JPH065012Y2 - 傾動注湯容器 - Google Patents

傾動注湯容器

Info

Publication number
JPH065012Y2
JPH065012Y2 JP1986037063U JP3706386U JPH065012Y2 JP H065012 Y2 JPH065012 Y2 JP H065012Y2 JP 1986037063 U JP1986037063 U JP 1986037063U JP 3706386 U JP3706386 U JP 3706386U JP H065012 Y2 JPH065012 Y2 JP H065012Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pouring container
mold
molten metal
pouring
tilting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986037063U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62151060U (ja
Inventor
宏信 中野
幸男 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP1986037063U priority Critical patent/JPH065012Y2/ja
Publication of JPS62151060U publication Critical patent/JPS62151060U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH065012Y2 publication Critical patent/JPH065012Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は傾動注湯に用いる傾動注湯容器に関し、詳しく
は溶湯を落し込まずに静かに注湯することができる傾動
注湯容器に関するものである。
〔従来技術〕 重力鋳造では、鋳型に溶湯を注入する際、溶湯は落し込
まれる状態になり、乱流が発生し、空気を巻き込んだ
り、酸化物が形成されたりして欠陥が生じやすく、高強
度の鋳物が得られにくいという問題がある。そこで、乱
流が発生しないように溶湯を静かに鋳型に注入するため
に傾動注湯が行われている。
傾動注湯は、従来、例えば第11図に示すような鉄製の角
形の容器の内側を耐火材でライニングした注湯容器16に
溶湯15を入れ、該注湯容器16の先端17を、傾けた鋳型11
の湯口13に当接させ、該鋳型11と注湯容器16とを一体的
に傾動させて、注湯することにより行われている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記したような傾動注湯では、傾動角度
に応じた注湯容器からの供給溶湯量と鋳造欠陥との関連
においての考慮がほとんどなされていないので、鋳型と
注湯容器を一緒に傾ける時に、該注湯容器内の溶湯は、
鋳型がその傾動角度においてオーバーフローせずに溶湯
を受け入れることができる最大の量(以下、キャビティ
の許容溶湯量という)に関係なく、該鋳型内に注入され
る。そのため、偶然を除けば、注湯容器からの供給溶湯
量がある傾動角度において鋳型のキャビティの許容溶湯
量より大幅に多いか少なくなり、その結果、注湯容器か
らの供給溶湯量が鋳型のキャビティの許容溶湯量より多
いと溶湯はオーバフローし、少ないと溶湯は落し込まれ
る状態となり、キャビティ内に乱流を引き起すことにな
る。乱流が生じると、乱流の程度に比例して酸化物が生
成される割合が大きくなり、その結果、生成した酸化物
の一部が、キャビティ上部の押湯まで浮上せずに、製品
内に残り、圧もれ、亀裂欠陥の原因となり、強度の優れ
た鋳造品が得られないという問題がある。
本考案は上記の問題点を解決するためのもので、より落
し込みの少ない注湯を可能とする傾動注湯容器を提供す
ることを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の傾動注湯容器は、鋳型の湯口に注湯容器の先端
を当接させ、鋳型と注湯容器を一体的に傾けて注湯する
ことからなる傾動注湯に用いるための注湯容器であっ
て、傾動範囲のすべての傾動角度において、注湯容器の
先端の高さの水平面より上方に存在する注湯容器の内部
容積が、鋳型の湯口下縁の高さの水平面より下方に存在
するキャビティの内部容積に等しくなっていることを特
徴とするものである。
ここで、“鋳型と注湯容器を一体的に傾け”とは、鋳型
と注湯容器を、その両者が一体となった状態で傾けるこ
と、即ち傾動の初期状態に対する両者の傾斜角度が傾動
の始めから終わりに至る間同一であることを意味する。
また“注湯容器の先端”とは該容器の溶湯流出部位(注
ぎ口)を意味し、鋳型の“湯口下縁”とは湯口周縁のう
ちの傾動中に最も低位置となる部位を意味する。なお、
鋳型の“キャビティ”とは製品用キャビティのほか、湯
口やガス抜きなどを含めた溶湯の充てんされ得る空隙部
を意味する。上記“注湯容器の先端”“湯口下縁”及び
“キャビティ”の各定義は、本明細書全体に適用され、
特に本考案を理解する上で重要である。
傾動状態の注湯容器の先端の高さの水平面より上方に存
在する注湯容器の内部容積は、傾動により鋳型のキャビ
ティへ既に注入された注湯容器からの供給溶湯量に等し
く、また、鋳型の湯口下縁の高さの水平面より上方に存
在するキャビティの内部容積は、注湯容器内にまだ残っ
ている溶湯量に等しくなければならない。
傾動注湯容器の形状は、上記の容積の条件を満足すれば
よいのであって、一つの形に限定されるものではない。
すなわち、該形状は所定の傾動角度において所定の供給
溶湯量となる形状である。
傾動注湯容器の形状を決めるためには、まず第6図に示
すように該図中のa線が水平となるように鋳型1を角度
θ1だけ傾けて湯口下縁3aの高さの水平面(a線を水平
とした面)より下方に存在するキャビティの内部容積V
1を求める。この容積はキャビティが単純な形の場合、
計算により求める。キャビティが複雑な場合は例えば鋳
型を傾けて溶湯を充てんし、冷却後鋳物をとりだし、こ
の鋳物の重量を測定し、体積を求める。更に、b,c…
f線が水平となるように鋳型を傾ける角度をθ2,θ3
θ6と変えて同様の操作を繰り返し、対応する容積の変
化分V2,V3…V6を求める。又は、鋳型に水がもれな
いような加工を施してから鋳型を傾けて水を充てんし、
入った水の体積を求め、更に、鋳型を傾ける角度を変え
て同様の操作を繰り返す。このようにして得た、鋳型の
傾動角度と、湯口下縁の高さの水平面より下方に存在す
るキャビティの内部容積を、第7図に示すようにグラフ
上にプロットして、キャビティの許容溶湯量を求める。
次に、第8図に示すような一般的な船型の注湯容器の内
面を想定し、第9図に示すように順次a,b…f線が水
平となるようにθ1,θ2…θ6の角度で注湯容器を傾け
たとき、注湯容器の先端の高さの水平面より上方に存在
する注湯容器の内部容積の変化分S1,S2…S6がそれ
ぞれ前記鋳型における傾動角度θ1,θ2…θ6に対応す
る容積の変化分V1,V2…V6に等しくなるように傾動
注湯容器の内面の形状を決める。また、計算と実験を併
用してもよい。この傾動注湯容器の内面形状は、該容器
を傾けたとき、溶湯がスムーズに流れ出るような曲面で
構成することが好ましい。
〔作用〕
本考案の傾動注湯容器は、傾動範囲のすべての傾動角度
において、第10図(A)に示すように該注湯容器6の先端
7の高さの水平面より上方に存在する注湯容器の6の内
部容積Sが、鋳型1の湯口下縁3aの高さの水平面より
下方に存在するキャビティの内部容積Vに等しいので、
該傾動注湯容器6に溶湯を入れ、その先端7を鋳型の湯
口3に当接させ、鋳型1と注湯容器6を一体的に傾動さ
せて注湯容器内の溶湯を鋳型のキャビティ内に注入する
と、すべての傾動角度において鋳型のキャビティに溶湯
が許容溶湯量まで供給され、第10図(B)に示すようなS
>Vの場合の溶湯のオーバーフローが起こらない。ま
た、すべての傾動角度において鋳型のキャビティ内の湯
面はほぼ湯口下縁に達し、該湯口に先端を当接させた傾
動注湯容器内の湯面と段差がほとんどなくなる。その結
果、第10図(C)に示すようなS<Vの場合の溶湯の落し
込みがほとんどなくなる。
〔実施例〕
本考案を一実施例により図面を参照して説明する。
まず、傾動注湯容器の形状を決定するために所定の傾動
角度ごとに、鋳型の湯口下縁の高さの水平面より下方に
存在するキャビティの内部容積を求めた。
第4図に示すように、鋳型1をθ度傾けて鋳型1のキャ
ビティ2に溶湯5を、湯口3からあふれさせずに最大限
に満たし、冷却後、鋳物を取り出し該鋳物の重量を測定
した。図中4は中子を示す。傾動角度θを傾動範囲にわ
たって変え、上記と同様な操作を繰り返した。測定した
重量から許容溶湯量を求めた。この許容溶湯量と傾動角
度をグラフにプロットして、第5図に示すグラフを得
た。
次に、第1図に示すように、傾動注湯容器6の内部形状
を、このグラフに基づき傾動範囲のすべての傾動角度に
おいて、注湯容器からの供給溶湯量がキャビティの許容
溶湯量に等しくなるような形状とした。図中、8は底面
を示す。なお、この傾動注湯容器は上記の条件を満足す
れば他の形でもよい。
次に、該傾動注湯容器6を用いた鋳造について説明す
る。第1図に示すように、アルミニウム合金からなる溶
湯5を入れた傾動注湯容器6の先端7を鋳型1の湯口3
に当接させ、そして両者を当接させたまま、鋳型1と傾
動注湯容器6を一体的に傾動させた。注湯容器からの供
給溶湯量とキャビティの許容溶湯量が等しいので、該傾
動注湯容器6から供給された溶湯5は鋳型1のキャビテ
ィ2に入り、その湯面9aが湯口下縁3aに達した。そのた
め、該傾動注湯容器6の湯面9bとキャビティ2内の湯面
9aの高さの差がほとんどなく、溶湯5の落し込みは生じ
なかった。このように傾動させて注湯し、第3図に示す
ようにキャビティ2に溶湯を満した。なお、鋳型1は図
示しないガス抜きを有する。また、傾動させる際には、
注湯速度が極端に大きくなると、乱流が発生し、空気の
巻き込みを生じるので、傾動速度はそのような事態が生
じないような範囲内で任意に調節することができる。
上記のようにして得られた鋳造品は、溶湯の落し込みが
生じなかったので、酸化物の生成が少なく、強度が優れ
ていた。
〔考案の効果〕
本考案の傾動注湯容器は、上記したように、すべての傾
動角度において、注湯容器の先端の高さの水平面より上
方に存在する注湯容器の内部容積が、鋳型の湯口下縁の
高さの水平面より下方に存在するキャビティの内部容積
に等しくなっているので、注湯容器からの供給溶湯量と
キャビティの許容溶湯量が等しくなり、本考案の容器を
用いて傾動注湯すると溶湯のオーバーフローは勿論、溶
湯の落し込みもほとんど発生しない。したがって、落し
込みによる酸化物の生成を極少にすることができ、高強
度の鋳物を得ることができるとともに圧もれ不良を解消
することができる。
また、溶湯の落し込みがないため、酸化物の生成を増大
させることなく、注湯速度を大きくすることが可能で、
鋳造サイクルの短縮につながり、生産性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の注湯前の鋳型と傾動注湯容
器の断面図、 第2図は本考案の一実施例の注湯中の鋳型と傾動注湯容
器の断面図、 第3図は本考案の一実施例の注湯完了時の鋳型と傾動注
湯容器の断面図、 第4図は本考案の一実施例の許容溶湯量測定を説明する
ための鋳型の断面図、 第5図は本考案の一実施例により得られた許容溶湯量と
傾動角度の関係を示すグラフ、 第6図ないし第9図は本考案の傾動注湯容器の設計方法
の説明図、 第10図(A),(B)及び(C)は本考案の作用効果を説明するた
めの図、 第11図は従来の傾動注湯容器と鋳型の断面図である。 図中、 1…鋳型、2…キャビティ 3…湯口、3a…湯口下縁 5…溶湯、6…傾動注湯容器 7…先端、8…底面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳型の湯口に注湯容器の先端を当接させ、
    鋳型と注湯容器を一体的に傾けて注湯することからなる
    傾動注湯に用いるための注湯容器であって、傾動範囲の
    すべての傾動角度において、注湯容器の先端の高さの水
    平面より上方に存在する注湯容器の内部容積が、鋳型の
    湯口下縁の高さの水平面より下方に存在するキャビティ
    の内部容積に等しくなっていることを特徴とする傾動注
    湯容器。
JP1986037063U 1986-03-14 1986-03-14 傾動注湯容器 Expired - Lifetime JPH065012Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986037063U JPH065012Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14 傾動注湯容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986037063U JPH065012Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14 傾動注湯容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62151060U JPS62151060U (ja) 1987-09-25
JPH065012Y2 true JPH065012Y2 (ja) 1994-02-09

Family

ID=30848048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986037063U Expired - Lifetime JPH065012Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14 傾動注湯容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH065012Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2764869B2 (ja) * 1994-02-26 1998-06-11 エンケイ株式会社 傾倒式アルミニウム合金鋳造装置
JP2006218530A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Yokohama Rubber Co Ltd:The 重力鋳造装置の溶湯供給ホッパー

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5185018U (ja) * 1974-12-27 1976-07-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62151060U (ja) 1987-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8245759B2 (en) Ladle for molten metal
CN108480565B (zh) 低流动性钛合金重力浇注大尺寸、薄壁铸件的浇注系统
JPH065012Y2 (ja) 傾動注湯容器
CN207170864U (zh) 一种适用于呋喃树脂砂造型的闸门浇口杯
CN205732833U (zh) 一种组合型壳的浇口杯保温及密封结构
CN214640093U (zh) 一种简易浇口杯
CN211516067U (zh) 一种可控温控速重力浇注装置
CN209849824U (zh) 一种缓流爬升式浇筑系统
CN209110106U (zh) 一种熔模精铸全包围式浇注系统
CN207239067U (zh) 一种电渣重熔用电极坯的单向凝固模具
JPH02175065A (ja) 砂型を用いた可傾鋳造法
JPH0415391Y2 (ja)
US3680628A (en) Device for excluding slag and other floating impurities from molten metal as the metal is poured into a mold
CN205218001U (zh) 防卷气的分流包
JPH08117972A (ja) 鋳造用掛堰
CN206241241U (zh) 一种浇铸勺
CN204724800U (zh) 锥套皮带轮铸造模具
CN205324643U (zh) 一种铸造用浇口杯
CN204565069U (zh) 一种防止钢液飞溅的真空浇注装置
CN211614275U (zh) 一种浇注料勺
CN224128552U (zh) 一种浇口盆结构
CN220739466U (zh) 一种挡渣浇口杯
CN110788314A (zh) 一种可抑制旋涡的连铸中间包塞棒
JPH10166138A (ja) 鋳造装置
CN110586872A (zh) 一种阀门用空心板铸钢件的铸造系统及其设计方法