JPH0648279B2 - 振幅値演算装置 - Google Patents

振幅値演算装置

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JPH0648279B2
JPH0648279B2 JP59210654A JP21065484A JPH0648279B2 JP H0648279 B2 JPH0648279 B2 JP H0648279B2 JP 59210654 A JP59210654 A JP 59210654A JP 21065484 A JP21065484 A JP 21065484A JP H0648279 B2 JPH0648279 B2 JP H0648279B2
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alternating current
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八大 伊藤
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、振幅値演算装置、特に電力系統の正弦波電流
または電圧、あるいはそれら両者の振幅値を算出するた
めの振幅値演算装置に関するものである。
〔発明の技術的背景〕
電力系統を保護するために保護継電器が設けられるが、
この場合保護されるべき電力系統の入力交流量の振幅値
を算出する必要がある。このためにその電力系統の正弦
波電流又は電圧、あるいはそれら両者を所定の時間間隔
でサンプリングし、そのサンプリング値をディジタル信
号に変換し、符号化を行なって伝送し、ディジタル信号
のまま演算を行なって入力交流量の振幅値を計算する
が、ディジタル信号入力から振幅値を算出する手法とし
て、以下の3つの方法が従来用いられていた。
(A)面積法 入力交流の半波分(半周期)に対応するサンプリングデ
ータの絶対値を加算し、それらに定数を掛けることによ
り入力交流量の振幅値を得る。第5図に示すように、5
0Hz入力に対するサンプリング周波数が600Hzの場合
を例にとると、サンプリングデータはim-5〜iとな
り、次の(1)式で振幅値Iが求められる。
但し、iは瞬時値データ、mは時系列 (B)2乗法 三角関数の公式より次の第(2)式が成り立つ。
第2式から電気角が90゜異なる2つのデータの2乗の
和は、入力交流量の振幅値の2乗に等しいことがわか
る。第5図に示すように50Hz入力に対するサンプリン
グ周波数が600Hzの場合を例にとって示すと、振幅値
の2乗を求める式は次の第(3)式となる。
I2=▲i2 m▼+▲i2 m-3▼ ……
(3) この(3)式によればサンプリング位相による誤差は生じ
ない。
(C)整流加算法(2値加算法) 特公昭54−41513号に示されるように、入力交流
の電気角で90゜異なる2つのデータの絶対値の和と、
前記2つのデータの絶対値の差の絶対値を求め、それぞ
れに係数K1及びK2を掛けた後に加え合わせることによ
り、入力交流量の振幅値が求められる。第5図に示すよ
うに50Hz入力に対するサンプリング周波数が600Hz
の場合を例にとって示すと、振幅値Iを求める式は次の
第(4)式となる。
I=A{|i|+|im-3|+K||i| −|im-3||}……(4) この第(4)式において、 A=0.6791とすると、サンプリング位相による算
出誤差が±3.96%以内で振幅値が求められる。更
に、K=0.5,A=1と選定することにより、サンプ
リング位相による算出誤差が±5.5%以内で振幅値に
比例する量を求めることができる。
〔背景技術の問題点〕
上記した面積法,2乗法及び整流加算法には以下に示す
ような長所と短所が各々存在する。
即ち、2乗法及び整流加算法では電気角が90゜異なる
2つのデータから振幅値が求められるのに対し、面積法
では入力交流の半波分(半周期)に対応する全てのデー
タを要し、前述の第5図の例では6サンプリング分のデ
ータを要する。このことは演算に際し、記憶素子をより
多く要するのみでなく、同一機能を果たすために、より
高いサンプリング周波数を要するため不利となる。
一方、面積法では絶対値演算と加算及び乗算のみで、
又、整流加算法では絶対値演算と加減算及び乗算のみで
各々振幅値が求められるのに対して、2乗法では第(3)
式の平方根を求める操作が必要となってくる。ディジタ
ル信号による電力系統の保護を電子計算機で行なう場
合、絶対値演算、加減算及び乗算に比して平方根を求め
る操作は著しく演算時間を要し不利となる。
しかし2乗法では振幅値の2乗をサンプリング位相によ
る誤差なしに求められ、面積法では振幅値のサンプリン
グ位相による算出誤差が最大±1.7%であるのに対し、
整流加算法では±3.95%もあり誤差が大きい。した
がって複数回分の演算結果の平均をとる方法によらなけ
れば、演算精度を上げることができないが、このような
方法をとれば前述の電気角が90゜異なる2つのデータ
だけから振幅値が求められると云う長所が失なわれるこ
とになる。
〔発明の目的〕
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、入力交流量の瞬時値のうち電気角が90゜の奇数倍
異なる2つの瞬時値データのみから、入力交流量の振幅
あるいは振幅に比例する量を簡単かつ高精度に求めるこ
との可能な振幅値演算装置を提供することを目的として
いる。
〔発明の概要〕 本発明は、入力交流量の瞬時値のうち電気角が90゜の
奇数倍異なる2つの瞬時値データをi1,i2としたとき、
従来の整流加算法において振幅に比例する量Yを、 Y=|i|+|i|+K||i|−|i||によっ
て求めているところに、サンプリング位相による算出誤
差を小さくするため、補正項として を追加し、次の第(5)式によって求めるようにしたもの
である。
〔発明の実施例〕 以下図面を参照して実施例を説明する。第1図は本発明
による振幅値演算装置の一実施例構成図である。
第1図において、交流入力i1は入力端子INから入力さ
れ、遅延手段1及び演算部2に加えられる。遅延手段1
は入力された前記交流入力i1より電気角で90゜遅れ
た遅延交流i2を出力する周知の手段であり、演算部2
は前記交流入力i1及び前記遅延交流i2を入力とし、次
の第(6)式で示される出力Yを回路あるいは計算機ソフ
トウエアにより演算出力する。
Y=|i|+|i|+K||i|−|i|| +P||i|+|i|−Q||i| −|i|||……(6) ここでK,P,Q1はそれぞれ である。
そして出力Yは周知の係数手段3に入力され、A倍され
て振幅遅Ieが出力される。
なお である。
次に実施例の作用について述べる。ここで入力交流i1
の振幅をI、角周波数をω、時間をtと表わすと、入力
交流i1及び遅延手段1で90゜、即ち、 遅らされた遅延交流iは第(7)式で表わされる。
この第(7)式を第(6)式に代入すると第(8)式となる。
第(8)式の周期性を考慮すれば、Yのとり得る値は次の
第(9)式の範囲となる。
第(9)式を変形すると次の第(10)式が得られる。
ここで であるため第(11)式より、 となり、第(10)式は次の第(12)式のようになる。
更に第(12)式の周期性を考慮すれば、Yのとり得る値は
次の第(13)式の範囲となる。
ここで を用いて第(13)式を変形すると、次の第(14)式となる。
したがってYの変動範囲は第(14)式より第(15)式のよう
になる。
この変動範囲は第2図のようになる。ここでYの変動の
中心値YMを求めると次の第(16)式のようになる。
第(16)式を用いて第(15)式を変形すると次の第(17)式の
ようになる。
即ち、Yの変動範囲はYの変動の中心値Yに対し±
0.97%以内に収まる。
このYは係数手段3に入力されてA倍され、振幅値Ie
が出力される。ここでAは、 であるから、Ie、即ち、Y×Aの変動の中心IeMは第(1
6)式より、次の第(18)式のようになる。
eM=Y×A=I ……(18) またIeの変動の範囲は次の第(19)式のようになる。
即ち、Ieの変動の中心値IeMは入力交流iの振幅値I
に等しくなり、Ieの変動範囲はIeM=Iに対し±0.9
7%以内に収まる。
以上説明したように上記実施例では入力交流の瞬時値の
うち電気角で90゜位相の異なる2つの値のみから高精
度に振幅値を求めることができる。
第3図は本発明による振幅値演算装置の他の実施例構成
図である。
第3図において図中の符号1は第1図に対応し、更に演
算部2′及び係数手段3′は各々第1図の演算部2及び
係数手段3に相当するため説明を省略する。又、演算部
2′の出力Y′及び係数手段3′の出力I′も各々第
1図のY及びIeに相当している。
本実施例では演算部2′の出力Y′は次の第(20)式に示
す演算式によって、i1及びi2から求められる。
Y′=|i|+|i|+K||i|−|i|| +P′||i|+|i|−Q′||i|−|i
||| +P||i|+|i|−Q′||i| −|i||| ……(20) ここでK,P′,Q′,P′,Q′はそれぞれ である。
そして演算部2′の出力Y′は係数手段3′に入力され
てA′倍され、振幅値Ieが出力される。ここでA′
は、 である。
次に本実施例の作用について述べる。入力交流i1の振
幅をI、角周波数をω、時間をtと表わすと、入力交流
1及び遅延手段1で90゜、即ち、 遅らされた遅延交流i2は前記した(7)式の通り、 i=Isinωt, で表わされる。
この(7)式を(20)式に代入すると次の第(21)式となる。
第(21)式の周期性を考慮すれば、Y′のとり得る値は次
の第(22)式の範囲となる。
Y′=I{sinωt+cosωt+K(cosωt−sinωt) +P′|sinωt+cosωt−Q′(cosωt−sinωt)
| +P′|sinωt+cosωt−Q′(cosωt −sinωt)|} ……(22) 第(22)式を変形すると次の第(23)式が得られる。
ここで であるから第(24)式より となり、第(23)式は次の第(25)式のようになる。
を代入すると次の第(26)式のようになる。
のそれぞれの場合のY′の値をY′,Y′,Y
とすると、Y′,Y′,Y′は次の第(27)式〜第
(29)式となる。
第(27)式を変形する。
第(31)式より であるから、第(30)式は次の第(32)式のようになる。
次に第(28)式を変形すると第(33)式のようになる。
第(29)式は第(27)式,第(32)式から正弦関数の周期性を
用いて次の(34)式のように変形できる。
したがってY′の変動範囲は第(32)式,第(33)式,第(3
4)式より次の第(35)式のようになる。
この変動範囲を図によって示すと第4図のようになる。
ここでY′の変動の中心値Y′を求めると次の第(36)
式のようになる。
第(36)式を用いて第(35)式を変形すると次の第(37)式の
ようになる。
即ち、Y′の変動範囲はY′の変動の中心値Y′に対
し±0.430%以内に収まる。
このY′は係数手段3′に入力されてA′倍され、振幅
値I′が出力される。ここでA′は、 であるから、I′即ち、Y′×A′の変動の中心I′
eMは第(36)式より、次の第(38)式のようになる。
I′eM=Y′×A′=I ………(38) また、I′の変動の範囲は次の第(39)式のようにな
る。
即ち、I′の変動の中心値I′eMは入力交流iの振
幅Iに等しくなり、I′の変動範囲はI′eM=Iに対
し±0.430%以内に収まる。
以上説明したように入力交流の瞬時値のうち電気角で9
0゜位相の異なる2つの値のみから、乗算,加減算及び
絶対値演算だけで、第1の実施例より更に高精度に振幅
値を求めることができる。
上記各実施例においては、遅延手段は入力交流を電気角
で90゜遅らせた遅延交流を出力するように構成してい
るが、これに限定されるものではなく、90゜の奇数倍
であれば何度でもよい。また遅延手段,演算部及び係数
手段はそれぞれハードウェアによる方法又は計算機ソフ
トウェアによる方法のいずれによってもよい。更に演算
部において演算値Yを求める演算式は、 と等価な演算であれば、どのような式であってもよく、
又、この場合自然数nを大きくするにつれて演算値の精
度が良くなることも明らかである。更に係数手段におい
て、演算値Yに乗ずる係数の値を変えることにより、振
幅値ばかりか振幅値に比例する量、例えば実効値を出力
することもできる。
又、K,P,Q(但しk=1,2…)を前記各実施
例に示したような理想的な値でなく、より簡単な近似値
とすることにより、乗算ひいては演算値Yの計算を簡単
化できることは云うまでもないが、この場合演算値の変
動範囲が大きくなることも明らかである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば入力交流量のうち
電気角が90゜の奇数倍異なる2つの瞬時値データを用
い、前記各データの絶対値の和と絶対値の差の絶対値と
の和に対してサンプリング位相による誤差を小さくする
ための繰り返し演算の補正項を として加算するように構成したので、入力交流量の振幅
あるいは振幅に比例する量を簡単かつ高精度に求めるこ
とができ、面積法,2乗法,整流加算法の欠点を同時に
解決することの可能な振幅値演算装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による振幅値演算装置の一実施例構成
図、第2図は前記実施例における演算値の変動範囲を示
す図、第3図は本発明による振幅値演算装置の他の実施
例構成図、第4図は前記実施例における演算値の変動範
囲を示す図、第5図は従来の振幅値算出法を説明する図
である。 1……遅延手段、2……演算部 3……係数手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正弦波交流を入力し、この正弦波交流の振
    幅値または振幅値に比例する量を出力する振幅値演算装
    置において、前記入力した正弦波交流から電気角90゜
    の奇数倍遅らせた遅延交流を出力する遅延手段と、前記
    正弦波交流と前記遅延手段を介した遅延交流とを入力し
    演算値を出力する演算部と、前記演算部からの演算値に
    予め設定された係数を乗ずる係数手段とを備え、前記演
    算部は前記正弦波交流の瞬時値をi、前記遅延手段か
    らの瞬時値をiとし、ある定められた正の整数n(n
    ≧2)に対しK,P,P,……P及びQ
    ,……Qを予め定められた実数値としたとき、繰
    り返し演算の補正項を加算した演算値Yを、 と等価な演算により求めることを特徴とする振幅値演算
    装置。
JP59210654A 1984-10-08 1984-10-08 振幅値演算装置 Expired - Lifetime JPH0648279B2 (ja)

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JPS6189561A JPS6189561A (ja) 1986-05-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52103657A (en) * 1976-02-27 1977-08-31 Toshiba Corp Amplitude derivation device
JPS6019207B2 (ja) * 1976-02-27 1985-05-15 株式会社東芝 振幅値演算装置

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