JPH0650827Y2 - テープレコーダのヘッド移動機構 - Google Patents

テープレコーダのヘッド移動機構

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JPH0650827Y2
JPH0650827Y2 JP9226188U JP9226188U JPH0650827Y2 JP H0650827 Y2 JPH0650827 Y2 JP H0650827Y2 JP 9226188 U JP9226188 U JP 9226188U JP 9226188 U JP9226188 U JP 9226188U JP H0650827 Y2 JPH0650827 Y2 JP H0650827Y2
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賢一 浜中
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Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は、テープに録音されている曲と曲との間の無録
音部分を検出する機能を有するテープレコーダのヘッド
移動機構に関する。
〈従来技術〉 現在のテープレコーダには、ほとんどのものに、テープ
の曲間部分を検出する曲間検出機能が備わっている。
このようなテープレコーダでは、曲間部分の検出時に、
録音再生ヘッドと消去ヘッドとを録音再生時よりも0.3
〜0.4mm程度、微量的に後退させて両ヘッドのテープへ
の接触圧を低くし、この状態でテープを高速で走行させ
るようにしている。
これによって、高速で曲間検出を行うことができ、ま
た、その間に起こりうるテープの損傷が最少限に抑えら
れる。
ところで、テープの巻き戻しや早送りの場合には、ヘッ
ドを大幅に後退させるが、前記の曲間検出の際には、ヘ
ッドを微量的に移動させるので、この微量の移動量に対
応したヘッド移動機構が別に必要となる。
第5図および第6図は従来の曲間検出用のヘッド移動機
構を示している。これらの図に示すように、従来のヘッ
ド移動機構は、ヘッド板10と、作動板20と、ソレノイド
30とを備えている。
ヘッド板10は、一面に録音再生ヘッド40と消去ヘッド50
とが搭載されており、テープ走行経路Tと交差する方向
a,bに移動しうるようにメインシャーシ60上に設けられ
ている。このヘッド板10とスライド板70との間には、ヘ
ッド板10をテープ走行経路Tに近接する方向aに弾力を
付勢するばね80が介装されている。作動板20は、ヘッド
板10と同方向a,bに移動可能で、その一部に形成した突
片2a0とヘッド板10側のピン1a0との当接により、ヘッド
板10に連係するようになっている。この作動板20とメイ
ンシャーシ60との間には、ばね90が介装されている。ソ
レノイド30は、その作用部3a0が作動板20の一部に取り
付けられている。
そして、録音再生時には、第5図に示すように、ソレノ
イド30が吸引により短縮する。この場合は、作動板20
ばね90に抗してソレノイド30側に移動するので、ヘッド
板10は、作動板20による押圧が解除され、スライド板70
との間のばね80の付勢弾力により、テープ走行経路Tに
近接する方向aに移動する。そのため、録音再生ヘッド
40と消去ヘッド50とは比較的大きな接触圧でテープに接
触することになる。
曲間検出の場合は、ソレノイド30の吸引が解除される。
そのため、第6図に示すように、作動板20がばね90の付
勢弾力によりソレノイド30から離間する方向bに移動し
て、突片2a0を介してヘッド板10を押動するので、ヘッ
ド板10は、ばね80の付勢弾力に抗してテープ走行経路T
から離間する方向bに移動する。そのため、録音再生ヘ
ッド40と消去ヘッド50とは、微量的に後退し、小さな接
触圧でテープに接触することになる。
ところで、両ヘッド40,50の後退移動量は、作動板20
突片2a0がヘッド板10のピン1a0に当接して押動する量で
あって、この量は、作動板20全体の移動ストロークか
ら、非当接時の突片2a0とピン1a0の間隔dを差し引いた
量である。
そこで、従来では、両ヘッド40,50の後退移動量を調整
する際、適当な治具を用いて突片2a0を曲げることで、
突片2a0とピン1a0との間隔dを変更している。
しかしながら、このような調整作業は、極めて微量的な
調整であるため、作業性が悪く、しかも作業者によりば
らつきがあるので、精度のよい調整が能率的に行えな
い、という問題がある。
また、従来の機構では、ヘッド板10に付勢する弾力より
も作動板20に付勢する弾力を大きくし、さらに、作動板
20の付勢弾力よりもソレノイド30の吸引短縮力を強力に
しなければならず、ソレノイド30には強力で大型のもの
を使用する必要がある。
しかしながら、ソレノイド30の吸引短縮力を強力にする
のには限界があり、ソレノイド30の吸引短縮力が充分に
強力でないと、これに応じて、作動板20やヘッド板10
付勢弾力を弱める必要があり、そうなると、作動板20
ヘッド板10の動きが不確実となって、円滑な動作が望め
なくなる。
〈考案の目的〉 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
って、ヘッドの後退移動量の調整作業を容易化、高精度
化するとともに、ソレノイドの負担能力の軽減すること
を目的する。
〈考案の構成〉 本考案は、上記の目的を達成するために、少なくとも録
音再生ヘッドを有しテープ走行経路と交差する方向に移
動可能なヘッド板と、このヘッド板と同方向に移動可能
でばねの付勢弾力によりヘッド板をテープ走行経路から
離間する方向に移動させる作動板と、作動板をその付勢
弾力の方向とは逆方向に移動させるソレノイドとを備え
たテープレコーダのヘッド移動機構において、前記作業
板とヘッド板とにわたって中間レバーを設け、この中間
レバーには先端側に作動板との連係部を、またこの連係
部より支点部寄りの個所にヘッド板との連係部をそれぞ
れ設け、中間レバーの支点部とメインシャーシ側との間
には支点位置調整用の調整レバーを揺動および固定自在
に介在させた構成とした。
〈実施例〉 以下、本考案を第1図ないし第4図に示す実施例に基づ
いて詳細に説明する。
第1図および第2図は本考案の一実施例に係るテープレ
コーダのヘッド移動機構の平面図であって、第1図は録
音再生時の状態を、第2図は曲間検出時の状態を示して
いる。
この実施例のヘッド移動機構は、従来の機構と同様に、
ヘッド板1と、作動板2と、スライド板3と、ソレノイ
ド4とを備えているほか、中間レバー5と、調整レバー
6とを備えている。
ヘッド板1は、一面に録音再生ヘッド7と消去ヘッド8
とが搭載されており、その一部に形成した複数のガイド
用長孔1a,……をそれぞれメインシャーシ9のガイドピ
ン9a,……に嵌合させることにより、テープ走行経路T
と交差する方向a,bに移動しうるようにメインシャーシ
9上に設けられている。
ヘッド板1とスライド板3との間には、ヘッド板1をテ
ープ走行経路Tに近接する方向aに弾力を付勢するばね
10が介装されている。スライド板3は、ヘッド板1と同
方向a,bに一定ストローク移動しうるもので、巻き戻し
もしくは早送り時には、ヘッド板1に近接した位置にあ
り、録音再生時および曲間検出時には、図に示すよう
に、ヘッド板1から離間した位置にあるが、本考案の内
容に直接関係しないので、全体の図示および説明は省略
する。
作動板2は、その一部に形成したガイド用長孔2aをメイ
ンシャーシ9のガイドピン9bに嵌合させることにより、
ヘッド板1と同方向a,bに移動しうるようにメインシャ
ーシ9上に設けられている。この作動板2とメインシャ
ーシ9との間にはばね11が介装され、該ばね11により、
作動板2にソレノイド3から離間する方向bに弾力が付
勢されている。2bは作動板2の位置決め用の突部で、ソ
レノイド3から離間した限界位置でメインシャーシ9の
ストッパー部9cに受け止められる。
この作動板2は、その一部がヘッド板1上に部分的に重
なっているが、ヘッド板1と直接連係せず、中間レバー
5を介してヘッド板1に連係している。その連係の構造
はついては後述する。
ソレノイド4は、メインシャーシ9上に固定され、その
作用部4aが作動板2の一部に取り付けられている。そし
て、通電により作用部4aが吸引短縮するのに伴い、作動
板2をばね11の付勢弾力に抗してソレノイド4側に引き
寄せる。
中間レバー5は、作動板2にヘッド板1をテープ走行経
路Tから離間する方向bに連係させるもので、作動板2
およびヘッド板1の移動方向a,bと交差する形で、両板
1,2とメインシャーシ9との間に設けられている。
そして、第3図および第4図に拡大して示すように、中
間レバー5の先端部が、該部に形成した長孔5aを作動板
2のピン2cに嵌合させることにより、作動板2の移動方
向(a,b方向)に連係している。作動板2のピン2cは、
ヘッド板1を貫通して中間レバー5と連係している。ま
た、中間レバー5の中途部は、ヘッド板1に突設したピ
ン1bと当接するようになっている。
調整レバー6は、中間レバー5の支点部である支点孔5b
の位置をヘッド板1の移動方向a,bと交差する方向cに
調整するためのもので、その中途部には、中間レバー5
の支点孔5bに嵌合する支点軸6bが取り付けられている。
さらに、支点軸6bはメインシャーシ9に形成した長孔9d
内にも嵌合している。また、調整レバー6の基部には長
孔6aが設けられ、この長孔6aを貫通するビス12により、
メインシャーシ9にスペーサ12aを介して固定されるよ
うになっている。したがって、調整レバー6は、メイン
シャーシ9上でビス12側を中心に一定角度揺動および固
定自在で、その揺動角度に応じて、中間レバー5の支点
孔5bの位置をメインシャーシ9の長孔9dに沿って変更さ
せるようになっている。ただし、中間レバー5は、ビス
12を締め付けて調整レバー6を固定しても、回転自在と
なっている。
次に、上記構成の動作を説明する。
録音再生時には、第1図に示すように、ソレノイド4の
作用部4aが吸引により短縮する。これで、作動板2がば
ね11に抗してソレノイド4側に移動する。作動板2は、
ピン2cと長孔5aとにより中間レバー5に連係しているの
で、作動板2のa方向への移動に伴い、中間レバー5が
図面上、時計方向に回転揺動する。これで、中間レバー
5の中途部がヘッド板1のピン1bから離脱する方向に移
動し、ヘッド板1に対するb方向の押圧が解除されるの
で、ヘッド板1は、スライド板3との間のばね10の付勢
弾力により、テープ走行経路Tに近接する方向aに移動
する。そのため、録音再生ヘッド7と消去ヘッド8とは
比較的大きな接触圧でテープに接触することになる。
曲間検出の場合は、ソレノイド4の吸引が解除される。
そのため、作動板2は、ばね11の付勢弾力によりソレノ
イド4から離間する方向(b方向)に移動する。作動板
2のb方向への移動に伴い、中間レバー5が図面上、反
時計方向に回転揺動する。これで、中間レバー5の中途
部がヘッド板1のピン1bに当接してこれをb方向に押圧
する。そのため、ヘッド板1は、スライド板3との間の
ばね10の付勢弾力に抗して、テープ走行経路Tから離間
する方向に移動する。これで、録音再生ヘッド7と消去
ヘッド8とは、微量的に後退して、小さな接触圧でテー
プに接触することになる。
このように、作動板2とヘッド板1とは中間レバー5を
介して連係しており、かつ中間レバー5と作動板2との
連係個所が、ヘッド板1との連係個所よりレバー先端側
にあるので、中間レバー5は、作動板2からの作用力を
増大してヘッド板1に伝えるテコとして作用する。
すなわち、中間レバー5において、作動板2との連係個
所が力点であり、ヘッド板1との連係個所が作用点であ
って、支点孔5bから力点までの距離mは、支点孔5bから
作用点までの距離nより長くなっている。そのため、作
動板の作用力は、両距離m,nの比に応じて倍加される。
したがって、作動板2に付勢するばね11の弾力は、必ず
しもヘッド板1に付勢するばね10の弾力より強力にしな
くてもよく、作動板用のばね11を、比較的ばね力の弱い
ものとすることができる。これに応じて、ソレノイド4
も、吸引短縮力の弱いもので済ませることができる。
ところで、本考案の実施例では、調整レバー6の揺動角
度を変更することにより、ヘッド板1の移動量、すなわ
ち録音再生ヘッド7および消去ヘッド8のテープ走行経
路Tに対する後退移動量を微量的に調整することができ
る。
すなわち、前記したように、作動板2とヘッド板1との
間には中間レバー5が介在しており、作動板2の動きは
テコとしての中間レバー5を介してヘッド板2に伝達さ
れるのであるが、中間レバー5の支点孔5bは、調整レバ
ー6の中途部に設けられた支点軸6bに貫通支持されてい
て、調整レバー6の揺動により、支点孔5bの位置は変位
する。
たとえば、調整レバー6を反時計方向に揺動すると、支
点孔5bの位置が図面上、右方に変位し、支点孔5bから力
点までの距離mと、支点孔5bから作用点までの距離nと
がいずれも同量だけ増え、これで、テコの比が小さくな
る。そのため、作動板2の移動量が一定でも、これに対
するヘッド板1の移動量が小さくなる。
これに対して、調整レバー6を時計方向に揺動すると、
支点孔5bの位置が図面上、左方に変位し、支点孔5bから
力点までの距離mと、支点孔5bから作用点までの距離n
とがいずれも同量だけ減少し、これで、テコの比が大き
くなる。そのため、作動板2の移動量が一定でも、これ
に対するヘッド板1の移動量が大きくなる。
したがって、調整レバー6を揺動することで、作動板2
に対するヘッド1板1の移動量を増減調整し、ヘッド板
1の移動量が所望の量となったところで、調整レバー6
の基部をビス12によりメインシャーシ9に固定すればよ
い。これで、中間レバー5の支点孔5bの位置がメインシ
ャーシ9に固定され、両ヘッド7,8の後退移動量が所要
の量に設定されることになる。
〈考案の効果〉 以上のように、本考案によれば、調整レバーの揺動角度
に応じて、テコとしての中間レバーの支点部の位置が変
位して中間レバーのテコ比が変わるので、調整レバーの
揺動角度の変更により、ヘッド板の移動量を調整するこ
とができ、録音再生ヘッドの後退移動量の微量的な調整
が可能で、精確な調整を行うことができる。
また、作動板の作用力が中間レバーで倍加されてヘッド
板に伝達されるので、作動板に付勢するばねの弾力は、
必ずしもヘッド板に付勢するばねの弾力より強力にしな
くてもよく、作動板用のばねを、比較的ばね力の弱いも
のとすることができ、これに応じて、ソレノイドも、吸
引短縮力の弱いもので済ませることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の第1実施例に係り、第1
図は録音再生状態を示す平面図、第2図は曲間検出状態
を示す平面図、第3図は中間レバー部分の平面図、第4
図は第3図のIV-IV線における分解断面図である。 第5図および第6図はいずれも従来例の平面図で、第5
図は録音再生状態を、また第6図は曲間検出状態をそれ
ぞれ示している。 1……ヘッド板、2……作動板、4……ソレノイド、5
……中間レバー、6……調整レバー、7……録音再生ヘ
ッド、10,11……ばね、T……テープ走行経路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも録音再生ヘッドを有しテープ走
    行経路と交差する方向に移動可能なヘッド板と、このヘ
    ッド板と同方向に移動可能でばねの付勢弾力によりヘッ
    ド板をテープ走行経路から離間する方向に移動させる作
    動板と、作動板をその付勢弾力の方向とは逆方向に移動
    させるソレノイドとを備えたテープレコーダのヘッ移動
    機構において、 前記作動板とヘッド板とにわたって中間レバーを設け、
    この中間レバーには先端側に作動板との連係部を、また
    この連係部より支点部寄りの個所にヘッド板との連係部
    をそれぞれ設け、中間レバーの支点部とメインシャーシ
    側との間には支点位置調整用の調整レバーを揺動および
    固定自在に介在させたことを特徴とするテープレコーダ
    のヘッド移動機構。
JP9226188U 1988-07-11 1988-07-11 テープレコーダのヘッド移動機構 Expired - Lifetime JPH0650827Y2 (ja)

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JPH0212737U JPH0212737U (ja) 1990-01-26
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