JPH0649877A - 貯水槽用ボールタップ - Google Patents

貯水槽用ボールタップ

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Publication number
JPH0649877A
JPH0649877A JP20085892A JP20085892A JPH0649877A JP H0649877 A JPH0649877 A JP H0649877A JP 20085892 A JP20085892 A JP 20085892A JP 20085892 A JP20085892 A JP 20085892A JP H0649877 A JPH0649877 A JP H0649877A
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JP
Japan
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water
main
valve body
main valve
flow channel
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Pending
Application number
JP20085892A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaya Minamiyama
貴哉 南山
Masahiko Kurita
真彦 栗田
Hirotoshi Nagaoka
弘敏 長岡
Takao Maeda
恭男 前田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】給水栓本体による給水・止水を確実に行なわせ
る。 【構成】給水栓本体4内に市水供給部に連通する主流水
路50を設ける。給水栓本体4内に給水管5に連通した
副流水路60を設ける。パイロット弁3の開閉に連動し
て開閉する主弁体24を給水栓本体4内に設ける。主流
水路50と副流水路60とを主弁体24の開閉移動にて
開閉される通水路70にて連通する。給水栓本体4に動
作遅延手段Aを設ける。動作遅延手段Aはパイロット弁
3の閉動作後に時間差を持たせて主弁体24にて通水路
70を閉じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯水槽用ボールタッ
プ、特にパイロット式の貯水槽用ボールタップに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、貯水槽に設けられる貯水槽用ボー
ルタップとして種々の構造のものが提供されており、代
表的なものとして図10に示されるようなものがある。
このものは、浮子2の上下動によって流路を直接閉じる
方式で止水が行なわれるようになっており、水位が上昇
すると浮子2が回転運動し、シャフト100にリンクさ
れているテコ101がコマ102を紙面左方向に押圧
し、パッキン103が弁座に押し付けられて止水するよ
うになっている。
【0003】しかしながら、この方式では止水する時の
切れが悪く、いつまでもチョロチョロと水が止まらない
という問題があった。これは貯水槽1内の水が使用され
て水位が低く浮子2が低い位置にあるときにはパッキン
103と弁座との隙間が広いために水は勢い良く貯水槽
1内に溜まっていく。そして、給水によって貯水槽1内
の水位が増してくると浮子2が持ち上げられ、パッキン
103と弁座との間の隙間が狭くなっていく。これによ
って水路が絞られることになるので給水管5から貯水槽
1内への流出水量が少なくなる。そして、流出水量が減
ると水位上昇速度も遅くなり、浮子2の上昇が微量づつ
となり、これによって完全止水になかなか至らないため
である。
【0004】また、上記とは異なる止水機構として本出
願人は先に特願平3−203141号を出願している。
このものはダイアフラムを主弁体とするパイロット方式
のものであり、図11に示されるように主弁体の開閉動
作によって止水または給水が行なわれるようになってい
る。流路は中心部の副流水路60と、その外側に同心円
環状に設けられた主流水路50からなり、その水路の端
には円盤状のダイアフラムと称される主弁体24が設け
られている。そして、主弁体24が主流水路50側及び
副流水路60側の水路を隔てている弁座23に押し付け
られると主流水路50から副流水路60への流路が閉塞
され、吐水が止まる。逆に主弁体24が弁座から離れる
と主流水路50から副流水路60へ流路が形成され、給
水管5を介して貯水槽1内へと吐水されるようになって
いる。
【0005】主弁体24の水路側とは反対側には圧力室
26が設けられており、その圧力室26の端にはパイロ
ット孔27が設けられている。さらに主弁体24の主流
水路50に対向する位置にはダイアフラム孔と称される
通水口35が設けられており、主弁体24の水路側とは
反対側の圧力室26と連通されている。給水、止水の動
作はパイロット孔27の開閉により行なわれる。パイロ
ット孔27が開いているときには主流水路50の水圧に
主弁体24が押され、弁座23との隙間が確保され、給
水される。このとき、水は一部通水口35を通り、圧力
室26を満たしパイロット孔27からも出る。パイロッ
ト孔27を塞ぐと通水口35から圧力室26に入ってく
る水が出ていく経路がなくなり、圧力室26内の圧力が
上昇する。すると主弁体24が水圧で押され、弁座23
との隙間を塞ぐ方向に移動し、主流水路50と副流水路
60を遮断して止水する。
【0006】主弁体24には圧力室26の水圧による力
と主流水路50の水圧による力が作用しており、通水口
35により連通しているので両者の水圧は等しくなって
いる。しかし、圧力室26側の水圧は円盤状の主弁体2
4全体に作用するのに対して、主流水路50側の水圧は
円環状の面積分しか作用しないため、主弁体24を弁座
に押し付ける力が優勢となり、主弁体24と弁座との隙
間がなくなり止水する。
【0007】次にパイロット孔を開くと圧力室26内の
圧力が開放されるために、主流水路50の圧力が優勢と
なり主弁体24と弁座との間に隙間ができ、給水される
こととなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このも
のにあっても、パイロット孔27が完全に塞がれなくと
もパイロット孔27が通水口35より小さくなると止水
されてしまうという問題がある。つまり、貯水槽1内の
水位の上昇に伴って移動する浮子によってパイロット弁
3がパイロット孔27を塞いでいくわけであるが、完全
に塞がれなくても通水口35よりも小さくなると圧力室
26からパイロット孔27を通って流出する量よりも主
弁体24から圧力室26への流入量が多くなり、その結
果、圧力室26の圧力が上昇し、主弁体24は弁座23
に押し付けられて止水するのである。従って、水位が上
昇し、パイロット孔27が塞がれていくが、パイロット
孔27が完全に塞がれる前に主流水路50が主弁体24
によって止水されるため、止水されてもパイロット孔2
7からポタポタと水が滴下するという問題あった。そし
て、時間経過によって滴下する水によって水位が上昇
し、パイロット孔27は完全に閉じられて水は止まるこ
ととなるが、それまでの長時間水の滴下が続くという問
題があった。
【0009】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、給水栓本体による給水・止水を確実に行なわ
せることができる貯水槽用ボールタップを提供しようと
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、貯水槽1内の水面付近に浮遊する浮子
2により開閉されるパイロット弁3を給水栓本体4に備
えたパイロット式の貯水槽用ボールタップにおいて、給
水栓本体4内に市水供給部に連通する主流水路50と、
給水管5に連通した副流水路60とを設け、パイロット
弁3の開閉に連動して開閉する主弁体24を給水栓本体
4内に設け、上記主流水路50と副流水路60とを主弁
体24の開閉移動にて開閉される通水路70にて連通
し、パイロット弁3の閉動作後に時間差を持たせて主弁
体24にて通水路70を閉じる動作遅延手段Aを給水栓
本体4に設けたものである。
【0011】また、給水栓本体4内に配された薄円盤状
の主弁体24の一側方に圧力室26を設けると共に主弁
体24の他側方に主流水路50と副流水路60とを設
け、主弁体24の中央部に対向するように副流水路60
を形成すると共に主弁体24の周端部に対向するように
副流水路60の周囲に主流水路50を形成し、主流水路
50を主弁体24の周端部に沿って対向して配される副
流路51と主弁体24の周端部の一部に直交するように
対向して配される主流路52とで形成し、主流水路50
を形成する主流路52に市水供給部を連通させ、パイロ
ット弁3にて開閉されるパイロット孔27を圧力室26
の端部に設け、主流水路50からの供給水を圧力室26
内に供給する通水口35を主弁体24の端部に設け、こ
の通水口35を主流水路50を形成する副流路51に配
置して動作遅延手段Aを構成するようにしてもよい。
【0012】
【作用】しかして、貯水槽1内の水位の変動に伴って浮
子2が給水管5に沿って上下移動するものであり、貯水
槽1内の水が使用されて水位が下がると浮子2が下降
し、この浮子2の下降によってパイロット弁3が移動し
てパイロット孔26が開かれ、これによって圧力室26
内の水がパイロット孔26から排出されて主弁体24が
開移動し、通水路70によって主流水路50と副流水路
60とが連通されて給水管5より貯水槽1内に給水が行
なわれる。また、給水が行われるに伴って貯水槽1内の
水位が上昇してくると水位の上昇によって浮子2が上昇
し、この浮子2の上昇によってパイロット弁3が移動し
てパイロット孔26が閉じられ、これによって圧力室2
6内に水が溜まった状態となって主弁体24が閉移動
し、主弁体24の移動によって通水路70が遮断される
と共に主流水路50と副流水路60とが遮断された状態
となって貯水槽1内への給水が停止される。そして、止
水時にはパイロット弁3の閉動作後に時間差を持たせて
主弁体24にて通水路70を閉じる動作遅延手段Aを備
えていることによって所定水位まで浮子2が完全に上昇
した状態で主弁体24を閉移動させて止水されることと
なり、パイロット孔27を完全に閉じた状態で主弁体2
4が閉移動させられて止水が行なわれることとなり、主
弁体24の閉移動による止水後にパイロット孔27から
水滴が長時間落ちるようなことがない。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。貯水槽1内に収納配置される貯水槽用ボール
タップは、図1に示されるように給水栓本体4と、アー
ム7を介して給水栓本体4に設けられたパイロット弁3
に連結されたシャフト6と、給水栓本体4より垂下され
た給水管5に挿着されると共にシャフト6に連結固定さ
れた浮子2とで主体が構成されている。
【0014】給水栓本体4は、図1、図4に示されるよ
うに給水部18と吐水部19と、これらを連絡する通水
路20とによって構成されている。また、給水栓本体4
は前端部に通水路20と連通する開口部21が設けられ
ていると共に開口部21と同芯上で且つ開口部21より
小径の主弁座22が設けられ、開口部21が蓋23によ
って閉塞されており、蓋23と主弁座22との間には主
弁体24が設けられている。蓋23は開口部21外周に
螺着された袋ナット25により固定されており、主弁体
24はこの蓋23と開口部21との間において主弁座2
2に対して相対的に挟持されている。ここで、主弁体2
4はゴム板のような弾性を有する部材によって形成され
ている。蓋23は主弁体24に向いて凹状に形成されて
おり、主弁体24の背後には圧力室26が形成されてい
る。ここで、圧力室26の容積は従来例で示した特願平
3−203141号の圧力室よりも大きく形成されてお
り、この空間容積を大きくした圧力室26によってパイ
ロット弁3の閉動作後に時間差を持たせて主弁体24に
て後述する通水路70を閉じる第1実施例としての動作
遅延手段Aが形成されている。また、蓋23には小径な
パイロット穴27が穿設されており、パイロット穴27
を介して圧力室26と給水栓本体4外部とが連通されて
いると共に上記パイロット穴27の蓋23外面側の開口
縁部にパイロット弁座28が突出した状態で形成されて
いる。さらに、蓋23はその外面部にパイロット弁座2
8を挟んで左右に相対向する一対の支持片29aを有す
るアーム取付部29を備えており、アーム取付部29は
袋ナット25を挿通して前方へ延び、上記支持片29a
間にアーム7前端上部を軸着すると共に軸着部30下方
の前端面にはパイロット弁座28に対してパイロット弁
体31が設けられ、アーム7の運動によってパイロット
弁3を開閉するようになっている。アーム7はアーム取
付部29から給水栓本体4を回り込むように一旦横へ出
てからその後、後方へ延び、接続ピン32を介してシャ
フト6に接続されている。給水管5と略平行に配される
シャフト6は上下動自在に給水管5に取付けられた浮子
2の端部に挿通されており、上部は接続ピン32によっ
てアーム7の端部と回動自在に連結されている。上記開
口部21は市水供給部に連通する主流水路50と、給水
管5に連通した副流水路60とで構成されている。副流
水路60は、主弁体24の中央部に対向するように形成
されており、主流水路50は主弁体24の周端部に対向
するように副流水路60の周囲に形成されている。上記
主流水路50は主弁体24の周端部に沿って対向して配
される副流路51と主弁体24の周端部の一部に直交す
るように対向して配される主流路52とで形成されてお
り、主流水路50を形成する主流路52に市水供給部が
連通されている。主流水路50からの供給水を圧力室2
6内に供給する通水口35は主弁体24の端部に設けら
れている。
【0015】角棒材にて形成されるシャフト6にはシャ
フト6の長手方向に沿って所定間隔毎に上下多段に複数
の係止部8が設けられている。この係止部8はシャフト
6の長手方向と直交するように上下多段に通孔8aを穿
設して形成されている。図示された実施例にあってはシ
ャフト6は角棒材にて形成されるようになったものにつ
いて示しているが、このもののみに限定されるものでは
なく丸棒材にて形成されるようになっていてもよいもの
である。
【0016】浮子2は図9に示されるように下面が開口
する箱状に形成されており、端部には給水栓本体4より
垂下された給水管5が挿通される給水管挿通孔33が設
けられており、給水管挿通孔33と近接して給水管挿通
孔33の側方にはシャフト6が挿通される凹溝11aが
凹設され、この凹溝11aによってシャフト挿通孔11
が形成されている。浮子2の上面は一部を除いてほぼフ
ラットとなっており、凹溝11aの上端の開口縁からは
上方に向けて一対の突起9aが突設されている。各突起
9aには上記シャフト6に穿設された通孔8aと略同径
の係止孔12が穿設されている。
【0017】浮子2とシャフト6とを連結固定するクリ
ップ10は、基板14と、基板14の中央より突設され
た係止棒15と、係止棒15と略平行となるように係止
棒15とほぼ同一長さで突設された側板17とで主体が
構成されている。各側板17の基端にはクリップ10を
手で掴みやすいようにするための滑り止め部40が形成
されている。各側板17の先端の内側面には傾斜部34
が設けられ、この傾斜部34によって側板17の先部に
は係止爪16が設けられている。そして、クリップ10
は係止棒15を突起9aに穿設された係止孔12とシャ
フト6に穿設された通孔8aに挿通し、係止爪16を他
方の突起9aに設けられた係止突起13に係止すること
で浮子2とシャフト6とを連結した状態で突起9aに取
付けられるようになっている。ここで、突起9aの係止
孔12とシャフト6の通孔8aとを合致させて係止孔1
2及び通孔8aに係止棒15を挿通することでシャフト
6と浮子2とがクリップ10によって連結されるもので
あるが、突起9aの係止孔12に位置合わせされること
となる通孔8aの位置を任意の位置のものを選んで係止
孔12の位置と合致させ、この通孔8aと係止孔12に
係止棒15を挿入することで浮子2の高さ位置を任意の
高さ位置に設定することができるようになっている。
【0018】浮子2に設けられる一対の突起9aのう
ち、一方の突起9aには側板17に設けられた係止爪1
6が係止される係止凹部41が設けられており、係止凹
部41の基部には傾斜部42が設けられている。他方の
突起9aにはクリップ10を引いた時に係止爪16が抜
け止めされた状態で係合される係止段部43が設けられ
ている。ここで、一方の突起9aの上部には図8に示さ
れるように上方に向けて開放される切り欠き44が設け
られており、シャフト6の通孔8aと突起9aの係止孔
12とを位置合わせする場合に通孔8aと係止孔12の
位置がクリップ10を取付けた状態であっても切り欠き
44を介して斜め上方から見えるようになっており、通
孔8aと係止孔12との位置決めを目視によって簡易に
行なうことができるようになっている。
【0019】そして、浮子2をシャフト6に連結する場
合には図8(a)に示されるように通孔8aと係止孔1
2に係止棒15を挿通するようにして側板17の係止爪
16を突起9aに係止することでシャフト6と浮子2と
が連結されるものであり、浮子2を任意の高さに固定す
ることができるものである。また、浮子2の高さ位置を
変える場合には側板17の基端に設けられた滑り止め部
40を手で掴んでクリップ10を外側方に引くことでク
リップ10の係止棒15が引き抜かれた状態となり、シ
ャフト6の通孔8aと突起9aの係止孔12との連結が
解除されて浮子2がフリーの状態となる。この状態で各
側板17に設けられた係止孔12は突起9aに設けられ
た係止段部43に抜け止めされた状態で係止されること
となり、クリップ10は浮子2より外れることなく浮子
2とシャフト6との連結を解除した状態で浮子2に取付
けられた状態となるものである。ここで、突起9aに設
けられた係止凹部40の基端には傾斜部42が設けられ
ており、この傾斜部42の存在によってクリップ10を
外側方に引くだけで係止爪16が係止凹部40より楽に
外れるようになっている。そして、浮子2の高さ位置を
変えて再度浮子2とシャフト6とを連結する場合にはシ
ャフト6の通孔8aと突起9aの係止孔12との位置を
合わせてクリップ10を内側方に向けて押し込むだけで
クリップ10にてシャフト6と浮子2とを手間取ること
なく簡易に連結することができるものであり、クリップ
10を貯水槽1内に落としたりすることがないようにな
っている。
【0020】そして、浮子2の高さ位置を変える場合に
は浮子2を任意の高さで保持し、この状態で突起9aの
係止孔12とシャフト6の通孔8aとを位置合わせして
通孔8aと係止孔12にクリップ10の係止棒15を挿
入し、側板17の係止爪16を突起9aに設けられた係
止突起13に係止することでクリップ10によって浮子
2とシャフト6とを連結固定することができるものであ
る。そして、シャフト6の下部側に位置する通孔8aの
部分でクリップ10にて浮子2とシャフト6とを連結固
定することで図6(a)に示されるように浮子2の高さ
位置を低くすることができ、これによって貯水槽1内の
水位を低く設定した状態とすることができるものであ
り、また、シャフト6の上部側に位置する通孔8aの部
分でクリップ10にて浮子2とシャフト6とを連結固定
することで図6(b)に示されるように浮子2の高さ位
置を高くすることができ、これによって貯水槽1内の水
位を高く設定した状態とすることができるものである。
【0021】しかして、貯水槽1内の水位が下がって浮
子2が下降するとアーム7が回動してパイロット弁3を
開いて給水が開始されるものであり、また、図7に示さ
れるように水位が上がって浮子2の浮力によってアーム
7が元の位置に戻るとパイロット弁7が閉じられて給水
が停止される。上記ボールタップの動作は従来のパイロ
ット式のボールタップと基本的に同じであるが、図1に
基づいて詳述すると給水部18は、図1中中心付近のD
部の奥方にあり、D部で左に折れ曲がった水は主弁体2
4と主弁座22との間の流水路70を通り、矢印にて示
されるように流れて給水管5より貯水槽1内に供給され
る。ここで、水の一部は通水口35を通り、圧力室26
を満たしパイロット孔27からも出ていく。
【0022】今、パイロット孔27をパイロット弁体3
1で塞ぐと圧力室26の圧力が上昇し、主弁体24が紙
面右方向に押圧される。これによって隙間Eがなくなり
矢印方向への水の流れが止められる。ここで、圧力室2
6と上流側のD部との圧力はダイアフラム孔35で連通
されているために同じものとなっているが、主弁体24
に作用する面積が異なるために主弁体24は紙面右側に
押し付けられることとなる。
【0023】次にパイロット孔27を開放すると圧力室
26内の水は通水口35より排水されて圧力室26の圧
力が下がるために主弁体24は紙面左方向に押され、流
水路70が確保される。従って、貯水槽1内に給水がほ
ぼ完了して浮子2が上昇し、パイロット弁3がパイロッ
ト孔27を塞ぐと給水管5からの吐水が止まり、また、
貯水槽1内の水が使用されて無くなった場合には浮子2
が下がりパイロット孔27が開かれて給水管5より貯水
槽1内に給水が行なわれるものである。そして、止水時
においては動作遅延手段Aの存在によって所定水位まで
浮子2が完全に上昇した状態で主弁体24を閉移動させ
て止水されることとなり、パイロット孔27を完全に閉
じた状態で主弁体24が閉移動させられて止水が行なわ
れることとなり、主弁体24の閉移動による止水後にパ
イロット孔27から水滴が長時間落ちるようなことがな
いようになっている。つまり、パイロット弁3の閉移動
によってパイロット孔27が通水口35よりも小さくな
って圧力室26内に水が溜まりだすと圧力室26内の圧
力が徐々に増加して主弁体24を図1中紙面右方向に押
圧することで主流水路50と副流水路60とを遮断して
止水が行なわれるものであるが、圧力室26内の空間容
積が大きいために圧力室26内の圧力が主弁体24を押
すほど大きくなるまでに時間がかかり、これによってパ
イロット弁3の閉動作後に時間差を持たせて主弁体24
が閉じられるようになっている。そして、圧力室26内
の空間容積を制御することにより時間差(タイムラグ)
を所望の値に設定できるものである。
【0024】また、動作遅延手段Aとしては通水口35
のパイロット孔27の孔径に比べて小さくすることによ
っても形成することができる。つまり、通水口35の孔
径を小さくすると通過する水の圧力損失が増加し、主流
水路50側の水圧が同じであっても圧力室26内に流入
する流量が減ることとなり、圧力室26内の圧力が所要
の圧力まで増加するまでに水が流入するための時間がか
かりタイムラグが増加することとなる。
【0025】図2、図3は動作遅延手段Aの他の実施例
を示すものであり、このものにあっては、通水口35の
配置位置を変えることで動作遅延手段Aを形成するよう
になっている。つまり、主流水路50からの供給水を圧
力室26内に供給する通水口35を主弁体24の端部に
設け、この通水口35を主流水路50を形成する副流路
51に配置し、これによって主流水路50から通水口3
5を介して圧力室26内に流れ込む水量を変化させてタ
イムラグを制御するようになっている。
【0026】市水供給部からつながっている主流路52
は図3に示されるように円環状の主流水路50の内の左
下1/4に相当する部分となっている。給水時には主流
路52からの水は勢い良く主弁体24にぶつかる。そし
て、図2に示されるように流れを反転させて中央部の副
流水路60に流れ込む。ここで、主流路52の流れに対
して直角平面に副流路51が形成されているために水流
は図中(ニ)たけでなく、(イ)(ロ)に別れて流れて
いく。そして、それらの流れが主流路52とは反対の位
置の副流路51の中間部でぶつかり合い(ハ)のように
副流水路60へと流れ込んでいく。実際には流れは整然
としているのでなく各箇所で大小の渦が発生している
が、主な流れは図中矢印に示した通りである。
【0027】従って図中(ホ)(ヘ)(ト)(チ)にお
ける水路内の流れと平行方向の流れの強さは一様ではな
く、(ホ)では一番強く、(ト)はその次に強く、
(チ)(ヘ)では弱くなっている。そして、各位置によ
り流れの強さが異なるために通水口35を設ける位置に
より圧力室26内に流れ込む水量が変わり、タイムラグ
を制御することができるものである。そして、本実施例
では(ホ)の位置ではタイムラグが短くてパイロット孔
27の止水不良は解決せず、(チ)(ヘ)の位置ではパ
イロット孔27の止水不良は解決するが不必要にタイム
ラグが長いため、貯水槽1内の水位が高くなりすぎる。
(ト)の位置では適性なタイムラグが得られた。
【0028】
【発明の効果】本発明は上述のように、給水栓本体内に
市水供給部に連通する主流水路と、給水管に連通した副
流水路とを設け、パイロット弁の開閉に連動して開閉す
る主弁体を給水栓本体内に設け、上記主流水路と副流水
路とを主弁体の開閉移動にて開閉される通水路にて連通
し、パイロット弁の閉動作後に時間差を持たせて主弁体
にて通水路を閉じる動作遅延手段を給水栓本体に設けて
あるので、所定水位まで浮子が完全に上昇した状態で主
弁体を閉移動させて止水されることとなり、パイロット
孔を完全に閉じた状態で主弁体が閉移動させられて止水
が行なわれることとなるものであり、主弁体の閉移動に
よる止水後にパイロット孔から水滴が長時間落ちるよう
なことがなく、給水栓本体の給水・止水を確実に行なわ
せることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す給水栓本体の内部構成
の断面図である。
【図2】同上の他の実施例における通水口の配置状態を
説明する説明図である。
【図3】同上に用いられる主弁体の平面図である。
【図4】同上の全体構成を示す正面図である。
【図5】同上の平面図である。
【図6】浮子の作用を示すものであり、(a)は水位調
整時の浮子の位置が最下位の状態を示す一部破断した正
面図、(b)は水位調整時の浮子の位置が最上位の状態
を示す一部破断した正面図である。
【図7】同上の動作状態を示す正面図である。
【図8】クリップの取付け状態を示すものであり、
(a)は浮子とシャフトとを固定した状態の断面図、
(b)は浮子とシャフトの連結を解除した状態の断面図
である。
【図9】浮子を示すものであり、(a)は正面図、
(b)は側面図、(c)は平面図、(d)は下面図であ
る。
【図10】従来例の一部破断した正面図である。
【図11】他の従来例の一部破断した正面図である。
【符号の説明】
1 貯水槽 2 浮子 3 パイロット弁 4 給水栓本体 5 給水管 24 主弁体 26 圧力室 27 パイロット孔 35 通水口 50 主流水路 51 副流路 52 主流路 60 副流水路 70 通水路 A 動作遅延手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 恭男 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯水槽内の水面付近に浮遊する浮子によ
    り開閉されるパイロット弁を給水栓本体に備えたパイロ
    ット式の貯水槽用ボールタップにおいて、給水栓本体内
    に市水供給部に連通する主流水路と、給水管に連通した
    副流水路とを設け、パイロット弁の開閉に連動して開閉
    する主弁体を給水栓本体内に設け、上記主流水路と副流
    水路とを主弁体の開閉移動にて開閉される通水路にて連
    通し、パイロット弁の閉動作後に時間差を持たせて主弁
    体にて通水路を閉じる動作遅延手段を給水栓本体に設け
    て成ることを特徴とする貯水槽用ボールタップ。
  2. 【請求項2】 給水栓本体内に配された薄円盤状の主弁
    体の一側方に圧力室を設けると共に主弁体の他側方に主
    流水路と副流水路とを設け、主弁体の中央部に対向する
    ように副流水路を形成すると共に主弁体の周端部に対向
    するように副流水路の周囲に主流水路を形成し、主流水
    路を主弁体の周端部に沿って対向して配される副流路と
    主弁体の周端部の一部に直交するように対向して配され
    る主流路とで形成し、主流水路を形成する主流路に市水
    供給部を連通させ、パイロット弁にて開閉されるパイロ
    ット孔を圧力室の端部に設け、主流水路からの供給水を
    圧力室内に供給する通水口を主弁体の端部に設け、この
    通水口を主流水路を形成する副流路に配置して動作遅延
    手段を構成して成ることを特徴とする請求項1記載の貯
    水槽用ボールタップ。
JP20085892A 1992-07-28 1992-07-28 貯水槽用ボールタップ Pending JPH0649877A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10325486A (ja) * 1997-05-26 1998-12-08 Matsushita Electric Works Ltd 貯水槽用ボールタップ
JP2009235804A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Toto Ltd 水洗便器のタンク構造
CN110023268A (zh) * 2016-12-28 2019-07-16 黑崎播磨株式会社 高炉炉床部用砖及使用高炉炉床部用砖的高炉炉床部以及高炉炉床部用砖的制造方法

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CN110023268A (zh) * 2016-12-28 2019-07-16 黑崎播磨株式会社 高炉炉床部用砖及使用高炉炉床部用砖的高炉炉床部以及高炉炉床部用砖的制造方法

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