JPH0647628B2 - ポリビニルアルコール溶融成形物 - Google Patents
ポリビニルアルコール溶融成形物Info
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- JPH0647628B2 JPH0647628B2 JP2338796A JP33879690A JPH0647628B2 JP H0647628 B2 JPH0647628 B2 JP H0647628B2 JP 2338796 A JP2338796 A JP 2338796A JP 33879690 A JP33879690 A JP 33879690A JP H0647628 B2 JPH0647628 B2 JP H0647628B2
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- Japan
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はポリビニルアルコール(以後、PVAと略称す
る)と特定量の金属塩との組成物からなる溶融成形物も
しくは該組成物からなる層を少くとも1層含む多層共押
出成形物に係わる。
る)と特定量の金属塩との組成物からなる溶融成形物も
しくは該組成物からなる層を少くとも1層含む多層共押
出成形物に係わる。
従来の技術及び発明が解決しようとする課題 PVAは耐薬品性と物理的性質に優れ、特に酸素ガスバ
リヤー性に優れた樹脂であって広く工業的に使用されて
いる。しかしPVAは結晶融点(Tm)が分解開始温度
(Td)よりも高いのでポリエチレンやポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレンのように簡単な溶融押出方式が利用
できずグリセリン、低分子量ポリエチレングリコール等
の可塑剤もしくは水を含浸させたペレットを作り、特殊
な溶解,混練,脱泡機構を持った押出機で押出製膜する
ことが必要である。[「ポバール」高分子刊行会発行19
84年 4月25日増刷 377頁,「エンサイクロペディア
オブ ポリマーサイエンス アンド エンジニアリング
(Encyclopedia of Polymer Science and Engineerin
g)」John Wiley and Sons,Inc発行 1989年 17巻,
186〜187頁]。
リヤー性に優れた樹脂であって広く工業的に使用されて
いる。しかしPVAは結晶融点(Tm)が分解開始温度
(Td)よりも高いのでポリエチレンやポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレンのように簡単な溶融押出方式が利用
できずグリセリン、低分子量ポリエチレングリコール等
の可塑剤もしくは水を含浸させたペレットを作り、特殊
な溶解,混練,脱泡機構を持った押出機で押出製膜する
ことが必要である。[「ポバール」高分子刊行会発行19
84年 4月25日増刷 377頁,「エンサイクロペディア
オブ ポリマーサイエンス アンド エンジニアリング
(Encyclopedia of Polymer Science and Engineerin
g)」John Wiley and Sons,Inc発行 1989年 17巻,
186〜187頁]。
従って、工業的には一般にPVAは水溶液とした後、流
延法、もしくは湿式紡糸法等によりフイルム,シート,
繊維等に成形されてきた。
延法、もしくは湿式紡糸法等によりフイルム,シート,
繊維等に成形されてきた。
この為、PVAを容易に熱溶融成形するため、けん化度
を小さくしてビニルアルコール−酢酸ビニル共重合体に
するとかエチレンとの共重合体にする等が考案されてき
たが成形物の酸素ガスバリヤー性が低下する等の難点が
あった。
を小さくしてビニルアルコール−酢酸ビニル共重合体に
するとかエチレンとの共重合体にする等が考案されてき
たが成形物の酸素ガスバリヤー性が低下する等の難点が
あった。
一方、PVAと金属塩との組成物は特公昭43−29660
号,特開昭49−45882号,特開昭56−25419号,特開昭61
−141916号,特開平1−230659号等で知られているが、
その成形は流延法もしくは湿式紡糸法もしくは常温プレ
ス法であり、PVAと金属塩組成物からなる溶融成形物
は勿論、金属塩がPVAの分解温度に及ぼす影響等につ
いての開示はなかった。
号,特開昭49−45882号,特開昭56−25419号,特開昭61
−141916号,特開平1−230659号等で知られているが、
その成形は流延法もしくは湿式紡糸法もしくは常温プレ
ス法であり、PVAと金属塩組成物からなる溶融成形物
は勿論、金属塩がPVAの分解温度に及ぼす影響等につ
いての開示はなかった。
本発明者等は、従来は加工が難しいとされたガスバリヤ
ー性の特に優れた高けん化度のPVAでも、そのガスバ
リヤー性を低下させることなく溶融成形する方法につい
て鋭意検討した結果、PVAに特定量の金属塩を加える
ことにより、PVAの分解開始温度(Td)をその結晶
融点(Tm)及び流動開始温度(Tf)より高くするこ
とができ、容易に溶融成形物が得られ、かつガスバリヤ
ー性も損うことがないことを見出し、本発明をなすに到
った。
ー性の特に優れた高けん化度のPVAでも、そのガスバ
リヤー性を低下させることなく溶融成形する方法につい
て鋭意検討した結果、PVAに特定量の金属塩を加える
ことにより、PVAの分解開始温度(Td)をその結晶
融点(Tm)及び流動開始温度(Tf)より高くするこ
とができ、容易に溶融成形物が得られ、かつガスバリヤ
ー性も損うことがないことを見出し、本発明をなすに到
った。
課題を解決するための手段 本発明はPVA1g当り0.01〜3.0ミリモルの金属塩を
含有するポリビニルアルコール組成物からなる溶融成形
物及び該組成物からなる層を少くとも1層有する多層共
押出成形物である。
含有するポリビニルアルコール組成物からなる溶融成形
物及び該組成物からなる層を少くとも1層有する多層共
押出成形物である。
本発明に使用されるPVAは一般に重合度100〜2000,
好ましくは200〜1000のものが用いられ、けん化度とし
ては80%以上、好ましくは90%以上、更に好ましくは95
%以上のものが用いられる。けん化度が80%未満ではバ
リヤー性が低下するので好ましくない。また重合度が10
0未満になると粘度が低くなり通常の成形装置に適しな
い。
好ましくは200〜1000のものが用いられ、けん化度とし
ては80%以上、好ましくは90%以上、更に好ましくは95
%以上のものが用いられる。けん化度が80%未満ではバ
リヤー性が低下するので好ましくない。また重合度が10
0未満になると粘度が低くなり通常の成形装置に適しな
い。
金属塩としてはPVAのTdをTfより高くし、その差
を15℃以上好ましくは20〜70℃とすることのできるもの
であればいかなる金属塩であってもよいが、好ましくは
リチウム,ナトリウム,カリウム等のアルカリ金属塩,
カルシウム,マグネシウム,ストロンチウム等のアルカ
リ土類金属塩、コバルト,スズ,マンガン,ニッケル,
鉄,チタン等の2〜4価の重金属塩が用いられ、その塩
化物,臭化物などのハロゲン化物,炭酸塩,硫酸塩,硝
酸塩などの無機塩、酢酸塩,乳酸塩,ステアリン酸塩な
どの有機酸塩等が用いられる。
を15℃以上好ましくは20〜70℃とすることのできるもの
であればいかなる金属塩であってもよいが、好ましくは
リチウム,ナトリウム,カリウム等のアルカリ金属塩,
カルシウム,マグネシウム,ストロンチウム等のアルカ
リ土類金属塩、コバルト,スズ,マンガン,ニッケル,
鉄,チタン等の2〜4価の重金属塩が用いられ、その塩
化物,臭化物などのハロゲン化物,炭酸塩,硫酸塩,硝
酸塩などの無機塩、酢酸塩,乳酸塩,ステアリン酸塩な
どの有機酸塩等が用いられる。
また、これらの金属塩単独であっても混合物であっても
よい。
よい。
金属塩の種類によりその作用は夫々異なり例えばリチウ
ムは特にTmを低下させTdを上昇させる効果であり、
ナトリウム,カリウムは特にTdを上昇させ、マグネシ
ウム,カルシウムは特にTmを低下させる傾向がある。
ムは特にTmを低下させTdを上昇させる効果であり、
ナトリウム,カリウムは特にTdを上昇させ、マグネシ
ウム,カルシウムは特にTmを低下させる傾向がある。
金属塩の量は金属塩の種類により異なるがPVA1gに
対し0.01ミリモル〜3.0ミリモル好ましくは0.1ミリモル
〜2.0ミリモルが用いられる。0.01ミリモルよりも少な
いとTdを上昇させる効果が低下し、3.0ミリモル以上
では却ってTdが低下し、熱分解による着色が激しくな
り、TdとTfの差を15℃以上とすることができなくな
る。2.0ミリモル以下ではPVAがガスバリヤー性を更
に向上させることができるので、ガスバリヤー性を利用
する用途には特に好ましい。なお、上記ガスバリヤー性
向上は、第1図から明らかなように、0.5ミリモル/g
〜2.0ミリモル/gの範囲のリチウム塩並びに特に0.1ミ
リモル/g〜0.1ミリモル/gの範囲のカルシウム塩で
顕著であり、ハイバリヤー性が要求される分野で好まし
く用いられ得る。
対し0.01ミリモル〜3.0ミリモル好ましくは0.1ミリモル
〜2.0ミリモルが用いられる。0.01ミリモルよりも少な
いとTdを上昇させる効果が低下し、3.0ミリモル以上
では却ってTdが低下し、熱分解による着色が激しくな
り、TdとTfの差を15℃以上とすることができなくな
る。2.0ミリモル以下ではPVAがガスバリヤー性を更
に向上させることができるので、ガスバリヤー性を利用
する用途には特に好ましい。なお、上記ガスバリヤー性
向上は、第1図から明らかなように、0.5ミリモル/g
〜2.0ミリモル/gの範囲のリチウム塩並びに特に0.1ミ
リモル/g〜0.1ミリモル/gの範囲のカルシウム塩で
顕著であり、ハイバリヤー性が要求される分野で好まし
く用いられ得る。
第1表にPVAに各種金属塩類を添加した場合のそのT
f,Tm及びTdに及ぼす効果を示す。
f,Tm及びTdに及ぼす効果を示す。
Tfは高化式フローテスター(島津製作所製)を用い加
熱速度6℃/min,荷重50kg,ノズル:径1mmφの条件
でサンプルが溶融流動する温度で示される。Tmはリガ
ク(株)製TAS100システムを用い、サンプル約5mg
を窒素雰囲気下昇温速度20℃/分で上昇して得られるD
TAカーブの最大値を示す温度で示される。Tdは同様
の装置を用いサンプル約5mgを窒素雰囲気下昇温速度20
℃/分で上昇して得られるTGカーブにおいて、室温に
おける重量から1%減量する温度で示される。
熱速度6℃/min,荷重50kg,ノズル:径1mmφの条件
でサンプルが溶融流動する温度で示される。Tmはリガ
ク(株)製TAS100システムを用い、サンプル約5mg
を窒素雰囲気下昇温速度20℃/分で上昇して得られるD
TAカーブの最大値を示す温度で示される。Tdは同様
の装置を用いサンプル約5mgを窒素雰囲気下昇温速度20
℃/分で上昇して得られるTGカーブにおいて、室温に
おける重量から1%減量する温度で示される。
第1表で示されるように金属塩を含まない単独のPVA
の場合はTd−Tfが−15℃であり、溶融成形に際し、
熱分解が起り、溶融成形が困難となる。金属塩がPVA
1g当り0.1〜3.0ミリモル含まれるとTdがTfより高
くなり溶融成形が可能となる。Td−Tfは15℃以上好
ましくは20〜70℃以上あることが溶融成形のために好ま
しい。
の場合はTd−Tfが−15℃であり、溶融成形に際し、
熱分解が起り、溶融成形が困難となる。金属塩がPVA
1g当り0.1〜3.0ミリモル含まれるとTdがTfより高
くなり溶融成形が可能となる。Td−Tfは15℃以上好
ましくは20〜70℃以上あることが溶融成形のために好ま
しい。
上述のように金属塩の添加量がPVA1g当り2.0ミリ
モル以下であるとPVAのガスバリヤー性が向上するこ
とも本発明のすぐれた利点である。
モル以下であるとPVAのガスバリヤー性が向上するこ
とも本発明のすぐれた利点である。
PVA−金属塩組成物は熱プレス成形、,射出,押出成
形(T−ダイ,ブロー,インフレーション成形)等の溶
融成形によりフイルム,シート,チューブ,容器等の任
意の成形品に成形される。次に押出成形でフイルムを成
形する場合を例にとって説明する。
形(T−ダイ,ブロー,インフレーション成形)等の溶
融成形によりフイルム,シート,チューブ,容器等の任
意の成形品に成形される。次に押出成形でフイルムを成
形する場合を例にとって説明する。
PVAと金属塩の混合は原料をタンブラー又はヘンシェ
ルミキサーのような混合機で均一に混合してもよいし、
PVAに金属塩水溶液を加えバンバリーミキサー,単軸
押出機,2軸押出機等を用いてペレット化,乾燥を行っ
てもよいし、金属塩水溶液にPVAを溶解し、乾燥して
もよい。
ルミキサーのような混合機で均一に混合してもよいし、
PVAに金属塩水溶液を加えバンバリーミキサー,単軸
押出機,2軸押出機等を用いてペレット化,乾燥を行っ
てもよいし、金属塩水溶液にPVAを溶解し、乾燥して
もよい。
かくして得られたPVA−金属塩組成物を押出機に供給
して溶融混練し、押出機に連結したTダイ等によりダイ
ス温度170〜270℃でフイルム又はシート状に成形する。
して溶融混練し、押出機に連結したTダイ等によりダイ
ス温度170〜270℃でフイルム又はシート状に成形する。
本発明の溶融成形物は単層であっても多層であってもよ
い。多層の場合は少くとも一層がPVA−金属塩組成物
からなる層であればよく、共押出多層成形物であること
が加工上から好ましい。多層成形物としてはフイルム,
シート,チューブ,容器等が例示される。
い。多層の場合は少くとも一層がPVA−金属塩組成物
からなる層であればよく、共押出多層成形物であること
が加工上から好ましい。多層成形物としてはフイルム,
シート,チューブ,容器等が例示される。
多層を形成する他の層としては共押出可能な熱可塑性樹
脂が好ましく、ポリエチレン,ポリプロピレン,エチレ
ン−プロピレン共重合体,エチレン−酢酸ビニル共重合
体,エチレン−アクリル酸共重合体,エチレン−エチル
アクリレート共重合体,アイオノマー等の如きオレフイ
ン樹脂,ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテ
レフタレート等のポリエステル,ポリアミド,ポリカー
ボネート等が用いられる。
脂が好ましく、ポリエチレン,ポリプロピレン,エチレ
ン−プロピレン共重合体,エチレン−酢酸ビニル共重合
体,エチレン−アクリル酸共重合体,エチレン−エチル
アクリレート共重合体,アイオノマー等の如きオレフイ
ン樹脂,ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテ
レフタレート等のポリエステル,ポリアミド,ポリカー
ボネート等が用いられる。
共押出多層成形物の中では特にPVA−金属塩組成物の
層を芯層とし、両外層が熱可塑性樹脂鵜層である多層成
形物が好ましく、熱可塑性樹脂がオレフイン樹脂である
場合はPVA組成物層に対する外部の水分の影響を防止
することができ、高湿下でもガスバリヤー性を保持し得
るので特に好ましい。
層を芯層とし、両外層が熱可塑性樹脂鵜層である多層成
形物が好ましく、熱可塑性樹脂がオレフイン樹脂である
場合はPVA組成物層に対する外部の水分の影響を防止
することができ、高湿下でもガスバリヤー性を保持し得
るので特に好ましい。
共押出多層成形物の場合は溶融可能な接着剤を用い、各
層間に接着剤層を設けることができる。共押出多層成
形、例えば多層フイルム成形の場合は複数の押出機によ
り各成分を夫々溶融混練し、次に積層用環状ダイもしく
はTダイ等に導入し、例えば外層/接着剤層/芯層(P
VA−金属塩組成物)/接着剤層/外層の順に積層して
共押出する。共押出フイルムは5〜30℃の冷水シャワー
リングもくしはロール等により急冷して多層フイルムを
得る。
層間に接着剤層を設けることができる。共押出多層成
形、例えば多層フイルム成形の場合は複数の押出機によ
り各成分を夫々溶融混練し、次に積層用環状ダイもしく
はTダイ等に導入し、例えば外層/接着剤層/芯層(P
VA−金属塩組成物)/接着剤層/外層の順に積層して
共押出する。共押出フイルムは5〜30℃の冷水シャワー
リングもくしはロール等により急冷して多層フイルムを
得る。
また、本発明の目的を損なわない範囲において、PVA
−金属塩組成物に可塑剤,安定剤,滑剤,抗酸化剤,顔
料等を添加することができる。
−金属塩組成物に可塑剤,安定剤,滑剤,抗酸化剤,顔
料等を添加することができる。
発明の効果 本発明ではPVAに特定量の金属塩を加え溶融成形する
ことにより、ガスバリヤー性を損うことなく従来困難と
されてきたPVAの溶融成形物を得ることができた。
ことにより、ガスバリヤー性を損うことなく従来困難と
されてきたPVAの溶融成形物を得ることができた。
本発明の成形物は溶融成形物であるため流延法等に比し
工業的に製造が容易であり、特に金属塩が或る範囲の量
以内ではPVAのガスバリヤー性を向上せしめることが
できる。
工業的に製造が容易であり、特に金属塩が或る範囲の量
以内ではPVAのガスバリヤー性を向上せしめることが
できる。
また共押出法により得られる共押出多層成形物は製造が
容易で、PVA−金属塩組成物を芯層とし熱可塑性樹脂
層を外層とする場合は高湿度下において優れたガスバリ
ヤー性を示すことができる。本発明のシート,フイルム
及び容器は酸素ガスバリヤー性に優れているため、特に
酸素ガスによって変質し易い食品,例えば蓄肉,ハム,
ソーセージ等の包装材料に適している。
容易で、PVA−金属塩組成物を芯層とし熱可塑性樹脂
層を外層とする場合は高湿度下において優れたガスバリ
ヤー性を示すことができる。本発明のシート,フイルム
及び容器は酸素ガスバリヤー性に優れているため、特に
酸素ガスによって変質し易い食品,例えば蓄肉,ハム,
ソーセージ等の包装材料に適している。
以下実施例により本発明を説明する。これらの実施例は
例示的なものであって、本発明はこれら実施例に限定さ
れるものではない。
例示的なものであって、本発明はこれら実施例に限定さ
れるものではない。
実施例1〜20,比較例1〜4 金属塩水溶液をPVA[クラレ(株)製ポバールPVA
105,重合度 500,けん化度98.5%]に対し第2表に
示される量になるように1対1(重量比)の割合で混合
し、室温で1晩含浸させた後、110℃で3時間乾燥さ
せ、金属塩添加PVAを得た。この金属塩添加PVAを
Tダイをセットした30φ単軸スクリュー押出し機(L/
D=22)を用い、溶融押出しを行い、冷却して夫々厚み
20μmのフイルムを得た。ダイズ温度は第2表に示した
通りである。押出し機のシリンダー温度は定法に従い、
80〜230℃とした。押出し量は40g/分とした。実施例
1〜20に関しては発泡や着色などの現象がなく、溶融押
出し成形性は極めて良好であった。PVA(無添加)の
場合は、熱分解による激しい発泡が起こり、熱溶融成形
は全く不可能であった。金属塩添加量が5mmol/gの場
合(比較例1〜3)は、着色が強くなり、溶融押出し性
は不十分であった。
105,重合度 500,けん化度98.5%]に対し第2表に
示される量になるように1対1(重量比)の割合で混合
し、室温で1晩含浸させた後、110℃で3時間乾燥さ
せ、金属塩添加PVAを得た。この金属塩添加PVAを
Tダイをセットした30φ単軸スクリュー押出し機(L/
D=22)を用い、溶融押出しを行い、冷却して夫々厚み
20μmのフイルムを得た。ダイズ温度は第2表に示した
通りである。押出し機のシリンダー温度は定法に従い、
80〜230℃とした。押出し量は40g/分とした。実施例
1〜20に関しては発泡や着色などの現象がなく、溶融押
出し成形性は極めて良好であった。PVA(無添加)の
場合は、熱分解による激しい発泡が起こり、熱溶融成形
は全く不可能であった。金属塩添加量が5mmol/gの場
合(比較例1〜3)は、着色が強くなり、溶融押出し性
は不十分であった。
これらのフイルムの酸素透過係数及び炭酸ガス透過係数
を柳本製作所ガス透過試験機ヤナコGTR−10Aを用
い、30℃,0%RHの条件で測定した。これらの結果を
第2表に示す。
を柳本製作所ガス透過試験機ヤナコGTR−10Aを用
い、30℃,0%RHの条件で測定した。これらの結果を
第2表に示す。
又、PVAの酸素透過係数と添加した金属塩のPVA1
g当りのミリモル量との関係を第1図に示す。図から明
らかな様に金属塩を添加成形したフイルムの酸素ガス透
過係数は添加量2.0ミリモル以下では無添加フイルム
(キヤストフイルム)に比し小となり金属塩を添加する
ことにより却ってガスバリヤー性を向上することが判
る。尚キヤストフイルムはポバールPVA105の10%水
溶液をガラス板上に流延後、乾燥することにより得られ
た。その酸素透過係数は9.5×10-15cc・cm/cm2sec・cm
Hg,炭酸ガス透過係数は3.8×10-14cc・cm/cm2sec・cm
Hgであった。
g当りのミリモル量との関係を第1図に示す。図から明
らかな様に金属塩を添加成形したフイルムの酸素ガス透
過係数は添加量2.0ミリモル以下では無添加フイルム
(キヤストフイルム)に比し小となり金属塩を添加する
ことにより却ってガスバリヤー性を向上することが判
る。尚キヤストフイルムはポバールPVA105の10%水
溶液をガラス板上に流延後、乾燥することにより得られ
た。その酸素透過係数は9.5×10-15cc・cm/cm2sec・cm
Hg,炭酸ガス透過係数は3.8×10-14cc・cm/cm2sec・cm
Hgであった。
実施例21〜31,比較例5〜7 実施例1〜20と同様の方法で第3表に示された割合の添
加量のPVA−金属塩組成物を得た。PVAは実施例1
〜20と同じものを用いた。
加量のPVA−金属塩組成物を得た。PVAは実施例1
〜20と同じものを用いた。
第1層のポリエチレンを35φ単軸押出機(L/D=2
2),第3層のポリエチレンを40φ単軸押出機(L/D
=22)を用いて別々に押出し、第2層のPVA−金属塩
組成物を幅35mmのTダイ(フィードブロック)のついた
25φ単軸スクリュー押出機から溶融押出しフィードブロ
ック中でPVA−金属塩組成物が芯層となるように共押
出した。押出量は200g/分であり、ダイス直下で冷却
ロールにより冷却して3層の積層フイルムを製造した。
第1層と第3層のポリエチレンとしては住友化学工業
(株)の低密度ポリエチレンスミカセンF 114−1を使
用した。ダイス温度及びアダプター温度を押出温度とし
て第3表に示す。
2),第3層のポリエチレンを40φ単軸押出機(L/D
=22)を用いて別々に押出し、第2層のPVA−金属塩
組成物を幅35mmのTダイ(フィードブロック)のついた
25φ単軸スクリュー押出機から溶融押出しフィードブロ
ック中でPVA−金属塩組成物が芯層となるように共押
出した。押出量は200g/分であり、ダイス直下で冷却
ロールにより冷却して3層の積層フイルムを製造した。
第1層と第3層のポリエチレンとしては住友化学工業
(株)の低密度ポリエチレンスミカセンF 114−1を使
用した。ダイス温度及びアダプター温度を押出温度とし
て第3表に示す。
積層フイルムの厚みは120μm,ポリエチレン層の厚み
は各々50μm,PVA層の厚みは20μmであった。
は各々50μm,PVA層の厚みは20μmであった。
実施例21〜31に関しては発泡や着色などの現象がなく溶
融押出成形性は良好であった。
融押出成形性は良好であった。
比較例5の場合は熱分解による激しい発泡が起り、共押
出成形ができなかった。
出成形ができなかった。
比較例6〜7は金属塩の添加量が多く溶融成形が困難で
着色を生じた。
着色を生じた。
尚、これらのフイルムの酸素透過度及び炭酸ガス透過度
は柳本製作所ガス透過試験機ヤナコGTR−10Aを用い
30℃,0%RHの条件で測定した。
は柳本製作所ガス透過試験機ヤナコGTR−10Aを用い
30℃,0%RHの条件で測定した。
第1図はPVA−金属塩組成物からなるフイルムの酸素
透過係数と金属塩の添加量との関係を示す図である。
透過係数と金属塩の添加量との関係を示す図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 7:00 4F
Claims (2)
- 【請求項1】ポリビニルアルコール1g当り0.01〜3.0
ミリモルの金属塩を含有するポリビニルアルコール組成
物からなる溶融成形物。 - 【請求項2】ポリビニルアルコール1g当り0.01〜3.0
ミリモルの金属塩を含有するポリビニルアルコール組成
物からなる層を少くとも1層有する多層共押出成形物。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2338796A JPH0647628B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ポリビニルアルコール溶融成形物 |
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