JPH0647973Y2 - 混成堤用捨石マウンドの洗掘部補修構造 - Google Patents

混成堤用捨石マウンドの洗掘部補修構造

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JPH0647973Y2
JPH0647973Y2 JP1987146361U JP14636187U JPH0647973Y2 JP H0647973 Y2 JPH0647973 Y2 JP H0647973Y2 JP 1987146361 U JP1987146361 U JP 1987146361U JP 14636187 U JP14636187 U JP 14636187U JP H0647973 Y2 JPH0647973 Y2 JP H0647973Y2
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JP
Japan
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opening
bag
scour
concrete
rubble mound
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JP1987146361U
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JPS6453252U (ja
Inventor
嘉平衛 下村
寿光 陶山
Original Assignee
株式会社間組
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、ケーソン、コンクリートブロックあるいは
セルラーブロックなど混成堤直下の捨石マウンドが洗堀
された部分を埋戻し補修するための混成堤用捨石マウン
ドの洗堀部補修構造に関する。
<従来の技術> 1個あたり5kg〜200kg内外の捨石で形成した捨石マウン
ド上に、コンクリート製ケーソンを据付けるケーソン式
混成堤型の防波堤、護岸構造の欠点の1つに、異常波浪
や異常潮流によって引きおこされる捨石マウンドの洗堀
がある。この洗堀は波や流れの乱れによって捨石や砂が
洗い出されることによって生じ、特にケーソンが据付け
られている捨石マウンドの上面および法尻部に発生しや
すく、ケーソンの滑動、鶏舎および捨石マウンドの崩壊
を惹きおこすことがある。
このため、従来からケーソンの前後面に根固方塊を据付
けたり、捨石マウンド上面に被覆石を張ったり、捨石マ
ウンドの法尻部をアスファルトマットや合成樹脂マット
などで保護する方法が実施されているが、それでも上記
洗堀を避けることができない。
従って、今日では潜水夫による洗堀部への捨石補充を行
ったり、ミキサ船による洗堀部への水中コンクリートの
ポンプ圧送が実施されている。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、かかる従来の洗堀部の補修方法のうち、
上記前者の潜水夫による捨石補充作業では、人力作業の
ため、ケーソン直下の洗堀部での作業空間上の制約か
ら、捨石の完全補充が不可能であり、また、上記後者の
水中コンクリート充填作業では、水中コンクリート上に
ケーソンがすわる形になるので、これらの間の滑動に対
する抵抗が小さくなるほか、不必要な捨石の間隙部分に
も水中コンクリートが充填されるので不経済になるなど
の問題点があった。
この考案は、かかる従来の問題点に着目してなされたも
のであり、洗堀部の完全補充およびケーソンの捨石マウ
ンド上における滑動抵抗を十分に大きく保ちながら、洗
堀部の補修を経済的かつ容易に実施できるようにした混
成堤用捨石マウンドの洗堀部補修構造を提供することを
目的とする。
<問題点を解決するための手段> この考案にかかる混成堤用捨石マウンドの洗堀部補修構
造は、展張性袋体を混成堤の底部周辺の捨石マウンド上
にできた洗堀部内に据付け、この展張性袋体の開口部を
前記洗堀部の開口部より高くし、前記展張性袋体の開口
部を拘束するように袋詰めコンクリートまたはコンクリ
ートブロックを並置し、水中コンクリートを前記展張性
袋体内に流し込んで、水中コンクリートを複雑な形状の
洗堀部内の隅々にいきわたらせると共に、前記洗堀部の
開口部よりも高く形成された前記展張性袋体の開口部に
まで充填されて形成されたものである。
ここで、前記展張性袋体は、ケーソンと密着してケーソ
ンに大きな滑動抵抗を付与し得る材料を用いることが好
ましく、例えば、展張性アスファルト袋を採用する。
<作用> この考案における袋体は展張性があり、これを捨石マウ
ンド上にできた洗堀部内に挿入し、その展張性袋体の開
口部を洗堀部の開口部よりも高くし、その展張性袋体の
内部に水中コンクリートを流し込むと、この水中コンク
リートは袋体を展張しながら、展張性袋体を介して、捨
て石とケーソン下面とに囲まれた複雑な形状の洗堀部内
の隅々にいきわたり、更に、前記洗堀部の開口部よりも
高く形成された前記展張性袋体の開口部にまで充填され
る。ここで、袋詰めコンクリートまたはコンクリートブ
ロックが、前記展張性袋体の開口部を拘束するように並
置されたことによって、水中コンクリートの充填された
展張性袋体の開口部が、前記洗堀部の開口部よりも高く
保持されることが可能になると共に、水中コンクリート
が流れ出るのを防止することができる。また、かような
展張性袋体の開口部に充填された水中コンクリートが固
化すると、この部分からの更なる洗堀を防止することが
可能となり、そして、袋体はケーソンに密着してケーソ
ンの滑動抵抗を当初設計と同等以上にするように作用す
る。
<考案の実施例> 以下に、この考案の一実施例を図について説明する。
第1図はこの考案による洗堀部補修構造を詳細に示す断
面図、第2図は補修前の洗堀部構造を示す断面図であ
り、以下に、これら各図についてこの考案の詳細を説明
する。図について、1は上部コンクリート2を有する混
成堤としてのケーソンで、このケーソン1は基礎割石な
どからなる捨石マウンド3上に設置されている。4はこ
の捨石マウンド3の上面を覆うように設けられた被覆
石、5はケーソン1基部の港外側に設けられた根固方塊
である。また、6はケーソン1の直下およびその周辺に
生じた捨石マウンド上の洗堀部であり、洗堀によって被
覆石4の一部および根固方塊5も図示のように落ち込ん
でいる。
また、第1図において7は上記洗堀部6内に据付けられ
る展張性アスファルト袋、8はこの展張性アスファルト
袋7内に開口部7aから注入される水中コンクリート、9
はケーソン1の基部周辺であって、上記洗堀部6を囲む
ように設けたコンクリートブロックである。このコンク
リートブロック9は展張性アスファルト袋7の開口部7a
付近を拘束するように設けられる。10は開口部7aを通じ
て展張性アスファルト袋7内に挿入される水中コンクリ
ート注入用のフレキシブルチューブで、このフレキシブ
ルチューブ10には水中コンクリート送出用のパイプ11が
接続されている。
次に、上記捨石マウンド3の洗堀部補修手順について説
明する。まず、捨石マウンド3上の洗堀部6を潜水作業
によって調査し、その洗堀部6の形状や大きさを確認す
る。この調査結果に従って、上記形状や大きさに見合っ
た展張性アスファルト製7の製作を行い、これを潜水作
業によって洗堀部6内に挿入し、据付けを行う。続い
て、その展張性アスファルト袋7を拘束するため、その
開口部7a付近の無拘束部分にコンクリートブロック9を
並べて拘束し、この開口部7aがケーソン1の下端面より
1m以上に高くしても、大きく変形、変位を生じないよう
になっている。また、この作業に前後して洗堀部6内に
ある展張性アスファルト袋7を拘束するために、袋詰め
コンクリートが、上記洗堀部6の周辺に設置される。
このように拘束設置した展張性アスファルト袋7には、
こんどは開口部7aからフレキシブルチューブ10を通じて
高流動性の水中コンクリートを流し込む。こうして、水
中コンクリート8が展張性アスファルト袋7内に最も奥
の方から満たされるに従って、フレキシブルチューブ10
をその展張性アスファルト袋7から徐々に引き抜く。そ
して、完全に充満した場合は、開口部7aを閉じるなどし
て、フレキシブルチューブ10をすべて引き抜き、補修作
業を完了する。なお、上記作業における袋詰めコンクリ
ートの設置は、補修作業の開始当初に、ケーソン1の下
端周辺の堰止め時にも、実施することができる。
このようにして得られた洗堀部6の補修構造によれば、
その洗堀部6の埋戻しを完全に、しかも容易に実施で
き、しかもケーソンが展張性アスファルトを介して水中
コンクリート上に据付けられる形となるので、ケーソン
の滑動抵抗が大きくなり、設計当初と同等またはそれ以
上のケーソンの安定度が得られる。
<考案の効果> 以上のように、この考案によれば、ケーソンなど混成堤
下部の捨石マウンド上にできた洗堀部内に展張性袋体を
設置し、この展張性袋体の開口部を前記洗堀部の開口部
よりも高くし、更に、この展張性袋体の開口部を拘束す
るように前記洗堀部に袋詰めコンクリートまたはコンク
リートブロックを並置し、この展張性袋体内に水中コン
クリートを流し込んで洗堀部補修構造としたので、この
水中コンクリートは袋体を展張しながら洗堀部内の隅々
にまでいきわたるように充填可能となり、かつ不必要な
捨石の間隙に水中コンクリートが充填されるのを防止す
ることが可能になる。また、洗堀部の開口部よりも高く
支持された展張性袋体の開口部の水中コンクリートが固
化すると、この部分からの更なる洗堀を防止することが
可能となる。更にまた、潜水夫等による水中作業が極め
て簡単となり、流し込まれた水中コンクリートが展張性
袋体の開口部から流れ出るのを防止することができる。
したがって、水中コンクリートの使用量も必要最少限で
よく、また注入も容易であるところから、補修作業のコ
ストを低減でき、しかもケーソンの滑動抵抗を十分に確
保して、これの安定性を確保できるなどの効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる混成堤用捨石マウンドの洗堀
部補修構造を示す断面図、第2図は補修前の洗堀部構造
を示す断面図である。 1…混成堤、3…捨石マウンド、6…洗堀部、7…展張
性アスファルト袋、8…水中コンクリート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】混成堤の底部周辺に生じた捨石マウンドの
    洗堀部内に所定形状の展張性袋体を据付け、この展張性
    袋体の開口部を前記洗堀部の開口部よりも高くし、更に
    前記展張性袋体の開口部を拘束するように袋詰めコンク
    リートまたはコンクリートブロックを並置し、前記洗堀
    部内の展張性袋体と、前記洗堀部の開口部よりも高く形
    成された前記展張性袋体の開口部とに水中コンクリート
    を充填してなる混成堤用捨石マウンドの洗堀部補修構
    造。
JP1987146361U 1987-09-28 1987-09-28 混成堤用捨石マウンドの洗掘部補修構造 Expired - Lifetime JPH0647973Y2 (ja)

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