JPH064889B2 - 厚肉超高張力鋼の製造方法 - Google Patents
厚肉超高張力鋼の製造方法Info
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- JPH064889B2 JPH064889B2 JP58004604A JP460483A JPH064889B2 JP H064889 B2 JPH064889 B2 JP H064889B2 JP 58004604 A JP58004604 A JP 58004604A JP 460483 A JP460483 A JP 460483A JP H064889 B2 JPH064889 B2 JP H064889B2
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- steel
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment
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- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は厚肉超高張力鋼の製造方法に関するもので、特
に非常に高い強度ですぐれた靱性を必要とする溶接構造
用材料例えば高速衝撃を受ける建設機械材料、容器用材
料として好適な鋼の製造方法に関するものである。
に非常に高い強度ですぐれた靱性を必要とする溶接構造
用材料例えば高速衝撃を受ける建設機械材料、容器用材
料として好適な鋼の製造方法に関するものである。
周知のようにブルドーザーなどで苛酷な耐衝撃摩耗性が
必要な場合高強度を有する厚鋼板が使用されている。近
時これらの機器の大型化と寒冷地環境下での使用という
使用条件の一層の苛酷化が相俟って、低コストで低温下
で耐衝撃摩耗性にすぐれ、かつ高靱性を有する厚肉の強
靱鋼の開発が強く求められている。
必要な場合高強度を有する厚鋼板が使用されている。近
時これらの機器の大型化と寒冷地環境下での使用という
使用条件の一層の苛酷化が相俟って、低コストで低温下
で耐衝撃摩耗性にすぐれ、かつ高靱性を有する厚肉の強
靱鋼の開発が強く求められている。
従来本発明で対象とする板厚40mm以上で引張り強さ9
0Kgf/mm2以上を有する厚肉強靱鋼としては高圧力容器
用にC量が低く合金元素を大量に添加したNi−Cr−
Mo鋼が知られているが、これはコスト的に高価すぎ特
定の用途に限定される。他方、0.4〜0.5%Cを含有し比
較的合金添加量の少ないNi−Cr−Mo鋼が知られて
いるが、該鋼の場合には低温靱性が低いこと、溶接が困
難であること、のほか焼割れ配慮から急冷が不可であり
マスプロダクションには不向きという問題がある。
0Kgf/mm2以上を有する厚肉強靱鋼としては高圧力容器
用にC量が低く合金元素を大量に添加したNi−Cr−
Mo鋼が知られているが、これはコスト的に高価すぎ特
定の用途に限定される。他方、0.4〜0.5%Cを含有し比
較的合金添加量の少ないNi−Cr−Mo鋼が知られて
いるが、該鋼の場合には低温靱性が低いこと、溶接が困
難であること、のほか焼割れ配慮から急冷が不可であり
マスプロダクションには不向きという問題がある。
本発明は、このような問題点を有利に解決するために多
数の実験と検討を行なった結果なされたものであり、適
量のC量と適切な化学成分と焼入れ焼戻し熱処理の組合
せにより、低コストでマスプロダクションが可能で90
Kgf/mm2以上の高強度を有し、かつ高靱性板厚方向均一
性を有する板厚40mm以上の厚肉強靱鋼の製造方法を提
供することを目的とし、その要旨は、(以下の記載にお
いて%は、すべてwt%を示す。) (1) C:0.20〜0.35%、Si:1.0%以下、 Mn:0.30〜1.5%、Cr:0.3〜2.5% Ni:2.0〜4.5%、Mo:0.2〜1.0% Al:0.002〜0.1%を含有し、かつMn/Cr:1.5以
下とし、残りが、不可避不純物およびFeからなる鋼を
熱間加工して所定の板厚としたのち、焼入れ熱処理を行
ない、その後焼戻し熱処理を施すこと、を特徴とする引
張り強さ90Kgf/mm2以上の厚肉超高張力鋼の製造方
法。
数の実験と検討を行なった結果なされたものであり、適
量のC量と適切な化学成分と焼入れ焼戻し熱処理の組合
せにより、低コストでマスプロダクションが可能で90
Kgf/mm2以上の高強度を有し、かつ高靱性板厚方向均一
性を有する板厚40mm以上の厚肉強靱鋼の製造方法を提
供することを目的とし、その要旨は、(以下の記載にお
いて%は、すべてwt%を示す。) (1) C:0.20〜0.35%、Si:1.0%以下、 Mn:0.30〜1.5%、Cr:0.3〜2.5% Ni:2.0〜4.5%、Mo:0.2〜1.0% Al:0.002〜0.1%を含有し、かつMn/Cr:1.5以
下とし、残りが、不可避不純物およびFeからなる鋼を
熱間加工して所定の板厚としたのち、焼入れ熱処理を行
ない、その後焼戻し熱処理を施すこと、を特徴とする引
張り強さ90Kgf/mm2以上の厚肉超高張力鋼の製造方
法。
(2) C:0.20〜0.35%、Si:1.0%以下 Mn:0.30〜1.50%、Cr:0.3〜2.5%、 Ni:2.0〜4.5%、Mo:0.2〜1.0%、 Al:0.002〜0.1%を含有し、かつMn/Cr:1.5以
下とし、さらに V:0.1%以下,Nb:0.1%以下,B:0.01%以下,お
よびCu:2.0%以下からなる強度改善元素群をこの範
囲で1種または2種以上含有し、残りが不可避不純物お
よびFeからなる鋼を熱間加工して所定の板厚としたの
ち、焼入れ熱処理を行い、その後焼戻し熱処理を施すこ
と、を特徴とする引張り強さ90Kgf/mm2以上の厚肉超
高張力鋼の製造方法。
下とし、さらに V:0.1%以下,Nb:0.1%以下,B:0.01%以下,お
よびCu:2.0%以下からなる強度改善元素群をこの範
囲で1種または2種以上含有し、残りが不可避不純物お
よびFeからなる鋼を熱間加工して所定の板厚としたの
ち、焼入れ熱処理を行い、その後焼戻し熱処理を施すこ
と、を特徴とする引張り強さ90Kgf/mm2以上の厚肉超
高張力鋼の製造方法。
(3) C:0.20〜0.35%,Si:1.0%以下,Mn:0.30
〜1.50%,Cr:0.3〜2.5%,Ni:2.0〜4.5%,M
o:0.2〜1.0%,Al:0.002〜0.1%を含有し、かつM
n/Cr:1.5以下とし、さらにTi:0.1%以下および
Ca:0.1%以下からなる低温靱性改善元素群をこの範
囲で1種または2種含有し、残りが不可避不純物および
Feからなる鋼を熱間加工して所定の板厚としたのち、
焼入れ熱処理を行い、その後焼戻し熱処理を施すこと、
を特徴とする引張り強さ90Kgf/mm2以上の厚肉超高張
力鋼の製造方法。(4) C:0.20〜0.35%,Si:1.0%
以下,Mn:0.30〜1.50%,Cr:0.3〜2.5%,Ni:
2.0〜4.5%,Mo:0.2〜1.0%,Al:0.002〜0.1%を
含有し、かつMn/Cr:1.5以下とし、さらにV:0.1
%以下,Nb:0.1%以下,B:0.01%以下およびC
u:2.0%以下からなる強度改善元素群をこの範囲で1
種または2種以上と、Ti:0.1%以下およびCa:0.1
%以下からなる低温靱性改善元素群をこの範囲で1種ま
たは2種含有し、残りが不可避不純物およびFeからな
る鋼を熱間加工して所定の板厚としたのち、焼入れ熱処
理を行い、その後焼戻し熱処理を施すこと、を特徴とす
る引張り強さ90Kgf/mm2以上の厚肉超高張力鋼の製造
方法、である。
〜1.50%,Cr:0.3〜2.5%,Ni:2.0〜4.5%,M
o:0.2〜1.0%,Al:0.002〜0.1%を含有し、かつM
n/Cr:1.5以下とし、さらにTi:0.1%以下および
Ca:0.1%以下からなる低温靱性改善元素群をこの範
囲で1種または2種含有し、残りが不可避不純物および
Feからなる鋼を熱間加工して所定の板厚としたのち、
焼入れ熱処理を行い、その後焼戻し熱処理を施すこと、
を特徴とする引張り強さ90Kgf/mm2以上の厚肉超高張
力鋼の製造方法。(4) C:0.20〜0.35%,Si:1.0%
以下,Mn:0.30〜1.50%,Cr:0.3〜2.5%,Ni:
2.0〜4.5%,Mo:0.2〜1.0%,Al:0.002〜0.1%を
含有し、かつMn/Cr:1.5以下とし、さらにV:0.1
%以下,Nb:0.1%以下,B:0.01%以下およびC
u:2.0%以下からなる強度改善元素群をこの範囲で1
種または2種以上と、Ti:0.1%以下およびCa:0.1
%以下からなる低温靱性改善元素群をこの範囲で1種ま
たは2種含有し、残りが不可避不純物およびFeからな
る鋼を熱間加工して所定の板厚としたのち、焼入れ熱処
理を行い、その後焼戻し熱処理を施すこと、を特徴とす
る引張り強さ90Kgf/mm2以上の厚肉超高張力鋼の製造
方法、である。
即ち、本発明は、従来の溶接構造用鋼としては考えられ
ない。高炭素を含有し、さらにCr,Ni,Moといった合金元
素を低目に設定した高炭素鋼を焼入れ焼戻すことにより
40mm以上の板厚で90Kgf/mm2以上の高強度を有する
超高張力鋼が安価に得られる製造方法である。
ない。高炭素を含有し、さらにCr,Ni,Moといった合金元
素を低目に設定した高炭素鋼を焼入れ焼戻すことにより
40mm以上の板厚で90Kgf/mm2以上の高強度を有する
超高張力鋼が安価に得られる製造方法である。
この場合、得られた鋼のミクロ組織は高炭素マルテンサ
イトであり、このミクロ組織によって高強度になること
は知られていたが、高い低温靱性を得ることは常識外で
あり、低温靱性が低いという欠点があった。
イトであり、このミクロ組織によって高強度になること
は知られていたが、高い低温靱性を得ることは常識外で
あり、低温靱性が低いという欠点があった。
本発明は高炭素マルテンサイト組織の欠点である低温靱
性を改善すべく多数の実験を繰返した結果、Mn/Cr
を1.5以下とすることにより高い低温靱性を得ることが
可能であることを見い出し、高炭素マルテンサイト組織
特有の高強度に加えて高い低温靱性の両立を可能とした
ものである。
性を改善すべく多数の実験を繰返した結果、Mn/Cr
を1.5以下とすることにより高い低温靱性を得ることが
可能であることを見い出し、高炭素マルテンサイト組織
特有の高強度に加えて高い低温靱性の両立を可能とした
ものである。
第1図は0.30%C−3.0%Ni−0.5%MoをベースにM
n/Crを0.05〜1.8まで変化させた鋼をオーステナイ
ト化後急冷し(焼入)その後630℃で焼戻し熱処理を
施したときの低温靱性とMn/Crとの関係を示したも
ので、この図から、0.30%という高炭素を含有し焼入れ
焼戻しによって得られる高炭素マルテンサイト組織鋼に
おいて、Mn/Crを低くすることにより低温靱性の向
上をはかることができることを見い出し、本発明を完成
させたものである。
n/Crを0.05〜1.8まで変化させた鋼をオーステナイ
ト化後急冷し(焼入)その後630℃で焼戻し熱処理を
施したときの低温靱性とMn/Crとの関係を示したも
ので、この図から、0.30%という高炭素を含有し焼入れ
焼戻しによって得られる高炭素マルテンサイト組織鋼に
おいて、Mn/Crを低くすることにより低温靱性の向
上をはかることができることを見い出し、本発明を完成
させたものである。
次に本発明における成分限定理由を述べる。
C:Cは低コストで強度を確保するため0.20%以上は必
要である。一方0.35%を越えると母材低温靱性の低下が
大きくなることと溶接が困難になること及び焼割れ感受
性が著しく高くなるため、0.35%以下とする。
要である。一方0.35%を越えると母材低温靱性の低下が
大きくなることと溶接が困難になること及び焼割れ感受
性が著しく高くなるため、0.35%以下とする。
Si:Siは製鋼時脱酸元素として添加されることのほ
か、強度向上にも有用である。しかし1.0%を越えると
低温靱性の低下が著しいため、1.0%以下とする。
か、強度向上にも有用である。しかし1.0%を越えると
低温靱性の低下が著しいため、1.0%以下とする。
Mn:Mnは安価に強度を向上できる元素であるが高強
度を得るために0.30%以上の添加が必要である。しかし
1.50%を越える添加は低温靱性を損うため、0.30〜1.50
%に限定する。
度を得るために0.30%以上の添加が必要である。しかし
1.50%を越える添加は低温靱性を損うため、0.30〜1.50
%に限定する。
Cr:Crは鋼の焼入性を高めて強度向上に有用であり
この効果を得るには0.3%以上の添加が必要である。し
かし2.5%を越える添加は低温靱性の低下が生じるため
0.3〜2.5%に限定する。
この効果を得るには0.3%以上の添加が必要である。し
かし2.5%を越える添加は低温靱性の低下が生じるため
0.3〜2.5%に限定する。
Ni:Niは鋼の低温靱性向上に有用な元素であるが、
2.0%未満では靱性向上効果が少ない。一方4.5%を越え
る添加は鋼材のコストを著しく高め経済上不利であるた
め4.5%以下とする。
2.0%未満では靱性向上効果が少ない。一方4.5%を越え
る添加は鋼材のコストを著しく高め経済上不利であるた
め4.5%以下とする。
Mo:Moは強度、靱性の向上に有用であるので添加さ
れるが、0.2%未満では効果がない。一方1%を越える
添加は強度が上がりすぎるうえに低温靱性の低下を招く
ため、上限は1%以下とする。
れるが、0.2%未満では効果がない。一方1%を越える
添加は強度が上がりすぎるうえに低温靱性の低下を招く
ため、上限は1%以下とする。
Al:Alは鋼の脱酸に0.002%は必要である。一方0.1
%を越える添加は鋼の清浄性を阻害する。このため0.00
2〜0.1%と限定する。
%を越える添加は鋼の清浄性を阻害する。このため0.00
2〜0.1%と限定する。
Mn/Cr:Mn/Crを1.5以下としたのは第1図に
示したとおり、Mn/Crの上昇が低温靱性を低下させ
る大きな要因であるため上限を1.5とした。
示したとおり、Mn/Crの上昇が低温靱性を低下させ
る大きな要因であるため上限を1.5とした。
本発明は以上の成分を必須の成分とするが要求される鋼
の特性に応じて第2〜4発明においてV,Nb,Bおよ
びCuの強度改善元素群を1種または2種以上、Tiお
よびCaの靱性改善元素群を1種または2種含有、添加
する。ここで、V,Nb,BおよびCuは強度を改善す
るという均等的作用を持つものであるが、それぞれ、0.
1%、0.1%、0.01%および2.0%を超えると低温靱性を
損なうので、これを上限とする。また、TiおよびCa
については、前者は細粒化、後者は脱酸を良好にし、介
在物を減少することで低温靱性を改善するという均等的
作用を持つものであるが、何れも0.1%を超えると、逆
に低温靱性を損なうので、これを上限とする。
の特性に応じて第2〜4発明においてV,Nb,Bおよ
びCuの強度改善元素群を1種または2種以上、Tiお
よびCaの靱性改善元素群を1種または2種含有、添加
する。ここで、V,Nb,BおよびCuは強度を改善す
るという均等的作用を持つものであるが、それぞれ、0.
1%、0.1%、0.01%および2.0%を超えると低温靱性を
損なうので、これを上限とする。また、TiおよびCa
については、前者は細粒化、後者は脱酸を良好にし、介
在物を減少することで低温靱性を改善するという均等的
作用を持つものであるが、何れも0.1%を超えると、逆
に低温靱性を損なうので、これを上限とする。
次いで、不純物として不可避的に含有するP,Sについ
ては特に限定するものではないが、鋼の清浄性を通じて
材質を安定化するため少い程よくこの観点からPは0.01
5%以下、Sは0.010%以下が望ましい。
ては特に限定するものではないが、鋼の清浄性を通じて
材質を安定化するため少い程よくこの観点からPは0.01
5%以下、Sは0.010%以下が望ましい。
次にこのような成分組成の鋼の溶製に際しては従来公知
の溶製法でよく、また熱間加工も公知の熱間圧延もしく
は熱間鍛造あるいはこれら両者を併用して所定の板厚と
すれば良い。
の溶製法でよく、また熱間加工も公知の熱間圧延もしく
は熱間鍛造あるいはこれら両者を併用して所定の板厚と
すれば良い。
次に焼入れ焼戻し熱処理について述べる。
焼入れ熱処理は、熱間加工によって所定の板厚としたの
ち厚肉材に高強度を付与するために、速やかにAr3以
上の温度からオンラインで急冷するか、一旦放冷によっ
て冷却し次いでAc3点以上に再加熱しAc3点以上か
ら急冷するの何れかの焼入れ熱処理を施こす。
ち厚肉材に高強度を付与するために、速やかにAr3以
上の温度からオンラインで急冷するか、一旦放冷によっ
て冷却し次いでAc3点以上に再加熱しAc3点以上か
ら急冷するの何れかの焼入れ熱処理を施こす。
次いで施こす焼戻し熱処理は、焼入れ熱処理後の低温靱
性回復を狙いとし、フェライト域での焼戻し熱処理であ
ることが必要で、このためAc1点以下で焼戻す。
性回復を狙いとし、フェライト域での焼戻し熱処理であ
ることが必要で、このためAc1点以下で焼戻す。
次に実施例を比較例とともに挙げる。
第1表に示す化学組成の鋼片を第2表に示す板厚に熱間
圧延するとともに引き続き第2表に示す焼入れ温度、焼
戻し温度での熱処理を行った。得られた鋼板の機械的性
質を併せて第2表に示す。
圧延するとともに引き続き第2表に示す焼入れ温度、焼
戻し温度での熱処理を行った。得られた鋼板の機械的性
質を併せて第2表に示す。
すなわち、G,H,Iは比較例を示し、何れもオフライ
ンで熱処理したもので、GはC量が低いため、靱性は良
好なるも強度が低い。HはC量が高いため強度は高いが
靱性値は低い。IはMn/Crの値が高すぎるため靱性
レベルが低い水準となっている。
ンで熱処理したもので、GはC量が低いため、靱性は良
好なるも強度が低い。HはC量が高いため強度は高いが
靱性値は低い。IはMn/Crの値が高すぎるため靱性
レベルが低い水準となっている。
A,Bは本発明(1)の実施例に相当し、オフラインQT
処理したもので、強度、靱性共に良好な値を示してい
る。C、D、Eは本発明(4)の実施例に相当し、Cは
Cu,Ca添加したものを用いてオンライン焼入れとオ
フライン焼入れを施した例、DはV,Ca添加したもの
をオフラインQT処理した例、EはCu,V,B,Ti
を添加したものを用いてオンライン焼入れ、オフライン
焼入れを施した例、F、J、Kは本発明(2)の実施例
に相当し、FはCu,Nbを添加したものをオフライン
QT処理した例であり、JはV、KはCuを添加しそれ
ぞれオンライン焼入れした例、L、Mは本発明(3)の
実施例に相当し、LはTi添加、MはTi,Caを添加
しそれぞれオフライン焼入れした例であり、何れの例に
おいても強度、靱性共に良好な値を示す。
処理したもので、強度、靱性共に良好な値を示してい
る。C、D、Eは本発明(4)の実施例に相当し、Cは
Cu,Ca添加したものを用いてオンライン焼入れとオ
フライン焼入れを施した例、DはV,Ca添加したもの
をオフラインQT処理した例、EはCu,V,B,Ti
を添加したものを用いてオンライン焼入れ、オフライン
焼入れを施した例、F、J、Kは本発明(2)の実施例
に相当し、FはCu,Nbを添加したものをオフライン
QT処理した例であり、JはV、KはCuを添加しそれ
ぞれオンライン焼入れした例、L、Mは本発明(3)の
実施例に相当し、LはTi添加、MはTi,Caを添加
しそれぞれオフライン焼入れした例であり、何れの例に
おいても強度、靱性共に良好な値を示す。
以上の如く本発明は高炭素鋼を用いて高価なCr,M
o,Niといった合金元素含有量を低目に設定し、これ
を焼入れ焼戻すことにより、40mm以上の板厚で90Kg
f/mm2以上の高強度と良好な高い低温靱性を有する厚肉
鋼板を安価に得られるようになしたものであり産業上そ
の効果は大きい。
o,Niといった合金元素含有量を低目に設定し、これ
を焼入れ焼戻すことにより、40mm以上の板厚で90Kg
f/mm2以上の高強度と良好な高い低温靱性を有する厚肉
鋼板を安価に得られるようになしたものであり産業上そ
の効果は大きい。
第1図はMn/Crと低温靱性の関係を示す説明図であ
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】C:0.20〜0.35wt%,Si:1.0wt%以
下,Mn:0.30〜1.50wt%,Cr:0.3〜2.5wt%,N
i:2.0〜4.5wt%,Mo:0.2〜1.0wt%,Al:0.002
〜0.1wt%を含有し、かつMn/Cr:1.5以下とし、残
りが不可避不純物およびFeからなる鋼を熱間加工して
所定の板厚としたのち、焼入れ熱処理を行い、その後焼
戻し熱処理を施すこと、を特徴とする引張り強さ90Kg
f/mm2以上の厚肉超高張力鋼の製造方法。 - 【請求項2】C:0.20〜0.35wt%,Si:1.0wt%以
下,Mn:0.30〜1.50wt%,Cr:0.3〜2.5wt%,N
i:2.0〜4.5wt%,Mo:0.2〜1.0wt%,Al:0.002
〜0.1wt%を含有し、かつMn/Cr:1.5以下とし、さ
らに V:0.1wt%以下,Nb:0.1wt%以下,B:0.01wt%以
下,およびCu:2.0wt%以下からなる強度改善元素群
をこの範囲で1種または2種以上を含有し、残りが不可
避不純物およびFeからなる鋼を熱間加工して所定の板
厚としたのち、焼入れ熱処理を行い、その後焼戻し熱処
理を施すこと、を特徴とする引張り強さ90Kgf/mm2以
上の厚肉超高張力鋼の製造方法。 - 【請求項3】C:0.20〜0.35wt%,Si:1.0wt%以
下,Mn:0.30〜1.50wt%,Cr:0.3〜2.5wt%,N
i:2.0〜4.5wt%,Mo:0.2〜1.0wt%,Al:0.002
〜0.1wt%を含有し、かつMn/Cr:1.5以下とし、さ
らに Ti:0.1wt%以下およびCa:0.1wt%以下からなる低
温靱性改善元素群をこの範囲で1種または2種含有し、
残りが不可避不純物およびFeからなる鋼を熱間加工し
て所定の板厚としたのち、焼入れ熱処理を行い、その後
焼戻し熱処理を施すこと、を特徴とする引張り強さ90
Kgf/mm2以上の厚肉超高張力鋼の製造方法。 - 【請求項4】C:0.20〜0.35wt%,Si:1.0wt%以
下,Mn:0.30〜1.50wt%,Cr:0.3〜2.5wt%,N
i:2.0〜4.5wt%,Mo:0.2〜1.0wt%,Al:0.002
〜0.1wt%を含有し、かつMn/Cr:1.5以下とし、さ
らに V:0.1wt%以下,Nb:0.1wt%以下,B:0.01wt%以
下,およびCu:2.0wt%以下からなる強度改善元素群
をこの範囲で1種または2種以上と、 Ti:0.1wt%以下およびCa:0.1wt%以下からなる低
温靱性改善元素群をこの範囲で1種または2種含有し、
残りが不可避不純物およびFeからなる鋼を熱間加工し
て所定の板厚としたのち、焼入れ熱処理を行い、その後
焼戻し熱処理を施すこと、を特徴とする引張り強さ90
Kgf/mm2以上の厚肉超高張力鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58004604A JPH064889B2 (ja) | 1983-01-14 | 1983-01-14 | 厚肉超高張力鋼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58004604A JPH064889B2 (ja) | 1983-01-14 | 1983-01-14 | 厚肉超高張力鋼の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59129724A JPS59129724A (ja) | 1984-07-26 |
| JPH064889B2 true JPH064889B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=11588640
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58004604A Expired - Lifetime JPH064889B2 (ja) | 1983-01-14 | 1983-01-14 | 厚肉超高張力鋼の製造方法 |
Country Status (1)
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-
1983
- 1983-01-14 JP JP58004604A patent/JPH064889B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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| JPS59129724A (ja) | 1984-07-26 |
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