JPH06500011A - 形質転換された微生物によるメラニンの製造 - Google Patents
形質転換された微生物によるメラニンの製造Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
形質転換された微生物によるメラニンの製造生物要約ポリマーのメラニンの製造
であるメラニン形成は菌類から哺乳類にわたるほとんどの門(phy Ia)に
おいて天然の広範囲にわたる現象である。チロシナーゼ(E、C,1,14,1
8,1)はメラニン形成を触媒することで知られ、そして細菌、菌類、裸子植物
、被子植物、節足動物及びを索動物に存在している。羽、毛、眼、昆虫キューテ
ィクル、果実及び種子において見い出せる黒色、茶色、淡黄色及びチンダルブル
ー色素は通常メラニンであり、そしてチロシナーゼの作用に由来すると考えられ
ている。この酵素は普遍的でない、即ちこれは原核生物においては比較的稀に見
い出され、種々の高等植物においては欠如しており、そして一般的に高等動物に
おける皮膚の特定の細胞に限定されているが、内部組織、例えば原質、眼及び内
耳においても見い出せつる。メラニンは皮膚の光防御機能が知られているが、眼
及び内耳におけるその役割は知られていない。
哺乳類メラニンは2種類の化学分類;ニーメラニン(3,4−ジヒドロキシフェ
ニルアラニン〔ドーパ〕酸化生成物に由来する茶色から黒色の色素)及びフェオ
メラニン(システイニルドーパ酸化生成物由来の赤色から黄色の色素)に分けら
れている。これらの色素の扱いにくい性質はその特徴付は及び定量化を困難にし
ている。人間において、ニーメラニン及びフェオメラニンは均質混合物として存
在し、ニーメラニン対フェオメラニンの比は一般に決定されている。
メラニンの段階的生合成を図1に示す。ニー及びフェオメラニン形成の最初の二
段階はチロシナーゼのチロシンヒドロキシラーゼ(TH)及びドパオキシダーゼ
(DO)活性によって触媒される。
ニー及びフェオメラニン形成は共にドーパキノンへと同一の経路を介して進む。
スルフヒドリル化合物の非存在下において、ニーメラニンが得られる。ドーパキ
ノン及びその後の環化された中間体は一連の非酵素段階を経てニーメラニンを形
成せしめつる。ドーパキノンに至る反応は室温で自発的に進み、そして本来は制
御されていないと考えられている。ニーラミンまでの途中の後ドーパキノン反応
のうちのいくつかに関する速度定数Kが報告されている。
速度定数 K
ドーパキノン シクロドーパ 134S −’(1) H5,4)ドーパキノン
+ ドーパクロム+
シクロドーパ ドーパ 10”S −’M −’(pH7,7)ドーパクロム5
,6−シヒトロキシイントル5,8×1O−sS−I(pH5,1)メラニン形
成の化学的制御は、反応媒体にとって固有な核試薬及び電子試薬による一般的な
酸−塩基触媒又は静電触媒の結果であると考えられている。より明白には、反応
媒体のイオン強度の変化がメラニン形成前駆体及び中間体の極性に影響を及ぼす
ことによって触媒性を制御している。この反応媒体自体は、永久又は誘発化双極
子に影響を及ぼす溶媒−溶質相互作用を生じせしめつる。制御は、pHにおける
変化が反応体又は媒体のイオン化の程度を変えるときも現れる。最後に、反応体
又は媒体の中での分子相互作用、例えば水素結合、二重化又はイオン対形成がメ
ラニン形成を制御しつる。
以下の「メラニン要因」を、メラニンポリマーを定義、特徴付は又は定量しよう
とする際に念頭に入れておかなければならない:1、 メラニン形成はメラニン
を提供するだけでなく、いくつかのrフランクロム」、例えば5,6−シヒドロ
キシインドル、システイニルドーパ及びトリコクロムも提供する。
2 メラニンはより適切にはメラノタンパク質と呼ばれ、そして発色団に密接に
結合しているタンパク質断片より成る。
3、 メラニンは天然において粒子として存在していることが知られ、モして単
離手法はこのメラニン顆粒の性質を不可逆的に変えうることが実証されている。
4、 メラニンのアルカリ過酸化物処理は、メラニン遊離酸(MFA)と呼ばれ
る「可溶化」メラニンをもたらす。
5、 100″C以上に熱すると、メラニンは容易に二酸化炭素を発生せしめる
(この過程はポリマーの中に存在しているアリールカルボン酸残基の脱炭酸化と
考えられている)。
6、 メラニンはイオン交換特性を示し、これは色素の生物学的機能にとって重
要であると考えられている。
動物及び植物系から単離されたメラニンの物理学的、化学的及び生物学的特性を
考慮している報告を含む論文が豊富にある。しかしながら、報告されている単離
技術は不完全に考案されている。これらは化学的に苛酷であり、そしてメラニン
の固有な反応性をほとんど考慮していない。以下の3例は論文に一般的に言及さ
れているプロトコールを示す。
A、 「・・・メラニン化菌類をHPメラノーマより集め、そして次にメラニン
をテトラヒドロフラン(THF)でよく洗って不純物を抽出する。この段階にお
いて、THFは黄色に着色されている。次にこのサンプルを乾かし、そしてアル
カリ溶液、例えばエチレンジアミン水溶液(30/100の容量比)及び/又は
INのNH,OH水溶液に溶かす。大量の12NのHCL水溶液をこのメラニン
溶液に注ぎ入れ、次いてこれを30時間煮沸し、そして沈降するように放置する
。沈殿したメラニンを集め、繰り返し洗い、次いで透析し、そして乾かす。
最後にメラニンをTHFで繰り返し洗い、THFが無色となるまでにし、次いで
乾かす。」 “Chemico −Physical properties
of Melanin(■)°より。
B、「遠心により集めた黒色の沈殿物をIIHcIO中で室温で7日間放置する
。遠心後、このメラニンを1%のHCl、蒸留水、そして最後にアセトンでよく
洗うo J ”The 5tructure of Melantns and
Melanogenesis (II )″より・C,r眼を切開して虹彩、毛
様体及び網膜色素上皮を分ける。これらの画分をプールし、そして蒸留水に懸濁
し、次いでホモジネートする。このホモジネート品を4層のガーゼで濾過し、そ
してこの濾液を等容量の濃HCIと混合して最終濃度6NのHCIとする。この
混合物を24時間攪拌し;この沈殿物を遠心により取り出し、6NのHCIに再
懸濁し、そして48時間還流させる。この沈殿物を水で4〜6回洗い、そして水
に懸濁する。」 Do the Melanins fromBlue and
Brown Human Eyes Differ’ Menon、 I 、
A、ら著、PigmentCell 1981.日本国仙台の第6回国際色素
細胞会議の会報、頁17−22 (1981)より。
以下に叙述するメラニンの仮説的構造は、この50年間にわたる莫大な数のグル
ープの研究を組入れている。参考のため3 wan、 G、 A。
のFortschriffe of Chem 、Org、 Naturst、
x x x 1.552. (1974) ;Proto、 G、のMedi
cal Re5earch Reviews 8 、525 (1988) :
及びIto、 S、 Biochim、 Biophys、 Acta 883
.155 (1986)を参照のこと。
メラニンの研究は生合成の数の多くの経路の発見及び更にはメラニンは関連する
広範囲にわたる種々の化学物質の発見をもたらした。
菌類メラニンは壁結合メラニン及び細胞外メラニンとして見い出されている。メ
ラニン化菌類のほとんとの菌糸、分生子及び菌核の壁は二枚の異なる層、即ち、
電子半透明な内層及び電子−密集顆粒を含む外層を有することか明らかとなって
いる。集められた証拠は、これらの顆粒がメラニンであることを示している。W
heeler、IJ、 H。
らεXpMyco1.3 、340 (1979)。細胞外メラニンは細胞壁か
ら離れて合成される。これらは二つのメカニズム、即ち(a)媒体の中へと分泌
されるフェノールオキシダーゼ(時折りフェニルオキシダーゼと呼ばれる)によ
るフェノール顕化合物の酸化、及び(b)自己酸化により、又は自己溶解中に放
出される酵素のいづれかによる、媒体の中へと分泌されるフェノール類の酸化に
よってフェノールから合成される。Wheeler、 M、 H,らのCan
J、 Microbiol 、24.289(1978)。
チロシナーゼを分泌する菌類又は細菌はまわりの媒体の脱色を引き起こす。この
脱色はチロシンを媒体に付加することによって増強されうる。Ho1lis、
J、 P、のPhytopathology 42.273 (1952) ;
Nurudeen、 T、 A、らのJ、 Cl1n、 Microbiol、
10.724 (1979)。細胞外メラニンはアクチノマイセテス(Act
inomycetes)、 1N菌及び菌類において見られる。細胞外チロシナ
ーゼの製造又は分泌をコントロールする遺伝子はステレブトマミセス スカビエ
ス(Streptomycesscabies)[Gregory、 K、 F
、らJ、 Bacteriol、 87.1287 (1969)]及びリゾビ
ウム フx−ズオリ(Rhizobium phaseoli)株1233 E
Beynon。
J、 L、ら、J、 Gen Microf+io1.120.421 (19
80)]におけるプラスミド上で見い出されている。ビブリオ コレラ(Vib
rio cholerae)におけるチロシナーゼ遺伝子は染色体上にある。B
e1l A、 A、らAnn。
Rev、 Phytopathol、24.411 (1986)。
あるメラニン経路において、ニーメラニンの合成はチロシンによって仲介され、
これはこの生合成における最初の2段階を触媒せしめることが一般的に認められ
ている。この初期反応はチロシンのヒドロキシル化を含んでいる。酸素原子がチ
ロシンのヒドロキシル基の隣に取り込まれ、3.4−ジヒドロキシフェニルアラ
ニン(DOPA)が作られる。次にチロシナーゼはDOPAからドーパキノンへ
の変換を触媒する。生成されるドーパキノンは生理学的なpHでは安定でない。
[111のアミノ基は環化してシクロドーパをもたらし、次いでこれは赤色化合
物ドーパクロムへと直ちに酸化される。次の段階は5゜6−ジヒドロキシインド
ール(DI(0をもたらすための転移及び脱炭酸化であるか、又は脱炭酸化を伴
わないで5.6−シヒドロキシインドールー2−カルボン酸(DHICA)をも
たらすことである。ニーラミンはドーパキノン、ドーバクaム、DH【及びDH
rCA又はそれらの組合せの重合により生成される。これらは動物における茶色
色素を生成する。Mason、 H,S、、 J、 Biol、 Chem、
172. 83 (1948) ;及びPawelek、 J、 M、らAm、
Sci、 70.136 (1982)。Cr1ppaら、TheAlkal
oids 36 、253 (1989)、Academic Press N
、 Y、、 N、 Y、。
動物の赤色、茶色及び黄色色素であるフェオメラニンはシステイニルDOPA混
合物のポリマーであり、これはシスティンとチロシンの混合物に由来する。Fi
tzpatrjck、 T、 B、らの、Biology and Disea
−ses of Dermal Pigrnentation、頁3、東京大学
出版、東京。トリクロムもメラニンとともに分類され、なぜならそれらは黄色、
赤色及び紫色の色素であり、そしてチロシンの酸化に由来するからである。
窒素を微量に又は全く含まないアロメラニンはフェノール系前駆体、主としてカ
テコール及び1,8ジヒドロキシナフタレンから生成される。
チロシナーゼだけがメラニンを製造する酵素ではない。菌類の外壁において見い
出されている酵素、ラッカーゼはDOPAの酸化にとって重要である。ラッカー
ゼはチロシンを容易には酸化しないであろう。Simon、 L、 T、ら、J
、 Bacteriol、 137.537 (1979) 、色素製造器官に
存在するその他の酵素はクリプトコツカス ネオホルマン(Cryptococ
cus neoforman)のフェニルオキシダーゼ、並びにカテコール オ
キシダーゼ及び植物のその他のポリフェノール オキシダーゼである。Moye
r、 A、 M、ら、Phytochem、 18.193 (1979)。
γ−グルタミニルー3,4−ヒドロキシベンゼン(GDHB)メラニンは、アガ
リカス ビスポラス(Agaricus bisporus)におけるチロシナ
ーゼのその作用によって、γ−グルタミニルー4−ヒドロキシベンゼン(GHB
)から合成される。Hegnauer、 Hら、Exp、 Mycol、9゜2
210ウステイラゴ メイデイス(Ustilago maydis)はカテコ
ールをメラニンへと代謝せしめるものと考えられている。U、メイデスの冬胞子
(Teleospore)は、0,04で固定した際に、高電子密度のメラニン
を提供する。Patgieter、 H,J、ら、J、 Bacteriol、
91゜1526 (1966)。
1、 8−ジヒドロキシナフタレン(DHN)メラニンの生合成はペンタケチド
より提供される。種々の中間体が生じ、その中にはl、3゜6.8−テトラヒド
ロキシナフタレン、シタローン、1. 3. 8−トリヒドロキシルナフタレン
、バーメローン(vermelone)、ジヒドロキシナフタレン、ジヒドロキ
シナフタレンl、l−ダイマー及びジヒドロキシナフタレン2.2−ダイマーが
含まれる。突然変異はりダクターゼ又はデヒドラターゼ酵素の排除をブロックし
、そして酵素阻害剤、例えばトリジクラゾールは大量の迂回産物の発生を起こさ
せる。Wheeler、 M、 H,ら、Arch、 Microbiol、
142.234 (1985) ;及び5tipanovic、 R,D、ら、
Pe5tic、 Biochem、 Physiol、l 3゜198 (19
80)。
培養条件は種々の微生物の間で変わる。ある微生物における細胞外メラニンの製
造は、チロシンの濃度がその飽和点であるO、 1%にまで上昇するに従って増
大することが示されている。このパーセンテージはチロシンにおいて超飽和であ
ると考えられている。Ho1lis。
J、 P、 (1952)、前記。酵母自己分解物及びカゼイン加水分解物は、
0.1%のチロシンを含む培地の中でのステレブトマイシス スキャHo1li
s、 J、 P、(1952)、前記。
メラニンの製造は種々の炭素源により抑制されることも示されている。特定の炭
素源は微生物によって異なる。Nurudeen、 T、 A、 ら(1979
)、前記は、培地の中でのグルコースの濃度の増大は全ての血清型のクリプトコ
ツカス ネオホルマンの色素沈着を引き下げるこ素を製造する。C,ネオホルマ
ンのフェニルオキシダーゼはチロシに、色素製造細菌であるグルコノバクタ−オ
キシダン(Glucono−bacter oxydans)はグルコース及び
チロシンの存在下においてメラニンを製造するが、炭素源としてスクロース、フ
ルクトース、ツルPavlenko、 G、 V、ら、Microbiolog
y USSR50、539(1981)。
数種の菌類が細胞外外来性メラニンを製造することで知られてい質、炭水化物及
び脂質に由来する。合成は培地の中へのチロシナーゼの分泌を必要とする。
ストレプトミセス属の数多くの種が、mel遺伝子座がらのチロシBernan
、 V、らGene 37.101 (+985)) 、そして推定ORF 4
38タンパク質(M r = 14.754)及びチロシナーゼ(M r =
30.612)をコードする解放解読枠(0RF)を含むことが示されている。
ORF 438及びチロシナーゼはS、アンチビオチカスの中で同一のプロモー
ターによって転写されるものと考えられ、そしてこの両方の遺伝子はメラニン製
造にとって必要である。Bernan、 V、ら(1985)前記。遺伝子的証
拠に基づき、ORF 438タンパク質はチロシナーゼのトランス作用与してい
るか、又は銅をアポチロシナーゼに運搬するメタロチオネイン様タンパク質とし
て働きうるちのと考えられている。Bernan。
■、ら、(1985)前記; Lee、 Y、 −H,W、ら(1988)前記
。S、ゲラウセセンス(S 、 glaucescens)のmel配座はチロ
シナーゼの上流にほぼ同一のORF配列を有し、それはおそらく類似の機能とし
て働くであろう。Huber、 M、らBiochemistry 24603
8 (1985) ; Huber、 M。
らNucleic Ac1ds Res、l 58106 (1987)。しか
しながら、0RF438タンパク質の存在は生体内では確認されていない。
天然のE、コリはチロシナーゼ遺伝子を育さず、且つメラニンを製造しない。ス
トレプトミセス リビダンス(Streptomyces l1vi−dons
)のチロシナーゼ遺伝子をコードするプラスミドp[J703のBclrフラグ
メントがプラスミドYEp13の中のBam81部位にクローンされており、そ
してE、コリ(E、coli) HBIOIの中に形質転換されている。検出可
能なチロシナーゼの発現又はメラニンの発現は認められていない。Nayak、
K、ら、Indian Journal of Biochemistry&
Biophysics 25.515 (1988)。
Kwonの承認された米国特許第4.898.814号はヒトチロシナーゼのc
DNAクローンを開示し、そしてE、コリの中でのcDNAの発現にょるヒトチ
ロシナーゼの作成の方法を請求の範囲としている。
グラム陰性海洋細菌であるシエワネラコルウェリアナ(Shewane−11a
colwelliana)におけるメラニンの製造は、粗抽出物の中のL−D
OPA合成物を測定することによって分析されている。メラニン合成物をコード
する領域は地図化され且つシーケンス化されている。
−組の解放解読枠(0RF)が見つけられている。一方のORFはチロシナーゼ
遺伝子に相当することが見い出されている。下流のORFは未知の機能のポリペ
プチドをコードする。下流ORFの欠失は、チロシナーゼ遺伝子によって形質転
換せしめたE、コリにおける色素沈着に何ら効果を及ぼさないことが見い出され
ている。Fuqua、 W、ら、Abstract、 American 5o
ciety for Microbiology Washington、 D
、 C。
Branch of George Mason IJniversity (
1990)。
発明の概要
本発明はメラニン、その前駆体及びその類似体(以降、メラニンとして一般的に
呼ぶ)を製造するためのプロセスに関する。本発明により、メラニンは培地1リ
ットル当り乾燥重量的0.2グラム以上の量において製造される。メラニンの高
められた製造は、増殖培地の組成を操作することにより、及び/又は発酵条件を
希薄化することにより、及び/又は微生物と遺伝子操作にかけることにより、及
び/又はメラニンを製造するよう突然変異誘発することによって達成されうる。
メラニンを製造する微生物は、それが由来する微生物について当業界において知
られる種々の培地の中で一般に増殖するであろう。しかしなから、増殖培地は、
メラニンの生産性を高めるため、又はメラニン前駆体もしくは誘導体の生産を誘
発するため、及び/又はメラニンの生産に陰性的な影響を及ぼす要因を欠損せし
めるための特定の要因の付加によって高められつる。更に、微生物によって製造
されたメラニンの組成は、その増殖培地の中へと導入された前駆体によってコン
トロールされうる。
適切なる微生物は当業界における数多くの常法による突然変異誘発及び/又は形
質転換によって製造される。突然変異誘発は数多くの方法によって行われ、それ
には例えば輻射及び突然変異誘発化学物質への暴露が含まれる。メラニン前駆体
の変換を触媒する酵素、及び所望の宿主の中での発現のための適当なプロモータ
ーをコードする遺伝子を含むベクターが、メラニンを製造しないか、又は商業的
に不満足な量においてメラニンを製造するいづれかの微生物を形質転換させるた
めに用いられる。
(pBGC620,3)を含むE、コリ発現プラスミド。アンピシリン耐性遺伝
子(AMP)、T7プロモーター(T7)およびリポソーム結合部位(RBSI
およびRBS2)がボックス内に示されている。チロシナーゼ(pBGc619
)または0RF438 (pBGC620,3)の最初の7つのコドン(大文字
)を経たRBSI (下線)からのベクター配列は、5 ’ −aaggaga
tatacatATGGCTAGAATTGCCATGGCC−3’である。チ
ロシナーゼ(pBGC620、3)のATC開始コドンを経たRB2 (下線)
からのS、アンチバイE、コリ細胞の5DS−PAGE、(A )リファンピシ
ンの存在下で生体内で合成されたタンパク質の(”S)メチオニンオートラジオ
グラフ(レーン1、p8Gc629 、レーン2、pT7−7ブクタ一対照;レ
ーン3、pBGc620.2 ;レーン4、pBGc620.3 )。図示した
フィルムは2時間露出である。(B)クーマシーブルー染色ゲル(レーンl、p
T7−7ベクタ一対照; レーン2、pBGc619 ; レ−ン3、pace
620.2 ;レーン4、pBGc620.3)。分子量マーカーの位1t(k
D)が左側に、そしてチロシナーゼ(tyr)と0RF438(orf)の位置
が右側に示されている。
pBs1024. pBs1025およびpBS1026)の遺伝子作製プロト
コール。
[N7.チロシナーゼおよび0RF438を生産する形質転換E、コリ細胞の5
DS−PAGE。
本発明は、メラニン、並びにメラニン、それらの前駆体およびそれらの誘導体(
以後総称的にメラニンと呼ぶ)の生産方法に向けられる。本発明によれば、増殖
培地II!あたり約0.2 gより多い乾燥重量においてメラニンが生産される
。この増強されたメラニン生産は、増殖培地の構成を操作することにより、そし
て/または醗酵条件を弱めることにより、そして/または微生物を遺伝子操作す
ることにより、そして/またはメラニンを生産させるための突然変異誘発により
、達成することができる。本発明は、(a)微生物を形質転換せしめてチロシナ
ーゼおよび/またはメラニンの生産能力または増強された生産能力を有する微生
物を製造することができる、遺伝子、プロモーター、シグナル配列および調節配
列: (b)メラニンの生産能力または増強された生産能力を有する微生物:
(C)微生物を用いたメラニンの生産方法: (d)’微生物の培養物からのメ
ラニンの単離方法; (e)増殖培地11あたり約0.2gより多い乾燥重量に
おいてメラニンを生産することができる増殖培地および培養条件、を包含する。
明細書および請求の範囲の明確且つ一貫した理解(用語に与えられる範囲を含む
)を与えるため、次の定義を提供する。
メラニン:メラニンは反応性中間体の重合により生産される重合体である。その
重合機構としては、自動酸化、酵素触媒酸化およびラジカル開始重合が挙げられ
るが、それらに限定されない。反応性中間体は前駆体から化学的にまたは酵素的
に生産される。適当な酵素としては、ペルオキシダーゼおよびカタラーゼ、ポリ
フェノールオキシダーゼ、チロシナーゼ、チロシンヒドロキシラーゼまたはラッ
カーゼが挙げられるが、それらに限定されない。反応性中間体に変換される前駆
体はヒドロキシル化芳香族化合物である。適当なヒドロキシル化芳香族化合物と
しては、1)芳香族または多環式芳香族炭化水素のフェノール、ポリフェノール
、アミノフェノールおよびチオフェノール(例えばフェノール、千ロジン、ピロ
ガロール、3−アミノチロシン、チオフェノールおよびα−ナフトールであるが
それらに限定されない):2)芳香族複素環式または多複素環式炭化水素のフェ
ノール、ポリフェノール、アミノフェノールおよびチオフェノール(例えば2−
ヒドロキシピロール、4−ヒドロキシ−1,2−ピラゾール、4−ヒドロキシピ
リジン、8−ヒドロキシキノリンおよび4.5−ジヒドロキシベンゾチアゾール
であるがそれらに限定されない)が挙げられるが、それらに限定されない。
活性化物質タンパク質;酵素の活性および/またはメラニン形成を変更、活性化
または増強する遺伝子産物。それは、トランス活性化因子として、アポ酵素にイ
オンを輸送するメタロチオネイン様タンパク質として、または細胞からの酵素の
分泌において機能し得る。
例えば、0RF438遺伝子およびチロシナーゼコード配列の3′側のORFは
、記載の方法の全てにおいてメラニン形成を増強する活性化物質タンパク質をコ
ードする。
メラニンを生産する微生物は自然界に広く分布している。例としては、ストレプ
トミセス(Streptomyces>、リゾビウム(Rhizobium)、
アガリカス(Agaricus)、ウスチラゴ(Ustilago)、クリプト
コツカス(Cryptococcus)、グルコノバクタ−(Gluconob
acter) 、シュードモナス(Pseudomonas) 、キサントモナ
ス(Xanthomonas) 、コクリオボラス(Cochliobolus
)、プレオスポーラ(Pleospora) 、アルターナリア(Altern
aria)、アウロバシジウム(Aurobasidium)、ボトリチス(B
otrytis)、クラドスポリウム(Cladosorium) 、ジブロブ
イア伊とplocfia) 、スクレロチウム(Sclerotium)、ベル
チシリウム(Vertic−illium) 、ユーロチウム(Eurot i
um)、アスペルギルス(Aspergi flus)、スタキボトリス(St
achybotrys)、ヘンダーソヌラ(Hendersonu la)、ス
トレプトベルチシリウム(Streptoverticillium)およびミ
クロ%ノスポーラ(Micromonospora)が挙げられるが、それらに
限定されない。
数種の微生物は、遺伝子操作してメラニンを生産できるようにすることができる
。そのような微生物としては、ストレプトミセス(Streptomyces)
、エスチェリシア(Escherichia) 、t<シラス」−cillus
) 、ストレプトコッカス(Streptococcus) 、サルモネラ(S
almonella)、スタフ40コツカス(Staphylococcus)
およびビブリオ(Vibrio)が挙げられるが、それらに限定されない。
細胞外メラニン並びにそれらの誘導体および前駆体は、それらが合成された培地
から容易に取り出せるため、微生物中での工業顔料生産が可能である。
メラニンまたはメラニン類似体を生産する微生物は改変によって増大させること
ができる。一般的改変としては、プラスミド挿入および突然変異が挙げられる。
突然変異は当業界で常用される様々な手段によって達成される。微生物を紫外線
もしくはガンマ線照射または変異原性化学物質に暴露することができる。
上述したように、本発明は、培地11あたり約0.2グラムより多量、特に約0
.5グラムより多量、好ましくは約1.0グラムより多量、最も好ましくは約2
.0グラムより多量における、増強されたメラニン生産に向けられる。この増強
は、微生物の増殖条件、例えば培地の構成の変更または醗酵の弱化により、およ
び/または遺伝子操作および/または突然変異により、達成することができる。
A、増殖条件
使用する培地の基本組成は多数の考慮すべき事項に依存する。培地は通常、メラ
ニン生産用に増殖させる微生物に類似した微生物を増殖させるための当業界で既
知である培地から選択される。様々な炭素源および窒素源が利用可能でありそし
て相互に交換可能である。
増殖を増強するために、微生物の特定の要求を考慮し且つそれらの要求に応じる
。例えば、微生物は特定のアミノ酸の存在を要求することがある。全ての微生物
は金属イオン、例えば銅やマンガンイオンを要求するが、それらの濃度条件にお
いて異なる。微生物は成る種の代謝産物の存在によって阻害される。阻害は微生
物ごとに広範に異なる。
微生物の代謝的要求に加えて、メラニン生産を増強するために利用可能である基
質を考慮すべきである。前駆体の存在が、メラニンの生産量を増加させるかまた
は生産されるメラニンの組成を変更してその色もしくは分子量を変えることがあ
り、または他の望ましい生産物の生産をもたらすことがある。チロシナーゼは銅
を要求する。
従って、培地を毒性化することなく該酵素の補因子として働くのに十分な濃度で
微量金属が存在しなければならない。
醗酵培地の温度は微生物の最適増殖にとって重要である。典型的な土壌微生物は
約103〜約30°Cにおいて良好に増殖するが、一方E、コリは37℃で最適
に増殖し、そして高熱性微生物は50℃付近およびそれより高温で最も良く増殖
する。
培地のpHは通常6.8〜7.2に維持される。同じく微生物の要件を提供する
緩衝剤がしばしば選択される。培地のpHを維持するのを助けるためにしばしば
リン酸緩衝液が使われる。
酸化的微生物は通気を要求する。小さい容器中では攪拌または振盪で十分である
。大きい醗酵容器では、酸素を系中に散布させ、そして羽根車が最適な溶解酸素
レベルを与えるのに十分な速度で培地を攪拌する。最適な溶解酸素レベルはある
種の微生物について20〜90%付近であろう。
メラニンの生産を増強する1つの手段は、増殖培地の変更によるものである。本
出願人は、幾つかの要因を変更してメラニン生産を大きく増加させることができ
ることを発見した。第一の要因は醗酵条件を弱めることである。これは、培養さ
れる微生物に対する酸素利用可能性を高レベルに維持することによって達成され
る。利用可能な酸素が低レベルであったりまたは攪拌の程度が低かったりした場
合、メラニンの収量は減少する。第二の要因は、適当な基質の存在、例えばチロ
シンを含むカゼイン氷解物またはカゼインペプトンの存在である。それらの基質
のいずれかがメラニン生産にとってカザミノ酸よりも優れていることが発見され
た。第三の要因は前駆体の存在である。1.6g/lの千ロジン濃度で最高の収
量が得られることがわかった。第四の要因は、リプレッサーとして作用する炭水
化物または他の物質を培地から削除することである。
メラニンの生産を調節または増強する第二の手段は、活性化因子および/または
他のDNA調節配列、例えばチロシナーゼ遺伝子の3′調節配列を含めることで
ある。後述するように、p[J702からのmet遺伝子座は、活性化因子コー
ド配列とチロシナーゼコード配列を含む。3′調節配列はS、アンチビオチカス
(S、antibioticus)株由来のmet領域を含むE、コリ中でのメ
ラニン生産を調節するのにも有用であった。
一般に、微生物の培養物を上記の選択した培地中で増殖させて、所望のレベルの
メラニンを生産させる。メラニン生産は、様々な時間間隔で、400 nmにお
いて(OD、。。)無細胞培地の光学濃度(OD)を測定することによって観察
される。OD <。。はメラニンの収量に正比例する。OD、。。をモニタリン
グし、そしてODが平らになった時、培地を収集する。メラニンを生産するE、
コリ培養物では、ODを60OnInで読んだ。
S、リビダンス(S、 1ividans) TK 64 (p[J702)を
増殖させる培地を変更することにより、メラニン生産の大きな増加を達成するこ
とができる。メラニン経路の代謝リプレッサーを欠く培地を考案することにより
、メラニン生産を固定容積のバイオリアクター中で約100mg / 1から約
4.0g/I!またはそれ以上に増加できることが有益にも発見された。遺伝子
変更されたE、コリを使ったメラニンの生産レベルも同様である。
本発明は、窒素源を1または複数のメラニン前駆体豊富にした増殖培地を包含す
る。更に該培地はグルコースを欠いている。カゼイン氷解物またはカザミノ酸を
使ったよりもカゼインペプトンを使った方がより高いメラニン生産が達成される
ことがわかった。培地からグルコースを除去することによりストレプトミセス・
リビダンス(Streptomyces rividans)中でのチロシナー
ゼ生産が増強されることも発見された。この効果には少なくとも2つの説明が可
能であるが、本出願人はこれらの説明には縛られない。グルコースはS、リビダ
ンスにとって好ましい炭素源およびエネルギー源であるかもしれない。可能な説
明は、グルコースがメラニン生産の生化学経路においてチロシナーゼまたは他の
成る酵素の代謝的阻害剤であるというものである。
ストレプトミセス株を使ってメラニンを生産する場合、約103〜約107、好
ましくは約10’〜約10@個の胞子/−の接種材料が高いメラニン収量をもた
らす。加えて、約24〜48時間齢の中間対数期にある出発培養物を、10%容
積まで醗酵容器に添加することができる。寒天指示プレート〔指示プレートにC
u5Oa ・5H20(0,2mM)とL−チロシン(0,3g#)を補足した
〕上でのメラニン生産のためには、コロニーを30℃で一晩増殖させ、次いで4
2°Cで1時間させ、そして可視色素形成を考慮した30℃での追加の増殖(3
時間または一晩)を行った。液体培養におけるメラニン生産の場合、−晩培養物
(30°C)を新鮮なLB培地中に1:50希釈し、30°Cで5時間増殖させ
、42°Cの振盪水浴に30分間移し、次いで継続した一晩増殖のため30℃に
戻した。液体培養におけるメラニン生産もCuSO4・5H20とL−チロシン
を要求した。
メラニン(メラニン類似体を含む)を生産することに加えて、微生物の培養はチ
ロシナーゼおよび関連ORFのタンパク質生産物をもたらす。培養する微生物に
依存して、チロシナーゼは細胞内もしくは細胞周辺腔内に見つかるか、または培
地中に排出され得る。チロシナーゼの生産は、チロシナーゼおよび関連する01
2F生産物それ自体の回収、または酵素バイオリアクターもしくは細胞バイオリ
アクターといったバイオリアクター中で利用されるチロシナーゼおよび関連する
ORF生産物を含む微生物、特にE、コリ、の回収を可能にする。次いで、メラ
ニン前駆体から反応性中間体を製造することが可能であり、それはまた別の効用
を見出すことができる。
メラニンおよびメラニン類似体が生産されるような様々な前駆体を増殖培地に添
加することによってメラニンの組成を変えることができる。外因性前駆体を培地
に添加するとメラニン類似体が生産される。研究者らにより下記に挙げられるよ
うな(ただし限定ではない)適当な前駆体が発見されている:
■−システィンエチルエステル 3−ニトロ−L−チロシン3−フルロ−DL−
チロシン 3−メトキシ−し−チロシンし一プロリン (±)−シネフリン
DL−m−チロシン 3−ヨード−L−チロシン3.4−ジヒドロキシ桂皮酸
グリシル−し−チロシンL−3,4−DOPAメチルエステル DL−オフドパ
ミン4−ヒドロキシインドール チラミン
L−システィン L−メチオニン
5.6−ジメト牛ジインドール (−)−アルテレノールD−DOPA 5−ヒ
ドロキシトリプタミンし一チロシンエチルエステル 硫酸プロタミンL−チロシ
ン L−DOPA
および前駆体の組合せ。
それらの前駆体の利用を通して、メラニンの化学的性質並びにメラニンの色(赤
、青、緑、黒、茶、橙、紫および黄色を含むがそれらに限定されない)を変える
ことが可能である。その上、培地に例えば金属イオンを加えることにより、様々
な色のメラニンを生産することができる。
B、遺伝子操作
下記の記載を考慮して当業界で公知の技術を使って、本発明のキメラ遺伝子およ
びベクターが作製されそして微生物を形質転換するのに使われる。適当な技術は
Maniatis、 Tら、Mo1ecular Cloning。
第1版、Co1d Spring Harbor Laboratory、 N
ew York (1982) ;ioo巻(1983)、第101巻(198
3)、第118巻(1986)および第152−S、 B、他纏、 Kluwe
r Academic Publishers、 Dodrecht (198
8)中に(1972)並びに前に挙げた参考文献中に記載されている。Hope
wood。
D、 A、ら、”Genetic Manipulation of Stre
ptomyces : A Labora−tory Manual”、 Th
e John Innes Foundation、 Norwich、 En
gland(1985)。
当業界で常用される様々な方法のいずれかにより、任意の源からDNA断片を単
離しそして調製することができる。例えば、DNA配列は、ゲノムクローンの遺
伝子バンクからまたは単離した染色体DNAから直接単離することができる。制
限エンドヌクレアーゼは、制御され、倍位特異的で且つ予想可能な様式で、DN
Aを消化、分析および制限することを可能にするため、有用である。例えばEC
ORIによる消化から得られるDNA配列は、プラスミドDNA中のEcoRI
認識部位のところの開口部にぴったり合うだろう。相補的(「粘着」)末端はT
4DNAリガーゼにより接着することができる。
消化されたDNAは、ポリアクリルアミドまたはアガロースゲル電気泳動により
分子量に基づいて分離することができる。電気泳動ゲル上で分離されたDNA断
片は、多数の当業界で公知の方法によって同定することができる。それらをタン
パク質またはRNAと結合せしめ、電気泳動により同定することができる。それ
らをゲルから硝酸セルロース濾紙に上方移行せしめた後、RNAまたはDNAプ
ローブにより探査することができる。RNAまたはDNAプローブは放射性種ま
たは検出可能な酵素を担持している。Sm1th、 G、ら、Anal、 Bi
ochem。
109、123 (1980) :およびS’outhern、 E、 M、、
J、 MaL、 Biol、 98゜503 (1975)。合成オリゴヌク
レオチドDNAプローブは、通常、長さが約12塩基以上である。DNAまたは
RNA試料の配列が既知であるならば、正確なプローブを合成することができる
。Lathe、 R,、J。
Mat、 Biol、、 183.1 (1985)。アガロースゲル上で分離
しそして硝酸セルロース上にブロッティングしたDNA断片に、ニックトランス
レーションにより作製した22p−標識DNAプローブをハイブリダイズせしめ
ることができる。この方法はサザンブロットハイプリダイゼーションとして知ら
れている。Wahl、 G、ら、Proc、 Natl、 Acad。
りまたは化学合成により調製することもできる。
メラニンの生産を触媒する酵素のアミノ酸配列が既知であるならば、DNA配列
を化学合成することができる。幾つかの従来技術を使って該酵素のアミノ酸配列
を決定することができる。アミノ酸配列の一部分を決定しそしてそれを使って逆
転写用プライマーを調製することができる。DNA配列は該酵素の特定のアミノ
酸配列をコードすることができる。あるいは、DNA配列は該酵素の全部または
一部分をコードする配列を含むことができる。例えば、DNA配列がチロシナー
ゼの全アミノ酸配列をコードすることができ、またはチロシナーゼのアミノ酸配
列の実質的部分をコードすることができる。
DNA配列は該酵素をコードするもの以外のアミノ酸を含む融合タンパク質をコ
ードすることもできる。チロシナーゼ遺伝子は、ストレプトミセス・アンチバイ
オチフスDNAからBcl Iでの消化によってクローニングされている。DN
A断片を、Bcl Iで開裂したprL37にまたはBam H[で消化したp
lJ41に連結せしめた。次いで連結混合物を用いてストレプトミセス・リビダ
ンス1326を形質転換せしめた。
Katz、 E、ら(1983)前掲。その上、チロシナーゼ遺伝子はメラニン
を生産する任意の生物体から単離することができる。特に、ヒト毛包、メラニン
細胞または黒色腫、イカ、赤雄鶏、細菌および真菌から単離することがてきる。
例えば、ヒトチロシナーゼ遺伝子は米国特許第4.898.814号に記載され
たようにして得ることができる。
形質転換ベクタ一
本発明のベクターは、メラニンの製造を触媒する酵素をコードするDNAを含む
ベクターである。そのDNAは、意図された宿主又は外来性DNAに生来であり
得る。外来性DNAは、形質転換されるべき生物に天然では見出されない又はそ
れに対して外来性であるDNAである。それは宿主生物を形質転換するためにク
ローニングベクター中に挿入され得る。本発明の外来性DNAは、天然でメラニ
ンを製造する生物のDNAに由来し、又はそのDNAに対して実質的な配列相同
性を有する。本発明のベクターは、標準技法により製造される。出発材料として
利用され得る適切なベクターは、当業界において既知である。
ベクターの構成は、適切な宿主、たとえばE、コリ(E、 Co11)において
行われ得る。メラニンの形成を触媒する酵素をコードするDNA配列は、従来の
手段により得られ、そして微生物の形質転換のために適切ないづれかのベクター
中に挿入される。
前記酵素又はその一部をコードするDNA配列は、その酵素が正しく発現される
ような態様で適切なベクター中に挿入される。換言すれば、そのDNA配列は、
正しいアミノ酸配列が宿主におけるDNA配列の発現に基づいて生成されるよう
に正しい配向で且つ読み枠を整合して配置される。従来の技術によれば、特定の
宿主微生物において操作可能なプロモーター及び所望する酵素をコードするDN
A配列を含むキメラ性DNA配列が一般的に構成される。そのキメラ性DNA配
列は、さらに、宿主において操作可能な3′非−コード配列も含むことができる
。キメラ性DNA配列は、既知の宿主形質転換ベクターの制限部位中に、前記酵
素をコードするDNA配列を挿入することによって適切なベクター内で現場調製
され得る。他方、そのキメラ性遺伝子は、形質転換ベクターを生成するために、
まず構成され、そして次に、ベクター中は挿入される。そのベクターは、酵素の
高められた生成を導くエンハンサ−配列及び/又は強いプロモーターを用いるこ
とによってさらに変性され得る。
典型的なベクターは、耐抗生物質性のための/又は複数のマーカー遺伝子、複製
の起点、及び制限フラグメントをクローニング又はサブクローニングするための
種々の有用な制限部位を含むベクターである。多くの微生物、たとえばストレプ
トミセス(Streptomyces)及びE、コリ(但しこれだけには限定さ
れない)を形質転換するために有用である多くの数のベクターがこれまでに記載
されて来た。
たとえば、Cloning Vectors、 Pouwels、 P、 H,
など、ElsevierScience Publishers Amster
dam (1985)を参照のこと。
多くの数の天然に存在するストレプトミセスのプラスミドがこれまで記載されて
いる。2種のそのような単離体、すなわち5LP1.2及びplJlolは、一
連の有用なプラスミドベクターの基礎を形成して来た。Thompson、 C
,J、など、、 Gene 20. 5 [1982)。5LP1.2 が最大
の検出されるメンバーである5LPIフアミリーのプラスミドが、S、コエリカ
ラー(S、coelicolor) A 3 (2)との相互特異的接合の後、
S、リビダンス 66 (S、 1ividans)において自律的レプリコン
として発見された。5LPIレプリコンは、S、コエリヵラーゲノムに組込まれ
るが、しかし種々の長さの隣接するDNAと共に切断され得、S、リビダンスに
おいて自律的になる。その5LPIプラスミドは、S、リビダンスにおける染色
体当たり4〜5のコピー数で安定して存在し、そして狭い宿主範囲を有する。
8、9 k b (7)フラスミFplJ101カS、’) ヒダンスl5P5
434 j:発見され(Kieser、 J、など、、 Mo1. Gen、
Genet、 185.223 (1982)、そして広範囲の種類のストレプ
トミセス種に接合的にトランスファーされ得る。類似する性質を有するが、しか
し小さい誘導体(たとえば、p[J102)が、プラスミドから単離された。K
ieser、 T、など(1982)前記を参照のこと。プラスミドprJ10
1は、はとんどの宿主において同等の染色体当たり100〜300のコピー数及
び2.1kb以下の最小のレプリコンを有する。耐薬物性決定基を担持する誘導
体はベクターとして作用するように構成されており、そしてE、コリとストレプ
トミセスとの間のシャトルベクターとして使用され得るキメラ性プラスミドが利
用できる。
適切なファージφC31は、ストレプトミセス内に広い宿主範囲を有し、そして
部位特異的組込み出来事を通してS、コエリカラ−A 3 (2)を溶原化する
。Lomovshaya、 M、など、、 Bacteriol Rev、 4
4゜206 (1980)を参照のこと。42.4kbまてのDNAは種々のフ
ァージ粒子内にパッケージされ得るが、しかし32kb(多くても)のDNAは
プラーク形成のために不可欠な遺伝子情報を含む。欠失を含むφC31の誘導体
はベクターとして使用され得、そして組換えファージは、溶菌的に増殖され得、
又は適切なストレプトミセス株を溶原化するために使用され得る。
種々のストレプトミセスからクローン化された制限数の遺伝子は、ベクターの構
成において重要であった。S、フラジアエ(S、 fradiae)からのアミ
ノグリコシドホスホトランスフェラーゼ遺伝子、S、フラジアエからのアミノグ
リコシド アセチルトランスフェラーゼ遺伝子(aac)及びS、アズレウス(
S、 azureus)からのリポソームRNAメチラーゼ遺伝子(チオストレ
プトン−耐性(tsr)を付与する)は、挿入性不活性化を可能にするベクター
を生成するために対で組合して使用されて来た。つい最近、チロシナーゼ遺伝子
、すなわちmet(この生成物はチロシンからのカッ色メラニン色素の合成を支
配する)がS、アンチビオチカス(S 、 antibioticus)からク
ローン化され、そして組換え体の眼での認識を可能にするベクターを構成するた
めに使用されて来た。Katz、 E、など、 、 (1983)前記を参照の
こと。
プラスミドベクターprJ702は、広範囲のストレプトミセス中へのDNAの
一般化されたクローニングのために有用であり、それは組換えプラスミドを含む
形質転換体コロニーの眼での認識を可能にする。
ベクターplJ702は、遺伝子選択のだめのチオストレプトン耐性法定期、t
sr及びその生成物がチロシンからのカッ色メラニン色素の合成を指図するチロ
シナーゼ遺伝子、melを含む。mel遺伝子の挿入不活性化は、非メラニン−
生成形質転換体を導き、そして損なわれていないmel遺伝子座は暗カッ色コロ
ニーを生成する。Bgl IF。
Sac I及びsph rのためのユニーク部位は、mel遺伝子に存在する。
そのベクターはまた、組換え体の容易な認識を伴わないが、Kpn I又はPs
t Iにより生成されるDNAフラグメントをクローニングするために使用され
得る。BamHI及びXho [のためのユニーク制限部位はクローニングのた
めに利用できず、そしてそのユニークC1a I部位での挿入はtsr遺伝子を
不活性化し、遺伝子選択を排除する。そのベクターのコピー数は40〜300で
ある。
p[J702ベクターは、S、アズレウスからの1.1 k bのBat Iフ
ラグメントから成り、tsr遺伝子(Thompsonなと、(1982)、前
記)、S。
リビダンス(S 、l 1vidans)プラスミドplJ102 (Kies
er、 T、など。
(1982)、前記)からの3.0kbの2種の隣接するBa1Iフラグメント
及びmel遺伝子を含むS、アンチビオチカスからの1.55 k bのBal
Iフラグメントを含む。
pBR322誘導のプラスミドは、E、コリ形質転換に使用するためにひじょう
に一般的である。それらは、E、コリが都合良く形質転換される場合、耐抗生物
質性を付与する1対の耐抗生物質性遺伝子を有する。典型的には、DNAセグメ
ントの挿入は、1つの耐抗生物質性遺伝子が不活性化されるように行われる。次
に、選択は、第2の遺伝子により付与される耐抗生物質性を示すE、コリについ
て選択することによって達成される。Bolivar、 F、など、、Gene
2. 95(1977) ;及び5utclift、 J、、 Proc、 N
atl、 Acad、 Sci、、 USA 75゜3737 (1978)を
参照のこと。
形質転換ベクターのもう1つの例はバクテリオファージである。
M13シリーズは、一本鎖環状DNAを含む変性された繊維状E、コリバクテリ
オファージである。MBシリーズは、β−ガラクトシダーゼのための1acZ遺
伝子を担持し、そして青色を生成するためにガラクトース相同Xgalを代謝す
る。1acZを遺伝子のアミノ末端に位置するポリリンカー配列中へのクローン
された挿入体の配置がその遺伝子を不活性化する。MB及び不活性化されたIa
cZ (クローン化された挿入体を表わす)を担持する微生物は、それらの青色
の欠失により活性1acZ遺伝子及びMBを担持する微生物と区別され得る。M
es−sing、 J、など、、 Proc、 Natl、 Acad、 Sc
i、、 USA 74.3642 (1977) ;及びMessing、 J
、、 Methods in Enzymology、第1ot巻、20 (1
983)を参照のこと。
他の形質転換ベクターは、プラスミドのpUCシリーズである。それらは、耐ア
ンピシリン性遺伝子及びpBR322からの複製の起点、並びにE、コリの1a
cZを遺伝子の一部を含む。lac領域は、MBシリーズにおける部位と同一の
制限エンドヌクレアーゼ認識部位のポリリンカー配列を含む。pUCシリーズは
、それらがクロラムフェニコールにより増幅され得る利点を有する。DNAフラ
グメントがlac領域中にクローン化される場合、Iac遺伝子は不活性化され
る。pUCプラスミド及び不活性化された1acZ遺伝子を含むE、コリがイソ
プロピルチオガラクトシド(IPTG)及び5−ブロモ−4−クロロ−3−イン
ドリルβ−D−ガラクトピラノシド(Xgal)の存在下で増殖される場合、そ
のコロニーは白色である。それがpUCプラスミド及び活性1acZ遺伝子を担
持する場合、そのコロニーは青色である。
Vieiva、 J、など、、 Gene 19.259 (+982)を参照
のこと。細菌は、当業界において知られている手段により形質転換される。
微生物の形質転換
ストレプトミセス属は、アクチノミセタレス(Actinomycetales
)目の細菌の3種の好気性属の1つである。ストレプトミセスは、ダラム陽性、
菌糸状、胞子形成細菌である。いくつかの天然に存在するストレプトミセスのプ
ラスミドが記載されている。ストレプトミセス リビダンスTK64は、チロシ
ナーゼ遺伝子を有さず、そしてメラニンを生成しない。プラスミドplJ702
は、チロシナーゼ遺伝子を有し、そして高いコピー数のプラスミドである。これ
は、染色体上にチロシナーゼ遺伝子を有する株よりもチロシナーゼ生成において
少なくとも3倍の上昇をもたらす。プラスミドpIJ702も、細胞外メラニン
の生成のための高い可能性にストレプトミセスリビダンスTK64を形質転換す
るために使用された。形質転換は、当業界において標準の手段により行われる。
同様に、チロシナーゼ遺伝子は、種々の宿主微生物を形質転換するために有用で
あるベクター中への挿入の後、種々の微生物を形質転換するために使用され得る
。
Bluescript(Stratagene、 Lajolla、CAから得
られた)は、β−ガラクトンダーゼ色彩インジケーター及びlacプロモーター
を有するpUC誘導体である。Bluescriptプラスミドは、チロシナー
ゼ遺伝子を挿入することによって変性された。この変性されたプラスミドは、着
色されたコロニーを形成するE、コリを都合良く形質転換するために使用された
。
E、コリにおける高レベルのメラニン生成は、S、アンチビオチカスのmel遺
伝子底からの0RF5’と共にチロシナーゼ遺伝子の同時発現を必要とすること
が見出された。prJ702におけるmel遺伝子座は、0RF438と命名さ
れるORF及びチロシナーゼ遺伝子の両者を含む。S、アンチビオチカスATC
C8663のmel遺伝子座は、S、アンチビオチカスIMRU3720のme
t遺伝子座に対して高い程度の相同性を育する。S、アンチビオチカスATCC
8663は、p[J702を生成するために使用されるS、アンチビオチカス[
MRU3720株とは異なる株である。
S、アンチピオチカスATCC8663からのチロシナーゼ遺伝子の配列決定は
、S、アンチビオチカス[MRU3720とは異なるいくつかのヌクレオチドを
示した。新規のこれまで記載されていない配列3′〜チロシナーゼコード領域か
同定され、クローン化され、そして配列決定された。その3′配列の部分は、チ
ロシナーゼ活性化物質として作用する。その新規3′配列は、メラニン形成して
関与する機能的タンパク質をコードする指定上の読取り枠を含む。
T7/E、コリチロシナーゼ発現システムがクローンし、そしてS、アンチビオ
チカスATCC8663チロシナーゼ遺伝子領域を同定するために使用された。
そのT7/E、 コリチロシナーゼ発現システムは、ストレプトミセスプラスミ
ドクローニングよりも多くの利点、たとえば高い割合の形質転換、急速なメラニ
ン検出、続< DNA抽出の容易性及びサブクローニング、地図形成及びDNA
配列決定の操作を付与する。
T7/E、コリチロシナーゼ発現システムは、T 7 RNAポリメラーゼをま
たは生成するE、コリの宿主株においてクローンされた遺伝子の選択的転写を方
向づけるバクテリオファージエフプロモーターベクターを用いる2種のプラスミ
ドT7プロモーター/T7ポリメラーゼシステムである。Tabor、 S、な
ど、、 Proc、 Natl、Acad。
Sci、 USA、82.1074 (1985)を参照のこと。
誘発されたチロシナーゼ遺伝子を含む組換えE、コリ細胞は、銅及び千ロジンに
より補充される場合、寒天プレート上に及び液体培地にメラニン色素を生成した
。しかしながら、0RF438の発現は、E、コリにおける高レベルのメラニン
生成のために必要とされることが見出された。さらに、3′調節配列の存在はま
た、メラニン生成を増強する。
E、コリに38(pGPl−2)中に形質転換される場合、たとえばプラスミド
pBGc620.3は、0RF438の翻訳のためのバクチリオフ了−ジT7リ
ポソーム結合部位(RBS l )を使用し、そしてチロシナーゼの翻訳のため
の純粋なS、アンチビオチカスRBS2を使用するキメラ性ピーシストロン性(
bi−cistronic)転写体を付与する。pGPl−2は、PLプロモー
ターにより駆動されるT 7 RNAポリメラーゼをコードする。プロモーター
が42℃でのヒートショックにより活性化される場合、その誘発されたT 7
RNAポリメラーゼは、T7プロモーターの後ろに、pT7−7にクローン化さ
れて遺伝子を選択的に発現する。pGPl−2はまた、選択可能マーカーとして
耐カナマイシン性遺伝子を含む。両プラスミドを有する二重形質転換体は、それ
ぞれ100μg/mlでアンピシリン及びカナマイシンを有するLuria B
roth(L B)寒天プレート上で30℃で選択された。
E、コリにおけるメラニンの生成は、T7プロモーター及びリポソーム結合部位
の制御下にチロシナーゼ遺伝子、及び図17に示されるように別のT7プロモー
ター及びリポソーム結合部位の制御下にORF 、たとえば0RF438を配置
することによって高められ得る。この配置において、メラニンの生成は、上記及
び図4に示される配置を育するI)BGC620,3によるメラニンの生成より
も、少なくとも4倍及びたぶん10〜15倍まで高められる。
メラニン色素中への導入のために他の前駆体化合物、たとえば上記列挙の化合物
をスクリーンすることは、T7/E、コリチロシナーゼ発現システムを用いて可
能である。その得られるメラニン相同体は、ユニークな色彩及び他の化学的特徴
のために選択される。E、コリのアミノ酸生合成路において過剰生成性変異体を
同定するために、添加される前駆体の不在下で、増強されたメラニン生成につい
てスクリーンすることが可能である。組換えE、コリ細胞におけるメラニン表現
型についてスクリーンする能力は、新規のメラニンの生成、及び変性された触媒
性質を有するチロシナーゼのタンパク質構築のための新規機会を付与する。
突然変異誘発
突然変異は、メラニンを生成できる微生物において誘発され得る。
突然変異は、メラニンの生成の低下、上昇又は未変化を導くことができる。メラ
ニンの増強された生成を導(突然変異が選択される。
突然変異は、放射線、たとえば紫外線又はγ線、並びに化学的突然変異誘発物質
、たとえば臭化エチジウム及びエチルイタンスルホネートを包含する当業界にお
いて知られている技法により誘発され得る。
C,メラニンの精製
メラニンを、室温及び100°Cで0.5NのNauHにより細菌細胞から精製
した。着色された画分は、(1)酸及び塩基に溶解性であり;(2)エチルアル
コール及び塩基に溶解性であり:そして(3)塩基にのみ溶解性であることが見
出されたo Pavlenko、 G、 V、など、 (198)、前記を参照
のこと。
溶解性メラニンを、培地から抽出し、そして精製することができる。これは、ま
ず、細胞及び粒状物質を濾過又は遠心分離により除去することによって行われ得
る。濾過が使用される場合、種々の濾過方法、たとえばガラスウールを通しての
濾過が当業界において知られている。遠心分離が使用される場合、5.OOOX
gで通常十分である。次にメラニンは、pH2〜4、好ましくは約3で沈殿せし
められる。沈殿されたメラニンは、濾過又は遠心分離により除去される。そのメ
ラニンは、高いpH1すなわち約7.0〜約9.0のpH1好ましくは約8.0
のpHでの連続的な再溶解及び低いpHでの沈殿、続く濾過又は遠心分離により
洗浄される。メラニンはまた、分子量濾過、たとえば逆浸透を用いて濃縮され得
る。塩沈殿は、低いpHでのメラニンの沈殿と同じように効果的である。
本発明はさらに、次の非制限的な例により例示される。
チロシナーゼの精製
チロシナーゼを、ストレプトミセス培養物における増殖培地中に分泌する。チロ
シナーゼは、E、コリにおいて細胞内に保持される。
細胞内チロシナーゼは、文献において十分に定義された標準方法によりE、コリ
から精製され得る。Sambrookなど、 Mo1ecular C,nin
g(1989)を参照のこと。
0RF438タンパク質の精製
0RF438タンパク質は、E、コリにおいて細胞内に保持され、そして標準方
法に従って精製される。さらに、精製はFast ProteinLiqnid
Chromatography(FPLC)を通して達成される。
次の例において生成されるメラニンは、次の方法により増殖培地から精製される
。
培養物をガラスウールを通して濾過し、菌糸を除去した。他方、粒状物質及び細
胞を、5.000Xgでの遠心分離により増殖培地から除去した。メラニンを含
む培地のpHを、Hclにより約3.0に減じた。沈殿されたメラニンを、6.
800 Xgでの遠心分離により除去した。次に、沈殿物を除去し、そしてp
H8,0で再溶解した。その再溶解されたメラニンを、滅菌された蒸留水により
その液体の値を二倍にすることによって洗浄した。沈殿、除去、再溶解及び洗浄
の工程を、いづれかの非沈殿性不純物を実質的に除去するために4度くり返した
。生成物を、所望により、200°Cで48時間、オーブンにおいて乾燥せしめ
る。
例2は、メラニンの従来技術の生成を示す。その方法は、Hopwo−od、
D、 A、など、、 ’Genetic Manipulation of S
treptomyces : ALaboratory Manual” Th
e John rnnes Foundation (1985)から取られる
。
ストレプトミセス リビダンスTK64 (plJ702)によるメラニンの製
造。
増殖培地の調製
MMT培地を、下記のようにして次の成分から調製した。
MM培地:
L−アスノロラギン 0.5 g
K2HPO40,5g
MgSO,・7HJ O,2g
FeSOa ” 71h8 0.01 gH,01000rnl
前記成分を水に溶解し、NaOHにより7.0〜7.2のpHに調整し、その1
00 dを500−のフラスコ中に入れ、そして20分間オートクレーブ処理し
た。
次に滅菌された原液を調製した:
I Difcoカサミノ酸(30%)(50x原液)* グルコース(50%)
(50X原液)* CuSO4” 5H20(0,50%)(1000x原液)
L−チロシン(3%)(33,3X原液)L−ロイシン(5%)
* Tiger Milk
L−アルギニン(0,75%)
L−シスチン (0,75%)
L−ヒスチジン(1,0%) (133,3x原液)DL−ホモセリン(0,7
5%)
L−フニエルアラニン(0,75%) 溶解しないL−プロリン(0,75%)
白色のミルクの様な溶液アデニン(0,15%) を完全に形成するウラシル
(0,15%)
ニコチンアミド(0,01%)
チアミン(0,01%)
* それらのすべての原液を、培地を製造する前、オートクレーブ処理した。
次の成分を、MMT培地を調製するために組合した:100 dのMM培地
2−のカサミノ酸
2dのグルコース
750μj7のTiger Milk
チロシン及びメラニン製造のためには、次の成分がまた含まれた=100μfの
Cu5O,−5820
3−のチロシナーゼ インデューサ−
TK 64 (p[J702)の接種及び増殖少量の細菌を、プレートの上部か
ら剥ぎ取り、そして混合された10−の殺菌された水中に移し、そしてIIIJ
Tloorniを含む6個の500−フラスコ中にピペットにより移した。培養
物を30°C及び120PPMで3日間増殖せしめた。
結果
メラニンを例1に記載されるようにして抽出した。メラニンの収率は、乾量で約
0.5g/lであった。
興ユ
窒素源の変性による増強されたメラニン製造増殖培地の調製
0.5g/47のに2HPO4,0,2g/I!のMg5Oa ・H2O,0,
01g/ 1のF=SO4,8g / lのカゼイン加水分解物、0.3g/A
’のチロシン、lOg/lのグルコース、0.0005%のCO3O4及び0.
1g/j’のし一メチオニンを含む培地を調製した。
T 464(p[J702)の接種及び増殖111の培地を、333−の増殖培
地を含むIfのフラスコにおける1、 4 X 10 ’の胞子/rnlのS、
リビダンスTK64 (p[J702)により接種した。培養物を、150PP
Mで振盪しながら3ピCで3日間、増殖せしめた。
椎困
メラニンを例1に記載されるようにして精製した。
湿量で11当たり合計1.58 gを得た。
例4
炭水化物インヒビターの除去による増強されたメラニン製造増殖培地の調製
例3の培地調製法をくり返した。但し、グルコースは炭素源として除去された。
TK64 (p■J702)の接種及び増殖llのフラスコにおける250−の
培地を、5.8 X 103の胞子/−のS、リビダンスTK64 (plJ7
02)により接種した。培養物を、170PPMで振盪しながら、30℃で3日
間、増殖せしめた。
結果
メラニンを、例1に記載されるようにして精製した。湿量で9g/I!のメラニ
ンを得た。
例4の培地調製法をくり返した。但し、カゼイン加水分解物(Sigma Ch
emicalから得られた)と、カゼインペプトンの同量と交換し、そしてL−
メチオニンを除去した。
TK64 (p[J702)(7)接種及び増殖250 mlの培養培地を含む
個々のlI!のフラスコを、5.8 X 10 ”の胞子/−のS、リビダンス
TK64 (plJ702)により接種した。培養物を、150PPMで振盪し
ながら、30°Cで90日間インキュベートした。
悶
メラニンを例1に記載されるようにして精製し、そして12g/lの乾量てのメ
ラニンか得られた。
例6
チロシンによるメラニン製造の増強
増殖培地の調製
例5の培地調製法をくり返した。但し、カゼイン加水分解物の量 。
を、種々の量のカゼインペプトンにより交換し、そして種々の量の千ロジンを添
加した。異なったフラスコにおいて、g/lでのチロシンの濃度は、0.3.
0.6. 0.9. 1.2及び1.5であった。
TK64 (plJ702)の接種及び増殖250 mlの培養培地を含む個々
のII!のフラスコを、5.8X10’の胞子/rILlのS、リビダンスTK
64 (p[J702)により接種した。培養物を、150PPMで振盪しな
がら、30°Cて90.5時間インキュベートした。
結果
フラスコ中の培養培地の400nm(OD 40゜)での光等密度をある間隔で
読み取った。90.5時間のインキュベーションの後の平均光学密度は次の通り
であった:
1、5 1.523
メラニンを例1に記載されるようにして精製した。メラニンの収率は、フラスコ
における培地11当たり湿量で26gであり、ここでチロシンの濃度は1.5g
/A’であった。
増殖培地を例5におけるようにして調製した。培地は1.5g/lのチロシンを
含む。この培地は、アミノ酸を除くグルコース又は他の炭素源を含まない。
TK64 (p[J702)の接種及び増殖S、lJヒダンスTK 64 (p
rJ702)(7)胞子原液を、水でl:1(H:希釈した。開始培養物を、1
1のフラスコにおける培養培地250 dに希釈胞子原液50μlを添加するこ
とによって生成した。その開始培養物を、それが中間対数相に達するまで、振盪
しながら、30°Cでインキュベートした。
次に開始培養物を、増殖培地20I!を含む301の発酵器に移した。培地の最
大光学密度が400nm(OD A。。)で得られるまで、インキュベーション
を225PPMでの一定の混合を伴って30°Cで行った。発酵の間の空気添加
は、40時間、1分当たり空気II!での一定の空気流により、及び40〜60
時間、1分当たり空気2.51での空気流により、次に残360〜120時間、
1分当たり3.01の空気流により行われた。
結果
メラニンを例1に記載されるようにして精製した。メラニン収率は、11当たり
乾量で約1.7gであった。
例8
増殖培地を例5におけるようにして調製した。培地は1.5g/lのチロシンを
含む。この培地は、アミノ酸を除くグルコース又は他の炭素源を含まない。
TK 64 (plJ702)の接種及び増殖S、リビダンスTK 64 (p
[J702)の胞子原液を、水で1:10に希釈した。開始培養物を、11のフ
ラスコにおける培養培地250−に希釈胞子原液50μlを添加することによっ
て生成した。その開始培養物を、それが中間対数相に達するまで、振盪しながら
、30°Cでインキュベートした。次に開始培養物を、増殖培地351を含む4
2I!の発酵器に移した。培地の最大光学密度が400nm(OD、。。)で得
られるまで、インキュベーションを225PPMでの一定の混合を伴って30°
Cで行った。発酵の間の空気添加は、36時間、1分当たり空気1.51での一
定の空気流により、及び36〜48時間、1分当たり空気4,01での空気流に
より、次に残48〜120時間、1分当たり5.01の空気流により行われた。
消泡剤を48時間後、毎日添加した。
結果
メラニンを例1に記載されるようにして精製した。メラニンの収率は、147当
たり乾量て約2.0gであった。
プラスミドp[J702を担持するストレプトミセスリビダンスを、Ameri
can Typr Cu1ture Co11ectionから得た。それはA
TCC寄託番号35287を有する。S、アンチビオチカス[MRt13720
の一遺伝子座からの0RF438遺伝子及びチロシナーゼ遺伝子は、プラスミド
plJ702における129個の塩基対(b p)の5phl/Be1lフラグ
メント以上に得られる。Bernan、 V、など、、(1985)、前記を参
照のこと。0RF438及びチロシンをプラスミドpT 7−7 (S、 Ta
borから得られた)中にクローン化し、pBGc620゜3を製造した。プラ
スミドpT7−7は、pT7−5の誘導体である。Tabor、 S、など、、
Proc、 Natl、 Acad。
Sci、 USA 82.1074 (1985)を参照のこと。プラスミドp
T7−7は、T7バクテクオフアージ プロモーター、及びポリリンカーの上流
に強いリポソーム結合部位を有する。それは、フィルインされたEcoR1部位
が使用される場合、N−末端で4個の特別なアミノ酸を含む融合タンパク質を付
与する。
0RP438の出発コドンでの5ph1部位を、ヤエナリ(mung bean
)ヌクレアーゼにより消化し、そしてNcolリンカ−(5’ −dCAAGC
TTG−3′)に連結した。チロシナーゼのTCA終結コドンでのBc11部位
を、フレノウを用いてフィルインし、そしてHindllIリンカ−(5′−d
CAAGCTTG−3’ )に連結した。pT7−7をEcoRlにより切断し
、フレノウによりフィルインし、Ncolリンカ−(5’ −dCAAGCTT
G−3′)に連結し、そしてHindllIにより切断した。0RF438タン
パク質及びチロシナーゼをコードする1307bpのNcol/Hindl[[
フラグメントを、pT7−7中に連結し、pBGC620,3を製造した。
Ncolリンカ−を有する0RF438は、N−末端で5つの特別なアミノ酸を
有する融合タンパク質(Nl2−Met−Ala−Arg−tie−Ala−O
RF38−COOH)として発現される。プラスミドpBGc619は、次の通
りにpT7−7中にクローン化されたチロシナーゼ(ORF438を有さない)
を含む。
NC01部位は、プラスミドplJa /mel#3におけるチロシナーゼのA
TG開始コドンてのオリボタクレオチド変異誘発により構築された(M、 Ku
magai、未公開)。次に、チロシナーゼコード領域を、変性されたNcol
/Hindl[I p T 7−7ベクター(上記のような)中にNcol/H
indll[フラグメントとして連結し、pBGc619を得た。2図を参照の
こと。従ってチロシナーゼは、N−末端で5つの特別なアミノ酸を有する、pB
Gc619における融合タンパク質(Nl2−Met−Ala−Arg−[1e
−Ala−チロシナーゼ−COOH)として発現される。プラスミドpBGC6
20,2はpBGC620,3と同一である。但し、0RF438コ一ド配列に
おける読取り枠変異で異なる。それらのすべてのクローンにおける読取り枠の割
当ては、3図図に示されるように、同定されたインビボトランスロケーション生
成物と調和する。
!専
プラスミドpBGc619 、pBGc620.2及びpBGc620.3を、
プラスミドpGP1−2を有するE、 )り株に38中に形質転換した(Tab
orなど、前記)。pGPl−2は、P2プロモーターにより駆動されるT7R
NAポリマラーゼをコードする(Taborなど、前記)。プロモーターが活性
化される場合(42°Cでのヒートショックによる)、誘発されたT 7 RN
Aポリメラーゼが、T7プロモーターの後方でpT7−7にクローンされた遺伝
子を選択的に発現する。pGPl−2は、選択可能マーカーとして耐カナマイシ
ン性遺伝子を含む。両プラスミドを有する二重形質転換体を、30℃でLuri
aブイヨン(LB)寒天プレート(それぞれ100μg/−でのアンピシリン及
びカナマイシン)上で選択した。寒天インジケータープレート(インジケーター
プレートは、CLISO4・5HzO(0,2m M)及びL−チロシン(0,
3g/i’)により補充された)上でのメラニン製造のために、コロニーを30
°Cで一晩、増殖し、次に42°Cで1時間増殖し、そして30°Cでさらに増
殖(3時間〜−晩)、眼に見える色素形成を可能にした。液体培地におけるメラ
ニン製造のために、−晩の培養物(30℃)を、新しいLBによりに5.0に希
釈し、そして30°Cで5時間、増殖し、42°Cの振盪水浴に30分間、移し
、そして次に、連続しての一晩の増殖のために30℃の水浴に戻した。液体培養
でのメラニン製造はまた、CuSO4・5H20及びL−チロシンの添加を必要
とする。
ゲルを、50%メタノール/10%酢酸におけるクーマシーブリリアントブルー
R(0,25%)において2時間インキュベートし、そして30%メタノール/
10%酢酸において一晩、脱色した。
メラニン製造の定量化
pT7−7、pBGc619 、 pBGc620.2及びpBGc620.3
を有するE。
コリK 38 /pGP1−2の一晩の培養物を、新鮮なLBブイヨン50艷に
より希釈し、モして30°Cで5時間、増殖せしめた。その培養物を、42°C
の振盪水浴に30分間移した。その培養物を30°Cに戻した。CLISO4・
5H,0(0,2mM)及びL−チロシン(1,5g/j7)を前記培地に添加
した。その培養物を24時間インキュベートした。
24時間培養物を、水で1:10に希釈し、そしてブランクとしてpT7−7ベ
クタ一対照を有する0MS200 Varian走査スペク走査スペクトロメー
タ取上た。E、コリ/pBGc620.3の培養物は、黒の色素を要した。黒の
色素を示す希釈された培養物は、すべてのサンプルにおいてほぼ同一である、4
00〜700 nm間で広い吸光度プロフィールを示した。定量化は、6700
mで測定された。
チロシナーゼ遺伝子
一晩の培養物(上記のような)を、新鮮なLBブイヨン50−により1・50に
希釈し、そして30°Cで5時間、増殖せしめた。次に、その培養物を42°C
の振盪水浴に30分間、移し、そして30°Cの水浴に90分間、戻した。その
培養物のアリコート(20ml)を、6.000 gで5分間の遠心分離により
収穫した。
E、コリにおけるチロシナーゼの現場アッセイのために、湿量での細胞100
■を洗浄し、そして50mMのHepes−KOH弛緩液(pH6,8)ld、
フェニルメチルスルホニル フリトリド1rnl及びジチオトレイトール1−に
再懸濁した。細胞を、Choudary、 Anal、 Bio−chem、
138.4251 (1984)から変性されたような100μi’のトルエン
:エタノール(1: 4.v/v)の添加の後、30秒間、攪拌することによっ
て浸透化した。次に、細胞のアリコート(50μl)を、50mMのHepes
−KOH(pH6,8) 、CaSO4・5H20(0,2mM)及び過剰飽和
L −DOPA (18mM)の溶液li中において室温でアッセイした。L
−DOPAのドパクロームへの酸化を、一対の石英キュベツトにおいて475n
mで10分間にわたって分光的にモニターした(0MS200、 Varian
)。対照キュベツトは、pT7−7ベクターのみを有する細胞を含む完全な酵素
アッセイミックスを含んだ。酵素活性の量を、3600のドパクロームのための
モル消衰係数を用いて、傾斜の上方への初期変化から計算した。Lerch、
K、など、、Eur、 J、 Biochem31、427 (1972)を参
照のこと。比活性は、μモルの酸化されたL−DOPA/分/−細胞で与えられ
る。pBGc620.3を含む。E、コリは、8.55の比活性を有する。pB
31012.7を含むE、コリは13.9の比活性を有する。pBs1024を
含むE、コリは20.01の比活性を有する。
E、コリ細胞のリゾチーム/清浄剤溶解E、コリの細胞ペレットを3〜5容量の
水冷10mMのトリス−MCI(p H7,4)、1mMのジチオスレイトール
(DTT)、0.1mMのフェニル メチル スルホニルフルオリド(PMSF
)及び2■/−のリゾチームの中に懸濁し、そして氷上で20分間インキュベー
トした。次にこの懸濁細胞を0.5%のデオキシコール酸ナトリウム及び0.1
■/−のDNase Iに調整し、そして氷上で30分間インキュベートした。
次にこの懸濁細胞を0.2%の硫酸プロタミンに調整し、そしてゆっくり攪拌し
なから4°Cで20分間インキュベートした。
細胞破片を〜15.000 gで15分間にわたる遠心によって除去した。
この上清液を硫酸アンモニウムにより60%飽和に調整した(4°Cでゆっくり
攪拌しながら1時間かけて)。沈殿したタンパク質を〜15、000 gで15
分間の遠心により取り出した。このタンパク質ベレットを少容量の緩衝液に懸濁
し、そして基質としてL−DOPAを用いるチロシナーゼ酵素アッセイのための
アリコート採取した。この60%硫酸アンモニウム画分中の比活性は、タンパク
質の■当り、1分間当り1.73μモルのL −DOPAの酸化であった。
図3AはT 7 RNA転写物由来の生体内合成タンパク質(リフアビジンの存
在下において、T 7 RNAポリメラーゼのみが活性であり続けている)の5
DS−PAGEオートラジオグラフィーを示す。pBGc619において、チロ
シナーゼの予測のサイズに相当する30kDの単独タンパク質バンドが観察され
た(図3A、レーンl)。ベクターのみのコントロールはゲル上に何ら標識化タ
ンパク質を示さなかった(図3A、レーン2)。
クローンpBGc620.2及びpBGc620.3に関して、どちらの場合も
30kDにて同じチロシナーゼバンドが観察された(図3A、レーン3及び4)
。これらのクローン両者におけるチロシナーゼの発現はpBGc619に比べて
有意に低められている:この相違はRe5t (バクテリオファージエフ由米)
対RBS2(S、アンチオバイオチカス由来)の翻訳効率に反映しうる。図3A
は更に、0RF438の〜12kD枠外翻訳(レーン3)、並びにクローンpB
GC620,2及びpBGc620.3それぞれに由来する15kDの全長0R
F438タンパク質(レーン4)を示している。適切なサイズの15kDの全長
0RF438タンノくり質を製造するクローンpBGc620.3が優れたメラ
ニン製造体であることが見(1出され、そしてこれは最も高いレベルの試験管内
チロシナーゼ活性も示した(以下参照)。他のクローンpBS623はチロシナ
ーゼを有さない0RF438タンパク質をコードする。0RF438タンノくり
質は、pBGc620、3又はPBS623を保有するE、コリ形質転換体にお
ける全細胞タンパク質の約5%までにて発現される。
クマジー染色ゼル上では、ベクターのみのコントロールに対比させてのチロシナ
ーゼの高められたレベルは全ての遺伝子作製体に関して検出されなかった(図3
B)。これはゲル上に高いツク・ツクグランドを生じせしめるE、コリにおける
その他の内因生タンノくり質(29−30kD)にある程度起因する。しかしな
がらクローンpBGc620.3においては、全長0RF438タンパク質に相
当する主要染色性タンパク質バンドが観察された(図3B、レーン4)。pBG
c620.3から発現された誘発化0RF438タンパク質は細胞において量的
に主要なタンパク質であった。
高いレベルのメラニン色素はクローンpBGc620.3を含むプレート上での
み蓄積された。前記のオートラジオグラフィーにより示される通り、これがチロ
シナーゼ及び全長0RF438タンノ(り質を製造する唯一のクローンであった
。クローンpBGc620.2も一夜の増殖の後に微量のメラニン産物を示した
が、そのレベルはpBGc620.3に比べて劇的に低かった。pBGc619
及びベクターのみのコントロールのクローンは、アガープレート上での一夜増殖
の後にメラニン色素沈着を全く示さなかった。クローンpBGc620.3から
のメラニンの製造はアガープレートへの銅及びL−チロシンの添加に依存した。
熱誘発後の一夜増殖の比較を、L−チロシン(A) 、N−アセチル−し−チロ
シン(B)及びL−チロシンエチルエステル(C)を保ったクローンpBGc6
20.3に関して行った。このチロシン顕似体の両者は、黄色から茶色の種々の
影に至る色調に範囲する強い色素沈着を提供した。更に、クローンpBGc62
0.3におけるし一チロシン由来の強い異色メラニン色素の発色は、アガプレー
トへの第二鉄イオン(FeC1=)の添加によって大いに刺激された。試験した
基質それぞれにより、メラニン色素がE、コリのコロニー及び周囲のアガー培地
の中で識別された。機能的なチロシナーゼ遺伝子を欠<E、コリコントロールは
色素を全く製造しなかった。
pBGc620.3の液体培養物も、熱誘発させ、且つ銅及びL−チロシンの存
在下において30°Cで一夜増殖させたときに強いメラニン色素沈着を示した。
pBGc620.3の液体培養物中のメラニンの形成は色素の最大製造のため、
熱誘発に続いて24〜48時間にわたるインキュベーションを必要とする。E、
コリのベクターのみのコントロールの培養物は、同じ培地の中で誘発及び−夜増
殖された後に識別可能なメラニンを全く示さなかった。
上記3種の異なった遺伝子構造体を有するE、コリ培養物に生成されるメラニン
の量をまた測定した。クローンpBGc620.3は、熱誘導及び液体培養での
一晩の増殖の後、はるかに卓越したメラニン生成体であった(表1)。この培養
物は、濃い黒色のメラニン表現室を示し、そしてベクタ一対照よりもOD 67
0nmで3.82の吸光度単位高かった。670nmでのメラニン吸光度の大部
分は、増殖培地に細胞外に存在した。メラニン製造は、野生型チロシナーゼ(p
BGc620.2)を有するフレーム外0RF438タンパク質を製造する液体
培養物において有意に減じられた(8%のpBGc620.3レベルに)。0R
F438配列を有さないチロシナーゼ融合タンパク質を生成する一晩の培養物に
おいていづれのメラニン吸光度も検出されなかった(pBGc619 ;表1)
。
しかしながら、より長いpBGc619の培養は、ベクターバックグラウンド以
上である弱いメラニン色素化(誘発の後72時間以上)を示した(データは示さ
れていない)。
細胞内チロシナーゼ活性を、E、コリの熱誘発された液体培養物からの細胞ペレ
ットにおいて測定した。最高の酸素活性は、クローンpBGc620.2及びp
BGc620.3からの細胞ペレットに見出された(表2)。しかしながら、そ
れらのクローンにおけるチロシナーゼ活性の相対的レベルは、最終メラニン生成
に比例しなかった(表1)。
従って、それらの2種のクローン間の差異は、機能的な0RF438タンパク質
の存在又は不在に由来する。ひじように低レベルのチロシナーゼ活性がクローン
pBGc619に検出され(表2)、これは−晩の増殖の後、液体培養物におい
て(表1)、又は寒天プレート上においてメラニン表現型を示さなかった。酵素
アッセイの時間にわたってpT7−7ベクタ一対照においていづれのバックグラ
ウンドチロシナーゼ活性も検出され得なかった。さらに、誘発された培養物はい
づれの検出可能な細胞外チロシナーゼ活性も有さなかった。チロシナーゼを、酵
素活性が最高である場合、熱誘発の2時間後、測定した。
表1.チロシナーゼ誘発の24時間後、E、コリの液体培養物におけるメラニン
製造。
pBGc619 0.00 −
pBGC620,2o、31 o、o 8pBGc620.3 3.82 1.
00*:培養物を水で1:lOに希釈し、そしてブランクとしてpT7−7ベク
タ一対照に対して読み取った。
表2.熟読発の2時間後、E、コリの液体培養物における細胞内チロシナーゼ活
性。
pBGC6190,790,070
pBGc620.2 5.27 0.616pBGc620.3 8.55 1
.000*:ペレット化された細胞l−当たりの酸化されたμモルのし−DOP
A/分、メラニンは、0.2g/lの乾量〜3.Og/lの乾量のE、コリ範囲
で生成する。
例1O
ストレプトミセス アンチビオチカスATCC8663を、N2アミノ培地にお
いて増殖した。Ka+z、 E、 and Ga55. W、 A、 Bioc
hem。
J、 73 : 458 (1959)を参照のこと。全核酸を、Hopwoo
d、 D、 A、など、。
前記例2. (1985)の方法により単離した。S、アンチビオチカス866
3DNAを、pIJ702チロシナーゼ遺伝子(1,5k bのBcl Iフラ
グメント)によりプローブした。サザンプロット合成は、多くの制限部位及びD
NAフラグメントサイズがS、アンチビオチカス チロシナーゼ遺伝子間に保存
されたことを示した。サザンプロットのデータは、6〜8kbのSac I/B
mHIフラグメントがS、アンチビオチカス8663ゲノムからクローン化され
、そしてこのフラグメントが0RF438株配列の3′末端、完全な8663チ
ロシナ一ゼコード配列及び6kbのDNA3’〜チロシナ一ゼコード配列を含む
ことを示した。
pBsc620.3 (前記でpBGc620.3として命名された)を、チロ
シナーゼ(pIJ702)遺伝子の3′末端近くにBcl I部位を挿入するこ
とによってpB31012.7を製造するために変性した。4図を参照のこと。
0RF438の3′末端及び全体のprJ702チロシナーゼを含む、pBs1
021.7からの890bpのSac I/Bet Iフラグメントを除いた。
S、アンチビオチカス8663染色体DNAをSac I/BamHIにより消
化し、そして長さ6〜8kbのDNAフラグメントを低溶融アガロースから回収
した。そのSac I/BanHIフラグメントを、890bpのフラグメント
が除去されているpBs1012.7に連結し、そしてE、コリC−600を形
質転換した。形質転換されたE、コリC−600からのプラスミドDNAを用い
て、E、コリK 38 (pGPl−2)を形質転換した。その形質転換された
E、コリをプレート化し、そして30°Cで一晩、増殖し、42°Cて1時間熱
シヨツクし、次に30°Cてインキュベートした。メラニンを生成するクローン
を、pBs1018と命名し、これはS、アンチビオチカス[MRV3720か
らの0RF438とS、アンチビオチカスATCC8668からの0RF438
株配列との間のハイブリッドを含む。
pBs1018のプラスミド地図(図4及び5)は、8663チロシナーゼ遺伝
子がp[J702チロシナーゼと異なる(Bal I部位からの5sbpのSa
l I部位及び停止コバンの欠失)ことを示す。また、6kbのDNA3’〜チ
ロシナーゼ遺伝子を前記のようにしてクローン化した。
pBs1018のいくつかの欠失又はサブクローン(6図)を調製しくpBS1
022、1024.1025及び1026) 、種々の長さのチロシナーゼ3’
DNAがメラニン生成及びチロシナーゼ発現に対して有する効果を研究した。
pBs1012.7、 pBs620.3. pBsI018. pBs102
2. pBs1024. pBs1025又はpBs1026を存するE、コリ
K 38 /pGP1−2の液体培養物を、42°Cで熱ショックせしめ〔誘発
し〕、そして(”S)メチオニンによりパルスラベルした。図7は、個々のpB
s1012.7. pBs1018. pus1022、 pBs1024.
pBs1025及びpBs1026からのチロシナーゼ及び0RF438タンパ
ク質の予想されるサイズのタンパク質バンドの存在を〜30kD及び〜15kD
て示す。
熱誘発された液体培養物におけるメラニン色素化を、ODs7onmにより決定
した。pBs1024は、卓越したメラニン生成体であることが決定された。p
Bs620.3を対照として使用した。図8を参照のこと。
pBs1024におけるメラニン製造は、使用された前駆体に依存して、0.2
g/lの乾量〜3.Og/lの乾量の範囲である。
例11
E、コリK 38 (pGPl−2)/pBs1024又はI)BGC620,
3を、N−アセチル−し−チロシンにより補充された液体培地において増殖した
。ピンク色の色素をその増殖培地から単離した。
例12
E、コリK 38 (pGPl−2)/pBGc620.3又はPBS1024
を、N−チロシンエチルエステルにより補充された液体培地において増殖した。
黄色の色素をその増殖培地から単離した。
例13
E、コリK 38 (pGPl −2) /pBGc620.3又はpBs10
24を、色素が緑色になるまで、N−アセチル−L−チロシンにより補充された
液体培地において増殖した。緑色の色素を、前記増殖培地から単離した。
プラスミドpBs130を、図II及び12に示されるようにして調製した。手
短に言及すれば、prJ702をpBR322中にクローン化し、prJ/Pv
uIIフラグメントをpBslloから単離し、そしてρtlc19からの大き
なSac I/Pvu IIフラグメントに連結し、pBS115を製造した。
mel遺伝子を含むHind I[[/ EcoRIフラグメントをpBsl1
5から単離し、そしてpBluescript KS (+)からの大きなHi
ndI[I/EcoRIフラグメントに連結し、pBs120を製造した。畦遺
伝子を含むXho I/Smd IフラグメントをpBs120から単離し、X
ho Iリンカ−を付加し、匠Iにより消化し、そしてpBluescript
KS (+)のXho I部位中にクローン化し、pBs130を製造した。
プラスミドpB3620.3を、Sal Iにより一部消化し、チロシナーゼ活
性を破壊するために領域954〜1221を除去した。フラグメントを単離し、
そしてlNI&に示されるように、再連結し、pBS623を製造した。mel
−プラスミドpBS623を含むE、コリ株は、野生型チロシナーゼよりも69
個のアミノ酸短い切断された不活性チロシナーゼを製造した。
プラスミドpBS634を、図13に示されるように調製した。手短に方向づけ
された突然変異誘発を用いてチロシナーゼの出発コドンで構築し、プラスミドp
Mc /mel Nde I 12を製造した。チロシナーゼの出発コドンでN
de I部位と共にmel遺伝子を含むpMc /mel NdeI #2のS
ac I /Eco RVフラグメントを、Hindl[により消化し、フレノ
ウフラグメントによりフィルインし、そしてSac Iにより消化し、Sac
I/HindIIIフラグメントを除去した。その得られるベクターを、pBS
634として同定し、そしてその地図は図14に示される。
0RF−チロシナーゼ遺伝子を含むpBS634からのNde I/Bcl I
フラグメントを単離し、そしてpT7−7中にクローン化し、図15に示される
pBS635を製造した。チロシナーゼコード配列は、pBs635におけるT
7プロモーター及び遺伝子1oリポソ一ム結合部位(RBS)の後方に、場合に
よっては位置する。新しく構成されたT7プロモーター/RBS /チロシナー
ゼコード配列を含むpBS635からのBgl II/Bcl Iフラグメント
を、pBS623のBgl II部位中にクローン化し、図17に示されるpB
3636を製造した。図17に示されるように、pBS636は、0RF438
及びチロシナーゼ遺伝子を独立して駆動する2つのT7プロモーターを有する。
それらの遺伝子の個々がまた、それらの天然のリポソーム結合部位の代わりにT
7リポソーム結合部位を利用するために構成される。
記載されるようにして増殖し、そして培地を例9に記載されるようにしてメラニ
ン製造についてアッセイした。少なくとも4倍のメラニン製造が、pBs620
.3に比較して、pB636に関して見出された。
本発明は好ましい態様の詳細により開示されて来たが、その開示は例示的であっ
て、制限的ではなく、それは本発明の範囲内で当業者により変性され得る。
FIG、 3A
FIG、 3B
FIG、 6D
口G、7
OD670nm
FIG、 8
FIG、 12A
FIG、 12E
(図12C)から
FIG、 13A
FIG、 13B
FIG、 14
手続補正書(方式)
%式%
1、事件の表示
PCT/US91104492
2、発明の名称
形質転換された微生物によるメラニンの製造3、補正をする者
事件との関係 特許出願人
名称 バイオソース ジェネティクス
コーポレイション
4、代理人
住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番IO号5、補正命令の日付
6、補正の対象
(1)特許法第184条の5第1項の規定による書面の「特許出願人の代表者」
の欄
(2)明細書、請求の範囲及び要約書の翻訳文(3)図面の翻訳文
(4)委任状
7、補正の内容
(1)(ト)別紙の通り
(2)明細書、請求の範囲及び要約書の翻訳文の浄書(内容に変更なし)
(ffi 図面の翻訳文の浄書(内容に変更なし)8、添付書類の目録
(1)訂正した特許法第184条の5
第1項の規定による書面 1通
(2)明細書、請求の範囲及び
要約書の翻訳文 各1通
(3)図面の翻訳文 1通
(4)委任状及びその翻訳文 各1通
国際調査報告
5erial No、pci/us 91zeの4492tjraup I、
C1ailIs 1−21111 draVn to acultureand
wt)moZp+℃kidmelanins by rec:0eabinar
’t meanll+ e1malllfi#d ll’I C1ass 43
5゜Group II、 C1l工mm 21−23. draVn to a
n expression vector。
classified zn C1ass 4コ5. gubc上ass 32
(h。
Group 111. C161m j4. drawn to tyrosz
na*e+ classified 1nC1ass 53の、subclai
m 35のや。
Group IV、 Claim ン5. drawn to an actL
V@tor protein。
C1mgg1fied 1n C1ass 5コの、wubela口厘 コ5@
φ。
Group V、C1m1+s 2G、 drawn to 龜chimeri
c 5ctivatar protein。
Cよ−s*xfied il’I C1all@ 53@+ −ubcla−s
コ5のφ。
Group Vl、Cよaxe 27. dravr+ to m tyros
ine’s gone、 c1m**tfiedin C1ass 536.
subclaim 27゜Group VxX、 Claim 211. dr
awn tQ an @CtiV@tor ger+@l classifie
dGroup VIIL Claim 29−3B、 draVn to II
+method o(++nkingtyro*1na*e by reco
+abinar+t techr+oloqy、classified in
4コ!L gube撃高■■
Groups X、VII工、and XX are mutually ex
clusive and distinctGroups 1l−VHare
mutually exelusive and distinct prod
uct+w。
Upon Q五ection of Group 1. further el
ection of 5pecies isThe (Jatwnm of G
roup X vtl be ex−+m1ned cas+men*urat
e with theapselom・工@CtLO1’l。
フロントページの続き
(51) Int、C1,5識別記号 庁内整理番号Cl2P 17/16 8
931−4B//CC12N 1/21
C12R1:19)
(C12N 9102
C12R1:19)
(C12N 9102
C12R1:48)
(C12N 15153
C12R1:48)
(81)指定回 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、 ES、FR,GB、 GR,IT、 LU、 NL、 SE)、AU、
CA、JP、KR
(72)発明者 ガーガー、ステイーブン ジェイ、、ジュニア
アメリカ合衆国、カリフォルニア 95688゜ペイ力ビル、コツトンウッド
ストリート(72)発明者 スパーロー、ジエナディエ ジー。
アメリカ合衆国、カリフォルニア 95688゜ベイカビル、レンザム ドライ
ブ 249I
(72)発明者 ターペン トーマス エイチ。
アメリカ合衆国、カリフォルニア 95688゜ペイ力ピル、ウッデレスト ド
ライブ
(72)発明者 グリル、ローレンス ケー。
アメリカ合衆国、カリフォルニア 95688゜ペイ力ビル、カントロー ロー
ド 3570(72)発明者 チェドケル、マイルズ アール。
アメリカ合衆国、カリフォルニア 95687゜ペイ力ビル、スタンレー コー
ト190
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.メラニンの製造方法であって、メラニン製造微生物を弱められた発酵条件下 で適切な増殖培地において、その培地中のメラニンの濃度が少なくとも約3.3 g湿量/lになるまで増殖し、そして前記増殖培地からメラニンを抽出すること を含んで成り、前記徴生物がメラニンの製造において有用な複数のDNA配列を 含むように形質転換され、ここで第1DNA配列がメラニン製造酵素をコードし 、そして第2DNA配列が活性化物質をコードすることを特徴とする方法。 2.メラニンの製造方法であって: (a)メラニンの製造において有用な複数のDNA配列を含む発現ベクターを調 製し、ここで第1DNA配列がメラニン製造酵素をコードし、そして第2DNA 配列が活性化物質をコードし;(b)前記ベクターにより宿主細菌を形質転換し ;(c)前記形質転換された細菌を、適切な増殖培地において、その培地におけ るメラニンの濃度が少なくとも約3.3g湿量/lになるまで増殖し;そして (d)前記増殖培地からメラニンを抽出することを含んで成る方法。 3.前記第1DNA配列が、オキシドレダクターゼ、チロシンヒドロキシラーゼ 、チロシナーゼ、ラッカーゼ及びポリフェニルオキシダーゼから成る群から選択 された遺伝子生成物をコードする請求の範囲第1又は2項記載の方法。 4.前記第1DNA配列がチロシナーゼをコードする請求の範囲第1又は2項記 載の方法。 5.前記微生物が前記DNA配列の追加の3′変性又は遺伝子コード配列により 形質転換される請求の範囲第1〜4のいづれか1項記載の方法。 6.前記微生物が前記第1DNA配列の分泌を可能にするシグナル配列をコード するDNA配列により形質転換される請求の範囲第1〜5のいづれか1項記載の 方法。 7.前記第1DNA配列が菌類、細菌、ヒト、動物又は植物から得られる請求の 範囲第1〜6のいづれか1項記載の方法。 8.前記微生物が細菌又は菌類である請求の範囲第1〜7のいづれか1項記載の 方法。 9.前記微生物がストレプトミセス又はエスチエリシア細菌である請求の範囲第 1〜8のいづれか1項記載の方法。 10.前記ストレプトミセスがストレプトミセスリビダンス、ストレプトミセス スカビエス、ストレプトミセスアンチビオチカス、ストレプトミセスコエリカラ ー(coelicelor)、ストレプトミセスフラジアエ、ストレプトミセス グラウセセンス(glauc−esens)、ストレプトミセスベネズラエ(v enezullae)及びストレプトミセスアズレウスから成る群から選択され る請求の範囲第9項記載の方法。 11.前記エスチエリシアがE.コリである請求の範囲第9項記載の方法。 12.前記増殖培地が1又は複数のメラニン前駆体を含む請求の範囲第1〜11 のいづれか1項記載の方法。 13.前記前駆体がカゼイン加水分解物又はカゼインペプトンにより供給される 請求の範囲第12項記載の方法。 14.前記前駆体が1−システインエチルエステル、3−ニトロ−L−チロシン 、3−フルオロ−DL−チロシン、3−メトキシ−L−チロシン,L−プロリン 、(+)−シネフリン、DL−m−チロDL−オクトパミン、4−ヒドロキシイ ンドール、チラミン、L−システイン、L−メトイオニン、5,6−ジメトキシ インドール、(−)−アルテレノール、D−DOPA、5−ヒドロキシトリプタ ミン、L−チロシンエチルエステル、L−チロシン及びL−DOPAから成る群 から選択される請求の範囲第12項記載の方法。 15.1つの前駆体がチロシンであり、そして1又は複数の前駆体が1−システ インエチルエステル、3−ニトロ−L−チロシン、3−フルオロ−DL−チロシ ン、3−メトキシ−L−チロシン、L−プロリン、(±)−シネフリン、DL− m−チロシン、3−ヨード−L−チロシン、3,4−ジヒドロキシケイ皮酸、グ リシル−L−チロシン、L−B−3,4−DOPAメチルエステル、DL−オク トパミン、4−ヒドロキシインドール、チラミン、L−システイン、L−メトイ オニン、5,6−ジメトキシインドール、(−)−アルテルノール、5−ヒドロ キシ−D−DOPA、5−ヒドロキシトリプタミン、L−チロシンエチルエステ ル及びL−DOPAから成る群から選択される請求の範囲第12項記載の方法。 16.前記微生物がベクターpBS1055又はpBS1057を含むS.リビ ダンスである請求の範囲第1〜15のいづれか1項記載の方法。 17.前記微生物がS.リビダンスTK64である請求の範囲第16項記載の方 法。 18:前記微生物がpGP1−2を有する及びまた、ベクターpBGC620, 3,pBS1012.7,pBS1018,pBS1022,pBS1024, pBS1025,pBS1026及び/又はpBS636のいづれかを含むE. コリである請求の範囲第1〜17項のいづれか1項記載の方法。 19.前記微生物がE.コリK−38,C600,JM101又はJM109で ある請求の範囲第18項記載の方法。 20.増殖培地、及びメラニンの製造に有用な複数のDNA配列を含む微生物を 含んで成る培養物であって、第1DNA配列がメラニン生成酵素をコードし、そ して第2DNA配列が活性化物質をコードし、そして少なくとも約3.3g湿量 のメラニン/培地1lを生成することができる培養物。 21.ストレプトミセスアンチビオチカスATCC8663のチロシナーゼ遺伝 子を含む発現ベクター。 22.チロシナーゼに対する陽性の活性化物質機能を有するタンパク質をコード する遺伝子配列をさらに含み、そして前記遺伝子配列がストレプトミセスアンチ ビオチカスATCC8663から単離される請求の範囲第21項記載の発現ベク ター。 23.pBS1055又はpBS1057である請求の範囲第21又は22項記 載の発現ベクター。 24.ストレプトミセスアンチビオチカスATCC8663からの精製されたチ ロシナーゼタンパク質。 25.ストレプトミセスアンチビオチカスATCC8663からの精製された活 性化物質タンパク質。 26.ストレプトミセスアンチビオチカスIMRU3720のORF438及び S.アンチビオチカスATCC8663のORF438株のキメラのタンパク質 生成物である精製された活性化物質タンパク質。 27.ストレプトミセスアンチビオチカスATCC8663からの精製されたチ ロシナーゼ遺伝子。 28.ストレプトミセスアンチビオチカスATCC8663からの精製された活 性化物質遺伝子。 29.活性チロシナーゼの製造方法であって:(a)チロシナーゼのためのコー ド配列を含むDNAフラグメント及び活性化物質タンパク質のためのコード配列 を含むDNAフラグメントによりE.コリ細胞を形質転換し;そして(b)前記 形質転換されたE.コリ細胞を適切な培地において増殖することを含んで成る方 法。 30.前記活性チロシナーゼを抽出することをさらに含んで成る請求の範囲第2 9項記載の方法。 31.前記活性チロシナーゼの特異的活性が少なくとも約1.50モルの酸化さ れたL−DOPA/分/mgチロシナーゼである請求の範囲第29又は30項記 載の方法。 32.前記増殖培地からE.コリ細胞を除去し、そして前記細胞を透過性にする ことをさらに含んで成る請求の範囲第29〜31のいづれか1項記載の方法。 33.前記透過性にされたE.コリ細胞におけるチロシナーゼの特異的活性が少 なくとも約7.50μモルの酸化されたL−DOPA/分/ml細胞である請求 の範囲第32項記載の方法。 34.前記透過性にされたE.コリ細胞におけるチロシナーゼの特異的活性が少 なくとも約139μモルの酸化されたL−DOPA/分/ml細胞である請求の 範囲第32項記載の方法。 35.前記透過性にされたE.コリにおけるチロシナーゼの特異的活性が少なく とも約20.01μモルの酸化されたL−DOPA/分/ml細胞である請求の 範囲第32項記載の方法。 36.前記活性化物質タンパク質がORF438によりコードされる請求の範囲 第29〜35のいづれか1項記載の方法。 37.前記活性化物質タンパク質がストレプトミセスアンチビオチカスATCC 8663からの読み取り枠によりコードされる請求の範囲第29〜35のいづれ か1項記載の方法。 38.前記活性化物質タンパク質がハイブリツドコード配列によりコードされる 請求の範囲第29〜35のいづれか1項記載の方法。 39.活性チロシナーゼの製造方法であって:(a)チロシナーゼのためのコー ド配列を含むDNAフラグメント及び活性化物質タンパク質のためのコード配列 を含むDNAフラグメントにより単細胞生物を形質転換し;そして(b)前記形 質転換された単細胞生物を適切な培地において増殖することを含んで成る方法。 40.前記単細胞生物が酵母である請求の範囲第39項記載の方法。 41.前記単細胞生物がストレプトミセスである請求の範囲第39項記載の方法 。
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