JPH0647245U - 紙送り装置の軸受構造 - Google Patents
紙送り装置の軸受構造Info
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- JPH0647245U JPH0647245U JP8290792U JP8290792U JPH0647245U JP H0647245 U JPH0647245 U JP H0647245U JP 8290792 U JP8290792 U JP 8290792U JP 8290792 U JP8290792 U JP 8290792U JP H0647245 U JPH0647245 U JP H0647245U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 側面視形状において開放部を有し、開放部の
開放端面が紙送り駆動ローラの外周に対する接面の1つ
と交わらない形状の軸受を、記録領域内の複数個設ける
ことにより、紙送り駆動ローラのたわみを小とし、小径
の紙送り駆動ローラを使用可能とする。 【構成】 軸受33に側面視形状において開放部331
を設け、開放部の開放端面332を紙送り駆動ローラ3
の外周に対する少なくとも1つの接面と交わらない形状
とし、軸受33を記録領域内の紙送り従動ローラ32の
押圧部近傍に配設することによって、紙送り駆動ローラ
3の軸スパンおよび紙送り従動ローラ32の作用点と軸
受33との距離を小さくでき、小径の紙送り駆動ローラ
3の使用が可能となる。
開放端面が紙送り駆動ローラの外周に対する接面の1つ
と交わらない形状の軸受を、記録領域内の複数個設ける
ことにより、紙送り駆動ローラのたわみを小とし、小径
の紙送り駆動ローラを使用可能とする。 【構成】 軸受33に側面視形状において開放部331
を設け、開放部の開放端面332を紙送り駆動ローラ3
の外周に対する少なくとも1つの接面と交わらない形状
とし、軸受33を記録領域内の紙送り従動ローラ32の
押圧部近傍に配設することによって、紙送り駆動ローラ
3の軸スパンおよび紙送り従動ローラ32の作用点と軸
受33との距離を小さくでき、小径の紙送り駆動ローラ
3の使用が可能となる。
Description
【0001】
本考案は紙送り装置の軸受構造に関し、特に高密度記録を行なうシリアル記録 装置における紙送り装置の軸受構造に関する。
【0002】
従来よりシリアル記録装置の紙送り装置としては図6に斜視図を示す方法が一 般的である。図6において、3は紙送り駆動ローラであり、記録ヘッド1の前面 に配置されている。321、322は紙送り従動ローラであり、記録媒体8を間 に挟んで紙送り駆動ローラ3に押圧されている。記録媒体8は紙送り従動ローラ 321、322により紙送り駆動ローラ3に巻き付けられている。紙送り駆動ロ ーラ3は中心に軸部34を有し、軸部34と回転自由に係合し両端のフレーム4 1、42に固定された2つの軸受33により、回転自由に支えられている。紙送 り駆動ローラ3の軸部34の一端には駆動ローラ歯車31が結合されている。駆 動ローラ歯車31は、伝達手段をなす紙送りモータ歯車51と直接係合している 、あるいは、紙送りモータ歯車51と係合し多段減速の伝達手段をなす中間減速 歯車(不図示)と係合している。紙送りモータ歯車51は紙送りモータ5に結合 されている。
【0003】 かかる構成から成る紙送り装置の動作は次のようになる。すなわち、 紙送りモータ5を所定量回転させることによって、 歯車より成る伝達手段を介して紙送りモータ5の回転駆動力が駆動ローラ歯車 31に伝達され、 駆動ローラ歯車31と結合する紙送り駆動ローラ3が軸受33に支えられて所 定量回転し、 記録媒体8が所定量搬送されるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 近年、この種の記録装置においては、小型化、薄型化、軽量化が強く求められ ており、そのためには、紙送り装置における紙送り駆動ローラ3の外径を小径化 することが非常に有効な手段となる。
【0005】 しかしながら、上述の従来例においては、紙送り駆動ローラ3は両端部を軸受 33によって支えられているため、紙送り駆動ローラ3の外径を小径化すると、 紙送り駆動ローラ3の長手方向の軸強度が弱まり、紙送り従動ローラ321ある いは322の押圧力により、紙送り駆動ローラ3に無視できないたわみが発生し 、記録媒体8の搬送精度が低下する。したがって、紙送り駆動ローラ3の小径化 には、大きな制限があるものであった。
【0006】 本考案は上記課題を解決するためになされたもので、記録装置の小型化、薄型 化、軽量化が図れる紙送り装置の軸受構造を提供することを目的とする。
【0007】
本考案の紙送り装置の軸受構造は、回転することによって記録媒体の搬送を行 なう紙送り駆動ローラと、該紙送り駆動ローラを回転自由に支持する軸受と、弾 性手段により該紙送り駆動ローラを押圧する紙送り従動ローラと、該紙送り駆動 ローラと結合する駆動ローラ歯車と、該駆動ローラ歯車および紙送り駆動ローラ を回転駆動する紙送りモータと、該紙送りモータの回転駆動力を該駆動ローラ歯 車に伝える伝達手段と、から成る紙送り装置において、前記軸受は、記録領域内 に複数個配設され、側面視形状において開放部が設けられ、該開放部の開放端面 が前記紙送り駆動ローラの外周に対する少なくとも1つの接面と交わらない形状 であることを特徴とする。
【0008】
紙送り駆動ローラを支え、側面視形状において開放部を有し、開放部の開放端 面が紙送り駆動ローラの外周に対する接面の1つと交わらない形状の軸受を、記 録領域内の紙送り従動ローラ押圧部近傍に複数個設けることにより、紙送り従動 ローラの押圧力による紙送り駆動ローラのたわみを小とし、小径の紙送り駆動ロ ーラを使用可能とする。
【0009】
以下、本考案の実施例を、図面を用いて詳細に説明する。
【0010】 図1は本考案の一実施例を示す断面図、図2はその斜視図である。
【0011】 これらの図において、1は記録ヘッドであり、列方向Aに#1から#nまでの 複数の記録素子11が一定の素子間ピッチpで並んでいる。記録素子11の配列 は素子を1列に並べ素子間ピッチpを得てもよく、素子を複数列に配置して素子 間ピッチpを得てもよい。
【0012】 2はキャリッジであり、記録ヘッド1を搭載し、キャリッジモータ21により 、タイミングベルト24を介して駆動され、ガイド軸22、23に沿って行方向 B(記録媒体8の幅方向)に移動する。
【0013】 3は紙送り駆動ローラであり、記録ヘッド1に対し、記録媒体8の経路の上流 側に配置されている。後述の動作説明のため、紙送り駆動ローラ3の外径(最外 径)をdと記述する。紙送り駆動ローラ3は、最外径より細い軸部34を有し、 支持板43上に設けた複数の軸受33によって軸部34を回転自由に支えられて いる。紙送り駆動ローラ3は、軸受33の反対側から図示しないばねによって紙 送り駆動ローラ3の最外径部を押圧する一個または複数の紙送り従動ローラ32 と係合し、記録媒体8を間にはさんで回転することによって、記録媒体8を列方 向Aに搬送する。
【0014】 紙送り駆動ローラ3は、曲げ強度が高く、軸受33に対して摩擦係数が低く、 記録媒体8に対して摩擦係数が高いことが必要で、例えば、金属軸に部分的にセ ラミック等を薄くコーティングしたものが適する。
【0015】 軸受33は、行方向記録領域内の紙送り従動ローラ32の押圧部近傍に複数個 配設され、断面図図1に示す側面視形状において開放部331が設けられている 。開放部331の開放端面332は紙送り駆動ローラ3の外径に対して突出しな い形状、すなわち、紙送り駆動ローラ3の外周に対する少なくとも1つの接面と 交わらない形状となっている。したがって、記録媒体8を上記交わらない接面と なるように配することにより、記録媒体8は軸受33に干渉されることなく紙送 り駆動ローラ3と紙送り従動ローラ32との間を通過することが可能となる。
【0016】 紙送り駆動ローラ3の一端には駆動ローラ歯車31が結合されている。後述す る動作説明のため、駆動ローラ歯車31のピッチ円径をDと記述する。
【0017】 5は紙送りモータであり、駆動ローラ歯車31と係合して伝達手段をなす紙送 りモータ歯車51が固定され、駆動ローラ歯車31及び駆動ローラ歯車31と結 合する紙送り駆動ローラ3を駆動する。駆動ローラ歯車31と紙送りモータ歯車 51との歯数比(減速比)は任意である。また、減速は、図示例では一段減速と しているが、紙送りモータ歯車51と駆動ローラ歯車31との間に多段減速の伝 達手段をなす中間減速歯車(不図示)を挿入して、多段減速とすることも可能で ある。
【0018】 紙送りモータ5は、一般的な、例えば4相 48極、96極、200極等のス テップモータが適用できる。紙送りモータ5の1ステップあたりの記録媒体8の 搬送量(紙送り分解能)は、紙送りモータ5の極数、紙送りモータ5の駆動方法 、紙送りモータ5から駆動ローラ歯車31までの減速比、紙送り駆動ローラ3の 外径、の組合せによって決定される。本実施例においては、紙送り分解能は10 ミクロン程度とした。
【0019】 45はプラテンであり、平坦面を有し、記録ヘッド1の前面に配されている。 6は給紙ローラであり、図示しない一方向クラッチを内蔵し、給紙ローラ軸6 4により一方向のみに回転駆動されて、給紙トレイ65に収納された記録媒体8 を記録装置の紙送り装置に送り込む。給紙ローラ軸64には給紙歯車63が結合 されている。
【0020】 61は給紙モータであり、給紙歯車63と係合する給紙モータ歯車62が固定 され、給紙ローラ6を駆動する。なお、動力切換え機構を設けて紙送りモータ5 の回転方向によって紙送りモータ歯車51の係合を給紙歯車63と駆動ローラ歯 車31とに切換えることにより、給紙モータ61を廃する構成とすることも可能 である。
【0021】 7は紙端センサであり、給紙ローラ6と紙送り駆動ローラ3との間に配され、 記録媒体8の端面位置を検出する。
【0022】 記録後の記録媒体8の排紙のために、記録ヘッド1に対し、記録媒体8の経路 の下流側に排紙ローラ対(不図示)を設けてもよい。
【0023】 次に、上記構成から成る紙送り装置の動作について説明する。
【0024】 記録データを受け取ると給紙モータ61は給紙のため回転を開始する。給紙モ ータ61の回転により給紙ローラ6が駆動され、給紙トレイ65に収納された記 録媒体8が一枚選択されて紙送り駆動ローラ3と紙送り従動ローラ32との係合 部に送り込まれる。選択された記録媒体8は、給紙ローラ6と紙送り駆動ローラ 3との間にある紙端センサ7に記録媒体8の先端が検知されると、その位置から 記録媒体8の先端が紙送り駆動ローラ3に十分到達する、予め定められた量だけ 送り込まれる。記録媒体8の先端が紙送り駆動ローラ3と紙送り従動ローラ32 との接線部に押し付けられ、斜行等が矯正された状態で給紙モータ61の回転を 停止し、給紙動作が終了する。
【0025】 次に、記録媒体8の頭出しのため紙送りモータ5が回転を開始する。紙送りモ ータ5の回転により紙送り駆動ローラ3が駆動される。記録媒体8は紙送り駆動 ローラ3と紙送り従動ローラ32との間に挟まれて送り出され、プラテン45に 沿って記録ヘッド1と対向し、頭出し動作が終了する。なお、給紙ローラ6は内 蔵する一方向クラッチにより記録媒体8の引出し方向に対して空転し、記録媒体 8は給紙トレイ65から負荷の小さい状態で引き出される。
【0026】 以上のようにして記録媒体8の給紙及び頭出し動作が終了した後、キャリッジ モータ2を駆動する。キャリッジ2が行方向に移動してキャリッジ2に搭載され た記録ヘッド1の記録素子11が行方向の記録領域に達した後、記録データに応 じて記録素子11に選択的に通電し、記録媒体8の行方向記録領域内に1バンド 分の任意の文字または画像を記録する。
【0027】 例えば画像のような連続するパターンを記録する場合は、上記第一のバンドの 記録が終了した後、キャリッジモータ2の駆動を停止し、紙送りモータ5を駆動 して、紙送り駆動ローラ3の回転により記録媒体8を記録素子11の列方向の全 長分だけ搬送する。しかる後、キャリッジモータ2を反転駆動して記録ヘッド1 を逆方向に移動し、第一のバンドに隣接する第二のバンドを記録する。以下、キ ャリッジ2の移動動作と記録媒体8の搬送動作を繰り返す。
【0028】 記録が記録媒体8の終端に近づくと、記録媒体8の終端は紙端センサ7を通り 過ぎ、紙端センサ7により記録媒体8の終端が検出される。以後、記録媒体8の 終端までに割り付けられる最終のバンドを記録するまで、キャリッジ2の移動動 作と、記録媒体8の搬送動作を繰り返し、一頁分の記録を終了する。
【0029】 ここで、紙送り駆動ローラ3の回転による記録媒体8の搬送動作について、さ らに詳述する。
【0030】 紙送り装置による記録媒体8の搬送動作において搬送精度を阻害する大きな要 因は、紙送り駆動ローラ3と結合する駆動ローラ歯車31と、伝達手段との係合 状態である。
【0031】 通常、互いにかみあう一対の歯車には、バックラッシと呼ばれる、歯車のピッ チ円周上の遊びが必要である。このバックラッシにより、歯車のピッチ、歯形、 歯すじ、歯厚などの誤差、歯溝のふれ、温度上昇に伴う膨張、などのために生ず るかみあい上の支障を避けることができる。
【0032】 伝達手段が紙送りモータ歯車51の場合(1段減速)を想定し、駆動ローラ歯 車31と紙送りモータ歯車51との間に設けられるバックラッシの総量をfとす る。具体的な数値による説明のために、fの数値の一例を以下に示す。
【0033】 単体の歯車の円周方向バックラッシの大きさは、JIS B 1703(平歯 車及びはすば歯車のバックラッシ)で精度等級ごとに規定されている。歯車の精 度等級は、紙送り装置等においては、経済性を考慮すると3〜5等級が妥当であ り、本実施例においては4等級の歯車を用いる。上述のJISの規定によるバッ クラッシ量を求めると、モジュール0.5以下として、駆動ローラ歯車31(φ 25〜50)は150ミクロン、紙送りモータ歯車51(φ6〜12)は100 ミクロンとなる。したがって、駆動ローラ歯車31と紙送りモータ歯車51との かみあいにおけるバックラッシの総量fは、f=150+100=250ミクロ ンとなる。
【0034】 上記の係合状態において、紙送りモータ5が所定量回転して停止した時、伝達 手段を介して駆動される駆動ローラ歯車31は、回転方向に対してバックラッシ の総量fだけ停止位置が定まらない領域を有することになり、駆動ローラ歯車3 1と結合する紙送り駆動ローラ3の回転による記録媒体8の搬送量に誤差を生じ 、記録画像品質が劣化する。
【0035】 ここで、前述の紙送り駆動ローラ3の外径dと駆動ローラ歯車31のピッチ円 径Dとの関係について図3を用いて説明する。
【0036】 図3に示す如く、紙送り駆動ローラ3の外周上の停止位置の不確定領域82は 、駆動ローラ歯車31のピッチ円周上の停止位置の不確定領域81に対して、そ の径の比分だけ小さくなる。すなわち、駆動ローラ歯車31と伝達手段との間の バックラッシ総量によってfだけ生じる駆動ローラ歯車31のピッチ円周上の停 止位置の不確定領域は、紙送り駆動ローラ3の外周上においては駆動ローラ歯車 31のピッチ円径Dと紙送り駆動ローラ3の外径dとの径比D/dだけ減じられ 、f/(D/d)となる。
【0037】 したがって、紙送り駆動ローラ3の外径dを小さくすることは、記録媒体8の 搬送精度を高くするための非常に有効な手段となる。
【0038】 しかしながら、紙送り駆動ローラ3の外径dを小さくすることは、紙送り駆動 ローラ3の長手方向の軸強度が弱まり、紙送り従動ローラ32の押圧力による紙 送り駆動ローラ3のたわみが大きくなり、記録媒体8の搬送精度を阻害する新た な要因となる。
【0039】 本実施例の構成によれば、上記たわみを小さくすることが可能となる。以下に 図4を用いて具体例を詳述する。
【0040】 図4aは本考案の紙送り装置の軸受構造を示す正面図である。
【0041】 図4aにおいて、フレーム41、42の間に渡した支持板43上に5つの軸受 33a、33b、33c、33d、33eを配設した。
【0042】 軸部34を有する紙送り駆動ローラ3を、鋼鉄製の軸部34が軸受33a〜e に支えられるよう軸受33上に配した。
【0043】 軸受33b、33c、33dの上部に紙送り駆動ローラ3を押圧する3つの紙 送り従動ローラ対32b、32c、32dを配設した。
【0044】 紙送り従動ローラ対32b、32c、32dの押圧力Wは各々0.5キログラ ム重とした。
【0045】 紙送り駆動ローラ3の外径dはφ3.5ミリメートル、その軸部34の径d’ はφ3.4ミリメートルとした。
【0046】 軸受33bと33c間、および、軸受33cと33d間の距離Lは60ミリメ ートルとし、紙送り従動ローラ32の作用点と軸受33との距離L1 は各々8ミ リメートルとした。
【0047】 フレーム41と42間の距離を280ミリメートルとした。
【0048】 上記の構成により、紙送り駆動ローラ3のたわみ量を測定した。その結果、紙 送り駆動ローラ3に生じる最大たわみ量は10ミクロン以下であり、記録媒体8 の搬送精度にほとんど影響を与えないものであった。これは主に、軸受33a〜 eの間隔を小さく構成でき、かつ、軸受33を紙送り従動ローラ32の近傍に配 設できたこと、すなわち、紙送り駆動ローラ3の軸スパンおよび紙送り従動ロー ラ32の作用点と軸受33との距離を小さくできたことによるものである。
【0049】 図4bは比較例として試作した紙送り装置の軸受構造を示す正面図である。
【0050】 図4bにおいて、フレーム410、420に2つの軸受330f、330gを 配設した。
【0051】 紙送り駆動ローラ30の鋼鉄製軸部340を軸受330fと330g間に配し た。
【0052】 紙送り駆動ローラ30(あるいは代用として軸部340)上に紙送り駆動ロー ラ30を押圧する2つの紙送り従動ローラ320f、320gを配設した。
【0053】 紙送り従動ローラ320f、320gの押圧力Wは各々0.5キログラム重と した。
【0054】 軸受330fと330g間(フレーム410と420間)の距離Lは280ミ リメートルとし、紙送り従動ローラ320の作用点と軸受330との距離L1 は 各々90ミリメートルとした。
【0055】 紙送り駆動ローラ30は径大のものは軸部340のみの形状で代用し、軸部3 40の径d’は種々の値のものを製作した。
【0056】 上記の構成により、紙送り駆動ローラ30(あるいは軸部340)のたわみ量 を測定した。その結果、 前述の実施例で用いた紙送り駆動ローラ3と同一の、外径d=φ3.5ミリメ ートル、軸部径d’=φ3.4ミリメートルの紙送り駆動ローラ30を用いた場 合、生じる最大たわみ量は、前述の実施例の約300倍の、2.8ミリメートル にも及び、記録媒体8の搬送は不可能であった。
【0057】 前述の実施例と同一レベルのたわみ量で収まったのは、軸径d’=φ15ミリ メートルの軸部340を用いた場合であった。これは、前述の実施例における紙 送り駆動ローラ3に対して、重量にして約17倍、慣性モーメントにして約30 0倍に相当するものであった。
【0058】 なお、上記は1具体例であり、軸受33の配置その他のパラメータを考慮する ことにより、より小径の紙送り駆動ローラ3を用いること、軸受33の数を減じ ること、等が可能となることはもちろんである。
【0059】 以上詳述したように、本実施例によれば、軸受33に図1に示す側面視形状に おいて開放部331が設けられ、開放部331の開放端面332は紙送り駆動ロ ーラ3の外径に対して突出しない形状、すなわち、紙送り駆動ローラ3の外径に 対する少なくとも1つの接面と交わらない形状となっていることから、軸受33 を記録領域内の紙送り従動ローラ32の押圧部近傍に配設することが可能となる 。これにより、紙送り駆動ローラ3の軸スパンおよび紙送り従動ローラ32の作 用点と軸受33との距離を小さくできることから、非常に小径の紙送り駆動ロー ラ3を使用することが可能となる。
【0060】 その結果、バックラッシ等の不安定要因を有する伝達手段を用いても、搬送精 度の高い紙送り装置を得ることができる。
【0061】 また、小型、薄型、軽量な紙送り装置及び紙送り装置を含む記録装置を得るこ とができる。
【0062】 なお、本例においては、紙送り駆動ローラ3を、記録ヘッド1に対し、記録媒 体8の経路の上流側に配置したが、下流側に配置する等、自由にレイアウトする ことが可能である。
【0063】 図5は本考案の他の実施例を示す斜視図である。軸受33は記録ヘッド1の前 面に配されたプラテン45と一体に形成されている。本構成によれば、プラテン 45の平坦面と紙送り駆動ローラ3の外周位置をより正確に合わせることが可能 となることから、記録媒体8と記録ヘッド1との間隔がより正しく保たれ、より 良好な記録品質が得られる。
【0064】 また、装置の組立が容易になることから、紙送り装置をより安価に提供できる ものである。
【0065】
【考案の効果】 以上の説明から明らかなように本考案によれば、 軸受に側面視形状において開放部を設け、開放部の開放端面を紙送り駆動ロー ラの外周に対する少なくとも1つの接面と交わらない形状としたことから、軸受 を記録領域内の紙送り従動ローラの押圧部近傍に配設することができ、非常に小 径の紙送り駆動ローラ3を使用することが可能となる。
【0066】 その結果、小型、薄型、軽量な紙送り装置及び紙送り装置を含む記録装置を実 現できる。
【0067】 さらに、バックラッシ等の不安定要因を有する伝達手段を用いても、搬送精度 の高い紙送り装置を得ることができるという、格別の効果を有する。
【図1】本考案の紙送り装置装置の軸受構造の一実施例
の構成を示す断面図である。
の構成を示す断面図である。
【図2】図1に示した紙送り装置の軸受構造の斜視図で
ある。
ある。
【図3】本考案の一実施例における搬送誤差を説明する
図である。
図である。
【図4】本考案の紙送り装置の軸受構造の一実施例の構
成を示す正面図である。
成を示す正面図である。
【図5】本考案の他の実施例の構成を示す部分図であ
る。
る。
【図6】従来例を示す図である。
1 :記録ヘッド 11 :記録素子 2 :キャリッジ 3 :紙送り駆動ローラ 31 :駆動ローラ歯車 32 :紙送り従動ローラ 33 :軸受 331 :(軸受の)開放部 332 :(軸受の)開放端面 34 :(紙送り駆動ローラの)軸部 41、42:フレーム 43 :支持板 45 :プラテン 5 :紙送りモータ 51 :紙送りモータ歯車 6 :給紙ローラ 7 :紙端センサ 8 :記録媒体
Claims (1)
- 【請求項1】 回転することによって記録媒体の搬送を
行なう紙送り駆動ローラと、該紙送り駆動ローラを回転
自由に支持する軸受と、弾性手段により該紙送り駆動ロ
ーラを押圧する紙送り従動ローラと、該紙送り駆動ロー
ラと結合する駆動ローラ歯車と、該駆動ローラ歯車およ
び紙送り駆動ローラを回転駆動する紙送りモータと、該
紙送りモータの回転駆動力を該駆動ローラ歯車に伝える
伝達手段と、から成る紙送り装置において、 前記軸受は、記録領域内に複数個配設され、側面視形状
において開放部が設けられ、該開放部の開放端面が前記
紙送り駆動ローラの外周に対する少なくとも1つの接面
と交わらない形状であることを特徴とする紙送り装置の
軸受構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992082907U JP2597308Y2 (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 記録紙送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992082907U JP2597308Y2 (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 記録紙送り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0647245U true JPH0647245U (ja) | 1994-06-28 |
| JP2597308Y2 JP2597308Y2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=13787330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992082907U Expired - Lifetime JP2597308Y2 (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 記録紙送り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2597308Y2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005239336A (ja) * | 2004-02-25 | 2005-09-08 | Seiko Epson Corp | 記録装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2597308Y2 (ja) | 1999-07-05 |
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