JPH0649111B2 - ジルコニアセラミック製包丁 - Google Patents
ジルコニアセラミック製包丁Info
- Publication number
- JPH0649111B2 JPH0649111B2 JP59278643A JP27864384A JPH0649111B2 JP H0649111 B2 JPH0649111 B2 JP H0649111B2 JP 59278643 A JP59278643 A JP 59278643A JP 27864384 A JP27864384 A JP 27864384A JP H0649111 B2 JPH0649111 B2 JP H0649111B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knife
- cutting edge
- sharpness
- angle
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Knives (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は刃物、殊に調理の際に使用する包丁に関する。
一般家庭や料亭、食堂などで広く使用されている包丁は
鋼製のものが多い。ところが、このような鋼製の包丁は
比較的製作し易く、安価であるという特徴を持っている
ものの、使用に伴う刃先の摩耗によって当初の良好な切
れ味が低下し、また錆が発生し易いことから一層切れ味
が悪化することが多い。
鋼製のものが多い。ところが、このような鋼製の包丁は
比較的製作し易く、安価であるという特徴を持っている
ものの、使用に伴う刃先の摩耗によって当初の良好な切
れ味が低下し、また錆が発生し易いことから一層切れ味
が悪化することが多い。
そのため、使用前に刃研ぎを行わなければならず、また
使用後には水分を拭い去り、錆止めを施しておく必要が
ある。しかも包丁の鉄成分が食物に乗り移り易いことか
ら、金気臭が付着して料理の味を充分満喫できないとい
う欠点があった。
使用後には水分を拭い去り、錆止めを施しておく必要が
ある。しかも包丁の鉄成分が食物に乗り移り易いことか
ら、金気臭が付着して料理の味を充分満喫できないとい
う欠点があった。
かかる鋼製包丁の不都合を回避すべく、発錆し難いステ
ンレス鋼で作られたものも多く使われるようになってい
るが、鋼に比べて硬度が小さいため刃先が鈍り易く、切
れ味がすぐに悪くなる傾向にあった。また、さらに発錆
し難く高硬度のモリブデン、タングステンなどを含んだ
合金鋼で構成した包丁も市販されているが、値段の割り
には切れ味の長期持続性が良くなかった。
ンレス鋼で作られたものも多く使われるようになってい
るが、鋼に比べて硬度が小さいため刃先が鈍り易く、切
れ味がすぐに悪くなる傾向にあった。また、さらに発錆
し難く高硬度のモリブデン、タングステンなどを含んだ
合金鋼で構成した包丁も市販されているが、値段の割り
には切れ味の長期持続性が良くなかった。
このように、従来の金属製包丁は、刃先が短期間の使用
で摩耗して切れ味が低下し、また錆易く、食物に“カナ
ケ”が付くなどの問題点があった。
で摩耗して切れ味が低下し、また錆易く、食物に“カナ
ケ”が付くなどの問題点があった。
また、特開昭58-71095号に示されるように、ジルコニア
セラミックで形成した包丁もあるが、刃先が欠けやすい
という問題点があった。
セラミックで形成した包丁もあるが、刃先が欠けやすい
という問題点があった。
そこで、本発明はジルコニアセラミック製の包丁におい
て、肉厚が1〜8mmの板状体の少なくとも片側に、テー
パ角とこれに連続する10〜45゜の刃先角を持った二段形
状の刃先を形成し、該刃先厚みを0.1〜2mmとしたもの
である。
て、肉厚が1〜8mmの板状体の少なくとも片側に、テー
パ角とこれに連続する10〜45゜の刃先角を持った二段形
状の刃先を形成し、該刃先厚みを0.1〜2mmとしたもの
である。
以下本発明実施例を説明する。
第1図に側面図を第2図に断面図をそれぞれ示すよう
に、柳刃さしみ包丁Hの刃部を抗折強度130kg/mm2の強
靱性を持った部分安定化ジルコニア(ZrO2)セラミック
(以下単にジルコニアという)により、肉厚Tは2.5m
m、全長210mmとして形成した。
に、柳刃さしみ包丁Hの刃部を抗折強度130kg/mm2の強
靱性を持った部分安定化ジルコニア(ZrO2)セラミック
(以下単にジルコニアという)により、肉厚Tは2.5m
m、全長210mmとして形成した。
また、刃部にはテーパ角aとこれに連続する10〜45゜の
刃先角bを持った二段形状の刃先を形成し、その刃先厚
みcを0.1〜2mmの範囲内とすることにより、刃先の欠
けを防止し、かつ優れた切れ味を得られるようにしてあ
る。
刃先角bを持った二段形状の刃先を形成し、その刃先厚
みcを0.1〜2mmの範囲内とすることにより、刃先の欠
けを防止し、かつ優れた切れ味を得られるようにしてあ
る。
なお、上記刃先の形状としては、第2図(イ)〜(ニ)
に示すように刃の片側または両側にテーパ角a、刃先角
bをそれぞれ形成することができる。
に示すように刃の片側または両側にテーパ角a、刃先角
bをそれぞれ形成することができる。
ここで、第2図(イ)〜(ニ)に示す形状の包丁Hにつ
いて、それぞれ角度、寸法を種々に変化させて、切れ味
および刃先強度を測定する試験を行った。
いて、それぞれ角度、寸法を種々に変化させて、切れ味
および刃先強度を測定する試験を行った。
切れ味評価試験を行う装置としては、第3図に示すよう
に包丁HをアームAで保持し、該アームAの他端には重
錘Eが架装され、包丁Hの刃先に所定の荷重が加えられ
るようになったものを用いる。そして、包丁Hの刃先は
切断される紙Pに押し当てられ、該紙Pを所定の速度で
移動した時の切断枚数で切れ味を評価した。
に包丁HをアームAで保持し、該アームAの他端には重
錘Eが架装され、包丁Hの刃先に所定の荷重が加えられ
るようになったものを用いる。そして、包丁Hの刃先は
切断される紙Pに押し当てられ、該紙Pを所定の速度で
移動した時の切断枚数で切れ味を評価した。
なお、この切れ味評価装置の条件は以下の通りとした。
荷重:2500g 紙移動速度:4.5mm/sec 時間:40秒 使用紙:30×120×0.03mm(品名 銀峯) また、刃先強度評価装置として第4図に示した装置を用
い、包丁Hの自重にホルダの重量を加えて2500gに設定
し、包丁Hの刃先を300mmの高さから下に置いたカシの
木K(30×60×30mm)上に落下させることにより試験を行
った。
い、包丁Hの自重にホルダの重量を加えて2500gに設定
し、包丁Hの刃先を300mmの高さから下に置いたカシの
木K(30×60×30mm)上に落下させることにより試験を行
った。
第2図(イ)〜(ニ)に示す刃先形状の包丁Hについて
の実験結果はそれぞれ第1表〜第4表に示す通りであ
る。
の実験結果はそれぞれ第1表〜第4表に示す通りであ
る。
なお、各表において、切れ味評価のカッコ内の数字は、
魚(ハマチ)を200人分料理した後に再度同じ切れ味評
価試験を行った結果である。また、刃先強度評価につい
ては、実験後刃先に生じた欠けの深さで以下のように区
分した。
魚(ハマチ)を200人分料理した後に再度同じ切れ味評
価試験を行った結果である。また、刃先強度評価につい
ては、実験後刃先に生じた欠けの深さで以下のように区
分した。
カケの深さ ○:0.1mm以下 △:0.1〜0.5mm ×:0.5mm以上 上記の実験結果にもとづき、第2図に示した各刃先形状
についての評価を行ったところ以下の通りであった。
についての評価を行ったところ以下の通りであった。
〈(イ)図の形状〉 テーパ角aが7°未満では刃付け加工が非常に困難であ
り、テーパ角aが7〜11°の範囲において刃先角bが30
〜10°、刃先厚みcが0.1〜2.0mmのものはやや強度的に
問題が残るが、金属製包丁に比べれば経時変化が少なく
充分使用可能である。
り、テーパ角aが7〜11°の範囲において刃先角bが30
〜10°、刃先厚みcが0.1〜2.0mmのものはやや強度的に
問題が残るが、金属製包丁に比べれば経時変化が少なく
充分使用可能である。
さらに、この刃先形状での最適条件はテーパ角a=12〜
14°、刃先角b=10〜30°、刃先厚みc=0.1〜1.0mmの
範囲内である。
14°、刃先角b=10〜30°、刃先厚みc=0.1〜1.0mmの
範囲内である。
なお、テーパ角a=14〜15°、刃先角b=10〜30°、刃
先厚みc=2mm以下のものについては、刺身や肉切り用
としては使用不可であるが、果物、野菜を切る用途には
充分使用できる。
先厚みc=2mm以下のものについては、刺身や肉切り用
としては使用不可であるが、果物、野菜を切る用途には
充分使用できる。
〈(ロ)図の形状〉 テーパ角aが7〜10°、刃先角b1およびb2が10〜30°、
刃先厚みc1およびc2が0.1〜0.2mmのものについては、強
度的にやや問題があるものの、金属製包丁に比べると切
れ味の持続性は良く、充分使用し得るものである。な
お、テーパ角aが7°未満のものは(イ)図のものと同
様加工が困難である。
刃先厚みc1およびc2が0.1〜0.2mmのものについては、強
度的にやや問題があるものの、金属製包丁に比べると切
れ味の持続性は良く、充分使用し得るものである。な
お、テーパ角aが7°未満のものは(イ)図のものと同
様加工が困難である。
また最適形状を成す範囲は、テーパ角a=12〜13°、刃
先角b1,b2=15〜25°、刃先厚みc1,c2=0.1〜0.5mmであ
る。
先角b1,b2=15〜25°、刃先厚みc1,c2=0.1〜0.5mmであ
る。
さらに、テーパ角a=13〜15°、刃先角b1,b2=10〜30
°、刃先厚みc1,c2=0.1〜2.0mmの範囲については、果
物、野菜の切断には充分使用できる。
°、刃先厚みc1,c2=0.1〜2.0mmの範囲については、果
物、野菜の切断には充分使用できる。
〈(ハ)(ニ)図の形状〉 両刃形状のため、刺身、肉切り用としては不向きである
が、同じ条件で評価を行ったところ、全体的に切れ味は
良かった。しかし、強度的な点では、テーパ角a1,a2=
1〜14°が刃物として使用できる範囲である。
が、同じ条件で評価を行ったところ、全体的に切れ味は
良かった。しかし、強度的な点では、テーパ角a1,a2=
1〜14°が刃物として使用できる範囲である。
また、本発明のジルコニア製包丁において、肉厚Tが1
mm未満では強度的に無理が生じ、また8mmより厚くなる
と切れ味、重さの点で不都合が生じる。したがって、肉
厚Tは1〜8mmの範囲内のものが良い。
mm未満では強度的に無理が生じ、また8mmより厚くなる
と切れ味、重さの点で不都合が生じる。したがって、肉
厚Tは1〜8mmの範囲内のものが良い。
以上のように本発明によれば、ジルコニアセラミック製
の包丁において、肉厚が1〜8mmの板状体の少なくとも
片側に、テーパ角とこれに連続する10〜45°の刃先角を
持った二段形状の刃先を形成し、該刃先厚みを0.1〜2m
mとしたことによって、刃先が損傷し難く、優れた切れ
味が長く持続する包丁を提供することができる。
の包丁において、肉厚が1〜8mmの板状体の少なくとも
片側に、テーパ角とこれに連続する10〜45°の刃先角を
持った二段形状の刃先を形成し、該刃先厚みを0.1〜2m
mとしたことによって、刃先が損傷し難く、優れた切れ
味が長く持続する包丁を提供することができる。
第1図は本発明実施例によるジルコニアセラミック製包
丁の側面図、第2図(イ)〜(ニ)はそれぞれ第1図に
おけるX−X線断面のさまざまな実施例を示す図であ
る。 第3図は本発明の包丁の切れ味を試験する装置を示す概
略図、第4図は本発明の包丁の強度を試験する装置の概
略断面図である。 H:包丁 T:肉厚 a,a1,a2:テーパ角 b,b1,b2:刃先角 c,c1,c2:刃先厚み
丁の側面図、第2図(イ)〜(ニ)はそれぞれ第1図に
おけるX−X線断面のさまざまな実施例を示す図であ
る。 第3図は本発明の包丁の切れ味を試験する装置を示す概
略図、第4図は本発明の包丁の強度を試験する装置の概
略断面図である。 H:包丁 T:肉厚 a,a1,a2:テーパ角 b,b1,b2:刃先角 c,c1,c2:刃先厚み
Claims (1)
- 【請求項1】ジルコニアセラミックから成り、肉厚が1
〜8mmの板状体の少なくとも片側に、テーパ角とこれに
連続する10〜45゜の刃先角をもった二段形状の刃先が形
成され、該刃先厚みが0.1〜2mmであることを特徴とす
るジルコニアセラミック製包丁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59278643A JPH0649111B2 (ja) | 1984-12-29 | 1984-12-29 | ジルコニアセラミック製包丁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59278643A JPH0649111B2 (ja) | 1984-12-29 | 1984-12-29 | ジルコニアセラミック製包丁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61159982A JPS61159982A (ja) | 1986-07-19 |
| JPH0649111B2 true JPH0649111B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=17600133
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59278643A Expired - Lifetime JPH0649111B2 (ja) | 1984-12-29 | 1984-12-29 | ジルコニアセラミック製包丁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0649111B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103302681A (zh) * | 2012-03-08 | 2013-09-18 | 黄大英 | 陶瓷刀具及其制造方法 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6322865U (ja) * | 1986-07-24 | 1988-02-15 | ||
| JPH01101486U (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-07 | ||
| US20060207110A1 (en) * | 2005-03-03 | 2006-09-21 | Kyocera Corporation | Ceramic cutting knife |
| JP2006271959A (ja) * | 2005-03-03 | 2006-10-12 | Kyocera Corp | セラミック製刃物 |
| CN102036790A (zh) | 2008-10-02 | 2011-04-27 | 株式会社Ihi | 刀具 |
| JP6151878B2 (ja) * | 2015-05-25 | 2017-06-21 | 京セラ株式会社 | セラミック刃物 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57171624A (en) * | 1981-04-14 | 1982-10-22 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | Production of cutlery |
| JPS5871095A (ja) * | 1981-10-20 | 1983-04-27 | 東レ株式会社 | 刃物 |
| JPS59122870U (ja) * | 1983-02-07 | 1984-08-18 | 手嶋 立男 | セラミツク製利器 |
-
1984
- 1984-12-29 JP JP59278643A patent/JPH0649111B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103302681A (zh) * | 2012-03-08 | 2013-09-18 | 黄大英 | 陶瓷刀具及其制造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61159982A (ja) | 1986-07-19 |
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