【発明の詳細な説明】
14 @乳類または細菌細胞を含む請求項13記載の細胞。
15、ガンマインターフェロン誘導分析において蛋白1mg当たりlXl0’希
釈単位より大な特異的活性を持つ均質NKSF016 薬理学的に有効な溶媒中
にNKSFまたはそのユニットを治療上有効な量で含む医薬組成物。
17、さらに治療的に有効な量の付加的サイトカイン、ヘマトポエチン、または
成長因子を含む請求項16記載の組成物。
18、上記サイトカインがIL−1、IL−2、およびIL−6からなる群から
選択される請求項16記載の組成物。
19、請求項12記載のDNA配列を含むプラスミド。
20 ベクターがpNK40−4である、請求項19記載のベクター。
21 ベクターがp35nksf14−1−1である、請求項19記載のベクタ
ー。
22 患者に有効量のNKSDまたはそのサブユニー/hを投与することからな
る癌の処置法。
236更に同時にまたは連続して上記NKSFに加えて、ヘマトボエチン、サイ
トカイン、成長因子またはNK細胞のFc領域に結合できる抗体の少なくとも1
種を有効量投与することを含む、請求項22記載の方法。
24、上記へマトポエチンがIL−1、IL−2またはIL−6である、請求項
23記載の方法。
25 轡1者に有効量のNKSDまたはそのサブユニットを投与することからな
る感染処置法。
26 上記感染がウィルスまたは細菌感染である、請求項25記載の方法。
27 上記感染が無応答ウィルス感染である、請求項26記載の方法。
28、上記感染がAIDSである、請求項26記載の方法。
29、見かけの分子量が約40kDであり表1記載のアミノ酸配列と同じまたは
実質的に同じ配列をもつ篤1のサブユニットを、見かけの分子量が約30kDで
あり表2記載のアミノ酸配列と同じまたは実質的に同じ配列をもつ篤2のサブユ
ニットと一緒に含む、実質的に他の蛋白性物質を随伴しないナチュラルキラー細
胞刺激因子蛋白。
30、患者に有効量のNKSFまたはそのサブユニットとIL−2を投与するこ
とを含み、NKSFとIL−2の間の相乗作用が見られる、感染処置法。
明細書
ナチュラルキラー刺激因子
これは1988年11月10日出願の米国特許出願番号第07/269945号
の一部継続出願である、1989年2月7日出願の係属中の米国特許出願番号第
07/307817号の一部継続出願である。
本発明はナチュラルキラー細胞および免疫系のその他の細胞の機能を刺激する新
規なサイトカイン、並びに均質な形態での因子の獲得、および組み換え遺伝子工
学の技法によるそれの産生に関する。
本発明の背景
ナチュラルキラー(NK)細胞は免疫系において活性なリンパ球のサブセットで
あり、ヒト末梢血では単核細胞の平均15%になる[G、トリンチェリおよびB
、ベルシア、ラボラトリ−・インベスティゲーンヨン50巻489頁(1984
年)]。表面マーカーの中でヒ)NK細胞の同定に用いられるものの中には、低
い親和性でIgG抗体のFc断片に結合する受容体、例えばFc−ガンマ−受容
体■またはCD16抗原がある[B、ペルンアら、ジャーナル・オン・イムノロ
ジ−133巻180頁(1984年)]。NK細胞は、腫瘍防御、腫瘍転移、ウ
ィルス感染に対するにおいてイン・ビトロで重要な役割を果たし、正常および悪
性の造血を制御することが示されている。
免疫系の細胞間で信号を送る制御タンパクの増大しつつある群が同定されている
。これらの制御分子はサイトカインとして知られている。多くのサイトカインは
、造血および免疫系の細胞の成長、発展および生物学的活性を調節することが見
出されている。これらの制御分子には、全てのコロニー刺激因子(GM−C5F
、G−C3FSM−C5FおよびマルチC8Fまたはインターロイキン−3)、
インターロイキン(IL−1〜IL−11)、インターフェロン(アルファ、ベ
ータおよびガンマ−)、腫瘍壊死因子(アルファおよびベータ)および白血病阻
止因子(L I F)がある。
これらのサイトカインは、骨髄、末梢血、飴児肝臓、およびその他のリンパ様ま
たは造血器官の標的細胞と、広範な生物学的活性を呈する。G、ウォングおよび
S、クラーク、イムノロジー・トウディ9巻5号137頁(1988年)を参照
されたい。
特定のサイトカインの生化学的および生物学的同定および特性化は、天然の供給
源、例えば血液および尿から入り得る少量の天然発生の因子により妨害された。
多くのサイトカインは最近、分子的にクローン化され、異種発現され、均質にな
るまで精製されている。[D、メットカルフ、「ザ・モレキュラー・バイオロジ
ー・アンド・ファンクションズ・オン・ザ・グラニュロサイトーマクロファージ
・コロニー・スティミュレーティング・ファクターズ」ブラッド67巻2号25
7−267頁(1986年)。]これらのササイトカイにはガンマ−・インター
フェロン、ヒトおよびネズミGM−C5F、ヒトG−C5F、ヒトC3F−1並
びにヒトおよびネズミIL−3がある。これらの精製因子のなかには造血および
免疫系にイン・ビボで制御効果を示すことが見出されているものもあり、これら
にはGM−C3FSG−C5F、IL−3およびIL−2がある。
当業界では、免疫応答を刺激または増強でき、医薬的用途に適した、天然の供給
源から精製するか、そうでなければ均質な形態で産生じたさらなるタンパクの必
要性が残っている。
本発明の簡単な要約
本発明は1つの様相において、実質的にその他の哺乳動物タンパクを含まない、
NKSFと称する新規なヒトナチュラルキラー刺激因子を提供する。活性なNK
SFの見かけの分子量は約70〜80キロダルトンである。
NKSFの純粋な調製物は約40キロダルトンおよび30キロダルトンのサブユ
ニットである2つのポリペプチドが存在することを示し、これらが会合した場合
に活性NKSFを生じる。現在では、NKSFは大きいサブユニットと小さいサ
ブユニットの両方が1個またはそれ以上のジスルフィド結合を介して会合するこ
とにより形成されるヘテロダイマーであると推測される。この見かけのへテロダ
イマー構造は、2個の別個のサブユニットの会合により生じることができる。
活性で約70〜80キロダルトンのNKSFは、さらに、以下の表1および/ま
たは2のアミノ酸配列の全部または一部を含有するという特徴がある。さらに、
9配列のアミノ酸の1個またはそれ以上が、大きいまたは小さいNKSFのサブ
ユニットの一次配列に存在する。これらの9個のアミノ酸断片は以下に一覧表に
して詳細に論じる。
NKSFの大きいサブユニットポリペプチドは、見かけの分子量が40キロダル
トンであるという特徴がある。このサブユニットはさらに、表1に記載したアミ
ノ酸配列と同じかまたは実質的に同じであるという特徴があり、N−末端配列:
工1a−Trp−Glu−Lau−Lys−Lys−Asp−Va 1−Tyr
−Va 1−Va l−G 1u−Leu−Asp−Trp−Tyr−Pro−
Asp−Ala−Pro−G ly<lu−Met。
を有する。このN末端アミノ酸配列は、表1のアミノ酸#23〜45に相当する
。このポリペプチドはさらに9個のアミノ酸の断片を6個含有するという特徴が
ある。
NKSFの小さいポリペプチドサブユニットの見かけの分子量は約30〜35キ
ロダルトンであるという特徴がある。2つのcDNA配列が小さい方のサブユニ
ットについて同定されていた。2つの配列の短い方は、表2に示すプラスミドp
35nksf14−1−1の長い配列内薯こ実賀的番二含まれる。小さいサブユ
ニットはさらに表2に記載するのと同じかまたは実質的に同じアミノ酸配列を有
するという特徴があり、以下のN−末端配列を含有する:
Arq−人5n−Leu−Pro−Val−Ala−Thr−Pro−Asp−
Pro−Gly−この断片はp35nksf14−1−1クローンの下線を付し
たアミノ酸#57〜70に相当する。
この小さいポリペプチドはさらに表2の下線を付して区別した9個のアミノ酸断
片を3個含有するという特徴がある。
NKSFはイン・ビトロでヒト末梢血リンパ球(PBLs)のガンマ−インター
フェロンの産生を誘起する生物学的活性を示す。NKSFは、等質な形態では、
ガンマ−インターフェロン誘導検定において、特異活性がミリグラムあたり1×
107希釈単位以上であるという特徴があるが、詳細は以下に記載する。
PBLsにおけるガンマ−インターフェロンの誘導に加えて、NKSFは以下の
生物学的活性を示す:
(1)顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM−C3F)誘導検定におけ
るPBLsとの生物学的活性;(2)白血病および腫瘍由来の細胞を殺すナチュ
ラルキラー(NK)細胞の活性化における生物学的活性:
(3)腫瘍壊死因子(TNF)誘起検定におけるフィトヘマグルチニン(PHA
)−活性化Tリンパ球との生物学的活性;(4)末梢血Tリンパ球との共ミトゲ
ン活性:および(5)PBLsでのγTFN誘導およびPBL増殖の維持におけ
るIL−2との相乗作用。
本発明の別の様相には、ヒトNKSFポリペプチド、ヒトNKSFの大きいサブ
ユニットポリペプチド、およびヒトNKSFの小さいサブユニットポリペプチド
の発現をコードするcDNA配列を含むDNA配列がある。
このような配列は上記のサブユニットおよびペプチド配列を1個またはそれ以上
をコードするヌクレオチド配列を含む。
本発明はまた発現調節配列と機能可能に結合したNKSFまたはNKSFサブユ
ニットをコードするDNA配列を含有するベクターをも提供する。
本発明はまた組み換えNKSFまたはそれの組み換えサブユニットの産生に使用
されるこのようなベクターで形質転換した宿生細胞をも提供する。
本発明のさらなる様相として、組み換えNKSFタンパクを提供する。
このタンパクはその他の哺乳動物のタンパク質性物質を含まず、上記物理学的、
生化学的または生物学的活性または特性を1つまたはそれ以上含む上記サブユニ
ットまたはペプチド断片を1個またはそれ以上をコードするDNA配列が存在す
るという特徴がある。
本発明の別の様相では、均質なもしくは組み換えNKSFを治療的に有効量、ま
たはNKSFのサブユニットを1つまたは両方またはそれのペプチド断片を1つ
またはそれ以上を有効量含有する医薬組成物を提供する。
これらの医薬組成物は癌、ウィルス感染、例えばエイズ、細菌感染、およびガン
マ−インターフェロンの増加またはGM−C5F産生に反応するその他の疾病状
態の処置方法において用いることができる。従って、一般的にこの因子は免疫機
能を刺激するのが有益であろうと考えられる疾病の処置に用いることができる。
従って、本発明のさらなる様相は、患者にNKSFまたはそれのサブユニットを
1つもしくは両方、またはそれのペプチド断片を治療的に有効量、適切な医薬用
担体中で投与することにより、ナチュラルキラー細胞機能を増強すると有効であ
る癌および/またはその他の病理学的状態を処置する方法である。これらの治療
法にはNKSFまたはそれのサブユニットもしくはペプチド断片を1つもしくは
それ以上と共に、少なくとも1つのその他のサイトカイン、造血素、インターロ
イキン、成長因子または抗体の有効量を同時にまたは逐次的に投与することが含
まれる。具体的には、NKSFまたはそれのサブユニットの1つまたはそれ以上
をIL−2と共に投与すると相乗効果があることが示されている。イン・ビトロ
でIL−2と相乗効果があるために、このインターロイキンはとりわけNKSF
と組み合わせると効果的であると考えられる。
本発明のさらなる様相は、NKSFまたはそのサブユニットをその他のタンパク
およびポリペプチドと混合して産生ずるヒトセルラインから、等質なNKSFま
たはそれのサブユニットを産生ずる方法である。本発明が提供するこの産生方法
には、NKSFlそのサブユニットまたはそれのペプチド断片の産生能力のある
選別した細胞を培養してならし培地を得、5段階の1次精製段階を通してならし
培地を精製することが含まれる。
本発明のベクターおよび形質転換細胞は、本発明の別の様相、すなわち、組み換
えヒトNKSFタンパク、それのサブユニットまたはそれのペプチド断片を産生
ずるための新規な方法に用いられる。この方法では、発現調節配列と機能可能に
結合した、NKSFタンパク、それのサブユニットまたはそれのペプチド断片の
発現をコードするDNA配列で形質転換したセルラインを培養する。この特許請
求した方法ではポリペプチドを発現させるための宿主細胞として多(の既知の細
胞を用いることができる。現在のところ好ましいセルライは哺乳動物セルライン
および細菌細胞である。
本発明のその他の様相および優越性は、それの好ましい態様に関する以下の詳細
な説明を考慮すると明白になろう。
発明の詳細な説明
本発明が提供する新規なヒトナチュラルキラー細胞刺激因子、NKSFは、実質
的にその他の哺乳動物のタンパク質性物質が関与しない等質なタンパクまたはタ
ンパク質性組成物である。
ナチュラルキラー刺激因子は、非還元条件下、ドデシル硫酸ナトリウムポリアク
リルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)により決定すると、見かけの分子
量が約70〜80キロダルトンである。この70〜80キロダルトンのペプチド
はガンマ−インターフェロン誘導検定において活性である。
5DS−PAGEでは、70〜80キロダルトンのバンドが、還元条件下見かけ
の分子量約40キロダルトン(大きい方のサブユニット)および約30〜35キ
ロダルトン(小さい方のサブユニット)の2つの小さなサブユニットを生じる。
両方のサブユニットは別個に、同一のガンマ−インターフェロン誘導検定におい
て生物学的活性が、元来の70〜80キロダルトンの種と比較すると実質的に喪
失されている。上記で同定されたアミン末端配列はNKSFへテロダイマーのサ
ブユニットであると考えられている40キロダルトンの還元種および30〜35
キロダルトンの還元種から元来決定された。現在NKSFは大きいおよび小さい
サブユニットのジスルフィド−結合ヘテロダイマーであると考えられている。し
かしながら、これらのサブユニットの1つまたは両方は、単独で存在する場合、
生物学的活性を有することも可能である。
NKSFは、少なくとも部分的に陰イオン糖タンパクである。等電点電気泳動で
は、NKSFの2種は等電点が4.3および4.8であることが観察される。現
在では、2種はグリコジル化パターンで異なることが推測されている。
NKSFは、以下の実施例8で詳細に記載するガンマ−インターフェロン誘導検
定における生物学的活性により王に特性化される。NKSFのその他の生物学的
活性には、ヒト末梢血リンパ球によるGM−C3F産生を誘起する能力もある。
[例えば、GM−C3Fのさらなる情報に関する発行PCT出願WO36100
639を参照されたい。1NKSFはまた、末梢血Tリンパ球における種々ミト
ゲン、例えばレクチンおよびフォルボールジエステルのミトゲン活性に及ぼす増
強効果をも有し、活性化ヒト扁桃腺Bセルに及ぼす成長促進効果をも有する。N
KSFはまたイン・ビトロで自然性細胞毒性検定および抗体依存性細胞毒性(A
DCC)検定を用いると、白血病および腫瘍由来細胞を殺すNK細胞機能を増強
することも観察されている。
自発性細胞毒性検定では、ヒト末梢血リンパ球または精製NK細胞をNKSFの
存在下、8〜18時間恒温培養する。次いで標準51(r放出検定でリンパ球お
よびNK細胞の、標的細胞、例えば白血病セルライン、腫瘍由来のセルラインま
たはウィルス感染した線維芽細胞を融解する能力を検定する。NKSFは、NK
m胞の、このような標的細胞を融解する能力をインターフェロンアルファおよび
IL−2といった周知のNK細胞細胞毒性活性の活性化剤に匹敵する水準で、劇
的に高める[例えばG、)リンチェりら、ジャーナル・オン・エクスベリメンタ
ル・タデ43214フ巻1314頁(1978年)およびG、)リンチェリら、
ジャーナル・オン・エクスペリメンタル・メチイス2160巻1146頁(19
84年)を参照されたい]。
ADCC検定では、標的癌細胞はNK細胞のFC受容体に結合能力のある抗体例
えばIgG、、、IgG、等で被覆する。予備検定では、NKSFの存在が、A
DCCにおける被覆腫瘍細胞に対するNK細胞の殺活性を増強するようである。
[例えばり、 M、ワイナーら、キャンサー・リサーチ48巻2568〜257
3頁(1988年)、P、ハーセイら、キャンサー・リサーチ46巻6083〜
6090頁(1988年):およびC,J、ノ1ンシクら、プロシーディング・
オン・ナショナル・アカデミ−・オン・サイエンス・オン・ジ・ユナイテッド・
ステーツ・オン・アメリカ83巻7893〜7897頁(1986年)のADC
Cに関するさらなる情報を参照されたい、]
ビーズに結合したヤギ抗ヒトIgM抗体(アンチ−μ)で刺激した正常ヒトBセ
ルを用いるBセル成長因子検定でのNKSFの予備分析により、NKSFがBセ
ル成長因子活性によっても特性化できるとことが示される。
この検定ではBセル表面上の1gMイムノグロブリンに抗する抗体がBセルを活
性化し、Bセル成長因子に反応するようにさせる。[C−TK、 ツエンダら、
ジャーナル・オン・イムノロジ−140巻2305−2311頁(1988年)
を参照されたい]。このような抗体は市販で入手できる。
NKSFは元来、リンフ才力インの混合物を産生ずる市販で入手可能なセルライ
ン[ユニバージティー・オン・ペンシルバニア・セル・センター]であるヒトセ
ルライン、RPMI8866のならし培地で検出された。この因子はその他のエ
プスタイン・バール・ウィルス形質転換リンフオブラストイドセルラインにより
、またはその他のヒトセルラインからも産生できる。RPMI8866セルライ
ンは自発的に因子を産生ずるが、産生レベルはセルラインをフォルボールエステ
ル類、例えばフォルボール・ジブチレートで処理することにより増強できる。血
清を除去した細胞は、48時間でも依然、NKSFをその他のリンフ才力インと
共に産生ずる。RPM18866または別のNKSFの供給源の細胞の培養方法
(実施例1参照)は、当業者には周知である。
天然にNKSFを産生ずる細胞からNKSFを得る場合に用いる精製技術では以
下の段階を用いる。これらの段階には、イオン交換カラム例えばQAEゼータ予
備カートリッジ[LKBファルマンア]を通す精製、があり、これはNKSFタ
ンパクが陰イオン性であることを示している。2番めの精製段階はレンチル・レ
クチン・カラムであり、これはNKSFが少なくとも部分的に糖タンパクである
ことを示している。レンチル・レクチン・カラムからの溶出液はヒドロキシルア
バタイト力ラムを通してさらに精製し、続いてヘパリンセファロースカラムおよ
び高速タンパク液体クロマトグラフィー(FPLC)モノーQカラムを通して精
製する。RPMI8866からのNKSFは、後者の3mのカラムの各々で単一
のピークとして溶出された。残存する約37キロダルトンのタンパク夾雑物を、
ゲル濾過クロマトグラフィー単独で、または逆相HPLCおよびゲル濾過クロマ
トグラフィーで除去する。結果的に得られた精製した等質NKSFは実施例8の
ガンマ−インターフェロン誘導検定で生物学的活性を検定し、ミリグラムあたり
I X 10’希釈単位以上の特異活性が示された。
従って、均質なNKSFは上記の精製法に適用して得ることができ、このことは
実施例2でRPMI8866またはその他のヒトNKSF供給源のならし培地に
関して詳細に記載する。
NKSF、そのサブユニットの1つもしくは両方、またはそれのペプチド断片も
または組み換え技術により、例えば適当な条件下、それを発現させることができ
る制御調節配列を有効に関与させた、大きいおよび/または小さいサブユニット
をコードするDNA配列で形質転換した宿主細胞を培養することにより産生でき
る。
クローン化NKSFおよびそのサブユニットのDNA配列は、等質なポリペプチ
ドをトリプシン消化させることにより本来単離された。例えば、本来NKSFに
見出される9個のトリプン処理断片は以下のように同定断片3: 工1a−Tr
p−Glu−Lau−Lys断片8: Thr−Pha−Lau−Arg断片9
: Asp−工1e−工1a−Lys−Pro−Asp−Pro−Pro−Ly
s。
断片4.5および6は小さい方、すなわち30キロダルトンのサブユニット内に
位置することが確認されている。これらの配列は表2に説明するp35nksf
14−1−1クローンの下線を付したアミノ酸#179−i84.246−25
2および81−86の各々lこ相当する。断片1−3および7−9は、大きい方
の40キロダルトンのNKSFサブユニット内に位置することが確認されている
。断片1(アミノ酸#75−79):断片2(アミノ酸3219−224);断
片3(アミノ酸#23−27):断片7(アミノ酸3303−308);断片8
(アミノ酸#127−130);および断片9(アミノ酸#231−239)に
相当するアミノ酸配列は、表1で下線を付しである。さらに、NKSFの大きい
および小さいサブユニットのアミノ末端配列は以下の実施例5に記載するように
同定し、各々表1(#23−45)および表2 (#57−70)で下線を付し
である。
オリゴヌクレオチドプローブは、NKSFのこれらのトリプシン消化産生物のア
ミノ酸配列をコードする全ての可能な配列を予想するための遺伝子コードを用い
て合成した。同一の方法を行って、上記で同定されたNKSFの2つのサブユニ
ットのアミノ末端配列からプローブを構築することができる。NKSFサブユニ
ット遺伝子はこれらのプローブを用いて同定でき、ヒトゲノムライブラリーをふ
るい分けできる。また別に、RP M 18866または別のNKSFの細胞供
給源からのmRNAを用いてNKSFの大きいおよび小さいサブユニットのポリ
ペプチドをコードするcDNAを同定するプローブでふるい分けできるcDNA
ライブラリを作ることができる。一度cDNAを同定すると、これらを発現ベク
ターに導入し、NKSF、またはそれのサブユニットの1つもしくは両方の発現
系を作った。
このように組み換え技術を用いることにより、NKSFの大きいおよび小さいサ
ブユニットのポリペプチドをコードするDNA配列を得たが、これはトリプシン
処理断片または上記で同定されたアミノ末端配列をコードするDNA配列を含有
する。
pNK40−4と称する1つのNKSFクローンは以下の表1に示すDNAおよ
びアミノ酸配列を有し、大きいNKSFサブユニットの全てまたは一部をコード
する・
表1
pNK40−4
cDNAヌクレオチドおよびアミノ酸配列、40キロダルトンのNKSFのサブ
ユニットCTCTACAAAA AAAATITAAA ATTAGCCAGG
CGTGGTGGCT 1779CATGCTTGTG GTCCCAGCT
G ?TCAGGAGGA TGAGGCAGGA 1849AA講JJすし〜
(入A AAAAAACTCT AGA 2362プラスミドpNK40−4の
このクローン化配列はアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション、123
01バークローン・ドライブ、ロックビル、メリーランドに1990年7月31
日に受け入れ番号40854で寄託した。おおよそヌクレオチド#888までを
含有する配列を通ってN末端非コード化部域を含有する、この大きい断片の先の
部分的クローンをpNK−6と称し、1989年2月3日にATCCNo、40
54苧、でATCCに寄託した。大きいサブユニットの別の部分的クローンであ
るpNKを含有する。このクローンはりェネティックス・インスティテユート有
限会社の研究室で保存されている。
NKSFの小さい(30〜35キロダルトン)サブユニットの配列をコードする
2個の別個のcDNAクローンを同定した。長いクローン(p35nksf 1
4−1−1と称する)を表2に示す。短いクロ’/ (p35nksf9−1−
1と称する)は表2および寄託配列のヌクレオチド#133(*で示す)で始ま
り、ヌクレオチド81335 (*で示す)で終わる。これらの2つのヌクレオ
チドの間では、小さいクローンは、3°非コ一ド化部域での5ヌクレオチドの変
化以外は表2の配列と同一である。従ってこの短いクローンは表2のMet (
アミノ酸#35)で始まるコード化配列を有する。p35nksf14−1−1
の5゛末端における付加的な配列は、p35nksf9−1−1での有効な開始
コドンのフレーム内開始コドン(ATG)34残基5′をコードする。
□
これらのクローンの両方は、精製NKSFのトリプシン消化で同定されたペプチ
ド配列の全ておよび精製30キロダルトンサブユニツトのアミノ末端配列をコー
ドするが、これらは40キロダルトンのサブユニットタンパクでは見出されなか
った。これらの配列は表2で下線を付している。クローンは翻訳が表2のMet
#1またはMet#35で開始されるかどうかに依って、NKSFの30〜35
キロダルトンのサブユニットの2つの可能な翻訳物をコードする配列を含有する
。
しかしながら、NKSFの30〜35キロダルトンのタンパクサブユニットはA
la(アミノ酸#56)に続く開裂により生じると考えられるので、両方の配列
は同じ成熟タンパクを産生するはずである。p35nksf14−1 1の配列
は、1990年9月11日に受け入れ番号40886でATCCに寄託した。
表2
GTCCTGCCGCGCCTCGGGACAATTATAAAA 100獣→
lノ −rノ〜1ゝ」肌tソノより −rlLぬ番J斧−−rILエクリ、肚t
〜−〇 テヒ一ド化配列を含有する。成熟タンパク(両方のcDNAによりコー
ドされる)のMet(アミノ酸#35)からN末端までの配列は、信号ペプチド
に似た配列をコードし、サブユニットの適切な折りたたみおよび/または分泌を
指示できる。従って、長い30〜35キロダルトンのサブユニットの配列が、短
いものよりも効果的にCos細胞により発現および分泌されることが可能である
。これはまた異なって折りたたまれ、それによりNKSFの活性が40キロダル
トンのサブユニットの存在とは独立して付与される。
表2は寄託クローンのポリリンカー配列、並びにこのサブユニットの大きいおよ
び小さい翻訳物の最初と最後のヌクレオチドの配置を示す。また発現した小さい
サブユニットの配列および下線を付したトリプシン処理断片の配列を得るための
5”PstI部位をも示す。
ペプチド配列および上記の大きいおよび小さいサブユニットをコードするDNA
配列のアレル化したものおよびそれのアナログまたは誘導体もまた本発明に含従
って、本発明はまたその他の霊長類タンパクをコードするDNA配列を随伴せず
、それの大きいおよび小さいサブユニットを含むNKSFポリペプチドの発現を
コードするこれらの新規DNA配列を包含する。これらのDNA配列には上記で
同定したDNAおよびペプチド配列、並びにストリンジエントハイプリダイゼー
ンヨン条件下〔T マニアナイスら、モレキュラー・クローニング(アラポラト
リー・マニュアル)、コールド・スプリング・ハーバ−・ラボラトリ−(198
2年)387〜389頁を参照されたい〕でDNA配列にハイブリダイズするこ
れらの配列の1つまたはそれ以上を含有するものを含む。このようなストリンジ
ェント・ハイブリダイゼーション条件の例としては、65℃で4XSSCでハイ
ブリダイゼーションし、続いて65℃で0.lX5SCで1時間洗浄する。
また別に、典型的なストリンジェント・ハイブリダイゼーション条件は50%ホ
ルムアミド中42℃で4xSSCである。
緩和なハイブリダイゼーション条件下、NKSFまたはそのサブユニットの配列
にハイブリダイズし、NKSF生物学的特性を有するNKSFペプチドの発現を
コードするDNA配列もまた新規なNKSFポリペプチドをコードする。このよ
うな非ストリンジェント・ハイブリダイゼーション条件の例としては、50℃で
4xSSCかまたは、42℃で30〜40%ホルムアミドでのハイブリダイズが
ある。例えば、グリコジル化またはジスルフィド架橋といった重要な等質性の部
域をNKSF配列と共有し、NKSFの生物学的特性を1つまたはそれ以上有す
るタンパクをコードするDNA配列は、このようなりNA配列がたとえストリン
ジェント的にNKSF配列にハイブリダイズしなくても、明らかにNKSFポリ
ペプチドをコードする。
同様に、NKSFの配列によりコードされるNKSFポリペプチドをコードする
が、遺伝子コードが縮重またはアレル変化する(種の集合体において天然に発生
する塩基の変化で、結果的にアミノ酸変化をもたらす場合ももたらさない場合も
ある)ためにコドン配列が異なるDNA配列もまた、本発明に包含する。点突然
変異により、または活性、半減期またはそれによりコードされるポリペプチドの
産生を増強するように改変させることにより引き起こされるNKSFのDNA配
列の変化もまた本発明に包含される。
NKSFポリペプチドはまた、既知の通常の化学合成によっても産生できる。
本発明のポリペプチドを合成手段により構築する方法は当業者に周知である。1
次、2次または3次構造および配置特性をNKSFポリペプチドと共有すること
により、合成的に構築したNKSFポリペプチド配列は、それと共通したNKS
F生物学的特性を有することができる。従って、これらは治療的および免疫学的
方法において天然精製NKSFポリペプチドの、生物学的活性また免疫学的代替
物として用いることができる。
本明細書で提供するNKSFポリペプチドはまた、精製した等質な組み換えNK
SFタンパクまたはサブユニットポリペプチドであるが、改変が自然に行われる
か、故意に操作されたものの配列に類似した配列でコードされる因子をも含むペ
プチドまたはDNA配列における改変は、当業者間で周知の技術を用いて行うこ
とができる。NKSF配列中の重要な改変には、コード化配列中の選別されたア
ミノ酸残基の置換、挿入または削除がある。このような置換、挿入または削除の
ための突然変異誘発技術は当業者に周知である〔例えば米国特許第451858
4号を参照されたい。〕
本明細書に記載したNKSFポリペプチドまたはサブユニットポリペプチドの配
列のその他の特異的な突然変異には、グリコジル化部位の改変がある。任意のア
スパラギン連結グリコジル化認識部位で、または〇一連結炭水化物の添加により
改変される分子の任意の部位でのアミノ酸置換または削除の結果、グリコジル化
しなかったり、部分的にしかグリコジル化しなかったりする。アスパラギン連結
グリコジル化認識部位には、適当な細胞性グリコジル化酵素により特異的に認識
されるトリペプチド配列を含む。これらのトリペプチド配列は、アスパラギン−
X−スレオニンかまたはアスパラギン−X−セリン(ここでXは通常任意のアミ
ノ酸である)のどちらかである。グリコジル化認識部位の1番めのまたは3番め
のアミノ酸の位置の1つかまたは両方での、種々のアミノ酸置換または削除(お
よび/または2番めの位置でのアミノ酸の削除)の結果、改変されたトリペプチ
ド配列で非グリコリル化される。
このように変化したヌクレオチド配列の発現により、その部位でグリコジル化さ
れない変種が産生される。
NKSF活性が全体的にまたは部分的に保持されているであろうと考えられるN
KSFまたはそのサブユニットの配列のその他のアナログおよび誘導体もまた、
本明細書に示された当業者により容易に作ることができる。そのような改変の1
つは、ポリエチレングリコールの存在するりジン残基への付着または通常の技法
による付着を可能にするためのりジン残基の配列への挿入である。このような改
変は本発明に包含されると考えられる。
本発明はまたNKSFポリペプチドを産生ずる方法をも提供する。本発明の方法
には、既知の制御配列の調節を受けながら、NKSFポリペプチドまたはサブユ
ニットの発現をコードするDNA配列で形質転換した適当な細胞またはセルライ
ンを培養することを含む。両方のサブユニットの好ましいDNA配列は宿主細胞
に形質転換する。
適当な細胞またはセルラインは、哺乳動物細胞、例えばチャイニーズ・ノ\ムス
ター卵巣細胞(CHO)または3T3細胞である。適当な哺乳動物宿主細胞の選
別および形質転換、培養、増幅、ふるい分は並びに産生物の産生および精製の方
法は当業界で周知である。例えばゲテイングおよびサンブルーフ、ネイチャー2
93巻620〜625頁(1981年)、別法としてカラマンら、モル、セル、
ビオール、5巻7号1750〜1759頁(1985年)もしくはノ1ウレイら
、米国特許第4419446号を参照されたい。CHO細胞における2種の異な
るDNAの同時発現については、例えば発行PCT国際出願WO3810803
5に記載されている。その他の適当な哺乳動物セルラインはサルC08−1セル
ラインおよび元来ウィスター・インスティテユート、フイラデルヒイア、ペンシ
ルベニア州で開発されたCV−1セルラインである。
同様に本発明に適した宿主細胞として有用であるのは、細菌細胞である。例えば
、エンエリキア・コリ(例えばHBIOI、MC1061および以下の実施例で
用いた菌株)の種々の菌株は、バイオテクノロジーの分野で宿主細胞として周知
である。B サブチリス、ブセウドモナス、その他の桿菌等の種々の菌株をもこ
の方法に用いることができる。
当業者に周知の酵母細胞の多くの株もまた本発明のポリペプチドの発現のための
宿主細胞として利用できる。さらに、望まれる場合、昆虫細胞を本発明の方法に
おいて宿主細胞として利用できる。例えばミラーら、ジエネテイツク・エンジニ
アリング8巻277〜298頁(ブレナム・プレス1986年)およびそこで引
用されている参考文献を参照されたい。
本発明はまた新規NKSFポリペプチドの発現方法において使用されるベクター
をも提供する。これらのベクターは本発明のサブユニットポリペプチドを含むN
K S Fポリペプチドをコードする新規NKSFDNA配列を含有する。ま
た別に、上記で記載したような改変した配列を組み込んだベクターもまた本発明
の態様であり、NKSFポリペプチド産生に有用である。この方法で用いるベク
ターもまた本発明のDNAコード化配列と有効に関与し、選択した宿主細胞中で
それの複製および発現を指示できる選択された制御配列を含有する。
従って、細胞供給源から等質になるまで精製した、または組み換えもしくは合成
により産生したNKSFは、医薬組成物すなわち増強されたNK細胞活性または
イン・ビボでのガンマ−インターフェロンもしくはGM−C3Fの産生増加に反
応する癌またはその他の疾病状態を処置するための製剤に用いることができる。
このような病理学的状態は、疾病、放射線または薬物の暴露、例えば白血病、細
菌およびウィルス感染、貧血、骨髄移植後の免疫細胞または造血細胞不全を含む
BセルまたはTセル不全の結果起こる。これらのNKSFポリペプチド組成物で
の癌またはその他の疾病の治療的処置によると、現在使用できる薬物での処置に
より引き起こされる望ましくない副作用を避けることができる。本発明によるN
KSFポリペプチド組成物は、後天性免疫不全症候群(AIDS)およびその他
のウィルス感染、とりわけ非反応性ウィルス感染および細菌感染の処!にも用い
ることができる。
このような医薬用製剤において、NKSFのサブユニットポリペプチドもしくは
それのペプチド断片の1つまたは両方を用いることも可能である。
本発明のポリペプチドはまた、単独でまたはその他のサイトカイン、造血素、イ
ンターロイキン、成長因子もしくは抗体と組み合わせて、癌またはその他の疾病
状態の処置に用いることもできる。例えばNKSFポリペプチドをIL−2と連
結させて投与した場合、相乗効果があることが示されている。これは感染、とり
わけウィルス感染および癌の処!に有用であると考えられる。これらの新規ポリ
ペプチドのその他の用途は、標準方法により診断または治療用に発生させたモノ
クローナルおよびポリクローナル抗体の開発である。
従って、本発明のまた別の様相は、上記で言及した状態の処1のための方法およ
び治療用組成物である。このような組成物には、本発明のNKSFタンパクもし
くはサブユニットポリベブチドまたは治療的に有効なそれの断片の治療的に有効
量を医薬的に許容されうる担体と混合したものを含む。この組成物は非経口的に
全身的に投与できる。また別に、この組成物は静脈内投与できる。望まれる場合
は、この組成物は静脈内投与できる。全身的に投与する場合、本発明で用いられ
る治療用組成物は、発熱物質不含の非経口的に許容され得る水性溶液の形態であ
る。このような医薬的に許容され得るタンパク溶液の調製物は、pH,等調性、
安定性等を十分に考慮して、当業界の技術の範躊である。
上記の状態を処置する方法において用いられる投与計画は、薬物の作用を変化さ
せる種々の因子、例えば患者の病状、体重、性別および食事、感染の重篤度、投
与回数並びにその他の臨床因子を考慮して担当の内科医により決定されるであろ
う。一般に、1日の投与計画はNKSFタンパクもしくはそれのサブユニット1
〜1100Oxまたは体重1kgあたりタンパク50〜5000単位(すなわち
、1単位/■1はガンマ−インターフェロン誘導検定において最大刺激の半分ま
で刺激するタンパク濃度である)の範囲内にすべきである。
本発明の治療方法および組成物には、その他のヒト因子との併用投与も含まれる
。このような用途のための典型的なサイトカインまたは造血素には、既知の因子
、とりわけl−1、IL−2およびIL−6がある。〔例えばPCT公開WO3
5105124、およびWO38100206:並びにヨーロッパ特許出願第0
188864号を参照されたい。〕その他のNKSF治療への参入の強力な候補
には、IL−4、G−C3F、C3F−1、GM−C3F、IL−3、IL−1
1またはエリトロポエチンも含まれ得る。B細胞成長因子のような成長因子、B
セル分化因子または好エオンン分化因子もまたNKSFと併用投与するのが有用
であることが解明できている。
同様に、NKSFもしくはサブユニットまたはそれの断片を、NK細胞のFc受
容体に結合する能力のある抗体と一緒に、またはこれに先んじて投与すると、腫
瘍に抗することを目的としたADCC治療を増強できる。上記で列挙した投与量
は、治療用組成物中のこのような付加的な成分のために補整されよう。処置した
患者の改善は、通常の方法で監視する。
以下の実施例は、本発明の均賀なヒトNKSFの精製および特性並びにその他の
方法および産生物を説明するために記載する。これらの実施例は説明のためのも
のであり、本発明の範囲を限定するものではない。
実施例1.血漿兼含有RPMI8866細胞順化培地の製造リッジEスパイラル
ーウンド、Sl、アミコン、ダンノく−ス、MAIを使用して加圧下50倍に濃
縮した。
から相同NKSFタンパク質を得るために使用されている。
a、アニオン交換カートリッジクロマトグラフィー緩衝液(pH6,8)中0,
5M NaC11,5す・ソトルで洗浄し、画分3QQmlを補集した。NKS
F活性をQ、5M NaC1含有洗浄液で溶出した。
2011Mトリス−HCl緩衝液(pH7,2)で平衡化されているレンチル−
レクチンセファロース4B[ファルマシア]のカラム(2,5X 15c+i)
に直接適用した。カラムの5倍容量の平衡化緩衝液で洗浄後、カラムをカラムの
3倍容量の0.2Mα−メチル−D−マンノピラノシド[シグマ〕および0.5
M NaC1含有20IIMトリス−HCl緩衝液(pH7,2)で溶出した。
NKSFの約半分の活性がカラムにより結合し、α−メチルD−マンノピラノシ
ドで溶出した画分中に回収した。
C,ヒドロキシルアパタイトクロマトグラフィーレンチル−レクチンセファロー
スカラムに結合したNKSF活性のプールから濃縮した試料を0.1mMCaC
L2および0.15M NaC1を含むlaMリン酸カジカリウム緩衝液H6,
8)で透析し、0.15MCaC11を含む1mMリン酸カリウム緩衝液で前辺
て平衡化したバイオゲルHT[バイオラッド]カラム(2X5C11)に適用し
た。カラムを平衡化したカラムの5倍容量の緩衝液で洗浄し、0.15MNaC
lを含むIIIM〜400■Mリン酸カリウム緩衝液(pH6,8)の直線勾配
置0011で溶出した。両分4mlを捕集し、NKSF活性を試験した。活性の
単一ピークが約200aM〜300aMリン酸カリウム間でカラムから現れた。
d、ヘパリンセファ0−スクロマトグラフイーバイオゲルHTカラムから溶出し
たNKSF−含有画分を溜め、20rsMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7,2
)で透析し、ヘパリンセファロース[ピアース、ロックファード、ILlカラム
(IXlocm)に適用した。カラムを’lQtaMリン酸ナトリウム緩衝液(
pH7,2)の5倍容量で洗浄し、IMNaClを含む同じ緩衝液で溶出した。
画分3+elを捕集し、NKSF活性を測定した。本質上活性すべてをヘパリン
カラムにより結合し、LM Na1l洗浄液中に回収した。
e、モノQクロマトグラフィー
ヘパリンセファロールカラムから溜めた両分を1%エチレングリコールおよび縮
した。試料をモノQ (515)カラム[ファルマシアーFPLC装置コに適用
し、緩衝液A(pH6,8)中直線勾配OM 〜LM NaC1で溶出した。両
分0.5m1を捕集し、NKSF活性を試験した。活性は約220mM 〜27
0mM NaC1の単一ピークとしてカラムから現れた。
f、ゲル濾過クロマトグラフィー
モノQカラムからNKSF活性を含む溜めた画分をスピードバック濃縮機[サバ
ント、ファルミングデール、NY]により100マイクロリツトルに濃縮し、F
PLCスパローズ12カラムに適用した。クロマトグラフィーを0.15M N
acl、1%エチレングリコールおよび0.1iM PMSFを含む5QiMリ
ン酸ナトリウム緩衝液(pH7,2)で行った。流速は0.6+1/分であり、
画分Q、5+1を捕集した。NKSFタンパク質を約37kDタンパク質混合物
から分離した。
別法として、溜めたモノ−0画分を上記の工程(f)より前に逆相HPLC(C
8カラム)に入れ、活性70kDタンパク質からタンパク質を分離することがで
きる。
実施例3.ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法5DS
−PAGEを10%アクリルアミドスラップゲル(厚さ0.75u+)でラエミ
リの方法[ラエミリ、U、K、 ネイチャー、策227巻、680〜685頁(
1970年)]により行った。電気泳動後、ゲルを銀染色剤[バイオラッド]を
使用して硝酸銀法で染色するか、2韻薄片にし、4時間24℃でQ、5mlのR
PMr培地で溶出し、NKSF活性を分析した。見掛は分子量をタンパク質標準
、ホスホリパーゼb (94kD) 、ウソ血清アルブミン(67kD)、オバ
ルビン(43kD) 、カルボニックアンヒドラーゼ(30kD)、大豆トリプ
シン阻害剤(20kD)、およびラクトアルブミン(14,4kD)で測定した
。
NKSF活性前に溶出する数種の画分て始め、ついで活性画分を通して適当に行
い、NKSF活性ピーク後に溶出する両分で終わるモノQカラム画分(実施例2
、工程(e))SDS−PAGE分析(非還元状態)は、2種のタンパク質(7
0kDおよび37kD)の存在が種々のモノ0画分中NKSF活性の存在と関係
することを示した。活性画分を第2の非還元ゲルに再度移し、タンパク質を70
kDおよび37kDバンドに対応する領域から溶出し、NKSF活性を試験した
。
活性すべては、70kD種と関連し、このタンパク質がNKSFであることを示
した。
70kD種をゲルから溶出し、クロラミンT[シグマ、セント・ルイス、MO]
を使用してヨウ素化し、還元剤β−メルカプトエタノール(10%)の存在下2
分間煮沸後、j!!2SDSゲル上で再度行った。
それらの条件下、70kD種を分子量40kDおよび30kDの2種の別のサブ
ユニットに分解し、未変性NKSFはそれらサブユニットボリベブチドのジスル
フィド結合へテロダイマーであり得ることを示している。あるいは、NKSFは
より大きいまたはより小さいサブユニットの多璽化により生成したダイマーであ
り得る。未変性70kD NKSFの還元はその活性のすべてを破壊し、ガンマ
インターフェロンの末梢血リンパ球製造を誘発すると思われた。
実施例4.タンパク質の回収
RPM18866細胞無含有順化培地の500リーツトルで開始し、モノQカラ
ムから最後に溜めた活性画分は、同じゲルで同時に分析した対照タンパク質で銀
染色の強さにより評価したところタンパク質約10μgを含んでいた。これの約
6μgは70kD NKSFタンパク質に相当した。70kD NKSFの推定
特異的活性はI X 107u/mgである。生成物におけるNKSF活性の全
回収率は2%であった。
実施例5.NKSFタンパク質組成物
相同NKSFを上記の5DS−PAGE実施例と同様に還元し、トリプシンで分
解した。別法として、非還元NKSFを逆相HPLCカラムから得、トリプシン
で消化し得る。以下のアミノ酸配列を含む9種のトリプシン断片を分離する:断
片1−Leu−Thr−工1a−Gin−Val断片2− Lys−Tyr−G
lu−Asn −Tyr−Thr断片3−工1e−Trp−Glu−Lau−L
ys断片4− Lau−Met−Asp−Pro−Lys断片5− Val−M
et−5er−Tyr−Lau−Asn−Ala断片5− Ala−Val−5
er−Asn−Met−Leu−Gin−Lys断片7− Asn−Ala−5
ar−工1e−5ar−Val断片8− Thr−Pha−Leu−Arg断片
9− Asp−lLa−工1a−Lys−Pro−Asp−Pro−Pro−L
ys。
更に、NKSFの各ユニットのアミノ酸末端のアミノ酸配列を、実施例3に記載
と同様に、還元後、NKSFの分離した4QkDおよび30kD種から決定した
。40kDサブユニツトからのアミノ酸末端配列は、以下のとおりであった:工
1e−Trp−Gl u−Leu−Lys−Lys−Asp−Val−Tyr−
Va l −Va 1−Glu−Lau−Asp−Trp −Tyr−Pro−
Asp−Ala−Pro−Gly−Glu−Met。
上記アミノ酸末端配列および断片1〜3および7〜9が、上記の第1表に示した
より大きいサブユニットのクローンのアミノ酸配列から由来することが判明した
。
30kDより小さいサブユニットからのアミノ酸末端配列は以下のとおりであっ
た; Arg−Asn−Leu−Pro−Val−Ala−Thr−Pro−A
sp−Pro−Gly−Mat−Phe−Pro。
断片4.5および6は上記の第2表に記したより低いサブユニットのクローンの
アミノ酸配列から由来することが判明した。
オリゴヌクレオチドのプールまたは独特のオリゴヌクレオチドからなるプローブ
は、R,ラス、ジャーナル・オン・モレキュラー・バイオロジー、183(1)
巻=1〜12 (1985年)の方法で設計する。オリゴヌクレオチドプローブ
を自動DNA合成機で合成する。
遺伝子コードが縮重しでいるため(1個以上のコドンは同じアミノ酸をコードし
得る)、トリプシン断片のアミノ酸配列をコード化するすべての可能なヌクレオ
チド配列を含むオリゴヌクレオチドの混合物を合成しなければならない。幾つか
のコドンが真核性遺伝子にほとんど使用されないために、および真核性コード化
配列におけるジヌクレオチドCpGが相対的にまれである[J、トール等、不−
チャー、第312巻、342〜347頁(1984fE)コために、コドン使用
を基礎とするプローブ混合物におけるオリゴヌクレオチドの数を減少することは
可能であり得る。プローブ設計に使用したアミノ酸配列の領域をもし可能なら高
度に縮重したコドンを避けて選択する。オリゴヌクレオチドを自動DNA合成機
で合成し、ついでプローブをポリヌクレオチドキナーゼおよび32P−ATPで
放射能標識化する。
NKSFの小さいサブユニットをコード化するcDNAを、定着している技術(
上記で引用のトール等参照)を使用してPdBu誘発8866細胞(ユニバーシ
ティ・ペンシルバニア・セル・センター)からのポリアデニル化RNAから作っ
たcDNAラリブラリ−(ラムダZapで製造、ストラタジークローニングシス
テム、う・ジオウ、CA)をスクリーニングして同定した。スクリーニングを、
プローブとして40kDタンパク質をコード化する以前クローン化されたcDN
A中に含まれないそれらトリプンンペプチドにより予測された配列を有するオリ
ゴヌクレオチドを使用して行った。このライブラリーからの組換え型をプレート
に置き、プレートでつくられたニトロセルロースを複製する。オリゴヌクレオチ
ドを32pガンマATPで切断し、複製をハイブリダイズする。
特に、オリゴヌクレオチドの2種のプールをペプチドVa ] −Me t−3
e r−Tyr−Leu−Asn−Alaに基づいて合成した。17量体の1種
のプールの配列はペプチドMet−9er−Tyr−Leu−Asn−Alaか
ら、第2のものはVal−Met−3er−Tyr−Leu−Asnから誘導し
た。オリゴヌクレオチドの第1のプールにハイブリッドしたクローンを第2プー
ルで/\イブリントした。3MTMACを含む緩衝液中48℃でノ\イブツリド
した。フィルターを連続して3M TMAC,50mMトリスpH8,50℃で
洗浄した。[K、A、ジャコブ等、ニュークレイツク・アンッズ・リサーチ、第
16巻=4637〜4650頁(1988年)、参照]複製共に陽性のものをプ
ラーク精製した。
両方のプール、上記のp35nksf9−1−1およびp35nksf14 1
−1にハイブリダイズした2種のクローンを同定した。
配列およびコンピューターによる翻訳を第2表に示す。40kDサブユニットタ
ンパク質中に発見されなかった精製NKSFのトリプシン消化物において同定し
たすべてのペプチド配列(下線部)および精製30kDサブユニツトのアミノ酸
末端配列(下線部)を含む。
NKSF40kDサブユニットの完全な長さのcDNAを得るために、8866
ポリアデニル化RNAから先に製造したcDNAを上記と同様にλZAPヘクロ
ーン化した。このライブラリーから200000個の組み換え型をプレートし、
複製ニトロセルロースフィルターを製造し、pNK−6内に存在する配列である
ランダムにプライムされた”Pm1l化DNA断片をスクリーニングした。プロ
ーブ実験を標準的ストリンジェントハイブリダイゼーションおよび洗浄条件を使
用しておこなった。プラークを再プレートし、上記のプローブおよび条件を使用
して再プローブし、プラークをクローン分離した。ついで3種の分離物を32p
末端標識化オリゴdTプローブ(pd (T) +2−+a、ファルマンア)で
プローブ化した。
このハイブリダイゼーションを6XSSC,5Xデンハルズ溶液、およびキャリ
ヤーDNAプラス標識プローブ実験温で行った。3種の分離物中の1種のpNK
162はオリゴdTプローブにハイブリダイズし、配列決定した。
標準制限消化およびサブクローン化技術を使用して、NKSFクローンpNK−
6およびpKN162を転写および翻訳のフレーム内で共にサブクローン化し、
CO8発現のpXM発現ベクターへ結合した。生じたクローンであるpNK40
−4(第1表)は、40kD NKSFサブユニットの完全な長さのcDNAを
含むと思われる。
実施例60組み換え型ヒトNKSFの発現NKSFを製造するために、そのサブ
ユニットをコード化するDNAを、標準分子生物学技術により、多くのタイプが
哺乳類、昆虫、酵母、真菌、および細菌の発現について公知である適当な発現ベ
クターに移送する。哺乳類細胞のそのようなベクターの1種は、pxM[Y、C
,ヤン等、セル、47:3−10頁(1986年)]である。このベクターは、
哺乳類の細胞中で所望のcDNAの高濃度発現をもたらすに適当な関係で、5N
40複製開始点およびニンハンサー、アデノウィルス主遅滞プロモーター、アデ
ノウィルストリパルタイトリーダー配列のcDNAコピー、小ハイブリッド介在
配列、SV40ポリアデニル化シグナルおよびアデノウィルスVAI遺伝子を含
む[参照、例えば、コツマン、プロシーディング・ナショナル・アカデミ−・オ
ン・サイエンシーズ・ユエスエー、82巻:689〜693頁(1985年)]
。pXMベクターをエンドヌクレアーゼ酵素Xholで直線化し、ついでNKS
Fの各サブユニットの発現用構築物を生成すためにXhol相補的末端を生成す
る合成オリゴヌクレオチド[コラボラティブ・リサーチ、レキシントン、MA]
を加えて前もって修飾したNKSFサブユニットをコード化するcDNAに別々
に当量を結合する。
畷乳類発現用のもう1つのベクターpEMC3(1)を下記のようにpEMC2
Blベクターの単純な修飾により生成し得る。pEMC3(1)は、ポリリンカ
ー領域中の3種の制御l!部位Smal、5aiISXbalによりpEMC2
BIと異なる。pEMC3(1)を生成するために、これら3種の制wi部位を
常法によりpEMC2B1のPstlとEcoRI制限部位の間に挿入した。
pEMC2B1は、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC
)、ロックビル、メリーランド(アメリカ合衆国)に、受託番号ATCC403
48で寄託されているpMCT2pcから誘導し得る。DNAはPstlによる
消化lこより、直線化される。DNAはそれから74DNAポリメラーゼを用い
て鈍端i:tル。オリゴヌクレオf ト、 5 ’ TGCAGGCGAGCC
TGAA’l’TCCTCGA 3 ’を、次にDNA中にライゲートして、5
′末端にPstlN位を再生し、EcoR1部位およびXholI部位をDHF
RcDNAのATGの前に加える。このプラスミドはpMT21と呼ばれる。p
MT21は、EcoRIおよびXhol Iで切断し、これはプラスミドを2カ
所の隣接クローニング部位で開裂する。508塩基対のEMCV断片が制限酵素
EcoRIおよびTaqαIによりpMT、EC,AT、から切断された(ニス
・ケー・ジョングら、ジャーナル・オン・ピロロジー、63巻、1651−16
60頁(1989年))。68ヌクレオチドの長さのオリゴヌクレオチド一対は
EMCV配列をATGまで複製することにより合成される。ATGはATTへ変
え、Cを加え、3′末端にXho1部位を作る。Taqα1部位は5°末端に位
置させる。このオリゴヌクレオチドの配列はm:5’ CGAGGTTAAAA
AACにTCTAGGCCCCCCGAACCACGGGGACGTGGT?r
TCC?Iテおよびその相補鎖である。
pMT21 EcoRIからXhol断片の、EMCV EcoRIからTaq
al断片へおよびTaqαI/XhoIオリゴヌクレオチドへのライゲーション
はベクターpEMc2B1を生成する。このベクターはSV40の複製開始点お
よびエンハンサ−、アデノウィルス主要遅延プロモーター、アデノウィルス3分
節リーダー配列の大部分のcDN、Aコピー、小ハイブリッド介在配列、SV4
0ポリアデニル化言号およびアデノウィルスV、A I遺伝子、DHFRおよび
β−ラクタマーゼマーカー窟およびEMC配列を唾乳頂細胞の目的cDNAの高
レベルの発現の指令に適当な関係で含む。
これら2つの異なったcDNA類は同時に同じ宿主に、または独立して別の宿主
に発現する。後者の場合、サブユニットが別々に精製され、最終活性NKSFは
個々のサブユニットの再生により組立てられる。
a、哺乳類細胞発現
下記の測定に使用するためのNKSF蛋白の発現を得るために、40kDおよび
30kD (小形種)サブユニット類のためのcDNA類を含む構築物を哺乳類
発現ベクターpEMC3(1)に別々にクローニングし、CO8細胞にリン酸カ
ルシウム共沈および形質導入により一緒に挿入する。約80kD (非還元)お
よび40kDおよび30kD (還元)35Sメチオニン標識蛋白(4時間パル
ス、形質導入後2日)がCO8O8共同形質導入化順化培地AGEゲルに存在す
るが、陰性対照形賞導入物には存在しない。CO8同時形賞導入物から形質導入
後48時間で回収した調整培地は、ガンマインターフェロン(IFNγ)分析測
定で活性である(実施例7a参照)。
活性が8866Em整培地から精製されたものと全く同一であるという更なる証
拠は、IFNγ導入分析においてIL2と相乗作用すること、NKSF重鎮に対
するポリクローナルウサギ抗血清(1:100希釈)が共同形質導入体中および
RPMI8861調整培地での活性を阻害することの観察からきている。抗血清
はNKSF重鎖cDNAで形質導入(pEMC3(1)中にクローニング)した
CO8細胞からの調整培地から精製されたNKSF重鎮で免疫したウサギで産生
ずる。
pNK40−4プラスミドを別々にCoS細胞に形質導入した場合、上清を回収
し測定し、それから細胞を155システインで短時間標識した。標識蛋白は標準
還元および非還元条件下11%アクリルアミドゲル上を流した。pNK40−4
でのこの形質転換からの非標識上清は、実施例8記載の通り行ったガンマインタ
ーフェロン導入分析および殺細胞活性分析に対して不活性であった。
本明細書に記載の哺乳類細胞発現ベクターは当分野の技術者に既知の技術で合成
し得る。ベクターの要素、例えばレプリコン、選択遺伝子、エンハンサ−、プロ
モーター、およびその他は既知の方法で天然源または合成により得られる。カラ
フマンら、ジャーナル・オン・モレキュラー・バイオロジー、159巻、511
−521頁(1982年)、およびカウフマン、プロシーディンゲス・オン・ナ
ショナル・アカデミ−・オン・サイエンシーズ・ニーニスニー、82巻、689
−693頁(1985年)参照。代表的な哺乳類宿主細胞は、特に形質転換細胞
系を含む霊長子細胞系および醤書類細胞系である。通常のディプロイド細胞、初
期組織のイン・ビトロ培養由来の細胞株および初期体外移植片もまた適当である
。候補細胞は、分泌遺伝子が優性に作用する限り分泌遺伝子の遺伝子量的欠損を
必要としない。両方とも既知の方法によるベクターDNA類安定な統合、および
統合ベクターDNA[のその後の増幅のためにCHO細胞が用いられ得る。ある
いは、ベクターDNAはウシ乳頭腫ウィルスゲノムの全部または一部を含み得(
ルスキーら、セル、36巻、391−401頁(1984年))、安定エピゾー
ム因子としてC127マウス細胞のような細胞系に導入される。他の適当な哺乳
類細胞系はHeLa、CO5−1サル細胞、マウスL−929細胞、スイス人由
来3T3系、Ba1b−cまたはNIH7ウス、BHKまたはHaKハムスター
細胞系が含まれるが限定はされない。
2個のサブユニットが哺乳類での同時発現を必要とする場合、2種のcDNAを
異なった選択遺伝子またはマーカーを用いて細胞内へ導入し得る。下の実施例7
に記載のように、これはジヒドロ菓酸レダクターゼ(DHFR)遺伝子を1つの
マーカーとして、アデノシンデアミナーゼ(ADA)を他のマーカーとして使用
してCHO細胞中へ容易に行われる。独立して哺乳類細胞系に選択される2つの
遺伝子のいかなる組み合わせも本方法に使用できる。例えば、CH○細胞系を独
立してADA選択下1つのサブユニットの発現のために開発し、異なった細胞系
をDHFR選択下他のサブユニット発現のために開発する。細胞系は2種の選択
下ポリエチレングリコール中で融合し、両方のサブユニットを発現する安定系を
産生ずる。あるいは、DNA類を同時にまたは連続的に同じ細胞へ導入し、それ
により活性NKSFを発現する系を産生ずる。
単一の選択可能マーカーで両方のサブユニットをコードする多シストロンベクタ
ーが、両方のサブユニットが1個の選択薬で同時増幅される細胞を産生じ得るこ
ともまた可能である。加えて、この効果は細胞への別個のベクターの同時の単純
なコトランスフェクションによりなしとげ得る。
安定な形質導入体は、次に標準免疫学的、生物学的または酵素分析により発現産
物についてスクリーニングする。NKSFポリポプチドをコードするDNAおよ
び鳳RNAの存在は、サザン・プロット法およびRNAプロット法などの標準的
な方法で検出し得る。ポリペプチドをコードするDNAのCO3−1サル細胞の
ような適当な宿主細胞への発現ベクターDNAの導入後数日間の一過性の発現は
培養培地中の蛋白の活性または免疫学的測定の選択なしに測定し得る。
当分野の技術者はpEMC3(1)ベクターに相当する他の哺乳類発現ベクター
類を、例えばそれぞれのプラスミドからのNKSFサブユニットDNA配列を適
当な酵素で挿入して、および周知の組み替え遺伝子工学技術、および他のpXM
、pJL3およびpJL4(ゴーホら、エンボ・ジャーナル、4巻、645−6
53頁(1985年)) およびpMT2 (pMT2−VWFTM始L、AT
CC#67122 : PCT出願第PCT/US 87100033号参照)
のような既知ベクターを用いて構築し得る。両方のNKSFサブユニット(別々
のベクターまたは同一のベクターいずれも)をもつこれらのベクターの適当な宿
主細胞への形質導入は、NKSFポリペプチド発現をもたらす。
b、細菌発現系
同様に、当分野の技術者はNKSFサブユニットをコードする配列を、コード配
列に隣接する哺乳類調節配列がある場合これを除去しおよび細菌調節配列を挿入
して、本発明のNKSFサブユニットの細菌細胞による細胞内または細胞外発現
のための細菌ベクターを作ることにより操作できる。NKSF蛋白をコードする
DNAは当分野で既知のように、さらに細菌の発現を能率よくするために異なっ
たコドンを含むように修飾し得る。好ましくは、成熟NKSFサブユニットをコ
ードする配列はまた当分野で既知の方法で、成熟NKSFポリペプチドの細菌発
現、分泌および加工を可能にする分泌性リーダーポリペプチドをコードするヌク
レオチド配列に機能可能に枠内で連結する。このような分泌系を用いたエシェリ
キア・コリでの両方のNKSFサブユニットの同時発現は活性へテロダイマーの
分泌をもたらす。この方法は活性キメラ抗体断片を産生ずる(例えばビターら、
サイエンス、240巻、1041−1043頁(1988年)参照)。
あるいは、既知の方法で細胞内発現の為のベクターを使用して個々のサブユニッ
トをエシェリキア・コリの2つの異なったcDNAから別々に成熟形として発現
させ、サブユニットを別々に単離し、混合し、再び折りたたむ。例えば米国特許
第4512922号参照。いずれの経路で細菌宿主細胞内に発現された組成物も
次に、すべて既知の方法で、回収し、精製しおよび/または物理学的、生物学的
および/または臨床パラメーターにより確認される。
C1昆虫または酵母細胞発現
昆虫細胞でNKSFポリペプチドを発現する昆虫ベクターの構築物についても同
様の操作が可能である(例えばヨーロッパ特許出願第155476号公報に記載
の方法参照)。もしNKSFサブユニットが1個のcDNA由来であれば、この
cDNAは昆虫細胞で発現するであろう。あるいは、もしNKSFサブユニット
が2個の異なったcDNA類由来の場合、それぞれのサブユニットを別々に昆虫
細胞ベクターに挿入し、辱られた2個のベクターを生物学的に活性なNKSFを
発現するために昆虫細胞へ挿入する。
同様に酵母ベクターは酵母調整配列を用いてそれぞれ個々のNKSFを同時に、
またはもし蛋白が1個の前駆体由来であれば、その前駆体をコードするcDNA
を、酵母細胞−で発現するように構築して細胞外分泌活性NKSFへテロダイマ
ーを産生ずる。あるいは個々のサブユニットを酵母において細胞内発現し、個々
のポリペプチドを単離し、最後に折りたたみ活性NKSDを産生させ得る。(例
えばPCT出願第WO36100639号およびヨーロッパ特許出願第EP12
3289号を照。)
実施例7.NKSFを高レベルで産生ずるCHO細胞系の構築補乳類細胞から高
レベルの本発明のNKSF蛋白を産生ずる1つの方法は個々のNKSFサブユニ
ットをコードする2個のcDNAの多(のコピーを含む細胞の構築に関する。
2つのNKSFポリペプチドがそれぞれ別の+gRNA類に由来するため、それ
ぞれの対応するcDNAは同時にCHO細胞に発現しなければならない。2つの
異なった選択マーカー、例えばDHFRおよびADAが用いられ得る。cDNA
のうち一方は例えばベクターpEMC3(1)を用いてDHFR系を使用して発
現しくカウフマンおよびシャープ、ジャーナル・オン・モレキュラー・ノくイオ
ロジー、(1982年)前掲)、第1のNKSFサブユニットおよびDHFRを
発現する。第2のサブユニットは第2のベクター、例えばpMT3SV2ADA
(アール・ジエー・カウルマン、メソッズ・オン・エンザイムノロジー、18
5巻、537−566頁(1990年))を用いて発現する。プラスミドpMT
3Sv2ADAはまた哺乳類細胞でADAの発現を司る。1つのサブユニットを
含む第1のベクター構築物はDHFR−欠損CHODUKX−BI I細胞に形
質転換する。
第2のサブユニットを含む第2のベクター構築物は第2のCHO細胞系に形質転
換する。形質転換細胞はDHFRマーカーとして約5nMで開始し適当な段階で
100μMまでメトトレキセートの濃度を増加させるか、または2゛−デオキシ
コフォマイシン(dCF)をADAマーカーとして1100nから適当な段階で
10μMまで増加させたときの成育で選択する。個々のcDNAの発現(第1の
細胞系でDHFR選択下第1のサブユニットおよび第2目の細胞系でADA選択
下第2のサブユニット)は転写の試験のためにmRNAプロットおよび蛋白産生
の試験のために免疫測定を組み合わせて測定する。ADA選択下のサブユニツト
を発現する細胞およびDHFRHF下の他方サブユニットを発現する細胞は、当
分野で確立された方法によりポリエチレングリコール中で、dCFおよびMTX
の両方に耐性で、両方のサブユニットを産生じて生物学的に活性なNKSFを産
生ずる1つの細胞系を産生ずるために融合する。
池の存在する好ましい発現の方法は両方のサブユニットを発現する1つの細胞系
の開発を基礎とする。例えば上記の最初のベクターの様な1つのサブユニ・ノト
を含む最初のベクターは選択CHO細胞系に形質導入され、サブユニットの発現
は上記の薬選択下に増幅する。その後、他のサブユニットを含む第2のベクター
を既に増幅された第1のベクターを含む細胞系に形質導入する。他のサブユニッ
トを発現するcDNA、例えば上記の第2のベクターは第2の薬選択下で導入し
得る。第2のベクターは次に同様の方法で増幅し、両方のサブユニットを同時に
発現する細胞系が得られる。(例えば、DHFR遺伝子に結合した箪1の遺伝子
およびADA遺伝子に結合した第2の遺伝子を個々に増幅する代表的記載例はP
CT国際出願第WO38108035号参照。)他の方法では、2つのベクター
構築物、例えば第1のサブユニットおよびD)(FR遺伝子を含む第1のpEM
C3(1)および第2のサブユニットおよびDHFR遺伝子を含む第2のpEM
C3(1)構築物を設計し得る。両方のNKSFサブユニットを発現する2つの
pEMC3(1)構築物を混合しそして混合物をCHO細胞へ形質導入し得る。
細胞は次にMTX中で上記のように増幅し、両方のサブユニットを産生ずる細胞
系を得る。あるいは、2つの薬選択マーカーがこの方法で用いられ、両方の薬の
結合選択分泌が使用され得、形質転換体のNKSF活性が直接試験され、ヘテロ
ダイマーを発現する細胞系が得られる。
更に別の方法では、両サブユニットおよび1つの薬選択マーカーをコードする他
のシストロンベクターの開発である。このベクターの形質導入およびその増幅が
さらに急速に高発現細胞系を作る可能性がある。
上記のいずれの発現系も、得られた細胞系は更に適当な薬遺択により増幅でき、
得られた細胞系は再びクローニングし得、発現の評価は本明細書で述べたガンマ
インターフェロン分析により行うことができる。
実施例8.ヒトNKSFの生物学的活性以下の測定は実施例2記載の均質NKS
Fまたは部分精製変形NKSFのいずれかを使用して行った。分子の組み合え変
形はNKSF生物学的特性を、これらの同じ測定または別の測定で示すと予期さ
れる。
新鮮ヒト末梢血単核細胞(PBMC)またはフィトヘマグルチニン(PHA)−
誘導芽細胞をNKSFと共に培養した場合、上清に有意なガンマインターフェロ
ンの量を検出する。更に、NKSFはIL−2、ジブタン酸フォルボール(Pd
Bu)およびPHAと、ガンマインターフェロン誘導において相乗作用がある。
ノーザンブッロト測定は、NKSF単独または他の因子との組合せでガンマイン
ターフェロンmRNAの蓄積を増加させることを示す。ガンマインターフェロン
メツセージは精製TおよびNK集団の両方で発見された。蛋白合成阻害剤、シク
ロへキシミド(CHX)との予備インキュベーションはNKSFによる刺激の後
ガンマインターフェロンtmRNAの超誘導を導く。HLA−DR(+)補助細
胞はTおよびNK細胞がガンマインターフェロンを産生ずるのに必要である。ガ
ンマインターフェロンmRNAの誘導はPHA芽細胞のNKSFで処理後1時間
の早さですでに検出できる。測定の詳細は以下に述べる。
a、ガンマインターフェロン誘導測定
NKSF活性はヒト末梢血リンパ球(PBLs)のガンマインターフェロン(ガ
ンマ−IFN)発現の誘導により測定された。測定では、10%熱不活性FC5
を加えたRPM11640培養培地に懸濁した100μlのヒトPBLs(10
’細胞/gl)を100μmの試験をするサンプルにマイクロタイタープレート
(U底、98−ウェル、コスタ−、ケンブリッジ、エムニー)中で加え、18時
間37℃、5%C○2でインキュベーションする。試験するサンプルは純粋NK
SF。
フォルボールジエステル48時間刺激RPM18866細胞の透析した細胞非存
在上清および組換えIL−2(ジエネティクス・インスティテユート・インコー
ホレイテッド、PCT出願第WO35105124号)を含む。インキュベーシ
ョンの後、100μlの細胞非存在上清をそれぞれのウェルから回収し、ガンマ
−IFN産生レベルを放射免疫測定で測定した(プントコール・ガンマ・インタ
ーフェロン・ラジオイムノアッセイ、セントコール、マルベルン、ビーニー)。
1社当たりのNKSFの単位は、NKSFの最適濃度の存在下の最大ガンマ−I
FN産主の半分を産生ずるのに必要な濃度である。
それぞれのウェルのガンマ−IFN産生量と培養液のNKSF量の間には明確な
直線関係がある。
ガンマ−IFNに加えて、NKSFはTおよびNK細胞をGM−C8Fおよび腫
瘍壊死因子を産生ずるために誘導する。これらのサイトカイン類の測定は、上記
のように行い、上清は特異的生物学的測定または放射免疫測定によりサイトカイ
ン類の存在を測定する(クラリら、ジャーナル・オン・エクスベリメンタル・メ
ディスン、165巻、1581−1594頁(1987年))。あるいはサイト
カイン遺伝子の誘導はNKSFで処理したリンパ球中の3種のサイトカイン類の
mRNA転写の蓄積の評価により測定する。リンパ球はNKSFと共に4から1
8時間培養し、RNAは確立した方法で抽出し、アガロースゲル電気泳動により
画分化し、ニトロセルロースで吸着し、IFN−ガンマ、GM−C5F、または
腫瘍壊死因子遺伝子用”PI[!1cDNAプローブでハイブリダイズする(ノ
ーザン・プロッティング)。ハイブリッド形成の程度はオートラジオグラフィー
およびデンシトメトリー測定する。
NKSFは精製ヒトNK細胞由来のIFN−ガンマおよびTNFの産生を誘導す
る。上記工程(a)のガンマインターフェロン誘導下に記載のように測定した場
合、NK細胞は種々の標的細胞を2つの機構で融解することができる。1つの機
構は特異的刺激不存在下の、リンパ血病および固形癌由来細胞系、ウィルス感染
細胞、および、ある場合には、正常細胞系を含む種々の標的細胞の自然融解であ
る。第2の機構はADCCである。予備的証拠は、NKSFが、NK細胞のFc
受容体に結合可能なFc部分をもつIgG抗体で覆われた標的細胞を更に効果的
に融解するNK細胞の能力を増加させ得ることを示す。
b、NK分析
NK細胞のNKSFによる自然殺細胞活性の増加を測定するために、PBLsま
たは精製NK細胞(5X10’細胞/m1)を18時間RPM11640.10
%熱不活性FC5中で、種々の希釈NKSFの存在下インキュベーションする。
PBLsは次に洗浄し、PBL−標的細胞比1:1から100 : 1で、10
4H(r−標識標的細胞にU底マイクロタイタープレート中で加える(最終量2
0Oμm)。4時間後、プレートを這心し、細胞非存在上清を回収し、標的細胞
の融解は細胞からの51(:r標識遊離により評価する。NKSFは以下の標的
細胞に対して測定した場合、NK細胞の細胞毒性を数倍上昇させた:悪性造血細
胞系(即ち、K2O2、ダウン、U937、HL−60、ML3、モルト4、ジ
ューカット、THP−1) 、固型腫瘍由来細胞系(横絞筋肉腫、メラノーマ)
および正常包皮由来繊維芽m#!系。NKSFによるNK細胞媒介細胞毒性の増
加はNKSFで処理したPBLにより産生されるTNF−ガンマ、腫瘍壊死因子
、またはIL−2産生による2時的なものではない。細胞毒性測定、NK細胞精
製およびサイトカイン類によるNK細胞媒介促進の上昇の定量的評価の方法はジ
ー・トリンンエリら、ジャーナル・オン・エクスベリメンタル・メディスン、1
47巻、1314頁(1978年);ジー・トリンシェリら、ジャーナル・オン
・エクスベリメンタル・メディスン、160巻、1147頁(1984年);お
よびビー・ベルジャら、ナチュラル・イムニティー・アンド・セル・グロース・
レギユレーション、6巻、171−188頁(1987年)に詳細に記載されて
いる。
c、ADCC測定
標準抗体依存細胞媒介細胞毒性測定において、予備的結果は、本発明の部分精製
NKSFがNK細胞の抗体で包まれた腫瘍標的細胞の殺傷を用量依存的に増加さ
せることを示す。NK細胞のFc受容体に結合する抗体の能力のため、NK細胞
のADCC反応はNKSFを添加することにより増加した。
d、NKSFの共同マイトジェン効果
PBLs (0,5X10’/ml)を200μmの10%熱不活性ヒトAB血
清を加えたRPM11640培地で培養する。3および6日後、PBLsは3H
−チミジンでパルスし、DNA合成(増殖)はスカルトロン細胞回収機を使用し
て細胞をグラスフィルター上に回収し、細胞関連3H−チミジンをバラカード・
トリカーブ・ベータ測定器を使用した液体シンチレーションで測定し、細胞内の
zH−チミジン取込みにより評価する。NKSFはPBL増殖にはそれ自身殆ど
影響しないが、フィトヘマグルチニン(PHA−M ウェルカム、1:100)
と−緒に培養6日で、およびフォルボールジエステル(TPAまたはPI)El
u、それぞれ10−8または10−7)と−緒に3日および6日で強い共同マイ
トジェン効果を示す。細胞周期分析はフローサイトメトリー(サイトフルオログ
ラフ 50H、オルトダイアゴニスティクス)でロンドンら、ジャーナル・オン
・イムノロジー、137巻、3845頁(1986年)に従ってDNA染色と免
疫蛍光染色を組み合わせて行った。この分析はNKSFの共同マイトジェン効果
に影響を受けるPBLsがCD4またはCD8のいずれかが陽性のT細胞である
ことを示す。
e、GM−C5F誘導測定
ヒトPBLsの培養液中でのGM−CSF発現誘導を測定した。この測定では、
10%熱不活性FC5添加RPM11640培養培地に懸濁した100μmのヒ
)1’BLs(10’細胞/腸1)をマイクロプレート(U−底、96ウエル、
コスタ−、ケンブリッジ、エムニー)中の試験サンプル100μlに添加し、1
8時間37℃、5%Cotでインキュベージタンした。インキュベーションの後
、100μlの細胞非存在上清をそれぞれのウェルから回収し、GM−C3F産
生のレベルを酵素結合免疫吸着測定(ELISA)で、異なるエピトープを認識
するヒ)GM−C5Fに対する2種のマウスモノクローナル抗体(3/8.20
.5および2/31、ジェネティクス・インスティテユート・インコーホレイテ
ッド販売)を使用して行った。組換えヒトGM−C8F (ジエネティクス・イ
ンスティテユート・インコーホレイテッド)を標準として用いた場合、本測定の
測定限界は50pg/mlであった。
本発明の実行に際し多数の修飾および変形がこの分野の技術者によって行われる
ことが期待される。
国際調査報告
+1cn* PeTMII +m m ml −PKjfl 116111フロ
ントページの続き
(51) Int、 C1,’ 識別記Jt 庁内!理番号A61K 37/2
4 ADY 8314−4C39/395 D 9284−4C
N 9284−4C
C12N 5/10
C12P 21102 ZNA K 8214−4B//(C12P 2110
2
C12R1:91)
(72)発明者 トリンチェリ、ジョルジオアメリカ合衆国19104 ペンシ
ルベニア、ウィンウッド、ウィスター・ロード 355番
(72)発明者 ペルシア、バイス
アメリカ合衆国19146 ペンシルベニア、フィラデルフィア、ウニバリー・
ストリート 2302番
(72)発明者 小林 踏子
アメリカ合衆国02146 マサチューセッツ、プルツクリン、アパートメント
404、フリーマン・ストリート175番
I
(72)発明者 クラーク、ステイーブン・シーアメリカ合衆国01890 マ
サチューセッツ、(72)発明者 ウォング、ゴートン・ジ−アメリカ合衆国0
2130 マサチューセッツ、ジャマイカ・プレイン、アパートメント10、ジ
ャマイカ・ウェイ 40番
(72)発明者 ヒユーウィック、ロッドニーアメリカ合衆国02173 マサ
チューセッツ、レキシントン、ウッドクリフ・ロード 16番