JPH0647432A - 薄肉部を有する金属管の製造方法およびその装置 - Google Patents

薄肉部を有する金属管の製造方法およびその装置

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JPH0647432A
JPH0647432A JP20398192A JP20398192A JPH0647432A JP H0647432 A JPH0647432 A JP H0647432A JP 20398192 A JP20398192 A JP 20398192A JP 20398192 A JP20398192 A JP 20398192A JP H0647432 A JPH0647432 A JP H0647432A
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JP
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metal tube
chuck
metal
tube
chucks
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JP20398192A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Kaneko
和裕 金子
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属管の軸方向中間部の肉厚を端部の肉厚よ
りも薄くする。 【構成】 金属管6の中空部6aに棒状の雌型62を挿
通し、金属管6を軸心まわりに回転させるとともに、回
転する金属管6の軸方向中間部6cを外周から加熱し、
加熱された金属管6を軸方向に引張ることにより、金属
管6の軸方向中間部6cの肉厚t1 を端部の肉厚t0
りも薄くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属管の肉厚を部分的
に薄くする製造方法およびその製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のステアリング装置には、衝撃エ
ネルギを吸収する手段として、図8に示すように、軸方
向中間部が波形(蛇腹状)に形成されたコルゲート管1
が採用されている。コルゲート管の製造技術の一例とし
て、たとえば特開昭63−203217号公報が知られ
ている。図8のコルゲート管1は、一定以上の衝撃によ
って容易に変形することが必要であり、そのためには薄
肉であることが要求される。
【0003】自動車のモデルチェンジ等に伴う設計変更
によってコルゲート管1の長さを短かくしなければなら
ない場合は、コルゲート管1が変形しにくくなるので、
コルゲート管1の肉厚をさらに薄くすることが要求され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コルゲ
ート管1の全体を薄肉とすると、つぎのような問題が生
じる。コルゲート管1は、ステアリングホイール(ハン
ドル)の回転力をパワーステアリング等に伝達する途中
に設けられるため、図9に示すように、コルゲート管1
の両端部1aは溶接によって他の伝達部材2と接合され
るが、コルゲート管1の肉厚が薄すぎると、アーク溶接
時のエネルギによってコルゲート管1が溶け落ちてしま
い、溶接ビード1bを介してコルゲート管1と伝達部材
2とを十分に接合することができない。
【0005】このように、コルゲート管1は一定以上の
衝撃によって容易に変化し、かつアーク溶接による他の
伝達部材との接合が可能であることが要求される。この
ためには、金属管の肉厚を部分的に薄くできる金属管の
製造方法の開発が望まれる。
【0006】本発明は、上記の問題に着目し、金属管の
軸方向中間部の肉厚を薄くすることが可能な金属管の製
造方法および製造装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)この目的を達成するための本発明に係る薄肉部を
有する金属管の製造方法は、金属管の中空部に棒状の雌
型を挿通し、該金属管を軸心まわりに回転させるととも
に、該回転する金属管の軸方向中間部を外周から加熱
し、該加熱された金属管を軸方向に引張ることにより、
金属管の軸方向中間部の肉厚を端部の肉厚よりも薄くす
る方法から成る。
【0008】(2)この目的を達成するための本発明に
係る薄肉部を有する金属管の製造装置は、金属管の中空
部に挿通される棒状の雌型と、前記金属管の両端部を保
持するチャックと、前記両チャックを同一方向に回転さ
せる回転駆動手段と、前記金属管を外周から加熱する加
熱手段と、前記チャックの少なくとも一方を前記金属管
の軸方向に移動させるチャック移動手段と、を備えたも
のから成る。
【0009】
【作用】このように構成された薄肉部を有する金属管の
製造方法およびその装置においては、金属管の中空部に
棒状の雌型が挿通される。金属管に雌型が挿通される
と、金属管の両端部がチャックによって保持され、回転
駆動手段によって両チャックが同一方向に回転される。
これにより、金属管は軸心まりに回転し、この状態で金
属管が加熱手段によって外周から加熱される。
【0010】金属管が加熱手段によって加熱されると、
少なくとも一方のチャックがチャック移動手段によって
移動し、金属管が軸方向に引張られる。これにより、金
属管の加熱部分が軸方向に引き伸ばされ、この部分は金
属管の端部よりも薄肉となる。この場合、引き伸ばされ
る部分の径は端部よりも縮径するが、金属管には予め雌
型が挿通されているので、引き伸ばされる部分の径は所
望の値とすることができる。
【0011】このように、金属管の軸方向中間部のみを
薄肉とし、チャックによって保持される金属管の両端部
は初期のままの肉厚とすることができる。したがって、
金属管の軸方向中間部は、たとえば衝撃によって容易に
変形可能な肉厚とすることができ、金属管の両端部はア
ーク溶接に都合のよい肉厚とすることができる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明に係る薄肉部を有する金属管
の製造方法およびその装置の望ましい実施例を、図面を
参照して説明する。
【0013】図6は、薄肉部を有する金属管の製造方法
を実施するための製造装置の全体構成を示している。図
6において11は四角形のフレーム本体を示している。
フレーム本体11の張出部11aには、軸受12を介し
てチャック13が設けられている。チャック13と対向
する位置にはチャック14が配置されている。チャック
14は、後述するチャック移動手段30の移動アーム3
3に軸受15を介して回転可能に保持されている。
【0014】チャック13、14は、回転駆動手段20
によって回転駆動されるようになっている。回転駆動手
段20は、モータ21、回転伝達軸22、ギヤ23、2
4、25、26、27を有している。モータ21は、フ
レーム本体11を支持するベース部材10に固定されて
いる。回転伝達軸22は、軸受28を介してフレーム本
体11に回転自在に保持されている。ギヤ24は回転伝
達軸22の一端に取付けられており、モータ21の出力
軸に取付けられたギヤ23と噛合わされている。
【0015】ギヤ25は、キーを介して回転伝達軸22
に固定されている。一方のチャック13にはギヤ27が
取付けられており、このギヤ27と回転伝達軸22側の
ギヤ25とが噛合わされている。回転伝達軸22の他方
にはスプライン22aが形成されている。ギヤ26は、
回転伝達軸22のスプライン22aに嵌合されている。
他方のチャック14にはギヤ27が取付けられており、
このギヤ27とスプライン22aに嵌合されたギヤ26
とが噛合わされている。
【0016】チャック13とチャック14は同心上に配
置されており、この2つのチャック13、14によって
金属管6の両端部が保持されるようになっている。モー
タ21を回転させると、ギヤ23、24を介して回転伝
達軸22に回転力が伝達され、回転伝達軸22の回転力
はギヤ25、27を介して一方のチャック13に伝達さ
れるとともに、ギヤ26、27を介して他方のチャック
14に伝達される。
【0017】このように、両方のチャック13、14は
同一方向に回転し、両方のチャック13、14によって
保持された金属管6は、軸心まわりに回転するようにな
っている。モータ21を可変速モータとすることによ
り、金属管6の軸心まわりの回転速度を可変することが
できる。チャック13、14は締付用リング13a、1
4aを有しており、締付用リング13a、14aを回転
させることによって、金属管6の保持動作および解放動
作が可能となる。
【0018】他方のチャック14には、チャック14を
金属管6の軸方向に移動させるチャック移動手段30が
連結されている。移動手段30は、モータ31、ボール
ネジ32、移動アーム33、ギヤ34、35を有してい
る。ボールネジ32は、軸受36を介してフレーム本体
11に回転可能に支持されている。移動アーム33は、
一方がボールネジ32と螺合しており、他方は上述した
ように軸受15を介してチャック14に接続されてい
る。また、移動アーム33の一端はフレーム本体11の
レール部11bにスライド可能に保持されている。
【0019】ギヤ35は、ボールネジ32の一端に取付
けられており、モータ31の出力軸に取付けられたギヤ
34と噛合わされている。モータ31を回転させると、
ギヤ34、35を介してボールネジ32に回転力が伝達
され、これによって移動アーム33が移動するようにな
っている。これと同時に他方のチャック14が金属管6
の軸方向に移動し、金属管6が軸方向に引張られるよう
になっている。
【0020】移動アーム33の内側には、回転駆動手段
20のギヤ26を保持するための一対の保持機構部38
が配置されている。保持機構部38は、保持板38aと
スラスト軸受38bとから構成されている。保持板38
aはギヤ26と摺接可能となっており、保持板38aと
移動アーム33との間にスラスト軸受38bが介装され
ている。これにより、ギヤ26は回転しながら移動アー
ム33と一体でスプライン22a上を移動することが可
能となっている。
【0021】チャック13、14によって保持された金
属管6の外周には、加熱手段としての高周波コイル40
が設けられている。高周波コイル40は、コイル移動手
段50によって金属管6の軸方向に沿って移動するよう
になっている。コイル移動手段50は、モータ51、ボ
ールネジ52、移動アーム53、ギヤ54、55を有し
ている。なお、加熱手段は高周波コイルに限定されるも
のではなく、バーナによって金属管6を加熱する構成で
もよい。
【0022】ボールネジ52は、両端部が軸受56を介
してフレーム本体11に回転可能に支持されている。移
動アーム53は、一方がボールネジ52と螺合してお
り、他方には上述の高周波コイル40が取付けられてい
る。移動アーム53の他端部は、フレーム本体11に形
成されたレール部11cにスライド可能に保持されてい
る。
【0023】ギヤ55は、ボールネジ52の一端に取付
けられており、モータ51の出力軸受に取付けられたギ
ヤ54と噛合わされている。モータ51を回転させる
と、ギヤ54、55を介してボールネジ52に回転力が
伝達され、これによって移動アーム53に取付けられた
高周波コイル40が金属管6の外周面に沿って移動する
ようになっている。
【0024】フレーム本体11のチャック14が位置す
る側には、雌型ガイド部11dが形成されている。雌型
ガイド部11dには、ピストン61が摺動自在に嵌装さ
れている。ピストン61には棒状の雌型62が取付けら
れている。雌型62は、円柱状のセラミックから構成さ
れている。雌型62は、ピストン61の移動によって軸
受方向に移動可能となっており、金属管6の加工開始時
には金属管6の中空部6に挿通されるようになってい
る。
【0025】つぎに、薄肉部を有する金属管の製造方法
およびその作用について説明する。金属管6は、通常電
縫管から構成され、図4に示すように、加工前は外径が
0 、長さがL0 、肉厚がt0 となっている。金属管6
の加工が開始される前には、他方のチャック14が一方
のチャック13側に前進し、所定の位置に位置決めされ
る。
【0026】他方のチャック14の位置決めが終了する
と、両チャック13、14によって金属管6の端部が保
持される。両チャック13、14によって金属管6が確
実に保持されると、回転駆動手段20のモータ21が起
動し、この回転は各チャック13、14に伝達される。
これによって、両チャック13、14は同一方向に同一
速度で回転し、金属管6は軸心まわりに回転し始める。
【0027】金属管6が回転し始めると、高周波コイル
40に高周波電流が流され、回転中の金属管6は外周か
ら加熱される。このように、金属管6を回転させて加熱
するので、金属管6を均一に加熱することが可能とな
る。金属管6の加熱が開始されると、他方のチャック1
4が移動アーム33によって一方のチャック13から遠
ざかる方向に移動される。これによって、金属管6は軸
方向に引張られ、図2に示すように、高周波コイル40
によって加熱された部分が軸方向に一定の距離だけ引き
伸ばされる。
【0028】金属管6の加熱部分が軸方向に引き伸ばさ
れると、引き伸ばされた部分の肉厚は端部の肉厚よりも
薄くなる。金属管6の引き伸ばされる部分は半径方向内
方に縮小し、端部6bの外径よりも小となるが、金属管
6の中空部6aには予め雌型62が挿通されるので、金
属管6の最小内径は雌型62の外径Dよりも小となるこ
とはなくなる。また、雌型62は、セラミックから構成
されるので、雌型62が回転しなくとも雌型62と金属
管6との摺接による焼付の発生は防止される。
【0029】このように、金属管6の回転、加熱、引張
を順序よく行うことにより、部分的に外径、肉厚の異な
る部位を成形することが可能となる。本実施例では、肉
厚の薄い部分の長さが長くなるので、図3に示すよう
に、高周波コイル40をコイル移動手段50によってチ
ャック14の移動方向と反対方向に移動させることによ
り、これに対応している。したがって、肉厚の薄い部分
が著しく短かい場合は、高周波コイル40を固定したま
までもよい。
【0030】チャック14および高周波コイル40の移
動が終了した時点では、金属管6は図5に示す形状に形
成される。この状態では、金属管6は長さがL1 、薄肉
となる軸方向中間部6cの長さがL2 、端部6bから軸
方向中間部6cへの変化長さがL3 、軸方向中間部6c
の外径がd1 、軸方向中間部6cの肉厚がt1 となる。
なお、金属管6の端部6bの外径d0 と肉厚t0 は、加
工前と変わらない。
【0031】加工後の金属管6の長さL0 は予め次式に
よって求めることができる。
【0032】
【数1】
【0033】ここで、Kは状態係数を示している。ま
た、金属管6端部6bから軸方向中間部6cへの変化長
さL3 は、d0 、d1 、t0 、tおよび加熱範囲、引張
速度により変化する。
【0034】図1の装置によって薄肉加工された金属管
6は、たとえばバルジ加工によって軸方向中間部6cが
波状(蛇腹状)となったコルゲート管に成形される。図
7はコルゲート管に成形された金属管6を示しており、
金属管6の端部6bがアーク溶接による溶接部6eによ
って伝達部材71と接合される。この場合、金属管6の
端部6bは肉厚が大となっているので、アーク熱によっ
て端部が溶け落ちることもない。
【0035】なお、本実施例は車両のステアリング装置
に採用されるコルゲート管に適用する場合の製造方法を
示したが、この製造方法によって製造される金属管6
は、波状のコルゲート部を有しないままでも用いること
も可能であり、たとえば流体通路としての配管に用いる
こともできる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、つぎの効果が得られ
る。
【0037】金属管の中空部に棒状の雌型を挿通し、こ
の金属管を軸心まわりに回転させるとともに、この回転
する金属管の軸方向中間部を外周から加熱し、加熱され
た金属管を軸方向に引張るようにしたので、金属管の軸
方向中間部の肉厚を端部の肉厚よりも薄くすることがで
きる。したがって、金属管の軸方向中間部を、たとえば
一定以上の衝撃によって容易に変形する部位とすること
ができ、かつ金属管の端部をアーク溶接が十分可能な肉
厚を有する部位とすることができる。
【0038】金属管を回転させながら加熱するので、金
属管の加熱を均一とすることができ、薄肉部分の肉厚の
ばらつきを小に抑えることができる。これによって、金
属管の品質を高めることができる。
【0039】金属管の中空部に挿通される棒状の雌型の
径を変えることにより、金属管の端部の内径と軸方向中
間部の内径の差を小とすることができ、内径差の小さな
金属管を得ることができる。したがって、この金属管を
流体通路として使用した場合は流路抵抗を小とすること
ができ、圧力損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄肉部を有する金属管の製造方法によ
る金属管の加熱工程を示す部分断面図である。
【図2】図1の金属管を軸方向に引張る工程を示す部分
断面図である。
【図3】図1の金属管を加熱する加熱手段を移動させて
他の部分を軸方向に引張る工程を示す部分断面図であ
る。
【図4】図1の装置による加工前の金属管の形状を示す
断面図である。
【図5】図1の装置によって加工された金属管の形状を
示す断面図である。
【図6】図1の装置の全体構成を示す断面図である。
【図7】図1の装置によって加工された金属管をバルジ
成形によってコルゲート管とした場合の部分断面図であ
る。
【図8】従来のコルゲート管の正面図である。
【図9】図8のコルゲート管と伝達部材との接合関係を
示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
6 金属管 6a 中空部 6b 端部 6c 軸方向中間部 13、14 チャック 20 回転駆動手段 30 チャック移動手段 40 加熱手段 50 コイル移動手段 62 雌型 t0 金属管の端部の肉厚 t1 金属管の軸方向中間部の肉厚

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属管の中空部に棒状の雌型を挿通し、
    該金属管を軸心まわりに回転させるとともに、該回転す
    る金属管の軸方向中間部を外周から加熱し、該加熱され
    た金属管を軸方向に引張ることにより、金属管の軸方向
    中間部の肉厚を端部の肉厚よりも薄くすることを特徴と
    する薄肉部を有する金属管の製造方法。
  2. 【請求項2】 金属管の中空部に挿通される棒状の雌型
    と、 前記金属管の両端部を保持するチャックと、 前記両チャックを同一方向に回転させる回転駆動手段
    と、 前記金属管を外周から加熱する加熱手段と、 前記チャックの少なくとも一方を前記金属管の軸方向に
    移動させるチャック移動手段と、を備えたことを特徴と
    する薄肉部を有する金属管の製造装置。
JP20398192A 1992-07-30 1992-07-30 薄肉部を有する金属管の製造方法およびその装置 Pending JPH0647432A (ja)

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