JPH06505980A - 新しい蛋白質・ポリカチオン結合体 - Google Patents

新しい蛋白質・ポリカチオン結合体

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 新しい蛋白質・ポリカチオン結合体 本発明はポリカチオンに対するアフィニティーを有する化合物、特に核酸、をヒ トまたは動物細胞に輸送するための新しい蛋白質・ポリカチオン結合体に関する 。
近年、核酸は治療活性物質としての重要性を有するようになってきた。
アンチセンスRNAおよびDNAは、特定の遺伝子配列を選択的に阻害すること を目的とする有効な試薬であることが分かった。これらの活性様式はこれらが生 体内において特定の遺伝子(調節不能なオンコジーンまたはウィルス遺伝子等) を阻害する治療薬として使用されることを可能にした。既に、短いアンチセンス ・オリゴヌクレオチドが細胞内に輸送され、核酸の強い負の電荷による細胞膜を 介した取り込みの制限によりその細胞内濃度が低いにもかかわらず、それらが阻 害活性を示すことが明らかにされた(Zamecnik等、1986)。
選択的に遺伝子を阻害する別の方法にはりボザイムの使用が含まれる。ここでも 、細胞内への輸送が律速因子の一つであることから、細胞中の活性リボザイムの 濃度を出来るかぎり高める必要がある。
治療を目的として使用の制限因子の一つである生細胞内への核酸の輸送を改善す る多くの解決法が提案されている。
細胞内に阻害性核酸を輸送する問題を解決するための従来法の一つには、例えば 、荷電リン酸ジエステル基を非電荷の基で置換する事による等、核酸の直接的修 正が含まれる。直接的修正の別の方法にはヌクレオチド・アナログの使用が挙げ られる。しかし、これらの提案には、標的分子への結合の減少、阻害効果の減少 および毒性等の種々の欠点がある。
また、遺伝子治療における生細胞への核酸の導入に関する有効なシステムには特 別の需要がある。ここでは、例えば遺伝的欠陥の場合、欠陥遺伝子を置換するた めに等、治療的に活性な遺伝子生産物の合成を生体内で行うために遺伝子を細胞 内に閉じ込める。「古典的」遺伝子治療は単一の治療により長期間の救済を行う という原則にもとづいている。しかし、必要に応じて一回または反復して投与さ れる医薬(「遺伝子治療薬」)として治療的に活性なりNA (またはRNA) を使用しうる治療法も必要である。遺伝子治療が期待される遺伝的病気には、血 友病、アデノシン・デアミナーゼの遺伝的欠陥により引き起こされるベータ・サ ラサミアおよび[重度合併免疫疾患J (SCID)がある。その他の応用には 、分泌型蛋白質抗原、または非分泌型蛋白質抗原をコードする機能性核酸の投与 がワクチン化により体液性または細胞内免疫を達成する免疫調節がある。欠陥遺 伝子をコードする核酸の投与が、例えば、個々に特定の必要条件に応じて仕立て られた形で与えられる遺伝的欠陥の例には、筋ジストロフィー(シストロフィン 遺伝子)、ジスティック・フィブロシス(システィック・フィブロシス・コンダ クタンス調節遺伝子)、ハイバーコレステローラミア(LDLレセプター遺伝子 )がある。また、遺伝子治療法は、ホルモン、成長因子または細胞毒性または免 疫調節効果を有する蛋白質が体内で合成される場合にも潜在的に非常に重要であ る。
これまで、遺伝子治療に核酸を利用する目的で発展してきた技術は、細胞内への 遺伝子の転移にレトロウィルス・システムを利用している(ウィルソンC11l son)等、1990、カシド(Kasid)等、1990)。しかし、レトロ ウィルスの使用は、少なくとも低い割合でウィルス感染(内在的ウィルスとの組 み換え、および引き続く病原型への突然変異による)またはガンの発生等の副作 用を起こすことがら当面の問題となっている。さらに、例えば、もし、副作用が 起こるならば治療がより回復しがたい物にするかもしれないので、レトロウィル スにより行われる患者の体細胞のトランスホーメーションは、全ての場合に望ま しいものではない。
さらに、細胞における非複製DNAの発現を可能にする別の方法が探究されてき た。
インビトロでの哺乳類細胞の遺伝的トランスホーメーションに関する種々の方法 が従来から知られているが、それらのインビボにおける使用は制限されている( それらには、リポソームによるDNAの導入、エレクトロポレーション、マイク ロインジェクション、細胞融合、DF!ARデキストランまたはリン酸カルシウ ム法が含まれる。)。
インビボにおける遺伝子転移に関する方法を開発するための最近の努力は、カチ オン性脂質試薬すボフェクチンに集中している。この試薬によって注入されたプ ラスミドは、体内で発現しうろことが示された(ナベル(Nabel)等、19 90)。
最近開発された別の方法は、DNAを吸着したタングステンまたは金の微粒子を 使用しており、これを高エネルギーで細胞に衝突させる(ジョンストン(Joh nston)。
1990、ヤング(Yang)、 1990)。このDNAの発現は種々の組織 で示された。
標的の細胞にDNA輸送するためにインビボで使用しつる可能なシステムが肝細 胞で開発され、このシステムは、肝細胞表面に提供されているレセプターが応答 する糖蛋白質にポリリジンを結合させ、これにDNAを添加して、細胞内に吸収 させ、一度吸収されればDNAの発現が可能となる可溶性糖蛋白質・ポリリジン ・DNA複合体を生成する原則に基づいている(つ(Wu)およびつ(Wu)、 1987)。
このシステムは肝細胞に特異的であり、その機能は、アシアロ糖蛋白質・レセプ ターによる比較的良く分かった吸収メカニズムにより限定される。
広く応用可能で有効な輸送システムは、細胞内に核酸を輸送するのにトランスフ ェリン・ポリカチオン結合体を使用するトランスフェリン・レセプターを利用し ている。このシステムはヨーロッパ特許出願AI 38875Bの主題である。
トランスフェリン・ポリカチオン/DNA複合体は、種々の重合度のポリリジン およびプロタミンを該複合体のブリカチオン成分として使用し、細胞内に効率的 に吸収およびインターナライズされる。取り分け、このシステムを使用すること により、erbB−オンコジーンを阻害するりポザイム遺伝子がニワトリのer bB−形質転換細胞に導入され、erbB−阻害効果が示された。
本発明の目的は、高等真核細胞への核酸の選択的輸送を可能とするシステムの構 築である。
意外にも、細胞表面蛋白質と結合する抗体は、それらがポリカチオンと結合体を 形成するなら高等真核細胞への核酸の輸送に使用しうることが分かった。
感染の際にHIVウィルスによって使用される細胞表面蛋白質CD4は、蛋白質 部分がCD4に対する抗体である蛋白質とポリカチオンの結合体と、輸送すべき 核酸の複合体を形成させ、ついで、生成した蛋白質・ポリカチオン/DNA複合 体をCD4発現細胞と接触させることにより、細胞内に核酸を輸送するのに使用 しうる。
ある。(CD7は、胸腺細胞および成熟T−細胞上に検出される、まだ生理学的 役割の分かっていない細胞表面蛋白質である。CD7は急性T−細胞白血病の信 頼できるマーカーである(アルフt(Aruffo)およびシード(Seed) 、1987) 、 )。
ラットの膵臓ガン細胞の膜フラクションに対する抗体を含む抗体・ポリカチオン 結合体に関して、その結合体と複合体を形成するDNAをそのような細胞に導入 し、その中で発現させたことが示された。
本発明の範囲において、種々の抗体成分を用いた抗体・ポリカチオン結合体を使 用して、該抗体が指向する特定の表面抗原を発現する細胞内でDNAのインター ナリゼーションおよび発現を達成しうることが示された。
従って、本発明は、核酸と複合体を形成しうる新しい蛋白質・ポリカチオン結合 体であって、該蛋白質成分が細胞表面蛋白質に結合しうる細胞表面蛋白質に対す る抗体であり、その結果、形成される複合体がその細胞表面蛋白質を発現する細 胞に吸収される結合体に関する。
以後標的細胞の細胞表面蛋白質に対する抗体を「抗体」と呼ぶ。
さらに、本発明は、抗体が指向する細胞表面抗原を発現する標的細胞に輸送すべ き核酸と本発明の結合体との複合体である抗体・ポリカチオン/核酸複合体に関 する。
本発明において、本発明に従う複合体の要素としてのDNAが該抗体が指向する 特定の抗原を発現する細胞に効率的に吸収、かつ、発現され、並びに、該細胞へ のDNAの取り込みは、結合体含量の増加とともに増加することが示された。
適当な抗体は、細胞表面抗原、例えば、Fab’フラグメントに結合する細胞表 面抗原に対する全ての抗体、特にモノクローナル抗体、またはそのフラグメント である(ペルチェン・マチユース(Pelchen−Matthews)等、1 989)。
従来のモノクローナル抗体またはそのフラグメントの代わりに、重鎮および軽鎖 のセグメントの組み合わせ、または重鎮自体のセグメントの組み合わせを含む抗 体変異体またはその一部を使用することもできる。ポリメレース・チェーン・リ アクションおよび大腸菌における発現を用いたクローニングによるこれらの「代 替」抗体の調製法に関しては、簡単な報告がある(サストリー(Sastry) 等、1989、オランジ(Orlandi)等、1989、チョーダリー(Ch audhary)等、1990) 。特に、インビボ治療で長期間にわたりヒト の治療に使用する場合、免疫応答を避けるために、ヒューマナイズド抗体(例え ば、コ(Co)およびクイーン(Queen)、1991)またはヒト抗体が望 ましい。遺伝子工学で生産したモノクローナル抗体および抗体変異体の探索は、 ワルドマン(Waldma曲)、1991によって提供されている。
ヒト白血球上の表面抗原に対する抗体は、チップ(Knapp)等、1989に 報告されている。
抗体の選択は、特に標的細胞、例えば、ある細胞型に特異的または概ね特異的で あり、従って、このタイプの細胞に核酸を導入しうる特定の表面抗原またはレセ プターによって行われる。
本発明の結合体は、該結合体中に含まれる抗体が指向する表面抗原に依存して核 酸で処理される細胞に関してより狭い、またはより広い選択性を許容し、治療的 または遺伝子治療的に活性な核酸の柔軟な使用を可能にしている。
本発明の範囲において、該結合体成分は細胞に結合する抗体またはそのフラグメ ントを含み、その結果として、特にエンドサイト−シスにより結合体・DNA複 合体がインターナライズするか、もしくは抗体(フラグメント)の結合・インタ ーナライジングが細胞膜要素との融合によって行われる。
本発明における抗体(抗体フラグメント)の適性に重要な事は、a)核酸を導入 する特定の細胞によって認識され、かつポリカチオンと結合した時に結合能力が 影響を受けないか、または実質的に影響を受けない事、およびb)この性質の範 囲で、これらが使用する経路により核酸を背負って細胞中に輸送もしも、先のa )およびb)の条件が満足されれば、理論的に表面抗原を指向するどの抗体も本 発明の目的に使用しうる。これらには特定のタイプの細胞に特異的に発現される 細胞表面タンパク質に対する抗体、例えば、本発明をT−細胞系列の細胞に応用 する場合、この細胞に特徴的なCD4またはCD7抗原に対する抗体が含まれる 。
本発明の目的に適した別の抗体は、本発明の範囲内で定義「細胞表面タンパク質 」に則したレセプターに対する抗体である。レセプターの例には、トランスフニ リン・レセプター、ヘバトサイト・アシアロ糖蛋白質レセプター、ホルモンまた は成長因子(インシュリン、EGFレセプター)に対するレセプター、TFMな どの細胞毒的に活性な物質に対するレセプターまたは、フィブロネクチンレセプ ターまたはビトロネクチンレセプター等の細胞外マトリクスに結合するレセプタ ーがある。また、そのレセプターに結合するリガンドの能力が影響を受けないな らば、細胞表面レセプターに対するリガンドを指向する抗体も適する。腫瘍細胞 に関する指向的使用には、問題の腫瘍細胞に発現されている特異的細胞表面タン パク質、いわゆる腫瘍マーカーに対する抗体が特に適している。
本発明に適しているポリカチオンには、例えば、ポリリジン、ポリアルギニスボ リオルニチン等の均一なポリカチオン、または2つ以上の異なる正電荷アミノ酸 を有するポリカチオンであって、種々の鎖長の不均一なポリカチオン、およびポ リエチレンイミン等のペプチド合成ポリカチオンが含まれる。その他の適当なポ リカチオンには、ヒストンまたはプロタミン等の天然のポリカチオン性DNA結 合タンパク質、またはそのアナログ、またはそのフラグメントがある。
ポリカチオンのサイズは重要ではない。ポリリジンの場合、正電荷の総計が約2 0乃至1000であり、かつ、輸送される特定の核酸に匹敵することが望ましい 。所定の長さの核酸に対するポリカチオンの長さは重要ではない。例えば、もし DNAが6000塩基で12.000の負電荷を有している場合、ポリカチオン の量は、例えば6゜11101ノポリリシン200、ま7’= G;t30mo  I(7)ポリリシン400.またGt 120+no+ (7)ポリリジン1 00等である。また、平均的熟練者は、容易に行える所定の実験によりポリカチ オンサイズおよびモル量の別の組み合わせを選択することが出来る。
本発明の抗体・ポリカチオン結合体はペプチドのカップリングに関する従来法を 用いて化学的に調製しうるし、また、必要ならば各成分をリンカ−物質(もしも メルカプト基またはアルコール基等のカップリングに適した官能基が無いならば この手段が必要となる)とのカップリング反応の前に提供しつる。リンカ−物質 は、先ず各成分の官能基と反応し、その後修飾された各成分がカップリングする 。
結合体の望ましい性質、特に安定性に関する性質に依存して、カップリングはa )還元条件下で再び切断しつるジスルフィド結合(例えば、スクシンイミジル・ ピリジルジチオプロピオネート(ジャンク(Jung)等、1981)、b)生 物学的条件下で非常に安定な化合物の使用(例えば第2の成分に結合したリンカ −のスルフィドリル基とマレイミド・リンカ−を反応させることによるチオまた はアセタール結合またはケタール結合、以上a)乃至C)のいずれかにより行い うる。
先に述べたように遺伝子工学で生産した抗体を使用する時、組み換え法により本 発明に従う結合体を調製することも可能であり、この事は正確に定義された均一 の化合物を入手しつるという利点を有している一方、化学的結合は分離しなけれ ばならない結合体の混合物を与える。
本発明の結合体の組み換え的調製は、キメラポリペプチドの調製法として知られ ている方法で行いうる。ポリカチオン性ペプチドのサイズおよびアミノ酸配列は 変化しつる。また、遺伝子工学による生産は、例えば細胞表面タンパク質への結 合能を増加すること、適当な突然変異、または細胞表面タンパク質への結合を担 う分子の一部分に短縮された抗体成分を使用することにより結合体の抗体部分を 修正しうる利点を有する。特に、抗体成分をコードする配列を含むベクター、お よびポリカチオン性ペプチドをコードする所望される配列を挿入するポリリンカ ーを使用する事が本発明の結合体の組み換え的生産に適している。この様にして 一組の発現プラスミドが得られ、この中から本発明の結合体の発現に必要なもの を選択しうる。
もし抗体が適当な炭水化物鎖を含んでいるなら、これらの1つ以上の炭水化物鎖 を介して抗体をポリカチオンに結合しつる。この種の結合体は、従来のカップリ ング法で調製した結合体よりも使用されるリンカ−物質に由来する修飾を含まな いという利点を有する。糖蛋白質・ポリカチオン結合体の適当な調製方法は、ド イツ特許出願P 4115038.4に公開されており、ワグナ−(Wagne r)等、1991に簡潔に報告されている。
ポリカチオンに対する抗体のモル比は、凝集物が生成することを頭に入れておく 必要があるが10 : 1乃至1:10が望ましい。しかし、核酸の複合体化が 起こる条件であり、形成された複合体が細胞表面タンパク質に結合し、細胞内に 輸送されることが確認されるならば必要に応じてこのモル比の範囲を拡げること も可能である。この事は、例えば細胞表面抗原を発現する細胞系列を本発明の複 合体と接触させ、ついで、例えばサザンプロット分析、放射能ラベルした相補的 核酸分子によるハイブリダイゼーション、PCR増幅、またはレポーター遺伝子 の遺伝子産物の検出により細胞中の核酸または遺伝子産物の存在を検定すること により個々のケースで行われる簡単なテストでチェックしうる。
特定の用途、特に適当な抗体を発見するためのスクリーニングに対しては、抗体 をポリカチオンに直接結合させない方が望ましい。効率的な化学的カップリング には原料の抗体を大量(1mg以上)に使用する事が一般的であり、さらに、カ ップリングが場合によっては抗体の結合ドメインを不活性化することもあり得る 。
この問題を回避し適当な抗体を迅速にスクリーニングするためには、先ず、プロ ティンAのF、結合ドメインにより、細胞のトランスフェクション直前に、続い て抗体を結合させるプロティンAポリカチオンであって、場合によっては既に核 酸と複合体を形成させたプロティンA・ポリカチオンを調製する(スロリア(S urol ia)等、1982)。プロティンA結合体との核酸複合体は、処理 した特定の細胞への核酸輸送の適性に関する抗体の迅速なテストを可能にする。
関連するポリカチオンとプロティン八とのカップリングは、抗体への直接的カッ プリングと同様に行う。プロティンA・抗体・ポリカチオン結合体を使用すると き、先ず、過剰の抗体から細胞を開放するために抗体で処理する細胞をインキュ ベートし、次いでプロティンA・ポリカチオン・核酸複合体で処理することが望 ましい。場合によっては、抗体に対するアフィニティーを増加させるためにプロ ティンAを例えば大量のプロティンGで修飾する。
細胞に輸送する核酸はINN八でもRN八でも良く、ヌクレオチド配列に制限は ない。
修正が核酸のポリカチオン性に影響しないならば核酸の修正が可能である。これ らの修飾には、例えばホスホジエステル基のホスホロチオエートによる置換、ま たはヌクレオチドアナログの使用などがある。このような修正は当分野では一般 的なものである。代表的様式で修正された核酸および一般に核酸アナログと呼ば れる核酸およびそれらの作用の原則はシン(ZOn)(1988)に報告されて いる。
また、核酸のサイズに関しても本発明は広い範囲を許容している。もし、抗体− ポリカチオン・核酸複合体が細胞内に輸送されることが保証されるならば本発明 の結合体の理論的な上限は無い。下限は、例えば、約lOヌクレオチド以下のア ンチセンスオリゴヌクレオチドは特異性が低いことから使用できない事など、特 定の用途に特異的な理由から提示される。本発明の結合体を用いてプラスミドも 細胞内に輸送しうる。例えば、場合によってはタンデムでのアンチセンス的用途 に使用する小さい核酸も細胞内で転写される大きい遺伝子構築物の統合要素とし て使用しうる。
また、本発明の結合体により同時に異なる核酸を細胞に輸送しうる。
阻害効果を有する核酸の例は、先に述べたアンチセンスオリゴヌクレオチドまた はウィルス複製に重要な遺伝子断片への相補性によるウィルス阻害効果を有する リボザイムがある。相補性による阻害効果を有する本発明の抗体・ポリカチオン ・核酸複合体の望ましい核酸成分は、アンチセンスDNA 、アンチセンスRN Aまたはりボザイムまたはこれらをコードする遺伝子である。リポザイムおよび アンチセンス的用途を用いる時は、場合によってはキャリヤー遺伝子と共にこれ らをコードする遺伝子を使用する事が望ましい。RNA自身を導入するよりも遺 伝子を細胞に導入する方がかなりの該RNAの増殖をもたらし、結果的に目的の 生物学的反応の阻害に十分な供給が保証される。特に適したキャリヤー遺伝子は 、ポリメラーゼII+による転写に必要な転写単位、例えばtRNA遺伝子であ る。例えば、リボゾーム遺伝子をその中に挿入すると転写が行われたとき、リボ ザイムがコンパクトなポリメラーゼI11転写物の一部となっている。ポリメラ ーゼII+によって転写されるリボゾーム遺伝子およびキャリヤー遺伝子を含む 適当な遺伝子単位はヨーロッパ特許出願At 0387775に公開されている 。本発明の輸送システムは、細胞中での該遺伝子の初期濃度の増加を保証するこ とでこの遺伝子単位の効果を増強しつる。
原則として、その阻害がウィルス複製および発現の阻害を引き起こすHIV遺伝 子の全ての配列は、AIDSの治療に使用しつる相補的アンチセンスオリゴヌク レオチド、またはりボザイムまたはこれらをコードする遺伝子を構築するための 目標配列に適している。最も重要な目標配列は、調節機能を有する配列、特にt xt−1rev−またはnef−遺伝子である。他の適当な配列には、開始、ポ リアゾニレ−ジョン、LTR配列のスプライシング側RNAプライマー結合部位 (PBS )またはtar−配列がある。
ウィルス遺伝子への相補性の結果として阻害する核酸分子とは別に、例えば、所 謂トランスドミナント突然変異を含むウィルスタンパク質をコードする遺伝子等 別のメカニズムの活性を有する遺伝子を使用することも出来る。細胞中での該遺 伝し産物の発現が、その機能により対応する野生型のウィルスタンパク質を抑制 するタンパク質を生じ、その結果後者はウィルス複製に対する通常の機能を遂行 できず、ウィルスの増殖が効率的に阻害される。基本的に、例えばHIV複製に 関する阻害効果を有することが示されているgag−1tat−およびrev− 変異体等(トロバTorono)等、1989、グリーン(Green)等、1 989、マリム(1+lalim)等、1989)、復製および発現に必要なウ ィルスタンパク質のトランスドミナント変異体が適している。
治療的に活性な核酸の別の例にはオンコジーンへの阻害効果を有するものがある 。
また、本発明に従い、例えば、CD4+細胞、より特定するとT−細胞およびそ れによるT−細胞の生存率の増加等、その発現産物が目標細胞へのシグナル・ト ランスミッ7ョンの正の効果を与えるためのシグナルの伝達に関する機能を遂行 する遺伝子またはその断片を細胞に輸送することも可能である。
理論的に細胞表面タンパク質を発現し、細胞中で治療的、または遺伝子治療的効 果を有する全ての遺伝子または遺伝子断片が本発明の目的に適している。
遺伝子治療に使用でき、かつ、本発明により細胞中に導入しつる遺伝子の例には 、因子Vlll (例えば、ウッド(Wood)等、1984) 、因子IX  (血友病で使用される。
例えばクラチ(Kurachi)およびデビー(Davie) 、1982)  、アデノシン・デアミナーゼ(SCID、例えばバレリオ(Valerio)等 、1984) 、a−1−アンチトリプシン(肺気腫、例えばシリベルト(Ci l 1berto)等、1985)または「嚢胞性線維症トランスメンブレン調 節遺伝子」 (リョウダン(Riordan)等、1989)がある。これらの 例はいかなる制限も構成していない。
結合体に対する核酸の比は広い範囲で変化でき、核酸の全ての電荷を中和する必 要は必ずしもない。この比は輸送される核酸のサイズおよび構造、ポリカチオン のサイズ、その電荷の数および分布などの基準に従い個々の場合で調節しなけれ ばならず、その結果、特定の用途に関して核酸の輸送性と生物学的活性との間で 好ましい比が存在する。最初にこの比は、おそらくゲル中(例えばアガロースゲ ルにおける移動度シフト)または密度勾配遠心におけるDNAの移動速度の遅延 などにより調節しつる。この予備的比をめた後、細胞における核酸の最大使用活 性を得、かつ、おそらく、残存する核酸の負電荷が細胞への輸送を妨害しないよ うに結合体部分を減少する観点から放射能ラベルした複合体を用いたテストを行 うことが望ましい。
抗体・ポリカチオン・核酸複合体の調製は、とりわけ、ポリイオン性化合物の複 合体化に関する従来法で行いうる。制御不可能な凝集または沈殿を避ける1つの 可能な方法には、高い希釈率(≦100μg)で両成分を混合する事が含まれる 。
エンドサイト−シスにより高等真核生物に吸収されうる抗体・ポリカチオン・核 酸複合体は、さらに、結合体によって達成される核酸のインターナリゼーション および/または発現を増加する目的で結合体中のポリカチオンと同じ非共有結合 型の1つ以上のポリカチオンを含みうる。
未公開の国際特許出願No、 92100217の主題であるこれらの手段を用 いることにより、少なくとも同等のトランスフェクション・発現効率を達成する ための細胞に輸送される核酸の量に基づく抗体・ポリカチオン結合体の必要量は より少なくて済み、この事は合成の経費がより少ないことを意味している。また 、複合体において大量の抗体分子により占有され、結果として、それらがもはや 他の複合体に対して使用不能となる、いくつかの隣接する「ドツキング部位」を 有する効果を避けたいときには、結合体が少量であることは望ましい。複合体中 に含まれる抗体量を必要最小限に制限すること、即ち、結合体量を出来るかぎり 少なく維持し、かつ、それを遊離のポリカチオンで希釈することは、処理する標 的細胞上の細胞表面タンパク質の数が少ないときは特に都合がよい。
このような手段を用いることにより、特に効率的ではなかった結合体の性能が実 質的に増加し、かつ、既に高い効率を示す結合体の性能をさらに増加することが 出来る。
本発明の複合体の定性的組成に関しては、一般的に先ず、細胞に輸送される核酸 および抗体が決定される。核酸は基本的に細胞中で達成される生物学的効果、例 えば、阻害または欠陥遺伝子を置換する目的で発現される(遺伝子治療に使用す る時)遺伝子または遺伝子断片の標的配列により限定される。場合によっては、 特定の用途に関する安定性の必要等から核酸は修正されつる。核酸および抗体の 決定から始まり、核酸のサイズが特に負電荷の実質的中和に関して重要であるこ とからこれらのパラメーターにポリカチオンが対応付けられる。
複合体中に含まれつる非共有結合ポリカチオンを選択する時、これらの物質の付 加が結合体のみの場合に比べて核酸のインターナリゼーション・発現の増加をも たらすことは重要なことである。
定性的組成と同様に複合体の定量的組成も、例えば、核酸を濃縮する必要性およ びその程度、複合体全体の電荷、特定の細胞に対する結合能およびインターナラ イジング能の程度およびその能力を増加する必要性の程度等、機能的に互いに関 連する多くの基準により決定される。複合体の組成に関する他のパラメーターに は、重要な因子は抗体が細胞と相対的な複合体内に存在する様式であることから 細胞表面タンパク質に対する抗体の接近可能性が挙げられる。別の重要な性質は 、所定の機能を行うための細胞内における核酸の接近可能性である。
複合体内に非共有結合的に含まれるポリカチオンは、結合体中に含まれる物と同 じでも異なっていても良い。これらを選択する為の基本的基準は、特に凝縮に関 する核酸のサイズである。小さい核酸分子の場合は一般に凝縮する必要がない。
結合体中に含まれるポリカチオンに特に配慮されるので性質や量に関するポリカ チオンの選択も結合体に従って行われる。例えば、もし、ポリカチオンがDNA 凝縮する能力を全くまたは少ししか持たないなら、複合体の効率的なインターナ ライジングを行う目的にはこの性質がより大きいポリカチオンを使用することが 望ましい。もし、結合体中に含まれるポリカチオンがそれ自身核酸を凝縮する物 質であり、かつ、もし効率的なインターナライジングのための核酸の適当な凝縮 が達成されるならば、他のメカニズムで発現の増加をもたらすポリカチオンを使 用することが望ましい。
場合によっては、複合体中に含まれうる非共有結合ポリカチオンにとって重要な ことは、核酸を凝縮する能力、および/または細胞中での不都合な分解から核酸 を保護する能力である。さらに、本発明はヒトまたは動物細胞に核酸を導入する 方法に関し、その方法では生理学的条件下で可溶性の抗体・ポリカチオン・核酸 複合体を細胞に接触させることが望ましい。
本発明の範囲において使用したDNA成分はレポーター遺伝子としてのルシフェ ラーゼ遺伝子である(レポーター遺伝子としてルシフェラーゼ遺伝子を使用した トランスフェリン・ポリカチオン・DNA複合体を用いた予備実験の結果に基づ き、ルシフェラーゼ遺伝子の取り込み効率は他の核酸の有用性の指標となり、か つ、定量的には使用した核酸がタンパク質・ポリカチオン・DNA複合体の使用 に関する制限因子ではない事が示された。
本発明の特定の態様に対しては、細胞中の核酸の分解が阻害される条件を作るこ とが有効である。
核酸の分解が阻害される条件は、いわゆるリソツマトロピック物質の添加で提供 される。これらの物質はリゾソーム中のプロテアーゼおよびヌクレアーゼの活性 を阻害し、核酸の分解を防ぎうることが知られている(ラスマン(Lutt+m ann)およびマグヌソン(Magnusson) 、1983) 。
これらの物質にはクロロキン、モネンシン、ニゲリシン、塩化アンモニウムおよ びメチルアミンが含まれる。
本発明の範囲においてリソツマトロピック物質の群から選択される物質を使用す る必要性は特に処理する細胞のタイプに依存し、また、種々の抗体を使用する場 合は複合体を細胞に吸収させる種々のメカニズムに依存する。従って、例えば本 発明の範囲において種々の抗体(モノクローナル抗CD4抗体)を使用した場合 の細胞へのDNAの取り込みはクロロキンにより様々な影響を受けることが分か った。
どの様な場合にも予備実験により本発明の物質の必要性または適性をテストする 必要がある。
さらに、本発明は抗体・ポリカチオン結合体と複合体を形成した1つ以上の治療 的または遺伝子治療的に活性な核酸を活性成分として含む医薬組成物に関する( 抗体・ポリカチオン結合体と核酸は別々に存在し、治療直前に複合体を形成させ ることもできる)。例えば、食塩水、リン酸緩衝液等本発明の組成物が必要とさ れる溶解特性を有する全ての医薬的に許容されるキャリヤーも使用しうる。成形 に関してはレミントン医薬科学(Remington’ s Pharmceu tjcal 5cience、 1980)を参照せよ。
治療的に活性な核酸の例にはこれまで述べてきたアンチセンス・オリゴヌクレオ チドまたはりポザイム、またはこれらをコードする遺伝子、または特定の標的細 胞中に含まれる内在性または外来性遺伝子または遺伝子産物に関する阻害効果を 有するトランスシミナンド変異体をコードする遺伝子が含まれる。これらには例 えば配列特異性により(トランスドミナント変異体をコードする標的配列に相補 的な(ヘルスコウィッッ(Herskowi tz)、 1987) HIVに たいして細胞内免疫をもたらしくバルチモア(BaltilIIOre)、 1 988) AIDS治療や感染後のウィルスの活性化の予防に使用しつる遺伝子 が含まれる。
この医薬製剤はヒトまたは動物体内の、例えばHffまたは関連するレトロウィ ルスなどのウィルス配列の阻害に使用しつる。関連レトロウィルスの阻害による 治療的用途の例は、HTLV−1ウイルスによって起こる増殖性T−細胞白血病 の治療である。
また、ウィルス性T−細胞白血病の治療に加えて、本発明は非ウィルス性白血病 の治療にも使用しうる。最近、リンパ性白血病の発病におけるオンコジーンの関 連が示されてきた(abl、 bcr、 Haq Ki、 ras、 c−my c、 N−myc)。観察される特異的染色体トランスロケーションに基づき、 その他のオンコジーンも存在すると考えられている。これらのオンコジーンのク ローニングはオンコジーン阻害核酸の構築および本発明の治療的用途の拡大の基 礎を与える。
他の重要な用途は遺伝子治療である。理論的に本発明による遺伝子治療では、例 えば遺伝的に起こる欠陥の置換または免疫応答の刺激により、その発現が導入さ れた細胞内で治療効果を上げる全ての遺伝子またはその断片を使用することが出 来る。
治療的用途で使用する医薬製剤は静脈注射などにより全身的に投与しつる。標的 組織には肺、膵臓、骨髄および腫瘍などがある。
局所的使用の例には、肺(注入用の本発明の医薬製剤または吸入用のエアロゾル の使用)、筋肉組織、腫瘍または肝臓への直接的注射、または消化器管またはす る体外治療にも使用できる(例えば、ボンダー(Ponder)等、1991) 。
(図面の簡単な説明) 第1図: CD4”″−CIO細胞への抗CD4−ポリリジン/pR8Vs複合 体の導入。
第2図: CD4“−CIO細胞への抗CD4−ポリリジン/pR3Vs複合体 の輸送。
第3図、第4図:抗CD7−ボリリジン190結合体によるH9細胞におけるD NAの転移および発現。
第5図: mAbl、 IASML−ポリリジン190結合体による膵臓癌細胞 へのDNAの転移。
第6図:抗体プロティンA−ポリリジン結合体によるCD4+細胞へのDNAの 転移。
第7図:抗体A/G−ポリリジン結合体によるに562細胞へのDNAの転移。
本発明を以下の実施例で説明する。
実施例1 抗CD4−ポリリジン90結合体の調製カップリングは文献で知られている方法 と同様にスクシンイミジル−ピリジルジチオプロピオネート(SPDP、ジャン ク(Jung)等、1981)による修飾後のジスルフィド結合の導入により行 った。
50蘭リン酸ナトリウムバツフy (pl(7,8)中1.7mgの抗CD4抗 体(OKT4A 。
オルト・ダイアグノスチック・システムズ)の溶液を11μlの10ddSPD P (ファルマシア)エタノール溶液と混合した。 室温1時間後、混合物をセ ファデックスG25ゲルカラムで濾過しく溶出液100 mM HEPESバッ フy pl(7,3) 、75nmolのピリジルジチオプロピオネート基で修 飾された抗CD4 1.4+ngを得た。同様にポリ化)リジン90(平均重合 度90リジン残基(シグマ) 、FITCによる蛍光ラベル)を5PDPで修飾 し、ジチオスレイトールによる処理およびゲル濾過により遊離したメルカプト基 で修飾された形にした。0.5mlの20mM酢酸バッファ中120 nmol のメルカプト基で修飾された38nmo lのポリリジン溶液を酸素を排除して 上述の修飾した抗CD4と混合し、室温に一晩放置した。この結合体をゲル・パ ーミェーション・クロマトグラフィー(スパロースI2.500鴫酸グアニジン 、pH7,3)で単離した。25dl HEPES (p)17.3 )に対す る透析後、11 nmo lのポリリジン90で修飾された1、1ngの抗CD 4抗体を含む結合体が得られた。
実施例2 抗CD4−ポリリジン190結合体の調製0、3mlの50+nM HEPES  (pH7,8)中、1.0 mg (6,25nmol)の抗CD4抗体(O KT4A 。
オルト・ダイアグノスチック・システムズ)溶液を37μlの1− スクシンイ ミジル・ピリジルジチオ・プロピオネート(SPDP、ファルマシア)エタノー ル溶液と混合した。室温1時間後、混合物をセファデックス025カラム(溶出 液ioo mMH[!P[!S/ <ッファ、pH7,3)で濾過し、30nm o Iのピリジルジチオプロピオネート基で修飾された抗CD4抗体Q、85m g (5,3nmol )を得た。同様にポリ(L)リジン190(平均重合度 190リジン残基(シグマ) 、FITCで蛍光ラベル)を5PDPで修飾し、 ジチオスレイトールにより処理およびゲル濾過により遊離したメルカプト基で修 飾した形とした。0.13m1の3〇−酢酸ナトリウムバッファ中、25nmo lのメルカプト基で修飾された7、 7nmolのポリリジン190の溶液を酸 素を排除して上述の修飾された抗CD4 (0,5mlの300 o# HEP ES pH7,9中)と混合し、室温で一晩放置した。
この反応混合物に5 M NaClを添加して約0.6Mとした。結合体はイオ ン交換クロマトグラフィーで単離した(Mono S、ファルマシア、50mM  HEPES p)17.3、塩濃度勾配0.6Mから3 M NaCl )  、 10mM HEPES(pH7,3)に対する透析後、3.9nmolのポ リリジン190で修飾された抗CD4抗体0.35mg(2,2r+n+ol) を含む目的の結合体が得られた。
実施例3 抗CD7−ボリリジン190結合体の調製50 m )IEPES(pH7,9 )中、1.3mgの抗CD?抗体(イムノチク社)溶液を49μmのlnMsP DP(ファルマンア)エタノール溶液と混合した。室温、1時間後、混合物をセ ファデックス025カラム(溶出液50mM HEpHtSバッファpH7,9 )で濾過し、33m++olのピリジルジチオプロピオネート基で修飾された抗 CD7抗体1.19mg(7,5nmol)を得た。同様にFITCで蛍光ラベ ルしたポリ(L)リジン190を5PDPで修飾し、ジチオスレイトールによる 処理およびゲル濾過で遊離したメルカプト基で修飾された形とした。
0.2mlの3〇−酢酸ナトリウムバッファ中、35nmolのメルカプト基で 修飾されたllnmolのポリリジン190の溶液を酸素を排除して上述の修飾 された抗CD?(0,5mlの30011# HEPES pH7,9中)と混 合し、室温で一晩放置した。この反応混合物に5MのNaClを添加して約0. 6Mに調整した。イオン交換クロマトグラフィーにより(Mono S、ファル マシア、50mM HEPES pH7,3、塩濃度勾配0.6Mから314) 単離した。IM EIEPES pH7,3に対する透析後、6.2nmolの ポリリジン190で修飾された0、 51mg (3,2nmol )の抗CD ?抗体を含む目的の結合体を得た。
実施例4 mAbl、 IAsML−ポリリジン190結合体の調製本実施例では結合体の 調製に鯖吐IASMLと命名されたラット膵臓ガン細胞系列BSp73ASML の膜タンパク質調製物に対するモノクローナル抗体(マヅク(Matzku)等 、1983)を使用した。0.5mlの50mM HEPES pH7,9中、 2.0mgの鯖吐IASML溶液を75μlの1蘭5PDP(ファルマシア)エ タノール溶液と混合した。室温、1時間後、この混合物をセファデックスG25 カラムで濾過しく溶出液50mM H[!P[!Sバッフy pH7,9) 、 39nmolのピリジルジチオプロピオネート基で修飾されたmAbl、 IA SML 1.3mg (8nmol)を得た。FITCで蛍光ラベルしたポリ( I、)リジン190を同様に5PDPて修飾し、ジチオスレイトール処理および ゲル濾過により遊離のメルカプト基で修飾された形にした。210μmの30酬 酢酸ナトリウムバツフア中、37ruoolのメルカプト基で修飾された12n molのポリリジン190の溶液を酸素を排除して上述の修飾された鯖比IAS ML (0,9mlの100 m HEPES pl(7,9中)と混合し、室 温で一晩放置した。この反応混合物に5 M NaC1を添加することで約0. 6Mに調整した。結合体はイオン交換クロマトグラフィー(Mono S、ファ ルマシア、50+nM HEPES pH7,3、食塩濃度勾配0.6Mから3 M)で単離した。分画および20蘭HEPES p)17.3に対する透析後、 0.45rueo+のポリリジン190で修飾された0、 16mg (lru ool )を含む結合体フラクションAが得られ、また0、9ruoolのポリ リジンで修飾された0、 23mg(14μwr l )のmAbl、 IAS ML (フラクションB)または3.9naolのポリリジン190で修飾され た0、92mg (5,8runol )のI&Ab1. IASML (フラ クションC)も得られた。
実施例5 プロティンA−ポリリジン190結合体の調製0.5mlの100 trM H [!PES p)17.9中、4.5μgのプロティンA(ピアス、No、21 182、+07 n5ol)溶液を30μlの10mM 5PDPエタノール溶 液と混合した。室温2時間後、反応液をセファデックスG25カラムで濾過しく 溶出液50mM HEP[!Sバッファ pH7,9)、245 nmolのピ リジルジチオプロピオネート基で修飾された3、95mg (94μmol)の プロティンAが得られた。FITCで蛍光ラベルしたポリ(L)リジン190を 同様に5PDPで修飾し、ジチオスレイトール処理およびゲル濾過により遊離の メルカプト基で修飾された形にした。0,8mlの30m1J 酢酸ナトリウム バッファ中、150 nmolのメルカプト基で修飾された53r++++ol のポリリジン190溶液を酸素を排除して上述の修飾されたプロティンAと混合 し、この反応混合物に5MのNaClを添加することで約0.6Mに調整した。
結合体はイオン交換クロマトグラフィー(Mono S、ファルマシア、50m M 1(EPES pi(7,3、塩濃度勾配0.6勤1ら3M)で単離した。
分画および25+nlJ HEP[!S p)17.3に対する透析後、各々5  nmolポリリジン190で修飾された1、 15w (27μmo1)のプ ロティンAおよび40r+molのポリリジン190で修飾された2、 6 m g (6,2nmol)のプロティンAを含む2つの結合体フラグメントAおよ びBが得られた。
実施例6 抗体・ポリカチオン結合体とDNAとの複合体の調製複合体はDNAの希釈溶液 (150mlJ NaCl、 20mM HEPES pH7,3中30μg/ m1以下)を実施例1,2および4 (100μg 7ml以下)で得られた抗 体・ポリリジン結合体と混合することで調製した。使用したDNAはTri t on−X分解標準法(マニアラス(Maniatis) 、1982)およびC sCl/EtBr平衡密度勾配遠心、ブタノール−1による脱色オヨび10mM  l−!J X/HCI pH7,5、l m EDTA i:対する透析テi it製しりpR3VLブラスミ’FDNAである(ドウウェット(De Wet )等、1987)。DNA複合体の沈殿を防ぐために、無リン酸バッファを使用 した(リン酸は結合体の溶解度を低下する)。
実施例7 抗CD4・ポリリジン90結合体によるCD4” CHO−細胞へのDNAの転 移および発現本実施例および以下の実施例では、遺伝子転移および発現を調べる ためにレポーター遺伝子としてフォチナス・ビラリス(Photinus py ralis)のルシフェラーゼ遺伝子を含むプラスミドDNAを使用した。実験 結果を示す図では、ルシフェラーゼ活性を示す値が全細胞試料の活性と関係付け られる。
CD4 ” CHO−細胞(ラスキー(Lasky)等、1987)をlO%F CS (ウシ胎児血清)を含むハムズF−12培地(ハム(Ham) 、196 5)のT−25バイアル当たり5 XIO’個の割合で植種した。18時間後、 細胞を血清を含まないハムズF−12培地を洗浄し、この培地中(5ml) 3 7℃で5時間インキュベーションした。
抗CD4・ポリリジン/ I)R8VS複合体は、実施例6で述べたように最終 濃度150vM NaC1,20mM HEPES pH7,5500μIあた り10/lZgの[lNAとなるよう調製した。抗CD4 ポリリジン190  (8,4μmolポリリジン190/■抗CD4 ) は特定された質量比で使 用した(抗CD4の質量で表して1.9乃至8.1)。サンプルl乃至4では、 複合体は100μMのクロロキンを含む無血清ハムズF−12培地中の細胞に添 加した。
サンプル5および6ではクロロキンを省いた。4時間のインキュベーション後、 細胞をlO%FC3を含む培地を2回洗浄し、この培地中でインキュベーション した。
サンプル5および6では、等容量の血清含有培地を細胞に添加した。20時間後 、全ての細胞を新鮮な血清含有培地で洗浄し、48時間後に収穫した。抽出物の 一部(同量のタンパク質に対応する各サンプルの約115)のルシフェラーゼ活 性を検定した(ドウウェット(De Wet)等、1987)。クリニルメート (バーシールド、ワイルドバック、FRG )を用いて生物発光を測定した。こ の実験の結果は第1図に示す。本発明の結合体によりDNAがCD4+細胞に輸 送され、輸送されたDNAが発現しており、またDNAの輸送効率は抗CD4/ ポリリジン190リジン含量に比例することか分かった。
実施例8 抗CD4−ポリリジン190結合体によるCD4” C1(0細胞へのDNAの 転移および発現先ず、CD4’ CHO細胞を実施例7て述べたように培養した 。第2図に示したようニIOμg (7)I)R5VL 、および、2:1また +;!3:1(7)過剰量抗CD4−ポリリジン90を含む実施例6で示したよ うに調製した結合体/ DNA複合体を100μMのクロロキン有無の条件下で 細胞に添加した。さらに37℃で4時間後、クロロキンを含むサンプルをIO% FC5を含むハムズ培地で2回洗浄し、一方では同培地5mlをクロロキンを含 まないサンプルに添加した。この細胞をさらに37℃で20時間インキュベーシ ョンし、その部分標本のルシフェラーゼ活性を実施例7で述べたように検定した 。このテストの結果を第2図に示す。
実施例9 CD7−ポリリジン190結合体によるH9細胞へのDNAの転移および発現a )T−細胞系列H9細胞(マン(Mann)等、1989)を20%FCS、  ml当たり100ユニツトのペニシリン、100μg / mlのストレプトマ イシンおよび1酬のグルタミンを補ったRPM11640培地で培養した。トラ ンスフェクション直前に遠心で細胞を回収し、m1当たり100.000細胞と なるように新鮮な培地に移して(サンプル当たり1、000.000細胞)これ をトランスフェクションに使用した。抗CD?結合体との比較物としてトランス フェリン結合体を使用した。トランスフェリン・ポリリジン結合体は、EP−A  I 388758に示されているように調製した。使用したCD7結合体は実 施例3て述べたものである。DNAとの複合体形成は実施例6で述べたように行 った。H9細胞での一時的なトランスフェクションのために、使用したDNAは ルシフェラーゼをコードする配列と組み合わせたHIV−LTR配列とそれに続 < 5V40−イントロン/ポリA部位を含むプラスミドpHLuciである。
pHIV/2A由来のプロテアーゼ2八遺伝子を含むHindl[Iフラグメン ト(サン(Sun)およびバルチモア(Baltim。
re)、1989)は除去し、ルシフェラーゼをコードする配列を含むpR3V LのHindlll/5n1alフラグメント(ドウウェット(De Wet) 等、1987)で置き換えた。2つのフラグメントをHindl11部位で連結 しくクレノーポリメラーゼで平滑末端としだ後)、次いで平滑5I11a1部位 を介して平滑化したBindl11部位に結合した。正しい方向のルシフェラー ゼ遺伝子配列を有するクローンを選択した。このプラスミドは強い転写活性にT AT遺伝子産物を必要とする。これは、Cl1IV初期プロモーターの調節下に あるHIV−TAT遺伝子をコードするプラスミドpcMVTATをコトランス フエクションすることにより調製した(ヤコボビッツ(Jakobovi ts )等、199の。トランスフェクションに使用したDNA複合体は、5μgのp l(LuciおよびlμgのpcMVTATの混合物を含んでいる。10+nl の細胞サンプルにDNA /ポリカチオン複合体(500μ■)を添加し、10 0μMのクロロキンの存在下で4時間インキュベーションした。その後、細胞を 新鮮な培地で洗浄し、40時間後収穫して先の実施例で述べたようにルシフェラ ーゼ活性を測定した。結果(ルシフェラーゼ光単位)を第3図に示す。6μgの DNAと複合体を形成する抗CD?−ポリリジン結合体の量が増加するにつれル シフェラーゼ活性が増加することが分かった(サンプル1,2および3)。6μ gのDNAを複合体形成に用いた遊離のポリリジンlμgと共に使用した時さら に活性の増加が見られ(サンプル4)、また、さらにポリリジンを添加すると遺 伝子輸送が阻害された(サンプル5)。(トランスフェリン−ポリリジン結合体 を用いて行った比較テストは、サンプル6および7である)b)さらに、プラス ミドpSSTNl?Oを用いて抗体結合体によるトランスフェクションの一連の テストを行った。マーカーとしてネオマイシン耐性遺伝子を含む該プラスミドを 、抗CD4 、抗CD7および(比較のため)トランスフェリン・ポリリジン1 90結合体を用いてH9細胞に導入した(to’細胞当たり6μgのDNAを使 用した。
至適トランスフェクション条件は、一時的なルシフェラーゼ検定による予備テス トで決定した)。プラスミドpSSTNEOは、H3V TK−neo単位を含 むpUcu部位の大きい方のSStフラグメントを含んでいる(コリス(Col  Its)等、1990)。単一のNde 1部位を含む63bpのフラグメン トをAsp718部位に導入した。トランスフェクトした細胞の一部(特定の細 胞数を含む)を1000μg/ mlの0418を含む半固形メチルセルロース 培地で希釈した。これを行うためにDNAによるトランスフェクション後3臼目 に、細胞の一部を通常の要求物に加えて0.5−1 mg/ mlのG418お よび20mg/ mlのメチルセルロースを含む半固形培地であってネオマイシ ン・マーカーを含む培地にブレーティングした。(半固形選択培地を調製するた めには、460m1の水に20gのメチルセルロースを含む溶液を無菌状態で調 製した。)また、二倍濃度の補填栄養培地500m1を無菌的に調製し、メチル セルロース溶液と合わせた後、容積を1リツトルとし4℃で一晩攪拌した。場合 によっては一20℃での保存後、この培地50m1を10+nlの血清と混合し 、血清を含まない完全な培地で100 mlに調整した。この段階でG418を 添加した。このメチルセルロース培地2.5mlを50−100μmの細胞懸濁 液と混合し、この混合物1mlを培養皿に注いだ。CO2雰囲気下、37℃でイ ンキュベーションした。10−14日後、G418耐性細胞を計数した(200 個以上の細胞を含むコロニーのみをポジティブとして計数した)。この結果を第 4図に示す(これは抗生物質培地にブレーティング後lO日目の1000個の細 胞当たりのG418耐性コロニー数を示している)。
実施例1O iAbl、 IASML−ポリリジン190結合体による膵臓ガン細胞へのDN Aの転移10XFcsを含むRPM11640培地2ml中の転移性ラット膵臓 ガン細胞系列BSp73ASML(マズク(Matzku)等、1989)の細 胞をファルコン製の24穴プレートに5 XIO’個の割合でブレーティングし た。この細胞を実施例4で調製したmAbl、 IAsML−ポリリジン190 結合体(または比較としてトランスフェリン・ポリリジン200結合体またはポ リリジン自体)と接触させ、100μMのクロロキン存在下、以下に示す結合体 ・DNA比でpR3VL−DNAと複合体を形成させた。37℃、4時間の複合 体とのインキュベーション後、培地を除き、新鮮な血清含有培地(クロロキン無 し)を添加してさらに37℃、20時間インキュベートした後細胞を収穫した。
細胞抽出物から同じタンパク質含量で標準化した部分標本のルシフェラーゼ活性 を検定した。
第5図に示されている光単位の値は6μgのDNAでトランスフェクトした細胞 5×106個のルシフェラーゼ活性に匹敵する(図中、mAb−pL190cは 18ggのpAbl、 IASML−pLl 90C結合体を示す。IIAb− pL190c+pLは9μgのmAbl、 IASML−pL190c結合体+ 1.5μg17)非結合ポリ(L)リシン90を示す。TfPI200 ハ18 μg ノTfpL200c(トランスフェリン・ポリリジン200結合体)を示 し、pLは2.5μg (またはl−4μg)のポリリジン(L)リジン90を 示す。)。
実施例11 抗体プロティンA・ポリリジン結合体によるCD4+細胞のトランスフェクショ ン′r25バイアル当たり6 XIO’細胞の割合でCD4発現HeLa細胞( 実施例7参照)を植種し、10%のFe2を含むDMI!培地で培養した。第6 図に示したように、細胞を抗体(抗CD4gp55kD、 l0T4、イムノチ ク社、サンプル当たり3μg)と室11iテ1時間ブレ・インキュベーションし た。その間に6μgのpR8VLおよび実施例6に示したようにさらに遊離のポ リリジンを含む指定量のプロティンA・ポリリジン190を含む500μmの) HBS中でプロティンA・ポリリジン190 /DNA複合体を調製した。1時 間のインキュベーション後、細胞を新鮮な培地4.5mlに移し、37℃で50 0μlのDNAサンプルを細胞に添加した。4時間後、100μMのクロロキン を含むサンプル(サンプル9−12)を新鮮な培地を洗浄し、一方、1−8のサ ンプルは収穫するまでDNAとインキュベートした。ルシフェラーゼ検定のため 20時間後に細胞を収穫した。検定結果は第6図に示す。ルシフェラーゼ活性は 、DNA複合体中のプロティンA・ポリリジンの存在に依存する事が分かった( サンプル1−4.5.6)。サンプル5−8.11.12では、抗体での前処理 無しにプロティンA複合体によりDNAの輸送が起こっている。しかし、細胞表 面タンパク質CD4を認識する抗体で細胞を前処理した場合にはDNAの導入が 約30%増加した(サンプルl−4,9,10)。また、クロロキンの存在がD NA発現の増加の原因とはならないことが分かった(サンプル1−8とサンプル 9−12の比較)。
実施例12 抗体・プロティンA/Gポリリジン190結合体によるに562細胞のトランス フェクション a)プロティンA/Gポリリジン190結合体の調製0、5mlの100 mM  HBPES (pH7,9)中4.5a+gの組み換えタンパク質A/G ( ピアス、No、21186.102n+ool )溶液を30μ!の5PDP  (ファルマシア)100IIilエタノール溶液と混合した。室温2時間後、こ の混合物をセファデックスG25ゲルカラムで濾過しく溶出液50mM HEP ESバッフy (pH7,9) ) 、290 nmolのピリジルジチオプロ ピオネート基で修飾されたプロティンA/G 3.45mg (75gmol) を得た。FITCで蛍光ラベルしたポリリジン190を同様に5PDPで修飾し 、ジチオスレイトールによる処理およびゲル濾過で遊離したメルカプト基で修飾 された形とした。
0.8mlの30−酢酸ナトリウムバッファ中、130 r+molのメルカプ ト基で修飾された42rmolのポリリジン190溶液を酸素を排除して上述の 修飾されたプロティンA/Gと混合し、室温で一晩放置した。この反応混合物に 5MのNaCIを添加して約0.6Mに調整した。結合体はイオン交換クロマト グラフィー(Mono S、ファルマシア、5M HIl!PES (pH7, 3) 、塩濃度勾配0.6M乃至3 M NaC1)で単離した。分画および2 5mM HEPES (pH7,3)に対する透析後、12t++IIolのポ リリジン190で修飾された1、02mg (22gmol)のプロティンA/ Gを含む結合体フラクションが得られた。
b)抗体−プロチインA/G−ポリリジン190 /DNA複合体の調製HBS 中7μgのa)で調製したプロティンA/G結合体の溶液を攪拌しながらトラン スフェリン・レセプターを指向するCD7モノクローナル抗体(3μg1クロー ンBU55、IgGI、ザ・パインディング・サイト・リミテッド社、バーミン ガム、イギリス)に結合させた。DNA複合体は、200μIのHBS中の抗C D71結合プロティンA/G−ポリリジン結合体溶液を300μlのHBS中の 6μgのプラスミドDNA(レポーター遺伝子としてルシフェラーゼ遺伝子を含 む、先の実施例参照)溶液と混合して調製した。
c)K562細胞への遺伝子転移 トランスフェリン遺伝子に富むに562細胞(ATCCCCL243 ’)を1 0% Fe25100U/mlペニシリン、100μg /mlストレプトマイ シンおよび2dlグルタミンを含むRPMI1640培地(ギブコBRL、2  g /Iの炭酸水素ナトリウム添加)に懸濁し、細胞密度500.000細胞/ mlとなるまで培養した。トランスフェクション20時間前、細胞に50gMの デフエリオキサミン(シグマ)を含む新鮮な培地を添加した。細胞を収穫し、2 50.000細胞/mlとなるようにlO%FC3(および50gMデフエリオ キサミン)を含む新鮮な培地に懸濁してから24穴プレートにブレーティングし た(ウェル当たり2m1)。この実験の最初の4時間までは培地に100μMの クロロキンを含ませた。細胞をクロロキンを含まない新鮮な培地で洗浄し、24 時間後に収穫した。先の実施例に示した方法でルシフェラーゼ活性を測定した。
その実験結果を第7図に示す。
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l)編、1980 Fig、1 Fig、2 Fig、3 コロニー/1000 細胞 Fig、5 Fig、 6 Fig、7 ’ 国際調査報告 EP 9200642 SA 57608 フロントページの続き (72)発明者 ビルンスティール マックス エルオーストリア ア−110 0ウィーン グルンデツケルガッセ 49 (72)発明者 コツテン マシュー オーストリア ア−1130ウィーン マックシングシュトラーセ 22−24 −3−8(72)発明者 ワーグナー エルンストオーストリア ア−2103 ランゲンツェルスドルフ ヴイーネル シュトラーセ

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.核酸と可溶性複合体を形成し、ヒトまたは動物の細胞に吸収される新しいタ ンパク質・ポリカチオン結合体であって、該結合体のタンパク質成分が標的細胞 の細胞表面タンパク質に対する抗体またはそのフラグメントであって該細胞表面 タンパク質に結合する能力を有し、その結果、形成された複合体が該細胞表面タ ンパク質を発現する細胞に吸収されることを特徴とする結合体。
  2. 2.前記抗体がモノクローナル抗体またはそのフラグメントであることを特徴と する請求項1記載の結合体。
  3. 3.前記抗体がT細胞系列の細胞上に発現される細胞表面タンパク質を指向する ものであることを特徴とする請求項1または2記載の結合体。
  4. 4.前記抗体がCD4を指向することを特徴とする請求項3記載の結合体。
  5. 5.前記抗体が腫瘍抗原を指向することを特徴とする請求項1または2記載の結 合体。
  6. 6.前記抗体がCD7を指向することを特徴とする請求項3記載の結合体。
  7. 7.前記抗体が直接ポリカチオンに結合することを特徴とする請求項 1乃至6 のいずれか1項記載の結合体。
  8. 8.ポリカチオンに結合し、かつ、場合によっては修飾されたプロテインAが結 合した抗体を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の結合体 。
  9. 9.請求項8記載の抗体結合体を調製するためのプロテインA・ポリカチオン結 合体。
  10. 10.前記ポリカチオンが同種または異種の合成ポリペプチドであることを特徴 とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の結合体。
  11. 11.前記ポリペプチドがポリリジンであることを特徴とする請求項10記載の 結合体。
  12. 12.前記ポリカチオンが場合によっては修飾されたプロタミンであることを特 徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の結合体。
  13. 13.前記ポリカチオンが場合によっては修飾されたヒストンであることを特徴 とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の結合体。
  14. 14.前記ポリカチオンが約20乃至1000の正電荷を有することを特徴とす る請求項10乃至13のいずれか1項記載の結合体。
  15. 15.ポリカチオンに対する抗体のモル比が約10:1乃至1:10であること を特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項記載の結合体。
  16. 16.ヒトまたは動物の細胞に吸収される新しいタンパク質・ポリカチオン/核 酸複合体であって、結合体のタンパク質成分が標的細胞の細胞表面タンパク質に 対する抗体またはそのフラグメントであって該細胞表面タンパク質に結合する能 力を有し、その結果、形成された複合体が該細胞表面タンパク質を発現する細胞 に吸収され、また該抗体が直接ポリカチオンに結合しているか、または場合によ っては修飾されたプロテインAを介して結合していることを特徴とする結合体。
  17. 17.前記結合体成分として請求項1乃至8または11乃至15に定義されてい る結合体の1つを含むことを特徴とする請求項16記載の複合体。
  18. 18.さらに、場合によっては結合体のポリカチオンと同じ非共有結合ポリカチ オンを含むことにより、該結合体によって達成される核酸のインターナリゼーシ ョンおよび/または発現が促進されることを特徴とする請求項17記載の複合体 。
  19. 19.アンチセンス・オリゴヌクレオチドまたはリボザイムの形の阻害性核酸ま たは、場合によってはキャリヤー遺伝子と共に該核酸をコードする遺伝子を含む ことを特徴とする請求項16乃至18のいずれか1項記載の複合体。
  20. 20.該核酸がウイルス阻害性核酸である請求項19記載の複合体。
  21. 21.HIV−1ウイルスまたは関連レトロウイルスの複製および発現を阻害す る核酸を含むことを特徴とする請求項20記載の複合体。
  22. 22.トランスドミナント変異を有するウイルスタンパク質をコードする核酸を 含むことを特徴とする請求項20または21記載の複合体。
  23. 23.オンコジーン阻害性核酸を含むことを特徴とする請求項19記載の複合体 。
  24. 24.遺伝子または遺伝子断片の形で治療的または遺伝子治療的に活性な核酸を 含むことを特徴とする請求項17または18記載の複合体。
  25. 25.高等な真核細胞に核酸を導入する方法であって、望ましくは生理学的条件 下で可溶性の請求項19乃至24で定義されている複合体の1つを、場合によっ ては非共有結合ポリカチオンの存在下、請求項1乃至8または10乃至15のい ずれか1項で定義されている抗体結合体および核酸から形成し、該抗体が指向す る細胞表面タンパク質を発現する細胞を、場合によっては細胞中の核酸の分解が 阻害される条件下で該複合体と接触させる方法。
  26. 26.高等な真核細胞に核酸を導入する方法であって、複合体を場合によっては 修飾されたプロテインAおよび請求項10乃至14で定義されているポリカチオ ンの1つからなるプロテインA・ポリカチオン結合体および請求項16乃至24 で定義されている核酸の1つから形成し、ついで標的細胞の細胞表面タンパク質 に対する抗体であって該複合体の結合体成分に結合している抗体の存在下、該複 合体を該細胞表面タンパク質を発現する細胞と接触させる方法。
  27. 27.前記細胞をプロテインA・ポリカチオン/核酸複合体と接触させる前に該 抗体で前処理することを特徴とする請求項26記載の方法。
  28. 28.活性成分として請求項16乃至24で定義されている複合体の1つの形で 1つ以上の治療的または遺伝子治療的に活性な核酸を含んでいる医薬製剤。
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