JPH0648342U - 無線機のサージ吸収回路 - Google Patents

無線機のサージ吸収回路

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JPH0648342U
JPH0648342U JP8987692U JP8987692U JPH0648342U JP H0648342 U JPH0648342 U JP H0648342U JP 8987692 U JP8987692 U JP 8987692U JP 8987692 U JP8987692 U JP 8987692U JP H0648342 U JPH0648342 U JP H0648342U
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JP
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power amplifier
surge
arrester
voltage
semiconductor
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JP8987692U
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洋二 戸澤
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Japan Radio Co Ltd
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Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サージ電圧から電力増幅器を確実に保護す
る。 【構成】 空中線整合器2を介して空中線3と接続され
る無線機の終段部における電力増幅器1を、雷等による
サージ電圧から保護するサージ吸収回路において、ファ
ーストリカバリーダイオード7、8と半導体アレスタ
9、10とからなる直列接続体の二組を並列接続し、フ
ァーストリカバリーダイオード7、8側の一端を電力増
幅器1と空中線整合器2間に接続し、他端を接地する構
成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空中線を経由して侵入する雷サージや静電気サージから無線機の終 段部を構成する半導体回路を保護するサージ吸収回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図2に示すようなパワートランジスタやMOS−FETで構成する電力 増幅器1を有する無線送信機においては、空中線を経由して侵入してくる誘導雷 サージや静電気サージによって、パワートランジスタやMOS−FET等にダメ ージを受ける場合がある。従ってこれら半導体素子を保護するために、送信部出 力段に低容量のガス入りアレスタ5を用いたサージ吸収回路を使用していた。す なわち、半導体素子で構成された電力増幅器1はライン4によって空中線整合器 2に接続され、その出力端には空中線3が接続される。また、空中線整合器2の 入力端及び出力端は、それぞれガス入りアレスタ5及び6を介して接地されてい る。なお、送信機によっては雷サージ電圧を減衰するために、空中線整合器2と 空中線3との間にハイパスフィルタまたはローパスフィルタを挿入する場合もあ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ガス入りアレスタ5及び6は、侵入するサージ電圧をアースに放電して電力増 幅器1を保護する役目を果たし、そのためにガス入りアレスタ5の放電開始電圧 は、送信機が出力する高周波電圧のピーク値よりも高く設定する必要がある。
【0004】 ガス入りアレスタ5に印加される高周波電圧は、空中線整合器2で空中線3の インピーダンスに対して整合を取った後、約50Ωのライン4を経由して入力す るため、電力増幅器1の出力電力に依存するのみでアンテナインピーダンスの変 化には依存しない。
【0005】 しかし、ガス入りアレスタ6に印加される高周波電圧は、アンテナインピーダ ンスの変化に依存するため、一般にガス入りアレスタ5よりもガス入りアレスタ 6に高い放電電圧のアレスタが採用される。
【0006】 しかしながら、一般的にサージ電圧は高速で立ち上がるため、10-5秒から1 0-6秒程度の応答速度を有するガス入りアレスタでは、雷サージ電圧の立ち上が り速度に応答することができず、また実際には放電開始電圧の数倍の電圧で放電 するために、高いサージ電圧が電力増幅器1に印加されてしまうといった問題が あった。すなわち、従来使用されているガス入れアレスタによるサージ吸収回路 では、デリケートな特性を持つMOS−FET等の半導体素子を誘導雷サージ等 によるダメージから保護することが困難であった。
【0007】 また、雷サージ電圧の持つ周波数成分は一般的に0〜10MHz程度であるた め、これらの周波数を扱う中波や短波の送信機では、フィルタによるサージ吸収 回路によって雷サージ電圧を減衰または除去することは不可能であった。
【0008】 更に、ガス入りアレスタよりも応答速度の速い、電源回路や信号線回路に用い られる酸化金属バリスタや半導体アレスタによるサージ吸収回路もあるが、これ らは素子の端子間容量が大きいため、図2に示すような高周波回路に取り付けた 場合、高周波回路に及ぼす影響が大きくなり使用することが困難であった。
【0009】 本考案は、上記の課題に鑑み、サージ電圧から電力増幅器を確実に保護できる 無線機のサージ吸収回路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、空中線整合器を介して空中線と接続され る無線機の終段部における電力増幅器を、雷等によるサージ電圧から保護するサ ージ吸収回路において、ファーストリカバリーダイオードと半導体アレスタとか らなる直列接続体の二組を並列接続し、ファーストリカバリーダイオード側の一 端を電力増幅器と空中線整合器間に接続し、他端を接地するように構成したもの である。
【0011】
【作用】
上記構成の本考案の無線機のサージ吸収回路では、接合部容量の大きい半導体 アレスタをファーストリカバリーダイオードと直列接続し、ファーストリカバリ ーダイオードを介して高周波回路と接続して、半導体アレスタの高周波回路に及 ぼす影響を防止し、かつこの半導体アレスタを用いてサージ電圧に対する応答速 度を速くする。
【0012】 これによって、サージ電圧から電力増幅器を確実に保護できる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の一実施例につき図面を参照して詳細に述べる。図1において、 電力増幅器1とライン4によって接続される空中線整合器2間には、ファースト リカバリーダイオード(FRD)7と半導体アレスタ9との直列接続体が、FR D7側を電力増幅器1の出力端側として、電力増幅器1の出力端側と接地間に接 続される。また、FRD8と半導体アレスタ10との直列接続体が、FRD8側 を電力増幅器1の出力端側として、電力増幅器1の出力端側と接地間に、FRD 7と半導体アレスタ9との直列接続体と並列に接続され、サージ吸収回路を構成 する。
【0014】 ここで、応答速度が10-9秒から10-12 秒と高速であるが、接合部容量が1 00pFから千数百pFと大きい半導体アレスタ9及び10をFRD7及び8と それぞれ直列接続することにより、半導体アレスタによる高周波回路に及ぼす影 響を除去する。
【0015】 FRD7及び8には、電力増幅器1の出力電圧のピーク値Epに対して十分な 逆耐圧を持ち、かつ低容量のものを使用する。半導体アレスタ9及び10には、 電力増幅器1の出力電圧のピーク値Epよりやや高いブレークダウン電圧Ebを 持つものを使用する。
【0016】 次に、本考案の回路動作について説明する。まず通常使用時において、電力増 幅器1から出力電圧波形15の電圧がライン4上に出力されると、FRD7は出 力電圧波形15の正側電圧を検波し、半導体アレスタ9の接合部容量Caを電力 増幅器1の出力電圧のピーク値Epまで瞬時に充電する。
【0017】 一方、半導体アレスタ9のブレークダウン電圧Ebは、出力電圧のピーク値E pより高く設定してあるため、半導体アレスタ9は高抵抗を保ち、接合部容量C aに充電された電流はわずかしか流れない。このため、一度接合部容量Caに充 電されると、半導体アレスタ9は出力電圧のピーク値Epを保ち、FRD7から の再充電電流は微小となり、その結果FRD7は直流的に高インピーダンスとな る。
【0018】 また、半導体アレスタ9端子間には出力電圧のピーク値Epにより高い逆バイ アス電圧が加わるため、半導体アレスタ9の接合部容量Caは激減する。この逆 バイアス時における半導体アレスタ9の低下した接合部容量をCa´とすると、 FRD7及び半導体アレスタ9の直列接続された直列容量(Ca´+Cd)は、 (Ca´×Cd)/(Ca´+Cd) となる。
【0019】 FRD8及び半導体アレスタ10は負側電圧を扱う回路であり、正電圧側回路 と同様に半導体アレスタ10の接合部容量Caには、出力電圧のピーク値−Ep が充電され、半導体アレスタ10は逆バイアスされる。よって、これら2つの回 路の総合容量Ctは、 Ct=2×{(Ca´×Cd)/(Ca´+Cd)} となる。
【0020】 ここで、逆バイアス時における半導体アレスタの低下した接合部容量Ca´と 、FRDの接合部容量Cdは共に小さい値であるため、総合容量Ctも小さい値 となる。よって、半導体アレスタの電力増幅器1の出力段の動作に与える影響は 無視でき、また接合部容量Ca´及びCdに流れる高周波電流の値も小さいため 、これらの素子内部で発生する発熱も小さいものとなる。
【0021】 次にサージ電圧が空中線3を経由して電力増幅器1のライン4に印加され、ラ イン4の電圧が半導体アレスタのブレークダウン電圧Eb+FRDのスレッショ ルド電圧を越えた場合には、半導体アレスタがブレークダウンしサージ電圧を吸 収する。すなわち、ライン4に印加されるサージ電圧が正電圧の場合には、半導 体アレスタ9がブレークダウンし、負電圧の場合には半導体アレスタ10がブレ ークダウンして回路を保護する。
【0022】 電力増幅器1が動作を停止している場合には、半導体アレスタ9及び10には 逆バイアス電圧がかからないため、サージ吸収回路の容量は動作時よりも大きく なるが、電力増幅器1が停止しているので何等問題はない。このときにサージ電 圧が印加されても半導体アレスタのブレークダウン電圧は回路動作時と同様のた め、回路を保護することは可能である。
【0023】 なお、ガス入りアレスタ6は、空中線3から大きいエネルギーを持つサージ電 圧が印加されたときに、スパークして回路側に大電流が流入することを防止する 。
【0024】
【考案の効果】
以上の説明から理解されるように、本考案の無線機のサージ吸収回路では、接 合部容量の大きい半導体アレスタをファーストリカバリーダイオードと直列接続 し、ファーストリカバリーダイオードを介して高周波回路と接続することにより 、半導体アレスタの高周波回路に及ぼす影響を防止することができ、半導体アレ スタを用いることによりサージ電圧に対する応答速度を速くすることができるた め、サージ電圧から電力増幅器を確実に保護することができるという効果を有す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す無線機のサージ吸収回
路図である。
【図2】従来の無線機のサージ吸収回路図である。
【符号の説明】
1 電力増幅器 2 空中線整合器 3 空中線 4 ライン 6 ガス入りアレスタ 7、8 ファーストリカバリーダイオード 9、10 半導体アレスタ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空中線整合器を介して空中線と接続され
    る無線機の終段部における電力増幅器を、雷等によるサ
    ージ電圧から保護するサージ吸収回路において、 ファーストリカバリーダイオードと半導体アレスタとか
    らなる直列接続体の二組を並列接続し、前記ファースト
    リカバリーダイオード側の一端を前記電力増幅器と前記
    空中線整合器間に接続し、他端を接地することを特徴と
    する無線機のサージ吸収回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記半導体アレスタ
    が、前記電力増幅器の出力電圧のピーク値よりも高いブ
    レークダウン電圧を有することを特徴とする無線機のサ
    ージ吸収回路。
JP8987692U 1992-12-04 1992-12-04 無線機のサージ吸収回路 Pending JPH0648342U (ja)

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