JPH06505346A - 加熱曲げ加工が施された木製の胴部を有するチター - Google Patents

加熱曲げ加工が施された木製の胴部を有するチター

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JPH06505346A
JPH06505346A JP4504674A JP50467492A JPH06505346A JP H06505346 A JPH06505346 A JP H06505346A JP 4504674 A JP4504674 A JP 4504674A JP 50467492 A JP50467492 A JP 50467492A JP H06505346 A JPH06505346 A JP H06505346A
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    • G10DSTRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 加熱曲げ加工が施された木製の胴部を有するチターこの発明は、木製の共鳴胴部 を有する弦楽器に関する。特に、この発明が関わる弦楽器は、共鳴胴部に複数の 弦が張られて成るチターである。そして、斯かるチターにあっては、その共鳴胴 部が、木製の環状帯状体の両開口端部に上方共鳴板と下方共鳴板とが夫々固着さ れることにより所定の内部空間を形成するものとされ、また、上方共鳴板は、少 なくとも1個の透孔が形成されるとともに複数の弦が対向配置されるものとされ 、複数の弦は、上方共鳴板上に配された少なくとも1個の駒により上方共鳴板の 表面から離隔せしめられた状態におかれる。
この種の楽器は古くから知られており、フランス特許第2512994号におい ては、注目に値する改良されたチターが提案されている。
このフランス特許により提案されたチターにあっては、音域が無調旋法の単純和 音から半音階的に3オクターブまで広げられており、旋律面における非常な改良 が図られている。さらに、和音用に分配された低音弦が追加されており、それに より、その低音弦が共鳴振動する場合にもしない場合にも、和声面における改良 が図られるようにされている。そして、斯かるフランス特許第2512994号 により提案されたチターにおいては、張られた複数の弦のうちの長さが7番目の ものに対して配置された浮動駒を介して下方共鳴板に振動が伝達されるとき、得 られる音響圧が最大となるようにされている。
このように改良された楽器にあってはミその下方共鳴板によって生ぜしめられる 空気圧の変化が、音響もしくは音楽的現象として聴取者の鼓膜により捉えられる ことになる。そして、下方共鳴板は、軟木により作られて、弾力性と筋状の粗い 繊維の規則性に基づく機能とを合わせ持つようにされたもとで、それと共に共鳴 胴部を形成する堅い環状帯状体と、弦全体の圧力により環状帯状体に生じる変形 を防止すべく設けられる補強バーとにより圧力が加えられるものとされる。
斯かる下方共鳴板の如くの共鳴板は、共鳴胴部における振動部を構成しており、 共鳴胴部の役割は、共鳴板の振動によって高くかつ強い音響圧ゾーンを作り出す ことにある。下方共鳴板は、その振動によって共鳴胴部内に空気圧変動を生じ、 その空気圧変動が、共鳴胴部に設けられた透孔を通じて、共鳴胴部内から外部へ と伝播していく。
共鳴胴部を形成する環状帯状体は、一般に、複数の素材が組み合わされて、もし くは、貼り合わされて構成され、その内側輪郭が、直線を基調とした正確な幾何 学的形状を成すもの、あるいは、所望の伝播特性を得べく直観的または合理的に められた曲線を描くものとされる。しかしながら、このように構成される環状帯 状体によっては、弦が振動することにより発せられる音に歪みが生じてしまうこ とになる。
実際に弦が振動すると、共鳴胴部を構成する材料が共振を生じて、共鳴胴部の内 部空間に「定常波」と称される定常的な空気圧変化が誘起される。そして、「定 常波」が誘起されたもとにおいては、共鳴胴部を構成する材料の固有振動が、弦 の振動によって得られる基音に影響を及ぼし、その音響スペクトルにおける所定 の倍音についての伝播特性が強調され、それにより音色が損なわれる虞がある。
反面、所定の倍音についての振幅の増大がまねかれ、それにより、よく響く音色 、あるいは、鋭い音色が得られることになる好ましい効果がもたらされることに もなる。
この発明の目的は、共鳴胴部の内部空間における定常波を低減させて、弦の振動 により発せられる音の振幅を効果的に増大させることができるものとされる、上 述された形式のチターを提供することにある。
斯かるこの発明の目的は、共鳴胴部を構成する環状帯状体を、その内周面部と略 平行な方向に繊維が伸びるものとされた乾燥木材に加熱曲げ加工が施されて得ら れるものとし、その環状帯状体が用いられて構成された共鳴胴部を有するチター を得ることによって達成される。
共鳴胴部を構成する環状帯状体とされるべき木材に、炉による乾燥9強化乾燥、 捩じり矯正、繊維に対する圧縮及び加圧等が加えられることは、それから得られ る環状帯状体の固有の共振周波数を高める上での決定的な要件となる。このよう な要件が満たされることにより固有の共振周波数が高められた乾燥木材をもって 構成された環状帯状体により得られる共鳴音は、その波長が、音響処理を行い易 い、比較的短いものとされることになる。さらに、環状帯状体を形成する乾燥木 材における繊維の伸びる方向が、環状帯状体の内周面に略沿うものとされること により、環状帯状体を形成する乾燥木材における木目に逆らった組合せ部分ある いは貼合せ部分によって、環状帯状体を伝播する振動が減衰せしめられてしまう 事態の防止が図られる。
また、共鳴胴部を構成する環状帯状体の内側輪郭は、指数関数特性をもって変化 する3個の曲線に沿うものとされる。これら3個の曲線の各々に沿う内側輪郭を 有する部分は、夫々、周波数を異にする音響領域において作用し、振動する環状 帯状体を形成する木材の固有振動に起因して生じる定常波に対する音響処理を容 易にする。
上述の事柄は、共鳴胴部の内部空間が、木製の補足部品によって、主孔により外 部に通じるものとされた主室と減圧孔により外部に通じるものとされた減圧室と に区画され、層状に減圧部分が形成されていくようにされるとともに、それら主 室と減圧室とが、補足部品と下方共鳴板との間に設けられた通路を介して連通せ しめられるようにされたチターについても適用できる。
斯かる場合には、補足部品もまた、加熱曲げ加工が施された乾燥木材により形成 され、その乾燥木材は、その繊維が伸びる方向が主室の外縁に略沿うものとされ る。また、補足部品の輪郭は、指数関数特性をもって変化する曲線に沿うものと され、さらに、環状帯状体における主室を区画する部分の輪郭は、さらに他の2 個の指数関数特性をもって変化する曲線に沿うものとされ、斯かる2個の指数関 数特性をもって変化する曲線のうちの1個に沿うものとされる輪郭を有した部分 は、波長が最長の音響圧の減圧孔による減圧を補助するものとなる。
この発明の他の特徴及び利点は、下記に、添付図面が参照されてなされる、この 発明の実施例についての説明において明らかにされる。
第1図は、この発明に係るチターを示す平面図である。
第2図は、第1図における■−■線断面を示す断面図である。
第3図は、第1図に示されるチターに用いられる環状帯状体を示す図である。
第4図は、第3図に示される環状帯状体を形成する部品を示す断面図である。
第1図及び第2図に示される、この発明に係るチターの一例を成すチターlにお ける複数の弦2は、木製とされた共鳴胴部3における上面部に略沿って配されて いる。共鳴胴部3は、環状帯状体5の両開口端部に下方共鳴板6と上方共鳴板7 とが夫々固着されることにより、内部空間4を形成するものとされて構成されて いる。下方共鳴板6の下面(外面)には脚部8が取り付けられており、その脚部 8により、共鳴胴部3全体が支持台部9上に支持されている。
内部空間4は、上方共鳴板7の内面側に固着された木製の補足部品12によって 、主室lOと減圧室11とに区画されている。
そして、補足部品12と下方共鳴板6の内面との間には、主室IOと減圧室11 とを連結する通路I3が形成されている。
上方共鳴板7における中央部分には、主室lOを外部に連通させる円形の主孔1 4が設けられている。また、上方共鳴板7における環状帯状体5の近傍となる部 分には、減圧室11を外部に連通させる減圧孔15が設けられている。
主室10は、内部空間4の大部分を占めており、音響共鳴部を形成するものとさ れている。
複数の弦2は、上方共鳴板7の表面(外面)に配置された駒16、及び、下方共 鳴板6の内面から立ち上がって上方共鳴板7に設けられた開口部19を挿通する ブリッジ18を介して、下方共鳴板6に連結された浮動駒17によって、上方共 鳴板7の表面から離隔せしめられている。これら複数の弦2の夫々は、一端が環 状帯状体5に固定されるとともに他端が上方共鳴板7から外方に突出する駒20 に固定されて張られている。このような弦の架張については、フランス特許第2 512994号に記載されていて、既に知られているので、詳細説明は省略され る。
下方共鳴板6及び上方共鳴板7の夫々は、唐檜及びオレゴン松の如くの軟木が用 いられて形成され、弾力性を有するとともに、筋状の粗い繊維の規則性に基づく 機能を有するものとされる。
そして、これらの下方共鳴板6及び上方共鳴板7、特に、下方共鳴板6と、環状 帯状体5との夫々には、図示が省略されている強化バーにより圧力が加えられて おり、それによって、複数の弦2が張られることにより環状帯状体5に生じる変 形が防止されるようになされている。
環状帯状体5は、乾燥木材、好ましくは乾燥したブナ材に、加熱曲げ加工が施さ れて得られた、第4図に示される如くの部品2Iが用いられて形成される。部品 21は、その繊維22が矩形平面状に広がる端面部23に対して略平行となる方 向に伸びるものとされており、端面部23は、環状帯状体5の内周面部を形成す る。部品21における一端部24は、部品2Iの全体に加熱曲げ加工が施された 後、斜めに切断されて、他端部25における端面部23に固着され、それにより 、第3図に示される如くの環状帯状体5が形成される。このように加熱曲げ加工 が施された部品21によって環状帯状体5が形成されることにより、部品21の 繊維22は、環状帯状体5の内周面部26に沿って略平行に伸びるものとされる ことになる。
主室10を区画する補足部品12も、環状帯状体5と同様に、好ましくは乾燥し たブナ材により形成されて、第3図に示される如く、その繊維22aが、補足部 品12の外縁部27に沿う方向に伸びるようにされる。補足部品12は、既に知 られている各種の方法が用いられて、端面12a及び12bが環状帯状体5の内 周面部26に貼り付けられる状態をもって、環状帯状体5に連結される。
共鳴胴部3内に形成される主室IOの周囲面の輪郭は、指数関数特性をもって変 化する3個の曲線CI、C2及びC3から成る−6曲線に沿うものとされる。曲 線CIは、補足部品12における外縁部27の形状により決定される。また、他 の2個の曲線C2及びC3は、主室IOを区画する環状帯状体5における内周面 部26の形状により決定される。曲線C2は、第3図における座標点28と座標 点29との間を伸び、また、曲線C3は、座標点29と座標点30との間を伸び るものとされている。
これら3個の曲線C1,C2及びC3の各々に沿う輪郭を有した部分は、夫々、 周波数を異にする音響領域において作用し、弦2の振動により各周波数域におけ る周波数をもって生じる音波を、主室lOに適切に伝えることができる。
このようにして、曲線CIに沿う輪郭を有した部分は、駒16における振幅変調 の反射を助け、また、曲線C3に沿う輪郭を有した部分は、浮動駒18における 振幅変調の反射を助ける。さらに、曲線C2に沿う輪郭を有した部分により、定 常波が最大となる振動圧が減圧孔15に向けて層状に減圧され、主孔14と同位 相をもって行われる。
環状帯状体5が乾燥したブナ材に加熱曲げ加工が施されて形成される場合には、 環状帯状体5の固有の共振周波数が高くされるので、環状帯状体5の固有振動に 起因して生じる定常波に対する音響処理が容易とされる。
第1図 第2図 第3図 国際調査報告 国際調査報告

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.複数の弦(2)と1個の共鳴胴部(3)とを含み、上記共鳴胴部(3)が、 木製の環状帯状体(5)の一方の開口端部に下方共鳴板(6)が固着されるとと もに他方の開口端部に上方共鳴板(7)が固着されることにより内部空間(4) が形成されるものとされ、上記上方共鳴板(7)が、少なくとも1個の孔(14 ,15)が形成されるとともに上記弦(2)が対向配置されたものとされ、上記 弦(2)が、上記上方共鳴板(7)上に配された少なくとも1個の駒(16,1 8)により上記上方共鳴板(7)の表面から離隔せしめられた状態におかれるも とで、上記環状帯状体(5)が、その内周面部(26)に沿う方向に繊維(22 )が伸びるものとされた乾燥木材に加熱曲げ加工が施されて形成されたものとさ れることを特徴とするチター。
  2. 2.環状帯状体(5)の内周面部(26)の輪郭が、指数関数特性をもって変化 する3個の曲線(C1,C2,C3)に沿うものとされ、上記曲線(C1,C2 ,C3)の各々に沿う輪郭を有した部分が、夫々、周波数を異にする音響領域に おいて作用し、定常波に対する音響処理を容易にするものとされたことを特徴と する請求の範囲第1項記載のチター。
  3. 3.共鳴胴部(3)における内部空間(4)を、孔(14)を通じて外部に連通 する主室(10)と孔(15)を通じて外部に連通する減圧室(11)とに区画 する木製の補足部品(12)が付加され、上記主室(10)と上記減圧室(11 )とが上記補足部品(12)と下方共鳴板(6)との間に設けられた通路(13 )によって連通せしめられるもとで、 上記補足部品(12)が、乾燥木材に加熱曲げ加工が施されて形成され、該乾燥 木材の繊維(22a)が上記主室(10)の外縁部(27)に沿う方向に伸びる ものとされたことを特徴とする請求の範囲第2項記載のチター。
  4. 4.補足部品(12)の輪郭が、指数関数特性をもって変化する3個の曲線(C 1,C2,C3)のうちの1個(C1)に沿うものとされたことを特徴とする請 求の範囲第3項記載のチター。
  5. 5.環状帯状体(5)における主室(10)を区画する部分の輪郭が、指数関数 特性をもって変化する3個の曲線(C1,C2,C3)のうちの2個(C2,C 3)に沿うものとされ、該2個の曲線(C2,C3)のうちの1個(C2)に沿 う輪郭を有した部分が、定常波が最大となる振動圧を孔(15)に向けて減圧さ せる役割を果たすものとされたことを特徴とする請求の範囲第4項記載のチター 。
  6. 6.補足部品(12)がブナ材により形成されたことを特徴とする請求の範囲第 3,4又は5項記載のチター。
  7. 7.環状帯状体(5)がブナ材により形成されたことを特徴とする請求の範囲第 1,2,3,4,5又は6項記載のチター。
JP4504674A 1991-01-24 1992-01-22 加熱曲げ加工が施された木製の胴部を有するチター Pending JPH06505346A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1992013333A1 (fr) 1992-08-06
ATE120872T1 (de) 1995-04-15
EP0568630A1 (fr) 1993-11-10
EP0568630B1 (fr) 1995-04-05
FR2672148B1 (fr) 1995-06-16

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