点があった。
【0023】本発明はこの問題点を除去し、先頭セルの
網内遅延に伴う受信側におけるセル再生処理の遅延量増
大を最小限に止め、先頭セルの網内遅延を考慮に入れた
より適応的な遅延ゆらぎ吸収制御を実現できる遅延ゆら
ぎ吸収制御方式を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、音声情報の符
号化データを格納したデータセルを網を介して転送する
際、その網内で各セル毎に異なった値で生じる遅延ゆら
ぎを吸収するための遅延ゆらぎ吸収制御方式において、
全ての受信セルを対象とする遅延ゆらぎ要素に基づいて
遅延ゆらぎ吸収基礎時間を算出する手段と、先頭セルの
受信時点から一定の監視時間内における受信セルバッフ
ァへの滞留セル数及びその滞留セルの予想される復号化
時間に基づいて前記ゆらぎ吸収基礎時間を補正する手段
とを具備し、全ての受信セルを対象とする遅延ゆらぎ要
素と、先頭の受信セルの網内遅延による遅延ゆらぎ要素
とを加味して遅延ゆらぎ吸収制御時間を設定するように
したことを特徴としている。
【0025】
【作用】本発明に係るゆらぎ吸収時間の設定式は、全て
の受信セルを対象とした遅延ゆらぎ要素を変数として持
つ関数と、先頭セル受信後の一定期間内における受信セ
ルバッファへの滞留セル数及びその復号化時間を変数と
して持つ関数とによって構成される。
【0026】この設定式に従って、例えば、可変速度音
声符号化における遅延ゆらぎ吸収制御においては、先頭
セルの符号化レートを反映させたゆらぎ吸収基礎時間を
上記(1)式を用いて算出する。
【0027】更に、本発明では、先頭のセル受信後、一
定の期間だけ受信側のセルバッファ内におけるセル滞留
状況を監視し、その際の滞留セル数及びその滞留セルの
復号化時間に基づいて上記ゆらぎ吸収基礎時間を補正す
る。
【0028】このように、本発明では、全ての受信セル
を対象とする遅延ゆらぎ要素に、更に、先頭の受信セル
の網内遅延による遅延ゆらぎ要素を加味して遅延ゆらぎ
吸収制御時間を設定するようにしたため、特に、先頭セ
ルのゆらぎ幅が後続セルがセルバッファ内に滞留するほ
ど大きく、後続セルのゆらぎ幅が小さいという条件の下
で、最初に到着したセルの網内遅延の影響による遅延増
大を最小限にすることができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明に係る遅延ゆらぎ吸収制
御方式を示すタイミングチャートであり、この制御方式
は、例えば、図3に示した可変速度音声符号化によるセ
ル転送に対して適用される。
【0030】本発明の遅延ゆらぎ吸収制御方式では、ゆ
らぎ吸収時間の設定式として、下記の(2)式が用いら
れる。
【0031】この種の従来の制御方式では、ゆらぎ吸収
時間の設定式として、最初に到着した受信セルの符号化
レートを反映させた上記(1)式を用いていた。
【0032】この従来の制御方式の場合、再生開始前の
セル受信側に、最初に到着した音声セルの符号化レート
(セルの持つ復号時間)の対応した適応的に過不足の無
いゆらぎ吸収遅延時間(dY )をセル受信側に持たせる
ことができ、固定にゆらぎ吸収時間を最悪条件に合わせ
る必要性がなく、冗長性が排除され、遅延の増大を防止
できた。
【0033】ここで、適正なゆらぎ吸収時間とセル抜け
がなくなれば、受信側のセルバッファには、受信セルの
再生タイミング毎に、常に、1個以上の受信セルが存在
し、再生には支障がない。もし、仮に、受信セルが最初
に到着した時点からT(セル滞留監視時間と呼ぶ)の時
間内に複数のセルが到着してセルバッファ内に滞留する
とすれば、先頭セルの網内遅延の影響が現れていると考
えられ、この場合には、上述した理由から必ずしも適正
なゆらぎ吸収遅延制御とはなり得なかった。
【0034】そこで、本発明では、上記セル滞留監視時
間T間の受信セル側のセルバッファ内における滞留セル
数と滞留セルの復号化時間をも考慮したゆらぎ吸収時間
の設定を行うために、従来のゆらぎ吸収時間の設定式
(1)にf(a,b)を加えた下記(2)式により遅延
ゆらぎ吸収時間を設定するようにしたものである。
【0035】 dY ≧SMAX −SFIRST +dX%+f(a,b) ‥‥‥‥‥‥‥ (2) (ただし、SMAX ≧SFIRST ≧SMIN )ここで、f
(a,b)は、上記セル滞留監視時間T内のセルバッフ
ァ内での滞留セル数(a)とこの滞留セルの復号時間
(b)を変数として持った補正式である。この補正式に
よって、通話の初めのゆらぎ吸収時間を設定する際、少
なくとも最初に到着するセルが最大ゆらぎ幅の網内遅延
を伴いかつ後続セルのゆらぎ幅が小さい場合のより適正
なゆらぎ吸収時間の設定が可能となる。
【0036】以下、本発明の遅延ゆらぎ吸収制御方式を
図1を参照して詳述する。まず、送信側において、転送
しようとする音声情報は可変速度音声符号化方式により
符号化され〔図1(a)〕、その音声情報の特性によっ
てそれぞれ異なったレート毎に固定長データセル化さ
れ、順次セル送信される〔図1(b)〕。
【0037】この送信側における符号化及びセル送信の
処理自体は、図3に示したセル転送処理〔図3(b)及
び(c)〕と全く同様のものである。
【0038】この処理を経て網に送出されたセルは、あ
る有限の網内遅延(dCIR )の後に受信側に受信され
る。
【0039】セル受信側では、その網より音声情報の先
頭セルを受信した際〔図1(c)〕、まず、セル毎に異
なるゆらぎ遅延による後続セルの廃棄を防ぐべく、予め
規定されたX%遅延のゆらぎ時間(dX%)と、最初に到
着した先頭セルの符号化レート(SFIRST )を考慮に入
れたゆらぎ吸収基礎時間〔(SMAX −SMIN )+dX%〕
を設定する。
【0040】その後、セル受信側では、セル滞留監視の
ために設定された時間Tの間だけ受信セルのバッファリ
ングを行い、ここで、滞留セルが検出されない場合に
は、上述の如く設定されたゆらぎ吸収基礎時間が経過し
た時点からそのバッファリングされた受信セルの再生を
開始する〔図1(d)〕。
【0041】この受信セルの再生に当たっては、再生タ
イムスタンプ番号(RS)をモジュロ32のタイムスタ
ンプ番号(TS)と同一の周期(t)で発生させなが
ら、現時点における再生タイムスタンプ番号と受信セル
のタイムスタンプ番号との比較を行い、両タイムスタン
プ番号が一致した場合にそのセルの再生(復号化)を行
う。
【0042】その際、セル受信側では、タイムスタンプ
番号「19」のセルの様に、再生タイムスタンプ番号
「19」の発生時点に間に合わずに遅れて到着したセル
に関してはその復号化処理においてこれをセル抜けとし
て扱う〔図3(e)参照〕。同様に、網内でセルの廃棄
が発生した場合にも、セル受信側での復号化処理ではこ
れをセル抜けとして扱う。
【0043】セル受信側における上述の受信動作に際
し、この図1に示す例の場合には、先頭セルが受信側に
到達してからセル滞留監視時間(T)内に、受信側のセ
ルバッファには、最大ゆらぎ遅延の網内遅延の影響によ
って、タイムスタンプ番号(TS)が「1」,「5」,
「9」のセルが滞留している。
【0044】このような受信状況下で、補正式f(a,
b)を含まない上記(1)式に基づいてゆらぎ吸収時間
を設定していた従来方式では、常に複数個のセルが受信
側のセルバッファ内に滞留しながらの再生処理が行われ
るため、遅延量が増大傾向となるのを避けられなかっ
た。
【0045】この点に関し、本発明では、新たな設定式
(2)を用い、従来の設定式(1)により算出された値
をゆらぎ吸収基礎時間とし、この基礎時間を、滞留セル
数及びその滞留セルの復号時間を変数として持った補正
式f(a,b)により補正するようにしており、これに
よって、より適正なゆらぎ吸収制御時間の設定が可能と
なる。
【0046】例えば、図1の例においては、セル滞留監
視時間(T)内に、3個のセルの滞留が検出されたこと
に鑑み、その条件を反映した補正式f(a,b)によっ
て、ゆらぎ吸収制御時間dY を従来設定式(1)で算出
したゆらぎ吸収基礎時間〔図5(d)参照〕に対してよ
り短縮化させるように制御している。
【0047】すなわち、従来の制御方式では、図5
(d)に示すように、最大符号化速度の先頭セルの受信
に際して「21ユニット待ち」とするゆらぎ吸収時間が
設定されるようになっていたものが、本発明の制御方式
では、図1(d)に示すように、最大符号化速度の先頭
セルの受信後の監視時間Tの期間に3個の滞留セルが認
識されたことに基づいた補正によって、「8ユニット待
ち」とするゆらぎ吸収時間dY が設定されるようになっ
ている。
【0048】これによって、それ以後、例えば、最小符
号化速度すなわち最大符号化レート(SMAX )を持つセ
ル(図1の例では、TSが「13」のセル)が最大ゆら
ぎ幅で到着した時にも、その到着タイミングを本来の再
生タイミングに一致させることができ、「0ユニット待
ち」でその再生処理に対処できる。
【0049】従って、本発明では、網内遅延によって先
頭セルのゆらぎ幅が後続セルのゆらぎ幅より大きい場合
(受信側でその滞留を来す程度)であっても、受信側の
セルバッファ内に過剰にセルが滞留することを回避で
き、再生処理の遅延の増大を最小限に抑えることができ
る。
【0050】上述した本発明に係る遅延ゆらぎ吸収制御
を実現するためのシステム構成の一例を図2に示してい
る。このシステムにおいて、1-1〜1-nは音声情報を扱
う端末であり、交換機2を介して回線に接続されてい
る。
【0051】交換機2には、上記各端末1-1〜1-nに対
応した端末インタフェース回路21-1〜21-n、ATM
スイッチ22、トランク回路23-1〜23-mが設けら
れ、これらの個々の制御あるいは連携制御は中央制御装
置(CPU)24により実施される。端末インタフェー
ス回路21-1〜21-nは、更に、入出力インタフェース
部211を介したセル送信側及びセル受信側の2つの系
によって構成される。ここで、セル送信側の系は符号化
部212、セル化部213、セル宛先テーブル214、
セル送信部215によって成り、他方、セル受信側の系
はセル受信部216、セル再生部217、再生タイミン
グ発生部218、復号化部219によって成る。
【0052】次に、上述した本発明の遅延ゆらぎ吸収制
御を踏まえ、図2のシステムにおける端末インタフェー
ス回路21-1の動作を例にとり説明する。この端末イン
タフェース回路21-1内のセル送信側の系において、端
末1-1から送られてくる通話者の音声情報は端末送信線
から入出力インタフェース部211を経て標本化された
状態で符号化部212に入力する。符号化部212で
は、その音声情報を当該音声情報の特性に応じた符号化
レートによって圧縮し、セル化部213に入力する。
【0053】次いで、セル化部213は圧縮された音声
情報を固定長データセル内の情報部に格納すると共に、
このセルに対してタイムスタンプ番号及びシーケンス番
号を付加し、更には、そのセルヘッダ内に相手ノードに
伝達するための指標である宛先情報をセル宛先テーブル
214を参照して付加する。このセル化部213により
生成されたセルは、その後、セル送信部215に転送さ
れ、ここから回線側送信線、ATMスイッチ22、トラ
ンク回路23を経て回線へと送出される。
【0054】一方、端末インタフェース回路21-1内の
セル受信側の系において、トランク回路23、ATMス
イッチ22を介して送られてくる受信セルは回線側受信
線を通じてセルバッファを含むセル受信部216に入力
する。次いで、その受信セルはセル受信部216からセ
ル再生部217に転送され、再生される。
【0055】この再生処理において、セル再生部217
は再生タイミング発生部218より示された再生タイミ
ング番号を受信セルのヘッダ内に格納されているシーケ
ンス番号と比較しながら、これらの番号が一致する時
に、その受信セル内情報を復号化部219に再生音声信
号として出力する。復号化部219は、そのセル再生部
217から与えられる再生音声信号を復号化し、入出力
インタフェース部211から端末側受信線を通じて端末
1-1へと伝送する。この端末インタフェース回路21-1
内のセル受信側の系における一連のセル再生処理におい
て、図1に示すような方式に従った遅延ゆらぎ吸収制御
が行われるのは上述した通りである。
【0056】尚、上記実施例は、可変レート符号化方式
により処理されるセルの転送に対する遅延ゆらぎ吸収制
御についてのみ述べているが、本発明の遅延ゆらぎ吸収
制御は、固定レートでの符号化方式により処理されるセ
ルの転送に応用しても同様の効果が期待できる。
【0057】この固定レート符号化方式によるセル転送
の場合、遅延ゆらぎを決定するパラメータとしてセルの
符号化レートが関与していないことから、このセル転送
を対象とする遅延ゆらぎ吸収制御においては、ゆらぎ吸
収基礎時間の設定式として、上記(1)式とは異なる式
(符号化レートを考慮しないもの)が用いられる。
【0058】そこで、この固定レート符号化方式のセル
転送に対して本発明を適用するに当たっては、そのゆら
ぎ吸収基礎時間の設定式に、受信側のセルバッファにお
ける滞留セル数及び滞留セル復号化時間を変数として持
つ関数式f(a,b)を付加した式を用いるようにすれ
ば良い。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の遅延ゆら
ぎ吸収制御方式によれば、全てのセルを対象とする遅延
ゆらぎ要素に基づいてゆらぎ吸収基礎時間を設定すると
共に、先頭セルの受信後、一定期間内におけるセルバッ
ファでのセル滞留状況を監視し、その滞留セル数及びそ
の滞留セルの復号化時間に基づいて上記ゆらぎ吸収基礎
時間を更に補正するようにしたため、最初に到着した受
信セルの網内遅延を反映したゆらぎ吸収時間が設定で
き、その網内遅延によって先頭セルが到着してから一定
期間内に受信側のセルバッファ内でセルの滞留が発生す
るような状況に際しても、その滞留セルの再生のために
後続セルの再生タイミングが順次遅れるといった遅延時
間の増大を最小限に抑えながらより適応性の高いゆらぎ
吸収制御を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遅延ゆらぎ吸収制御の一例を示す
タイミングチャート。
【図2】本発明の遅延ゆらぎ吸収制御方式を適用するシ
ステムの一例を示すブロック構成図。
【図3】可変速度音声符号化方式によるタイムスタンプ
処理の一般的な例を示すタイミングチャート。
【図4】最初の受信セルが最小符号化速度の場合におけ
る従来の遅延ゆらぎ吸収制御の一例を示すタイミングチ
ャート。
【図5】最初の受信セルが最大符号化速度の場合におけ
る従来の遅延ゆらぎ吸収制御の一例を示すタイミングチ
ャート。
【符号の説明】
1-1〜1-n 端末 2 交換機 21-1〜21-n 端末インタフェース回路 211 入出力インタフェース部 212 符号化部 213 セル化部 214 セル宛先テーブル 215 セル送信部 216 セル受信部 217 セル再生部 218 再生タイミング発生部 219 復号化部 22 ATMスイッチ 23-1〜23-m トランク回路 24 中央制御装置(CPU) t 基準時間間隔 SN シーケンス番号 TS タイムスタンプ番号 dCIR 網内遅延 dY ゆらぎ吸収時間 RS 再生タイムスタンプ番号 SMAX 最大符号化レート SMIN 最小符号化レート SFIRST 最初に到着したセルの符号化レート dX% X%のゆらぎ時間 T セル滞留監視時間
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 7/10 7928−5K

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声情報の符号化データを格納したデー
    タセルを網を介して転送する際、その網内で各セル毎に
    異なった値で生じる遅延ゆらぎを吸収するための遅延ゆ
    らぎ吸収制御方式において、 全ての受信セルを対象とする遅延ゆらぎ要素に基づいて
    遅延ゆらぎ吸収基礎時間を算出する手段と、 先頭セルの受信時点から一定の監視時間内における受信
    セルバッファへの滞留セル数及びその滞留セルの予想さ
    れる復号化時間に基づいて前記ゆらぎ吸収基礎時間を補
    正する手段とを具備し、全ての受信セルを対象とする遅
    延ゆらぎ要素と、先頭の受信セルの網内遅延による遅延
    ゆらぎ要素とを加味して遅延ゆらぎ吸収制御時間を設定
    するようにしたことを特徴とする遅延ゆらぎ吸収制御方
    式。
  2. 【請求項2】 データセルは、固定長データパケットに
    可変速度音声符号化により音声情報を可変符号化レート
    で満たしたセルであることを特徴とする請求項1記載の
    遅延ゆらぎ吸収制御方式。
  3. 【請求項3】 ゆらぎ吸収基礎時間の算出式として、X
    %遅延のゆらぎ時間及び受信先頭セルの符号化レートを
    可変パラメータとして持つ関数を適用することを特徴と
    する請求項2記載の遅延ゆらぎ吸収制御方式。
  4. 【請求項4】 データセルは、可変長データパケットに
    音声情報を固定の符号化レートで満たしたセルであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の遅延ゆらぎ吸収制御方
    式。
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