JPH0650355U - 半導体素子冷却用ヒートシンク - Google Patents
半導体素子冷却用ヒートシンクInfo
- Publication number
- JPH0650355U JPH0650355U JP8540192U JP8540192U JPH0650355U JP H0650355 U JPH0650355 U JP H0650355U JP 8540192 U JP8540192 U JP 8540192U JP 8540192 U JP8540192 U JP 8540192U JP H0650355 U JPH0650355 U JP H0650355U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】受熱ブロックに取り付けられた冷却風の上流側
の素子と下流側の素子の温度差を減らす。 【構成】受熱ブロック2の上下に貫設されたヒートパイ
プのうち、上半のヒートパイプ3A,3B,3Cの内径
を、下半のヒートパイプ3D,3E,3Fの内径よりも
大きくする。
の素子と下流側の素子の温度差を減らす。 【構成】受熱ブロック2の上下に貫設されたヒートパイ
プのうち、上半のヒートパイプ3A,3B,3Cの内径
を、下半のヒートパイプ3D,3E,3Fの内径よりも
大きくする。
Description
【0001】
本考案は、複数本のヒートパイプを内蔵した半導体素子冷却用ヒートシンクに 関する。
【0002】
周知のように、半導体装置においては、電力変換器の高性能化のために、高速 スイッチング素子を使った高周波PWM制御方式の採用が増え、半導体装置の大 容量化に伴い大容量の素子を並列にして用いられている。また、高周波PWM制 御方式では、高速スイッチング素子間のリアクタンスを減らして、スイッチング で発生するサージ電圧を抑える必要があるので、高速スイッチング素子は互いに 近接して取り付けられている。
【0003】 したがって、高速スイッチング素子で発生した熱は、局部的に集中するので、 この局部に集中した熱を冷やすために、従来から空冷式のヒートシンクが用いら れている。
【0004】 図3は、従来の半導体素子冷却用ヒートシンク(以下、ヒートシンクという) の一例を示す図で、図3の左側面図を図4に示す。図3及び図4において、ヒー トシンク11は、図3の左側に示す略正方形の厚板の受熱ブロック2と、この受熱 ブロック2に対して、図3において右側から加工された平行な円柱状の穴に気密 に挿入され内部に冷媒として純水が注入されたヒートパイプ3A1,3B1,3 C1,3D1,3E1,3F1と、これらのヒートパイプ3A1,3B1,3C 1,3D1,3E1,3F1のうち、受熱ブロック2から突き出た部分に中間部 が挿着されたアルミニウム板材の長方形の複数枚の放熱フィン14で構成されてい る。このうち、受熱ブロック2の両面には、冷却対象となる同定格の高速スイッ チング素子(以下、素子という)5A,5B,5C,5Dが図3において上下左 右に取り付けられている。
【0005】 図5は、上述のヒートシンク11と各素子5A,5B,5C,5Dでなる半導体 スタック12が電力変換装置の箱体7に収納された状態を示す右側面図、図6は図 5の左側面図(すなわち、電力変換装置の正面図)である。
【0006】 図5及び図6において、箱体7の前面には、二点鎖線で示す扉9が開閉自在に 取り付けられ、この扉9の下部には、図示しないエヤフィルタが着脱自在に取り 付けられた吸気口9aが設けられ、箱体7の内部には、天井面の下部に、排気扇 8が取り付けられている。
【0007】 この排気扇8の下側には、図3で示した半導体スタック12が受熱ブロック2の 前端を扉9に近接させ後端をやや上向きにし、受熱ブロック2を縦にして、3個 前後方向に収納されている。
【0008】 このように箱体7に配置収納された半導体スタック12においては、電力変換装 置の運転時には、吸気口9aから矢印Dに示すように箱体7の内部に流入した冷 却空気が、半導体スタック12の放熱フィン14で加熱された後、排気扇8によって 矢印Eに示すように箱体7の上方に排出されることで冷却される。
【0009】 一方、保守面においては、受熱ブロック2を扉9の直後に位置させることで、 保守・点検時には扉9を開いて、各素子を箱体の前面から容易に点検したり交換 できるように考慮されている。
【0010】 さらに、素子の冷却と箱体7の実装密度の面においては、受熱ブロック2の両 面にそれぞれ4個の素子を取り付けることで、素子取付部と受熱部の小形化を図 るとともに、受熱ブロック2を箱体7の内部では縦にして取り付けることで、受 熱ブロック2の両面を流れる冷却空気による冷却条件を均一にして、各素子の冷 却温度が等しくなるように考慮されている。
【0011】
ところが、このように構成され箱体7の内部で冷却されるヒートシンク11にお いては、図3に示すヒートパイプのうち、図5において下端となるヒートパイプ 3F1はよく冷えるが、上方に位置するヒートパイプは、その下方のヒートパイ プと放熱フィン14で暖められた冷却空気で冷却される。すると、冷却温度が順に 上ってきて、最上位のヒートパイプ3A1では温度が最高となる。したがって、 受熱ブロック2も下部は冷えるが上部になるほど冷えないので、素子5A,5C と素子5B,5Dが並列に接続されて使われるときには、受熱ブロック2の上部 に取り付けられた素子5A,5Cで電力変換装置の定格が決まって、電力変換装 置の定格容量が低下するおそれもある。
【0012】 そこで、本考案の目的は、受熱ブロックに取り付けられた冷却風の上流側の素 子と下流側の素子の温度差を減らし、電力変換装置の定格の低下を防ぐことので きる半導体素子冷却用ヒートシンクを得ることである。
【0013】
本考案は、複数の半導体素子が取り付けられ縦に設置される受熱ブロックの端 面から列をなして突設された複数のヒートパイプに複数枚の冷却フィンの中間部 が挿着された半導体素子冷却用ヒートシンクにおいて、列をなすヒートパイプの うち、上半のヒートパイプの内径を大とし、列をなすヒートパイプのうち、下半 のヒートパイプの内径を小とすることで、冷却空気の上流側のヒートパイプで加 熱された冷却空気の下流側のヒートパイプへの影響による下流側のヒートパイプ の熱移送の低下を防いで、受熱ブロックに取り付けられた冷却風の上流側の素子 と下流側の素子の温度差を減らし、電力変換装置の定格の低下を防いだ半導体素 子冷却用ヒートシンクである。
【0014】
以下、本考案の半導体素子冷却用ヒートシンクの一実施例を図面を参照して説 明する。但し、従来の図3及び図4と重複する部分には、同一符号を付して説明 を省く。
【0015】 図1は、本考案のヒートシンク1を示す図、図2は、図1の左側面図である。 図1及び図2において、受熱ブロック2とヒートパイプ3A,3B,3C,3D ,3E,3Fの取付関係及び受熱ブロック2と素子5A,5B,5C,5Dの取 付関係は、従来の図3及び図4と同一である。但し、受熱ブロック2の上方に位 置するヒートパイプ3A,3B,3Cの直径と受熱ブロック2の下方に位置する ヒートパイプ3D,3E,3Fの直径が従来のヒートシンクと異なっている。
【0016】 すなわち、上側に位置するヒートパイプ3A,3B,3Cは、図3で示す従来 のヒートパイプ3A1,3B1,3C1よりも内外径が僅かに大きく、下側に位 置するヒートパイプ3D,3E,3Fは、図3で示すヒートパイプ3D1,3E 1,3F1よりも内外径が僅かに小さくなっている。したがって、放熱フィン4 は、ヒートパイプ3A,3B,3Cの貫通穴とヒートパイプ3D,3E,3Fの 貫通穴では直径が異っている。
【0017】 このように構成されたヒートシンクにおいては、従来と同様、箱体の天井部に 排気扇が取り付けられた箱体の内部に収納されたときには、図5で示した吸気の 流れを示す矢印Dから矢印Eで示す排気の流れの経路において、最下部に位置す るヒートパイプ3Fは、従来と同様に吸気口9aから箱体7の内部に矢印Dに示 すように吸入された冷却空気によって冷却され、以下、ヒートパイプ3E,3D ,3C,3B,3Aは下位に位置するヒートパイプと冷却フィン14の下部で暖め られた冷却空気で冷却される。
【0018】 しかし、本考案のヒートシンクにおいては、上側に位置するヒートパイプ3A ,3B,3Cの直径が大きく、受熱部2で気化する水蒸気の量が増え、受熱部2 からヒートパイプ3A,3B,3Cの図3において右側に移送される熱移送量を 増やすことができるので、ヒートパイプ3A,3B,3Cの両端の温度差を減ら すことができ、たとえ、下方に位置するヒートパイプ3D,3E,3Fの影響で 冷却温度が上っても、熱移送量の低下を防ぐことができる。
【0019】 したがって、上側のヒートパイプ3A,3B,3Cと、下側のヒートパイプ3 D,3E,3Fで冷却される受熱ブロック2は、上半と下半がほぼ均等に冷却さ れるので、上下に位置する素子5A,5Cと素子5B,5Dの温度差を減らすこ とができる。
【0020】 なお、上記実施例においては、上側に位置するヒートパイプ3A,3B,3C の内外径を従来のヒートパイプの内外径よりも僅かに大きく、下側に位置するヒ ートパイプ3D,3E,3Fの内外径を従来のヒートパイプの内外径よりも僅か に小さいときで説明したが、下側のヒートパイプ3D,3E,3Fは、従来と同 一径とし、上側のヒートパイプ3A,3B,3Cの内外径を大としてもよい。又 、逆に、下側のヒートパイプ3D,3E,3Fの内外径だけを従来のヒートパイ プよりも小としてもよい。
【0021】 また、上下のヒートパイプは、外径を同一とし、内径だけを変えてもよい。こ の場合には、放熱フィン14に形成されるヒートパイプの貫通穴を上下同一とする ことができるので、加工時間の増加を抑えることができる利点がある。
【0022】 さらに、上下のヒートパイプの内外径の違いは、二種類としたが、上下のヒー トパイプを下から上に順に大きくしてもよい。また、上記実施例では、受熱ブロ ックを箱体内に縦に取り付けたときで説明したが、横に取り付けられて冷却空気 が横から強制通風されるときでも、内径が小さいヒートパイプを冷却空気の上流 側とすることで同様に対応することができる。
【0023】
以上、本考案によれば、複数の半導体素子が取り付けられ縦に設置される受熱 ブロックの端面から列をなして突設された複数のヒートパイプに複数枚の冷却フ ィンの中間部が挿着されたヒートシンクにおいて、列をなすヒートパイプのうち 、上半のヒートパイプの内径を大とし、列をなすヒートパイプのうち、下半のヒ ートパイプの内径を小とすることで、冷却空気の上流側のヒートパイプで加熱さ れた冷却空気に上る下流側のヒートパイプへの影響による下流側のヒートパイプ の熱移送の低下を防いだので、受熱ブロックに取り付けられた冷却風の上流側の 素子と下流側の素子の温度差を減らすことのできる半導体素子冷却用ヒートシン クを得ることができる。
【図1】本考案の半導体素子冷却用ヒートシンクの一実
施例を示す図。
施例を示す図。
【図2】図1の左側面図。
【図3】従来の半導体素子冷却用ヒートシンクの一例を
示す図。
示す図。
【図4】図3の左側面図。
【図5】従来の半導体素子冷却用ヒートシンクが収納さ
れた電力変換装置の箱体を示す右側面図。
れた電力変換装置の箱体を示す右側面図。
【図6】図5の左側面図。
1…ヒートシンク、2…受熱ブロック、3A,3B,3
C,3D,3E,3F…ヒートパイプ、4…放熱フィ
ン、5A,5B,5C,5D…半導体素子。
C,3D,3E,3F…ヒートパイプ、4…放熱フィ
ン、5A,5B,5C,5D…半導体素子。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の半導体素子が取り付けられ縦に設
置される受熱ブロックの端面から列をなして突設された
複数のヒートパイプに複数枚の冷却フィンの中間部が挿
着された半導体素子冷却用ヒートシンクにおいて、前記
列をなすヒートパイプのうち、上半のヒートパイプの内
径を大とし、前記列をなすヒートパイプのうち、下半の
ヒートパイプの内径を小としたことを特徴とする半導体
素子冷却用ヒートシンク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8540192U JPH0650355U (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 半導体素子冷却用ヒートシンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8540192U JPH0650355U (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 半導体素子冷却用ヒートシンク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0650355U true JPH0650355U (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=13857767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8540192U Pending JPH0650355U (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 半導体素子冷却用ヒートシンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0650355U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020160109A (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | カシオ計算機株式会社 | 電子装置及び投影装置 |
-
1992
- 1992-12-14 JP JP8540192U patent/JPH0650355U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020160109A (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | カシオ計算機株式会社 | 電子装置及び投影装置 |
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