JPH0649090B2 - 雪上・氷上滑走具 - Google Patents

雪上・氷上滑走具

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JPH0649090B2
JPH0649090B2 JP63211154A JP21115488A JPH0649090B2 JP H0649090 B2 JPH0649090 B2 JP H0649090B2 JP 63211154 A JP63211154 A JP 63211154A JP 21115488 A JP21115488 A JP 21115488A JP H0649090 B2 JPH0649090 B2 JP H0649090B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、遠赤外線を放射する物質を用いた、良く滑る
スキー、スケート、ソリなどの雪上・氷上滑走具に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、スキー、スケート、ソリなどの雪上・氷上滑走具
は、木、プラスチック、FRP、金属などでできている。
この滑走具が雪上・氷上を滑る原理は、圧力によって接
触面の雪または氷が溶け、滑走具と雪または氷との間に
溶けた水が入り込み、摩擦角を小さくすることによる。
実開昭63-108846号公報には、発熱体14を有する、自
動車用窓10、融雪テント20などの面状物の表面に、
遠赤外線を放射して氷雪に吸収させる遠赤外線放射性セ
ラミックを設けた氷雪融解装置が記載されている。
また、実開昭49-129675号公報には、裏面の縦溝に敷居
スベリのようなテープを接着したスキーが記載されてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
滑走具と固体の雪または氷との間の摩擦角は、接触部に
液体の水が存在する方が小さく、全く液体の水が存在し
ない場合は、滑りにくくなる。したがって、極端に温度
が低い時は、雪または氷は砂のような挙動を示し、ほと
んど滑らなくなる。
前記の実開昭63-108846号公報記載の氷雪融解装置は、
雪または氷の溶解に必要な熱エネルギーを、遠赤外線の
もっている放射線のエネルギーで供給するというもので
あり、溶解熱源の設定とスキー等の滑りとの関係は、こ
の公報には何も記載されていない。
むしろ、スキーでの滑りの抵抗として水の膜があり、融
雪によって水の膜が生じてスキーにブレーキをかけるこ
とが知られており、そのために、排水溝等をソウル(ス
キー板の裏面)に設けて、水をすみやかに排出している
のが現状である。したがって、融雪のエネルギー源に放
射線を使用する発明と、スキーを滑りやすくする本発明
とは何ら関係がない。また、この公報には、圧力エネル
ギーにより遠赤外線を雪または氷に放射させてスキー等
がより滑るようにする技術的思想は何ら開示されていな
い。なお、この公報記載の氷雪融解装置では、発熱体に
通電して発熱させることにより、セラミックから遠赤外
線を放射させている。
また、前記の実開昭49-129675号公報記載のスキーは、
スキーのソウル材に摩擦係数の小さな材質を使用すれば
滑りやすくなるというものであり、摩擦を減らせば滑り
が良くなるといった材質の問題である。これは機械的な
摩擦に関するもので、摩擦係数を減らすためのものであ
る。
ところが、本発明は、スキー等と雪または氷との摩擦係
数自身を下げようとはしていない。摩擦係数を小さくす
るためにはワックスを塗ればよい。本発明は点接触部に
おける摩擦を回避し、潤滑することを特徴としている。
なお、上記の実開昭49-129675号公報にも、圧力エネル
ギーにより遠赤外線を雪または氷に放射させてスキー等
がより滑るようにする技術的思想は何ら開示されていな
い。
また、これらの公報には、滑走具の一部又は全部を遠赤
外線放射物質で構成することは何も記載されていない。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、滑走具の素材
または滑走面に、遠赤外線を放射する物質を使用するこ
とにより、通常状態でもより一層滑るようになり、低温
時にも滑るようになる、良く滑る雪上・氷上滑走具を提
供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明の雪上・氷上滑走
具は、スキー、スケート、ソリなどの滑走具の底面に、
遠赤外線放射物質層(フィルム状も含む)を接合して形
成し、この遠赤外線放射物質層に圧力エネルギーが加え
られると、遠赤外線を雪または氷に放射するようにした
ものである。
また滑走具の底面に、遠赤外線放射物質塗布層を設けて
形成する場合もある。
さらに滑走具内に、遠赤外線放射物質層または塗布層を
挾み込む場合もある。
また滑走具自体を強度の大きい遠赤外線物質で形成する
場合もある。
遠赤外線放射物質としては、コージライト、ペライト、
スポジューメン、アルミナ焼結体、シリカ焼結体などが
用いられる。
また遠赤外線放射物質を粉末状にして塗布する場合、溶
剤として、エポキシ樹脂、ポリエチレンなどの粉粒体の
溶剤となり、かつ固化するものが用いられる。この外、
粉粒体に圧力および熱を加えて、溶剤なしに圧着・塗布
する場合もある。
〔作用〕
滑走時に、遠赤外線放射物質層または塗布層に圧力エネ
ルギーが加えられる。圧力増加により凝固点が降下し、
放射エネルギーが加えられる。すなわち、遠赤外線が雪
または氷に放射され、吸収されることによって溶解し水
となって、より滑り易くなる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を、雪上・氷上滑走具がスキーの
場合について図面に基づいて説明する。
実施例1 第1図および第2図に示すように、木、プラスチック、
FRP、金属などからなる滑走具1の底面に、遠赤外線放
射物質層(フィルム状のものを含む)2を接着する。遠
赤外線放射物質の多くはもろいので、もろい材質を使用
する場合は、何枚(層)かに分けて接着する。
実施例2 第3図および第4図に示すように、木、プラスチック、
FRP、金属などからなる滑走具1の底面に、遠赤外線放
射物質塗布層3を設ける。4は遠赤外線放射物(たとえ
ばSiO2)、5は溶剤(たとえばエポキシ樹脂)である。
実施例3 第5図に示すように、木、プラスチック、FRP、金属な
どからなる滑走具1の間に、遠赤外線放射物質層2また
は遠赤外線放射物質塗布層3を挾み込んだものである。
実施例4 本例は、滑走具の素材そのものとして、強度の大きい遠
赤外線放射物質4を使用したものである。
上記の実施例では、スキーの場合について説明したが、
スケート、ソリの場合についても同様の構成とすること
ができる。
〔発明の効果〕
本発明は上記のように構成されているので、滑走具は通
常状態でも一層良く滑るようになり、低温時においても
良く滑るようになる。
そして滑走具がソリの場合は、燃料消費量の低減、高速
化、犬・馬の疲労減少を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の雪上・氷上滑走具の一実施例を示すも
ので、雪上・氷上滑走具がスキーである場合の縦断面
図、第2図は同底面図、第3図は本発明の他の実施例を
示すもので、滑走具がスキーである場合の縦断面図、第
4図は第3図において鎖線円で囲まれた部分の拡大図、
第5図および第6図は本発明のさらに他の実施例を示す
もので、滑走具がスキーである場合の縦断面図である。 1……滑走具、2……遠赤外線放射物質層、3……遠赤
外線放射物質塗布層、4……遠赤外線放射物質、5……
溶剤

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】滑走具の底面に、遠赤外線放射物質層を接
    合し、この層に圧力エネルギーが加えられると遠赤外線
    を雪または氷に放射するようにしたことを特徴とする雪
    上・氷上滑走具。
  2. 【請求項2】滑走具の底面に、遠赤外線放射物質塗布層
    を設け、この層に圧力エネルギーが加えられると遠赤外
    線を雪または氷に放射するようにしたことを特徴とする
    雪上・氷上滑走具。
  3. 【請求項3】滑走具内に、遠赤外線放射物質層または塗
    布層を挾み込み、この層に圧力エネルギーが加えられる
    と遠赤外線を雪または氷に放射するようにしたことを特
    徴とする雪上・氷上滑走具。
  4. 【請求項4】滑走具が遠赤外線放射物質で形成され、圧
    力エネルギーが加えられると遠赤外線を雪または氷に放
    射するようにしたことを特徴とする雪上・氷上滑走具。
  5. 【請求項5】滑走具がスキーである請求項1、2、3ま
    たは4記載の雪上・氷上滑走具。
  6. 【請求項6】滑走具がスケートである請求項1、2、3
    または4記載の雪上・氷上滑走具。
  7. 【請求項7】滑走具がソリである請求項1、2、3また
    は4記載の雪上・氷上滑走具。
JP63211154A 1988-08-25 1988-08-25 雪上・氷上滑走具 Expired - Fee Related JPH0649090B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998029165A1 (en) * 1996-12-26 1998-07-09 T-One Co., Ltd. Decorative plate for sliding member

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS49129675U (ja) * 1973-03-03 1974-11-07
JPS63108846U (ja) * 1987-01-05 1988-07-13

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