JPH0648854A - セラミックススリーブを内装した円筒部品 - Google Patents
セラミックススリーブを内装した円筒部品Info
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- JPH0648854A JPH0648854A JP4202826A JP20282692A JPH0648854A JP H0648854 A JPH0648854 A JP H0648854A JP 4202826 A JP4202826 A JP 4202826A JP 20282692 A JP20282692 A JP 20282692A JP H0648854 A JPH0648854 A JP H0648854A
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- ceramics
- cylindrical
- ceramic
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- Ceramic Products (AREA)
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プラスチック成形機に用いられる円筒状シリ
ンダの内面は、成形される樹脂または樹脂に加えられる
硬質添加剤により摩耗や腐食を生じる。このためセラミ
ックスからなるライナーを焼嵌め等により装着したシリ
ンダが用いられている。しかし、成形温度が200℃〜
400℃になるため金属材料の外筒とセラミックスとの
間の熱膨張率の違いにより、セラミックスライナーに軸
方向の引張り応力が作用し円周方向の割れが発生すると
いう問題点がある。 【構成】 本発明は、セラミックスライナーと外筒との
接触面に潤滑層を形成させて焼嵌めすることにより、接
触面の摩擦力を軽減しセラミックスに発生する引張り応
力を下げると同時に、両者の焼付きを防止しセラミック
スに発生するクラックの発生を防止したものである。
ンダの内面は、成形される樹脂または樹脂に加えられる
硬質添加剤により摩耗や腐食を生じる。このためセラミ
ックスからなるライナーを焼嵌め等により装着したシリ
ンダが用いられている。しかし、成形温度が200℃〜
400℃になるため金属材料の外筒とセラミックスとの
間の熱膨張率の違いにより、セラミックスライナーに軸
方向の引張り応力が作用し円周方向の割れが発生すると
いう問題点がある。 【構成】 本発明は、セラミックスライナーと外筒との
接触面に潤滑層を形成させて焼嵌めすることにより、接
触面の摩擦力を軽減しセラミックスに発生する引張り応
力を下げると同時に、両者の焼付きを防止しセラミック
スに発生するクラックの発生を防止したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は円筒部品内面が耐摩耗
性、耐食性等を要求されるようなシリンダ、例えばプラ
スチック、セラミックス、フェライトまたは希土類磁石
等の成形に用いられる射出・押出成形機に装着されるシ
リンダのような円筒部品の改良に関するものであり、特
に金属材料からなる外筒内にセラミックス材料からなる
円筒を嵌着してなる円筒シリンダで使用時に加熱・冷却
される用途におけるセラミックス複合部品の改良に関す
る。
性、耐食性等を要求されるようなシリンダ、例えばプラ
スチック、セラミックス、フェライトまたは希土類磁石
等の成形に用いられる射出・押出成形機に装着されるシ
リンダのような円筒部品の改良に関するものであり、特
に金属材料からなる外筒内にセラミックス材料からなる
円筒を嵌着してなる円筒シリンダで使用時に加熱・冷却
される用途におけるセラミックス複合部品の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えばプラスチック成形機等に用いられ
る円筒状シリンダの内面は、前記シリンダに内装される
スクリューがシリンダ内を摺動・回転する際に、成形さ
れる樹脂または樹脂に加えられる硬質添加剤・ガラス繊
維などの強化材等による摩耗や腐食を生じるうえ、シリ
ンダ成分が成形材料中へ混入するという問題がある。こ
のような問題点に対し、円筒状シリンダ内面に耐摩耗性
・耐食性・耐熱(耐熱衝撃)性に優れているセラミック
スからなるライナーを装着したシリンダが検討されてい
る。この場合、セラミックスは金属材料に比較し、極め
て優れた耐摩耗性・耐食性を有するものの、反面極めて
脆いという欠点を有しているため、前記のように、プラ
スチック成形機等のシリンダ内面に適用するにあたっ
て、成形時の成形内圧、スクリューとの接触等により該
セラミックスが破損するのを防止する目的として、例え
ば特開昭64−53825号公報に開示があるように、
焼き嵌め等によって外周部を炭素鋼等で補強した複合構
造部品が用いられている。
る円筒状シリンダの内面は、前記シリンダに内装される
スクリューがシリンダ内を摺動・回転する際に、成形さ
れる樹脂または樹脂に加えられる硬質添加剤・ガラス繊
維などの強化材等による摩耗や腐食を生じるうえ、シリ
ンダ成分が成形材料中へ混入するという問題がある。こ
のような問題点に対し、円筒状シリンダ内面に耐摩耗性
・耐食性・耐熱(耐熱衝撃)性に優れているセラミック
スからなるライナーを装着したシリンダが検討されてい
る。この場合、セラミックスは金属材料に比較し、極め
て優れた耐摩耗性・耐食性を有するものの、反面極めて
脆いという欠点を有しているため、前記のように、プラ
スチック成形機等のシリンダ内面に適用するにあたっ
て、成形時の成形内圧、スクリューとの接触等により該
セラミックスが破損するのを防止する目的として、例え
ば特開昭64−53825号公報に開示があるように、
焼き嵌め等によって外周部を炭素鋼等で補強した複合構
造部品が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の事前に
焼き嵌め等を施して外筒の金属でセラミックスを保持さ
せた構造のセラミックス複合シリンダをプラスチック成
形機等に用いる場合、成形(使用)温度が200℃〜4
00℃にもなるため、金属材料からなる外筒とセラミッ
クス材料からなる内筒との間の熱膨張率の違いにより、
軸方向の伸びの差を生じ両者の接触面の摩擦力により内
筒に軸方向の引張り応力が作用し円周方向のクラックを
発生するという問題点がある。また、内筒に作用させる
圧縮応力は、成形機用シリンダとして使用状態で発生す
る内圧に対する圧縮応力と、加熱時の外筒と内筒の熱膨
張率の違いによる圧縮応力の減少分を確保する必要があ
り、非常に大きな焼き嵌め代を付加することになる。こ
のため、セラミックス複合シリンダの加熱・冷却を繰り
返すと両者の接触面で焼き付きが発生する場合がある。
この焼き付きが発生すると軸方向の伝達力は極端に大き
くなるため、円周方向のクラック発生に至るという問題
になる。
焼き嵌め等を施して外筒の金属でセラミックスを保持さ
せた構造のセラミックス複合シリンダをプラスチック成
形機等に用いる場合、成形(使用)温度が200℃〜4
00℃にもなるため、金属材料からなる外筒とセラミッ
クス材料からなる内筒との間の熱膨張率の違いにより、
軸方向の伸びの差を生じ両者の接触面の摩擦力により内
筒に軸方向の引張り応力が作用し円周方向のクラックを
発生するという問題点がある。また、内筒に作用させる
圧縮応力は、成形機用シリンダとして使用状態で発生す
る内圧に対する圧縮応力と、加熱時の外筒と内筒の熱膨
張率の違いによる圧縮応力の減少分を確保する必要があ
り、非常に大きな焼き嵌め代を付加することになる。こ
のため、セラミックス複合シリンダの加熱・冷却を繰り
返すと両者の接触面で焼き付きが発生する場合がある。
この焼き付きが発生すると軸方向の伝達力は極端に大き
くなるため、円周方向のクラック発生に至るという問題
になる。
【0004】そのためこれを防止する方法として、従
来、加熱・冷却による影響を小さくする方法の一つとし
て、金属材料からなる外筒材の選択にあたってその熱膨
張率をセラミックス材料よりなる内筒材の熱膨張率に近
づけることがなされており、例えば、実開昭61−47
043号公報に開示があるように、コバール(主成分2
8〜29%Ni−17〜18%Co−Fe系合金)、ア
ンバー(主成分36〜52%Ni−Fe系合金)等が、
また実開平4−450号公報にはTi系合金、例えばT
i−6Al−4V合金といった低熱膨張合金が適用され
ている。しかし、この方法で適用できるセラミックスと
同等の低熱膨張率の金属材料は、いずれも素材入手が困
難で高価な材料となると同時に、炭素鋼等と比較すると
加工性が悪く、一般的に工業用途には適さないものであ
る。
来、加熱・冷却による影響を小さくする方法の一つとし
て、金属材料からなる外筒材の選択にあたってその熱膨
張率をセラミックス材料よりなる内筒材の熱膨張率に近
づけることがなされており、例えば、実開昭61−47
043号公報に開示があるように、コバール(主成分2
8〜29%Ni−17〜18%Co−Fe系合金)、ア
ンバー(主成分36〜52%Ni−Fe系合金)等が、
また実開平4−450号公報にはTi系合金、例えばT
i−6Al−4V合金といった低熱膨張合金が適用され
ている。しかし、この方法で適用できるセラミックスと
同等の低熱膨張率の金属材料は、いずれも素材入手が困
難で高価な材料となると同時に、炭素鋼等と比較すると
加工性が悪く、一般的に工業用途には適さないものであ
る。
【0005】一方、金属材料よりなる外筒に空隙を設け
て冷却し、外筒の温度をセラミックス材料よりなる内筒
の温度より低く保つことで同等の効果を得ることが考え
られるが、両者は焼き嵌めにより密着しているため、セ
ラミックス内筒の温度も下がる結果となり、成形材料毎
の混練や成形のための適切な温度保持が困難となり、混
練不足や成形不良を生じる結果となる。本発明は上記問
題点、課題を解決するためのもので、内層がセラミック
スから構成されるとともに外層部分が金属製である円筒
部品で、加熱・冷却される場合でもクラック等の発生を
防止することのできる健全なセラミックス内装円筒部品
を提供することを目的とするものである。
て冷却し、外筒の温度をセラミックス材料よりなる内筒
の温度より低く保つことで同等の効果を得ることが考え
られるが、両者は焼き嵌めにより密着しているため、セ
ラミックス内筒の温度も下がる結果となり、成形材料毎
の混練や成形のための適切な温度保持が困難となり、混
練不足や成形不良を生じる結果となる。本発明は上記問
題点、課題を解決するためのもので、内層がセラミック
スから構成されるとともに外層部分が金属製である円筒
部品で、加熱・冷却される場合でもクラック等の発生を
防止することのできる健全なセラミックス内装円筒部品
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、セラミックス
製ライナー外周面または/および外層の金属材料内周面
に潤滑材を施し、これを焼き嵌めすることによってライ
ナー外周面と外層内周面との接触面に潤滑層を形成させ
たことを特徴とする。
製ライナー外周面または/および外層の金属材料内周面
に潤滑材を施し、これを焼き嵌めすることによってライ
ナー外周面と外層内周面との接触面に潤滑層を形成させ
たことを特徴とする。
【0007】
【作用】金属材料からなる外筒とセラミックスからなる
内筒間に配した潤滑材は、両者の接触面の摩擦力を軽減
しセラミックスに発生する引張り応力を下げると同時
に、焼き付きを防止する上でも大きな効果を発揮するの
である。
内筒間に配した潤滑材は、両者の接触面の摩擦力を軽減
しセラミックスに発生する引張り応力を下げると同時
に、焼き付きを防止する上でも大きな効果を発揮するの
である。
【0008】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。図1はこの発明の実施例を示す断面図である。図1
(a),(b)において内筒2はサイアロンセラミック
スにより中空円筒状に形成する。次に1は外筒であり、
内筒2に最適な圧縮応力を与えられるような寸法・形状
とした中空円筒状に形成し、内筒2を焼き嵌めにより嵌
着する。尚、加熱雰囲気での潤滑状態をより健全に維持
するために、事前に外筒内面に硬質クロムメッキ3を施
して使用した。このメッキ層に軟質層、例えば銅メッキ
層を用いると潤滑性が低下する結果となり好ましくな
い。焼き嵌めに際し、外筒1の加熱前に外筒1の内周面
および内筒2の外周面それぞれにBN(ボロンナイトラ
イド)粉末をスプレー状に噴霧し、表面に潤滑層4を形
成させた後施工する。シリンダ材料として使用する場合
の焼き嵌め率は、成形機使用温度、使用圧力に耐え得る
圧縮応力を付加するに必要な締め代を採用して実施す
る。また、セラミックスは衝撃に対して脆い欠点がある
ので、成形機用シリンダとして使用する場合において
は、摺動・回転するスクリューの接触により最も衝撃を
受け易い両端部の内面角部に面取りを施したものとし
た。
る。図1はこの発明の実施例を示す断面図である。図1
(a),(b)において内筒2はサイアロンセラミック
スにより中空円筒状に形成する。次に1は外筒であり、
内筒2に最適な圧縮応力を与えられるような寸法・形状
とした中空円筒状に形成し、内筒2を焼き嵌めにより嵌
着する。尚、加熱雰囲気での潤滑状態をより健全に維持
するために、事前に外筒内面に硬質クロムメッキ3を施
して使用した。このメッキ層に軟質層、例えば銅メッキ
層を用いると潤滑性が低下する結果となり好ましくな
い。焼き嵌めに際し、外筒1の加熱前に外筒1の内周面
および内筒2の外周面それぞれにBN(ボロンナイトラ
イド)粉末をスプレー状に噴霧し、表面に潤滑層4を形
成させた後施工する。シリンダ材料として使用する場合
の焼き嵌め率は、成形機使用温度、使用圧力に耐え得る
圧縮応力を付加するに必要な締め代を採用して実施す
る。また、セラミックスは衝撃に対して脆い欠点がある
ので、成形機用シリンダとして使用する場合において
は、摺動・回転するスクリューの接触により最も衝撃を
受け易い両端部の内面角部に面取りを施したものとし
た。
【0009】上記の構成による押出成形機用シリンダを
種々製作し加熱・冷却試験した結果を表1に示す。加熱
温度はアルミナで250℃、サイアロンで300℃と
し、少なくとも10回以上加熱・冷却の繰り返しを行っ
た。表1より明らかなように本発明品は、潤滑処理を施
さないで嵌着・製作した従来品のシリンダで発生してい
た円周方向のクラックの防止に大きな効果を発揮するこ
とが確認できた。
種々製作し加熱・冷却試験した結果を表1に示す。加熱
温度はアルミナで250℃、サイアロンで300℃と
し、少なくとも10回以上加熱・冷却の繰り返しを行っ
た。表1より明らかなように本発明品は、潤滑処理を施
さないで嵌着・製作した従来品のシリンダで発生してい
た円周方向のクラックの防止に大きな効果を発揮するこ
とが確認できた。
【0010】
【表1】
【0011】更に、表1中のセラミックス内径φ90、
サイアロン製シリンダを図2に示す押出成形機に装着し
て、成形温度250℃〜300℃で成形試験した結果、
潤滑処置を施さないで嵌着・製作した場合のシリンダで
発生していた加熱時の円周方向のクラックを防止すると
ともに、特に高温で成形される場合において、加熱され
たセラミック内装シリンダ7へ常温のスクリュー8を挿
入する際にセラミックス内筒2に生じる温度勾配(熱衝
撃)等によるクラックの発生もないことを確認した。ま
た、セラミックス角部を面取りしたことにより、挿入・
回転するスクリュー8とセラミックス内面角部との衝突
を防止し、端面角部の欠け等も全く発生しないことを確
認した。このセラミックス内装円筒部品を、例えばプラ
スチック成形機用シリンダとして適用する場合には、角
部の欠け発生を防止するためセラミックス端面角部に
0.1〜1.0mmの面取りを施すことが望ましい。な
お図2に示す符号5はホッパー、6はホッパー口シリン
ダ、9はバンドヒーター、10はダイである。
サイアロン製シリンダを図2に示す押出成形機に装着し
て、成形温度250℃〜300℃で成形試験した結果、
潤滑処置を施さないで嵌着・製作した場合のシリンダで
発生していた加熱時の円周方向のクラックを防止すると
ともに、特に高温で成形される場合において、加熱され
たセラミック内装シリンダ7へ常温のスクリュー8を挿
入する際にセラミックス内筒2に生じる温度勾配(熱衝
撃)等によるクラックの発生もないことを確認した。ま
た、セラミックス角部を面取りしたことにより、挿入・
回転するスクリュー8とセラミックス内面角部との衝突
を防止し、端面角部の欠け等も全く発生しないことを確
認した。このセラミックス内装円筒部品を、例えばプラ
スチック成形機用シリンダとして適用する場合には、角
部の欠け発生を防止するためセラミックス端面角部に
0.1〜1.0mmの面取りを施すことが望ましい。な
お図2に示す符号5はホッパー、6はホッパー口シリン
ダ、9はバンドヒーター、10はダイである。
【0012】以上、本願発明について実施例をあげた
が、セラミックス内装円筒部品を構成する材料として
は、使用時の温度域が300℃位の低温域においては、
セラミックス製ライナーはアルミナ、炭化珪素、窒化珪
素、サイアロン等の耐摩耗性、耐食性、耐熱(耐熱衝
撃)性を有したセラミックス材料を用い、鋼製外筒は炭
素鋼、クロム・モリブデン鋼等の一般鋼材を用いる。特
に300℃を越える高温域で使用する場合、セラミック
ス製ライナーはより耐熱衝撃性の高い窒化珪素、サイア
ロンを適用することが望ましい。潤滑層を形成させるた
めに用いる材料としては、内外層の嵌合に必要な施工温
度、例えば焼き嵌めの施工温度ならびにシリンダとして
の使用温度で潤滑効果を保持できる潤滑材、例えばボロ
ンナイトライド、グラファイト、二硫化モリブデン等が
好ましい。また、この潤滑材を外筒と内筒の接触面に保
持する目的で、図3に示すように、金属材料外筒1の内
周面に深さ10μm程度の螺旋状溝11を一条もしくは
数条、更に両端面から潤滑材が流出しないよう端面近傍
に周状溝12を設けることが望ましい。
が、セラミックス内装円筒部品を構成する材料として
は、使用時の温度域が300℃位の低温域においては、
セラミックス製ライナーはアルミナ、炭化珪素、窒化珪
素、サイアロン等の耐摩耗性、耐食性、耐熱(耐熱衝
撃)性を有したセラミックス材料を用い、鋼製外筒は炭
素鋼、クロム・モリブデン鋼等の一般鋼材を用いる。特
に300℃を越える高温域で使用する場合、セラミック
ス製ライナーはより耐熱衝撃性の高い窒化珪素、サイア
ロンを適用することが望ましい。潤滑層を形成させるた
めに用いる材料としては、内外層の嵌合に必要な施工温
度、例えば焼き嵌めの施工温度ならびにシリンダとして
の使用温度で潤滑効果を保持できる潤滑材、例えばボロ
ンナイトライド、グラファイト、二硫化モリブデン等が
好ましい。また、この潤滑材を外筒と内筒の接触面に保
持する目的で、図3に示すように、金属材料外筒1の内
周面に深さ10μm程度の螺旋状溝11を一条もしくは
数条、更に両端面から潤滑材が流出しないよう端面近傍
に周状溝12を設けることが望ましい。
【0013】
【発明の効果】セラミックス材料からなる内筒に作用す
る成形(加熱)時の軸方向の引張り応力を極めて小なる
値とすることができ、内筒に発生する円周方向のクラッ
クの発生を防止することができる。また、使用する外筒
材料も炭素鋼等の安価な材料を用いることが可能であ
る。この結果、セラミックス材料本来の耐摩耗性、耐食
性等の諸特性を充分に発揮させることができ、例えば押
出成形機用スリーブの耐久性、成形製品の品質安定化、
製品歩留まり等の向上に著しく貢献し得るとともに、炭
素鋼等の金属材料を使用して安価に製作し得る点でも大
きな効果がある。
る成形(加熱)時の軸方向の引張り応力を極めて小なる
値とすることができ、内筒に発生する円周方向のクラッ
クの発生を防止することができる。また、使用する外筒
材料も炭素鋼等の安価な材料を用いることが可能であ
る。この結果、セラミックス材料本来の耐摩耗性、耐食
性等の諸特性を充分に発揮させることができ、例えば押
出成形機用スリーブの耐久性、成形製品の品質安定化、
製品歩留まり等の向上に著しく貢献し得るとともに、炭
素鋼等の金属材料を使用して安価に製作し得る点でも大
きな効果がある。
【図1】本発明の実施例を示す破断面図および角部拡大
断面図、
断面図、
【図2】実施例の試験に用いた押出成形機シリンダの断
面形状、
面形状、
【図3】潤滑材保持のための金属材料性外筒の溝加工例
を示す。
を示す。
1 外筒 2 内筒 3 硬質クロムメッキ 4 潤滑材層 5 ホッパー 6 ホッパー口シリンダ 7 セラミックス内装シリンダ 8 スクリュー 9 バンドヒーター 10 ダイ 11 潤滑材保持用螺旋状溝 12 潤滑材保持用周状溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 9/00 Z 7258−4F 15/04 18/00 7148−4F
Claims (2)
- 【請求項1】 金属製円筒スリーブの内側にセラミック
ス材料により円筒状に形成した内筒を焼き嵌め保持する
複合円筒部品において、金属製円筒スリーブとセラミッ
クス材料による内筒の間に潤滑材を配したことを特徴と
するセラミックススリーブを内装した円筒部品。 - 【請求項2】 金属製円筒スリーブの内側にセラミック
ス材料により円筒状に形成した内筒を焼き嵌め保持する
複合円筒部品において、金属製円筒スリーブの内面に硬
質金属メッキの後、金属製円筒スリーブとセラミックス
材料による内筒の間に潤滑材を配したことを特徴とする
セラミックススリーブを内装した円筒部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4202826A JP2747757B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | セラミックススリーブを内装した円筒部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4202826A JP2747757B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | セラミックススリーブを内装した円筒部品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0648854A true JPH0648854A (ja) | 1994-02-22 |
| JP2747757B2 JP2747757B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=16463833
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4202826A Expired - Fee Related JP2747757B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | セラミックススリーブを内装した円筒部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2747757B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101439023B1 (ko) * | 2013-04-30 | 2014-09-05 | 웅진에너지 주식회사 | 잉곳 성장 장치용 배기 슬리브 |
| CN107244056A (zh) * | 2017-08-16 | 2017-10-13 | 成都米特瑞新材料科技有限公司 | 利于均匀加热的挤出机构 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6136220A (ja) * | 1984-07-17 | 1986-02-20 | ロシデイ・イスマイル | 血管の疾患および肛門部の疾患の治療薬 |
| JPS61111981A (ja) * | 1984-11-05 | 1986-05-30 | 株式会社豊田中央研究所 | セラミツク部品と金属部品との結合方法 |
| JPH0416569A (ja) * | 1990-05-10 | 1992-01-21 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミックと金属の結合構造 |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP4202826A patent/JP2747757B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6136220A (ja) * | 1984-07-17 | 1986-02-20 | ロシデイ・イスマイル | 血管の疾患および肛門部の疾患の治療薬 |
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| WO2014178598A1 (ko) * | 2013-04-30 | 2014-11-06 | 웅진에너지 주식회사 | 잉곳 성장 장치용 배기 슬리브 |
| CN107244056A (zh) * | 2017-08-16 | 2017-10-13 | 成都米特瑞新材料科技有限公司 | 利于均匀加热的挤出机构 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2747757B2 (ja) | 1998-05-06 |
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| Date | Code | Title | Description |
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| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980113 |
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