JPH0647429U - 天井構造 - Google Patents

天井構造

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JPH0647429U
JPH0647429U JP9028992U JP9028992U JPH0647429U JP H0647429 U JPH0647429 U JP H0647429U JP 9028992 U JP9028992 U JP 9028992U JP 9028992 U JP9028992 U JP 9028992U JP H0647429 U JPH0647429 U JP H0647429U
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信夫 根塚
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、構築作業が簡単で、コストの低減
を図ることが可能な天井を提供する。 【構成】 本考案は、天井部10が、壁パネル62に取
り付けられた受部材16によって、両端部が支持されて
おり、この天井部10は、前記壁パネル62同士の間隔
よりも長い天井材を、軟質の接合部材を介して接合して
なり、かつ、この天井部10は、上方向に湾曲させられ
て、アーチ状に形成されることを特徴とする。この構成
により、天井部10の高さ決定が容易に行え、壁パネル
62の間隔の多少の誤差は、前記天井部10のアーチ状
部分により吸収できる。また、従来のような天井吊梁、
吊木、野縁等が不要となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、天井構造に関し、特に、壁同士の間隔に対応させた天井材の採寸を 省き、建築コストの軽減を図ることができる天井構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の天井の一例を図5を参照して説明する。
【0003】 図5において、1階壁パネル62と2階壁パネル64との間には、床パネル6 0の芯材60aが位置し、2階壁パネル64の芯材64aから、床パネル60の 芯材60aを介して、1階壁パネル62の芯材62aへボルト(図示せず)が挿 通されており、このボルトが1階壁パネル62の芯材62aの下面で、図示しな いナットによって締められている。
【0004】 また、隣接する床パネル60同士は、相互の芯材60aにボルト(図示せず) を挿通し、そのボルトをナットで締めることにより結合される。
【0005】 床パネル60の面材60bの下方には、吊梁52が設けられている。吊梁52 には、複数の吊木54が取り付けられて、下方向へ延設されており、この吊木5 4の長さによって、天井50の高さが決定される。また、この天井50の高さの 決定は、目見当により行われていた。
【0006】 次に、目見当により決定された天井50の高さ位置で、前記吊木54に野縁5 6を取り付け、この野縁56の下面に天井材58が取り付けられている。
【0007】 こうして、同図に示す天井50は、1階の上方に設置した吊梁52から吊り下 げた吊木54により野縁56が支持され、この野縁56に平坦な板状の天井材5 8が取り付けられることにより構成されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の天井50の場合、目見当により天井50の高さ を決めることは、熟練者によって行われ、特に、天井50の中央部を若干上方に 反らせて、いわゆる起りを形成することは困難であった。そして、かかる困難な 作業が必要とされることは、工業的な量産建築の要請に反するものである。
【0009】 また、対向する壁パネル62同士の間の寸法が、設計の段階とは完全には一致 せず、数mm程度の誤差が生じるため、天井50を構築する際には、大工作業に より現場で壁パネル62同士の間隔の採寸をして、これに対応させて天井材58 の寸法を決定し、野縁56に取り付けなければならないという問題があった。
【0010】 また、従来の天井50の場合、吊梁52、吊木54、野縁56の設置が不可欠 であるため、構造が複雑化し、この結果、天井50の構築コストが高騰してしま うという問題があった。
【0011】 そこで、本考案は、天井の高さ決定等の困難な作業や、天井材58の寸法を壁 パネル62の間隔に対応させて採寸する作業を省略でき、構造も簡単で構築コス トの低減を図ることが可能な天井を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、建造物における一対の対向する壁の向か い合う側面上部にそれぞれ取り付けられた受部材と、前記一対の対向する壁の間 隔よりも長い長尺形状をなし、かつ、前記受部材によって両端部が支持され、上 方向に湾曲させられてアーチ状に形成される複数の天井材と、該複数の天井材を 短手方向に接合する接合部材と、を備えることを特徴とする。
【0013】
【作用】
上述した構成の天井構造によれば、対向する壁に受部材を取り付けることによ り、天井材と壁との接合位置を決定できる。しかも天井材は上方向に湾曲させら れて前記接合位置よりも下方には位置しないので、これによって、天井の最も低 い位置を決定でき、熟練を必要とする天井の高さ決定の作業を省略できる。
【0014】 また、天井材はアーチ状に形成される構造であるため、壁同士の間隔に、設計 段階とは多少の誤差が生じても、前記天井材のアーチの曲率が多少変化すること により調整を省略でき、これにより、前記天井材の取り付け現場において、天井 材の寸法を壁同士の間隔に対応させて、この天井材の採寸をする作業を省略でき る。
【0015】 また、従来のような吊梁、吊木、野縁等が不要となり、全体として構築コスト の低減を図ることができる。
【0016】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を詳細に説明する。
【0017】 図1は、パネル工法による家屋の1階の上部空間に天井部10を構築した実施 例を示し、図2は、壁パネル62等を省略し、湾曲させられて取り付けられた状 態の天井部10を示す図である。
【0018】 この天井部10は、図2に示すように、天井材12を短手方向に接合すること により形成されており、この天井材12として、化粧合板を使用することができ る。天井材12は、長手方向の長さが、壁パネル62、62の間隔よりも長くな っており、そうすることにより、部屋の上部に取り付けるときに湾曲させて、後 述する受部材16に圧接することが可能となる。この圧接によって、天井材12 は、受部材16に強固に支持される。
【0019】 また、天井材12は、湾曲させられることによって、アーチ状に形成してある ので、壁パネル62、62の間隔に、設計段階とは多少の誤差があっても、前記 天井材12のアーチ状部分の曲率が若干変更されることで調整が不要となる。
【0020】 また、これにより、壁パネル62、62の間隔を採寸し、これに対応させて天 井材12の採寸をする手間を省くことができる。
【0021】 天井材12を接合するために、接合部材14が用いられる。図3(1)は、図 2の天井部10において、接合部材14により天井材12が接合された状態を示 す一部切欠の拡大断面図である。この接合部材14は、断面がH状の棒状部材で あって、対向する両側面に長溝20が穿設され、この長溝20に、前記天井材1 2の長辺を挿入できるようになっている。こうして長溝20に天井材12の長辺 を挿入することで、各天井材12同士を接合できるものである。そして、接合部 材14は、合成樹脂等の軟質材料から形成されており、軟質であることから、天 井材12を前述したように湾曲させても、これに応じて接合部材14も湾曲させ ることができる。
【0022】 また、この接合部材14は、後述するように、天井材12の両端部を受部材1 6の長溝22に挿入した後に取り付けられるように、天井材12の長手方向の長 さよりも若干短くなっている。
【0023】 なお、接合部材の変形例として、図3(2)に示すように、断面L字状の接合 部材14aを天井材12の上面両端部に取り付け、この接合部材14aによって 、天井材12の端部との間に形成される長溝20aに接合板14bを挿入するこ とによって、天井材12同士を接合することも可能である。
【0024】 このようにして形成された天井部10は、図1に示すように、受部材16、1 6によって、両端部が支持されている。即ち、予め1階の壁パネル62、62の 対向する側面上部に受部材16、16を取り付けてあり、これによって天井部1 0が支持されている。
【0025】 図4は、この受部材16の斜視図である。受部材16は、木や合成樹脂等から なる棒状部材であって、その側面には天井材12の端部を挿入可能な長溝22が 形成されている。そして、該長溝22に前記天井材12の端部を挿入することに より、この天井材12を支持することができる。また、長溝22は、溝の深さ方 向が斜めになっている。即ち、受部材16を後述するように水平方向に取り付け たときに、前記長溝22が、斜め上を向いて開口するように形成されている。
【0026】 従って、天井材12の両端が挿入されて天井部10が完成したときに、この天 井材12の挿入部が外れにくく、下方向に落ちにくい構造になっている。ただし 、湾曲させられた天井材12の曲率が多少変更されても挿入できるように、前記 長溝22の開口部は、前記天井材12の端面よりも若干大きくしておくことが好 ましい。また、こうすることにより、天井材12を長溝22に挿入する作業も容 易になる。
【0027】 この受部材16を取り付けることによって、天井部10と壁パネル62との接 合位置を決定できる。しかも天井部10は上方向に湾曲させられて前記接合位置 よりも下方には位置しないので、これによって、天井部10の最も低い位置を決 定でき、熟練の必要な天井の高さ決定の作業を省略できる。
【0028】 本実施例は、以上のように構成されており、次に天井材12を取り付けて、天 井部10を構成する作業について説明する。
【0029】 まず、壁パネル62、62の向かい合う側面上部に、受部材16、16を水平 に、かつそれぞれ同じ高さに取り付ける。
【0030】 次に、天井材12の短手側の一方の端部を、一方の受部材16の長溝22の開 口部に当接させて、他方の端部を持ち上げながら、中央部を上方向に湾曲させる 。そして、前記一方の端部を、前記長溝22に挿入した後に、他方の端部を、他 方の受部材16の長溝22に挿入する。こうして、天井材12を1枚取り付ける ことができる。
【0031】 そして、前記天井材12の長手側の側部に、接合部材14の一方の長溝20を 嵌め込みながら、前記天井材12の湾曲に対応させてこの接合部材14を取り付 ける。
【0032】 次に、前記天井材12と若干間隔を置いて、別の天井材12を、前述したよう にして、受け部材16に取り付け、この天井材12を滑らせて、この別の天井材 12の長手側の側部を、前記接合部材14の他方の長溝20に挿入する。
【0033】 以上の作業を繰り返して、全ての天井材12の取り付け作業が完了し、天井部 10が形成される。
【0034】 さらに、前記受部材16の下側には、この受部材16と係合する形状の回り縁 18(図4参照)を取り付け、天井部10と壁パネル62との境界部の美感を確 保するようになっている。
【0035】 また、壁パネル62、62と直交する壁パネル(図示せず)と、前記天井部1 0との境界部には、アーチ状に形成した回り縁(図示せず)を取り付けて、この 境界部の隙間を塞ぐとともに、美感を確保することができる。この回り縁も合成 樹脂等の軟性材料から製造することによって、該回り縁の曲率を、前記天井部1 0の曲率に対応させることが容易にできる。
【0036】 なお、前記天井部10の上部に、図示しないロックウールやグラスウール等の 吸音材又は遮音材を入れ、2階からの防音を図ってもよい。また、照明器具の電 源コードや、吊り下げ用のチェーンを通すための穴を形成しておいてもよい。
【0037】 上述した天井構造によれば、従来のような天井吊梁、吊木、野縁等が不要とな るので、この天井の構築期間の短縮化、材料の節減、構築コストの低減を図るこ とが可能となる。
【0038】 本考案は、上述した場合の他、種々の変形が可能である。
【0039】 例えば、上述した実施例では、1階の天井部10について説明したが、階数を 問わず実施可能であることはいうまでもない。
【0040】 また、本考案は、木造家屋の他、体育館、講堂等にも適用可能である。
【0041】
【考案の効果】
以上詳述した本考案によれば、受部材を壁に取り付けることにより、天井の高 さ決定の作業を省略できるという効果がある。
【0042】 また、天井材をアーチ状に形成することにより、天井材の寸法を壁同士の間隔 に対応させて、この天井材の寸法を採寸する作業を省略できる。
【0043】 さらに、構造も簡単であるため、天井吊梁、吊木、野縁等が不要となり、全体 として構築コストの低減を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の天井構造の実施例を示す断面図であ
る。
【図2】図1における壁パネル等を省略した天井部の斜
視図である。
【図3】天井材を接合部材によって接合した状態を示す
一部切欠斜視図である。
【図4】受部材と回り縁を示す斜視図である。
【図5】従来の天井の断面図である。
【符号の説明】
10 天井部 12 天井材 14 接合部材 16 受部材 62 壁パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7521−2E E04B 5/54 E

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物における一対の対向する壁の向か
    い合う側面上部にそれぞれ取り付けられた受部材と、 前記一対の対向する壁の間隔よりも長い長尺形状をな
    し、かつ、前記受部材によって両端部が支持され、上方
    向に湾曲させられてアーチ状に形成される複数の天井材
    と、 該複数の天井材を短手方向に接合する接合部材と、 を備えることを特徴とする天井構造。
JP1992090289U 1992-12-08 1992-12-08 天井構造 Expired - Fee Related JP2590483Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021147961A (ja) * 2020-03-23 2021-09-27 旭化成ホームズ株式会社 天井構造

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