JPH0648027U - 透過型座標検出装置 - Google Patents

透過型座標検出装置

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JPH0648027U
JPH0648027U JP088558U JP8855892U JPH0648027U JP H0648027 U JPH0648027 U JP H0648027U JP 088558 U JP088558 U JP 088558U JP 8855892 U JP8855892 U JP 8855892U JP H0648027 U JPH0648027 U JP H0648027U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正確な位置情報を得ることができると共に、
低コストで製造することができる透明型座標検出装置を
提供する。 【構成】 本透過型位置検出装置は、ガラス等の透明物
質によって略矩形状に形成された透明基板1Aと、この
透明基板1A上にITO等からなる透明電極として均一
な膜厚で薄膜状に形成された透明抵抗体1Bと、この透
明抵抗体1B上の両端部に所定の距離を隔てて銀等の良
導体によって一方向に形成された一対の細長形状の第1
電極1A、第2電極1Bと、これらの電極1A、1Bに
それぞれ電気的に接続された一対の第1リード線部2B
1、第2リード線部2B2とを有する座標検出用基板2を
備え、上記各リード線部2B1、2B2は、それぞれ上記
透明抵抗体1Bと同一材料、即ちITO等の透明電極に
よって一体的に形成されて構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、透明型座標検出装置(以下、「透明タブレット」と称す。)に関し 、更に詳しくは、電極のリード線を改良した透明タブレットの関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の透明タブレットは、図4、図5に示すように、X軸方向の両端部に形成 された一対の第1電極1A、第2電極1Bを有するX座標検出用基板2と、この X座標検出用基板2にドットスペーサ3によって僅かな細隙を形成して積層され 且つY軸方向の両端部に形成された一対の第1電極4A、第2電極4Bを有する Y座標検出用基板5と、X座標検出用基板2の第1電極1A、第2電極1Bそれ ぞれに接続された第1導体6、第2導体7と、Y座標検出用基板5の第1電極4 A、第2電極4Bそれぞれに接続された第1導体、第2導体(図示せず)と、こ れらの導体にそれぞれ接続された図示しない接点を介して電圧を印加する電源1 0とを備え、位置情報を検出する時には電源10をX座標検出用基板2、Y座標 検出用基板4の接点に順次切り替え、図5に示すようにペン14を当ててそれぞ れの座標値を位置情報として検出するように構成されている。そして、上記各座 標検出用基板2、5はそれぞれ同様に構成されている。
【0003】 そこで、上記X座標検出用基板2について図4を参照しながら更に説明する。 同図に示すX座標検出用基板2は、例えばガラス等からなる透明基板2Aと、こ の透明基板2A上に均一な薄膜として形成された透明抵抗体2Bとからなり、ま た、このX座標検出用基板2の第1電極1A、第2電極1Bはそれぞれ銀電極と して形成されている。また、上記第1導体6、第2導体7は、上記第1電極1A 、第2電極1Bの一端からそれぞれ延設され且つこれら両電極1A、1Bと同材 質の銀からなる第1リード線6A、第2リード線7Aにそれぞれ接続されている 。そして、上記X座標検出用基板2を製造する場合には、X座標検出用基板2上 の第1リード線6A、7Aを形成する部分の透明抵抗体2Bをエッチングなどに より除去した後、銀のスパッタリングなどにより上記第1電極1A、第2電極1 B及び第1リード線6A、第2リード線7Aを形成するようにしている。
【0004】 而して、上記構成を有する透明タブレットを使用する場合には、電源10を第 1導体6、第2導体7に接続し、第1リード線6A、第2リード線7Aを介して 上記第1電極1A、第2電極1Bに電源電圧VCCを印加すれば、上記透明抵抗板 2Bの第1電極1A、第2電極1B間では高電位の第1電極1Aから低電位の第 2電極1Bに向かって一定の電位勾配を持った等電位線が各電極1A、1Bに対 して平行に形成される。この状態で、上記第1電極1A、第2電極1B間の任意 の点に図5で示すようにペン14を押圧すればその点での電圧に基づいた位置情 報をX座標値として検出することができる。また、Y座標検出用基板5において もX座標検出用基板2の場合と同様にY座標値を検出することができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の透明型座標検出装置は、X座標検出用基板2上の第1電 極1A、第2電極1B及び第1リード線6A、第2リード線7Aが上述のように 銀によってそれぞれ形成されているため、X座標検出用基板2上に第1リード線 6A、第2リード線7Aを形成する場合には、透明抵抗体2Bをエッチング等に より除去した後、この除去部分に第1リード線6A、第2リード線7Aを形成し なくてはならず、この部分の透明抵抗体2Bを除去せずにその上に第1リード線 6A、第2リード線7Aを積層形成すると第1リード線6A、第2リード線7A と透明抵抗体2Bとが短絡して好ましくないことは勿論のこと、第1リード線6 A、第2リード線7Aを高価な銀で形成しなくてはならないため、銀の使用量が 多くなって透明型座標検出装置の製造コストが高く付くという課題があった。
【0006】 また、従来の透明型座標検出装置の製造コストを下げるために図6で示すよう に第1電極1A、第2電極1Bを省略して透明抵抗体2Bの両端部を電極として 利用すると共に第1リード線6A、第2リード線7Aを透明抵抗体2Bと一体的 に同材料によって透明基板2A上に形成することも考えられるが、このようにす ると第1リード線6A、第2リード線7Aからの印加電圧はリード線から遠ざか るにつれて透明抵抗体2B自体の抵抗によって電位が低下するため、同図に示す ように電極となる両端部間で等電位線が形成されず、正確な位置情報を得ること ができないという課題があった。これらのことはY軸の位置情報を検出する場合 についても言える。
【0007】 本考案は、上記課題を解決するためになされたもので、低コストで製造するこ とができると共に正確な位置情報を得ることができる透明型座標検出装置を提供 することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、透明基板上に均一に形成された透明抵抗体と、この透明抵抗体上の 両端部に所定の距離を隔てて良導体によって一方向に形成された一対の細長形状 の電極と、これらの電極にそれぞれ電気的に接続された一対の第1リード線部と を有する座標検出用基板を備え、上記各リード線部をそれぞれ上記透明抵抗体と 同一材料によって一体的に形成したものである。
【0009】
【作用】
本考案によれば、座標検出用基板を製造する際には、透明抵抗体をリード線部 として利用することができるため、低コストで座標検出用基板を製造することが でき、また、透過型位置検出装置を使用する際には、座標検出用基板の各リード 線部を介して良導体からなる一対の電極間に電圧を印加すると、各電極内では電 位勾配を生じることなく、対向する電極間の透明抵抗体で所定の電位勾配を持っ た電位線を各電極に平行に形成し、任意の点における電圧に基づく位置情報とし て例えばX座標値を正確に検出することができる。
【0010】
【実施例】
以下、図1〜図3に基づいて従来と同一または相当部分には同一符号を付して 本考案を説明する。尚、各図中、図1は本考案の透過型位置検出装置の一実施例 の全体を示す概念図、図2は図1に示す透過型位置検出装置のX座標検出用基板 を示す平面図、図3は図2に示すX座標検出用基板を製造する方法を工程順に基 板の断面を示す模式図で、同図(a)は透明基板上に透明抵抗体を形成した状態 を示す図で、同図(b)は同図(a)の透明基板をマスキングした状態を示す図 、同図(c)は同図(b)の透明抵抗体の一部を除去した状態を示す図、同図( d)は同図(c)のマスキング部材を剥離した状態を示す図、同図(e)は同図 (d)の透明抵抗体に電極を形成した状態を示す図である。
【0011】 本実施例の透過型位置検出装置(以下、「透明タブレット」と称す。)は、図 1に示すように、X軸方向の両端部に形成された一対の第1電極1A、第2電極 1Bを有するX座標検出用基板2と、このX座標検出用基板2にドットスペーサ 3によって僅かな細隙を形成して積層され且つY軸方向の両端部に形成された一 対の第1電極4A、第2電極4Bを有するY座標検出用基板5と、上記X座標検 出用基板2の第1電極1A、第2電極1Bそれぞれに接続され且つ接点X1、X2 、Y3を有する第1導体6、第2導体7と、上記Y座標検出用基板5の第1電極 4A、第2電極4Bそれぞれに接続され且つ接点Y1、Y2、X3を有する第1導 体8、第2導体9と、これらの導体の接点を介して上記X座標検出用基板2と上 記Y座標検出用基板5間で電源10を切り換える切替スイッチ11とを備えて構 成されている。更に、上記切替スイッチ11にはA/D変換回路12を介して演 算回路13に接続され、上記第1電極1A、第2電極1Bあるいは上記第1電極 4A、第2電極4Bからの電圧情報をA/D変換回路12でデジタル信号に変換 し、このデジタル信号に基づいて演算回路13で所定の位置情報としてのX座標 値あるいはY座標値を得るように構成されている。
【0012】 而して、上記X座標検出用基板2は、図2に示すように、ガラス等の透明物質 によって略矩形状に形成された透明基板2Aと、この透明基板2A上にITO等 からなる透明電極として均一な膜厚で薄膜状に形成された透明抵抗体2Bと、こ の透明抵抗体2B上の両端部(本実施例では、図2の左右の両端部)に所定の距 離を隔てて銀等の良導体によって一方向に形成された一対の細長形状の上記第1 電極1A、第2電極1Bと、これらの第1電極1A、第2電極1Bにそれぞれ電 気的に接続された一対の第1リード線部2B1、第2リード線部2B2とを備えて 構成されている。
【0013】 また、上記透明基板2Aを形成する透明物質は、透明基板を形成する物質であ ればよく、このような透明物質としては、ガラス等の無機系の物質の他、例えば アクリル系樹脂等の有機系の物質であってもよい。また、上記各リード線部2B 1 、2B2はそれぞれ上記透明抵抗体2Bと同一材料、即ちITO等の透明電極に よって一体的に上記透明抵抗体2Bと同様に均一な薄膜として形成されている。 そして、上記透明抵抗体2B及び上記各リード線部2B1、2B2を形成する材料 としては、ITOの他、例えば酸化錫等であってもよい。また、上記各電極1A 、1Bを形成する良導体は、電気抵抗が極めて小さい良導体であればよく、この ような良導体としては、銀の他、金等であってもよい。
【0014】 ところで、上記X座標検出用基板2は、例えば図3に示す工程に従って形成す ることができる。まず、所定形状のガラスからなる透明基板2Aを準備し、この 透明基板2Aに対してスパッタリング装置等を用いてITOをスパッタリングし てITO薄膜を透明抵抗体2Bとして形成する(図3(a)参照)。次いで、透 明抵抗体2B及びこれと一体化した第1リード線部2B1、第2リード線部2B2 の形状に形成されたパターンを有するマスキング部材2Cを上記透明抵抗体2B に重ね(図3(b)参照)、この状態で透明基板2A上でマスキングされていな い部分2DのITO薄膜をエッチング装置によって図3(c)で示すようにエッ チングして除去した後、マスキング部材2Cを透明抵抗体2Bから剥離すると透 明抵抗体2B及び第1リード線部2B1、第2リード線部(図示せず)として利 用されるITO薄膜が透明基板2A上に残る(図3(d)参照)。その後、上記 透明抵抗体2Bの所定位置に銀をスクリーン印刷等によって各電極1A、1Bを 形成すれば(図3(e)参照)、上記X座標検出用基板2を作製することができ る。
【0015】 上述のようにしてX座標検出用基板2とY座標検出用基板(図示せず)を作製 し、図1に示すように各座標検出用基板2の第1電極1A、第2電極1BとY座 標検出用基板5の第1電極4A、第2電極4Bが直交するように配置することに よって本実施例の透過型座標検出装置の位置情報検出部を製造することができる 。
【0016】 次に、本実施例の透明タブレットの動作について説明する。まず、X座標検出 用基板2の位置情報を得るには、切替スイッチ11を接点X1、X2、X3側に切 り換え、図1で示すようにペン14でX座標検出用基板2の所定位置を押圧して X座標検出用基板2をY座標検出用基板5に短絡させる。この時、X座標検出用 基板2でのペン14と各第1電極1A、第2電極1B間の抵抗をそれぞれRx1 、Rx2とし、X座標検出用基板2と導体6、7との接触抵抗をRx3、Rx4と し、また各導体の持つ導体抵抗をRx5、Rx6とすれば、ペン14で分圧された 電圧、即ち、{(Rx2+Rx4+Rx6)×VCC/(Rx1+Rx2+Rx3+Rx 4 +Rx5+Rx6)}がY座標検出用基板5のRy2側を経てX座標情報としてA /D変換回路12に入力される。また、抵抗15で設定された基準電圧もA/D 変換回路12に入力する。これらの電圧は、デジタル信号に変換されて演算回路 13に入力すると、この演算回路13では上記式に基づいてペン14で押圧され た位置を演算してX座標値として出力される。
【0017】 引き続きペン13の押圧位置をそのままにして切替スイッチ11をY座標検出 用基板5側の接点Y1、Y2、Y3に切り替える。この時、Y座標検出用基板5で のペン14の位置と各電極4A、4B間の抵抗をそれぞれRx1、Rx2とし、X 座標検出用基板2と導体8、9との接触抵抗をRy3、Ry4とし、また各導体の 持つ導体抵抗をRy5、Ry6とすれば、ペン14で分圧された電圧、即ち、{( Ry2+Ry4+Ry6)×VCC/(Ry1+Ry2+Ry3+Ry4+Ry5+Ry6 )}がX座標検出用基板2の抵抗Ry2経てY座標情報としてA/D変換回路1 2に入力される。抵抗15で設定された基準電圧も上述した場合と同様にしてA /D変換回路12に入力して上記位置情報に基づく電圧と共にデジタル信号に変 換されて演算回路13に入力すると、この演算回路13では上記式に基づいてペ ン14で押圧された位置を演算してY座標値として出力される。尚、A/D変換 回路12、演算回路13は入力インピーダンスの高いものを用いてX座標検出用 基板2、Y座標検出用基板5間の接触抵抗、及びX軸の位置情報測定時の抵抗R y2、Y軸の位置情報測定時の抵抗Rx2が測定値に影響しないようにしてある。
【0018】 以上説明したように本実施例によれば、座標検出用基板2のリード線部2B1 、2B2を透明抵抗体2Bと同一材料によって形成したため、従来のリード線を 付けるために透明抵抗体2Bを除去する工程を省略することと相俟って、従来の ようにリード線として銀を使用しなくてよいため、銀の使用量が削減されて座標 検出用基板2を低コストで製造することができ、延いては、透過型座標検出装置 を低コストで製造することができる。また、座標検出用基板2の第1電極1A、 第2電極1Bを銀で形成し、しかも透明抵抗体2Bを均一な膜厚を有する薄膜状 に形成したため、第1電極1A、第2電極1B間の等電位線を各電極1A、1B に対して平行に形成して正確な位置情報を得ることができる。
【0019】 尚、本考案は、上記実施例に何等制限されるものではなく、本考案の要旨を逸 脱しない範囲であれば、全て本考案に包含される。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、低コストで製造することができると共に 正確な位置情報を得ることができる透過型位置検出装置を提供することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の透過型位置検出装置の一実施例の全体
を示す概念図である。
【図2】図1に示す透過型位置検出装置のX座標検出用
基板を示す平面図である。
【図3】図2に示すX座標検出用基板を製造する方法を
工程順に基板の断面を示す模式図で、同図(a)は透明
基板上に透明抵抗体を形成した状態を示す図で、同図
(b)は同図(a)の透明基板をマスキングした状態を
示す図、同図(c)は同図(b)の透明抵抗体の一部を
除去した状態を示す図、同図(d)は同図(c)のマス
キング部材を剥離した状態を示す図、同図(e)は同図
(d)の透明抵抗体に電極を形成した状態を示す図であ
る。
【図4】従来の透過型位置検出装置のX座標検出用基板
を中心に示す平面図である。
【図5】従来の透過型位置検出装置で位置情報を検出す
る時のX座標検出用基板とY座標検出用基板との関係を
示す断面図である。
【図6】他の座標検出用基板を示す断面図である。
【符号の説明】
1A 第1電極 1B 第2電極 2 X座標検出用基板 2A 透明基板 2B 透明抵抗体 2B1 リード線部 2B2 リード線部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に均一に形成された透明抵抗
    体と、この透明抵抗体上の両端部に所定の距離を隔てて
    良導体によって一方向に形成された一対の細長形状の電
    極と、これらの電極にそれぞれ電気的に接続された一対
    の第1リード線部とを有する座標検出用基板を備え、上
    記各リード線部をそれぞれ上記透明抵抗体と同一材料に
    よって一体的に形成したことを特徴とする透過型座標検
    出装置。
JP1992088558U 1992-11-30 1992-11-30 透過型座標検出装置 Expired - Lifetime JP2505862Y2 (ja)

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