JPH0647704U - ロッドレスシリンダまたはケーブルシリンダのスライド部案内装置 - Google Patents

ロッドレスシリンダまたはケーブルシリンダのスライド部案内装置

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JPH0647704U
JPH0647704U JP8318492U JP8318492U JPH0647704U JP H0647704 U JPH0647704 U JP H0647704U JP 8318492 U JP8318492 U JP 8318492U JP 8318492 U JP8318492 U JP 8318492U JP H0647704 U JPH0647704 U JP H0647704U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロッドレスシリンダまたはケーブルシリンダ
のスライド部案内装置似関し、設置スペースを小型にす
ることを目的とする。 【構成】 筒体1の一側部に設けられた案内部10が、筒
体1の上側面の適当な間隔を置いた対称位置に形成され
た1対の案内面11と、両案内11面の間で下方に凹入させ
た蟻溝12と、蟻溝12の両傾斜側面に形成された浮上防止
案内面13とを有し、スライド部7に、各案内面11に対向
して、中央に向かって下り傾斜する1対の傾斜面14と、
上記蟻溝12に対応する蟻ほぞ15とを設け、各案内面11と
各傾斜面14との間に楔型断面を有する耐磨部材16と、こ
の耐磨部材16を案内面11と傾斜面14とに押し付ける押圧
手段19とを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はロッドレスシリンダまたはケーブルシリンダのスライド部案内装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ロッドレスシリンダは、例えば特開昭63−190908号公報に開示してあるように 、筒体の一側部に筒体の軸心方向に摺動可能にスライド部を支持させ、筒体の一 側に形成したスリットを貫通する連結部を介して筒体内に摺動自在に挿入された ピストンと上記スライド部とを連結し、ピストンを圧縮空気、圧油、加圧水等に よって駆動することによりスライド部に取り付けた負荷を駆動するようにしたシ リンダ装置のことである。
【0003】 また、ケーブルシリンダとは、例えば図9の概略構成図に示すように、筒体101 内に摺動自在に内嵌したピストン102 の両端にケーブル103 を接続し、筒体101 の両外側に配置されたプーリ104 によって各ケーブル103 を反転させ、各ケーブ ル103 の先端を筒体101 に摺動可能に支持されたスライド部105 に連結し、例え ば圧縮空気、油圧、水圧等によって上記ピストン102 を駆動することにより、ス ライド部105 に取り付けた負荷を駆動するように構成されたシリンダ装置のこと である。
【0004】 これらロッドレスシリンダやケーブルシリンダでは、図10の縦断正面図に示す ように、上記筒体101 の一側部、例えば上側部にはスライド部105 を軸心方向に 摺動案内する案内部106 が設けられる。 この案内部106 は、筒体101 の下部と同じ幅を有する蟻ほぞ状に形成され、案 内部106 の上面両側部に形成される1対の案内面107 と、案内部106 の両側に形 成される斜め外下向きに傾斜する1対の浮上防止案内面108 とを備えている。ま た、スライド部105 には、案内部106 の案内面107 に摺接する下向きの面に耐磨 部材109 を保持させるとともに、一方、両側部110 を案内部106 の両外側に延長 し、両側部110 の下部の内側に上記浮上防止案内面108に摺接させる耐磨部材111 を保持させている。
【0005】 スライド部105 の中央部112 と両側部110 とは上部どうし一連に形成され、両 側部110 に挿通したボルト113 を中央部112 に締め込むことにより耐磨部材109, 111 を介して案内部106 の両側の楔形状の部分を筒体101 の軸心方向に摺動可能 に挟持するようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
この従来例においては、スライド部105 の両側部110 が案内部106 の両外側に 張り出しているので、筒体101 の両側にスライド部105 の両側部110 が移動する 空間を確保する必要があり、設置スペースが大型化するという問題がある。 本考案は、上記の事情を考慮してなされたものであり、設置スペースを小型に できるケーブルシリンダのスライド部案内装置を提供することを目的とするもの である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案のロッドレスシリンダまたはケーブルシリ ンダのスライド部案内装置は、筒体の一側部に設けられ、スライド部を軸心方向 に摺動案内する案内部が、筒体の一側面の適当な間隔をおいた対称位置に形成さ れた1対の案内面と、両案内面の間で下方に凹入させた蟻溝と、蟻溝の両傾斜側 面に形成された浮上防止案内面とを有し、上記スライド部に各案内面に対向して 、中央に向かって下り傾斜する1対の傾斜面と、上記蟻溝に対応する蟻ほぞとを 設け、筒体の各案内面とスライド部の各傾斜面との間に楔型断面を有する耐磨部 材と、この耐磨部材を案内面と傾斜面とに押し付ける押圧手段とを設けたことを 特徴とするである。
【0008】
【作用】 本考案においては、案内部の浮上防止案内面が筒体の上面から凹入させた蟻溝 の中に形成されているので、スライド部を案内部の外側に張り出させる必要がな くなる。したがって、耐磨部材を中央側に押し込む押圧手段を筒体の上側の空間 内に配置することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例に係るケーブルシリンダのスライド部案内装置を図面 に基づいて具体的に説明するが、まず、このケーブルシリンダの構成を図2の半 断側面図に基づいて概略的に説明する。 筒体1内に摺動自在に挿入されるピストン2の両端にケーブル3が連結され、 このケーブル3を筒体2の両端に固定されるシリンダヘッド4内を通ってシリン ダ室5の外側に導出し、シリンダヘッド4に回転自在に支持されたプーリ6によ って反転させて、ケーブル3の先端を筒体1の上部に摺動自在に支持されたスラ イド部7に連結している。なお、ケーブル3はテークアップ装置8によって適当 に緊張させている。
【0010】 シリンダ室5はピストン2によって2つの受圧室9に区分され、各受圧室9に 例えば加圧空気、圧油などを供給することによりピストン2の両側に作用する圧 力の差圧でピストン2が駆動され、ピストン2がケーブル3を介してスライド部 7およびスライド部7に連結される負荷を駆動するようにしている。 上記筒体1の上側部には、スライド部7を筒体1の軸心方向に摺動案内する案 内部10が設けられる。
【0011】 図1の縦断正面図に示すように、この案内部10は、筒体1の上側面の両側に形 成された1対の案内面11と、両案内面11の間で下方に凹入させた蟻溝12と、蟻溝 12の両傾斜側面に形成された浮上防止案内面13とを有している。 また、スライド部7には、各案内面11に対向して、中央に向かって下り傾斜す る1対の傾斜面14と、上記蟻溝12に対応する蟻ほぞ15とが設けられ、蟻ほぞ15の 両傾斜側面16に浮上防止案内面13に摺接する耐磨部材17を支持させるとともに、 筒体1の各案内面11とスライド部7の各傾斜面14との間に楔型断面を有する耐磨 部材18が挿入される。
【0012】 上記の各耐磨部材17,18に代えてローラ、ボール、あるいはこれらを組み込ん だリニアベアリングを用いることも可能であるが、ここでは構成を簡単にするた め、棒状ないし帯状に形成された耐磨部材が用いられる。 また、上記の各耐磨部材17,18の素材は、特に限定されず、例えば砲金メタル 、含油メタルなどの金属、テフロン樹脂、シリコン樹脂などの合成樹脂、合成樹 脂と金属との複合材などを用いることができる。
【0013】 さらに、このスライド部案内装置には、楔型の耐磨部材18を案内面11と傾斜面 16とに押し付ける押圧手段19が設けられる。 この押圧手段19は耐磨部材18を案内面11と傾斜面16とに押し付けるように構成 してあればよく、例えば上記耐磨部材17の外側面に当接される押さえ部材20と、 この押さえ部材20に挿通され、スライド部7の両側部に螺合されるねじ21とで構 成される。
【0014】 上記押さえ部材20の形状は特に限定されず、ここでは、スライド部7の両側に 張り出す寸法を小さくするため、例えば上端部が薄肉部22を介してスライド部7 の両側上部と一連に形成される平板状に形成している。 なお、楔型の耐磨部材18の摺動方向への脱出を防止するため、図2、図3の半 横断平面図および図4の正面図に示すように、スライド部7の摺動方向の両端に はカバー23が設けられる。
【0015】 また、図1ないし図3に示すように、筒体1の蟻溝12および筒体1の両端に固 定されるシリンダヘッド4の上面開口はスライド部7内に挿通される薄帯状のシ ールカバー24で覆われる。 このケーブルシリンダのスライド部案内装置においては、案内部10の浮上防止 案内面13が筒体1の上面から凹入させた蟻溝12の中に形成され、スライド部7を 案内部10の両横外側に張り出させる必要がないので、楔型の耐磨部材18を中央側 に押し込む押圧手段19を筒体1の上側の空間内に配置して、筒体2の両横外方に スライド部7、耐磨部材18および押圧手段19が摺動する空間がはみ出さないよう にしてある。したがって、スライド部105 の両側部110が移動する空間を筒体101 の両横側方に必要とする従来例に比べると設置スペースが小さくなる。
【0016】 上記の実施例では、押圧手段19の押さえ部材20が薄肉部22を介してスライド部 7と一連に形成されているが、例えば図5の縦断正面図および図6の半横断平面 図に示すように、本考案の他の実施例では、押さえ部材20をスライド部7とを別 体に形成している。また、押さえ部材20をスライド部7の側面に向かって進退案 内する押圧案内手段25が設けられる。
【0017】 この押圧案内手段25の構造は押さえ部材20をスライド部7の側面に向かって進 退案内できるように構成してあればよく、例えば押さえ部材20に植設された前後 1対のピン26と、スライド部7の側面に凹設され、これらのピン26が進退自在に 内嵌される押圧案内穴27とで構成される。 この実施例のその他の構成、作用ないし効果は上記の一実施例のそれらと同様 であるので、重複を避けるためこれらの説明は省略する。また、図5、図6にお いて図1ないし図4に示す各部分に対応する各部分には、図1ないし図4と同じ 符号と名称とを付している。
【0018】 また、上記の各実施例では押圧手段19のねじ21はスライド部7に直接に螺合さ せているが、例えば図7の縦断正面図および図8の半横断平面図に示すように、 スライド部7にタイロッド28を挿通し、このタイロッド28の両端に押圧手段19の ねじ21を螺合させるようにしている。 タイロッド28の数は特に限定されないが、ここでは、部品点数を少なくし、組 立て工数を削減するため、タイロッド28の数は1本にしている。
【0019】 なお、タイロッド28はスライド部7に自由に抜き差しできるようにすることで 両側の押圧力を均等化できる。 この実施例のその他の構成、作用ないし効果は図5および図6に示す実施例の それらと同様であるので、重複を避けるためこれらの説明は省略する。また、図 7、図8において図1ないし図4に示す各部分に対応する各部分には、図1ない し図4と同じ符号と名称とを付している。
【0020】 以上の説明は、本考案をケーブルシリンダに適用した場合を例にとって説明し たが、本考案を例えば特開昭63−190908号公報に開示されているように、スリッ トを有する筒体を用いるタイプのロッドレスシリンダに適用することも可能であ る。 このタイプのロッドレスシリンダでは、押圧手段で耐磨部材を浮上防止面に押 圧すると、筒体が縮径されるが、この縮径量が過大になればピストンの摺動抵抗 が著しく高くなり、過小であればピストンと筒体の間に隙間が生じて駆動不能に なる。
【0021】 このため、押圧手段の調整代が小さく制限され、調整が困難になり、また、耐 磨部材の磨耗に対する許容量も小さくなる。しかも、スライド部に乗せる負荷は スリットの歪みが許容される範囲内に止めなければならない上、高精度を要求さ れる場合には、他に直線ガイドを案内部と並列に設ける必要がある。 しかしながら、ケーブルシリンダの場合には、筒体1にシリンダ室5を外部に 連通させるスリットが設けられないので、押圧手段19で耐磨部材18を強く押し込 んでも、シリンダ室5が変形するおそれがなく、スリット付きの筒体を用いる場 合に比べて調整代を例えば5倍程度に大きくすることができ、調整が容易になる とともに、耐磨部材17,18の磨耗に対する許容量を大きくして耐久性を高めるこ とができる。
【0022】 また、筒体1が変形し難いので、スライド部7に乗せる負荷を大きくできるう え、耐磨部材17,18を高い接触圧で案内部10に当接させることができ、スライド 部7の直線移動を高精度に案内させることができる。
【0023】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案によれば、案内部の浮上防止案内面が筒体の上 面から凹入させた蟻溝の中に形成されているので、スライド部を案内部の外側に 張り出させる必要がなくなる。したがって、耐磨部材を中央側に押し込む押圧手 段を筒体の上側の空間内に配置して、スライド部、耐磨部材および押圧手段の移 動空間を筒体の横側方に張り出して設ける必要がなくなり、設置スペースを小さ くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の縦断正面図である。
【図2】本考案の一実施例の半断側面図である。
【図3】本考案の一実施例の半横断平面図である。
【図4】本考案の一実施例の正面図である。
【図5】本考案の他の実施例の縦断正面図である。
【図6】本考案の他の実施例の半横断平面図である。
【図7】本考案のまた他の実施例の縦断正面図である。
【図8】本考案のまた他の実施例の半横断平面図であ
る。
【図9】ケーブルシリンダの概略構成図である。
【図10】従来例の縦断正面図である。
【符号の説明】
1…筒体 7…スライド部 10…案内部 11…案内面 12…蟻溝 13…浮上防止面 14…傾斜面 15…蟻ほぞ 16…傾斜側面 17…耐磨部材 18…耐磨部材 19…押圧手段 20…押さえ部材 21…ねじ 22…薄肉部 25…押圧案内手段 28…タイロッド

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体の一側部に設けられ、スライド部を
    軸心方向に摺動案内する案内部が、筒体の一側面の適当
    な間隔をおいた対称位置に形成された1対の案内面と、
    両案内面の間で下方に凹入させた蟻溝と、蟻溝の両傾斜
    側面に形成された浮上防止案内面とを有し、上記スライ
    ド部に各案内面に対向して、中央に向かって下り傾斜す
    る1対の傾斜面と、上記蟻溝に対応する蟻ほぞとを設
    け、筒体の各案内面とスライド部の各傾斜面との間に楔
    型断面を有する耐磨部材と、この耐磨部材を案内面と傾
    斜面とに押し付ける押圧手段とを設けたことを特徴とす
    るロッドレスシリンダまたはケーブルシリンダのスライ
    ド部案内装置。
  2. 【請求項2】 上記押圧手段が、耐磨部材の外側面に当
    接される押さえ部材と、この押さえ部材に回転自在に挿
    通されるとともにスライド部の側部に螺合される押圧調
    整ねじとを備える請求項1に記載のロッドレスシリンダ
    またはケーブルシリンダのスライド部案内装置。
  3. 【請求項3】 上記押圧手段が、耐磨部材の外側面に当
    接される押さえ部材と、上記スライド部に挿通されたタ
    イロッドと、押さえ部材に回転自在に挿通されるととも
    にタイロッドの端部に螺合される押圧調整ねじとを備え
    る請求項1に記載のロッドレスシリンダまたはケーブル
    シリンダのスライド部案内装置。
  4. 【請求項4】 上記押さえ部材の上端部が薄肉部を介し
    てスライド部の側部の上部と一連に形成される請求項2
    又は3に記載のロッドレスシリンダまたはケーブルシリ
    ンダのスライド部案内装置。
  5. 【請求項5】 上記押さえ部材がスライド部とは別体に
    形成される請求項2又は3に記載の記載のロッドレスシ
    リンダまたはケーブルシリンダのスライド部案内装置。
  6. 【請求項6】 押さえ部材をスライド部に向かって進退
    案内する押圧案内手段が設けられる請求項5に記載のロ
    ッドレスシリンダまたはケーブルシリンダのスライド部
    案内装置。
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