JPH06504940A - ベース金属酸化物助成ロジウム含有触媒組成物 - Google Patents
ベース金属酸化物助成ロジウム含有触媒組成物Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ベース金属酸化物助成ロジウム含有触媒組成物関連出願に対する交差参照
本出願は、Samuel J、 Tausterの名前で1990年9月27日
に出願した表題が「ベース金属酸化物助成ロジウム含有触媒組成物」の、共出願
中の特許出願連続番号071589.470の部分的継続である。
本発明は、気体を処理してそれらの中に含まれている汚染物質の量を減少させる
に有効な触媒、例えば、「スリーウェイ変換(three−way c。
nversion) JまたはrTWCJ触媒と一般に呼ばれている種類の触媒
に関するものである。TWC触媒は、酸化反応と還元反応の両方、例えば気体流
中の炭化水素および一酸化炭素の酸化と窒素酸化物の還元など、を本質的に同時
に触媒することができる点で多機能的である。このような触媒は、内燃機関、例
えば自動車および他のガソリン燃料エンジンなどから出る排気ガスの処理を含む
数多くの分野で利用されている。
背景および関連技術
内燃機関排気物に関する政府の排出基準に合致させる目的で、排気ガス中の未燃
料炭化水素類(rHcJ)および−酸化炭素(rcOJ )の酸化および窒素酸
化物(rNO,J)の還元を促進するTWC触媒の如き適切な触媒を含んでいる
いわゆる触媒コンバーターが、内燃機関の排気ガスラインの中に据え付けられて
いる。この目的で、高い表面積を有する耐火金属酸化物支持体の上に広げられて
いる1種以上の白金族金属を少量含んでいるTWC触媒がこの技術でよ(知られ
ている。この白金族の金属は、好適にはロジウム、ルテニウムおよびイリジウム
の1種以上、特にロジウムを含んでいる白金またはパラジウムから成っていても
よい。該耐火金属酸化物支持体は、本技術分野でよく知られているように、耐火
セラミックを含んでいるモノリシック担体または金属ハニカム構造物などの如き
担体の上に保持されている高い表面積を有するアルミナコーテイング物(しばし
ば「活性化」もしくは「ガンマ」アルミナと呼ばれている)から成っていてもよ
い。この担体はまた、耐火粒子、例えばアルミナの如き耐火材料の球または短い
押出しセグメントから成っていてもよい。
活性化アルミナの上に分散させた、触媒活性を示す材料は、例えばC0D、 K
eith他の米国特許番号4.552.723に示されているように、白金族の
金属に加えて、1種以上のベース(base)金属酸化物、例えばニッケル、コ
バルト、マンガン、鉄、レニウムなどの酸化物を含んでいてもよい。
この活性化アルミナは、典型的に、1グラム当たり60平方メートル(rm”/
gJ)以上、しばしば約200m”/gもしくはそれ以上に及ぶBET表面積を
表している。上記活性化アルミナは、通常、ガンマおよびデルタ相アルミナの混
合物であるが、実買的量のイータ、カッパおよびシータアルミナ相を含んでいて
もよい。
これらの耐火金属酸化物支持体は、排気ガスの高温に長くさらされることから熱
劣化を受け、その結果として、暴露される触媒表面の損失が生じると共に、相当
して触媒活性が低下する。ジルコニア、チタニア、アルカリ土類金属の酸化物、
例えばバリア、カルシアまたはストロンチア、或は最も通常に、希土類金属の酸
化物、例えばセリア、ランタナおよび2種以上の希土類金属酸化物から成る混合
物を用いて、耐火金属酸化物支持体を上記熱劣化に対して安定化することは、本
技術分野で公知の手段である。例えば、C,D、 Keith他の米国特許番号
4.171.288を参照のこと。
TWC触媒は、現在のところ、安定化されたAI、O,、酸素貯蔵成分、主とし
てセリア、および貴金属触媒成分を含んでいる複雑なウォッシュコート組成物を
用いて調合されている。上記触媒は、化学量論的状態のリーン(lean)およ
びリッチ(rich)両方の特定操作範囲に渡って有効性を示すように設計され
ている。(言葉「酸素貯蔵成分」は、処理すべき気体の酸素が豊富な(リーン)
サイクル中に酸化されそして酸素が不足している(リッチ)サイクル中に酸素を
放出し得ると考えられている材料を表すために用いる。)このようなTWC触媒
組成物は、有害な排出物(HC,CoおよびN0X)を無害な物質に変換するこ
とを最適にし得る。無害な窒素へのNOxの還元では、TWC触媒の中で通常に
用いられている3種の貴金属、即ち白金、パラジウムおよびロジウムの中でロジ
ウムが最も有効である。不幸なことに、ロジウムはまた、このように値段の高い
材料の中でも最も高価であり、従って、TWC触媒のように、自動車排気ガス用
触媒でロジウムを有効に利用することが広く研究されてきた。
今日のTWC触媒が直面している問題の1つは、より小さい自動車用エンジンお
よび高速ハイウェーの運転で生じる高い運転温度によって引き起こされる該触媒
の劣化が促進されることである。更に、燃料に対する空気の比率(rA/FJ)
を化学量論的比率よりも高くし、モして/または燃料遮断特徴(fuel 5h
ut−off features)を用いることによる、燃料経済性を改良する
試みは、リーン(酸素豊富)排気を生じさせる。
排気ガスの高温およびリーン状態では、白金およびロジウムの両方共ずっと容易
に焼結を起こし、そしてロジウムはより強力にアルミナあ如き支持材料と相互作
用するため、上記条件下で白金およびロジウム触媒の劣化が促進される。
従来技術では、ロジウム含有TWC組成物の効率を改良する試みに多大な努力が
払われてきた。例えば、米国特許番号4.675.308には、セリアがロジウ
ムをより不活性にすることから、セリア含有粒子から分離させたアルミナの上に
ロジウムを置くことによる、ロジウムの有効な利用方法が開示されている。ロジ
ウムをセリアから分離する他の試みが、米国特許番号4.806.519 ;
N15san Motor KNの日本特許出願8g−326823/46 (
J63240947A) (10,02,87−JP−027383)および日
本特許公開JP6377.544 (8877,544)に記述されている。ロ
ジウム用支持体としてジルコニアを用いることは知られており、例えば米国特許
番号4.233.189は、非アルミナ支持体、例えばロジウムのためのジルコ
ニアの使用を教示している。
同様に、米国特許番号4.492.769には、ベース金属と一緒にジルコニア
支持体の上に分散させたパラジウムおよび他の白金族金属が開示されている。ジ
ルコニアの上に分散させたロジウムの使用もまた米国特許番号4、233.18
9および4.405.506および1984年12月28日付けの日本特許6−
1.157、347Aに開示されている。しかしながら、ジルコニアは特定の欠
点を有しており、この欠点には、ガンマアルミナよりも小さい表面積を有するこ
と、およびジルコニアそれ自身が熱安定性を示す支持体でないことが含まれる。
ジルコニアは、幅広い温度範囲に渡って、その単斜晶構造とより安定な正方晶構
造との間の相転移を受け、上記転移は、会合した貴金属が劇的な焼結を起こす原
因となる。
ジルコニア支持体の上に保持されているロジウム含有触媒の熱劣化に対して、改
良された安定性を得ることの必要性が存在している。上記安定性を得るための試
みが、1989年4月14日に出願しそして出願昭和63〜90310 (19
88年4月14日)および昭和63−90311 (1988年4月14日)の
先願性を請求しているKitaguchi他の日本触媒日本特許出願平1−93
045に開示されている。この出願には、ジルコニアまたはイツトリアまたはカ
ルシアを用いて安定化したセリアとアルミナの如き耐火金属酸化物を含んでいる
支持体の上に分散させたロジウムと任意の白金および/またはパラジウムを含ん
でいる触媒が開示されている。このロジウムは、高濃度および比較的大きい粒子
サイズのロジウムとして、アルミナ上に支持されていると述べられている。この
ジルコニアは、例えば硝酸セリウム溶液をジルコニアに含浸させそして続いて焼
成することにより、セリア(またはイツトリアまたはカルシア)で安定化されて
いる。このロジウムは、少なくとも1種の安定化された酸化セリウムと耐火無機
酸化物の上に支持されている。
発明の要約
本発明に従い、一般に、セリア助成(ceria−promoted)ジルコニ
ア支持体、例えば共成形(co−formed) (以下で定義する如く)セリ
ア−ジルコニア支持体の上にロジウムを分散させた触媒材料を含む触媒組成物を
提供し、このロジウムは、熱劣化に対して、ベース金属酸化物助触媒(pro■
otor)で安定化されている。
本発明に従い、特に、その上に触媒材料のウォッシュコート(washc。
at)を配置させた担体を含む触媒組成物を提供する。この触媒材料は、その上
に触媒的有効量のロジウムとロジウムを安定化させる量のベース金属酸化物助触
媒を分散させたセリア助成支持体、例えば共成形セリアージルコニア支持体を含
んでいる。このセリア助成ジルコニア支持体(ここに記述する全ての場合、これ
は任意に、共成形セリアージルコニア支持体であつてもよい)のセリア含有量は
、例えば、該セリア助成ジルコニア支持体重量の約5から25重量%から成って
いてもよい。
本発明の1つの面において、該セリア助成ジルコニア支持体の上に分散させたベ
ース金属酸化物助触媒は、このセリア助成ジルコニア支持体重量の約1から10
重量%、好適には1から5重量%の量で存在していてもよく、そしてこれは、酸
化カルシウム、酸化銅、酸化鉄、酸化ランタン、酸化マグネシウム、酸化マンガ
ン、酸化ニッケルおよび酸化錫から成る群から選択される。
本発明の別の面に従い、該ウォッシュコートは更に耐火金属酸化物、例えばアル
ミナを含んでいる。
本発明の特定な面において、該ベース金属酸化物は、酸化ニッケルおよび酸化マ
グネシウムの1つまたは両方を含んでいてもよい。
本発明の方法の面で、−酸化炭素、炭化水素および窒素酸化物の1種以上を含む
有害な成分の少な(ともいくつかを無害な物質に変換することにより、これらの
有害な成分の1種以上を含んでいる気体(例えばガソリン燃料の自動車用エンジ
ンの排気ガスなど)を処理する方法を提供し、この方法は、この気体を、変換条
件、例えば約250℃から500℃の処理温度で、上に記述した如き触媒材料を
含んでいるウォッシュコートをその上に配置させた担体を含む触媒組成物に接触
させることを含む。
本文中および請求の範囲で用いる下記の言葉は、ここに示す意味を有する。
ベース金属酸化物助触媒の[ロジウムを安定化させる量」は、触媒のロジウム金
属から安定なロジウム酸化物が生じることによる触媒の不活性化を有意に改良す
る助触媒の量を意味しており、該ベース金属酸化物助触媒が入っていない同じロ
ジウム含有触媒は、同じ使用条件下で、この不活性化を受ける。
言葉「無害な物質」は、COおよび炭化水素の酸化で生じるCO2およびH,O
,並びに窒素酸化物の還元で生じるN、を表している。例えば、変換条件下、適
切なTWC触媒を用いて自動車エンジンの排気ガスを処理すると、−酸化炭素(
「CO」)、窒素酸化物(rNOXJ )および未燃焼炭化水素(rHcJ)の
少なくともいくつかが、上で定義した如き無害な物質に変換される。
言葉「セリア助成ジルコニア支持体」は、例えば、ジルコニア粒子の上にセリア
のコーテイング物を堆積させるか、或はセリウム塩または分解して酸化物を生じ
得る他のセリウム化合物の溶液または分散液をジルコニア粒子に含浸させた後、
乾燥および焼成することでこのセリウム化合物をセリアに変換することにより、
セリアを密に組み合わせたジルコニア支持体材料を意味している。この言葉[セ
リア助成ジルコニア支持体」はまた、それの特別の場合として、以下に定義する
如き共成形セリアージルコニア支持体を包含している。
共成形したセリア−ジルコニア支持体材料に関して用いる言葉「共成形セリアー
ジルコニア支持体」および言葉「共成形」は、例えば、酸化セリウムおよび酸化
ジルコニウム或はそれらの前駆体を共沈させるか或は共ゲル化させたとき生じる
ように、ジルコニア粒子マトリックスの本質的全体に渡ってセリアが分布してい
ることを意味している。この定義した言葉は、単にこのジルコニア粒子の表面の
上か或はその近くにセリアが分散している結果としてほとんどか或は全く該粒子
のコアにセリアが存在していないような状態で得られた材料から、上記材料を区
別することを意図している。この後者の状態は、例えば、可溶なセリウム塩、例
えば硝酸セリウムなどの溶液をジルコニア粒子の上に含浸させた後、この得られ
る含浸した粒子を乾燥および焼成して、この硝酸セリウムをセリアに変換させる
場合に生じる。上記処理で得られる材料は、「セリア助成ジルコニア支持体」の
定義に合致しているが、共成形セリアージルコニア支持体ではない。
支持体の上に「分散させた」成分(例えばロジウムまたはベース金属酸化物助触
媒)に対する言及、或は同じ情況で、「分散(dispersion)Jまたは
「分散(dispersal) Jに対する言及は、この成分の溶液またはこの
成分の前駆体の溶液を用いてこの成分を支持体の上に含浸させること、を意味し
ている。これは、この成分が「バルク」状態、即ち細かい粒子形態で導入されて
いる状態から、その「分散させた」成分を区別することを意図している。例えば
、該ベース金属酸化物助触媒が酸化ニッケルである場合、硝酸ニッケルの溶液を
該支持体に含浸させた後、この支持体を乾燥および焼成することで、この含浸さ
せたニッケル塩を酸化ニッケルに変換することによって、該支持体の上にそれを
「分散させる」。
従って、この定義した言葉は、酸化ニッケルを固体状酸化ニッケルの細かい粒子
形態で該支持体の中に組み込むことを排除している。
好適な具体例を含む本発明の詳細な記述本発明は、セリアで助成された、例えば
共成形されたジルコニア支持体上へのロジウム触媒成分の分散を提供するもので
あり、従ってこれは、これらの2つが接触しているとセリアがロジウムの性能に
対して不活性効果を与えることを教示している従来技術の教示とは対照的である
。本発明は、分散させたロジウムと一緒にベース金属酸化物助触媒を、セリア助
成ジルコニア支持体の上に分散させることによって達成される。如何なる特別な
理論にも範囲が限定されることを望むものではないが、高温の酸化条件下で従来
技術のロジウム含有触媒材料の場合生じることが知られていたロジウム焼結を該
ベース金属酸化物が抑制するものと考えられる。上記条件下、該ベース金属酸化
物は該酸化ロジウムと錯体を形成し、それによって該ロジウムを「つなぎ止め」
、そしてこの触媒の有効性を崩壊するところの、錯体を形成していないロジウム
酸化物の成長を防止する、と推測される。好適な場合として、該セリアをジルコ
ニアと一緒に共成形しくジルコニアの粒子の上に該セリアを単に分散させるのと
は対照的に)、そしてこの共成形支持体中のセリアの量を制限することにより(
これらの全ては以下に記述するのと同様)、セリアが示すロジウムに対する望ま
しくない副作用を回避するか或は更に有意に減少させる、と考えられる。
一般に、本発明の触媒組成物には、少なくとも、このロジウムが示す触媒活性に
悪影響を与える量のバルクセリアは存在していない。好適には、これらの触媒組
成物には、該ジルコニア支持体を助成するために用いられるセリア、例えば共成
形セリアージルコニア支持体のセリア形成部分を除き、バルクのセリアは本質的
に含まれておらず、より好適には、バルク形態(細かい粒子のセリア)または分
散形態セリアの両方共本質的に含まれていない。
この助成するセリア、例えば該ジルコニアと一緒に共成形するセリアは、市販グ
レードのセリアの場合のように、他の希土類金属酸化物を少量含んでいてもよい
が(必要ではない)有意量は含んでいない。本発明は、セリア助成ジルコニア支
持体を一般に包含しているが、上に示すように、該共成形セリアージルコニア支
持体が好適であり、そして以下に示す記述がそれの参考になるであろう。しかし
ながら、特に明記されていない限り、一般に、これらの記述は同様にセリア助成
支持体に適用されると理解すべきである。本発明に従う触媒組成物を製造する場
合、最初に、共成形セリアージルコニア支持体の上にロジウム金属を分散させる
ことで開始して触媒成分を製造する。ジルコニアをセリアと一緒に共沈もしくは
共ゲル化させるか、或はこのジルコニア成分の中にセリアを拘束しそしてそれの
本質的全体に渡ってセリアが分布しているフリットを生じさせるところの、他の
適切な方法を用いて、上記支持体を製造することができる。この共成形支持体の
中に存在しているセリアの量は、その共成形セリアージルコニア支持体重量の約
1から25重量%に制限されるべきであり、好適には約5から20重量%、例え
ば12重量%である。この共成形支持体の残りは、本質的にもしくは全体がジル
コニアであり、従ってこれは、該共成形セリアージルコニア支持体の約99から
75重量%、好適には約95から80重量%を構成している。
一般に、このセリア助成ジルコニア支持体それ自身も、或は特に、該共成形セリ
アージルコニア支持体も、本発明の如何なる部分も形成していないと理解すべき
である。例えば、共成形セリアージルコニア支持体の性質および触媒組成物にお
けるそれらの使用は、先の共出願中の日本特許出願145491/89 (これ
には、共成形セリアージルコニア支持体を含んでいるウォッシュコートの中にロ
ジウム含有白金族金属成分が用いられている、排気ガス浄化のための触媒が記述
されている)の主題である。
特に、白金族の金属、例えばアルミナの上に分散させた白金およびロジウムを含
んでいる触媒組成物を、酸化セリウム、共成形セリアージルコニア材料、そして
任意にジルコニウム化合物と混和させることで、ウオ・ソシュコートのスラリー
を生じさせている。この日本出願の共成形セリアージルコニア支持体は、適切な
ジルコニウムおよびセリウム化合物の溶液から共沈させることによって生じる、
として記述されている。共沈で生じる該共成形セリアージルコニア支持体は、高
温で、それ自身が有する触媒活性を示すと述べられている準安定性を示す立方晶
構造を保持していると述べられている。これは、酸化ジルコニウムが、準安定性
を示す立方体系から、触媒的に不活性な単斜晶構造に熱劣化することとは対照的
であると述べられている。該共成形セリアージルコニア支持体は、1グラム当た
り約10から150平方メートル、好適には1グラム当たり約50から80平方
メートルの比表面積を有していると述べられている。該共成形セリアージルコニ
ア支持体中の酸化ジルコニウムに対する酸化セリウムの重量比は、99部のジル
コニアに対して約1部のセリアから、75部のジルコニアに対して約25部のセ
リアであってもよい。
その他に述べられているのは、該セリアは、該共成形セリアージルコニアを一緒
にした重量の約1重量%から約25重量%から成つでいてもよい。
本発明の教示に従い、該共成形セリアージルコニア支持体の上にロジウムとベー
ス金属カチオンを分散させる。これは、例えば、適当なロジウム塩、例えば硝酸
ロジウムの溶液、そして適切なベース金属酸化物助触媒の硝酸塩前駆体を、該共
成形支持体に含浸させることによる通常の様式で達成され得る。単一の含浸用溶
液が、ロジウム塩とベース金属塩の両方を含んでいてもよいか、或はロジウム塩
およびベース金属塩の個々の溶液を連続した含浸で用いてもよい。含浸の順序は
重要でなく、如何なる順でも、このロジウム塩溶液とベース金属塩溶液を該共成
形支持体の上に含浸させることができる。しかしながら、各々の成分に関して、
個々の含浸(類)、乾燥および焼成サイクルを行うのではな(、単一の含浸そし
て単一の乾燥および焼成を行って、このロジウムとベース金属前駆体の両方を含
浸させる方がより高効率である。その度合で、その中に溶解しているロジウム塩
とベース金属塩を含んでいる単一溶液を用いるのが好適である。如何なる場合で
も、この共成形支持体に該ロジウムとベース金属酸化物前駆体塩の両方を含浸さ
せた後、通常の様式で乾燥しそして焼成する。例えば、この含浸させた共成形支
持体を、110℃の空気中で約2から24時間乾燥した後、約350から550
℃の温度の空気中で約1から24時間焼成してもよい。焼成の結果として、該ロ
ジウム塩が酸化ロジウムに分解し、そして該ベース金属塩が分解してベース金属
酸化物が生じる。この得られる焼成組成物を、次に、本技術分野でよ(知られて
いるように製粉し、その結果として、これらの粒子の少なくとも90%が12ミ
クロン未満の直径を有するようにする。この含浸させた共成形支持体は、活性を
示す触媒成分を含んでおり、そしてこれを、バルク増量剤、例えば活性を示す触
媒成分としてのアルミナと一緒に製粉してもよいが、この場合、このアルミナは
おおよそ同じ粒子サイズを有しており、そしてこれを、この触媒成分が適当なロ
ジウム充填量の「ウォッシュコート」を生じるように比例させた重量で用いても
よい。このバルク増量剤としてアルミナが好適である、と言うのは、これはまた
、該ウォッシュコートを塗布する基質表面の上に該ウォッシュコートをしっかり
と固定する補助となる結合効果を有しているからである。しかしながら、アルミ
ナの代わりか或はそれに加えて、本技術分野で知られている他の増量剤、例えば
シリカ、チタニア、ジルコニアなどを用いることも可能である。更に、貴金属、
例えば白金および/またはパラジウムを含む他の触媒金属を、該ウォッシュコー
ト全体に分散させてもよく、そしてこれらの特に白金またはパラジウムを、便利
に、該増量剤として用いるアルミナまたは他の耐火金属酸化物の上に分散させて
もよい。ここでまた、アルミナが好適であり、そしてこの用いるアルミナ、或は
最終的な焼成段階で生じるアルミナ、或はこの触媒を最初に使用するときのアル
ミナは、好適には、「活性化アルミナ」、即ち主にガンマアルミナを含んでいる
高表面積のアルミナであるが、他の相、例えばシータおよびイータアルミナが存
在していてもよい。アルミナ混合物(および/または他の増量剤)と、含浸させ
た共成形セリアージルコニア粒子を含んでいる、この得られるウォッシュコート
を、本技術分野でよく知られた様式で、コージライトのハニカムの如き担体の上
にコートした後、乾燥し、そして焼成することにより、最終的な触媒が得られる
。
この触媒の特定製造方法に関して、ロジウムおよび任意の他の貴金属溶液(類)
および該ベース金属溶液(類)をこれらの固体に含浸させる順序は重要でない。
従って、この共成形セリアージルコニア支持体および任意の耐火金属酸化物に、
ベース金属塩の溶液または溶液類を含浸させるに先立って、これらを混和しても
よく、その結果として、該耐火金属酸化物と共成形セリアージルコニア支持体の
両方に該ベース金属化合物を含浸させ、これを最終的にそのベース金属酸化物に
変換してもよい。
このような場合、該共成形セリアージルコニア支持体の上に所望充填量のベース
金属酸化物助触媒を与える量のベース金属塩を用いる、と言うのは、共成形セリ
アージルコニア支持体に対する耐火金属酸化物の比率に応じて、該耐火金属酸化
物が吸収するベース金属溶液の比率が大きくなったり小さくなったりするからで
ある。別の代替法を用い、該共成形セリアージルコニア支持体と任意の耐火金属
酸化物を基質の上に堆積させた後、焼成してコーテイング物を生じさせてもよく
、そして次に、この焼成したコーテイング物に該ベース金属溶液を含浸させる。
恐らくは、該ロジウム塩溶液に関しても、これらのアプローチのいずれかを取る
ことが可能である。
最終触媒組成物中のベース金属酸化物助触媒とロジウムの全体的な所望充填量が
得られるように、該含浸溶液または溶液類の中のロジウム塩およびベース金属塩
の相対的濃度を選択する。この供給するベース金属酸化物助触媒の量は、典型的
に、このベース金属酸化物助触媒を酸化物として測定した乾燥状態を基準にして
、該共成形セリアージルコニア支持体それ自身(この共成形支持体の上に分散さ
せた助触媒、触媒金属または他の成分の重量は計算しない)の約1から10重量
%である。しかしながら、この触媒材料またはウォッシュコートの全体に渡って
、より多い量のベース金属酸化物前駆体を導入することも本発明の範囲内である
と理解すべきである。従って、最終触媒の中で、この触媒材料の本質的全体に渡
って該ベース金属酸化物が分散するように、溶解しているベース金属塩を含んで
いる溶液の中に、アルミナまたは他の増量剤または結合材料と共に該共成形セリ
アージルコニア支持体材料を導入することによって、該触媒材料を調製するのが
望ましいかもしれない。このベース金属酸化物助触媒の好適な量、即ち、該共成
形セリアージルコニア支持体重量の1から10重量%、好適には1から5重量%
は、この共成形セリアージルコニア支持体それ自身の上に分散させたベース金属
酸化物助触媒の量である。該ウォッシュコート中のアルミナまたは他の成分の上
に存在している、ベース金属酸化物の量は、もしこれが存在している場合、この
好適な1から10%の範囲に計算しない。該共成形セリアージルコニア支持体そ
れ自身の上に分散させたベース金属酸化物助触媒が過剰量で存在していると、そ
の「つなぎ止められている」ロジウム酸化物がロジウム金属に還元されるのを邪
魔し、従ってこれは、触媒活性にとって有害である。
本文中および請求の範囲に示す全ての重量%は、その酸化物として計算した成分
(セリア、ジルコニアまたはベース金属助触媒がこの場合に当てはまり得る)に
関して、乾燥状態を基準にして計算する。これらのベース金属酸化物のいくつか
は異なる原子価状態で存在している可能性があり、これらの原子価状態は、該触
媒組成物の使用中に変化し得る、ことは理解されるであろう。しかしながら、こ
の触媒組成物が有する成分の重量%を計算する目的で、これらのベース金属酸化
物に関する以下の表Iに示す処方を用いる。セリアおよびジルコニアは、それぞ
れCaO2およびZr0zであると見なす。
実施例I
A、 本発明に従う1組の触媒組成物を下記の如(調製する。ジルコニウムとセ
リウムの両方が可溶な化合物の溶液から、セリアとジルコニアを共沈させること
によって、共成形セリアージルコニア支持体を得る。
この得られるものは、約12重量%のセリアと約88重量%のジルコニアを含ん
でいる共成形セリアージルコニア支持体である。次に、この共成形セリアージル
コニア支持体を分割した一部に、塩化錫(SnC14)を用いる錫の場合を除き
、表■に挙げたそれぞれ1つのベース金属カチオンの硝酸塩と硝酸ロジウムとか
ら成る水溶液を含浸させた。即ち、本発明の典型的な触媒サンプルを製造するた
めに用いた各々の溶液は、そこに溶解している硝酸ロジウムとベース金属塩の両
方を含んでいた。表■に挙げるロジウムおよびベース金属充填量を与える濃度で
、上記金属塩溶液を用いた。共成形支持体が有する金属溶液含浸部分与々を10
0℃の空気中で1時間乾燥した後、450℃の空気中で2時間焼成した。
B、 比較のため、該硝酸ロジウム溶液から該ベース金属の硝酸塩を排除する以
外はパートAと同様に、共成形セリアージルコニア支持体の部分を調製した。
C9それぞれバートAおよびBから得られるところの、乾燥しそして焼成した、
ロジウム含浸共成形セリアージルコニア組成物を、別々に、得られる粒子の少な
くとも90%が12ミクロン未満の直径を有するように製粉する。製粉した成分
の各々を、別々に、おおよそ同じ粒子サイズを有する製粉アルミナ(これらのア
ルミナ粒子の約90%が12ミクロン未満の直径を有する)と1:1の比率(乾
燥固体重量を基準)で混合することにより、ウォッシュコート用スラリーを生じ
させる。これらのスラリーを、個々のコージライトハニカムコアの上にコートし
た後、これを110℃の空気中で乾燦し、そして450℃で2時間焼成した。
この得られるウォッシュコート中のロジウム濃度は、この共成形セリアージルコ
ニア支持体の0.39重量%であった。全ウォッシュコート充填率は、この担体
1立方インチ当たり約1.2グラムであった。この触媒組成物の中で選択した(
排除した)ベース金属塩および相当するベース金属酸化物およびそれらの量(ま
たはそれらの不足量)(存在している場合)を、以下の表Iに示す。種々のサン
プルをサンプルIA、IB。
IC,2A、2Bなどと表示する。
実施例2
実施例1に従って調製した触媒組成物を、試験用チャンバの中に入れた後、90
0℃の入りロガス温度で50時間熟成サイクルを受けさせた。
このサイクルには、1分毎に5秒間の、シミュレートさせた燃料遮断が含まれて
いた。この触媒前方の排気ガスの中に空気を導入することで、この触媒にリーン
ガス(lean gas)を供給することによって、上記燃料遮断シミュレーシ
町ンを達成した。この熟成で用いるエンジンで、燃料1ガロン当たり約3ミリグ
ラムのPbから成る鉛含有量を有する市販のノルマル炭化水素ガソリン燃料を燃
やした。その後、燃料に対して化学量論的量の空気から成る比率の燃焼混合物を
燃焼させることによって生じるエンジン排気ガスの摂動(perturbate
d)流の中で、該触媒の「ライトオフ(light−off) J温度(以下に
定義する)を最初に測定した後、±0.3A/F比率単位(Ratio Uni
ts) 、2 Hz 、 450℃、および1時間毎の触媒体積当たりgo、o
oo体積の気体から成る空間速度の、「スウィープ(sweep) J試験条件
下で測定することによって、上記組成物を試験した。Pb含有量が1ガロン当た
り5ミリグラム以下の市販無鉛ガソリンを燃やしているエンジンから発生する排
気ガス中で、全ての触媒組成物サンプルを試験した。種々の組成物が示す性能を
以下の表■に示す。同じ条件下で一緒に熟成させそして試験した触媒の間で全て
の比較を行う。Ts、の下に挙げる温度(ライトオフ温度)は、試験気体中の炭
化水素および一酸化炭素それぞれの含有量の50%をCO2および/またはH!
0に変換するための、摂氏度で表した平均温度である。
この排気ガスの温度を、そのライトオフ温度が得られるまで、1分当たり約20
℃の速度で上昇させた。
表■の中で、rsspl、 Jはサンプルを意味しており、「%Pro■、」は
、触媒組成物サンプルの共成形セリアージルコニア支持体の上に分散させたベー
ス金属助触媒の重量%を意味しており、そしてrTI。」はライトオフ温度であ
る。言葉「%変換率」は、無害な物質、即ちCOt、HtOおよび/またはN、
に変化したところの、未処理排気ガス中の汚染物質(HC,COおよびN0x)
の%を意味している。「リーン」および「リッチ」の定義は、ガソリンに関して
、ガソリン1重量部に対して14゜65重量部の空気である時を、燃料重量に対
する化学量論的量の空気であるとして定義することを基にしたものである。燃料
に対する空気の比率(rA/FJ)を、化学量論的ベースラインである14.6
5からの偏差で表し、A/F単位で測定する。従って、14.15のA/F (
リッチA/F)は、化学量論的量よりも0.5A/F単位少なく (14,65
−0,5=14.15Lそして一〇、5A/F単位として記述する。
逆に、15.15のA/F (リーンA/F)を、+0.5A/F単位として記
述する(14.65+0.5=15.15)。表■で用いる「リッチ」は、−0
,2A/F単位(または14.45A/F比)を意味しており、「リーン」は、
+0.2A/F単位(または14.85A/F比)を意味しており、そして「化
学量論的」は、処理すべき気体を発生するエンジンに送り込まれる燃焼混合物の
化学量論的空気対燃焼比(14゜65)を意味している。触媒組成物サンプルの
ロジウム含有量を、触媒体積1立方フイート当たりのロジウムのグラム数で示す
(rg/ft”La、O3
比較サンプルIAをサンプルIBおよびICと比較することにより、後者の2つ
は、ベース金属酸化物助触媒を全く含んでいないサンプルIAよりも有利に低い
ライトオフ温度を示す、ことが示されている。より低いライトオフ温度は、勿論
、この触媒がより低い温度でより高い活性を示すことを意味しており、このこと
により、エンジン運転の冷温始動時の汚染物質の変換が増強されることを意味し
ている。更に、サンプルIBおよびICの中にそれぞれ3重量%のMgOと2重
量%のNiOを存在させると、比較サンプルIAに比べて、リッチおよび化学量
論的両方の条件下で、3種の汚染物質(HCSCoおよびNO工)の全てのパー
セント変換率が有意に改良された。
サンプル2Bは、比較サンプル2Aに比較して、ライトオフ温度が有意に低下し
、そしてリッチ運転条件下でNOxの変換が実質的に上昇し、そして化学量論的
運転条件下でCOの変換が実質的に上昇することを示している。
比較サンプル3Aに比較して、サンプル3Bは、化学量論的条件下でCOを減少
させる活性が有意に改良されていることを示している。
・ サンプル4Bの中に5重量%のMgOを組み込むと、比較サンプル4Aに比
べて有意にライトオフ温度が低下しており、リッチ条件下でのNOxの変換が改
良されており、化学量論的条件下で3種の汚染物質金ての変換が改良されており
、モしてリーン条件下のHCおよびCOの変換が改良されていることを示してい
る。しかしながら、リーン条件下で、NOxに関する活性が有意に低下している
ことが観察された。
0.4%のCuOを含んでいるサンプル5Bは、比較サンプル5Aに比べて、化
学量論的条件下でCOの変換が有意に改良されていることを示している。しかし
ながら、この特別な試験において、サンプル5Cの中に4重量%のNiOを含有
させても、これらの特別は試験条件下では、活性が有意に改良されないことを示
していた。しかしながら、本発明の触媒組成物中のベース金属酸化物助触媒とし
てNiOが示す効果は、以下に記述するサンプル9A−C,並びに上で考察した
サンプルIAおよびICによって充分に示されている。
サンプル6Bの中に1重量%のMgOを添加しても、比較サンプル6Aに比較し
て、有意な活性の改良が示されなかった。しかしながら、いくらかその量を多く
したときのMgOが示す効果は、以下に考察するサンプル8C,並びに上で考察
したサンプルIAおよびIBによって充分に示されている。
比較サンプル7Aをサンプル7Bと比較することにより、2重量%のSnowを
組み込むと、ライトオフ温度が有意に低くなると共に、リッチ条件下でNO,の
変換が上昇し、化学量論的条件下で3種の汚染物質金ての変換率が上昇し、そし
てリーン条件下でCOの変換率が上昇する、ことが示されている。
サンプル8Cの中に5重量%のMgOを添加すると、ライトオフ温度が有意に低
下すると共に、リッチ条件下でHCおよびNOXの変換率が上昇し、そして化学
量論的条件下のCO変換率が上昇することが示されている。
同様に、サンプル9Bおよび9Cを比較サンプル9Aと比較することにより、2
%のNiOを添加すると、リーン条件下のCO変換率が有意に改良され、そして
化学量論的条件下でCOの変換率が最低限に改良されるが、サンプル9Bの中に
1重量%のNiOを添加すると、リッチ条件下で、COの変換率を低下させる逆
効果を与える、ことが示されている。
サンプル10Bを比較サンプルIOAと比較することにより、0.7重量%のC
uOを添加すると、ライトオフ温度が有意に改良され、即ちそれが低下し、そし
てリッチ条件下のCOおよびリーン条件下のNOxを除き、3種の条件下金てで
、全ての汚染物質の変換が有意に上昇する、ことを示している。
最後に、サンプルIIAから110を参照することにより、サンプル11B、I
ICおよび11Dの中に指示したベース金属酸化物助触媒が存在していると、ラ
イトオフ温度が有意に低下することが示されている。
更に、サンプルIBの中の2重量%のF e 、0.は、化学量論的条件下でN
Oxの変換を最低限に改良し、サンプル11Cの中に組み込まれている5重量
%のCaOは、リッチ条件下でHCの変換を有意に改良し、そして化学量論的条
件下でNOxの変換を最低限に改良しており、そしてサンプル11Dの中に組み
込まれている5重量%のLa、O,は、リッチ条件下でHCの変換を最低限に改
良し、そしてリッチ条件下でCOの変換を最低限に改良している。
実施例3
実施例1のそれと同様な技術を用いて2種の触媒組成物を調製することにより、
基質の上の2つの異なるボトム層とトップ層としてウォッシュコートが与えられ
ている触媒組成物を製造した。従うて、最初に、コージライトハニカムコアを含
んでいる基質に、約67重量%(乾燥固体を基準)の活性化アルミナと33重量
%のバルクセリア、即ち細かい粒子の酸化セリウムと、から成るスラリーをコー
トした。水酸化白金のメチルエタノールアミン溶液を用いて白金を含浸させ、そ
の結果として、この−緒に含浸させたアルミナとバルクセリアの約2重量%を白
金が構成するようにした。このボトムコートを乾燥しそして焼成した後、下記の
如ぐ調製したスラリーの中に浸漬することにより、このコートしたコージライト
基質にトップコートを与えた。硝酸ロジウムを用いて活性化アルミナに含浸させ
た後、セリアが共成形支持体重量の約12重量%を構成するような量で、共成形
セリアージルコニア支持体をその含浸させたアルミナと混合した。次に、酢酸ジ
ルコニルが該アルミナと共成形セリアージルコニア粒子の両方に含浸するような
量で、酢酸ジルコニルを、このアルミナと共成形セリアージルコニア支持体粒子
から成るスラリーに導入した。この2回コートしたコアから過剰のスラリーを吹
き飛ばした後、これを乾燥しそして焼成することにより、約38重量%のアルミ
ナ、約53重量%の共成形セリアージルコニア支持体、約9重量%のジルコニア
および約0.42重量%のロジウムを含んでいる、外側コート層もしくはトップ
コート層が得られた。この内側コートまたはボトムコートが、このウォッシュコ
ート(触媒材料)全重量の約68重量%を構成しており、そして該トップコート
が約32重量%を構成している。更に、本発明に従い、この触媒のベース金属酸
化物助成形(サンプル12B)を製造する目的で、この共成形セリアージルコニ
ア支持体に全てのニッケルが移行する場合、これがこの共成形セリアージルコニ
ア支持体の17.8重量%になるに充分な量で、該トップコートスラリーに硝酸
ニッケルを添加する。勿論、このニッケルの全てが該共成形支持体に移行するこ
とはなく、これのいくつかは、該トップコートスラリーの中に含まれているアル
ミナ粒子に移行する。該共成形セリアージルコニア支持体が有する表面特性と比
較したときのアルミナの特性および他の因子のため、酸化ニッケルの約10から
25%のみが、該共成形セリアージルコニア支持体上への分散を終了するものと
期待され得る。従って、サンプル12Bでは、該共成形セリアージルコニア支持
体の上に分散している酸化ニッケル助触媒の量は、共成形セリアージルコニア支
持体重量の約1.8から4.5重量%であると見積もられる。
触媒サンプル12Aおよび12Bに関する貴金属の全充填量(白金とロジウム)
は、1立方フイート当たり40グラムであり、この白金とロジウムは、5部の白
金と1部のロジウムから成る重量比で存在している。
実施例4
実施例3に従って調製した触媒組成物を、試験チャンバの中に入れた後、850
℃の入りロガス温度を用い、そして実施例2で用いたシミュレートした燃料遮断
の代わりに実際の燃料遮断を用いる以外は、実施例2に記述したのと同様な熟成
サイクルを受けさせた。この燃料遮断を、1分毎に約5秒間継続した。表IIの
省略形は、上の表■で示したのと同じ意味を有している。触媒サンプルの熟成お
よび試験は、下記を除き上の実施例2に記述したのと同じである。排気ガスを発
生させるために燃焼させたガソリンは、1ガロン当たり12ミリグラムのpbを
含んでおり、そしてスウィープ試験条件を、±0.5A/F比率単位、350℃
、および1時間毎の触媒体積当たり135,000体積の気体から成る空間速度
(温度および圧力の標準条件下で測定)で行った。リーン条件下のデータは取ら
なかった。
12A −−−6,737111133051424612B g、9 6.7
359 232050 685758表IIのデータは、助成していない触媒
に比較して酸化ニッケル助成触媒に関するライトオフ温度が有意に低下しており
、そして有害な成分から無害な物質への変換の有意な改良が達成されたことを示
している。
硝酸セリウムの溶液をジルコニア粒子に含浸させることによって得られるセリア
助成ジルコニア支持体の上に分散させた白金およびロジウム触媒成分を含んでい
るところの、匹敵しているが異なる触媒組成物を試験することにより、本発明の
目的のための共成形セリアージルコニア支持体以外の、セリア助成ジルコニア支
持体の適切さが示されている。次に、この含浸させた粒子を焼成することで、こ
の硝酸セリウムを分解させてセリアを生じさせた。この触媒を熟成させた後、ス
トックN15sanGLDエンジンの排気ガスを用いて試験した。このセリア助
成ジルコニア支持体は、良好な耐久性を示すと共に、この触媒は良好な活性を示
しており、このことは、共成形されたものでないものを含むセリア助成ジルコニ
ア支持体は、一般に、本発明の目的にとって適切である、ことを示している。
本発明をそれの特定具体例に関連させて詳細に記述してきたが、本発明の領域お
よび範囲の範囲内に入る本発明の変化は成し得るものでありそしてこれらを添付
請求の範囲に包含させることを意図することは理解されるであろう。
国際調査報告 。rtz++t。l/1i11.。、。
Claims (26)
- 1.(i)触媒的有効量のロジウムと(ii)ロジウムを安定化させる量のベー ス金属酸化物助触媒、をその上に分散させたセリア助成ジルコニア支持体を含ん でいる触媒材料のウォッシュコートがその上に配置されている担体を含む触媒組 成物。
- 2.該セリア助成ジルコニア支持体が共成形セリアージルコニア支持体を含んで いる請求の範囲1の触媒組成物。
- 3.該共成形セリアージルコニア支持体が約1から25重量%のセリアを含んで いる請求の範囲2の触媒組成物。
- 4.該セリア助成ジルコニア支持体の上に分散させた該ベース金属酸化物助触媒 が、該セリア助成ジルコニア支持体重量の約1から10重量%の量で存在してい る請求の範囲1、請求の範囲2または請求の範囲3の触媒組成物。
- 5.該セリア助成ジルコニア支持体が共成形ジルコニア支持体を含んでいる請求 の範囲4の触媒組成物。
- 6.該ベース金属酸化物助触媒が、該セリア助成ジルコニア支持体重量の約1か ら5重量%の量で存在している請求の範囲4の触媒組成物。
- 7.該セリア助成ジルコニア支持体が共成形ジルコニア支持体を含んでいる請求 の範囲6の触媒組成物。
- 8.該ウォッシュコートが更に耐火金属酸化物を含んでいる請求の範囲1、請求 の範囲2または請求の範囲3の触媒組成物。
- 9.該耐火金属酸化物がアルミナを含んでいる請求の範囲8の触媒組成物。
- 10.該ベース全属酸化物が、酸化カルシウム、酸化銅、酸化鉄、酸化ランタン 、酸化マグネシウム、酸化マンガン、酸化ニッケルおよび酸化錫から成る群から 選択される請求の範囲1、請求の範囲2または請求の範囲3の触媒組成物。
- 11.該共成形セリアージルコニア支持体の上に分散させた該ベース金属酸化物 助触媒が、該共成形セリアージルコニア支持体重量の約1から10重量%の量で 存在している請求の範囲10の触媒組成物。
- 12.該ベース金属酸化物が酸化ニッケルおよび酸化マグネシウムの1つまたは 両方を含んでいる請求の範囲1、請求の範囲2または請求の範囲3の触媒組成物 。
- 13.セリアが支持体重量の約1から25重量%を構成しているセリア助成ジル コニア支持体を含んでいる触媒材料のウォッシュコートがその上に配置されてい る担体を含んでおりそして該支持体の上に(i)触媒的有効量のロジウムと(i i)該セリア助成ジルコニア支持体重量の約1から10重量%の量で存在してい るベース金属酸化物を分散させた触媒組成物。
- 14.該セリア助成ジルコニア支持体が共成形セリアージルコニア支持体を含ん でいる請求の範囲13の触媒組成物。
- 15.該ベース金属酸化物助触媒が、該共成形セリアージルコニア支持体重量の 約1から5重量%の量で存在している請求の範囲13または請求の範囲14の触 媒組成物。
- 16.該ウォッシュコートが更に耐火金属酸化物を含んでいる請求の範囲13ま たは請求の範囲14の触媒組成物。
- 17.該耐火金属酸化物がアルミナを含んでいる請求の範囲16の触媒組成物。
- 18.該ベース金属酸化物が、酸化カルシウム、酸化銅、酸化鉄、酸化ランタン 、酸化マグネシウム、酸化マンガン、酸化ニッケルおよび酸化錫から成る群から 選択される請求の範囲13または請求の範囲14の触媒組成物。
- 19.該ベース金属酸化物が酸化ニッケルおよび酸化マグネシウムの1つまたは 両方を含んでいる請求の範囲13または請求の範囲14の触媒組成物。
- 20.該ウォッシュコートの中に分散させた白金およびパラジウムの1つまたは 両方を更に含んでいる請求の範囲1、2、3、13または14いずれか1項の触 媒組成物。
- 21.該耐火金属酸化物の上に分散させた白金およびパラジウムの1つまたは両 方を更に含んでいる請求の範囲16の触媒組成物。
- 22.(i)触媒的有効量のロジウムと(ii)ロジウムを安定化させる量のベ ース金属酸化物助触媒、をその上に分散させたセリア助成ジルコニア支持体を含 んでいる触媒材料のウォッシュコートがその上に配置されている担体を含む触媒 組成物に、変換条件下で気体を接触させることを含む、一酸化炭素、炭化水素お よび窒素酸化物の1種以上を含む有害な成分の少なくともいくつかを無害な物質 に変換することにより、これらの有害成分の1種以上を含む有害な成分が入って いる気体を処理する方法。
- 23.該セリア助成ジルコニア支持体が共成形セリアージルコニア支持体である 請求の範囲22の方法。
- 24.該ベース金属酸化物が、酸化カルシウム、酸化銅、酸化鉄、酸化ランタン 、酸化マグネシウム、酸化マンガン、酸化ニッケルおよび酸化錫から成る群から 選択され、そして該セリアージルコニア支持体の上に分散させた該ベース金属酸 化物助触媒が、該共成形セリアージルコニア支持体重量の約1から10重量%の 量で存在しており、そして希土類金属酸化物が、該共成形セリアージルコニア支 持体重量の約1から25重量%を構成している請求の範囲22または請求の範囲 23の方法。
- 25.最初に気体を該触媒に接触させる時、この気体が約250から500℃の 温度である請求の範囲22または請求の範囲23の方法。
- 26.該ウォッシュコートが更に耐火金属酸化物を含んでおり、そしてそこに分 散させた白金およびパラジウムの1つまたは両方を含んでいる請求の範囲22ま たは23の方法。
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