JPH0650962Y2 - ピン端子付巻枠 - Google Patents

ピン端子付巻枠

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JPH0650962Y2
JPH0650962Y2 JP1986160196U JP16019686U JPH0650962Y2 JP H0650962 Y2 JPH0650962 Y2 JP H0650962Y2 JP 1986160196 U JP1986160196 U JP 1986160196U JP 16019686 U JP16019686 U JP 16019686U JP H0650962 Y2 JPH0650962 Y2 JP H0650962Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は基板の上に安定に装着できるインダクタンス素
子用ピン端子付巻枠の構造に関する。
[従来の技術] 第4図、第5図は、従来のピン端子付巻枠である。この
ピン端子付巻枠は電気絶縁材よりなる筒状巻芯1の左右
両端部に張り出した鍔11,11′と、その左右両端部の鍔1
1,11′の外側下方にピン端子植設部14,14′を設けてい
る。鍔11,11′の下方にはその対向辺に沿って複数個の
ピン端子2,2′をピン端子植設部14,14′を上下に貫通さ
せて植設すると共に、ピン端子2,2′の内側には突出脚
部15,15′とピン端子2,2′にリード線31,41を引き出す
リード線引き出しみぞ16,16′を設けている。
インダクタンス素子は、この巻枠に一次側巻線3と二次
巻線4の絶縁距離を保つエッヂ絶縁テープ5,5′を左右
鍔11,11′近傍に巻き付け、左右の鍔11,11′間に一次側
巻線3を巻線し、そのリード線はリード線絶縁チューブ
7,7′を施しその上に左右鍔11,11′の間に層間絶縁テー
プ6を施す。次に二次側巻線4を行なうときも同じよう
にエッヂ絶縁テープ5,5′、リード線絶縁チューブ7,
7′,層間絶縁テープ(図示せず)を施す。リード線31,
41はリード線絶縁チューブ7,7′を施しながらエッヂ絶
縁テープの上を通り、リード線引き出しみぞ16,16′を
通り、下方向に植設されたピン端子2,2′のピン端子植
設部14の上面より突出したピン端子上部にカラゲ半田付
される。最後に左右からI,EまたはU字状コア10,10′を
巻芯1の中心孔13に通し、テープ、ホルダーまたは接着
剤によって固定して組立られる。
[考案が解決しようとする問題点] この構造の巻枠の場合、一次側巻線3と二次側巻線4の
絶縁距離を保つためエッヂ絶縁テープ5,5′、リード線
絶縁チューブ7,7′及び層間絶縁テープ6などを施こさ
なくてはならない。そのため部品点数、作業工数が多い
しまた製造工程も長いなどの問題点があった。
一方、一次側巻線と二次側巻線の絶縁や層間の絶縁を確
保するために、上下に鍔部を有し、該鍔部の間に一次巻
線が巻回される主巻枠と、上記一次巻線の外側を覆うと
共にその外側に二次巻線が巻回される中間巻枠とを備え
る二重巻枠構造とすることも考えられる(実公昭55-189
67号)。
しかし、この実公昭55-18967号記載の考案は、ピン端子
植設部等を有していない極めて簡単な構成のコイルボビ
ンに関するものであり、左右の鍔の対向辺に複数のピン
端子植設部が設けられた主巻枠と、二分割された中間巻
枠とを該二分割された中間巻枠を上下方向より前記左右
の鍔間に突き合わせる構成を有しているものではない。
このようなピン端子付巻枠に上記実公昭55-18967号のよ
うな二重巻枠構造を採用した場合、製造工程において、
二分割された中間巻枠を上下方向より前記左右の鍔間に
突き合わせるのに手間取り、主巻枠と中間巻枠との位置
決め・嵌合が困難である。また、二次巻線のリード線と
一次巻線やコアとの絶縁性を得るために、二次巻線のリ
ード線を絶縁するためリード線絶縁チューブ等を施す必
要があるので、部品点数の軽減化にも限界がある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、一次側巻線が巻回される筒状巻芯と、該筒状
巻芯の左右端部に設けられた鍔と、該左右の鍔の対向辺
に設けられた複数のピン端子植設部と、該複数のピン端
子植設部間に設けられ前記一次側巻線のリード線を引き
出すリード線引き出し溝と、前記ピン端子植設部を貫通
して設けられたピン端子とを有する主巻枠と、上下方向
より前記左右の鍔間に突き合わせてなる上部中間巻枠と
下部中間巻枠から成りそれぞれ上部中間巻枠鍔及び下部
中間巻枠鍔を備え二次側巻線が巻回される2分割された
中間巻枠とを含むピン端子付巻枠において、絶縁材料よ
りなり前記下部中間巻枠鍔の左右側面下方に設けられ前
記リード線引き出し溝に嵌め込み可能な中間巻枠リード
線ガイド部と、該中間巻枠リード線ガイド部に形成され
前記二次側巻線のリード線をガイドする中間巻枠リード
線ガイド溝を有することを特徴とする。
[実施例] 以下に本考案の実施例を説明する。
第1図は、本考案によるピン端子付巻枠の一実施例の分
解斜視図、第2図は第1図に示した巻枠を組み合せた状
態の正面図、第3図は第2図の断面図を示す。既に説明
した第4図、第5図と同一部分には同一符号を付してい
る。
主巻枠は、筒状巻芯1と、その左右両端部に設けられた
鍔11,11′とを有している。鍔11,11′の外側の下方には
ピン端子植設部14,14′が設けられている。このピン端
子植設部14,14′にはその対向辺に沿って複数個のピン
端子2,2′を上下に貫通させて植設すると共に、これら
ピン端子2,2′の内側に突出脚部15,15′を設け、更にピ
ン端子2,2′にリード線31,41を引き出し、かつ中間巻枠
リード線ガイド部94の嵌め込み可能なリード線引き出し
みぞ16,16′を設けている。
この主巻枠に一次側巻線3の分だけすきまをあけて、上
下方向より鍔11,11′の間に絶縁距離を保ちつつ、中間
巻枠合せ凹部82と中間巻枠合せ凸部92とを利用して突き
合せてなる2分割中間巻枠8,9が設けられ2重巻枠構造
となっている。
2分割中間巻枠8,9は上下水平方向に絶縁距離を保ちつ
つ中間巻枠合せ凹部82と中間巻枠合せ凸部92とを利用し
て突き合せてなる2分割構造で、絶縁を保つための中間
巻枠鍔81,81′,91,91′と、突き合せを補強するための
中間巻枠補強部83,93が設けてある。下部中間巻枠9
は、絶縁材料よりなり下部中間巻枠鍔91,91′の左右側
面下方に設けられリード線引き出し溝16,16′に嵌め込
み可能な中間巻枠リード線ガイド部94,94′と、中間巻
枠リード線ガイド部94,94′にそれぞれ形成された中間
巻枠リード線ガイド溝95,95′とを有している。
本実施例のピン端子付巻枠においては、一次側巻線3を
筒状巻芯1に行い、一次側巻線3のリード線31をリード
線引き出しみぞ16′を通してピン端子2′側に案内した
後に、上部中間巻枠8と下部中間巻枠9とを主巻枠に嵌
合させ、上部及び下部中間巻枠8及び9上に二次側巻線
4を行った後、2次側巻線4のリード線41を中間巻枠リ
ード線ガイド溝95を介してピン端子2側に案内する。
即ち、インダクタンス素子は主巻枠に一次側巻線3を絶
縁処理せずに巻線し、この一次側巻線3の一次側巻線リ
ード線31は、リード線引き出しみぞ16′を通してピン端
子植設部上面より突出したピン端子2′の上端にカラゲ
半田付する。次に2分割中間巻枠8,9を上下方向からリ
ード線引き出しみぞ16,16′をガイドとし、中間巻枠リ
ード線ガイド部94,94′がリード線引き出しみぞ16,16′
に嵌め込まれるように中間巻枠合せ凹部82と中間巻枠合
せ凸部92とを突き合せし、二次側巻線4を巻線する。続
いて、二次側巻線リード線41を中間巻枠リード線ガイド
みぞ95を通してピン端子植設部上面より突出したピン端
子2上端にカラゲ半田付する。その後I,EまたはU字状
コアを組付け、テープ、ホルダーまたは接着剤によって
固定して組立られる。
このように、本実施例のピン端子付巻枠では、上部中間
巻枠8と下部中間巻枠9を上下方向より主巻枠の鍔間に
突き合わせるときに、リード線引き出し溝16,16′に中
間巻枠リード線ガイド部94,94′を嵌め込むようにして
突き合わせれば良いので、主巻枠と中間巻枠8,9との位
置決め・嵌合が極めて容易になる。
また、2次側巻線4のリード線41は、絶縁材料よりなる
中間巻枠リード線ガイド部94に形成された中間巻枠リー
ド線ガイド溝95を介してピン端子2側に案内されるの
で、二次側巻線4のリード線41と一次側巻線3や上述し
たI,EまたはU字状コアとの絶縁性が確保される。
[考案の効果] このように本考案のピン端子付巻枠によれば、一次側巻
線を主巻枠に行なったのちに上部中間巻枠、下部中間巻
枠を嵌合させ、この中間巻枠上に二次側巻線を行なう2
重巻枠構造を採用したので、一次側巻線と二次側巻線と
の絶縁距離を保つための、エッヂ絶縁テープ5,5′及び
層間絶縁テープなどを施こさない、すなわち部品点数、
作業工数及び製造工程の少ないインダクタンス素子がで
きる。
また、主巻枠にはリード線引き出し溝を設けると共に、
下部中間巻枠鍔の左右側面下方には主巻枠のリード線引
き出し溝に嵌め込み可能な中間巻枠リード線ガイド部を
設けたので、主巻枠と中間巻枠との位置決め・嵌合が極
めて容易になる。
更に、絶縁材料よりなる中間巻枠リード線ガイド部に
は、中間巻枠リード線ガイド溝が形成され、この中間巻
枠リード線ガイド溝を介して2次側巻線のリード線をピ
ン端子側に案内するので、二次側巻線のリード線と一次
側巻線やコアとの高い絶縁性が得られ、二次側巻線のリ
ード線を絶縁するためのリード線絶縁チューブ等を施す
必要もなくなり、更にいっそう部品点数の少ないインダ
クタンス素子を実現することが可能である。
即ち、本考案においては、中間巻枠に絶縁材料よりなる
リード線ガイド部を設け、このリード線ガイド部に、2
次側巻線のリード線を案内するだけでなく絶縁も行わし
め、更に、中間巻枠を主巻枠に位置決めする機能をも持
たせているので、組立作業性の向上、半田付けのし易
さ、高い絶縁性という従来例には無い大きな効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のピン端子付巻枠の一実施例の分解斜
視図、第2図は、第1図に示した巻枠を組み合せた状態
の正面図、第3図は、第1図に示した巻枠を組み合せた
状態の断面図、第4図は、従来のピン端子付巻枠の一例
の斜視図、第5図は、第4図に示した巻枠を組み合せた
状態の断面図。 1……筒状巻芯、11,11′……鍔、12……コアガイドみ
ぞ、13……中心孔、14,14′……ピン端子植設部、15,1
5′……突出脚部、16,16′……リード線引き出しみぞ、
2……ピン端子、21……ピン端子上端、3……一次側巻
線、31……一次側巻線リード線、4……二次側巻線、41
……二次側巻線リード線、5,5′エッヂ絶縁テープ、6
……層間絶縁テープ、7,7′……リード線絶縁チュー
ブ、8……上部中間巻枠、81,81′……上部中間巻枠
鍔、82……中間巻枠合せ凹部、83……上部中間巻枠補強
部、9……下部中間巻枠、91,91′……下部中間巻枠
鍔、92……中間巻枠合せ凸部、93……下部中間巻枠補強
部、94……中間巻枠リード線ガイド部、95……中間巻枠
リード線ガイドみぞ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一次側巻線が巻回される筒状巻芯と、該筒
    状巻芯の左右端部に設けられた鍔と、該左右の鍔の対向
    辺に設けられた複数のピン端子植設部と、該複数のピン
    端子植設部間に設けられ前記一次側巻線のリード線を引
    き出すリード線引き出し溝と、前記ピン端子植設部を貫
    通して設けられたピン端子とを有する主巻枠と、上下方
    向より前記左右の鍔間に突き合わせてなる上部中間巻枠
    と下部中間枠から成りそれぞれ上部中間巻枠鍔及び下部
    中間巻枠鍔を備え二次側巻線が巻回される2分割された
    中間巻枠とを含むピン端子付巻枠において、絶縁材料よ
    りなり前記下部中間巻枠鍔の左右側面下方に設けられ前
    記リード線引き出し溝に嵌め込み可能な中間巻枠リード
    線ガイド部と、該中間巻枠リード線ガイド部に形成され
    前記二次側巻線のリード線をガイドする中間巻枠リード
    線ガイド溝を有することを特徴とするピン端子付巻枠。
JP1986160196U 1986-10-21 1986-10-21 ピン端子付巻枠 Expired - Lifetime JPH0650962Y2 (ja)

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JPS6367206U JPS6367206U (ja) 1988-05-06
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JPS5518967U (ja) * 1978-07-26 1980-02-06

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