JPH0647569A - 中空物品を製造する方法 - Google Patents

中空物品を製造する方法

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JPH0647569A
JPH0647569A JP3177767A JP17776791A JPH0647569A JP H0647569 A JPH0647569 A JP H0647569A JP 3177767 A JP3177767 A JP 3177767A JP 17776791 A JP17776791 A JP 17776791A JP H0647569 A JPH0647569 A JP H0647569A
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JP
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piece
intermediate wall
external pressure
pressure
cavity
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Withdrawn
Application number
JP3177767A
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English (en)
Inventor
Donald J Moracz
ドナルド・ジェイ・モラチ
Roch J Shipley
ロク・ジェイ・シプリー
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Compressor Components Textron Inc
Original Assignee
Compressor Components Textron Inc
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K3/00Making engine or like machine parts not covered by sub-groups of B21K1/00; Making propellers or the like
    • B21K3/04Making engine or like machine parts not covered by sub-groups of B21K1/00; Making propellers or the like blades, e.g. for turbines; Upsetting of blade roots
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49316Impeller making
    • Y10T29/49336Blade making
    • Y10T29/49339Hollow blade

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】2つの別個の予備成形された部片を拡散接合し
て中空エアフォイルを製造する方法を改良する。 【構成】両部片10,12の接合表面を対向して組合わ
せ、両中間壁17,19の間にキャビティ10f,12
f,15を画定する工程と、第1の加工条件(圧力−時
間−温度)で、キャビティを拔気した状態で第1部片に
第1の外部圧力を及ぼし両接合表面間の間隙を減少さ
せ、次いで第1部片に第1の外部圧力より小さい第2の
外部圧力を及ぼして、接合表面の間に気密性の先駆拡散
接合部を形成する工程と、第2の加工条件で、第1部片
に第2の外部圧力より大きい第3の外部圧力を及ぼし、
キャビティに第3の外部圧力と同等の内部圧力を及ぼし
て接合表面を拡散接合する工程と、第3の加工条件で、
中間壁を剛性のダイ13に対し位置づけした状態でキャ
ビティに内部圧力を及ぼし、各工程の結果生じた第1部
片の中間壁の内側壁への歪みを除去整形する工程とから
成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空物品を製造する方
法に関し、特に、エアフォイル(翼)のブレード(翼)
半分体のような2つの別個の予備成形された部片を拡散
接合することによって中空エアフォイルを製造する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】1990年6月27日に出願された本出
願人の米国特許願第544,415号には、予備成形さ
れた第1部片と第2部片(例えば、)エアフォイル半分
体を拡散接合することによって中空物品例えば中空エア
フォイル(翼)を製造する方法が開示されている。その
方法は、最初に、第1部片と第2部片のうちの一方の部
片に僅かな歪みを生じさせるが、他方の部片には歪みを
生じさせないような態様で、第1部片と第2部片の対向
した接合表面の間に実質的に流体不透過性の先駆拡散接
合部(即ち、気体密接合部)を形成する工程を含む。こ
こで、「先駆拡散接合部」とは、最終的な拡散接合に先
駆けて形成される予備拡散接合部のことをいう。詳述す
れば、この先駆拡散接合(以下、単に「先駆接合」とも
称する)工程においては、組合せた第1部片と第2部片
を第1の調整された圧力−温度−時間条件にかける。こ
の第1の圧力−温度−時間条件において、第1部片と第
2部片の対向した接合表面の間に流体不透過性の先駆拡
散接合部(以下、単に「先駆接合部」とも称する)即ち
気体密接合部を形成するように第1部片と第2部片の間
のキャビティを拔気した状態で第1部片に比較的低い第
1の外部圧力(例えば、3.5〜7Kg/cm2 )を及
ぼす。この工程中、第1部片の中間壁(第1部片の互い
に離隔した接合表面と接合表面の間の壁)が、その内外
面間の負の圧力差の結果として内側への若干の歪みを生
じる。そのような内側への歪みは、後に中間壁を膨らま
せることによって除去し得る程度に制御あるいは制限す
ることが好ましい。そして、そのような歪みの制限は、
第1部片に比較的低い第1の外部圧力(例えば、3.5
〜7Kg/cm2 )を及ぼすことによって行うのが好ま
しい。エアフォイルの設計上許されるならば、上記第1
部片の中間壁の内側への歪みは、第1部片と第2部片の
中間壁に剥離剤を塗布する必要性がないように、第1部
片の中間壁が第2部片の中間壁に接触するのを防止する
ように制限する。一方、第2部片の中間壁の歪みは、第
2部片を剛性のダイ即ち整形表面上に支持した状態で前
記キャビティ並びに第2部片の外面に相対的真空を作用
させることによって防止される。
【0003】先駆接合即ち気体密接合された第1部片と
第2部片は、次いで、第2の調整された圧力−温度−時
間条件にかけられる。この第2の圧力−温度−時間条件
において、前記第2部片に前記先駆拡散接合部を形成す
るのに使用された第1の外部圧力より大きい比較的高い
第2の外部圧力(例えば、21〜42Kg/cm2 )を
及ぼし、第1部片の中間壁を前記剛性の整形表面に対し
て位置づけした状態で第2の外部圧力と実質的に同等の
内部圧力(例えば、21〜42Kg/cm2 )を前記キ
ャビティに及ぼす。このキャビティ内の内部圧力は、第
1部片の中間壁を整形表面に合致させることにより、先
の先駆拡散接合工程の結果として生じた歪みを除去す
る。一方、第2部片に作用する第2の外部圧力は、第1
部片と第2部片の対向した接合表面の間の拡散接合を完
成するとともに、第2部片の中間壁の歪みを防止する。
【0004】別法として、上記方法の先駆接合工程と膨
らませ工程とを別々に実施してもよい。例えば、先駆接
合された第1部片と第2部片を第2の調整された圧力−
温度−時間条件にかける工程において、前記第1部片に
前記比較的高い第2の外部圧力を及ぼし、第1部片の中
間壁にそれ以上の内側への歪みを生じさせることなく第
1部片と第2部片の対向した接合表面を拡散接合させる
ように第2の外部圧力と実質的に同等の前記内部圧力を
前記キャビティに及ぼす。この高圧拡散接合工程中、第
2部片の中間壁の歪みは、第2部片を剛性のダイ即ち整
形表面上に支持することによって防止する。この拡散接
合工程の後、第1部片及び第2部片を別途の膨らませ工
程にかけ、その膨らませ工程において、第1部片の中間
壁を別の剛性のダイ即ち整形表面に対して位置づけした
状態で前記キャビティに比較的高い内部圧力(例えば、
21〜42Kg/cm2 )を及ぼす。この内部圧力は、
第1部片の中間壁を整形表面に合致させることにより、
歪みを除去する。一方、第2部片の中間壁の歪みは、該
第2部片に、前記キャビティ内に及ぼされる内部圧力と
実質的に同等の外部圧力を及ぼすことによって防止す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
方法に従って、予備成形部片から中空エアフォイルのよ
うな中空物品を製造する方法であって、上記先駆接合工
程中、第1部片と第2部片の前記対向した接合表面の間
の接触を強くするように前記外部圧力を変化させること
を特徴とする方法を提供することである。
【0006】本発明の他の目的は、上記方法に従って、
予備成形部片から中空エアフォイルのような中空物品を
製造する方法であって、上記先駆接合工程中、第1部片
と第2部片の前記対向した接合表面の間の接触を強くす
るとともにそれらの部片の有害な歪みを防止するように
前記外部圧力を変化させることを特徴とする方法を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、各々、互いに離隔した接合表面を有し、
それらの接合表面の間に中間壁を有する予備成形された
金属製の第1部片と第2部片から中空物品を製造する方
法であって、(a)該予備成形された第1部片と第2部
片を、それらの部片の前記接合表面が互いに対向し、そ
れらの部片の前記中間壁と中間壁の間にキャビティが画
定されるように組合せる工程と、(b)該組合せた第1
部片と第2部片を第1の調整された圧力−温度−時間条
件にかけて、(1)前記対向した接合表面の間の間隙を
減小させて両者間の接触を強くするように前記キャビテ
ィを拔気した状態で第1部片に第1の外部圧力を及ぼ
し、(2)該対向した接合表面の間に流体不透過性の先
駆拡散接合部を形成するように該キャビティを拔気した
状態で第1部片に該第1の外部圧力より小さい第2の外
部圧力を及ぼすことによって、該対向した接合表面の間
に流体不透過性の先駆拡散接合部を形成する工程と、
(c)該第1部片と第2部片を第2の調整された圧力−
温度−時間条件にかけて、前記第1部片に前記第2の外
部圧力より大きい第3の外部圧力を及ぼし、前記接合表
面を拡散接合させるように前記キャビティに該第3の外
部圧力と実質的に同等の内部圧力を及ぼす工程と、
(d)該第1部片と第2部片を第3の圧力−温度−時間
条件にかけて、前記工程(b)の結果として生じた該第
1部片の中間壁の内側への歪みを除去するために該中間
壁を剛性の外側整形表面に合致させて整形するように、
該中間壁を該外側整形表面に対して位置づけした状態で
前記キャビティに内部圧力を及ぼす工程とから成る中空
物品製造方法を提供する。
【0008】前記第1の外部圧力は、第1部片と第2部
片の対向した接合表面を確実に接触させるように比較的
高い圧力(例えば、約21〜約42Kg/cm2 )とす
る。先駆拡散接合部形成工程(b)中、第1部片の中間
壁(第1部片の互いに離隔した接合表面と接合表面の間
の壁)が、その内外面間の負の圧力差の結果として内側
への若干の歪みを生じる。そのような内側への歪みの度
合は、比較的高い第1の外部圧力をかける時間を制限す
ることによって、又、実際の先駆拡散接合を行うために
及ぼされる第2の外部圧力を制限することによって制御
あるいは制限することが好ましい。そして、第1部片の
内側への歪みは、後の膨らませ工程によって除去し得る
僅かな程度に制限することが好ましい。一方、第2部片
の中間壁の歪みは、第2部片を剛性のダイ即ち整形表面
上に支持した状態で前記キャビティ並びに第2部片の外
面を相対的真空に露呈することによって防止する。
【0009】先駆拡散接合部形成工程(b)において先
駆接合部即ち気体密接合部が形成された後、前記接合表
面を拡散接合させるために第1部片と第2部片を第2の
圧力−温度−時間条件は、最終の接合された中空物品が
遭遇する実際の使用条件に耐えるのに十分な母材金属拡
散接合部を形成するように定める。この第1部片と第2
部片の接合表面間の拡散接合工程(c)は、工程(b)
の結果として生じた該第1部片の中間壁の内側への歪み
を除去するために前記キャビティに内部圧力を及ぼして
該中間壁を膨らませる膨らませ工程(d)と同時併行的
に、あるいは、膨らませ工程(d)とは別途に実施する
ことができる。本発明の方法は、例えば鍛造、鋳造、機
械加工(研削等)又はその他の方法で予備成形された2
つのエアフォイル(翼)半分体からガスタービンエンジ
ンの中空ファンブレードのような中空エアフォイルを形
成するのに特に有用であるが、それに限定されるもので
はない。本発明の方法によれば、先駆接合部形成工程及
び拡散接合工程において一方の半分体(部片)の歪みを
制御又は制限した状態で他方の半分体の歪みを完全に防
止し、後に該一方の半分体(部片)を精密な剛性ダイ表
面に圧接して膨らませる膨らませ工程によってその歪み
を除去することができるので、中空エアフォイルを厳密
な公差で製造することができる。
【0010】
【実施例】本発明は、ここではその好ましい実施例の1
つとして、ガスタービンエンジンの中空ファンブレード
(翼)の製造に関連して説明するが、本発明はそれに限
定されるものではなく、例えば、ガスタービンエンジン
の他の部品、飛行機等の機体部品、高性能の静力学的、
動力学的工学部品、水上及び水中機器、及び各種兵器等
の製造にも有用である。
【0011】本発明によれば、所望の中空物品を分割平
面即ち接合平面で接合することができる2つ又はそれ以
上の部片から形成することができる。中空物品の中空部
分を構成する内部形態は、接合前の状態では露呈されて
いるので、必要ならば検査、修理及び、又は改変するこ
とができる。詳述すれば、ガスタービンエンジンの中空
ファンブレードの場合、ブレードは、分割平面即ち接合
平面Pにおいて接合することができる予備成形された第
1ブレード半分体又はブレード部片(以下、単に「第1
ブレード部片」又は「第1部片」とも称する)10と、
やはり予備成形された第2ブレード半分体又はブレード
部片(以下、単に「第2ブレード部片」又は「第2部
片」とも称する)12(第1図)から形成される。分割
平面即ち接合平面Pは、当業者には周知のブレード基準
面であるミーンキャンバー面に正確に又はほぼ正確に沿
うように位置づけする。分割平面即ち接合平面Pの正確
な位置は、中空ファンブレードの内部キャビティの設
計、使用時の応力分布、及び、又は予備成形部片の製造
上の便宜などによって異る。
【0012】第1図を参照すると、予備成形された第1
ブレード部片10及び第2ブレード部片12は、それぞ
れ、第1の部分翼形外側面10a(凹面),12a(凸
面)と、第2の内側面10e,12eを有している。こ
れらの面10a,12a;10e,12eは、そのブレ
ード部片の根元部(第9図にブレード部片10の根元部
10bだけが示されている)と尖端部(第9図にブレー
ド部片10の尖端部10cだけが示されている)との間
に延在している。各根元部は、製造すべき特定のブレー
ド設計によっては、随意選択として、側方に突出したプ
ラットホーム部分(第9図にブレード部片10の尖端部
10dだけが示されている)を有するものとすることが
できる。
【0013】第2の内側面10e,12eは、各々、互
いに離隔した周縁接合表面10g,12gと、それらの
周縁接合表面より内方にあって隆起支持リブ10j,1
2j上に形成された内方接合表面10h,12hと、そ
れらの接合表面によって画定された複数の長手方向の
(即ち、根元部から尖端部へ延長した)複数のキャビテ
ィ10f,12fを有している。これらの接合表面10
g,12g,10h,12hは、第1部片10と第2部
片12を接合するための所望の接合平面内に位置してい
る。先に述べたように、接合表面10g,12g,10
h,12hは、製造すべきブレードのミーンキャンバー
面上に位置づけすることができる。第1ブレード部片1
0の周縁接合表面10gと10gの間及び第2ブレード
部片12の周縁接合表面12gと12gの間の壁17,
19を中間壁と称することとする。中間壁17,19と
それぞれの隆起支持リブ10j,12jとは、一体に形
成されている。
【0014】第1図は、第1ブレード部片10と第2ブ
レード部片12とを組み合わせて第1の剛性ダイ13上
に載せたところを示す。両部片の周縁接合表面10gと
12gを互いに衝接させてあり、第1ブレード部片10
の中間壁17と第2ブレード部片12の中間壁19の間
に互いに協同するキャビティ10f,12fによってキ
ャビティ15が画定される。剛性のダイ13即ち整形表
面が剛性の支持部材13′上に設置されている。ブレー
ド部片10の内方接合表面10hは、ブレード部片12
の内方接合表面12hにそれぞれ衝接関係に組み合わさ
れる。
【0015】各ブレード部片10,12の内側面10
e,12eは、それらのブレード部片を組合せる前に、
キャビティ10f,12f及び接合表面10g,12
g,10h,12hをそれらの寸法精度、構造的完全性
(構造的な瑕疵がないこと)、冶金上の品質などに関し
て観察点検するために直接アクセスすることができる。
【0016】ブレード部片10,12は、適当な金属又
は合金から適当な精密製造法によって製造される。それ
らの精密製造法としては、精密鍛造及び成形、機械加
工、粉末冶金法等がある。精密鍛造法は、飛行機エンジ
ンの中空ファンブレードの製造に用いられるチタン合金
の鍛造に好適な方法であり、本発明の例として示された
ブレード部片10,12は、精密鍛造法によって成形さ
れたものとする。図には簡単な長方形の内部キャビティ
10f,12fが例示されているが、内部キャビティの
形状はいろいろに設計することができる。実際上どのよ
うな形状寸法のキャビティであっても、本発明の方法を
適用することができるので、ここに例示されたキャビテ
ィの形状は、本発明の方法の唯一の実施例ではない。
【0017】精密鍛造法によって予備成形されたブレー
ド部片10,12は、この時点で(鍛造した後両者を組
合せる前に)内部キャビティ10f,12fの形状寸法
を正確に確認するために容易に点検することができる。
この鍛造後点検は、潤滑剤、コーチング等の鍛造補助機
材を除去した後に実施する。
【0018】接合可能なブレード部片10,12、特に
その内側面10e,12eの形状寸法又は冶金上の瑕疵
・欠陥が認められた場合は、ブレード部片10,12を
組合せて接合する前に修正作業を行うことができる。そ
のような修正作業には、再加工、キャビティの再仕上
げ、又は将来の寸法ずれを回避するために鍛造のやり直
しまで含まれる。この、重要なキャビティ形状寸法の検
査は、その製品に大きな付加価値をが加えられる前に
(即ち、ブレード部片10,12を接合する前に)実施
することができることに留意すべきである。これは、製
品にその価値の大部分が加えられた後にしかキャビティ
10f,12fを検査することができない既存の製造方
法に比べて大きな利点である。
【0019】更に、ブレード部片10,12の取付け
(アタッチメント)細部構造、例えば根元部(第9図に
ブレード部片10の根元部10bだけが示されてい
る)、又はその他の外部細部構造がブレード部片10,
12と一体に鍛造されることに留意すべきである。これ
は、それらの細部構造をブレード部片10,12に別途
に取付ける必要性をなくし、従って細部構造が取付けら
れた場合その接合部の完全性について意を配る必要性が
ないという点で有利である。このように、本発明の方法
は、プレフォーム(予備成形物即ちブレード部片)と一
体に取付け細部構造を形成することを可能にし、従来の
多くの方法において一般に必要とされる、別個の取付け
細部構造を取付けるためのコスト及び配慮を不要にす
る。更に、本発明の方法においては、それらの細部構造
は、真直ぐな根元形態であれ、円弧状の根元形態であ
れ、最終使用形状に近い形態で形成されるか、あるい
は、後にエアフォイルをハブ構造体に接合するのに適し
た制御された質量を付与するように形成される。
【0020】内部キャビティ10f,12fの形状寸法
が精密機械加工法によって完全に与えられ、組合せ前の
直接点検によって検証されたならば、本発明の方法の以
後の工程ではブレード部片の金属材料の大きな恒久的変
形流れは必要とされない。以下の説明から明らかになる
ように、本発明の方法の以後の工程は、内部キャビティ
10f,12fの形状寸法を終始維持することを保証す
る。
【0021】寸法並びに品質を点検された後第1図に示
されるように組み合わされたブレード部片10,12
は、それらの接合表面10g,12g,10h,12h
の間に実質的に気体不透過性の先駆拡散接合部即ち気体
密接合部を形成するために調整された第1の圧力−温度
−時間条件にかけられる。この先駆拡散接合は、「ステ
ッカー」接合とも称され、その特徴は、1990年6月
27日に出願された本出願人の米国特許願第544,4
15号の第10a,10b図にみられるように接合され
た接合表面の間に不連続な細孔(多孔質)を有すること
である。いずれにしても、ここでいう「先駆拡散接合」
とは、ブレードが遭遇する実際の平常使用条件に対して
は不十分な不完全拡散接合(即ち、最終完成ファンブレ
ードに求められる完全な母材金属の拡散接合ではない)
のことをいう。例えば、先駆拡散接合部は、ブレードが
遭遇する実際の平常使用条件に対しては不十分な機械的
特性(接合強度)を有する。先駆拡散接合部は、実質的
に流体不透過性であるから、以下の説明から明らかにな
るように、後述する以後の高圧拡散接合工程中、接合表
面10g,12gと10h,12hとの間に圧力気体が
浸透するのを防止する働きをし、先駆拡散接合部に多孔
質の細孔が存在していても、高圧拡散接合工程中、ブレ
ード部片10,12の間の内部キャビティ15内に相対
的真空(組み合わされたブレード部片10,12の外部
環境に対する相対的な負圧)を保持するのには十分であ
る。
【0022】本発明の先駆拡散接合工程(即ち、気体密
接合工程)前の工程は、まず、ブレード部片10,12
を第1図に示されるように組合せ、次いで真空環境下で
ブレード部片10,12をそれらの周縁Eにおいて結合
する工程を含む。この工程の目的は、ブレード部片1
0,12をダイ13上に位置づけする前にそれらの接合
表面10g,12gと10h,12hを互いに対向した
衝接関係にもたらすことである。ブレード10,12の
周縁の周りにこの結合作業のためのゆとり(糊代に相当
するもの)が与えられており、周縁即ち密封結合部Eを
含む部分は、完成したブレードのエンベロープの外側に
あるから、完成ブレードの物理的即ち機械的条件に影響
することはない。
【0023】ブレード部片10,12の周縁Eの結合
は、いろいろな方法によって行うことができるが、好ま
しい方法は、真空下(例えば、10-5mmHg)で電子
ビームにより溶接する方法である。その他の周知の結合
技法を用いることができる。周縁結合のもう1つの目的
は、ブレード部片10,12の接合表面10g,12g
と10h,12hとの接合を容易にするために中間壁1
7,19の内側面10eと12eの間に画定されるキャ
ビティ15内に相対的真空(例えば、10-5mmHg)
を設定することである。真空下での周縁Eの結合作業
は、その結果として上記目的のためにブレード部片1
0,12の内側面10eと12eの間のキャビティ15
内に密封された真空環境を創生する。
【0024】先駆拡散接合(以下、単に「先駆接合」と
も称する)は、(キャビティ15が上述した周縁Eの結
合作業の結果として拔気された状態で)第1,2図に概
略的に示されるように、真空プレス21内で組合せ状態
のブレード部片10,12に一定時間熱と圧力を加える
ことによって実施される。圧力は、本発明の上述した目
的及び利点を得るために時間の経過に従って変更させ
る。真空プレス21は、炉(図示せず)の真空チャンバ
ー23と、耐熱性プレス部材24と、一方のブレード部
片10の部分翼形外側面(凹面)10aを炉の真空チャ
ンバー23内で該部分翼形外側面10aと補完関係の形
状を有する剛性の耐熱ダイ13によって支持させた状態
で他方のブレード部片12の部分翼形外側面(凸面)1
2aに流体圧を及ぼすための気体圧(流体圧)マニホー
ルド25から成る。先に述べたように、剛性ダイ13自
体は剛性の支持部材13′上に支持させる。プレス部材
24は、マニホールド25を周縁Eに近接したところで
ブレード部片12の外側面12aに密封係合させる。マ
ニホールド25は、ブレード部片10,12に接合圧力
を及ぼすために外部供給源(図示せず)から1つ又はそ
れ以上の導入口25bを通して加圧気体(アルゴン)を
供給されるチャンバー25aを有している。
【0025】接合表面10g,12gと10h,12h
の間に初期先駆拡散接合即ち気体密接合を設定するに当
っては、まず、比較的高い第1の外部流体(気体)圧力
(第1図の矢印参照)をチャンバー25a内に設定し、
ブレード12の中間壁19に作用させる。この第1の外
部流体圧力は、高められた温度と協調して接合表面10
g,12gと10h,12hの間の間隙を減小させ、先
駆接合のための十分な接触を設定するように接合表面1
0g,12gと10h,12hを互いに圧接させるのに
十分な時間保持される。所与の温度でこの比較的高い第
1の外部圧力(例えば、21〜42Kg/cm2 (30
0〜600psi))を作用させる時間は、接合表面1
0g,12gと10h,12hの間の所望の間隙減小と
緊密な接触を達成し、しかも、ブレード部片12の中間
壁19が、上述した真空下での周縁結合作業の結果とし
て拔気され、相対的真空下(例えば、10-5mmHg)
に維持されているキャビティ15内へ内側に過度に歪む
又は圧潰するのを防止するように制御される。ブレード
部片12の中間壁19に高い圧力を作用させることによ
り接合表面10g,12gと10h,12hの間の接触
が強められ、それによって先駆拡散接合部の形成を容易
にする。
【0026】上記比較的高い第1の外部圧力及び温度条
件を所定時間維持した後、チャンバー25a内の圧力を
第2の比較的低い外部圧力(例えば、23.5〜7Kg
/cm2 (50〜100psi))に低下させる。この
第2の外部流体圧力は、中間壁19の内側への過度の歪
みを生じさせることなく、高められた温度と協調して接
合表面10g,12gと10h,12hの間に所望の先
駆接合部即ち気体密接合部を形成するのに十分な時間保
持される。通常、この第2の外部流体圧力は、間隙減小
目的のために最初に用いられる比較的高い第1の外部流
体圧力より相当に低く、最高10分の1まで低くする
(例えば、1/6〜1/10とする)。典型的な例で
は、ブレード部片10,12の温度は、この第1工程即
ち初期先駆拡散接合工程中(即ち、上記第1の外部流体
圧力及び第2の外部流体圧力を加える間)終始同じ温度
に維持されるが、異なる温度を用いてもよい。
【0027】初期先駆拡散接合工程の上記圧力−温度−
時間条件は、ブレード部片12の中間壁19が上述した
真空下での周縁結合作業の結果として真空状態(例え
ば、10-5mmHg)に維持されているキャビティ15
内へ内側に過度に歪む又は圧潰するのを制限するように
調整される。具体的にいえば、中間壁の内側への歪み
は、後の膨らませ工程によって除去し得る僅かな程度に
制限するのが好ましい。エアフォイルの設計上許される
ならば、ブレード部片12の中間壁19の内側への歪み
は、ブレード部片10,12の中間壁17,19にスト
ップオフ材又は剥離剤を塗布する必要性がないように、
中間壁19が中間壁17に接触するのを防止するように
制限する。しかし、エアフォイルの設計上ブレード部片
10,12の中間壁17と19の接触を回避することが
不可能である場合は、中間壁17,19の一方又は両方
にストップオフ材又は剥離剤を塗布する。そのようなス
トップオフ材又は剥離剤は、最終的に完成した中空エア
フォイル内に残留する。一方、ブレード部片10の中間
壁17の内側への歪みは、該ブレード部片を剛性のダイ
13即ち整形表面上に支持した状態で、真空チャンバー
23内を相対的真空(例えば、10-4mmHg)に維持
し、ブレード部片10の中間壁17の外面及びダイ13
に相対的真空を作用させることによって実質的に防止さ
れる。実際上、キャビティ15と中間壁17の外面との
間には、それらの接合条件下で中間壁17の歪みを惹起
する程の圧力差は生じない。ブレード部片12に作用す
る外部気体圧によるブレード部片10の歪みは、ダイ1
3によって与えられる支持によって防止される。気体密
接合(先駆拡散接合)されたブレード部片10,12
は、第2図に示されている。
【0028】例示の目的で述べると、ブレード部片1
0,12が周知のTi−8Al−1Mo−1V合金で製
造されたものである場合、ブレード部片10,12の接
合表面10g,12gと10h,12hの間の間隙を減
小させ、両者間の接触を緊密にするためにマニホールド
チャンバー25a内に設定する初期気体(例えばアルゴ
ン)圧は、約21〜42Kg/cm2 (300〜600
psi)の範囲とし、特に約42Kg/cm2 (600
psi)とする。その場合、ブレード部片10,12加
熱温度は、約954℃(1750°F)とし、その圧力
及び温度下に約10分間保持する。次の低圧先駆拡散接
合工程においては、チャンバー25a内の気体圧を約2
3.5〜7Kg/cm2 (50〜100psi)に低下
させ、同じ温度で約120分間保持して接合表面10
g,12gと10h,12hの間に所望の先駆接合部即
ち気体密接合部を形成する。
【0029】ただし、本発明においては、部片10,1
2の金属素材、それらの形状寸法(例えば、厚さ)及び
その他のパラメータに応じて、圧力−温度−時間の上記
以外の互いに調整された組合せを用いることができる。
重要な特徴は、最初に、ブレード部片10,12の接合
表面10g,12gと10h,12hの間の接触を緊密
にするのに十分であるが、ブレード部片12の中間壁1
9の内側への過度の歪み又は圧潰を起こさせるには不十
分な程度に温度及び時間と協調させて比較的高い圧力を
適用し、次いで、実質的に流体(気体)不透過性の先駆
拡散接合部を形成するために温度(最初の温度と同じに
してもよく、あるいは異なる温度としてもよい)及び時
間と協調させて比較的低い圧力を適用することである。
【0030】先駆拡散接合の有利な特徴は、ブレード部
片10の歪みを完全に防止すること、過度の歪みを起こ
させることなくブレード部片10,12の接合表面10
g,12gと10h,12hの間の接触を緊密にするた
めに、マニホールドチャンバー25a内の外部圧力を規
定された時間及び温度と協調させて最初は比較的高いレ
ベルに制御し、次いで先駆拡散接合部の形成に当っては
外部圧力を低下させることである。最初に高い外部圧力
を適用し、次いで外部圧力を低下させることによって、
ブレード部片10,12の対向した接合表面10g,1
2gと10h,12hの間の十分な接触が、最初にそれ
らのブレード部片10,12即ちエアフォイル半分体を
完璧に整合させておく必要なしに達成される。しかも、
対向した接合表面10g,12gと10h,12hとの
先駆接合は、中間壁19の有害な歪み又は圧潰を防止す
るようにして達成される。
【0031】上記初期先駆接合即ち気体密接合工程に続
いて、接合表面10g,12gと10h,12hを真空
プレス21の拔気されたチャンバー23内で高いマニホ
ールド流体圧(マニホールドチャンバー25a内の流体
圧力)を用いて母材金属拡散接合によって接合し、その
エアフォイルの予測される平常使用条件に耐えるのに十
分な母材金属特性を有する完全な非孔質の拡散接合部を
形成する。第3図を参照して詳しく説明すると、そのよ
うな拡散接合を達成するために、マニホールドチャンバ
ー25a内へ外部供給源(図示せず)から導入口25b
を通して圧力気体(例えばアルゴンガス)を導入し、マ
ニホールドチャンバー25a内を、気体密接合部を形成
するための初期先駆接合工程において用いられた比較的
低い気体圧(例えば、23.5〜7Kg/cm2 (50
〜100psi))より数倍高いレベル(例えば、21
Kg/cm2 (300psi))に加圧する。その結
果、ブレード部片12の中間壁19に高い外部流体(気
体)圧を及ぼす。この高い外部流体圧力は、間隙減小目
的のための最初の先駆接合工程において用いられる比較
的高い第1の外部流体圧力と同じであってもよく、それ
とは異る圧力であってもよい。この母材金属拡散接合工
程においては、ブレード部片10,12の内部キャビテ
ィ15内も、マニホールドチャンバー25a内の圧力と
実質的に同じレベルに圧力気体(例えばアルゴンガス)
によって内部加圧する。このための気体は、入口穴10
kを通して気体導入通路10mへ、次いで支持リブ10
j,12jに穿設された気体開口10nへ導かれ、各支
持リブの気体開口10nによって互いに連通されたキャ
ビティ15へ導入される(第9図参照)。入口穴10k
は、ブレード部片10の、最終的には(ブレードが拡散
接合され完成されたとき)切り落とされる、又は何らか
の手段によって完成ブレードから切り離される部分(第
9図に示される切断線L参照)に設けられている。
【0032】キャビティ15内の内部気体圧力は、ブレ
ード12の中間壁19に作用するマニホールドチャンバ
ー25a内の外部気体圧力(第3図)と実質的に等しい
ので、母材金属拡散接合部を形成するのに必要な時間マ
ニホールドチャンバー25a内に高い圧力が存在してい
ても、中間壁19のそれ以上の内側への歪みは防止され
る。一方、キャビティ15内の内部気体圧力が作用する
ブレード10の中間壁17の外側への歪みは、ダイ13
の支持によって防止される。
【0033】この母材金属拡散接合(以下、単に「拡散
接合」とも称する)工程の温度、圧力及びサイクル時間
は、ブレード部片10,12の素材である特定の金属又
は合金の種類に応じて定められる。ブレード部片10,
12が上述したTi−8Al−1Mo−1V合金で製造
されたものである場合は、温度は約954℃(1750
°F)とし、内部気体圧力及び外部気体圧力は21〜4
2Kg/cm2 (300〜600psi)とし、サイク
ル時間は約120分とする。これらのパラメータの組合
せは、素材金属及び使用条件の機械的及び冶金的要件に
応じて変更することができる。一般に、この拡散接合の
ための気体圧力は、支持リブ10j,12jのアップセ
ット(押圧によるつぶれ)を起こさせない範囲でできる
だけ高いレベルに選択される。キャビティの所望の形状
寸法を得るために選択された原設計のキャビティのにお
いて支持リブ10j,12jのある程度のアップセット
は、許容される場合があり、あるいは補償し得る場合が
ある。
【0034】拡散接合工程による接合表面10g,12
gと10h,12hの完全な(母材金属の)拡散接合の
後、中間壁19の内側への歪を膨らませ工程によって除
去する。この膨らませ工程は、真空プレス21内で拡散
接合されたブレード部片10,12を耐熱性ダイ33
(第4,5図)上に載せてキャビティ15内に内部流体
(アルゴンガス)圧力を適用することによって行う。
【0035】詳述すれば、ブレード部片12の歪んだ中
間壁19を、完成ブレードに必要とされる形状(中間壁
19のもとの精密外形に対応する形状)に等しい形状の
表面33aを有する耐熱性ダイ33上に合致させて載せ
る。歪んだ中間壁19の外面は、代表的な例では、ダイ
33を囲繞する真空チャンバー23内の相対的真空(例
えば、10-4mmHg)に露呈させるが、本発明はそれ
に限定されるものではなく、要は、中間壁19の内外間
に中間壁19をダイ33の表面33aに合致するように
整形するのに十分な差圧が存在すればよい。通常、拡散
接合工程の後ブレード部片10,12を周囲温度にまで
冷却し、その後再加熱して第4,5図に示されるように
ダイ33上に載せる。
【0036】膨らませ工程においては、マニホールドチ
ャンバー25a及びキャビティ15を拡散接合工程に用
いられたのとほぼ同じレベル(例えば、Ti−8Al−
1Mo−1V合金製のブレード部片10,12の場合は
21〜42Kg/cm2 )にまで気体(アルゴン)で加
圧し、該拡散接合工程に用いられたのと同じ又は類似し
た温度及び時間条件に露呈する。キャビティ15内に高
い気体圧力が存在し、歪んだ中間壁19の外面に相対的
真空が作用することの結果として、中間壁19は、外側
へ膨らまされてダイ33の外側整形表面33aに圧接せ
しめられて整形表面33aに合致する。それによって先
駆接合工程において生じた歪みが除去され、中間壁19
を元の精密輪郭に復原させる(第5図)。その際、マニ
ホールドチャンバー25a内の高い気体圧力が、キャビ
ティ15内の気体圧力と釣り合うのでブレード10の中
間壁17の歪みは防止される。
【0037】中間壁19を元の精密輪郭に復原させた
後、拡散接合されたブレード部片10,12を真空プレ
ス21から取り出せばよい。拡散接合されたブレード部
片10,12の外表面の掃除、トリミング及び最終仕上
げは、エアフォイル製造技術において確立されている周
知の手法に従って行えばよい。
【0038】先駆接合工程、拡散接合工程及び膨らませ
工程は、真空チャンバー23を拔気した状態で(例え
ば、10-4mmHg)実施されるものとして説明した
が、これらの工程の1つ又はそれ以上の実施中チャンバ
ー23内を周囲大気(空気)、不活性雰囲気又はその他
の雰囲気にすることも本発明の範囲内である。又、一連
の真空プレス21を用いて、1つの真空プレスにより1
つの工程を実施するようにすることもできる。各真空プ
レス内にブレード部片10,12を装填する前にそれら
のブレード部片を予備加熱しておいてもよい。
【0039】本発明の拡散工程及び膨らませ工程の利点
は、下記の通りである。 (a) 拡散接合圧が接合表面10g,12g,10h,1
2hに対して常に垂直方向である。 (b) 拡散接合工程が、ダイ又はプレフォーム(予備成形
されたブレード部片)の形状寸法又は公差、又は寸法誤
差によって制約を受けない。 (c) 所定温度下での初期高圧によりエアフォイル半分体
(ブレード部片)の接合表面を緊密に接触させるので、
最初にエアフォイル半分体の接合表面を完璧に整合させ
る必要がない。 (d) 大型ファンブレードやその他の複雑な設計の構造体
等、どのような設計のプレフォームにも適応することが
できる。 (e) ブレード部片10の精密さが、先駆拡散接合工程、
拡散接合工程又は膨らませ工程のいずれにおいても、そ
の金属素材の著しい変形によって損なわれることがな
い。 (f) 先駆拡散接合工程の後、ブレード部片12の中間壁
19をそれ以上歪めることなく高圧の拡散接合工程を実
施することができる。 (g) (キャビティ15を加圧する)膨らませ工程は、ブ
レード部片12の中間壁19の精密な外側輪郭を復原す
る。 (h) ブレード部片10,12のどのような構造的特徴部
分にも、超可塑性挙動が必要とされない。従って、適当
な加工性を有する事実上あらゆる合金を使用することが
できる。 (i) ブレード部片の素材の初期特性が保存される。即
ち、その機械的特性が劣化又は減少することがない。 (j) 接合平面に容易にアクセスすることができ接合平面
を容易に画定することができるので、得られた接合部の
完全性の拡散接合後確認を容易に行うことができる。 (k) ブレードの所望の最終形状寸法が保証される。 (l) エアフォイルの設計上許されるならば、ブレード部
片10,12の中間壁17と19の間にストップオフ材
又は剥離剤を塗布する必要性がない。
【0040】第6図は、上述した膨らませ工程の変型実
施例を示す。この実施例では、マニホールド25の代わ
りに耐熱性ダイ35が設けられている。ブレード部片1
0の中間壁17の外側面と補完関係をなす形状としたダ
イ35の整形表面35aをプレス部材24により中間壁
17の外側面に圧接させてキャビティ15ないの内部圧
力に対抗させ、それによって膨らませ工程において中間
壁17が歪むのを防止し、その外側面の精密輪郭を復原
させる。
【0041】第1,2及び7,8図を参照して本発明の
更に別の変型実施例を説明する。この実施例は、ブレー
ド部片10,12を組合せてそれらの接合表面10g,
12gと10h,12hを先駆接合即ち「ステッカー」
接合する点では、第1〜4図に関連して説明した先の実
施例と同様であるが、接合表面10g,12gと10
h,12hを先駆接合即ち気体蜜接合した後、ブレード
部片10の中間壁17ではなく、最初にブレード部片1
2の歪んだ中間壁19の外側面を剛性の耐熱性ダイ33
の整形表面に当接させるようにしてブレード部片10,
12をダイ33上に載せるという点で第1〜4図の実施
例とは異る。このようにブレード部片10,12をダイ
33上に載せたならば、プレス部材25によりマニホー
ルド25を周縁Eに近接したところでブレード部片10
の外側面に密封係合させる。ブレード部片12の中間壁
19の外面は、ダイ33の周りの真空チャンバー23内
の相対的真空に露呈されている。ここで、高い流体圧力
(アルゴンガス)をマニホールドチャンバー25aとキ
ャビティ15に同時に供給し、キャビティ15内の圧力
がマニホールドチャンバー25a内の圧力と実質的に等
しくなるようにする。この圧力は、中間壁19をダイの
整形表面33aに合致させて中間壁19の歪みを除去す
る(中間壁19をその元の精密輪郭に復原させる)とと
もに、接合表面10g,12gと10h,12hの間に
完全な母材金属拡散接合部をも形成させるように、高め
られた温度及びサイクル時間と協調するように定められ
る。第8図は、高圧拡散接合工程及び膨らませ工程を単
一の工程として実施した後のブレード部片10,12を
示す。
【0042】かくして、第7,8図の実施例によれば、
拡散接合工程と膨らませ工程(歪み除去工程)とが単一
の工程として組み合わされるので、製造工程の経済性を
改善することができる。
【0043】ブレード部片10,12が周知のTi−8
Al−1Mo−1V合金で製造されたものである場合、
第7,8図の実施例による拡散接合兼膨らませ工程を実
施するために圧力−温度−時間条件は、約21〜42K
g/cm2 (300〜600psi)の圧力(マニホー
ルドチャンバー25a及びキャビティ15内の圧力)
と、約954℃(1750°F)の温度と、約120分
のサイクル時間から成るものとすることができる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、高性能を必要とする用途のための耐久性の高い、軽
量の中空物品を経済的に製造するための方法を提供す
る。そのような用途としては、航空機及び地上設置のタ
ービンエンジン、その他のタービン機械、航空機の微妙
な構造部材、及び厳密な物理的、機械的特性を必要とす
るその他の構造部材等がある。
【0045】本発明の方法の利点を要約すれば、以下の
通りである。 (a) 初期ばら材料(圧縮されていない材料)(例えば、
ブレード部片10,12の素材であるTi−8Al−1
Mo−1V合金)の物理的、機械的特性に有害な影響を
与えることなく、複雑な中空部品を製造することができ
る。 (b) 内部通路又はキャビティ15の形状寸法が、本発明
の方法の順序工程の結果として完全に制御される。 (c) 本発明の実施には、超可塑性のような特別な材料特
性が必要とされない。 (d) 本発明の方法は、プレフォーム(予備成形物)の固
有のサイズ又は設計形状寸法によって制約されない。 (e) 完全な母材金属拡散接合が保証される。 (f) 接合工程の前に慣用の点検手段を用いて内部キャビ
ティの形状寸法を点検し確認することができる。
【0046】以上、本発明を実施例に関連して説明した
が、本発明は、ここに例示した実施例の構造及び形態に
限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸
脱することなく、いろいろな実施形態が可能であり、い
ろいろな変更及び改変を及ぼすことができることを理解
されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明を実施するために真空プレス
のダイ上に位置づけした凹面状エアフォイル部片と凸面
状エアフォイル部片の断面図である。
【図2】第2図は、第1図と同様な図であるが、上記2
つのエアフォイル部片の接合表面間に先駆拡散接合部を
形成した後の状態を示す。
【図3】第3図は、第2図と同様な図であるが、本発明
の方法の高圧拡散接合工程によって上記2つのエアフォ
イル部片の接合表面を拡散接合した後の状態を示す。
【図4】第4図は、第1図と同様な図であるが、歪んだ
エアフォイルの壁を膨らませるために、前記拡散接合さ
れた中空エアフォイルを逆にして真空プレスの第2のダ
イ上に位置づけしたところを示す。
【図5】第5図は、第4図と同様な図であるが、歪んだ
エアフォイルを前記第2のダイに合致させてその所望の
精密な輪郭を回復したところを示す。
【図6】第6図は、真空プレスの第1図のマニホールド
に代えて剛性のダイを使用する本発明の別の実施例の断
面図である。
【図7】第7図は、先駆接合工程を終えた後、本発明の
別の実施例に従って高圧拡散接合工程と膨らませ工程を
1工程として実施するために先駆接合されたエアフォイ
ルを真空プレスの剛性ダイ上に支持したエアフォイルの
断面図である。
【図8】第8図は、第7図と同様な図であるが、高圧拡
散接合工程及び膨らませ工程を実施した後の状態を示
す。
【図9】第9図は、一方のエアフォイル部片の内部の立
断面図であり、エアフォイルのキャビティへ気体圧を供
給するための気体通路を示す。
【符号の説明】
10,12:予備成形されたブレード部片 10a,12a:外側面 10e,12e:内側面 10f,12f:キャビティ 10g,12g:周縁接合表面 10h,12h:内方接合表面 10j,12j:支持リブ 13:剛性の第1ダイ 13′:支持部材 15:キャビティ 17,19:中間壁 21:真空プレス 23:真空チャンバー 24:耐熱性プレス部材 25:マニホールド 25a:マニホールドチャンバー 33:耐熱性ダイ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々、互いに離隔した接合表面を有し、そ
    れらの接合表面の間に中間壁を有する予備成形された第
    1部片と第2部片から中空物品を製造する方法であっ
    て、 (a)前記予備成形された第1部片と第2部片を、それ
    らの部片の前記接合表面が互いに対向し、それらの部片
    の前記中間壁と中間壁の間にキャビティが画定されるよ
    うに組合せる工程と、 (b)前記組合せた第1部片と第2部片を第1の圧力−
    温度−時間条件にかけて、(1)前記対向した接合表面
    の間の間隙を減小させるように前記キャビティを拔気し
    た状態で第1部片に第1の外部圧力を及ぼし、(2)該
    対向した接合表面の間に流体不透過性の先駆拡散接合部
    を形成するように該キャビティを拔気した状態で第1部
    片に該第1の外部圧力より小さい第2の外部圧力を及ぼ
    すことによって、該対向した接合表面の間に流体不透過
    性の先駆拡散接合部を形成する工程と、 (c)該第1部片と第2部片を第2の圧力−温度−時間
    条件にかけて、前記第1部片に前記第2の外部圧力より
    大きい第3の外部圧力を及ぼし、前記接合表面を拡散接
    合させるように前記キャビティに該第3の外部圧力と実
    質的に同等の内部圧力を及ぼす工程と、 (d)該第1部片と第2部片を第3の圧力−温度−時間
    条件にかけて、前記工程(b)の結果として生じた該第
    1部片の中間壁の内側への歪みを除去するために該中間
    壁を剛性の外側整形表面に合致させて整形するように、
    該中間壁を該外側整形表面に対して位置づけした状態で
    前記キャビティに内部圧力を及ぼす工程とから成る中空
    物品製造方法。
  2. 【請求項2】前記工程(b)、(c)及び(d)におい
    て前記第2部片の中間壁の歪みを実質的に防止する操作
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の中空物品製造
    方法。
  3. 【請求項3】前記工程(b)の(1)において及ぼされ
    る第1の外部圧力と、前記工程(c)において及ぼされ
    る第3の外部圧力とは実質的に等しいことを特徴とする
    請求項1に記載の中空物品製造方法。
  4. 【請求項4】前記第2部片の中間壁の歪みの防止は、前
    記工程(b)において前記キャビティ及び該中間壁を相
    対的真空に露呈することによって行うことを特徴とする
    請求項2に記載の中空物品製造方法。
  5. 【請求項5】前記第2部片の中間壁の歪みの防止は、前
    記工程(b)及び(c)において該中間壁を剛性の表面
    上に支持することによって行うことを特徴とする請求項
    2に記載の中空物品製造方法。
  6. 【請求項6】前記第2部片の中間壁の歪みの防止は、前
    記工程(d)において該中間壁を前記内部圧力と実質的
    に等しい外部圧力に露呈することによって行うことを特
    徴とする請求項2に記載の中空物品製造方法。
  7. 【請求項7】前記工程(b)において及ぼす第1の外部
    圧力は、約21〜約42Kg/cm2 (300〜600
    psi)とすることを特徴とする請求項1に記載の中空
    物品製造方法。
  8. 【請求項8】前記工程(c)において及ぼす第2の外部
    圧力と内部圧力は、約21〜約42Kg/cm2 (30
    0〜600psi)とすることを特徴とする請求項1に
    記載の中空物品製造方法。
  9. 【請求項9】前記第1部片及び第2部片は、それぞれエ
    アフォイルの一部分として形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の中空物品製造方法。
  10. 【請求項10】前記第1部片と、第2部片とは、前記互
    いに離隔した接合表面より内方に互いに協同する内方接
    合表面を有しており、それらの内方接合表面は、前記工
    程(b)において先駆接合され、前記工程(c)におい
    て拡散接合されて該第1部片と第2部片の間に前記キャ
    ビティを分割するリブを形成することを特徴とする請求
    項1又は9に記載の中空物品製造方法。
  11. 【請求項11】前記工程(b)において形成される流体
    不透過性の接合部は、不連続な細孔を含むことを特徴と
    する請求項1に記載の中空物品製造方法。
  12. 【請求項12】各々、互いに離隔した接合表面を有し、
    それらの接合表面の間に中間壁を有する予備成形された
    第1部片と第2部片から中空物品を製造する方法であっ
    て、 (a)前記予備成形された第1部片と第2部片を、それ
    らの部片の前記接合表面が互いに対向し、それらの部片
    の前記中間壁と中間壁の間にキャビティが画定されるよ
    うに組合せる工程と、 (b)前記組合せた第1部片と第2部片を第1の圧力−
    温度−時間条件にかけて、(1)前記対向した接合表面
    の間の間隙を減小させるように前記キャビティを拔気し
    た状態で第1部片に第1の外部圧力を及ぼし、次いで
    (2)該対向した接合表面の間に流体不透過性の先駆拡
    散接合部を形成するように該キャビティを拔気した状態
    で第1部片に該第1の外部圧力より小さい第2の外部圧
    力を及ぼすことによって、該対向した接合表面の間に流
    体不透過性の先駆拡散接合部を形成する工程と、 (c)該第1部片と第2部片を第2の圧力−温度−時間
    条件にかけて、前記第2部片に前記第2の外部圧力より
    大きい第3の外部圧力を及ぼし、前記工程(b)の結果
    として生じた該第1部片の中間壁の歪みを除去するため
    に該中間壁を剛性の整形表面に合致させるように該中間
    壁を該外側整形表面に対して位置づけした状態で、前記
    接合表面を拡散接合させるように前記キャビティに該第
    3の外部圧力と実質的に同等の内部圧力を及ぼす工程と
    から成る中空物品製造方法。
  13. 【請求項13】前記工程(b)及び(c)において前記
    第2部片の中間壁の歪みを実質的に防止する操作を含む
    ことを特徴とする請求項12に記載の中空物品製造方
    法。
  14. 【請求項14】前記工程(b)の(1)において及ぼさ
    れる第1の外部圧力と、前記工程(c)において及ぼさ
    れる第3の外部圧力とは実質的に等しいことを特徴とす
    る請求項12に記載の中空物品製造方法。
  15. 【請求項15】前記第2部片の中間壁の歪みの防止は、
    前記工程(b)において前記キャビティ及び該中間壁の
    外面を相対的真空に露呈することによって行うことを特
    徴とする請求項13に記載の中空物品製造方法。
  16. 【請求項16】前記第2部片の中間壁の歪みの防止は、
    前記工程(c)において該中間壁を前記内部圧力と実質
    的に等しい外部圧力に露呈することによって行うことを
    特徴とする請求項13に記載の中空物品製造方法。
  17. 【請求項17】前記工程(b)において及ぼす第1の外
    部圧力は、約21〜約42Kg/cm2 (300〜60
    0psi)とすることを特徴とする請求項12に記載の
    中空物品製造方法。
  18. 【請求項18】前記工程(c)において及ぼす第2の外
    部圧力と内部圧力は、約21〜約42Kg/cm2 (3
    00〜600psi)とすることを特徴とする請求項1
    2に記載の中空物品製造方法。
  19. 【請求項19】前記第1部片及び第2部片は、それぞれ
    エアフォイルの一部分として形成されていることを特徴
    とする請求項12に記載の中空物品製造方法。
  20. 【請求項20】前記第1部片と、第2部片とは、互いに
    協同する周縁接合表面より内方に互いに協同する内方接
    合表面を有しており、それらの内方接合表面は、前記工
    程(b)において先駆接合され、前記工程(c)におい
    て拡散接合されて該第1部片と第2部片の間に前記キャ
    ビティを分割するリブを形成することを特徴とする請求
    項12又は19に記載の中空物品製造方法。
  21. 【請求項21】前記工程(b)において形成される流体
    不透過性の先駆接合部は、不連続細孔を含むことを特徴
    とする請求項12に記載の中空物品製造方法。
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