JPH0650825A - 感熱インジケータ - Google Patents
感熱インジケータInfo
- Publication number
- JPH0650825A JPH0650825A JP20634192A JP20634192A JPH0650825A JP H0650825 A JPH0650825 A JP H0650825A JP 20634192 A JP20634192 A JP 20634192A JP 20634192 A JP20634192 A JP 20634192A JP H0650825 A JPH0650825 A JP H0650825A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- heat
- absorption
- temperature
- display body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 常温域でも十分安定的に保管でき、所定の監
視状態にセットすることが簡単で、精度も高い感熱イン
ジケータを提供する。 【構成】 密閉された可撓性の透明な袋1が、外側から
の圧力で貫通可能に第1室2と第2室4とに2つに気密
に仕切られ、その第1室2に熱溶融性物質3、第2室4
は、第1室の熱溶融性物質3を収納可能な空隙を仕切側
に残して吸収表示体5がそれぞれ納められている。第2
室4のその空隙には、前記吸収表示体5よりも吸湿度の
低い第2の吸収体が仕切り6側に収納され、吸収表示体
5はその第2の吸収体と接しているとよい。
視状態にセットすることが簡単で、精度も高い感熱イン
ジケータを提供する。 【構成】 密閉された可撓性の透明な袋1が、外側から
の圧力で貫通可能に第1室2と第2室4とに2つに気密
に仕切られ、その第1室2に熱溶融性物質3、第2室4
は、第1室の熱溶融性物質3を収納可能な空隙を仕切側
に残して吸収表示体5がそれぞれ納められている。第2
室4のその空隙には、前記吸収表示体5よりも吸湿度の
低い第2の吸収体が仕切り6側に収納され、吸収表示体
5はその第2の吸収体と接しているとよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度が設定温度以上に
なると不可逆的に指示される感熱インジケータであり、
冷凍食品や医療分野に必要な低温の温度管理に使用され
る感熱インジケータに関するものである。
なると不可逆的に指示される感熱インジケータであり、
冷凍食品や医療分野に必要な低温の温度管理に使用され
る感熱インジケータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の食生活においては、低温で管理さ
れた食品が数多く使われるようになってきている。しか
もこうした低温管理を要する食品は、その種類によって
保存温度の差がかなりある。これらの製品は輸送時に、
品温が上昇すると製品の品質が低下したり、細菌が繁殖
する引き金となって劣敗や腐敗が生じたりする。従っ
て、製品の温度管理にはかなり厳しい条件が要求される
のである。
れた食品が数多く使われるようになってきている。しか
もこうした低温管理を要する食品は、その種類によって
保存温度の差がかなりある。これらの製品は輸送時に、
品温が上昇すると製品の品質が低下したり、細菌が繁殖
する引き金となって劣敗や腐敗が生じたりする。従っ
て、製品の温度管理にはかなり厳しい条件が要求される
のである。
【0003】また、医療分野においても特殊な医薬品や
血液、検体などの低温管理の果たす役割は非常に大き
い。これらの製品も品温が上昇すると品質低下をもたら
すだけでなく、製品の使用に堪えなくなる場合がある。
血液、検体などの低温管理の果たす役割は非常に大き
い。これらの製品も品温が上昇すると品質低下をもたら
すだけでなく、製品の使用に堪えなくなる場合がある。
【0004】そのためこうした低温流通時の温度につい
ては厳しい監視とその記録が要求される。
ては厳しい監視とその記録が要求される。
【0005】温度を冷凍保管物と一緒に継続的に監視し
ていくには、一般に感熱インジケータが用いられる。冷
凍食品あるいは冷凍医療品のための感熱インジケータに
は、既にいくつか特許出願もあり、その内容も知られて
いる。
ていくには、一般に感熱インジケータが用いられる。冷
凍食品あるいは冷凍医療品のための感熱インジケータに
は、既にいくつか特許出願もあり、その内容も知られて
いる。
【0006】例えば温度履歴を表す時間−温度積算型モ
ニターが特開昭50−60262号公報、特開昭51−
33432号公報で知られている。マイクロカプセルを
使用した温度−時間モニターが特開昭61−13116
号公報あるいは特開昭62−197486号公報などで
知られている。毛細管現象を利用したインジケータもあ
り、特公平3−39623号公報などで知られている。
近年ではメカニカルな機構も開発され、特開昭63−2
98020号公報、特開平3−183920号公報など
で知られている。
ニターが特開昭50−60262号公報、特開昭51−
33432号公報で知られている。マイクロカプセルを
使用した温度−時間モニターが特開昭61−13116
号公報あるいは特開昭62−197486号公報などで
知られている。毛細管現象を利用したインジケータもあ
り、特公平3−39623号公報などで知られている。
近年ではメカニカルな機構も開発され、特開昭63−2
98020号公報、特開平3−183920号公報など
で知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】冷凍・冷蔵庫の場合、
温度履歴は複雑で、保管温度を実際に監視していくこと
は非常に難しい。従来の感熱インジケータの場合、温度
の監視を始めるにあたって監視対象の庫内温度まで感熱
インジケータを冷却し、次いで所定の監視状態にセット
する。監視状態にセットするタイミングの選定は難し
く、開始機構そのものにも解決しなければならない問題
は多い。また、低温域での温度変化を感知する物質は、
常温では非常に揮発しやすい場合がある。こうしたこと
から感熱インジケータは、保管自体も難しく、揮発すれ
ば当然感熱インジケータの精度に影響が出る。
温度履歴は複雑で、保管温度を実際に監視していくこと
は非常に難しい。従来の感熱インジケータの場合、温度
の監視を始めるにあたって監視対象の庫内温度まで感熱
インジケータを冷却し、次いで所定の監視状態にセット
する。監視状態にセットするタイミングの選定は難し
く、開始機構そのものにも解決しなければならない問題
は多い。また、低温域での温度変化を感知する物質は、
常温では非常に揮発しやすい場合がある。こうしたこと
から感熱インジケータは、保管自体も難しく、揮発すれ
ば当然感熱インジケータの精度に影響が出る。
【0008】本発明は、前記の課題を解決するためにな
されたもので、常温域でも十分安定的に保管でき、所定
の監視状態にセットすることが簡単で、精度も高い感熱
インジケータを提供することを目的とする。
されたもので、常温域でも十分安定的に保管でき、所定
の監視状態にセットすることが簡単で、精度も高い感熱
インジケータを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の感熱インジケータを、実施例に対応する図
1に従って説明する。図1は感熱インジケータを温度監
視状態にセットしようとしているときの状況を示してい
る。
めの本発明の感熱インジケータを、実施例に対応する図
1に従って説明する。図1は感熱インジケータを温度監
視状態にセットしようとしているときの状況を示してい
る。
【0010】本発明の感熱インジケータは、密閉された
可撓性の透明な袋1が外側からの圧力で貫通可能に第1
室2と第2室4とに2つに気密に仕切られ、その第1室
2に熱溶融性物質3、第2室4は、第1室の熱溶融性物
質3を収納可能な空隙を仕切側に残して吸収表示体5が
それぞれ納められている。
可撓性の透明な袋1が外側からの圧力で貫通可能に第1
室2と第2室4とに2つに気密に仕切られ、その第1室
2に熱溶融性物質3、第2室4は、第1室の熱溶融性物
質3を収納可能な空隙を仕切側に残して吸収表示体5が
それぞれ納められている。
【0011】可撓性の袋1を構成するフィルム材として
は、熱溶融性物質3に対し非透過性で、熱溶融性物質3
を常温で事実上長期間保存可能な透明な素材が用いられ
る。例えば、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、無軸延伸
ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリカーボネート、無軸延伸ナイロン、
アクリルニトリル、セルロースアセテートが挙げられ
る。また、これらを複数組み合わせた複合材料も挙げら
れる。
は、熱溶融性物質3に対し非透過性で、熱溶融性物質3
を常温で事実上長期間保存可能な透明な素材が用いられ
る。例えば、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、無軸延伸
ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリカーボネート、無軸延伸ナイロン、
アクリルニトリル、セルロースアセテートが挙げられ
る。また、これらを複数組み合わせた複合材料も挙げら
れる。
【0012】袋1に収納される熱溶融性物質3として
は、例えばアルコール類、エステル類、炭化水素化合物
類、ケトン類、氷点降下させた水などを挙げることがで
きる。
は、例えばアルコール類、エステル類、炭化水素化合物
類、ケトン類、氷点降下させた水などを挙げることがで
きる。
【0013】上記のアルコール類としては、n−オクチ
ルアルコール、n−ノニルアルコール、n−デシルアル
コール、n−ラウリルアルコール、n−ミリスチルアル
コール、n−セチルアルコール、n−ステアリルアルコ
ール、オレインアルコール、シクロヘキサノール、シク
ロペンタノール、ベンジルアルコール、シンナミルアル
コール、エチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリット、ソルビットなどが挙げられる。エ
ステル類としては、酢酸アミル、酢酸オクチル、プロピ
オン酸ブチル、カプロン酸エチル、カプリル酸アミル、
カプリン酸エチル、カプリン酸オクチル、カプリン酸ラ
ウリル、ラウリン酸メチル、ラウリン酸オクチル、ラウ
リン酸ラウリル、ミリスチン酸メチル、ミリスチン酸ヘ
キシル、ミリスチン酸ステアリン、パルミチン酸ブチ
ル、パルミチン酸ミリスチル、ステアリン酸メチル、ス
テアリン酸エチル、ステアリン酸ラウリル、安息香酸ブ
チル、安息香酸アミル、安息香酸フェニル、アセト酢酸
エチル、オレイン酸メチル、アクリル酸ブチル、シュウ
酸ブチル、マロン酸ジエチル、酒石酸ジブチル、セバシ
ン酸ジメチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチ
ル、フマール酸ジブチル、マレイン酸ジエチル、クエン
酸トリエチル、1,2−ヒドロキシステアリン酸トリグ
リセライド、ヒマシ油、ジオキシステアリン酸メチルエ
ステルなどが挙げられる。炭化水素化合物類としては、
ペンタデカン、テトラデカン、ヘキサデカン、1−ヘプ
タデカン、1−オクタデカンなどの脂肪族炭化水素類、
p−キシレン、ドデシルベンゼンなどの芳香族炭化水素
化合物類などが挙げられる。ケトン類としては、ジエチ
ルケトン、エチルブチルケトン、メチルヘキシルケト
ン、メシチルオキシド、シクロヘキサノン、メチルシク
ロヘキサノン、アセトフェノン、ベンゾフェノン、アセ
トニルアセトン、ジアセトンアルコールなどが挙げられ
る。エーテル類としては、ブチルエーテル、ヘキシルエ
ーテル、ジフェニルエーテル、ジオキサン、エチレング
リコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジブ
チルエーテル、エチレングリコールジフェニルエーテ
ル、エチレングリコールモノフェニルエーテルなどが挙
げられる。氷点降下させた水とは、無機系又は有機系の
氷点降下剤の添加された水で、その場合の氷点降下剤と
しては、炭酸ナトリウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸
水素カリウム、塩化アンモニウム、塩化カリウム、塩化
ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、硝酸
ナトリウム、硝酸アンモニウム、尿素、炭酸水素ナトリ
ウム、チオ硫酸ナトリウム、ブドウ糖、ショ糖、果糖な
どが挙げられる。このような氷点降下剤は、単独で用い
られてもよく、混合して用いられてもよい。
ルアルコール、n−ノニルアルコール、n−デシルアル
コール、n−ラウリルアルコール、n−ミリスチルアル
コール、n−セチルアルコール、n−ステアリルアルコ
ール、オレインアルコール、シクロヘキサノール、シク
ロペンタノール、ベンジルアルコール、シンナミルアル
コール、エチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリット、ソルビットなどが挙げられる。エ
ステル類としては、酢酸アミル、酢酸オクチル、プロピ
オン酸ブチル、カプロン酸エチル、カプリル酸アミル、
カプリン酸エチル、カプリン酸オクチル、カプリン酸ラ
ウリル、ラウリン酸メチル、ラウリン酸オクチル、ラウ
リン酸ラウリル、ミリスチン酸メチル、ミリスチン酸ヘ
キシル、ミリスチン酸ステアリン、パルミチン酸ブチ
ル、パルミチン酸ミリスチル、ステアリン酸メチル、ス
テアリン酸エチル、ステアリン酸ラウリル、安息香酸ブ
チル、安息香酸アミル、安息香酸フェニル、アセト酢酸
エチル、オレイン酸メチル、アクリル酸ブチル、シュウ
酸ブチル、マロン酸ジエチル、酒石酸ジブチル、セバシ
ン酸ジメチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチ
ル、フマール酸ジブチル、マレイン酸ジエチル、クエン
酸トリエチル、1,2−ヒドロキシステアリン酸トリグ
リセライド、ヒマシ油、ジオキシステアリン酸メチルエ
ステルなどが挙げられる。炭化水素化合物類としては、
ペンタデカン、テトラデカン、ヘキサデカン、1−ヘプ
タデカン、1−オクタデカンなどの脂肪族炭化水素類、
p−キシレン、ドデシルベンゼンなどの芳香族炭化水素
化合物類などが挙げられる。ケトン類としては、ジエチ
ルケトン、エチルブチルケトン、メチルヘキシルケト
ン、メシチルオキシド、シクロヘキサノン、メチルシク
ロヘキサノン、アセトフェノン、ベンゾフェノン、アセ
トニルアセトン、ジアセトンアルコールなどが挙げられ
る。エーテル類としては、ブチルエーテル、ヘキシルエ
ーテル、ジフェニルエーテル、ジオキサン、エチレング
リコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジブ
チルエーテル、エチレングリコールジフェニルエーテ
ル、エチレングリコールモノフェニルエーテルなどが挙
げられる。氷点降下させた水とは、無機系又は有機系の
氷点降下剤の添加された水で、その場合の氷点降下剤と
しては、炭酸ナトリウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸
水素カリウム、塩化アンモニウム、塩化カリウム、塩化
ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、硝酸
ナトリウム、硝酸アンモニウム、尿素、炭酸水素ナトリ
ウム、チオ硫酸ナトリウム、ブドウ糖、ショ糖、果糖な
どが挙げられる。このような氷点降下剤は、単独で用い
られてもよく、混合して用いられてもよい。
【0014】熱溶融性物質3同士を本発明の目的を損な
わない範囲で適宜混合すると、一般に融点の細かな調整
が可能になる。
わない範囲で適宜混合すると、一般に融点の細かな調整
が可能になる。
【0015】熱溶融性物質3は、有色であると温度異常
がよりはっきりと視覚的に認識されてよい。その場合の
着色剤には、使用する熱溶融性物質3に溶解可能なもの
が用いられ、それは例えば染料でもよく、場合によれば
顔料でもよい。染料としては、例えば、油溶性染料、直
接染料、酸性染料、塩基性染料、媒染染料、硫化染料、
硫化建染染料、建染染料、アゾイク染料、分散染料、反
応染料、酸化染料が挙げられる。油溶性染料としては、
和光純薬工業社製のスダンIV、オリエント化学工業社製
のOil Orange 201, Oil Blue 2N, Oil Brown BB, Vali
Fast Colore Red 3306, Oil Red 5B, Oil Red RR, 三菱
化学社製のDiaresin Blue J, 日本化薬社製のカヤセッ
トレッド802 などが挙げられる。
がよりはっきりと視覚的に認識されてよい。その場合の
着色剤には、使用する熱溶融性物質3に溶解可能なもの
が用いられ、それは例えば染料でもよく、場合によれば
顔料でもよい。染料としては、例えば、油溶性染料、直
接染料、酸性染料、塩基性染料、媒染染料、硫化染料、
硫化建染染料、建染染料、アゾイク染料、分散染料、反
応染料、酸化染料が挙げられる。油溶性染料としては、
和光純薬工業社製のスダンIV、オリエント化学工業社製
のOil Orange 201, Oil Blue 2N, Oil Brown BB, Vali
Fast Colore Red 3306, Oil Red 5B, Oil Red RR, 三菱
化学社製のDiaresin Blue J, 日本化薬社製のカヤセッ
トレッド802 などが挙げられる。
【0016】熱溶融性物質3とともに袋1に収納される
吸収表示体5は、溶融状態の熱溶融性物質3を安定的に
吸収して担持できる吸収体で形成され、とりわけシート
状に形成されているとよい。そのような吸収体として
は、例えば濾紙などの吸収性シートが挙げられ、具体的
には、多孔性フィルム、定性濾紙、定量濾紙、ガラス繊
維濾紙、クロマトグラフィー用濾紙などがある。そのほ
かにも吸収体としては、パルプ、綿、不織布、シリカゲ
ル、多孔質性無機焼結体、及びこれらを複数種混合した
複合物が挙げられる。上記の多孔性フィルムとしては例
えばポリテトラフルオロエチレン樹脂繊維及びシリカゲ
ルで形成されているものがあり、これによると吸収表示
体5として非常に安定した浸透が得られて好ましい。
吸収表示体5は、溶融状態の熱溶融性物質3を安定的に
吸収して担持できる吸収体で形成され、とりわけシート
状に形成されているとよい。そのような吸収体として
は、例えば濾紙などの吸収性シートが挙げられ、具体的
には、多孔性フィルム、定性濾紙、定量濾紙、ガラス繊
維濾紙、クロマトグラフィー用濾紙などがある。そのほ
かにも吸収体としては、パルプ、綿、不織布、シリカゲ
ル、多孔質性無機焼結体、及びこれらを複数種混合した
複合物が挙げられる。上記の多孔性フィルムとしては例
えばポリテトラフルオロエチレン樹脂繊維及びシリカゲ
ルで形成されているものがあり、これによると吸収表示
体5として非常に安定した浸透が得られて好ましい。
【0017】第2室4には、前記吸収表示体5よりも吸
収度の低い第2の吸収体が仕切り6側に収納され、吸収
表示体5はその第2の吸収体と接しているとよい。
収度の低い第2の吸収体が仕切り6側に収納され、吸収
表示体5はその第2の吸収体と接しているとよい。
【0018】第2の吸収体の素材としては、例えばガラ
ス繊維濾紙、クロマトグラフィー用濾紙、パルプ、粉末
濾紙、微粉シリカゲルが挙げられる。素材の実際の選択
は、前記の吸収表示体5との相関関係で決定されるが、
一般にはガラス繊維濾紙が好ましい。このような第2の
吸収体が第2室4に収納されると、第1室2と第2室4
との間の仕切り6を貫通した熱溶融性物質3が所定の熱
を受けて溶融すると吸収表示体5に効果的に導かれるよ
うになる。
ス繊維濾紙、クロマトグラフィー用濾紙、パルプ、粉末
濾紙、微粉シリカゲルが挙げられる。素材の実際の選択
は、前記の吸収表示体5との相関関係で決定されるが、
一般にはガラス繊維濾紙が好ましい。このような第2の
吸収体が第2室4に収納されると、第1室2と第2室4
との間の仕切り6を貫通した熱溶融性物質3が所定の熱
を受けて溶融すると吸収表示体5に効果的に導かれるよ
うになる。
【0019】このような感熱インジケータは通常、冷凍
保管物に付随させて冷凍・冷蔵庫などに納められ、冷凍
保管物の温度管理に用いられる。吸収表示体5が熱溶融
性物質3で汚損されていれば保管状況に異状があったと
判断される。
保管物に付随させて冷凍・冷蔵庫などに納められ、冷凍
保管物の温度管理に用いられる。吸収表示体5が熱溶融
性物質3で汚損されていれば保管状況に異状があったと
判断される。
【0020】
【作用】上記の感熱インジケ−タを低温庫内に搬入する
と、可撓性の袋1内の熱溶融性物質3は、所定温度で凝
固する。第1室2を指や機械力などで押すとその仕切り
6は破れ、熱溶融性物質3が第2室4に押し出されて吸
収表示体5に接する。
と、可撓性の袋1内の熱溶融性物質3は、所定温度で凝
固する。第1室2を指や機械力などで押すとその仕切り
6は破れ、熱溶融性物質3が第2室4に押し出されて吸
収表示体5に接する。
【0021】万一、低温庫内の温度が熱溶融性物質3の
凝固点を超えると熱溶融性物質3が溶融し、それが吸収
表示体5にしみ出て吸収表示体5を汚損する。第2室4
の広さは熱溶融性物質3が吸収表示体5に浸透していく
速度を制御する。
凝固点を超えると熱溶融性物質3が溶融し、それが吸収
表示体5にしみ出て吸収表示体5を汚損する。第2室4
の広さは熱溶融性物質3が吸収表示体5に浸透していく
速度を制御する。
【0022】熱溶融性物質3を着色してあると吸収表示
体5は着色し、温度変化のあったことが一層明瞭に分か
る。
体5は着色し、温度変化のあったことが一層明瞭に分か
る。
【0023】第2室4に溶融物の流通を導く第2の吸収
体が充填されている場合にも吸収表示体5への熱溶融性
物質3のしみ出し速度が変わる。
体が充填されている場合にも吸収表示体5への熱溶融性
物質3のしみ出し速度が変わる。
【0024】熱溶融性物質3の種類を変えることで、設
定温度を変えることができる。
定温度を変えることができる。
【0025】熱溶融性物質3は、密閉された可撓性の袋
1内に納められ、しかも第2室4との仕切り6は気密で
あることから、低温庫内に搬入する前、常温下で長期間
保存されていたとしても変質することがない。
1内に納められ、しかも第2室4との仕切り6は気密で
あることから、低温庫内に搬入する前、常温下で長期間
保存されていたとしても変質することがない。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 実施例1 図1に示すように、深さ2.5cm、間口2.0cmの
透明なポリプロピレン製の袋1が、プラスチック板7に
接着剤で張り合わされて設けられている。袋1内は2室
に仕切られ、境は外圧を受けるとその力で容易に貫通す
る強度で気密にヒートシールされている。底側の第1室
2に0.75gの熱溶融性物質3、口部8側の第2室4
は、熱溶融性物質3を収納可能な空隙を仕切側に残して
吸収表示体5がそれぞれ納められている。熱溶融性物質
3は、青色染料のブリリアントブルー0.02gと水1
00gと塩化アンモニウム29.4gとを混合して調製
した塩化アンモニウム水溶液であり、融点は氷点下に設
定されている。吸収表示体5は、クロマトグラフィー用
濾紙526(東洋濾紙(株)製)が2.0×4.0cm
の大きさにカットされて形成されている。
透明なポリプロピレン製の袋1が、プラスチック板7に
接着剤で張り合わされて設けられている。袋1内は2室
に仕切られ、境は外圧を受けるとその力で容易に貫通す
る強度で気密にヒートシールされている。底側の第1室
2に0.75gの熱溶融性物質3、口部8側の第2室4
は、熱溶融性物質3を収納可能な空隙を仕切側に残して
吸収表示体5がそれぞれ納められている。熱溶融性物質
3は、青色染料のブリリアントブルー0.02gと水1
00gと塩化アンモニウム29.4gとを混合して調製
した塩化アンモニウム水溶液であり、融点は氷点下に設
定されている。吸収表示体5は、クロマトグラフィー用
濾紙526(東洋濾紙(株)製)が2.0×4.0cm
の大きさにカットされて形成されている。
【0027】袋1の口部8は、口部8側約1/2の範囲
で袋フィルムが密着していて密閉されており、吸収表示
体5の一部はその密着部に挟まれて吸湿性が抑制されて
いる。上記の感熱インジケ−タを冷凍庫内に搬入し、熱
溶融性物質3すなわち塩化アンモニウム水溶液を凝固さ
せた。冷凍庫内で図1に示すように第1室2を指で押し
つぶし、凝固している塩化アンモニウム水溶液を第2室
4に押し込み、ついで冷凍庫内の温度を上昇させた。マ
イナス16℃で青い塩化アンモニウム水溶液は溶解し、
クロマトグラフィー用濾紙が着色するのが確認された。
で袋フィルムが密着していて密閉されており、吸収表示
体5の一部はその密着部に挟まれて吸湿性が抑制されて
いる。上記の感熱インジケ−タを冷凍庫内に搬入し、熱
溶融性物質3すなわち塩化アンモニウム水溶液を凝固さ
せた。冷凍庫内で図1に示すように第1室2を指で押し
つぶし、凝固している塩化アンモニウム水溶液を第2室
4に押し込み、ついで冷凍庫内の温度を上昇させた。マ
イナス16℃で青い塩化アンモニウム水溶液は溶解し、
クロマトグラフィー用濾紙が着色するのが確認された。
【0028】実施例2 実施例1と同様にしたが、ポリプロピレン製の袋の代わ
りに深さ2.0cm、間口1.5cmのナイロン製の可
撓性の袋1を用い、塩化アンモニウム水溶液の代わりに
50.0gのデシルアルコールを用いた。デシルアルコ
ールは、0.02gのオイルレッドで着色した。クロマトグ
ラフィー用濾紙の代わりには、2.0×3.0cmTL
Cシート((株)3M製)を用いた。
りに深さ2.0cm、間口1.5cmのナイロン製の可
撓性の袋1を用い、塩化アンモニウム水溶液の代わりに
50.0gのデシルアルコールを用いた。デシルアルコ
ールは、0.02gのオイルレッドで着色した。クロマトグ
ラフィー用濾紙の代わりには、2.0×3.0cmTL
Cシート((株)3M製)を用いた。
【0029】マイナス2℃で青いデシルアルコールは溶
解し、TLCシートが着色するのが確認された。
解し、TLCシートが着色するのが確認された。
【0030】上記実施例では吸収表示体5の口部8側一
部を袋フィルムが密着している。そのため、環境温度が
熱溶融体の融点を超えていた時間は、着色部分の長さを
図ることでおおよそ見当をつけることができた。
部を袋フィルムが密着している。そのため、環境温度が
熱溶融体の融点を超えていた時間は、着色部分の長さを
図ることでおおよそ見当をつけることができた。
【0031】
【発明の効果】本発明の感熱インジケータは、常温域で
も十分安定的に保管できる。所定の監視状態にセットす
ることは簡単で、精度も高い。熱溶融性物質を着色すれ
ば環境温度が設定温度以上になっていないかどうかを目
で確認でき、温度管理は一層容易になる。
も十分安定的に保管できる。所定の監視状態にセットす
ることは簡単で、精度も高い。熱溶融性物質を着色すれ
ば環境温度が設定温度以上になっていないかどうかを目
で確認でき、温度管理は一層容易になる。
【図1】本発明を適用する感熱インジケータの断面図で
ある。
ある。
1は袋、2は第1室、3は熱溶融性物質、4は第2室、
5は吸収表示体、6は仕切り、7はプラスチック板、8
は口部である。
5は吸収表示体、6は仕切り、7はプラスチック板、8
は口部である。
Claims (2)
- 【請求項1】 密閉された可撓性の透明な袋がその外側
からの圧力で貫通可能に第1室と第2室とに2つに気密
に仕切られ、その第1室には熱溶融性物質、第2室に
は、第1室の熱溶融性物質を収納可能な空隙を仕切側に
残して吸収表示体が、それぞれ納められていることを特
徴とする感熱インジケータ。 - 【請求項2】 前記第2室の空隙には、前記吸収表示体
よりも吸湿度の低い第2の吸収体が仕切り側に収納さ
れ、吸収表示体はその第2の吸収体と接している請求項
1に記載の感熱インジケータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20634192A JPH0650825A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 感熱インジケータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20634192A JPH0650825A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 感熱インジケータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0650825A true JPH0650825A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=16521700
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20634192A Pending JPH0650825A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 感熱インジケータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0650825A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003533706A (ja) * | 2000-05-15 | 2003-11-11 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 超小形構造の時間依存型インジケータ |
| JP2005291799A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Toppan Forms Co Ltd | 温度管理媒体 |
| JP2006508329A (ja) * | 2002-04-03 | 2006-03-09 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 時間または時間−温度表示物品 |
| US8910585B2 (en) | 2011-11-25 | 2014-12-16 | Nigk Corporation | Thermal indicator |
| JP2020515861A (ja) * | 2017-03-31 | 2020-05-28 | フラウンホーファー−ゲゼルシャフト ツル フェルデルング デル アンゲヴァンテン フォルシュング エー ファウFraunhofer−Gesellschaft zur Foerderung der angewandten Forschung e.V. | 低温での温度変化を監視するための低温指標混合物、装置および方法 |
-
1992
- 1992-08-03 JP JP20634192A patent/JPH0650825A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003533706A (ja) * | 2000-05-15 | 2003-11-11 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 超小形構造の時間依存型インジケータ |
| JP2006508329A (ja) * | 2002-04-03 | 2006-03-09 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 時間または時間−温度表示物品 |
| JP2005291799A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Toppan Forms Co Ltd | 温度管理媒体 |
| US8910585B2 (en) | 2011-11-25 | 2014-12-16 | Nigk Corporation | Thermal indicator |
| JP2020515861A (ja) * | 2017-03-31 | 2020-05-28 | フラウンホーファー−ゲゼルシャフト ツル フェルデルング デル アンゲヴァンテン フォルシュング エー ファウFraunhofer−Gesellschaft zur Foerderung der angewandten Forschung e.V. | 低温での温度変化を監視するための低温指標混合物、装置および方法 |
| US12370541B2 (en) | 2017-03-31 | 2025-07-29 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E. V. | Low temperature indicator mixture, device and method for monitoring a temperature transition at low temperatures |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0572054A (ja) | 感熱インジケータ | |
| JP3396748B2 (ja) | 感熱インジケータ | |
| US4457252A (en) | Critical temperature indicator | |
| US5215378A (en) | Dual temperature indicator | |
| US7011037B2 (en) | Changed condition indicator | |
| US3665770A (en) | Temperature indicator | |
| US4163427A (en) | Freeze-thaw indicator apparatus | |
| CN103649747B (zh) | 时间-温度指示器系统 | |
| EP0231499A1 (en) | Activatable time-temperature indicator | |
| JPH0650825A (ja) | 感熱インジケータ | |
| EP2764339B1 (en) | Intelligent temperature indicator label and method | |
| US12370541B2 (en) | Low temperature indicator mixture, device and method for monitoring a temperature transition at low temperatures | |
| JPH07167716A (ja) | 感熱インジケータ付き検体容器蓋 | |
| US7475653B2 (en) | Sealed-system critical temperature indicator | |
| JPH0843214A (ja) | 感熱インジケータ | |
| US20110011330A1 (en) | Dual-Temperature, Sealed-System Critical Temperature Indicator | |
| JPH0650827A (ja) | 感熱インジケータ | |
| EP0563318B1 (en) | Improved container for liquid crystal cumulative dosimeter | |
| JPH0650826A (ja) | 感熱インジケータ | |
| JP2008151716A (ja) | 温度等のインジケータ | |
| AU2002319411B2 (en) | Time temperature indicators linked to sensory detection | |
| CN2660534Y (zh) | 一种低温流通物品货架寿命指示装置 | |
| JPS6055236A (ja) | 温度指示シ−トセツト | |
| AU2002319411A1 (en) | Time temperature indicators linked to sensory detection | |
| JPS6055234A (ja) | 温度指示用セツト |