JPH0650835B2 - デ−タ処理装置 - Google Patents

デ−タ処理装置

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JPH0650835B2
JPH0650835B2 JP62027526A JP2752687A JPH0650835B2 JP H0650835 B2 JPH0650835 B2 JP H0650835B2 JP 62027526 A JP62027526 A JP 62027526A JP 2752687 A JP2752687 A JP 2752687A JP H0650835 B2 JPH0650835 B2 JP H0650835B2
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memory
data
transmission
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timing signal
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、時分割多元接続(TDMA;Time Divisio
n Multiple Access )通信方式による衛星通信などの地
上局内に設けられる共通TDMA端局設備の内、その送
受信データの圧縮/伸張,結合/分離,スクランブル/
デスクランブル及びプリアンブルの付加などの処理を行
うデータ処理装置に関するものである。
〔従来の技術〕
定められたフレーム及びバースト構成に従って、ディジ
タルデータを送受信するTDMA通信方式を適用する地
上局の共通TDMA端局設備の一従来例を第13図に示
す。TDMA通信方式について、又第13図に示した端
局設備についてはその類似が例えば宮内一洋,野坂邦史
著による産業図書出版の“ディジタル衛星信号”の4.
3.1章〜4.3.3章などに述べられているので、こ
こでは個々についての説明は省略する。
図において、1はデータ処理装置、2は送信データを入
力する入力端子、3は入力端子2より入力された連続的
なシリアル方式の送信データをパラレル方式のデータに
変換した後一旦ストアし、再びこれを間欠的にストア
(入力)時よりも速いスピードで読み出す圧縮バッフ
ァ、4は圧縮バッファ3のパラレル方式のデータ出力を
シリアル方式のデータに変換するパラレル/シリアル変
換器、5は送信のエネルギー拡散のためのスクランブ
ラ、6はプリアンブル発生器7で発生したプリアンブル
ビット列をスクランブラ5の出力データ列の前部に付加
するプリアンブル付加器、8は送信処理されたデータ列
を変調器9に送出するための出力端子、10は前記変調
器9にその出力をON/OFFするためのゲート信号を
与える出力端子である。
また、11は復調器、12は復調器11の出力をデータ
処理装置1の受信側に入力する入力端子、13は送信局
側で施されたスクランブルを除去するためのデスクラン
ブラ、14はシリアル/パラレル変換器、15はシリア
ル/パラレル変換器14の間欠的なパラレル出力データ
を一旦ストアした後、これらを連続的なシリアルデータ
として読み出す伸張バッファ、16はその出力端子、1
7はユニークワード検出器、18はユニークワード検出
器17からの検出パルスを元に送受信フレームの時刻基
準を作成したり、その局の送受信のバースト同期を制御
する同期制御部、19は同期制御部18の出力信号をも
とに各回路にタイミングやゲート信号を与えるタイミン
グ発生部である。
次に動作について説明する前に、TDMA通信方式特有
のTDMAフレーム構成とバースト構成について簡単に
説明する(詳細は同じく前記図書の4.3.1章などに
説明されている)。
TDMA通信方式では、一定周期毎に各局が割り当てら
れたタイムスロットに電波を送出する。例えば、通信衛
星を介する場合には、定められた周波数上でそれぞれの
局がこれに時分割で接続することによって各局相互の電
波が混信せずに通信を行うことができる。この周期の一
単位をフレームと称し、又、各局が送出する電波の一単
位をバーストと称する。バーストとバーストの間にはガ
ードタイムと称する隙間が設けられている。第2図にフ
レームとバーストの構成例を示す。
第13図に示したデータ処理装置は、入力端子2の連続
送信データを第2図に示した所定の形式のバースト状に
形成して変調器9に送出したり、又復調器11で再生さ
れたビット列からのその局が必要とするデータ部分を分
離し、連続データに変換して出力端子16に出力したり
する処理を行うものである。
次に、処理の過程を送信側のデータ処理、そして受信側
のデータ処理の順に説明する。
まず入力端子2に接続される、例えば地上局側の連続し
た送信データは、メモリ素子によって構成される圧縮バ
ッファ3に順次ストアされる。ストアされたデータはそ
の局のバーストの送出時刻に対応して、パラレル/シリ
アル変換器4を通じて衛星側のクロックで1バーストで
送出するビット分が順次読み出されていく。読み出され
たデータ列は、順次スクランブラ5に入力されてスクラ
ンブルされる。その出力ビットは次にプリアンブル付加
器6に入力される。プリアンブル付加器6では、丁度そ
の局のタイムスロットのプリアンブル送出時刻に対応し
てプリアンブル発生部7で発生した所定のプリアンブル
(第2図に示したように、例えば搬送波再生/タイミン
グ再生用のビット列CBRS及びuwからなる)を出力
しており、その終了に引き続き先のスクランブルされた
ビット列が出力されるタイミングで両ビット列を結合す
る。即ち、プリアンブル付加器6の出力ビット列は第2
図のバーストに対応している。このように形成された送
信バーストに対応したビット列は出力端子8を通じて変
調器9に送出される。
以上が送信側のデータ処理の一例であるが、このような
一連の動作のタイミング、即ち圧縮バッファから送信デ
ータを読み出すタイミングやスクランブルやプリアンブ
ルのビット列の発生を開始したり、終了したりするゲー
ト信号などはタイミング発生部19から供給される。こ
のタイミング発生部19は出力端子10を通じて変調器
9にそのON/OFFゲートも供給する。このゲート信
号は出力端子8の送信バーストに対応したビット列に同
期しており、その局の所定のタイムスロット、即ち送信
バーストに対応したビット列が変調器9に入力される間
に対応して変調器9の出力をオンにし、それ以外ではオ
フにする(この信号を、以後キャリアON/OFF信号
と称する)。
次に受信側のデータ処理について説明する。復調器11
で再生されたビット列は入力端子12を通じてデスクラ
ンブラ13に入力され、デスクランブルされる。そして
デスクランブラ出力のビット列のうち、この受信局にと
って必要な部分が順次シリアル/パラレル変換器14を
通じて伸張バッファ15にストアされる。そして、スト
アされた伸張バッファ15内の受信データは出力側のク
ロックで連続的に読み出され、出力端子16を通じて例
えば地上側に送出される。
以上が受信側のデータ処理の一例であり、送信側と同
様、一連の動作を制御するタイミングやゲート信号はタ
イミング発生部19から個々の回路に供給される。
なお、ユニークワード検出器17は各受信バーストのユ
ニークワードを検出し、その検出パルスを同期制御部1
8に与える。同期制御部18はこれらのパルスのタイミ
ングをもとに受信フレームや送信フレームの時刻基準な
どを作成し、これをタイミング発生部19に与える。
以上が第13図に示したデータ処理装置1とその周辺回
路の説明である。ここでは簡単な一例について示した
が、適用される通信方式によっては、同時に2つのビッ
ト系列が処理されたり、又誤り訂正のための符号化を行
う符号化器や、符号化された受信データを復号するため
の復号器が備えられたり、1バースト内に複数のチャネ
ルのデータを多重化するために複数の圧縮/伸張バッフ
ァが備えられたりすることもある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上のように、従来のデータ処理装置は個々の作用毎に
その作用を果す専用の回路が設けられており、そして、
それらの回路はタイミング発生部からのタイミング信号
やゲート信号によって動作の開始や終了などが制御され
るようになっていた。このためシステムパラメータの変
更、例えばプリアンブル長やその内容の変更やタイムス
ロットの変更に際しては回路を変更する必要がある等の
困難があった。あるいは、個々の回路(ハードウェア)
に工夫をこらして変更に対処できるようにしたとして
も、その自由度の範囲が狭かった。又、個々の回路がタ
イミング発生部からのタイミング信号で制御されるため
多種類の正確なタイミング信号が必要であり、パラメー
タの変更と同時にこれらのタイミング信号の関係も変更
する必要があった。即ち、装置が複雑になり、かつパラ
メータの変更に対する許容範囲が狭いという欠点があっ
た。
この発明は上記のような問題点を解消し、汎用性が高
く、システムパラメータの変更にも容易に対応でき、構
成も簡単なデータ処理装置を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るデータ処理装置は、二つの記憶領域を有
し、第1の基準タイミング信号にもとづいてこの二つの
領域に択一的に領域単位で上記送信データを書き込み、
これら書き込んだ送信データを記憶する第1の記憶手段
と、第1の基準タイミング信号にもとづいて上記第1の
記憶手段の二つの記憶領域から択一的に上記送信データ
を読み出して、この読み出した送信データを送信処理
し、バーストに対応した形式で出力する変換手段と、複
数の記憶領域を有し、第1の基準タイミング信号にもと
づいて上記複数の記憶領域に書き込み、この書き込まれ
たデータを記憶する第2の記憶手段と、上記第1,第2
の記憶手段および上記変換手段に対し、受信したバース
ト状の受信データにもとづいて、上記第1の基準タイミ
ング信号を供給する第1の基準タイミング信号供給手段
と、第2の基準タイミング信号にもとづいて、上記第2
の記憶手段の複数の記憶領域から択一的にバーストに対
応して処理された上記送信データを読み出し、この読み
出した送信データを変調して、出力する変調手段と、上
記変調手段に対し、上記第1の基準タイミング信号と同
一周期の第2の基準タイミング信号を供給する第2の基
準タイミング信号供給手段とを設けるようにしたもので
ある。
〔作用〕
この発明においては、上述のように装置を構成したこと
により、従来、ハードウエアによりリアルタイム処理を
要しており、システムパラメータの変更に対応するため
の変更の自由度が小さかった送受信のデータ処理を、変
換手段とこれを挟むように設けられたメモリによって実
現された変換手段および第1,第2の記憶手段によりこ
れを実行するので、汎用性が高く、システムパラメータ
の変更に対しても容易に対応でき、しかも装置を簡単に
構成できるものが得られる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図において、1はこの発明のデータ処理装置、100は
送受信のデータ処理をプログラム命令によって実行する
CPU、101は主にプログラムをストアするプログラ
ムメモリ、102は処理過程でのデータなどをストアす
るワークメモリ、2は例えば地上側からの送信データの
入力端子、103は入力端子2のシリアル方式のデータ
をパラレル方式に変換するシリアル/パラレル変換器、
104はシリアル/パラレル変換器103からのデータ
を書き込む一方で、既にストアしたデータをデータバス
105上に読み出すことができる圧縮メモリ、106は
CPU100によって送信処理されたバーストに対応す
る送信ビットやこれに対応するキャリアON/OFFビ
ットを書き込む一方で、既にストアされたこれらのデー
タを読み出すことができる送信メモリ、107と108
はそれぞれ送信メモリ106から読み出した出力ビット
のうちバーストに対応する送信ビットと、キャリアON
/OFFに相当するビットをシリアル方式に変換して出
力端子8,10を通じてデータ処理装置1の周辺装置で
ある変調器9に送出するパラレル/シリアル変換器であ
る。
なお、上記圧縮メモリ104により、二つの記憶領域を
有し、第1の基準タイミング信号にもとづいてこの二つ
の領域に択一的に領域単位で上記送信データを書き込
み、これら書き込んだ送信データを記憶する第1の記憶
手段が、上記送信メモリ106により、複数の記憶領域
を有し、第1の基準タイミング信号にもとづいて上記複
数の記憶領域に書き込み、この書き込まれたデータを記
憶する第2の記憶手段がそれぞれ構成されている。ま
た、上記CPU100により第1の基準タイミング信号
にもとづいて上記第1の記憶手段の二つの記憶領域から
択一的に上記送信データを読み出して、この読み出した
送信データを送信処理し、バーストに対応した形式で出
力する変換手段が構成されている。また、上記CPU1
00と変調器9とにより、第2の基準タイミング信号に
もとづいて、上記第2の記憶手段の複数の記憶領域から
択一的にバーストに対応して処理された上記送信データ
を読み出し、この読み出した送信データを変調して、出
力する変調手段の両者がそれぞれ構成されている。
また、11はデータ処理装置1の周辺装置としての復調
器、12は復調器11からのビットをデータ処理装置1
に入力する入力端子、109は入力端子12からのビッ
ト列をパラレル方式に変換するシリアル/パラレル変換
器、110はシリアル/パラレル変換器109の出力ビ
ットを書き込む一方で、既にストアされたデータをデー
タバス上に読み出すことができる受信メモリ、111は
受信処理されたデータを書き込む一方で、既にストアさ
れた受信処理データを読み出すことができる伸張メモ
リ、112は伸張メモリ111から読み出した出力をシ
リアル方式のビット列に変換し連続的に読み出すパラレ
ル/シリアル変換器、16はパラレル/シリアル変換器
112の例えば地上側への出力端子である。また、11
3はCPU100によって制御され、各メモリのCPU
側(入出力端子の内データバス105に接続される側)
の領域のアドレスを与えるアドレスバス、114,11
5,116,117はそれぞれ圧縮メモリ,送信メモ
リ,受信メモリ,伸張メモリの外部側(入出力端子の内
シリアル/パラレル変換器やパラレル/シリアル変換器
に接続される側)の領域のアドレスを制御する第1〜第
4のアドレスカウンタ、118は上記4つのメモリの読
み出し領域,書き込み領域を切り換えるためのアドレス
制御信号を出力するトグル制御カウンタである。
また、17と18は復調器11出力のユニークワードを
検出し、その局の送/受信のフレーム基準タイミング信
号を作成するデータ処理装置1の周辺装置としてのユニ
ークワード検出器と、同期制御部であり、このユニーク
ワード検出器17と同期制御部18の両者により、第
1,第2の記憶手段および変換手段に対し、受信したバ
ースト状の受信データにもとづいて、第1の基準タイミ
ング信号を供給する第1の基準タイミング信号供給手段
と、変調手段に対し、第1の基準タイミング信号と同一
周期の第2の基準タイミング信号を供給する第2の基準
タイミング信号供給手段とが構成されている。
次に動作について説明する。今、説明を具体的に行うた
めに第2図において、フレーム長をビット数換算で25
60ビット,バースト数は4でそれぞれの長さは632
ビット,その間のガードタイムは8ビット,搬送波及び
ビットタイミング再生用ビット(CBRS)は合せて1
28ビット,ユニークワード(uw)は16ビット,デ
ータ部分は488ビット,又その局が送信するバースト
はバースト2,受信するバーストはバースト4であると
想定する。
なお、以下の説明中におけるCPUの動作,及びこれに
係わる詳細な接続図及び用語については、例えばインテ
ルジャパン(株)発行の“マイクロコンピュータ ユーザ
ース マニュアル MCS−85”1983年などに詳しく述
べられているのでここでは説明を省略する。又、説明中
にCPUによる処理方法の一例を示すが、本発明はこれ
ら個々の処理方法(プログラムの内容)に特徴を有する
ものではないので、これらの説明については全体の動作
の流れを把持できる程度に止める。
CPUはこのデータ処理装置1の周辺装置である同期制
御部18が出力する受信フレーム基準パルス(ここで
は、復調器11で再生された受信フレームの先頭のビッ
ト位置に一致するものとする)によってその内部のプロ
グラムカウンタがリセットされ、プログラムメモリ10
1の0番地よりその命令の実行を開始する。
まず、任意の受信フレームにおけるCPUによる処理に
ついて説明する。今、任意のM番目の受信フレームの基
準パルスによってCPUがリセットされた時点におい
て、圧縮メモリ104にはM−1番目の受信フレーム区
間で入力端子2を通じて入力された1バースト分の送信
データ488ビット分が、又受信メモリ110にはM−
1番目の受信フレーム区間の全再生ビット2560ビッ
トがストアされているものとする。
はじめに送信側処理を説明する。
第3図に8ビット/ワードのメモリを使用して構成した
圧縮メモリ104のメモリマップ例を示す。圧縮メモリ
104はその局の1フレーム分の送信データをストアす
るC−1とC−2の2つの領域を有する。CPUはプロ
グラムの命令によって圧縮メモリ104の内容S〜S
487を読み出し、これにスクランブルの処理を施す。こ
こで、S〜S487は入力端子2を通じて入力された送
信データの順に対応するビットである。第14図に従来
のスクランブラの回路例(従来図、第13図中の符号5
に相当する)を示す。第14図において、55はデータ
の入力端子、56はスクランブルを受けたデータの出力
端子である。スクランブルパターン発生部を構成する5
段のD−フリップ/フロップ51の出力論理はデータ入
力端子55から新しいバーストのデータ列が到来する毎
にセットパルス54によって全て“1”に初期化され
る。このような作用は、本発明の構成では例えば次のよ
うにCPUで実行することができる。即ち、プログラム
メモリ101の領域に予め第14図のA点で発生するの
と同様の1バースト分のスクランブルパターンをストア
しておき、圧縮メモリ104から読み出した送信データ
と、そのポジションに対応するスクランブルパターンを
CPU内の演算器で排他的論理(EX−OR)演算すれ
ばよい。このスクランブル処理されたデータは送信メモ
リ106の所定のアドレスにストアする。第4図に、8
ビット/ワードのメモリを使用した送信メモリ106の
メモリマップの一例を示す。送信メモリ106はTDM
Aフレーム上の全ビットに対応するS領域とC領域とか
らなるTX−1,TX−2,TX−3の3つの領域を有
する。又、図中B1,B2,B3,B4は各バーストに
対応する。
今、送信バーストはバースト2であるから、スクランブ
ル処理されたデータは送信する順に第4図のS−B2の
領域のS〜S487の位置にストアする。以上は、スク
ランブルの処理である。
次に、プリアンブルの付加の一例について説明する。第
2図に示したバースト例のプリアンブルはCBRSとu
wからなる。CBRSは通常“1”の連続パターンとこ
れに続く0−1−0−1…の繰り返しパターンによって
構成される。そこで、CPUは所定の数の“1”と“1
−0−1−0…”を第4図に示す送信メモリ106の所
定のアドレスにストアする。又、uwは今ビットu
15からなる特殊なパターンであるが、固定のパターン
であるため、これをスクランブルの場合と同様予めプロ
グラムメモリ101の所定のアドレスにストアしてお
き、これを送信メモリ106の所定のアドレス、即ち第
4図に示すu〜u15の位置に転送する。
次に、キャリアON/OFF信号の処理について説明す
る。キャリアON/OFF信号は、これを変調器9に供
給し、例えばその論理が“1”の場合には変調器9の出
力をオンし、“0”の場合にはそれをオフするものであ
る。即ち、フレームの内その局がバーストを送信する間
のみ変調器9をオンするための信号である。これに対応
するビットは送信メモリ106のCの領域にストアす
る。今、その局が送信するフレーム中のバーストはバー
スト2であるから、第4図に示したC−B2のガードタ
イムに相当するビットを除いた部分に“1”を、その他
のCの領域,C−B1,C−B3,C−B4には“0”
をストアする。
以上が、送信のデータ処理でCPUが果す役割の一例で
ある。
次に受信側の処理について説明する。
第5図に8ビット/ワードのメモリを使用した受信メモ
リ110のメモリマップの一例を示す。受信メモリ11
0はTDMAフレーム上の全ビットに対応するRX−
1,RX−2の2つの領域を有する。又、図中、B1,
B2,B3,B4は各バーストに対応する。先に仮定し
たように、この受信メモリ110には既にM−1番目の
受信フレーム中の全再生ビットが受信フレームの先頭部
から順に8ビット単位でストアされている。このうち、
その局が必要とするデータは想定によりB4の領域にス
トアされたS〜S487のビットである。CPUはこれ
らのビットを読み出し、デスクランブルのパターンとE
X−OR論理演算してデスクランブルする。デスクラン
ブルのパターンはS〜S487を送信した局のスクラン
ブルパターンに等しいが、通常はこれを受信する局のス
クランブルパターンにも等しいため、この場合は先の送
信処理で説明したスクランブルパターンを用いることが
できる。デスクランブルされたS〜S487に対応する
ビットは伸張メモリ111に順にストアする。第6図に
8ビット/ワードのメモリを使用した伸張メモリ111
のメモリマップ例を示す。伸張メモリ111は、その局
が必要とする1フレーム分の受信データをストアするE
−1とE−2の2つの領域を有する。
以上が、受信データ処理でCPUが果す役割の一例であ
る。
以上、M番目の受信フレーム内でCPUとメモリの間で
行われる処理について説明した。なお、上記において
は、送信処理,受信処理の順に説明したが、これはあく
まで説明の順序であって処理すべき順序ではない。従来
例のように信号の流れに沿って各回路が順に動作する必
要はなく、M番目の受信フレーム内でとにかく上記の処
理を完了していればよい。即ち、M+1番目の受信フレ
ーム基準パルスが次にCPUをリセットするまでに、送
信メモリ106には第4図に示した所定のアドレスにM
−1番目の受信フレーム区間で入力された送信データを
もとに作成された送信バーストに対応するビットとその
キャリアON/OFF信号に対応するビットがストアさ
れ、又M−1番目の受信フレームで受信された再生ビッ
トの内その局が必要とする受信処理されたデータが伸張
メモリ111の所定のアドレスにストアされていればよ
い。
次に、圧縮メモリ104,伸張メモリ111,受信メモ
リ110及び送信メモリ106の構成と、それらの入出
力端子の内シリアル/パラレル変換器やパラレル/シリ
アル変換器を通じて地上側及び変調器/復調器側に接続
された領域のアドレスを制御するアドレスカウンタ11
4,117,116,115とトグル制御カウンタ11
8などの作用について説明する。
具体的な説明のために、先の想定のもとでこれらの各回
路を実現する場合の一例を第7図,第8図,第9図,第
10図に示す。第7図(a)は圧縮メモリ104とその周
辺回路、(b)はそれらの主なタイムチャート、第8図(a)
は送信メモリ106とその周辺回路、(b)はそれらの主
なタイムチャート、第9図はトグル制御カウンタ11
8、第10図(a)は圧縮メモリ104と伸張メモリ11
1の第1と第4のアドレスカウンタ114,117、
(b)は受信メモリ110の第3のアドレスカウンタ11
6、(c)は送信メモリ106の第2のアドレスカウンタ
115である。
これらのメモリのうち、圧縮メモリ104,受信メモリ
110,及び伸張メモリ111は第3図,第5図,第6
図に示したC−1とC−2,RX−1とRX−2,E−
1とE−2のように領域を2分割して使用される。な
お、これらの図中、斜線で示した領域はメモリの分割の
区切りをよくするための不使用部分で本発明の原理に係
わるものではない。
しかも、これらのメモリは一方の領域にデータを書き込
みつつ、他方の領域からストアされたデータの読み出し
が可能な構成とする。このような構成をしたメモリ回路
は従来よりトグルメモリと称して、2つのメモリ素子を
使用した回路があるが、最近ではLSIとしてデュアル
ポートメモリ(Dual Port Memory)の名称で市販されて
いるもの(例えばIDT社のIDT7130やIDT7
M134等)が使用できる。第7図(a),(b)に8ビット
×1024ワードのデュアルポートメモリを使用した場
合の具体的な圧縮メモリ104とその周辺の回路例及び
それらの主なタイムチャートを示す。図中、圧縮メモリ
104のLを付した入出ポートは、Lを付したアドレス
端子のアドレス信号によってアドレスが制御され、また
Rを付した入出ポートはRを付したアドレス端子のアド
レス信号によってアドレスが制御される。
これらの3つのメモリは、トグル制御カウンタ118の
出力信号によってそれらの上位アドレスを制御され、受
信フレーム基準パルス毎に書き込み領域と読み出し領域
とが交互に切り換えられる。例えば第3図の圧縮メモリ
において、ある受信フレームで第3図に示した領域C−
1が第1のアドレスカウンタ114によってそのアドレ
スが制御される書き込み領域として使われている時に
は、領域C−2はCPU側のアドレスバス113のアド
レス信号によってそのアドレスが制御される読み出し領
域となる。そして、これらの関係は次の受信フレーム基
準パルスによって反転する。
伸張メモリ111及び受信メモリ110もトグル制御カ
ウンタ118の出力信号によって同様の制御を受ける。
なお、伸張メモリ111の回路例は圧縮メモリ104の
場合と、又受信メモリ110の回路例もそれが書き込み
側の第3のアドレスカウンタ116によってA6L
7L,A8Lも制御されることを除けば圧縮メモリ104
の場合と同様であるのでここでは省略する。
第1のアドレスカウンタ114は圧縮メモリ104の書
き込み領域内のアドレスを、第3のアドレスカウンタ1
16は受信メモリ110の書き込み領域内のアドレス
を、又第4のアドレスカウンタ117は伸張メモリ11
1の読み出し領域内のアドレスを制御する。
同期式の市販の16進カウンタを使用したこれらの回路
例を第10図の(a)と(b)に示す。(a)は圧縮メモリと伸
張メモリ用のアドレスカウンタ、(b)は受信メモリ用の
アドレスカウンタである。また、(a)のカウンタは地上
側の送/受信データの伝送クロックであるクロック1に
よってカウントアップする。(b)のカウンタは復調器1
1からの再生ビットの伝送クロックであるクロック2に
よってカウントアップする。又、これらのクロックは受
信フレームの先頭で発生する受信フレーム基準パルスに
同期しており、これによってカウンタは受信フレーム毎
にリセットされる。そして、第1のアドレスカウンタ1
14は入力端子2に入力される連続したシリアル方式の
データ列を圧縮メモリ104に順にストアするため、そ
のクロックの8倍の周期でそのアドレスを順にセットす
る。これは、入力データをシリアル/パラレル変換器1
03を通じて8ビット単位でパラレル方式に変換してス
トアするためである。第4のアドレスカウンタ117は
パラレル/シリアル変換器112及び出力端子16を通
じて、連続したシリアル方式で伸張メモリ111にスト
アされた受信処理データを読み出すため、同様に地上側
のクロックの8倍の周期でそのアドレスを順にセットす
る。なお、ここで想定したように送信バーストと受信バ
ーストの構成が等しい場合には、第1のアドレスカウン
タ114と第4のアドレスカウンタ117は併用でき
る。
又、受信メモリ110の書き込みアドレスを制御する第
3のアドレスカウンタ116は、シリアル/パラレル変
換器109を通じて入力端子12からのシリアル方式の
復調器11の再生出力ビット列をフレームの先頭部から
順に受信メモリ110にストアするため、そのクロック
の8倍の周期でそのアドレスを順にセットする。
以上の説明によって、M−1番目の受信フレーム区間に
入力端子2を通じて入力された送信データは、M番目の
受信フレーム区間で送信処理されバースト構成に対応し
た形で送信メモリ106にストアされること、又、M−
1番目の受信フレーム区間が入力端子12を通じて入力
された復調器11からの再生ビットのうち、その局にと
って有効な受信データはM番目の受信フレーム区間内に
受信処理され伸張メモリ111にストアされ、M+1番
目の受信フレーム区間内を通じて連続的に出力端子16
により出力されることが理解できる。
次に送信メモリ106とその周辺の第2のアドレスカウ
ンタ115などの作用について説明する。
送信メモリ106は上記3つのメモリとは異なり、第4
図に示したTX−1,TX−2,TX−3のように少な
くとも3領域に分割して使用される。それぞれの領域は
書き込み,ストア,読み出しのどれか1つに当てられる
が、この役割はフレーム周期で切り換えられ循環する。
次に、送信メモリだけを3つの領域に分割する理由につ
いて述べる。TDMA方式による衛星通信では、各バー
ストが衛星上で第2図のごとくに整列するように各局は
それぞれのバーストを送出する。一方、地上局から衛星
に電波が到達するまでには約120msec の時間を要する。
従って地上局はこの時間遅延分を見込んだ上でバースト
を送出する必要がある。通常、地上局は受信フレーム基
準パルスに対応して送信フレーム基準パルスを局内で作
成し、これを基準にその局が割当てられたバースト位置
に合わせてバーストを送出する。即ち、送信フレーム基
準パルスは、ここではもしそのパルス位置で電波を送出
すれば衛星上でフレームの先頭のビット位置に一致する
タイミングとして作成されたものであるとする。なお、
このような送/受信フレーム基準パルスは、ユニークワ
ード検出器17と同期制御部18とから作成されるが、
その方法は本発明に係わるものではないので、ここでは
このような基準パルスが18の出力に得られるものとし
て説明する。
受信フレーム基準パルスと送信フレーム基準パルスのタ
イミング関係は地上局の地球上の位置によって局毎に異
なるし、又、同一局においても衛星の軌道変動によりゆ
っくりと変化する。
本データ処理装置では送受信の処理を一括してプロセッ
サで行うため、先に示したようにCPUのリセット及び
圧縮メモリ,伸張メモリ,受信メモリのトグルタイミン
グはいずれも受信フレーム基準パルスによって行う。も
し、受信フレーム基準パルスと送信フレーム基準パルス
とが常に一致しているとすれば、送信メモリも先の3つ
のメモリと同様に2つの領域からなるトグル構成とし、
これを受信フレーム基準パルスでトグルし、又このパル
スで読み出し側のアドレスを制御するアドレスカウンタ
をリセットすれば、M−1番目の受信フレーム内に入力
端子2を通じて入力され、M番目の受信フレーム区間で
送信メモリにストアされた所定の形式のバーストに対応
するビットはM+1番メモリの受信(又は、送信)フレ
ーム区間内の正しいタイミングで出力端子8を通じて変
調器9に送出される。しかしながら、通常、受信フレー
ム基準パルスと送信フレーム基準パルスのタイミングは
先に述べたように一致しない。このような状況下で、送
受信の一括処理と正しいタイミングにおけるバーストの
送出の両者を満たすために、送信メモリは3つの領域に
分割する。そして、CPU側からの書き込み領域は受信
フレーム基準パルス毎にTX−1→TX−2→TX−3
→TX−1→…のように循環して設定する。一方、読み
出し側の領域は送信フレーム基準パルス毎に同様に循環
して設定する。
第8図(a),(b)に8ビット×4096ワードのデュアル
ポートメモリを使用した場合の具体的な送信メモリとそ
の周辺の回路例及びそれらの主なタイムチャートを示
す。又、第10図(c)に16進のカウンタで構成する第
2のアドレスカウンタ115の回路例を示す。
このカウンタは、送信フレームの先頭で発生する送信フ
レーム基準パルスによってリセットし、変調器9に送出
するビットの伝送クロックであるクロック3でカウント
アップする。
今、M番目の受信フレーム基準パルスによって始まるM
番目の受信フレーム区間に、L番目の送信フレーム基準
パルスによってL番目の送信フレーム区間が始まるもの
とする(第8図(b)参照)。そして、例えばM番目の受
信フレーム区間において、第4図に示した送信メモリの
TX−1の領域内のアドレスがアドレスバス113を通
じてCPU側から制御され、そこに送信処理によって送
信バーストに対応するビットが書き込まれていくものと
すると、このとき読み出し側の領域はL番目の送信フレ
ーム基準パルス以前ではTX−2に設定され、M−2番
目の受信フレーム区間で送信処理されストアされた内容
が読み出される。又、そのパルス以降ではTX−3に読
み出し領域が切り換わり、M−1番目の受信フレーム区
間で送信処理されストアされた内容が読み出される。つ
まり、M+1番目の受信フレーム基準パルスによって、
CPU側からの書き込み領域がTX−1からTX−2に
切り換わったときには、既に読み出し領域はTX−2か
らTX−3に移っている。このように、送信メモリはそ
の領域を3分割することによって書き込み領域と読み出
し領域が重ならないようにアドレスが制御される。
第2のアドレスカウンタ115は上記送信メモリ106
の読み出し領域内のアドレスを制御する。このカウンタ
115は送信フレーム基準パルスによってリセットさ
れ、送信メモリ106の1フレーム分の内容をフレーム
の先頭に対応するビットがストアされたアドレスから順
に読み出す。但し、送信メモリ106には第4図に示し
たように、送信バーストに対応するビット(図中Sの領
域)の他に、キャリアON/OFF信号に対応するビッ
ト(図中Cの領域)もストアされている。このため、第
2のアドレスカウンタ115はクロックの8シンボルに
対応する周期内で第4図の領域Sに対応するアドレスと
領域Cに対応するアドレスの2通りを時分割してセット
する。これは、第2のアドレスカウンタ115から送信
メモリ106のA9Lへの信号によって行われる。そし
て、領域Sに対応した出力データは、8ビット単位でシ
リアル方式に変換するためにパラレル/シリアル方式に
変換するためにパラレル/シリアル変換器107を通じ
て出力端子8に、又、領域Cに対応した出力データは同
様にパラレル/シリアル変換器108を通じて出力端子
10に出力される。出力端子8と10の出力ビットはそ
れぞれ本装置の周辺機器である変調器9の変調ビット入
力端子とキャリアON/OFF信号入力端子に接続され
る。
これらの4つのメモリの領域のトグルや循環を制御する
トグル制御カウンタ118の回路の一例を第9図に示
す。この図に示すように、該カウンタ118は、受信フ
レーム基準パルス毎にカウントアップする2つの同期式
カウンタ118a,118bと、送信フレーム基準パル
ス毎にカウントアップする同期式カウンタ118cとか
らなる。送信メモリの書き込み領域の循環と読み出し領
域の循環の位相関係が所定の関係になるように、書き込
み側のアドレス信号となるG2の反転信号によって読み
出し側の領域を制御するカウンタ118cがリセットさ
れる。
第9図に関連する信号のタイムチャートは第8図の(b)
の中に示す。
又、受信フレーム基準パルスと送信フレーム基準パルス
は本装置の周辺回路としてのユニークワード検出器17
と同期制御部18によって作成され、本装置に供給され
る。
なお、各メモリの制御信号、例えば書き込み信号や出力
イネーブル信号は、アドレスカウンタによってアドレス
が制御される側は各アドレスカウンタの下位ビットの、
例えば第10図(a),(b)の場合は一段目の16進カウン
タのQc端子、又(c)の場合は一段目の16進のカウン
タのQ端子の信号を利用して作成し、又、CPU側か
らのそれらは通常CPUの制御バスなどを通じてメモリ
に供給されるが、これらの方法はCPUやメモリを使用
した一般の回路でよく知られているとともに、本発明が
意図する作用に直接係わるものではないため、又、各シ
リアル/パラレル変換器及びパラレル/シリアル変換器
についても同様の理由でここでは説明を省略する。
なお、実施例では送受信処理の一例としてスクランブル
やデスクランブル,プリアンブルの付加やデータの分離
などについて述べたが、処理の種類はこの限りではな
い。必要とその可能性に応じて符号化や暗号化などの処
理も行う。
以上が、本発明の一実施例として示した第1図の説明で
ある。但し、説明中における例えば送信ビットの数やこ
れに対応するメモリマップ中の数字などは、説明を具体
的にするために、先に示した仮想のパラメータに対する
値であり、本発明は本質的にこれらの数字に係わるもの
ではない。
なお、上記実施例では本発明の基本的な構成について説
明したが、場合によっては、第11図に示すように、高
速処理のための性能の向上や、又他の作用の付加などの
ために、一般的にCPUよりも高速のデータ演算処理が
可能なディジタル信号プロセッサ(DSP)119、及
びこのDSP119と各メモリ間や、又メモリ間相互で
直接データの転送を実行するDMAコントローラ120
や本装置が含まれる共通TDMA端局設備の全体の制御
をするホストプロセッサ間とのデータのやりとりを行う
ためのインタフエースメモリ121、又受信フレーム基
準パルスと送信フレーム基準パルスとの位相関係が悪い
場合にこれを解消する第1の遅延回路122,第2の遅
延回路123などが用いられることもある。
次にこの第11図に示した実施例の作用効果について説
明する。
まずDSP119とこれと共に設けるDMAコントロー
ラ120の追加について説明する。DSP119をCP
Uの入出力機器として位置付けし、これをCPUと併用
すること、又これに伴いDMAコントローラを設ける方
法はCPUを使用する回路構成の中でしばしば見られる
方法である。即ち、この変形例は変形部分に新規性を有
するものではなく、CPUを使用して送受信処理の一括
処理を可能にした第1図の延長線上にあるものである。
その効果と作用は次の通りである。DSPは特にディジ
タルデータの高速演算処理に適応したプロセッサで、送
受信処理の高速化を果たすことができる。即ち、第1図
ではCPU内で実行したスクランブル/デスクランブル
処理や、又必要に応じて符号化などの処理をDSP内で
高速に実行することができる。一方、これと併用される
DMAコントローラ120は主にデータバス上に接続さ
れたDSP119の入出力ポートと各メモリ間のデータ
の転送を高速で行うために使用する。DMAコントロー
ラ120はメモリの転送開始アドレスや、転送数などが
CPUによって設定される。そして、DSP119より
直接メモリ転送の要求を受けると、CPUに代わって、
設定されたパラメータに従ってアドレスバス上にアドレ
ス信号を送出し、高速でメモリとDSP間のデータの転
送を実行する。このように両者の併用は処理の高速化が
必要な場合の変形例である。なお、DSP,DMAコン
トローラ共市販されているものが使用できるため、ここ
では詳細な動作の説明は省略する。
次に、インタフェースメモリ121の作用と効果につい
て説明する。
第1図の例では、プログラムメモリ101にストアされ
たプログラムに従って、一定の処理を受信フレーム毎に
CPUが実行する場合について説明した。ところで、実
際の送受信処理においてはフレームを単位として処理の
パラメータを変化したい場合がある。例えば、TDMA
衛星通信方式では、バーストを初めて衛星上に送出する
場合(初期アクジション時)にはバーストの送出をフレ
ーム上の初期アクジション専用のスロットで行ったり、
又初期アクジション用の短かいバーストでこれを行った
りする(前記文献の4.3.3章を参照されたい)。こ
のような指示は通常、本装置が含まれる地上局の共通T
DMA端局設備の全体を管理,制御する別のプロセッサ
(ここではホストプロセッサと称する)が行う。インタ
フェースメモリ121の1つの役割はこのような指示を
ホストプロセッサから受けとり、この指示に従った送受
信処理を随時可能にすることである。即ち、CPUのプ
ログラムを所定の時期、例えば各フレームのデータ処理
の先頭部分でインタフェースメモリ121の内容、つま
りホストプロセッサからの指示を見、これによって処理
のパラメータを定めるような構成にしておくことによっ
て、フレーム単位の指示に応じた柔軟な処理が行える。
また、このインタフェースメモリ121としてデュアル
ポートメモリを使用すれば、本装置1側からホストプロ
セッサに情報を転送することもできる。例えば、第2図
に示したバースト構成において、そのデータ部分に地上
側からのデータ以外に局間の制御情報(OW信号と称す
る)などを多重化する場合もある。ホストプロセッサか
らのOW信号をインタフェースメモリ121を通じて受
けとり、送信処理によってこれをバースト中に結合(多
重化)したり、逆に相手局からのバースト中に含まれる
OW信号を受信処理によって分離し、インタフェースメ
モリ121を通じてホストプロセッサにこれを転送する
こともできる。
さらに、次のような場合にもホストプロセッサ側から情
報を受けとる。
第1図の説明においては、各受信バーストは第2図のフ
レーム構成に従って受信フレーム基準パルスを先頭に所
定の位置に正しく整列しているものとしたが、実際には
受信バーストの受信フレーム基準タイミングに対する相
対位置関係は、そのバーストの所定の位置の両側にある
ガードタイムを含めた許容スロットの中で変動すること
がある。このようなバーストに対する復調器出力の再生
ビットを直接入力端子12を通して本装置に入力する
と、第5図に示した受信メモリのメモリマップにおい
て、受信処理すべきS〜S487のビットが所定のビッ
ト位置からずれてストアされることになる。
このようなずれの量はユニークワード検出器17によっ
て検出され、通常は復調器11の出口に設けられたエラ
スティックバッファと言われる一種のシフトレジスタが
そのずれの量に応じて制御され、これにより再生ビット
の位置が公称位置に修正される。
これに対し第11図においては、上記ずれの量をホスト
プロセッサを通じてインタェースメモリ121から本装
置内に通知することにより、仮りに公称位置からずれた
ままの再生ビットを受信メモリにストアしても、これを
正しく処理することができる。
以上のように、インタフェースメモリ121は本装置と
ホストプロセッサ間で送受信処理に係わる情報や、バー
スト中に多重化された,又は多重化する情報の連絡ポー
トとしての役割を果す。
次に、第1の遅延回路122と第2の遅延回路123の
作用について説明する。
第1図において、衛星通信におけるTDMA方式では受
信フレーム基準パルスと送信フレーム基準パルスのタイ
ミング関係がその局の地球上の位置によって異なるこ
と、又衛星の軌道変動によってそれらの関係(タイミン
グ差)が変動することを述べた。今、仮りに衛星の公称
位置(軌道の中心位置)に対応する受信フレーム基準パ
ルスのタイミングと送信フレーム基準パルスのタイミン
グがほぼ一致する局の場合を考える。このような局にお
いては衛星の軌道変動を応じて両タイミングの前後関係
が変わる。このことは、固定した関係を意識した処理を
狂わせる他、各メモリのトグルの安定動作を妨げること
にもなる。第1の遅延回路122は、このような局に対
して予め本装置内で使用する受信フレーム基準パルスと
送信フレーム基準パルスとのタイミング間に差を持た
せ、それらの関係が変わらないようにするためのもので
ある。一方、第2の遅延回路123は第1の遅延回路1
22と同じ遅延量を再生ビット列に与え、その出力のビ
ット列が遅延した受信フレーム基準パルスと正しいタイ
ミング関係を保持するためのものである。
さらに、他の実施例について説明する。第1図では、本
装置1から変調器9への伝送チャネルの出力系統が1系
統である場合、又復調器11から本装置1への再生チャ
ネルの入力系統が1系統の場合について説明した。とこ
ろで、通信衛星を使用したTDMA通信方式では、2系
統(ここでは、それぞれのチャネルをIチャネルとQチ
ャネルと称する)のチャネルで変調を行う4相位相変調
方式(前記した“ディジタル衛星通信”の3.3章に説
明されている)がよく使用される。このような場合に
は、本装置から変調器への伝送チャネルの出力数は2系
統になる。同様に、復調器などからの入力チャネルが2
系統になる(同上3.3章に説明されている)場合もあ
る。
このような場合に対応する第1図を基本にした実施例を
第12図に示す。第12図において、124は新しく設
けたパラレル/シリアル変換器で、送信メモリ106か
らのパラレル方式の送信バーストに対応するビットをシ
リアル方式に変換して出力端子126を通じて変調器9
に接続する。ここで、8は例えばIチャネルの出力端
子、一方126はQチャネルの出力端子である。又、1
25は新しく設けたシリアル/パラレル変換器で、入力
端子127からの入力ビット列をパラレル方式に変換し
て受信メモリにストアする。ここで、12は例えばIチ
ャネルの入力端子、127はQチャネルの入力端子であ
る。
第12図について簡単に説明する。入力端子2からの入
力データは圧縮メモリ104を通じてCPU側に読み出
され、所定のフォーマットで2系統に分けられた後、そ
れぞれスクランブルされ、又プリアンブルを付加されて
送信メモリ106の所定の領域にストアされる。今、T
DMAフレーム構成及びそのシンボルレートが同じとす
れば、1バーストで伝送できるビットの数は2倍になる
ため、入力端子2を通じて読み込まれる1フレーム当り
のデータ数は2倍になる。但し、第1図で例として説明
した送信処理に例えば符号化率が1/2のたたみ込み符号
化(これも、同上3.2章などに説明されている)の処
理が追加されて、入力端子2からの1フレーム当りの入
力ビット数は同じでも出力のチャネルが2系統になる場
合もある。
一方、送信メモリ106には第4図で示したTX−1,
TX−2,TX−3の領域のそれぞれに、さらに、B
1,B2,B3,B4に対応して新しいチャネルの送信
処理ビットをストアする領域を設ける。そして、これら
のビットはパラレル/シリアル変換器124を通じてシ
リアル方式で出力端子126より出力される。
同様に、受信側で追加された入力端子127からのシリ
アル方式のビット列はシリアル/パラレル変換器125
でパラレル方式に変換されて受信メモリ110にストア
される。このために第5図で示した受信メモリ110の
RX−1,RX−2の領域のそれぞれに、更にB1,B
2,B3,B4に対応して新しいチャネルの再生ビット
をストアする領域を設ける。受信メモリ110にストア
された2系統分の受信ビットは系統毎に処理されて所定
のフォーマットで結合され伸張メモリ111にストアさ
れ、パラレル/シリアル変換器112を通じて出力端子
16から出力される。1フレーム当りの出力ビット数は
第1図で説明した場合の2倍である。
なお、メモリマップの変更に対応してそれぞれのアドレ
スカウンタの構成も適宜変更する必要がある。
以上が、送信処理ビット出力、及び再生ビット入力が2
系統になった場合の第12図に示した実施例の説明であ
る。勿論、第12図において、第11図で第1図からの
変形例として説明した構成要素を追加することもでき
る。
更に、第1図,第11図,第12図において圧縮メモリ
と伸張メモリ,及びこれらに対応する地上側との入出力
端子,シリアル/パラレル変換器,パラレル/シリアル
変換器を必要に応じて追加し、地上側とのチャネル数を
増加することもできる。
このとき、それらのアドレスカウンタは適宜、追加され
たり、又兼用されたりする。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係るデータ処理装置によれ
ば、二つの記憶領域を有し、第1の基準タイミング信号
にもとづいて領域に択一的に領域単位で上記送信データ
を書き込み、これら書き込んだ送信データを記憶する第
1の記憶手段と、第1の基準タイミング信号にもとづい
て上記第1の記憶手段の二つの記憶領域から択一的に上
記送信データを読み出して、この読み出した送信データ
を送信処理し、バーストに対応した形式で出力する変換
手段と、複数の記憶領域を有し、第1の基準タイミング
信号にもとづいて上記複数の記憶領域に書き込み、この
書き込まれたデータを記憶する第2の記憶手段と、上記
第1,第2の記憶手段および上記変換手段に対し、受信
したバースト状の受信データにもとづいて、上記第1の
基準タイミング信号を供給する第1の基準タイミング信
号供給手段と、第2の基準タイミング信号にもとづい
て、上記第2の記憶手段の複数の記憶領域から択一的に
バーストに対応して処理された上記送信データを読み出
し、この読み出した送信データを変調して、出力する変
調手段と、上記変調手段に対し、上記第1の基準タイミ
ング信号と同一周期の第2の基準タイミング信号を供給
する第2の基準タイミング信号供給手段とを設けるよう
にしたので、従来、ハードウエアによりリアルタイム処
理を要しており、システムパラメータの変更に対応する
ための変更の自由度が小さかった送受信のデータ処理
を、変換手段とこれを挟むように設けられたメモリによ
って実現された、変換手段,変調手段および第1,第2
の記憶手段によりこれを実行でき、汎用性が高く、シス
テムパラメータの変更に対しても容易に対応でき、しか
も装置を簡単に構成できるものが得られるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるデータ処理装置とそ
の周辺の回路構成図、第2図はこのデータ処理装置が処
理の対象とするTDMA通信方式で使用されるフレーム
とバーストの一構成例を示す図、第3図は第1図の実施
例装置における圧縮メモリのメモリマップ例を示す図、
第4図は同様に送信メモリのメモリマップ例を示す図、
第5図は同様に受信メモリのメモリマップ例を示す図、
第6図は同様に伸張メモリのメモリマップ例を示す図、
第7図(a)は該装置の圧縮メモリとその周辺回路の一構
成例を示す図、第7図(b)はその主な部分のタイムチャ
ート図、第8図(a)は該装置の送信メモリとその周辺回
路の構成例を示す図、第8図(b)はその主な部分のタイ
ムチャート図、第9図は該装置のトグル制御カウンタの
構成例を示す図、第10図(a),(b),(c)はそれぞれア
ドレスカウンタの構成例を示す図、第11図,第12図
はそれぞれこの発明の他の実施例を示す本装置とその周
辺の回路構成図、第13図は従来の本装置に対応する回
路とその周辺の回路の構成例を示す図、第14図は従来
のスクランブラの回路例を示す図である。 1……データ処理装置、2,12,127……入力端
子、8,10,16,126……出力端子、100……
マイクロプロセッサ、101……プログラムメモリ、1
02……ワークメモリ、103,109,125……シ
リアル/パラレル変換器、104……圧縮メモリ、10
5……データバス、106……送信メモリ、107,1
08,112,124……パラレル/シリアル変換器、
110……受信メモリ、111……伸張メモリ、113
……アドレスバス、114〜117……第1〜第4のア
ドレスカウンタ、118……トグル制御カウンタ、11
9……ディジタル信号プロセッサ、120……DMAコ
ントローラ、121……インタフェースメモリ、12
2,123,……第1,第2の遅延回路。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信データをバースト状の信号に変換し、
    この変換されたバースト状の送信データにもとづいて時
    分割多元接続通信をおこなうTDMA通信システム用の
    データ処理装置において、 二つの記憶領域を有し、第1の基準タイミング信号にも
    とづいてこの二つの領域に択一的に領域単位で上記送信
    データを書き込み、これら書き込んだ送信データを記憶
    する第1の記憶手段と、 第1の基準タイミング信号にもとづいて上記第1の記憶
    手段の記憶領域から択一的に上記送信データを読み出し
    て、この読み出した送信データを送信処理し、バースト
    に対応した形式で出力する変換手段と、 複数の記憶領域を有し、第1の基準タイミング信号にも
    とづいて上記複数の記憶領域に書き込み、この書き込ま
    れたデータを記憶する第2の記憶手段と、 上記第1,第2の記憶手段および上記変換手段に対し、
    受信したバースト状の受信データにもとづいて、上記第
    1の基準タイミング信号を供給する第1の基準タイミン
    グ信号供給手段と、 第2の基準タイミング信号にもとづいて、上記第2の記
    憶手段の複数の記憶領域から択一的にバーストに対応し
    て処理された上記送信データを読み出し、この読み出し
    た送信データを変調して、出力する変調手段と、 上記変調手段に対し、上記第1の基準タイミング信号と
    同一周期の第2の基準タイミング信号を供給する第2の
    基準タイミング信号供給手段とを備えたことを特徴とす
    るデータ処理装置。
  2. 【請求項2】上記第2の記憶手段は3つの記憶領域を有
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のデー
    タ処理装置。
  3. 【請求項3】上記第2の基準タイミング信号は上記第1
    の基準タイミング信号に対し異なった位相であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のデータ処理装
    置。
  4. 【請求項4】上記変換手段はCPUにより構成されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のデータ
    処理装置。
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