JPH0649618A - 複層材 - Google Patents
複層材Info
- Publication number
- JPH0649618A JPH0649618A JP4228039A JP22803992A JPH0649618A JP H0649618 A JPH0649618 A JP H0649618A JP 4228039 A JP4228039 A JP 4228039A JP 22803992 A JP22803992 A JP 22803992A JP H0649618 A JPH0649618 A JP H0649618A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voids
- metal
- substrate
- plasma spraying
- base material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体装置用絶縁基板あるいはモータのケー
シングカバーとして有用な電気絶縁性にすぐれた複層材
を得ることを目的とする。 【構成】 金属基材11表面にインダクションプラズマ
溶射にて形成したセラミックス粉粒体13よりなる不連
続粒状皮膜12の空隙14に有機金属錯塩化合物を浸透
させ、焼成することによって空隙14内に金属酸化物皮
膜15を形成して電気絶縁性にすぐれた複層材を得る。
シングカバーとして有用な電気絶縁性にすぐれた複層材
を得ることを目的とする。 【構成】 金属基材11表面にインダクションプラズマ
溶射にて形成したセラミックス粉粒体13よりなる不連
続粒状皮膜12の空隙14に有機金属錯塩化合物を浸透
させ、焼成することによって空隙14内に金属酸化物皮
膜15を形成して電気絶縁性にすぐれた複層材を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置の基板やモ
ータのケーシングカバーとして有用な電気絶縁性にすぐ
れた複層材に関するものである。
ータのケーシングカバーとして有用な電気絶縁性にすぐ
れた複層材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電力用半導体装置においては、ア
ルミニウムをベースとしてその上に絶縁膜を施したもの
を基板として用いて、この基板上に電力用半導体チップ
を搭載してハウジングモジュールとして使用されてい
る。また、モジュールによっては電力用半導体チップと
ともに該チップを制御する制御部品を同一基板に搭載し
て使用されているものもある。一方、モータ等では軽量
化を目的として絶縁化したアルミニウムがケーシングカ
バーとして使用されている。
ルミニウムをベースとしてその上に絶縁膜を施したもの
を基板として用いて、この基板上に電力用半導体チップ
を搭載してハウジングモジュールとして使用されてい
る。また、モジュールによっては電力用半導体チップと
ともに該チップを制御する制御部品を同一基板に搭載し
て使用されているものもある。一方、モータ等では軽量
化を目的として絶縁化したアルミニウムがケーシングカ
バーとして使用されている。
【0003】アルミニウム基材表面に絶縁膜を形成する
方法としては、アルミニウム基材に数μmから数10μ
mの厚みにアルミナ粉体をプラズマ溶射して皮膜を形成
する方法が一般に用いられている。そしてプラズマ溶射
としては、高周波誘導コイルに高周波電力を印加するイ
ンダクションプラズマ溶射が提案されている。これは図
2に示すような構造のインダクションプラズマ溶射装置
を用いるものである。この装置を概略説明すると、1が
窒化ほう素焼結体製の円筒状の支持体であり、この支持
体1の内部に同心円状に設けられた挿着孔に、内側から
順にキャリアガス導入管2、中間管3、外側管4が嵌合
螺着によって固定されている。また、キャリアガス導入
管2と中間管3の間にプラズマガスを供給するプラズマ
ガス供給管5が支持体1に予め作ってあるネジ部1aに
螺着され、また、中間管3と外側管4との間にはシース
ガスを供給するシースガス供給管6が同じくネジ部1b
に螺着されている。そして、7は外側管4の下方開口部
外周に設けた高周波誘導コイルであり、8はプラズマ
炎、11はアルミニウム基材である。
方法としては、アルミニウム基材に数μmから数10μ
mの厚みにアルミナ粉体をプラズマ溶射して皮膜を形成
する方法が一般に用いられている。そしてプラズマ溶射
としては、高周波誘導コイルに高周波電力を印加するイ
ンダクションプラズマ溶射が提案されている。これは図
2に示すような構造のインダクションプラズマ溶射装置
を用いるものである。この装置を概略説明すると、1が
窒化ほう素焼結体製の円筒状の支持体であり、この支持
体1の内部に同心円状に設けられた挿着孔に、内側から
順にキャリアガス導入管2、中間管3、外側管4が嵌合
螺着によって固定されている。また、キャリアガス導入
管2と中間管3の間にプラズマガスを供給するプラズマ
ガス供給管5が支持体1に予め作ってあるネジ部1aに
螺着され、また、中間管3と外側管4との間にはシース
ガスを供給するシースガス供給管6が同じくネジ部1b
に螺着されている。そして、7は外側管4の下方開口部
外周に設けた高周波誘導コイルであり、8はプラズマ
炎、11はアルミニウム基材である。
【0004】このような構造のインダクションプラズマ
溶射装置を用いて、キャリアガスとともにキャリアガス
導入管2から投入され、高周波電力を印加してプラズマ
によって融解したアルミナ粉体は、アルミニウム基材1
1上に低速で溶射されるので、図3のように基材11上
に形成される皮膜22は、恰も粒状のアルミナ粉体23
が多数堆積したような状態を呈するため、この粒状粉体
23間には空隙24が生じる。
溶射装置を用いて、キャリアガスとともにキャリアガス
導入管2から投入され、高周波電力を印加してプラズマ
によって融解したアルミナ粉体は、アルミニウム基材1
1上に低速で溶射されるので、図3のように基材11上
に形成される皮膜22は、恰も粒状のアルミナ粉体23
が多数堆積したような状態を呈するため、この粒状粉体
23間には空隙24が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにしてアルミ
ニウム基材11上に得られた空隙24の存在する皮膜2
2は、プラズマ溶射にて形成された当初は高い電気絶縁
性を有しているが、経時とともに空気中の水分によっ
て、またこの複層材が使用される雰囲気によって表面が
侵されていき、徐々に電気絶縁性が劣化していくという
問題がある。また、絶縁性をテストする時、接触させる
ピンの位置によって絶縁特性が得られる場合と得られな
い場合があった。
ニウム基材11上に得られた空隙24の存在する皮膜2
2は、プラズマ溶射にて形成された当初は高い電気絶縁
性を有しているが、経時とともに空気中の水分によっ
て、またこの複層材が使用される雰囲気によって表面が
侵されていき、徐々に電気絶縁性が劣化していくという
問題がある。また、絶縁性をテストする時、接触させる
ピンの位置によって絶縁特性が得られる場合と得られな
い場合があった。
【0006】この発明は、上記のように基材上にセラミ
ックス粉粒体をインダクションプラズマ溶射して形成し
た粒状皮膜に生ずる空隙に起因する電気絶縁性の劣化を
防止するべく検討の結果、この発明に至ったものであ
る。
ックス粉粒体をインダクションプラズマ溶射して形成し
た粒状皮膜に生ずる空隙に起因する電気絶縁性の劣化を
防止するべく検討の結果、この発明に至ったものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は金属基
材表面にインダクションプラズマ溶射にて形成したセラ
ミック粉粒体からなる皮膜の空隙に有機金属化合物を浸
透させ、焼成して該空隙内に金属酸化物皮膜を形成して
電気絶縁性にすぐれた複層材を提供するものである。
材表面にインダクションプラズマ溶射にて形成したセラ
ミック粉粒体からなる皮膜の空隙に有機金属化合物を浸
透させ、焼成して該空隙内に金属酸化物皮膜を形成して
電気絶縁性にすぐれた複層材を提供するものである。
【0008】
【作用】この発明はインダクションプラズマ溶射にて基
材上に形成したセラミックス粉粒体よりなる粒状不連続
皮膜の空隙に金属酸化物皮膜を形成して基材表面全面を
粒状皮膜と金属酸化物皮膜で覆うことにより電気絶縁性
の劣化を防止したものである。
材上に形成したセラミックス粉粒体よりなる粒状不連続
皮膜の空隙に金属酸化物皮膜を形成して基材表面全面を
粒状皮膜と金属酸化物皮膜で覆うことにより電気絶縁性
の劣化を防止したものである。
【0009】
【実施例】以下、この発明の複層材を実施例により詳細
に説明する。図2に示したインダクションプラズマ装置
を用い、プラズマガス供給管5からキャリアガス導入管
2と中間管3との間にアルゴンガスなどのプラズマガス
を5リッタ/分で供給し、シースガス供給管6から中間
管3と外側管4との間にアルゴンガスなどのシースガス
を20リッター/分で供給し、このキャリアガスととも
に粒径5〜100μm(好ましくは30μm)のアルミ
ナ粉粒体を1〜2g/分供給する状態で高周波誘導コイ
ル7に5kw、13.56MHzの高周波電力を印加す
ると、左右にバランスのとれた正常なプラズマ炎8が発
生してアルミナ粉体が溶融され、プラズマ炎8の下方に
配置した200mm平方で厚み1mmのアルミニウム基
材11上にアルミニウム粉粒体13が多数堆積した図1
(a)のような状態に溶射されて空隙14の多い200
μm厚みの不連続粒状皮膜12が形成された。
に説明する。図2に示したインダクションプラズマ装置
を用い、プラズマガス供給管5からキャリアガス導入管
2と中間管3との間にアルゴンガスなどのプラズマガス
を5リッタ/分で供給し、シースガス供給管6から中間
管3と外側管4との間にアルゴンガスなどのシースガス
を20リッター/分で供給し、このキャリアガスととも
に粒径5〜100μm(好ましくは30μm)のアルミ
ナ粉粒体を1〜2g/分供給する状態で高周波誘導コイ
ル7に5kw、13.56MHzの高周波電力を印加す
ると、左右にバランスのとれた正常なプラズマ炎8が発
生してアルミナ粉体が溶融され、プラズマ炎8の下方に
配置した200mm平方で厚み1mmのアルミニウム基
材11上にアルミニウム粉粒体13が多数堆積した図1
(a)のような状態に溶射されて空隙14の多い200
μm厚みの不連続粒状皮膜12が形成された。
【0010】次に、上記で得た空隙14が多く存在する
不連続粒状皮膜12を形成した基材11をアセチルアセ
トンアルミニウム〔Al(C5 H7 O2 )3 〕のような
有機金属錯塩化合物のエタノール溶液に浸漬する。その
後20〜80℃で約30分乾燥させてエタノールを除
き、次いで500〜600℃で約30分焼成して有機物
を除去することによって基材11上の不連続粒状皮膜1
2に存在する空隙14に酸化アルミニウムの皮膜15が
形成され、図1(b)のようにアルミナ粉粒体皮膜13
と金属酸化物皮膜15により基材11表面が連続皮膜1
2Aとして覆われたこの発明の複層材を得た。
不連続粒状皮膜12を形成した基材11をアセチルアセ
トンアルミニウム〔Al(C5 H7 O2 )3 〕のような
有機金属錯塩化合物のエタノール溶液に浸漬する。その
後20〜80℃で約30分乾燥させてエタノールを除
き、次いで500〜600℃で約30分焼成して有機物
を除去することによって基材11上の不連続粒状皮膜1
2に存在する空隙14に酸化アルミニウムの皮膜15が
形成され、図1(b)のようにアルミナ粉粒体皮膜13
と金属酸化物皮膜15により基材11表面が連続皮膜1
2Aとして覆われたこの発明の複層材を得た。
【0011】かくして得た複層材は、4000V/20
0μmの高い電気絶縁性を示し、この複層材を1200
時間屋外放置した後もこの電気絶縁性は殆んど変化がな
かった。また、連続皮膜12Aであるため、絶縁性テス
トにおいて接触させるピンの位置によって電気絶縁性が
変化することも殆んど認められなかった。
0μmの高い電気絶縁性を示し、この複層材を1200
時間屋外放置した後もこの電気絶縁性は殆んど変化がな
かった。また、連続皮膜12Aであるため、絶縁性テス
トにおいて接触させるピンの位置によって電気絶縁性が
変化することも殆んど認められなかった。
【0012】上記の実施例では金属基材としてアルミニ
ウム基材を用いたが、アルミニウム基材のほか鉄や銅基
材を用いることもできる。また、セラミックス粉粒体と
してアルミナを用いたが、SiO2 やZrO2 などの金
属酸化物や、AlN、Si3N4 などの金属窒化物を用
いてもよい。さらに有機金属錯塩化合物としては、上記
のアセチルアセトンアルミニウムのほか、アセチルアセ
トン銅〔Cu(C5 H7 O2 )2 〕やアセチルアセトン
錫〔Sn(C4 H9 )2 ・(C5 H7 O2 )2〕などの
アセチルアセトン金属塩を用いることもできる。
ウム基材を用いたが、アルミニウム基材のほか鉄や銅基
材を用いることもできる。また、セラミックス粉粒体と
してアルミナを用いたが、SiO2 やZrO2 などの金
属酸化物や、AlN、Si3N4 などの金属窒化物を用
いてもよい。さらに有機金属錯塩化合物としては、上記
のアセチルアセトンアルミニウムのほか、アセチルアセ
トン銅〔Cu(C5 H7 O2 )2 〕やアセチルアセトン
錫〔Sn(C4 H9 )2 ・(C5 H7 O2 )2〕などの
アセチルアセトン金属塩を用いることもできる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の複層材
は金属基材表面にインダクションプラズマ溶射にて形成
したセラミックス粉粒体よりなる粒状皮膜の空隙に有機
金属錯塩化合物を浸透せしめ、焼成して金属酸化物皮膜
を形成した構造であるので電気絶縁性にすぐれており、
かつ放熱性も良好なことから、半導体モジュール用の絶
縁基板として、あるいはモータのケーシングカバーとし
て有用であることが認められた。
は金属基材表面にインダクションプラズマ溶射にて形成
したセラミックス粉粒体よりなる粒状皮膜の空隙に有機
金属錯塩化合物を浸透せしめ、焼成して金属酸化物皮膜
を形成した構造であるので電気絶縁性にすぐれており、
かつ放熱性も良好なことから、半導体モジュール用の絶
縁基板として、あるいはモータのケーシングカバーとし
て有用であることが認められた。
【図1】(a)はこの発明になる複層材の溶射直後の構
造断面図であり、(b)はこの発明の複層材の構造断面
図である。
造断面図であり、(b)はこの発明の複層材の構造断面
図である。
【図2】この発明の複層材を得るに使用するインダクシ
ョンプラズマ溶射装置の縦断面図である。
ョンプラズマ溶射装置の縦断面図である。
【図3】従来の複層材の構造断面図である。
11 金属基材 12 不連続粒状皮膜 12A 連続皮膜 13 セラミックス粉粒体 14 空隙 15 金属酸化物皮膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エミリオ 藤原 大阪府大阪市東淀川区淡路2丁目14番3号 株式会社三社電機製作所内 (72)発明者 橘 秀久 大阪府大阪市東淀川区淡路2丁目14番3号 株式会社三社電機製作所内 (72)発明者 村田 裕康 大阪府大阪市東淀川区淡路2丁目14番3号 株式会社三社電機製作所内
Claims (2)
- 【請求項1】 金属基材表面にインダクションプラズマ
溶射にて形成したセラミックス粉粒体からなる粒状皮膜
の空隙に有機金属錯塩化合物を浸透させ、焼成して該空
隙内に金属酸化物皮膜を形成したことを特徴とする複層
材。 - 【請求項2】 有機金属錯塩化合物がアセチルアセトン
金属塩である請求項1記載の複層材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4228039A JPH0649618A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 複層材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4228039A JPH0649618A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 複層材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0649618A true JPH0649618A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=16870245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4228039A Pending JPH0649618A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 複層材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0649618A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5282913A (en) * | 1975-12-30 | 1977-07-11 | Suwa Seikosha Kk | Fusionncoat sealing treatment |
-
1992
- 1992-08-03 JP JP4228039A patent/JPH0649618A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5282913A (en) * | 1975-12-30 | 1977-07-11 | Suwa Seikosha Kk | Fusionncoat sealing treatment |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19961210 |