JPH0648905U - 圧延機用ドライブシャフト装置 - Google Patents

圧延機用ドライブシャフト装置

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JPH0648905U
JPH0648905U JP8593092U JP8593092U JPH0648905U JP H0648905 U JPH0648905 U JP H0648905U JP 8593092 U JP8593092 U JP 8593092U JP 8593092 U JP8593092 U JP 8593092U JP H0648905 U JPH0648905 U JP H0648905U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長尺の油圧シリンダでも挫屈が生じない圧延
機用ドライブシャフト装置を提供する。 【構成】 筒体10に第1軸によって揺動自在に支持さ
れ、上記第1軸に交差する方向の第2軸によって油圧シ
リンダ20を揺動自在に支持する支持装置40を備え
る。ピストンロッド21の先端とスプラインシャフト3
0の一端とを、凸球面部と、その凸球面部が回動自在に
当接する受部とを有する自在継手50で連結する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、圧延機の駆動用に使用される圧延機用ドライブシャフト装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、圧延機用ドライブシャフト装置としては、図5に示すように、内周面の 軸方向の一部にスプライン部1aを設けた筒体1と、上記筒体1内に配置され、 上記筒体1にトラニオン4によって取り付けられた油圧シリンダ2と、上記筒体 1内に配置され、上記筒体1のスプライン部1aと係合するスプラインシャフト 3とを備えたものがある。上記トラニオン4は、トラニオン軸4aに垂直な一つ の平面に沿って油圧シリンダ2を揺動自在に支持し、上記油圧シリンダ2のピス トンロッド2Aの先端と上記スプラインシャフト3の一端とは、上記トラニオン 軸4aと同じ方向のピン5aを有するピン継手5で上記平面に沿って揺動自在に 連結している。
【0003】 一方、上記筒体1の一端には継手8によって図示しないモータを連結し、上記 筒体1から突出するスプラインシャフト3の先端には継手9によって図示しない 圧延機のローラに連結して、上記モータの回転力を筒体1とその筒体1のスプラ インと係合するスプラインシャフト3を介してローラに伝えるようにしている。 さらに、上記油圧シリンダ2のピストンロッド2Aを突出させてスプラインシャ フト3を介して、図示しない圧延機のローラを所定の力で押し付けるようにして いる。
【0004】 上記圧延機用ドライブシャフト装置の作動中において、上記筒体1の内周に設 けたスプライン部1aとスプラインシャフト3との間の隙間により、上記スプラ インシャフト3の軸が上記トラニオン軸4aに垂直な上記平面に沿ってずれたと きには、上記トラニオン4とピン継手5とによって、上記油圧シリンダ2が所定 の角度範囲で揺動して、そのずれを吸収するようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の圧延機用ドライブシャフト装置では、上記油圧シリンダ 2の軸心とスプラインシャフト3の軸との間のずれの方向がトラニオン軸4aに 垂直な平面に沿っている場合には、トラニオン軸4aを中心とする油圧シリンダ 2の揺動とピン継手5の揺動によって、上記ずれを吸収することができるが、ず れの方向が上記平面と交差する方向である場合には、上記ピストンロッド2Aに 曲げモーメントがかかるという問題がある。特に、上記ピストンロッド2Aが長 尺である場合には、この曲げモーメントのために、ピストンロッド2Aが挫屈す るという問題がある。
【0006】 そこで、この考案の目的は、油圧シリンダを2方向に揺動できるようにすると 共に、ピストンロッドの先端とスプラインシャフトの一端とを少なくとも交差す る2方向に揺動可能に連結することによって、上記油圧シリンダに曲げモーメン トがかからないようにして、長尺の油圧シリンダであっても挫屈が生じないよう にした圧延機用ドライブシャフト装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の圧延機用ドライブシャフト装置は、内周 面の軸方向の少なくとも一部にスプラインを有する筒体と、筒体内に配置される と共に、上記筒体に取り付けられた油圧シリンダと、上記筒体内に配置され、上 記スプラインに係合するスプラインシャフトとを備えて、上記油圧シリンダのピ ストンロッドの先端と上記スプラインシャフトの一端とを連結した圧延機用ドラ イブシャフト装置において、上記筒体に第1軸によって揺動自在に支持され、上 記油圧シリンダを上記第1軸に交差する方向の第2軸によって揺動自在に支持す る支持部材を備える一方、上記ピストンロッドの先端と上記スプラインシャフト の一端とを少なくとも交差する2方向に揺動可能に支持する自在継手を備えたこ とを特徴としている。
【0008】 また、請求項2の圧延機用ドライブシャフト装置は、請求項1の圧延機用ドラ イブシャフト装置において、上記自在継手は、凸球面部と、その凸球面部が回動 自在に当接する受部とを有することを特徴としている。
【0009】
【作用】
上記筒体のスプラインとスプラインシャフトとの間の隙間により、上記油圧シ リンダの軸心とスプラインシャフトの軸心との間にずれが生じたとする。このと き、上記油圧シリンダは筒体に対して第1軸,支持部材および第2軸によって2 方向に揺動でき、さらに、ピストンロッドの先端とスプラインシャフトの先端と は自在継手によって交差する2方向に揺動できるから、ピストンロッドの先端は 曲げモーメントを受けることなく、スプラインシャフトのずれの方向に追随する。 したがって、上記油圧シリンダのピストンロッドは長尺であっても挫屈が生じに くくなる。
【0010】 また、上記自在継手が凸球面部とその凸球面部が回動自在に当接する受部とを 有する構成である場合には、この自在継手はピストンロッドの先端に対するスプ ラインシャフトの一端の全方向の揺動を許容する。したがって、簡単な構造でも って、上記油圧シリンダに曲げモーメントをかけることなく、スプラインシャフ トの全方向のずれを許容することができる。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の圧延機用ドライブシャフト装置を実施例により詳細に説明す る。
【0012】 図1はこの実施例の圧延機用ドライブシャフト装置の断面図を示しており、1 0は筒体、20は油圧シリンダ、30はスプラインシャフト、40は支持装置、 50は自在継手、80,90は継手である。上記筒体10は、筒体部材11,1 2,13を軸方向に配置し、互いにボルトにより軸方向に締め付けて固定してな る。そして、上記筒体10の軸方向の一部の内周にスプライン部13aを設けて いる。上記油圧シリンダ20は上記筒体10内に配置し、上記筒体部材11と1 2とを固定している位置に取り付けられた支持装置40により支持している。上 記油圧シリンダ20の両端にはポート60,70を設け、このポート60,70 は上記筒体10から外部に突出している。上記スプラインシャフト30は筒体1 0内に配置し、この筒体10のスプライン部13aに係合している。上記スプラ インシャフト30の先端に取り付けられ、筒体部材13を覆うシャフトカバー1 4は、そのシャフトカバー14の先端の内周と筒体10の外周の間に設けたシー ル部材により、スプラインシャフト30が突出した際に生じる筒体10とスプラ インシャフト30との間の隙間をシールしている。また、上記油圧シリンダ20 を配置している側の筒体10の一端には継手80を固定し、この継手80は図示 しないモータに連結している。そして、上記スプラインシャフト30の先端には 継手90を固定し、この継手90に図示しない圧延機のローラを連結している。
【0013】 図2に示すように、上記支持装置40を筒体10の内側に形成された環状溝1 0b内に配置している。上記支持装置40は、図3に示すように、筒体12に固 定され、一直線上に配列された第1軸42a,42aを内側に有する1対のブラ ケット42,42と、このブラケット42,42の第1軸42a,42aによっ て矢印Y方向に揺動自在に支持され、中央に設けられた矩形状の穴内に油圧シリ ンダ20を配置し、この油圧シリンダ20のトラニオン軸である第2軸22a, 22aを矢印X方向に揺動自在に支持する支持部材41とからなる。上記第2軸 22a,22aの方向と第1軸42a,42aの方向とは直交する。したがっ
て、 上記支持部材41の揺動方向である矢印Y方向の平面と、上記油圧シリンダ20 の支持部材41に対する揺動方向である矢印X方向の平面とは互いに直交する。 したがって、上記油圧シリンダ20のピストンロッド21の先端は筒体10の内 周のどの方向にも移動することができる。
【0014】 一方、上記油圧シリンダ20のピストンロッド21の先端とスプラインシャフ ト30の一端を連結する自在継手50は図4に示すような構造をしている。すな わち、上記スプラインシャフト30の先端に、先端が球面の凸球面部56をボル トで固定している。一方、上記油圧シリンダ20のピストンロッド21の先端2 1aに固定した先端金具51に、この先端金具51よりも大径の平板状の受部5 5をボルトで固定し、この受部55に上記凸球面部56を当接している。さらに、 上記先端金具51に設けた係合フランジ51aと係合する係合フランジ53aを 内側に有する筒部材53をボルトによってスプラインシャフト30に固定し、先 端金具51とスプラインシャフト30、つまり、油圧シリンダ20とスプライン シャフト30とが分離しないようにしている。上記筒部材53の内周に対して、 先端金具51の係合フランジ51aの外周,受部55の外周および先端金具51 の外周は一定の隙間を設けて、先端金具51に対してスプラインシャフト30が 揺動できるようにしている。上記先端金具51の係合フランジ51aと受部55 との間にはゴム部材54を設けて、筒部材53と、先端金具51および受部55 との衝突によって生じる衝撃を緩和している。
【0015】 上記構成の圧延機用ドライブシャフト装置によれば、上記筒体1のスプライン 1aとスプラインシャフト30との間の隙間により、上記油圧シリンダ20の軸 心とスプラインシャフト30の軸心との間にずれが生じたとき、油圧シリンダ2 0は筒体10に対して第1軸42a,42aによって矢印Y方向に揺動し、支持 部材41に対して第2軸22a,22aによって矢印X方向に揺動する。さらに、 上記自在継手50において、凸球面部56が受部55に回動自在に当接している ので、この自在継手50はピストンロッド21の先端に対するスプラインシャフ ト30の一端を所定の角度範囲で全方向に揺動できる。したがって、上記ピスト ンロッド21の先端は曲げモーメントを受けることなく、スプラインシャフト3 0の全方向のずれを吸収できる。したがって、上記油圧シリンダ20は曲げモー メントを受けることなく、したがって、長尺であっても座屈が生じにくい。
【0016】 上記実施例では、上記ピストンロッド21の先端側の平面の受部55とスプラ インシャフト30側の凸球面部56とを当接した自在継手50を用いたが、上記 ピストンロッドの先端側を凸球面部、上記スプラインシャフト側を平面の受部と した自在継手を用いてもよい。また、上記ピストンロッドの先端側の受部とスプ ラインシャフト側とを凸球面部とし、これら凸球面部が互いに当接した自在継手 を用いてもよい。また、自在継手は、十字ピン式の自在継手であってもよい。
【0017】
【考案の効果】
以上より明らかなように、この考案の圧延機用ドライブシャフト装置は、筒体 に第1軸によって揺動自在に支持され、油圧シリンダを第1軸に交差する方向の 第2軸によって揺動自在に支持する支持部材を備える一方、ピストンロッドの先 端と上記スプラインシャフトの一端とを少なくとも交差する2方向に揺動可能に 連結する自在継手を備えたものである。上記筒体のスプラインとスプラインシャ フトとの間の隙間により、油圧シリンダの軸心とスプラインシャフトの軸心との 間にずれが生じたとき、油圧シリンダは筒体に対して第1軸,支持部材および第 2軸によって2方向に揺動できる。さらに、上記ピストンロッドの先端とスプラ インシャフトの先端とは自在継手によって交差する2方向に揺動できるから、ピ ストンロッドの先端は曲げモーメントを受けることなく、スプラインシャフトの ずれの方向に追随する。したがって、上記油圧シリンダのピストンロッドは、長 尺であっても挫屈が生じにくくなる。
【0018】 また、上記自在継手が凸球面部とその凸球面部が回動自在に当接する受部とを 有する構成である場合には、この自在継手はピストンロッドの先端に対するスプ ラインシャフトの一端の全方向の揺動を許容することができる。したがって、簡 単な構造でもって、上記油圧シリンダに曲げモーメントをかけることなく、スプ ラインシャフトの軸の全方向のずれを許容する圧延機用ドライブシャフト装置を 実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの考案の一実施例の圧延機用ドライ
ブシャフト装置の断面図である。
【図2】 図2は上記圧延機用ドライブシャフト装置の
支持装置が配置された部分の断面図である。
【図3】 図3は図2のIII−III線から見た端面図であ
る。
【図4】 図4は上記圧延機用ドライブシャフト装置の
ピストンロッドとスプラインシャフトとの連結部分の断
面図である。
【図5】 図5は従来の圧延機用ドライブシャフト装置
の断面図である。
【符号の説明】
10…筒体、20…油圧シリンダ、21…ピストンロッ
ド、30…スプラインシャフト、40…支持装置、50
…自在継手、80,90…継手。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面の軸方向の少なくとも一部にスプ
    ラインを有する筒体と、上記筒体内に配置されると共
    に、上記筒体に取り付けられた油圧シリンダと、上記筒
    体内に配置され、上記スプラインに係合するスプライン
    シャフトとを備えて、上記油圧シリンダのピストンロッ
    ドの先端と上記スプラインシャフトの一端とを連結した
    圧延機用ドライブシャフト装置において、 上記筒体に第1軸によって揺動自在に支持され、上記油
    圧シリンダを上記第1軸に交差する方向の第2軸によっ
    て揺動自在に支持する支持部材を備える一方、上記ピス
    トンロッドの先端と上記スプラインシャフトの一端とを
    少なくとも交差する2方向に揺動可能に連結する自在継
    手を備えたことを特徴とする圧延機用ドライブシャフト
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の圧延機用ドライブシャフト装
    置において、上記自在継手は、凸球面部と、その凸球面
    部が回動自在に当接する受部とを有することを特徴とす
    る圧延機用ドライブシャフト装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114635956A (zh) * 2022-03-23 2022-06-17 山东钢铁集团日照有限公司 一种立辊轧机用立式减速机输出结构及其使用方法
WO2026091812A1 (zh) * 2024-10-31 2026-05-07 泰尔重工股份有限公司 一种大伸缩内循环传动接轴、传动装置及连轧机组

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