JPH0649678U - 引戸用自動閉扉装置 - Google Patents

引戸用自動閉扉装置

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JPH0649678U
JPH0649678U JP8314692U JP8314692U JPH0649678U JP H0649678 U JPH0649678 U JP H0649678U JP 8314692 U JP8314692 U JP 8314692U JP 8314692 U JP8314692 U JP 8314692U JP H0649678 U JPH0649678 U JP H0649678U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動力伝達ロスが少なくて済み、チェーンま
たはベルト、減速部品あるいは従動プーリー等が不要
で、取り付けが一か所に集約でき取付け作業の効率が高
く、引戸開閉が円滑にできる引戸用自動閉扉装置。 【構成】 引戸DがレールR上を転動する戸車Tにより
懸垂されて開閉される。引戸DとレールRを連結する伸
縮自在リンク10を設けた。自動閉扉手段として、開扉
動作に伴い復帰用スプリング25を圧縮して自閉力を蓄
勢する自閉力蓄勢シリンダ20を引戸Dの上端に備え、
自閉力蓄勢シリンダ20の出力軸21と伸縮自在リンク
10の所要箇所とを直動−回転変換機構を介して連結
し、直動−回転変換機構の直動部材を伸縮自在リンク1
0の伸縮方向に安定してスライドするリニアスライド3
6により支持し、自閉力蓄勢シリンダ20の出力軸の入
出力回転と伸縮自在リンク10の伸縮が連動させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、引戸が戸枠上部のレール上を転動する戸車により懸垂され、開扉動 作に伴い復帰用スプリングを圧縮して自閉力を蓄勢する自閉力蓄勢シリンダによ り自動閉扉され、引戸の開閉に伴う自閉力蓄勢シリンダの作動が円滑に行われる 引戸用自動閉扉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の引戸用自動閉扉装置としては、実公平3−35022号、実公 平3−35023号、実開平3−4880号、実開平3−105684号、特開 平3−43581号、特開平3−43583号がある。実公平3−35022号 と実公平3−35023号の引戸用自動閉扉装置は、チェーン巻掛け機構を必要 としプーリーに自閉力蓄勢機能を持たせているとともに速度制御装置が別途設け られている。実開平3−4880号の引戸用自動閉扉装置は、チェーン巻掛け機 構を必要としその駆動スプロケットに、自閉力蓄勢機能と油圧式速度制御機能を 一体に備えた自閉力蓄勢シリンダの出力軸が歯車減速機構を介して連結されてい る。実開平3−105684号と特開平3−43581号と特開平3−4358 3号の引戸用自動閉扉装置は、チェーン巻掛け機構を必要としその駆動スプロケ ットが、自閉力蓄勢機能と油圧式速度制御機能を一体に備えた自閉力蓄勢シリン ダの出力軸に固定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の装置は、いずれも引戸と制動装置あるいは引戸と自閉力蓄勢部をつ なげる駆動伝達手段として、チェーン、タイミングベルトあるいはロープが用い られ従動スプロケット(従動プーリー)を配設させる必要があった。また、チェ ーンやベルトを用いることにより取り付けが面倒であるばかりでなくその張力調 整が必要不可欠であった。さらにまた、実開平3−4880号は、駆動軸の回転 を減速させるための減速部品が不可欠で構造が複雑であり、チェーンによる駆動 伝達方式であることから、自閉力伝達ロスが大きく効率が極めて悪いものであっ た。
【0004】 本考案は、上述した点に鑑み案出したもので、駆動力伝達ロスが少なくて済み 、チェーンまたはベルト、減速部品あるいは従動プーリー等が不要で、取り付け が一か所に集約でき、取付け作業の効率が高く、引戸の開閉に伴う自閉力蓄勢シ リンダの作動が円滑に行われる引戸用自動閉扉装置を提供することを目的として いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を解決するための手段として、引戸Dが戸枠上部に設け られレールR上を転動する戸車Tにより懸垂されて開閉されるようになっていて 、自動閉扉手段として、開扉動作に伴い復帰用スプリング25を圧縮して自閉力 を蓄勢する自閉力蓄勢シリンダ20が備えられた引戸用自動閉扉装置において、 自閉力蓄勢シリンダ20が引戸DまたはレールRもしくは戸枠Wへ取付けられる とともに、両端が引戸DとレールRもしくは引戸Dと戸枠Wをつなぐように連結 される伸縮自在リンク10が設けられ、自閉力蓄勢シリンダ20の出力軸21と 伸縮自在リンク10の所要箇所とが直動−回転変換機構を介して連結され、該直 動−回転変換機構の直動部材が伸縮自在リンク10の伸縮方向に安定してスライ ドするように設けられたリニアスライド36に支持され、自閉力蓄勢シリンダ2 0の出力軸の入出力回転と伸縮自在リンク10の伸縮が連動するようになってい ることを特徴とする引戸用自動閉扉装置を提供するものである。
【0006】
【作用】
今、開扉していくと、引戸Dを懸垂する戸車TがレールR上を転動する。開扉 力は、伸縮自在リンク10に伝わり、該伸縮自在リンク10が伸長(または収縮 )していき開扉動作を保障する。また開扉力は、自閉力蓄勢シリンダ20の出力 部より入力して、自閉力蓄勢シリンダ20の復帰用スプリング25が自閉力を蓄 勢していく。引戸Dから手を離すと自閉力蓄勢シリンダ20の復帰用スプリング 25の蓄勢復帰力(自閉力)が伸縮自在リンク10に伝達され、蓄勢復帰力が伸 縮自在リンク10を収縮する圧縮力(または伸長する伸長力)となる。従って、 伸縮自在リンク10が収縮(または伸長)し、これに連動して引戸Dを懸垂する 戸車TがレールR上を転動し閉扉が行われる。上記の場合、自閉力蓄勢シリンダ の出力軸21と伸縮自在リンク10の所要箇所とを連結している直動−回転変換 機構の直動部材がリニアスライド38によって安定した動きを保障されるので、 自閉力蓄勢シリンダ20の出力軸21の入出力回転と伸縮自在リンク10の伸縮 の連動が円滑に行われ、もって引戸開閉が円滑に行われる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の引戸用自動閉扉装置の第一実施例を図1(a),(b)、図2 (a),(b),(c)及び図3を参照して説明する。図1(a),(b)、図 2(a),(b),(c)に示すように、この実施例の引戸用自動閉扉装置は、 引戸Dが戸枠上部に設けられたレールRより該レールRを転動する戸車Tを介し て懸垂され開閉されるようになっており、伸縮自在リンク10の両端が引戸Dと レールRの引戸閉鎖端側をつなぐように連結され、自動閉扉手段として、開扉動 作に伴い復帰用スプリング25を圧縮して自閉力を蓄勢する自閉力蓄勢シリンダ 20がブラケット30を介して引戸閉鎖端側の戸車Tに固定されている。伸縮自 在リンク10は、リンク伸長時に菱形のリンク間隙間を横一列に形成するように 多数個のリンク部材をクロス状に連鎖してあることにより伸縮自在であるように 構成されている。伸縮自在リンク10は、リンク左端のピン軸11が図において 右側の戸車Tに付設された軸受装置31に枢着され、またリンク右端のピン軸1 2がレールRの引戸閉鎖端側に付設された軸受装置32に枢着されている。引戸 Dの巾寸法が大きく伸縮自在リンク10が長くなるときは、レールR上を転動す る一個または複数個の補助ローラ33を伸縮自在リンク10の中途に均等間隔に 設けて、伸縮自在リンク10の荷重を支え伸縮自在リンク10の中撓みを防止す ることが、伸縮自在リンク10を円滑に伸縮させる上で好ましい。自閉力蓄勢シ リンダ20の出力軸21に固定された外部ピニオン34と、外部ラック35とが 噛合され、自閉力蓄勢シリンダ20へ取り付けられたリニアスライド36が外部 ラック35を支持している。該リニアスライド36は、直動ブロック36aが固 定ブロック36bに対して直動ベアリング36cを介して直動される構造であり 、該固定ブロック36bが自閉力蓄勢シリンダ20に対し相対移動不能に取り付 けられ、外部ラック35が、ラック支持板37を介して直動ブロック36aに支 持されているとともにラック連結板38を介して伸縮自在リンク10の左から二 番目のリンククロス枢着点にピン軸13で連結支持されている。従って、リニア スライド36は、外部ラック35に対し外部ピニオン34へ安定して噛合し得る ように保障している。こうして、外部ラック35が外部ピニオン34と伸縮自在 リンク10の両方に連結されているので、引戸Dの開閉に伴う伸縮自在リンク1 0の伸縮が、自閉力蓄勢シリンダ20の出力軸21の入出力回転と連動するよう になっている。閉扉状態のとき、伸縮自在リンク10が縮小状態、また自閉力蓄 勢シリンダ20が自閉力の蓄勢が最も小さい状態となるように取り付けられてい る。なお、伸縮自在リンク10と自閉力蓄勢シリンダ20は化粧ケースMで隠蔽 されており、メンテナンスは蓋部分M’を持ち上げて行うようになっている。
【0008】 図3に示すように、自閉力蓄勢シリンダ20は、開扉動作に伴い出力軸21が 回動し出力軸21に一体に形成された内部ピニオン22とピストン23に一体に 形成された内部ラック24の噛合を介して移動するピストン23に圧縮されて復 帰用スプリング25が自閉力を蓄勢するとともにピストン23の開扉方向の移動 工程及び閉扉方向の移動工程において該ピストン23の速度が油圧制御されるよ うに構成されており、シリンダ筐体26の下面壁にはピストン23を所要に変速 制御する三つ調整弁F, H, Jが設けられている。この実施例の自閉力蓄勢シリ ンダ20は、引戸の上端に取り付けられている。
【0009】 自閉力蓄勢シリンダ20は、シリンダ筐体26内にピストン23が嵌挿され、 ピストン23が開扉時にストロークする側のシリンダ前室Aに復帰用スプリング 25が収容され、ピストン23の中途に横にくり抜いたピストン内室Qの壁面に 刻設された内部ラック24が、ピストン内室Qを貫通して上下両端をシリンダ筐 体26に軸支された出力軸21に一体形成された内部ピニオン22と噛合され、 出力軸21の下側外端が外部ピニオン34と固定されており、開扉を行うと、出 力軸21が回動し内部ピニオン22と内部ラック24の噛合を介して移動するピ ストン23に復帰用スプリング25が圧縮され、該復帰用スプリング25が自閉 力を蓄勢するようになっているとともに、扉から手を放すと、復帰用スプリング 25の蓄勢復帰力(自閉力)によりピストン23が復動され、出力軸21が復帰 回動するようになっている。そして、ピストン23が開扉方向に移動するときは 、シリンダ前室Aの圧力が高まるとともにシリンダ後室Bの圧力が低くなりピス トン23に内蔵する第一逆止弁Cは閉、第二逆止弁Dは開となり、ピストン23 が移動工程の中途に至るまでは、シリンダ前室Aの作動油が、シリンダ前室Aの 壁面に刻設された溝Eを通ってピストン内室Qを通りさらに第二逆止弁Dを通っ てシリンダ後室Bへ流動するようになっており、もってピストン23の高速移動 が保障されており、引き続き、ピストン23が移動工程の中途に至り溝Eを塞い だ時点以降は、シリンダ前室Aの作動油が、調整弁Fを備えていて流量が小さく 絞られた第一油路Gを通って溝Eに至りピストン内室Q、第二逆止弁Dを通って シリンダ後室Bへ流動しピストン23の中途以後の移動工程が保障される。従っ て、ピストン23の開扉が急速に行われるときは、ピストン23が溝Eを塞ぐ中 途位置に至った時点で、シリンダ前室Aの作動油のシリンダ後室Bへの流量の絞 りが大きくなり、ダンパー作用、すなわちバックチェックがかかるようになって いる。他方、ピストン23が閉扉方向に移動するときは、シリンダ後室Bの圧力 が高まるとともにシリンダ前室Aの圧力が低くなりピストン23に内蔵する第二 逆止弁Dは閉、第一逆止弁Cは開となり、移動工程の初期にあっては、シリンダ 後室Bの作動油が第二油路Iを通って流量が適量に調整された調整弁Jを通りピ ストン内室Qに至りさらに第一逆止弁Cを通ってシリンダ前室Aへ流動し、もっ てピストン23が第一速復帰移動を行うようになっており、続く移動工程の中期 にあっては、シリンダ後室Bの作動油が第三油路Kを通って調整弁Jを通りピス トン内室Qに至りさらに第一逆止弁Cを通ってシリンダ前室Aへ流動し、ピスト ン23が第一速復帰移動を引続き行うようになっており、さらに続く移動工程の 末期にあっては、シリンダ後室Bの作動油が第三油路Kを通ってさらに流量が小 さく絞られた調整弁Hを通って第二油路Iを通りピストン内室Qに至りさらに第 一逆止弁Cを通ってシリンダ前室Aへ流動し、もってピストン23が第二速復帰 移動を行うようになっていて全閉に近いなったときの引戸Dの閉扉速度の減速を 保障している。
【0010】 次に、上記構成の実施例の作動を説明する。今、開扉していくと、引戸Dを 懸垂する戸車TがレールR上を転動する。すると、伸縮自在リンク10は、引戸 DとレールRをつないでいるから伸長していくことになり、伸縮自在リンク10 の図中の左端と軸受装置31とを連結している連結ピン11と、伸縮自在リンク 10の図中の左から二番目のリンククロス枢着点とラック連結板38とを連結し ている連結ピン13との距離が離間していく。他方、自閉力蓄勢シリンダ20は 引戸Dと一体に移動するから、自閉力蓄勢シリンダ20と軸受装置31との位置 関係に変化は生じない。このため、外部ラック35が外部ピニオン34に対して 図1(a)において右方向に移動して外部ピニオン34を回転することになる。 従って、開扉により伸縮自在リンク10が伸長していくと、自閉力蓄勢シリンダ 20の出力軸21が回転して復帰用スプリング25が自閉力を蓄勢していく。こ うして開扉していくと、全開の所要手前までは、速やかに開扉することができ、 全開の所要手前にくるとバックチェック機能が作用し、開扉動作にブレーキがか かり減速する。このように、この実施例の自閉力蓄勢シリンダ20は、バックチ ェック機能が併有しているため、急激な開扉においても引戸Dが枠部材に衝突し 衝突音が発生したり引戸Dが脱落したりする問題が解消され安全性が確保される 。そうして、引戸Dから手を離すと油圧式速度制御シリンダの出力軸21が復帰 用スプリング25の自閉力により復帰回動し、出力軸21が上記とは反対方向に 回転し、外部ピニオン34が外部ラック35を上記とは反対方向に移動させる。 このため、自閉力蓄勢シリンダ20の蓄勢復帰力が連結ピン13を介して伸縮自 在リンク10へ伝達され、該連結ピン13を連結ピン11に接近させるように作 用することになる。すなわち、自閉力蓄勢シリンダ20の蓄勢復帰力は伸縮自在 リンク10を収縮する圧縮力となる。従って、伸縮自在リンク10が収縮し、該 伸縮自在リンク10の収縮に連動して引戸Dを懸垂する戸車TがレールR上を転 動し閉扉が行われる。閉扉動作は、自閉力蓄勢シリンダ20が第一速機能を発揮 し、全開の所要手前で第二速機能が作用する。
【0011】 図4(a),(b)は、本考案の第二実施例に係る引戸用自動閉扉装置を示 す。この実施例の引戸用自動閉扉装置は、自閉力蓄勢シリンダ20の出力軸の入 出力回転と伸縮自在リンク10の伸縮の連動が第一実施例の場合とは逆に作用す るように、該自閉力蓄勢シリンダ20と該伸縮自在リンク10が装着されている 。すなわち、図4(a)に示すように、左側の戸車Tに付設された軸受装置31 に伸縮自在リンク10の右端がピン軸11により連結されかつ伸縮自在リンク1 0の左端がレールRの引戸開放側に取り付けられた軸受装置32にピン軸12に より連結されていて閉扉状態のときに伸長しており、図4(b)に示すように開 戸すると、伸縮自在リンク10が収縮するようになっている。自閉力蓄勢シリン ダ20は、蓄勢復帰力が第一実施例の場合と同一となるように取り付けられてい る。なお、第一実施例と同一の構成要素について同一符号が付されている。
【0012】 図5及び図6は、本考案の第三実施例に係る引戸用自動閉扉装置を示す。この 引戸用自動閉扉装置は、自閉力蓄勢シリンダ20がレールRの引戸閉鎖端側の端 部に固定され、蓄勢復帰力が第一実施例と一致するように取り付けられている。 自閉力蓄勢シリンダ20の下側に突出した出力軸21に固定された外部ピニオン 34に、伸縮自在リンク10の右から二番目のリンククロス枢着点14に連結さ れた外部ラック35が噛合されている。開扉すると、伸縮自在リンク10が伸長 し、外部ラック35が外部ピニオン34を回転し、出力軸21と一体の内部のピ ニオンとピストンに形成された内部のラックとの噛合を介してピストンが復帰用 スプリングを圧縮して自閉力を蓄勢するようになっている。この実施例の引戸用 自動閉扉装置も、上述した第一実施例の引戸用自動閉扉装置と全く同様に動作す る。なお、第一実施例と同一の構成要素について同一符号が付されている。
【0013】 図7は、本考案の第四実施例に係る引戸用自動閉扉装置を示す。この引戸用自 動閉扉装置は、戸車Tに固定された自閉力蓄勢シリンダ20の水平に突出した出 力軸21に外部ピニオン34が固定され、さらに自閉力蓄勢シリンダ20に設け られたリニアスライド36の直動部材36aに支持された外部ラック35が外部 ピニオン34と噛合され、該外部ラック35がラック連結板38を介して伸縮自 在リンク10の左から二番目のリンククロス枢着点にピン軸13で連結され、伸 縮自在リンク10の左端が図において右側の戸車Tに付設された軸受装置31に ピン軸13で枢着されている。この実施例も、上述した第一実施例の引戸用自動 閉扉装置と全く同様に動作する。なお、第一実施例と同一の構成要素について同 一符号が付されている。
【0014】 図8は、本考案の第五実施例に係る引戸用自動閉扉装置を示す。この引戸用自 動閉扉装置は、戸車Tに固定された自閉力蓄勢シリンダ20の出力軸21に長穴 39aを有するスリット付きレバー39が固定され、さらに自閉力蓄勢シリンダ 20に設けられたリニアスライド36の直動部材36aにスライダー40が支持 され、該スライダー40に突設したピン41が前記スリット付きレバー39のス リット39aに嵌合され、さらにスライダー40がスライダー連結板42を介し て伸縮自在リンク10の左から二番目のリンククロス枢着点にピン軸13で連結 されているとともに、伸縮自在リンク10の左端が戸車Tに付設された軸受装置 31にピン軸11で枢着されていて、引戸Dが開閉すると、伸縮自在リンク10 のリンククロス枢着点間のピッチPが変化する結果、スライダー40が自閉力蓄 勢シリンダ20に対して相対的にスライドしてピン41がスリット付きレバー3 9を揺動して該自閉力蓄勢シリンダ20が所要方向に回動するようになっており 、もって自閉力蓄勢シリンダ20の自閉力と伸縮自在リンク10の伸縮とが連動 して引戸Dの自動閉扉が行われるようになっている。この実施例も、上述した第 一実施例の引戸用自動閉扉装置と全く同様に動作する。なお、第一実施例と同一 の構成要素について同一符号が付されている。
【0015】 図9は、本考案の第五実施例に係る引戸用自動閉扉装置を示す。この引戸用 自動閉扉装置は、伸縮自在リンク10がレールRの引戸閉鎖端側の軸受装置32 と図において右側の戸車Tに付設された軸受装置31とをつなぐように設けられ 、自閉力蓄勢シリンダ20が、ブラケット30を介して図において右側の戸車T に固定され、該自閉力蓄勢シリンダ20の出力軸21が該出力軸21に固定され たクランクアーム43と該クランクアーム43に連結された連接棒44を介して 伸縮自在リンク10の左から二番目のリンククロス枢着点にピン軸13を介して 連結され、かつピン軸13が戸車Tのブラケットに付設されたリニアガイド36 の直動ブロック36aに連結されている。従って、ピン軸13のピン軸11に対 する接近・離隔が安定して行われ、開扉動作に伴う伸縮自在リンク10の伸縮と 自閉力蓄勢シリンダ20の出力軸21の入出力回転が円滑に連動するようになっ ている。
【0016】 本考案の引戸用自動閉扉装置は、図1に示す自閉力蓄勢シリンダ20からバッ クチェック機能が欠落しているものを用いる場合も含むものである。さらに、第 一速機能、第二速機能を備えておらず、自閉力蓄勢機能のみを有する自閉力蓄勢 シリンダを用いる場合も含むものである。さらに、この明細書で示された従来の 引戸用自動閉扉装置に用いられている自閉力蓄勢シリンダ20を用いる場合も含 むものである。自閉力蓄勢シリンダ20は、第一実施例では、第一戸車Tへブラ ケット30を介して固定されているが、実質的に引戸Dの上端に固定されていれ ば良く、また第二実施例では、レールRの引戸閉鎖側の端部に固定されているが 、戸枠W上部の引戸閉鎖側の端部に固定されていても良いのは勿論である。
【0017】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案の引戸用自動閉扉装置によれば、従来用い られたチェーンあるいはベルトが不要となり、当然、その張力調整のための部品 やその調整作業も一切不要となる。また、チェーンやベルトのたるみによる問題 も無くなる。制動装置においては駆動軸の回転を減速させるための減速部品( ギア等)が不要であり、チェーン等の伝達方式を取らないため駆動力の伝達ロス が少なくて済む。従動プーリーの配設やチェーンあるいはベルトの巻き掛け作 業といった広範囲な取付け作業が不要となり、引戸D自閉装置を構成する部品が 一か所に集約されるので取付け作業が簡単容易である。自閉力蓄勢シリンダの 出力軸と伸縮自在リンクの所要箇所とを直動一回転変換機構を介して連結し、直 動−回転変換機構の直動部材を伸縮自在リンクの伸縮方向に安定してスライドす るリニアスライドにより支持した構成なので、自閉力蓄勢シリンダの出力軸の入 出力回転と伸縮自在リンクの伸縮の連動が円滑に行われ引戸開閉が円滑にできる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の第一実施例に係る引戸用自動
閉扉装置の閉扉状態の正面図、(b)は開扉状態の正面
図。
【図2】(a)は図1(b)におけるIIa−IIa断
面図、(b)は図1(b)におけるIIb一IIb断面
図、(b)は図1(b)におけるIIc−IIc断面
図。
【図3】本考案の第一実施例に係る引戸用自動閉扉装置
に使用される自閉力蓄勢シリンダの縦断面図。
【図4】(a)は本考案の第二実施例に係る引戸用自動
閉扉装置の閉扉状態の正面図、(b)は開扉状態の正面
図。
【図5】本考案の第三実施例に係る引戸用自動閉扉装置
の開扉状態の正面図。
【図6】図5におけるVI−VI断面図。
【図7】本考案の第四実施例に係る引戸用自動閉扉装置
の開扉状態の正面図。
【図8】本考案の第五実施例に係る引戸用自動閉扉装置
の開扉状態の正面図。
【図9】本考案の第六実施例に係る引戸用自動閉扉装置
の開扉状態の正面図。
【符号の説明】
D ・・・引戸、 W ・・・戸枠、 R ・・・レール、 T ・・・戸車、 10 ・・・伸縮自在リンク、 20 ・・・自閉力蓄勢シリンダ、 21 ・・・出力軸、 23 ・・・ピストン、 25 ・・・復帰用スプリング、 36 ・・・リニアスライド、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引戸が戸枠上部に設けられレール上を転
    動する戸車により懸垂されて開閉されるようになってい
    て、自動閉扉手段として、開扉動作に伴い復帰用スプリ
    ングを圧縮して自閉力を蓄勢する自閉力蓄勢シリンダが
    備えられた引戸用自動閉扉装置において、自閉力蓄勢シ
    リンダが引戸またはレールもしくは戸枠へ取付けられる
    とともに、両端が引戸とレールもしくは引戸と戸枠をつ
    なぐように連結される伸縮自在リンクが設けられ、自閉
    力蓄勢シリンダの出力軸と伸縮自在リンクの所要箇所と
    が直動−回転変換機構を介して連結され、該直動−回転
    変換機構の直動部材が伸縮自在リンクの伸縮方向に安定
    してスライドするように設けられたリニアスライドに支
    持され、自閉力蓄勢シリンダの出力軸の入出力回転と伸
    縮自在リンクの伸縮が連動するようになっていることを
    特徴とする引戸用自動閉扉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20160045272A (ko) * 2014-10-17 2016-04-27 인제대학교 산학협력단 휠체어 이용자를 위한 여닫이문
CN117211623A (zh) * 2023-09-16 2023-12-12 中山市越海电器有限公司 一种隐藏式门铰结构

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