JPH06510769A - 低血圧症と関連疾患の治療のためのアミノ酸非経口製剤 - Google Patents

低血圧症と関連疾患の治療のためのアミノ酸非経口製剤

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 l徒分洛1 低血圧症と関連疾患の治療のための アミノ酸非経口製剤 交亙圀1 本発明は、低血圧症の治療と予防の分野に関する。
さらに詳しくは、限定的酸化窒素産生能を持つ特定製剤の投与と併用療法の実施 による低血圧症と全身性ショックを管理抑制する方法を提供する。さらに、低血 圧症や全身性ショックのおそれがある患者に特に適合させた低アルギニン含量の 栄養製剤あるいは無アルギニン栄養製剤を提供する。これら製剤の特定の実施態 様において、尿素サイクル基質として、オルニチンや、シトルリンを含有するも のもある。さらに本発明は、通常の栄養補給剤として患者に与えうる抗降圧性( anti−hypotensive)のTPN (全非経口栄養)製剤を提供す る。さらに本発明は、併用処方(養生法)、特に酸化窒素阻害剤と非経口製剤と の併用に関する。さらにまた本発明は、低血圧症、敗血症性ショックや関連疾書 、の治療方法の一部として、アルギニン類縁物質、抗腫瘍壊死因子抗体、杭内毒 素抗体およびインターロイキン1受容拮抗剤を使用すること関する。
宵−景1」 低血圧症、つまり血圧の低下は、ショック、外傷、敗血症、免疫モジュレータ− の投与、その他の状況に随伴する複雑な、しかも生命を脅かすことも多い疾患で ある。全世界で低血圧症患者は相当な数にのぼる。
細菌感染症の合併症である、生命の危険がある敗血症を例に取ってみると、アメ リカ合衆国だけでも年間ls o、o o o〜300,000人の患者がいる 1゜敗血症に合併する心臓血管虚脱と多発性代謝障害の多くは、細菌性内毒素( ET)に起因するが、動物実験2では、この細菌性内毒素を投与すると敗血症性 ショックのような症状になることが証明されている。ETは、低血圧活性を持つ 数種のサイトカイン(cytokines)や生物学的媒介物質(メゾイエイタ )の合成放出を刺激することで知られている。このようにして放出される因子の うち、TNF、血小板活性因子(PAF)、プロスタサイクリンと、補体由来の C5aアナフイラトキシンが、敗血症性ショックによる心臓血管虚脱の誘因とさ れている3−6゜ 実験動物を抗TNF抗体7、PAF受容体拮抗剤8や、プロスタサイタリン合成 阻害剤9で前処理をすると、有意に敗血症性ショックが起こらないことが証明さ れているが、これらの媒介物質が敗血症性ショックの病因に関連してどんな重要 性をもっているかは現在のところ分かっていない。
また、これら媒介物質のうちのあるものについては、二次媒介物質の放出を介し て間接的に作用するというデータもある。さらに、ETに暴露された後では抗T NF抗体を投与してもほとんど、あるいはまったく治療効果がないという所見7 があることから、TNFは別の因子の産生を刺激していて、実はこれが本当の降 圧性物質であることも考えられる。この因子の合成放出は一旦始まると、TNF が検出されな(なった後でも明かに続行する。1980年、ファーチゴソト(F urchgott)らは(1980)”、血管内側を覆っている内皮細胞を刺激 すると血管平滑筋を弛緩させる(つまり、血管拡張を起こす)物質を放出するこ とを立証した。この物質の化学的性質がまったく分かっていなかったので、単に 内皮誘導弛緩因子(EDRF)と呼ばれていた。生理血管拡張剤として作用する 多くの天然物質があるが、これらの天然物質はEDRFの放出を刺激することに より血管拡張作用の全部または一部を媒介していると考えられている。これらの 物質としては、アセチルコリン、ヒスタミン、ブラジキニン、ロイコトリエン類 、ADP、ATP、サブスタンスP、セロトニン、トロンビンなどが挙げられる 。
EDRF分子を化学的に同定しようとする試みがなされたが、寿命が極端に短い ため(数秒)、当初は達成することができなかった。1987年にいくつかの研 究所から、EDRFは酸化窒素(No)であり、これが自然発生的に硝酸塩と亜 硝酸塩に分解している可能性があるとの提案がなされた。しかしながら、哺乳動 物の系にNoを合成する酵素経路が存在することが知られていなかったという基 本的な問題から、このNO仮説は受け入られなかった。その」二、No合成にな くてはならない先駆物質も分からなかった。
本発明者らの一部は、アセチルコリンとヒスタミンで誘発された血管EDRF/ No合成が、アルギニンの類縁物質であるL −N ’−メチルアルギニンCL −NMA)によって抑制することができ、且つ過剰のし一アルギニンを添加する ことによりこのEDRF/No合成を回復することができることを観察し、アル ギニンがEDRF/No生合成の生理学的先駆物質であると提案した110 そ の後本発明者らの一部は、麻酔モルモットのEDRF/No合成を抑制すると血 圧が上昇することを証明した。
さらに、本発明者らの一部は、No合成を受持つ酵素(酸化窒素シンターゼ)の 部分的な特性評価を行ったが14、この酵素がアルギニンのグアニジノ基の末端 窒素を酸化し、酸化窒素とシトルリンが産生される。
現在、マクロファージ由来の酸化窒素は、重要な抗腫瘍剤であり、抗菌剤である と考えられている。
試験管内(in vitro)でマクロファージ細胞をガンマインターフェロン 、細菌性内毒素や、種々のサイトカインで処理すると、12〜13時間以内に「 活性化」することが報告されている。しかしながら、この試験管内での「活性化 j系は、殺腫瘍細胞の開始にのみ関連があると考えられてきた。
これまで本発明者らの研究以前には、低血圧症と酸化窒素とを関連づけたり、あ るいは低血圧症にマクロファージが関与しているとする文献や研究は一つもなか った。
マクロファージは、正常な血管壁には定量的に意味のないほど微量しか含まれて いない成分であって、血圧の制御になんらかの役割も持っていると証明されたこ とはなかった。つまり、生化学、生理学、あるいは免疫学のいずれにおいても、 マクロファージが低血圧症に役割を果たしているとする資料は一つも存在してい なかった。そこで、本発明者らは、低血圧症発現に関連する系、特にサイトカイ ンが誘発する低血圧症、それも特に血管壁を構成する細胞における、酸化窒素の 役割について研究することとした。
サイトカインは、 「内皮細胞の活性化」とよばれる、内皮細胞の形態的と機能 的変化を引き起こすことが知られている。腫瘍壊死因子(TNF)、インターロ イキン1 (IL−1)、ガンマインターフェロン(IFN)などのこれまでに 分かっている免疫媒介物質は、凝血促進活性の増進、PCl3の産生、HLA抗 原の表現18や、リンパ球付着分子の活性化を始めとする、異なるが一部は重複 するパターンの内皮細胞の活性化を引き起こすと考えられる。サイトカインは、 低血圧症、血管出血、虚血の原因となると報告されているが、血管活性変化の基 礎メカニズムは明らかにされていない。
生物反応モデファイアーの効果についての臨床実験、動物実験のいずれにおいて も、服用量を制限する毒性は、低血圧と血管漏泄であった。本発明者らは、動物 実験において内毒素と腫瘍壊死因子が、酸化窒素の過剰産生を誘発することを観 察した。酸化窒素は、安静時血圧を制御する血管活性物質である。このことがら 、本発明者らは、生物反応モデファイアーの投与、あるいは重篤な細菌感染症の 発生に起因してヒトに低血圧が起こるのは、収縮血管を弛緩させるに充分な濃度 の酸化窒素が過剰に産生されるためであろうと考えた。
しかしながら、マクロファージは、正常な血管壁の微量の成分でしかないことで 知られている。さらに、数が限られている血管壁中のマクロファージによって顕 著な生理反応を造出する程の大量の酸化窒素が産生される筈はないのだから、循 環型マクロファージが形成する酸化窒素量は、生理的に「低血圧」効果を示すに 充分な大きさになるとは考えられなかった。このことがあり、さらには生体内( in vivo)では酸化窒素の半減期が短い(3〜5秒)ため、マクロファー ジ由来の酸化窒素が低血圧に関連があるとする説が受け入れられることはなかっ た。
本発明者らは、酸化窒素がアミノ酸であるL−アルギニンから誘導されることを 観察した。L−アルギニンは、市販されているTPN (全非経口栄養: to talparenteral nutrition)製剤中の典型的な成分であ る。
本発明者らは、細菌感染症患者の低血圧症と敗血症性ショックの危険を取り除が ないまでも、これを低下させる、低アルギニン含量もしくは実質的に無アルギニ ンのTPN処方(養生法)を提案する。TPN製剤の投与を必要とする典型的な 臨床療法としては、経口栄養に耐える能力がない、もしくはその能力が限られて いる癌患者などに与える栄養補給があげられる。
インターロイキン1−α(IL−1)は、細胞毒の化学療法剤によってを髄抑止 (myelosuppressed) L/たマウスの末梢血液リンパ球の回復 を増進することが証明されている16゜さらに、IL−1は試験管内および生体 内において、ネズミ腫瘍の成長を抑制し、数種の腫瘍細胞系に対して殺細胞作用 を示すl?、口。現在、国立癌研究所(National Cancer In 5titute)と協力して臨床実験を実施中であるが、この実験は、化学療法 に伴ってを髄抑止(myelosuppression)を示す癌患者に対する 免疫回復剤(immunorestorative agent)としてIL= 1の効力を評価しようとするものである。この実験でも、IL−1の用量限定性 副作用として低血圧が発現し19−21、このために治療有効量のIL−1を投 与できなくなる可能性がある。
動物実験からも、臨床実験からも、IL−1と心臓血管系の機能障害との間に関 連が認められるとする多(の文献がある。このうち、ジナレロ(Dinarel lo)らは22、ウサギにIL−1を投与するとショック様の症候群が起こるこ とを立証し、これはシクロオキシゲナーゼ生成物の産生過剰に起因するとしてい る。また彼らは、外因性のIL−1と腫瘍壊死因子(TNF)との相乗作用によ ってショックが発生することを証明した。
現在では、内毒素に暴露されることによるショック(すなわち、敗血症性ショッ ク)と、TNFとIL−1の体内産生の増加とは関連があるとする23多くのデ ータある。最近にいたり、内毒素で処理したウサギにヒト組替えIL−1受容体 拮抗剤を投与すると、生存率を向上させ低血圧の発現を予防することができると の報告がなされた。これにより、IL−1が内毒素ショックに重要な役割を果た していることが裏付けられている。
本発明者らは前報において、TNFの投与によるイヌの低血圧症には、酸化窒素 (NO・)[当時は、内皮誘導弛緩因子(EDRF)”−”と名づけられていた ちの]の病的な産生過剰が介在していることを証明した26゜ No・は、寿命は短いが、強力な血管拡張剤であって、酸化窒素シンターゼを触 媒とする反応により、L−アルギニンが二つもっている等価のグアニジノ(すな わち、オメガ)窒素の一つを酸化する酵素経路によって生成される。数個のN″ 置換アルギニン類縁物質が酸化窒素シンターゼに対する有効な抑制因子であり、 そのうちの一部については生体内でNOの産生を抑制することが証明されている 。
これらのN“置換アルギニン類縁物質の一部としては、N“−メチル−L−アル ギニン(NMA)、NNA(N”−ニトロ−L−アルギニン)と、NAA (N “−アミノ−L−アルギニン)が挙げられる。NMAなどの酸化窒素抑制因子を 抗降圧薬(an t i hypo t ens ive agents)とし て用いる試みに関心が集まった時期もあった。しかしながら、最近になってNM Aは、非常に大きな用量が必要であるため内毒素論歯動物の死亡率が上昇するこ とが分かるとともに、他の研究でもNMAは内毒素を投与されたラットの肝臓疾 患を悪化させることが示唆されるに及んで、この興味は消滅してしまった。本発 明者ら自身の研究においても、NMAなどのアルギニン類縁物質を大量投与する と、生体内で・し・抽出量が低下する一方、血圧が上昇し、このため重要臓器に 対する酸素の送りだしを悪化させかねないことが分かっている。従って、これら の薬剤に備わっている正常血圧作用を低用量で最適化する方法や、処方(養生法 )があれば、臨床現場ではるかに良く受け入れられ、高い有用性を持つことにな ろう。
例えば、一つの方法として、実験動物に無アルギニンの食餌(TPN)を与え、 これと組み合わせて適量の酸化窒素ノンターゼを投与することにより、低い生理 アルギニン濃度のもつ有益な抗降圧作用(ant 1−hyp。
tensive effects)を最大にすることが考えられる。この方法に より既に低血圧症である、あるいは低血圧症が発現するおそれがある動物の管理 に大きな利点となる。
久」LのJし旨 本発明は、生物学的反応モデファイアーまたは細菌性敗血症が誘発する全身性低 血圧症を防止抑制する方法と製剤に関する。全身性低血圧症の原因として考えら れている生物学的反応モデファイアーの例としては、サイトカイン類や、 IF N、TNF、IL−1、IL−2が挙げられる。本発明の方法によれば、アルギ ニンの血清濃度を全身的に下げて、酸化窒素合成を低下させるよう、無アルギニ ン製剤を、低血圧症動物、あるいは低血圧症発現のおそれがある動物に、好まし くは非経口的に投与する。
本発明者らは、酸化窒素がアミノ酸であるL−アルギニンから誘導されることを 観察した。従って、本発明の方法は、きわめて低いアルギニン濃度、好ましくは 実質的に無アルギニンの製剤を含む。酸化窒素濃度が高い動物において、アルギ ニンを減らすことによって酸化窒素合成を減少させ、従って全身性低血圧の発症 を減少させる。
TPN抗降圧製剤(anti−hypotensive formulatio ns)の特定の実施態様としては、シトルリンおよび/またはオルニチンを添加 したものが挙げられる。シトルリンおよび/またはオルニチンは、酸化窒素の産 生に直接関与するものではないが、例えば尿素サイクルなどの必要とする代謝を 充足させるために添加する。本願における「低濃度」のアルギニンなる語は、栄 養補給溶液中に0.1α6未満のアルギンニンを含有してなるTPN溶液(TP Nの100m1あたり100mg未満のアルギニン)を指す。製剤のより好まし い実施態様としては、アルギニン含量が01%〜0.001%であるものが挙げ られる。さらにより好ましい本発明の抗降圧TPNとしては、アルギニン含量が 約0.001%(TPN 100m1あたり]、 m g )であるものが挙げ られる。本発明の方法と製剤の最も好ましい実施態様としては、製剤中のアルギ ニン含量が痕跡程度の0.1mg/100m1 (約0.0001%)であるも のが挙げられる。最も好ましい実施態様の製剤では、実質的に無アルギニンであ る。
本発明の方法の最も好ましい実施態様としては、これに使用する製剤が実質的に 無アルギニン製剤であり、さらに実質的に無オルニチン、無シトルリンであるも のが挙げられる。反対に、実質的な無アルギニン製剤にオルニチンか、またはシ トルリンを配合してもよい。
こうすることにより、全身性敗血症の危険がある患者、あるいは酸化窒素が媒介 するその他の低血圧症を持つ慝者に対して、彼らの必要に特に適合させた全非経 口栄養CTPN)製剤を提供することができる。
動物に製剤を投与するには非経口であることが好ましいが、他の投与経路、例え ば経口投与もまた有用な投与経路であると考えられる。
本発明の方法の実施態様の一つにおいては、Noが媒介する全身性低血圧が発現 する可能性または蓋然性がある、または現在発現している動物に、無アルギニン 製剤を投与する。本発明の方法の無アルギニン製剤では、予定されている治療法 に対応して薬学上許容し得る付加塩を配合することが好ましい。
本発明の方法の特に好ましい用途としては、TNF、IL−2(インターロイキ ン2)、IL−1(インターロイキン1)、あるいはその混合物などの化学療法 剤を服用している患者に発症する全身性低血圧の予防と治療が挙げられる。この 方法は、収縮期血圧が生理的に許容し得る水準にまで上昇したことが認められる までの期間、低アルギニン含量もしくは実質的に無アルギニンのアミノ酸TPN 製剤を栄養供給源としての用量により患者に投与することからなる。ヒト成人に おける生理的に許容し得る収縮期血圧の水準とは、100mmHg (水銀で1 00m1)以上を指す。本発明の治療方法において、収縮期血圧が100mmH g以下のヒト成人は、 「低血圧症」として知られている症状が発症しているも のとする。製剤は、非経口剤として患者に投与するのに適した剤形で製造される ことが最も好ましい。
本発明のさらに他の重要な適用としては、敗血症性ショック、特に細菌性内毒素 が誘発する敗血症性ショックの治療方法が挙げられる。この適用では予防を考え ることは実際的ではないが、この病状を治療して改善したり、除去したりするこ とは重要である。本発明による敗血症性ショックの好ましい治療方法としては、 患者が生理的に許容し得る水準の収縮期血圧を連続して示す時まで、アミノ酸類 混合物からなる無アルギニンまたは低アルギニン含量製剤を患者に継続投与する ことよりなる。ヒト成人においては、生理的に許容し得る収縮期血圧とは、少な くとも約100mmHg(水銀で100mm)である。製剤は、非経口剤として 投与するのに適した剤形で製造され、且つ非経口投与として生理的に許容し得る pHであることが最も好ましい 本発明者らのデータにより、以下に述べる製剤と療法を投与実施することにより 低血圧を抑制予防する方法が提供される。
この製剤には、任意にオルニチン、またはシトルリンを、例えば尿素サイクル基 質の必要などの生理的な必要を賄うに充分な濃度で配合することができる。さら に、溶液のpHを70〜7.4の範囲に調整するなど、製剤を非経口投与に際し て生理的に相客とするための調整を行うべきである。
上記の方法に用いる製剤に、オルニチンおよび/またはシトルリンを配合する場 合、製剤中に配合されるオルニチンとシトルリンの濃度は、オルニチン約1〜2 g/l(すなわち、0.10〜0.20%)の範囲および/またはシトルリン1 〜2g/l (0,1〜0.20%)であることが最も好ましい。製剤に配合す る最も特に好ましいオルニチン濃度は、患者にそのまま使用できる栄養補給処方 のTPN製剤に対して2〜4g/lの範囲である。
本願で言う低血圧を発症する「おそれ」がある患者とは、例えば腫瘍壊死因子や 、インターロイキン1、またはインターロイキン2などの免疫モジュレータ−か らなる療法をうけている患者、または処方されている患者、あるいは全身性低血 圧症をもつ患者を指す。
さらに、重篤な細菌性感染症をもつ患者、および細菌性内毒素に暴露された患者 もこのおそれがある患者とする。
本発明で開示する低血症圧予防法によれば、先ず患者に低血圧症の「おそれ」が あることを確認する。この確認後、アミノ酸類混合物を栄養補給用の濃度で含有 する、低アルギニン含量あるいは無アルギニンの製剤をこの患者に投与する。ア ミノ酸類混合物の栄養補給剤としての濃度を表3に示す。特に最良の実施態様の −において、アミノ酸類混合物は、無オルニチン、無シトルリンである。
本発明の抗降圧製剤は、特定の必須アミノ酸類および非必須アミノ酸類からなる 混合物を含有する。 「必須」および「非必須」アミノ酸の分類は当業者によっ て認められ、レーニンガーらの生化学教本26およびワグナ−論文”(Lehn inger et al、’s Bjochetnistrytext、。
およびWagner)に収載されている。これらの文献は、この目的のために引 用することにより特に本明細書の一部とする。
本発明者らの研究によれば、特定のアルギニン類縁物質(アルギニン拮抗物質) が生体内で低血圧症を抑制することが明らかになった。本発明者らは動物実験に おいて、特定のアルギニン類縁物質である拮抗物質が、最も顕著には酸化窒素の 産生を減少させることにより、各種の生化学的経路に生理学的に作用し、最終的 には低血圧、/正常血圧状態に影響を与えることを見いだした。
より一般的な意味において、本発明は全非経口栄養の供給を必要とする患者の酸 化窒素に起因とする全身性低血圧症の予防治療方法に関する。悪心、吐気、食欲 不振を引き起こす化学療法剤を服用している患者に典型的に見られるように、も のを飲み込むことができなくなった場合に、非経口栄養療法を継続的に実施する ことが必要となる。
この療法の実施に当たっては、主治医が「必要」であるとと判断すれば、無アル ギニン製剤を投与し、これを咀者が少なくとも100mmHgの収縮期血圧を示 すようになるまで継続する。
特定の理論あるいは作用機序に限定するものではないが、実質的に無アルギニン の非経口製剤を投与すると、アルギニンの血清濃度が下がることによって酸化窒 素合成が低下し、低血圧症が抑制されると考えられる。既に述べたように、本発 明者らは酸化窒素が血管活性物質であって、敗欠症性ショックを起こす生物学的 反応モディファイア−あるいは内毒素を与えられた動物の低血圧症の原因となる ことを観察した。この理論は、本発明者らが、腫瘍壊死因子を服用している患者 に低血圧が発症しているときには、窒素の血中濃度(酸化窒素の安定な分解生成 物)も上昇していることを観察したために、導き出されたものである。製剤には 、オルニチンまたはシトルリン、あるいはその両方を配合してもよい。既に敗血 症性ショック状態になってしまっているもの、病状が重篤であるもの、レスビレ −ターと全非経口栄養補給を継続使用しているものに、本発明の方法と製剤を用 いることにより、既に存在している敗血症性ショックあるいは低血圧症を悪化さ せることなく、栄養補給を行うことができる。
本明細書に言うrNOJなる略語は、酸化窒素ならびに血管活性を持つ他の窒素 酸化物類を意味するものとする。本発明のさらに他の実施態様における治療方法 では、患者に無アルギニン非経口製剤の治療有効量を投与すること、および酸化 窒素シンターゼを抑制するアルギニン類縁物質の治療有効量を投与することがら 成り立っている。
非経口製剤の投与と同時に、あるいは続いて、本発明のアルギニン類縁物質を投 与してもよい。最も好ましくは、アルギニン類縁物質の投与に先だって、非経口 製剤を生理アルギニン濃度を低下させるに充分な用量で投与する。
アルギニン類縁物質は、抗降圧効果さえあればどのような数でも本発明の治療方 法と併用することができるが、最も好ましいものとしては、N“−メチル−L− アルギニン、N″−アミノ−し−アルギニン、N″−二トローL−アルギニン、 またはこれらの混合物が挙げられる。最も好ましくは、本発明の治療方法に使用 するアルギニン類縁物質としてN″−メチル−L−アルギニンまたはN”−アミ ノ−L−アルギニンを選択する。
これらの特定類縁物質の治療有効量を、約0.1mg/kg〜100mg/kg の範囲内に定めることができる。本発明をより厳格に規定する場合には、N”− メチル−L−アルギニンの治療有効量は、10 m g / k g〜30 m  g / k gの範囲内であり、最も好ましくは約20 m g / k g である。これらの用量範囲は、酸化窒素抑制作用をもつ他のアルギニン類縁物質 を本発明の実施に使用する場合にも適用することができる。
本発明の治療方法において、無アルギニン製剤はさらに、必須アミノ酸類および 非必須アミノ酸類の混合物を含有するものとしてもよい。必須および非必須アミ ノ酸類の混合物としては、下記で説明するものが挙げられる。この点においても 、この治療法に用いる非経口製剤は無アルギニンである。非経口製剤の薬学的に 許容し得る賦形剤のうち、最も好ましいものはリンゲル液または食塩水である。
このうちで、食塩水が最も好ましい賦形剤である。製剤には、動物の代謝上必要 される尿素サイクルの向上と維持を図るため、オルニチン(約1〜2g/l)お よび/またはシトルリンを添加してもよい。
本治療法のアルギニン類縁物質は通常の医学専門家に知られている経口、非経口 あるいは腸内など、どの投与経路によっても投与することができるが、静脈内( IV)、腹腔内(IP)あるいは皮下などの非経口経路によって投与することが 最も好ましい。このうち、アルギニン類縁物質を静脈内投与、特にIV一括投与 が最も好ましい。
非経口製剤の投与用量は、動物のアルギニン血漿濃度を下げるような、最も好ま しくは正常な生理濃度以下に抑えるような量であるべきである。例えば、アルギ ニン類縁物質の投与前に、本発明の製剤(無アルギニン)を非経口的に2時間に わたって継続して供給すると、動物のアルギニン血漿濃度を下げるのに充分であ る。この療法の最も好ましい形態においては、先ず製剤の非経口投与を完了した 後に、アルギニン類縁物質を非経口経路によって動物に投与する。これに代わっ て、動物に対して前記非経口製剤の投与を継続しなが呟 それと同時に別個の治 療としてアルギニン類縁物質を投与することもできる。
本発明のさらに他の形態として、動物の低血圧症の治療方法を提供する。実施態 様の−では、この方法は、収縮期血圧が約100mmHg以下の動物を確認し、 必須および非必須アミノ酸類の無アルギニン混合物からなる非経口抗降圧製剤を この動物に投与し、これと同時にまたはこの後に酸化窒素を抑制できるアルギニ ン類縁物質の治療有効量を投与し、少なくとも24時間中この動物の血圧をモニ ターし、少なくとも約1゜OmmHgの収縮期血圧が検出されるまで前記動物に 製剤とアルギニン類縁物質の投与を継続することよりなる。収縮期血圧が100 mmHg以下の動物の血圧の検出とモニターには、例えば、ヒトの血圧測定に用 いる血圧力フを使用する、または、動脈カテーテルを埋め込んで正変換機に接続 して(医学専門家には、「動脈線(arterial 1ine) Jとして知 られている)使用するといった、標準的な血圧モニター法によって行うことがで きる。
この方法によれば、最も好ましいアルギニン類縁物質としてはN”−メチル−L −アルギニン、N″−アミノ−L−アルギニン、N“−二トローL−アルギニン 、またはこれらの混合物が挙げられる。最も好ましくは、本発明の治療方法に使 用するアルギニン類縁物質としてN″−メチル−L−アルギニンを選択する。ま た、この方法の非経口抗降圧製剤は、最も好ましくは下記で説明する濃度の必須 および非必須アミノ酸類からなる。
アルギニン類縁物質としてN”−アミノ−L−アルギニンを選択する場合の治療 有効濃度は、好ましくは用量として約0 、1 m g / k g 〜約10 0mg/kgの範囲である。アルギニン類縁物質であるN″′−アミノ−L−ア ルギニンのより好ましい濃度範囲は、約10mg/kg〜約30 m g /  k gである。アルギニン類縁物質であるN”−アミノ−L−アルギニンのさら により好ましい治療有効濃度は、約20 m g / k gである。この方法 の最も最良の実施態様によれば、アルギニン類縁物質は静脈内に単回の一括投与 をおこなう。
本発明のさらに他の形態において、化学療法剤を投与されている動物の化学療法 剤に起因する低血圧症の治療方法を提供する。実施態様の−において、この方法 は、化学療法剤を投与されている動物をモニターして収縮期血圧が100mmH g以下に低下することにより全身性低血圧症の動物を検出し、無アルギニン非経 口製剤を用いてこの動物を処置し、これと同時にあるいはこの後に酸化窒素シン ターゼを抑制できるアルギニン類縁物質を治療有効濃度で投与し、さらに収縮期 血圧が少なくとも約100mmHgに上昇したことが検出される時までこの動物 に治療法を継続することよりなる。
動物の血圧の検出とモニターは、血圧力フまたは前記の動脈線などの医学専門家 によ(知られている技術により実施する。
前記の方法は、化学療法剤を服用しているヒトについても使用することができる と考えられる。少な(とも全身性低血圧症発症の危険と関連がある化学療法剤の 例としては、腫瘍壊死因子、インターロイキン2およびインターロイキン1の単 独使用、またはインターフェロン類との併用、または化学療法剤間の併用が挙げ られる。
前記の方法の最も最良の形態において、無アルギニン非経口製剤は必須および非 必須アミノ酸類の混合物を共に薬学的に許容し得る賦形剤に溶解してなる。酸化 窒素産生を抑制できるアルギニン類縁物質をこの方法と併用する場合、治療有効 濃度は約0 、1 m g / k g〜約100 m g / k gの範囲 である。前記の方法に用いるアルギニン類縁物質の範囲において、最も好ましく 且つ厳格に限定したものは約10 m g / k g〜約30 m g /  k gである。最も好ましくは、アルギニン類縁物質の治療有効濃度は、約20  m g / k gの用量である。
前記の方法と併用する最も好ましいアルギニン類縁物質としては、N“−メチル −L−アルギニン、N“−アミノ−L−アルギニン、またはN″−二トローL− アルギニン、またはこれらの混合物が挙げられる。このうち、N”−メチル−L −アルギニンが特に最も好ましい。
本発明のさらに他の形態において、敗血症性ショックに合併する低血圧症の治療 法を提供する。この方法の実施態様の−においては、前記の無アルギニン非経口 製剤を治療有効量で動物に投与し、これと同時にあるいはこの後に酸化窒素シン ターゼを抑制できるアルギニン類縁物質の治療有効量を投与し、さらに少なくと も100mmHgの収縮期血圧が検出される時までこの動物に無アルギニン非経 口製剤の投与を継続する。
敗血症性ショックに合併する低血圧症の例としては、細菌性内毒素に起因する敗 血症ショックを持つ動物に見られるものが挙げられる。上記の方法により敗血症 性ショックに合併する低血圧症をもつ各種の動物を治療することができるが、こ の方法は同様の疾患をもつヒトに特に高い適用性があると考えられる。この方法 の特に最良の実施態様において、好ましいアルギニン類縁物質としては、N″− メチル−L−アルギニン、N“−アミノ−L−アルギニン、N″−二トローL− アルギニン、またはこれらの混合物が挙げられる。このうち、N″−メチル−L −アルギニンとN”−アミノ−し−アルギニンが最も好ましい。
本発明のさらに他の形態において、低血圧症をもつ動物、または低血圧症発症の おそれがある動物に栄養補給をする方法を提供する。この方法は、低血圧症を抑 制するに充分な濃度の酸化窒素シンターゼ阻害剤による治療と同時に、あるいは これに先だって栄養補給剤として無アルギニン非経口剤を動物に投与することか らなる。低血圧症発症のおそれがある対象の例としては、ショックに陥っている 、または何等かの外傷を経験した患者、内毒素物質あるいは降圧作用をもつ化学 療法剤に暴露された患者が挙げられる。
本発明の酸化窒素阻害剤は、より特定の名称として、酸化窒素シンターゼ阻害剤 と呼ぶことができる。
低アルギニン含量、もしくは実質的に無アルギニンの製剤からなるTPN処方と 、酸化窒素シンターゼ阻害剤による処方とを併用して、細菌性感染症患者の低血 圧症と敗血症ショックの危険を消滅させ得ないにしても、これを減少させること を提案する。TPN製剤の投与を必要とする臨床治療の典型例としては、口から 栄養補給を受ける能力がないか、そのような能力が限られている癌患者その他の ための栄養補給が挙げられる。
ここで説明するし立体配座のN“置換アルギニン類縁物質のうち好ましいものの 例としては、N″−アミノアルギニン、N″−ニトロアルギニン、およびN″− メチルアルギニン、N“−二チルアルギニン、N″−プロピルアルギニンまたは N”−ブチルアルギニンなどのN″−アルキルアルギニン類が挙げられる。置換 または二置換アルギニン類縁物質は、治療有効量を投与することにより、動物ま たはヒトの体内でアルギニンがら酸化窒素が産生されるのを抑制するため、アル ギニンの降圧効果を弱化するのである。No・合成を裏付ける資料が蓄積されて はいるが、当業者にとっては、血圧低下活性をもつ窒素酸化物が他にも存在する 可能性があることが理解されている。
本発明においては、さらに酸化窒素合成に対するグアニジノ系阻害剤と、本発明 の無アルギニン非経口製剤とを併用することにより、低血圧症、敗血症性ショッ クおよびこれに関連する疾患を治療することが提案される。このグアニジノ系阻 害剤は、L−アルギニンよりも小さな分子(炭素原子5個以下の分子)がらなっ ている。本発明者らは、アルギニンより炭素が一個少ない炭素鎖長を持つグアニ ジノ基含有アミノ酸には、酸化窒素シンターゼ阻害剤としての作用がなく、一方 アルギニンより炭素が一個多い炭素鎖長を持つグアニジノ基含有アミノ酸は、弱 (はあるがある程度の酸化窒素シンターゼ抑制作用を示すことを見いだした。ま た、L−アルギニンより炭素が二個多い炭素鎖長をもつグアニジノ基含有アミノ 酸には、酸化窒素抑制作用がないことも分かった。さらに、本発明者らは、酸化 窒素合成(または、酸化窒素シンターゼ)を抑制するアルギニン類縁物質が、カ ルボキシル基またはもとのアルギニン分子のアミノ基が−っも無くとも、酸化窒 素シンターゼ抑制作用を保持できることを見いだした。
従って、本発明は、これらのグアニジノ系化合物を含む酸化窒素シンターゼ阻害 剤とアルギニン類縁物質を含む。これらのグアニジノ系化合物の例としては、ア ミングアニジン、およびアルキル基が炭素1〜3個をもつN6−アルキル−N6 −アミノグアニジン類が挙げられる。
本発明者らはさらに、抗TNF抗体、坑内毒素抗体およびサイトカイン受容体拮 抗剤(例えば、IL−1受容体拮抗剤)と、無アルギニン製剤とを併用するとい う、敗血症性ショックとサイトカインに起因するショックを治療するための概念 的に異なる方法を提案する。無アルギニン製剤は、非経口製剤(静脈内投与)あ るいは経口製剤(腸内投与)として容易に入手することができる。非経口製剤の 最良の実施態様は、非経口処方からなる。
抗体と受容体拮抗剤は、初期の段階でサイトカインに対する病理反応に関与する 。従ってこれらの薬剤を最適に使用するには、ショック症状の発生を予期してい なければならない。内毒素またはサイトカインに対する生物学的反応が始まった 後に、これらの薬剤を投与すると重要な生物学的な作用に影響を与えるが、一旦 酵素が誘発されるとNo合成を遮断しなくなってしまう。NO産生は、平滑筋細 胞で誘発されてしまうと、無すイト力イン培地に移しても、その後16時間以上 継続する。このため、No合成が一旦始まってしまうと、抗体や受容拮剤により これを遮断したり、遅らせることが難しくなる。最近、グラム陰性菌血症に起因 する敗血症性ショック患者において内毒素に対してヒトのモノクロナール抗体が 効果を持つと考えられることが報告されており(Ziegler et al、  (1991) New England Journal of Medic ine、 324:429)、その理由は、存在している心臓血管プロフィルが 直接改善されるからではなく、むしろサイトカイン媒介物質がさらに誘発するの を防止するがらであるとされている。これとは対照的に、本発明者らの研究では 、酸化窒素シンターゼ阻害剤の投与、あるいは酸化窒素シンターゼ基質の供給を 低下させる作用をもつように行う治療は、重篤なショックの場合であっても数分 以内に作用が発現することを示している。
酸化窒素シンターゼ阻害剤に対する反応が早(、また酸化窒素シンターゼ基質の 供給を制限するように行う治療に対する反応が早いことは、効力が沈降因子(p recipitating factor) (例えば、内毒素、T N F。
IL−1またはJL−2)に依存しないことともに、臨床上重要であり、本発明 者らは本発明の治療法と併用療法において、これらの点に焦点を当てた。
本発明の形態の−では、治療有効量の無アルギニン製剤を投与すること、これと 同時にまたはこの後に、治療有効量の坑内毒素抗体を投与することからなる治療 方法を提供している。前記製剤はさらに、必須および非必須アミノ酸類の混合物 を共に薬学的に許容し得る賦形剤に溶解してなるものと定義されている。製剤は 、非経口用、腸内用いずれの剤形でも調製することができるが、非経口製剤が最 も好ましい。坑内毒素抗体は、ポリクロナール抗体、あるいはモノクロナール抗 体のいずれでもよい。しかしながら、この坑内毒素抗体は、モノクロナール抗体 であることが最も好ましい。このモノクロナール抗体の例としては、HA−IA が挙げられる。
治療方法に用いる非経口製剤は、ここにおいても、必須および非必須アミノ酸類 の混合物であるが、以下で説明する。
前記治療方法の最良の実施態様において、坑内毒素抗体の投与と同時に(時を同 じくして)、非経口製剤を投与する。最も特定的には、製剤の治療有効量は、動 物の血漿または血清中のアルギニン濃度を低下させるに充分な量と定義する。少 なくとも2時間の非経口静注により、無アルギニン製剤の静脈内補給を継続する ことによって、動物のアルギニンの血漿または血清濃度を低下させることができ ると期待される。この治療方法の好ましい実施形態としては、無アルギニン製剤 の投与と、坑内毒素抗体の投与とを同時に行うことが期待される。同時投与が好 ましい主な理由は、低血圧疾患を最も早く制御するように各種治療を行う必要が あることである。
坑内毒素抗体は医学専門家に知られている各種の経路により投与することができ るが、坑内毒素抗体を静脈内投与することが望ましい。
本発明のさらに他の形態において、治療有効量の無アルギニン製剤を投与するこ と、およびこれと同時にまたはこの後で治療有効量のインターロイキン1受容体 拮抗剤を投与することよりなる治療方法が提供される。この方法においても、非 経口製剤は必須および非必須アミノ酸類の混合物を共に薬学的に許容し得る賦形 剤に溶解してなると説明することができる。この治療方法の非経口製剤は、前記 で引用した濃度によりこれらのアミノ酸類を含有するものであるが、さらにオル ニチンとシトルリンのいずれが一方または両方を含有させてもよい。
インターロイキン1受容体拮抗剤の最も好ましい投与経路は静脈内投与である。
しかしながら、本発明の治療法の実施に当たって、他の経路により投与しても同 等の効果を得ることができる。本発明で用いる最も特に好ましいインターロイキ ン1受容体拮抗剤はILlraである。無アルギニン製剤をインターロイキン1 受容体拮抗剤と同時に投与することが最も好ましい。
本発明にはさらに、治療有効量の無アルギニン製剤を投与すること、およびこれ と同時にまたはこの後に、治療有効量の抗腫瘍壊死因子抗体を投与することより なる治療方法が含まれている。この方法においても、無アルギニン非経口製剤は 、必須および非必須アミノ酸類の混合物を、共に薬学的に許容し得る賦形剤に溶 解してなり、抗腫瘍壊死因子抗体と同時に投与することが最も好ましい。この製 剤は非経口用あるいは腸内用のいずれでもよいが、非経口製剤であること最も好 ましい。
抗腫瘍壊死因子抗体は、モノクロナール抗体よりなるもの、ポリクロナール抗体 よりなるもののいずれでもよいが、抗腫瘍壊死因子抗体用のモノクロナール抗体 が最も好ましい。これらの抗体は、標準免疫プロトコルおよび/またはハイブリ ドーマ法を始めとする当業者に周知の方法で調製することができる。抗腫瘍壊死 因子抗体は、前記方法による市販製品を入手することができる。例えば、アムジ ェン・バイオロジカルズ社(Amgen Biologicals、 Thou sand 0aks、 Ca1ifornia)からも抗腫瘍壊死因子抗体をめ ることができる。本発明の実施に用いる抗腫瘍壊死因子モノクロナール抗体の例 としては、エックスレーらがランセット誌で記述しているC B OOO6(E xley et al、 (1990) Lancet、 335:1275− 1277)が挙げられる。エックスレーらの引用文献は、特にこの目的のために 、引用することにより本明細書の一部とする。
前記治療方法に用いる抗腫瘍壊死因子抗体の治療有効量は、約0 、1 m g  、/ k g 〜約20 m g / k gの範囲であると考えられる。最 も好ましくは、抗腫瘍壊死因子抗体の治療有効量を約10 m g / k g の用量で動物に与えることが期待される。抗腫瘍壊死因子抗体の最も好ましい投 与経路は、静脈内投与である。非経口製剤の投与と抗腫瘍壊死因子抗体の投与を 同時に実施し、且つアルギニンの血漿あるいは血清濃度を低下させるに充分な投 与量であることが最も好ましい。
動物のアルギニンの血漿または血清濃度を低下させるのに充分な無アルギニン非 経口製剤量は、本発明で説明する無アルギニン非経口製剤を少なくとも2時間静 注により補給することで達成することができる。。
この治療方法の最良の形態では、無アルギニン製剤の投与と、抗腫瘍壊死因子抗 体の投与は、同時に行う。
本発明のさらに他の形態において、敗血症性ショックに合併する低血圧症の治療 方法を提供する。この方法は、動物に治療有効量の杭内毒素抗体を投与すると同 時に、またはこれに先立って、治療有効量の無アルギニン製剤を投与し、その後 に動物の収縮期血圧が少なくとも100mmHgであることが検出されるまでこ の動物の血圧を定期的にモニターし、少なくとも100mmHgの収縮期血圧が 少なくとも24時間維持されるまでこの動物に無アルギニン非経口製剤の投与を 継続することよりなる。この方法は、細菌性内毒素に起因する敗血症性ショック に合併する低血圧症の治療に最も好ましいものと期待される。無アルギニン製剤 は、非経口製剤として調製されることが最も好ましい。
この方法の杭内毒素抗体は、モノクロナール抗体、ポリクロナール抗体のいずれ でもよいが、内毒素に対するモノクロナール抗体が最も好ましい。杭内毒素モノ クロナール抗体の例としては、HA−I Aが挙げられるが、これについては後 述の実施例により詳細に説明する。この方法の杭内毒素抗体の治療有効量は、約 0 、1 m g / k g 〜20 m g / k gの範囲内の濃度で ある。
この方法の他の形態として、化学療法剤に起因する低血圧の治療方法がある。こ の治療法は、化学療法剤を与えられている動物をモニターして収縮期血圧が約1 00mmHg以下に低下するのを検出して全身性低血圧症の動物を検出し、アル ギニンの血漿または血清濃度を低下させるのに充分な治療有効量の無アルギニン 製剤からなる処方により全身性低血圧症の動物を治療し、これと同時にまたはこ の後に、治療有効濃度のインターロイキン1受容体拮抗剤または抗腫瘍壊死因子 抗体を投与し、収縮期血圧が少なくとも約100mmHgに上昇したことが検出 されるまで動物にこの治療方法を継続することよりなる。無アルギニン製剤は非 経口製剤であることが最も好ましい。この製剤は拮抗剤または抗体と同時に投与 することが最も好ましい。
この方法は、化学療法剤を服用し、低血圧症を発症しているヒトの治療に有用で あることが期待されている。血圧の降下、例えば低血圧症と関連する化学療法剤 の例としては、腫瘍壊死因子、インターロイキン1およびインターロイキン2が 挙げられる。
動物に投与されている化学療法剤が腫瘍壊死因子である場合、この治療方法では インターロイキン1受容体拮抗剤、例えばIL lraを投与する。反対に、使 われている化学療法剤がインターロイキン1またはインターロイキン2である場 合、この治療方法では抗TNF抗体を使用する。
普通、既にTNFを服用している患者では、抗TNF抗体の使用を優先させるわ けにはゆかない。しかしながら、重篤で、しかも難治である低血圧症の場合、使 われている化学療法剤がTNFであっても、抗TNF抗体による治療と無アルギ ニンTPNとの併用は有用である。治療の構成にこのような可能性を加えること は、難治の低血圧症疾患の治療戦略に役立つこととなる。
このように、インターロイキン1拮抗剤または抗腫瘍壊死因子抗体と併用する場 合でも、無アルギニン製剤は、前記の濃度によるアミノ酸類を共に薬学的に許容 し得る賦形剤に溶解してなる。前記の理由により、この製剤にオルニチン、シト ルリンのいずれか一方または両方を含有させてもよい。インターロイキン1受容 体拮抗剤の治療有効量は、より特定すると、約1mg/kg〜約100 m g  / k gの範囲であると定義することができる。この方法で用いる抗腫瘍壊 死因子抗体は、モノクロナール抗体であって、治療有効量は約0 、1 m g  / k g 〜約20 m g / k gの範囲内である。
本発明はさらに、内毒素に暴露された動物の敗血症に起因する低血圧症の治療方 法を提供する。最良の実施態様の−においてこの方法は、アルギニンの血漿また は血清濃度を低下させるのに充分な治療有効量の無アルギニン製剤により動物を 治療し、これと同時にインターロイキン1受容体拮抗剤または杭内毒素抗体ある いはその両方を投与し、この動物の血圧をモニターし、少なくとも100 m  m Hgの収縮期血圧が検出されるまでこの動物に対して無アルギニン非経口製 剤の投与を継続することからなる。この製剤は非経口製剤であることが最も好ま しい。
本発明はさらに、内毒素が関連する敗血症性ショックまたはサイトカインが誘発 するショックをもつ動物の低血圧症の治療方法を提供する。この方法は、血漿ま たは血清中のアルギニン濃度を低下させるのに充分な治療有効量の無アルギニン 製剤を動物に投与し、この製剤の投与を治療有効量の抗腫瘍壊死因子抗体の投与 と同時にまたはそれに先だって行い、動物の血圧をモニターし、少なくとも10 0mmHHの収縮期血圧が検出されるまでこの動物に対して無アルギニン製剤の 投与を継続することからなる。抗腫瘍壊死因子抗体は、モノクロナール抗体でも よいし、ポリクロナール抗体でもよいが、モノクロナール抗体であることが最も 好ましい。この方法においても、無アルギニン製剤は非経口製剤であることが最 も好ましい。
この方法の無アルギニン非経口製剤は、前記の含量のアミノ酸類を共に薬学的に 許容し得る賦形剤に溶解してなる。この方法においても、製剤にオルニチン、シ トルリンのいずれか一方または両方を含有させてもよい。この方法と併用する抗 腫瘍壊死因子抗体の治療有効量は、動物の体重に対して約0 、1 m g /  k g〜約20 m g / k gの範囲内の用量である。この範囲のうち 、抗腫瘍壊死因子抗体約10mg/kgが、無アルギニン非経口製剤と併用する 場合の降圧剤として最も効果的である。この様にすると、この方法はヒトの内毒 素が関連する敗血症性ショックまたはサイトカインが誘発するショックの治療に 有用であると期待される。
抗腫瘍壊死因子抗体またはインターロイキン1受容体拮抗剤は、医学専門家に知 られているどの経路によっても動物に投与することができるが、好ましくは静脈 内投与、最も好ましくは単独で一括投与する。この方法は、動物のサイトカイン が誘発するショックを治療する最良の実施態様となることが期待されている。
NO合成を裏付ける資料が蓄積されてはいるが、他にも血圧降下に活性を持つ窒 素酸化物が存在する可能性があることが当業者に理解されている。本明細書にお いて、Noなる略語は、酸化窒素その他の血管活性をもつ窒素酸化物を表すもの とする。
この開示の図面その他の箇所で用いられている略語の一部は、次の通りである。
Ach=アセチルコリン(acetylchol 1ne)BAEC=ウシ大動 脈内皮細胞 B、P、=血圧 CO=心拍出量 EDRF=内皮誘導弛緩因子(Endothelium−Derived Re 1.axing Factor)ET=内毒素 GP−モルモット HIST−ヒスタミン I FN=ガンマインターフェロン IV−静脈内投与 L−Arg=L−アルギニン LPS−リポ多糖(内毒素) L−NMA=L−NMMA −N−メチルーL−アルギニン MAP−平均動脈圧 MBEC=ネズミ脳内皮細胞(murine brainendothelia l cells)NAA=N=−L、−7ミ/−L−フルギニンNNA=N”− 二トローL−アルギニンNO=酸化窒素 PAF=血小板活性因子 (Platelet Activating Factor)pps=血小板が 不足した血漿誘導血清(Platelet−poor、 plasma−der ived serum)SAP=全身動脈圧 SNP二ニトロプルシドナトリウム (sodium n1troprusside)SVR=全身血管抵抗 TNF=腫瘍壊死因子(Tumor Necrosis Factor)TPN =全非経口栄養 (Total Parenteral Formulation)]【度車重1 盈1 図1は、IL−1のイヌへの投与に起因する低血圧症の逆転を示す図である。実 験は4回繰り返し、そのうちの典型的な実験の記録を示したものである。イヌは 麻酔を施して後述のインキュベーターに入れ、心臓血管データを30分間モニタ ーして、基線値を測定した。イヌのアル1こン1 m g / m lを含むフ ォスフェート緩衝食塩水(pH7,4)にI L −1を溶解して、溶液を3分 間静脈内に注入することにより用量50μg/k gを送りだした。平均血圧を 連続的にモニターした。血圧が最低点に達し安定に維持されたとき、または平均 血圧が50mmHg以下になったとき、NAA(フォスフェート緩衝食塩水10 m1中で20mg/k g)を30秒間静脈内に注入した。平均血圧が基線以上 に回復しその後60分が経過したとき、L−アルギニン(400m g / k  gをフォスフェート緩衝食塩水20m1に溶解)を5分間ゆっくりと静脈内に 注入した。IL−1(50ng/k g)を投与したイヌに進行性のやや重篤な 低血圧症が発症し、平均血圧が3時間以内に基線値の111±7mmHgから8 0±2mmHgにまで低下した。NAA (20mg/k g。
88nmol/kg)を静脈内に一回で一括投与したところ、低血圧は急速に逆 転し平均血圧は46±9mmHg(58%)から125±8mmHgに上昇した 。
図2A、2B、2Cは、IL−1が活性化したN。
産生がN°置換アルギニン類縁物質によって抑制されたことを示す図である。
図2Aは、NAAS NMAとNNAのL異性体およびNMAのD異性体の各々 による、平滑筋細胞の亜硝酸塩合成の抑制を比較する図である。
図2Bは、培養基内のアルギニン濃度を変化させて、NAAによる平滑筋細胞の 亜硝酸塩合成の抑制が濃度依存性であることを示す図である。平滑筋細胞の集密 的m層を96ウエルのマイクロタイター(m1crotiter)プレートにお き、1100n/mlのIL−1と50n g / m !のIFN−γとの合 剤で24時間処理した。
細胞をハンクス液で洗い、表に示す濃度のアルギニンを含む新鮮な培地を加えた 。点は、16時間アルギニン類縁物質(n−3〜4)に暴露した間の、亜硝酸塩 の産生を示すもので、コントロールに対するパーセントを平均値±SD(標準偏 差)として表している。
図20は、平滑筋細胞のNoシンターゼに対するNAAの効果を示す図である。
サイトカインに感応させた平滑筋細胞(プロティン、約2μg)から細胞質ゾル をとり、L−アルギニン 1mM、NADPH0゜5mM、ジチオトレイトール  1mM、フラビンアデニンジヌクレオチド 10nM1 テトラヒドロビオプ テリン 10nM1 および、ジヒドロプテリジンレダクターゼ 0.IU/m lの混合物を総量100μLとしたものと共にインキュベートした。NAA 3 00μMの存在下(+NAA)または不存在下(コントロール)でp e 2  + ミオグロビン酸化の経時変化を測定した。本発明者らは、ミオグロビン酸化 がL−アルギニンとNADPHに対して絶対的な依存性を示すことを観察した。
この実験は3回繰り返して実施し、そのうちの典型的な実験を示したものである が、図中の点はNo合成速度の経時変化である。
図3は、TNFで治療したイヌの軽度の低血圧症に、NMMAとL−アルギニン を連続投与したときの効果を示す図である。
図4Aは、TNFで治療したイヌの重篤な低血圧症に、NMMAとL−アルギニ ンを連続投与したときの効果を示す図である。
図4Bは、治療しないイヌにNMMAを投与したコントロール実験を示す図であ る。
図40は、ニトログリセリンに起因するイヌの低血圧症に対するNMMAの効果 を示す図である。
図5は、ベンドパルビタールによる麻酔を施したイヌに、内毒素(LPS、リボ 多糖)(ET)、No−メチル−L−アルギニン(L −HM A )、および L−アルギニン(L−Arg)を静脈内投与したときの、全身動脈圧(SAP) の経時変化を示す図である。
図6は、ベンドパルビクールによる麻酔を施したイヌに、内毒素、L−NMA  (2回投与)、およびL−Argを静脈内投与したときの、全身動脈圧(SAP )の経時変化を示す図である。
図7は、イヌのTNFに起因する全身性低血圧症の経時変化と、No−アミノア ルギニンによる逆転を示す図である。
図8は、内毒素に起因する全身性低血圧症がNo−アミノアルギニンによって逆 転したことを示す図である(3回投与)。
図9は、培養基中において、ラットの大動脈平滑筋細胞の亜硝酸塩産生をIL− 1が活性化することを示す図である。
図9Aは、IL−140ng/mL単独(白ヌキ丸)で、および、IFN−75 0ng/mlの存在下(白ヌキ三角)で、誘発した亜硝酸塩合成の経時変化を示 す図である。IL−1の不存在下ではI FN−γは亜硝酸塩の産生を誘発しな かった。IL−1、およびIL−1とIFN−γとによって亜硝酸塩の産生を刺 激し、培養基中にIL−1受容体拮抗剤(40ng / m L、黒い記号)を 滴下するといずれの場合も産生を抑制した。
図Bは、平滑筋細胞の亜硝酸産生がIL−1濃度依存性であることを示す図であ る。図中の点は、図中に示す濃度のIL−1単独(白ヌキ丸)、およびIL−1 とIFN−750ng/mL(白ヌキ三角)の存在下で29時間インキュベート して産生じた亜硝酸塩を示している。集密的平滑筋細胞単層を96ウエルのマイ クロタイタープレート(ウェル−個につき細胞60〜80X103個、n =  3〜4 )で増殖して亜硝酸塩の産生を行った。この場合の数値はすべて平均値 ±Sある種のサイトカインなどの生物学的反応モデファイアーの臨床試験の結果 、これらのモデファイアーを投与する際に、服用量を制限する主な毒性は、低血 圧であることが分かってきた。亜硝酸塩は酸化窒素から豊富に、自然に生成され る酸化産物で、アッセイが容易であり、従って本発明ではこれを利用して酸化窒 素産生の分析を行う。酸化窒素(No)は反応性が高い化合物で、培地中で自然 に硝酸塩と亜硝酸塩とに分解する。
IFN(100U/ml) は、 TNF (500U/m I ’)またはI L−1(IOU/ml)または内毒素(1μg / m I )のいずれかと組 み合わせて、ネズミの脳内皮細胞(MBEC)を誘発して、48時間以内に亜硝 酸塩を培地に蓄積する(15〜80μM)ようにさせることができるとの所見を 本発明者らは得た。
本発明はこの所見を実用化するものである。TNF、IL−1または内毒素単独 では最小量の亜硝酸塩類(1〜3μM)の産生しか誘発しないことも認められて いる。
前記化合物を投与すると生体内において低血圧症が発現するのは、内皮細胞が酸 化窒素などの血管活性因子を放出することが役割を果たしているとも考えられる 。本発明は、培養されているネズミの脳内皮細胞がサイトカイン類の各種組合せ に反応して酸化窒素を産生ずることと、および低血圧症と心臓血管虚脱の病理生 理学上の原因におそらく酸化窒素が役割を果たしていることとに関するものであ る。
本発明者らは、無アルギニン培地では、ネズミ脳内皮細胞がTNFやIFNに暴 露されることと、亜硝酸塩類の濃度の上昇とには関連がないことを見いだした。
ネズミ脳内皮細胞を培養している培地にL−アルギニンを添加すると、亜硝酸塩 濃度が用量依存性の上昇をすることも認められた。本発明者らはさらに、培養し ているマウス内皮細胞を免疫モジュレータ−と内毒素に暴露すると亜硝酸塩が蓄 積することを見いだした17゜本発明は、酸化窒素の合成を低下させることによ って、低血圧症ならびに敗血症性ショックを抑制または防止する方法に関する。
さらに詳しくは、この方法は、無アルギニン非経口製剤を投与することにより、 血清中のアルギニン濃度を低下させようとするものである。
アルギニンは酸化窒素を生成する基質であるから、血清アルギニン濃度が下がれ ば酸化窒素の合成も低下すると考えられる。最近にいたり、本発明者らは酸化窒 素がL−アルギニンから誘導されることを示した。
酸化窒素は低血圧症と敗血症性ショックの発症と結び付(強力な血管活性物質で ある。本発明によれば、アルギニンの血清濃度と酸化窒素の合成を制御すること によりこれら疾患を抑制予防することが提案される。
本発明においては、動物の血清アルギニン濃度をゼロにしたり、低下させること によって酸化窒素を減少させる。降圧効果を持たない非経口製剤のアルギニン含 量を0.1%以下におさえたものを動物に与えることによって、動物の血清アル ギニン濃度を低下させる。
本発明の製剤の特定実施態様においては、動物の尿素サイクルが必要とする基質 を補給するため、オルニチンとシトルリン、オルニチン単独またはシトルリン単 独を配合している。
本発明の説明において用いる「細胞増殖抑制性(cytostatic)Jなる 語は、活発な細胞分裂が行われていないことを特徴とする細胞の生理状態として 定義する。
従って、「細胞増殖抑制」状態の細胞培養物または細胞群では、活発に分裂して いない、つまり増殖が抑制されている(即ち、事実上細胞増殖していない)。
「抗降圧性(anti−hypotensive)Jおよび「非降圧性(non −hypotensive) Jなる語は、本発明の説明に使用する際は相互に 互換できるものとする。これらの語は、製剤の性格がアルギニン濃度を下げて血 清中のアルギニンを減らすことによって低血圧症の発症を抑えるものであること を示そうとするものである。
本発明において用いる[昇圧(pressor)j剤なる語は、動物に投与した とき血圧が上昇する薬剤を指す。 「昇圧」剤の例としてはフェニレフリンが挙 げられるが、他の昇圧剤でも本発明で説明する系で同様の効果を示すものと思わ れる。他の昇圧剤の例としては、ドーパミン、エピネフリン、ノルエピネフリン 、およびフェニレフリンが挙げられる。
本発明はさらに、敗血症性ショック、またはT N F。
IL−1あるいはIL−2などの化学療法剤による治療に伴う低血圧症を治療す るのに有用な独特の処方を提供する。本発明ではこの処方について各種の治療法 と製剤を説明するが、このうちには無アルギニン非経口製剤を投与することが挙 げられる。これは、先ずこの製剤を動物に投与し、同時にあるいはその後で酸化 窒素産生を抑制することができるアルギニン類縁物質によって治療を行うもので ある。酸化窒素産生を抑制できる薬剤としては、酸化窒素シンターゼを抑制する アルギニン類縁物質、およびNMA、NAA、NNAとこれらの混合物を挙げる ことができる。
ヒト組替えIL−1α(以下IL−1と言う、比活性は、リンパ球活性因子単位 で2xlO’/mg)は、大日本製薬株式会社製で、国立癌研究所(Natio nalCancer In5titute)から提供された。ヒト組替えIL− 1受容体拮抗剤は、シナ−ジエン社製(Synergen。
Co、 )で、これはヨーネル大学医学部外科学科(Department o f Surgery、 Cornell Llnversity Medica l ColCo11eのライル・モルダワ−(Lyre Moldawer)お よびステファン・ロウリ−(5tephen Lowry)両博士から提供され た。ラットのインターフェロンγは、アムジェン・バイオロジカルズ社(Amg en Biologicals、 Thousand 0aks、 CA )か ら入手した。
N1−メチル−L−アルギニン(NMA)およびNAAと塩酸塩は、グロスら( Gross et al、 、 1990) (旧ochem、 Biophy s、 Res、 Commun、、 170:96−103)およびコルビン( Corbin) (Anal、 Biochem、 、 57:310−312 )の報告に従って合成した。これら二つの文献はこの目的のために引用すること により特に本明細書の一部とする。生化学試薬は、特に別設の記載がない限り、 すべてシグマ・ケミカル社(Sigma Chemical Co、、 St。
Loujs、 !10)製である。細胞培養用の培地と試薬は、特に別設の記載 がない限り、ウィッチカー・バイオプロダクツ社(Whittaker Bio products、 Walkersville、 MD)製である。
マウスA375黒色腫細胞は、テキサス大学医学部アンダーソン癌センター(T he University of TexasM、 D、^nderson  Cancer Center)のE、フレイナーマン(E、 Kleinerm an)博士がら提供された。細胞は、ヘペス(tlEPEs)緩衝液(pH7, 4) 10 mMとウシ胎児血清10%を含むダルベツコ改良型イーグル培地( DulbecCOos modified Eagle medium)および ハムスピー12培地(Hals F−12medium)に保持した。すべての 組織培養試薬には、リムルス・アメポサイト試験(limulusameboc yte 、assay)で測定して、内毒素0.25 n g/m1を加えた。
ネズミDIOT細胞(Murine DIOTcells)はアメリカン・タイ プ・カルチュアー・コレクショ7 (Americaln Type Cu1t ure Co11ection、 Rockville、MD)から入手L f 、−0大動脈平滑筋細胞は、フィシャ−(Fischer) 344ラツトの雄 の成獣から大動脈を採取し、中間層の外植片を作って培養した。大動脈は無菌的 に採取し、管腔の内外表面を掻爬して外皮細胞と内皮細胞を取り除いた。中間片 をブリマリア(Primaria) 25 c m ’組織培養フラス] (B ecton−Dickinson、 Lincoln Park、 NJ)に付 着させて、増殖培地で湿気を与えながら細胞が出現するまで放置した。ウシ胎児 血清10%、ヘペス緩衝液(pt17.4) 25 mM、L−グルタミン2m M、内皮細胞増殖助剤40 u g / m I (Biomedical T echnologies、Inc、、 Stoughton、 MA)を培地1 99に含ませ、これを週二回前記培養物に添加した。初代培養が集密的になると 、トリプシン処理して継代を行い、外植片は捨てた。本発明の実験においては、 継代12〜14から細胞を取り、96ウエルのプレートに20,000個/ウェ ルの割合で接種、集密的となった細胞(6o。
000〜80,000個/ウェル)を使用した。これらの細胞は、丘と谷からな る形態を示す古典的なSMC表現を呈し、平滑筋アクチンで陽性の染色を示した 。
11土展lλ 96ウエルのマイクロタイタープレートに置いたラットの大動脈平滑筋細胞を、 3− (4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラ ゾリウムブロマイド(3−(4,5−dimethylthazol−2−yl )−2,5−diphenyltetrazolium bromide: M TT) 0 、2 m g / m +を含むRPMI−1640培地中で96 時間インキュベートし、これをハンクス液で洗い、ジメチルスルフオキシド10 0μlで可溶化した。細胞内でホルマザンに対してMTTが減少する量を、55 0nmの吸光度(ODsso)を測定して定量し、これを細胞呼吸の指標とした 。この検定方法は、クロスチルガードら(Klostergaard et a l、 (1987) )によって詳細に説明されている(J、Immunol、  Methods、 101:97−108)。この文献は、この目的のために 、引用することにより特に本明細書IL−1依存性のT細胞系であるネズミD1 0細胞を用いてIL−1のミトゲン活性を測定した。IL−1の存在下で細胞を 増殖させて、バクーシエら(Bak。
uche et al、、 (1987) )の報告(J、 Immunol、  、 138:4249−4255)に従って[3H]チミジンを組み入れてこ の増殖を分析した。この文献は、この目的のために、引用することにより特に本 明細書の一部とする。
IL−」b< −1,f、:、 II (7)」良シとA375腫瘍細胞をウェ ル当り6000個の密度で96ウエルのマイクロタイタープレートに置いて、I L−1が誘発する細胞毒性の試験を行った。−晩付着したままで放置した後、N AAまたはNMAの存在下、あるいは不存在下でIL−1(3〜300ng/m l)を添加した。細胞を3日間インキュベートし、その後2時間「3H]チミジ ンを添加した(ウェル当り1μC1)。細胞を採取して、グラスファイバー製の ディスク (PHD Ce1l Harvester; Cambridge  Technology、 In(、、Waterton、 MA)に入れた。皿 は一晩自然乾燥し、放射能を1900TRモデルのシンチレーションカウンター (Packard Instrument Division、 Downer s Gr。
ve、 IL)で測定した。
王」L筋−藍盈皮j −ムJの−と ラット大動脈平滑筋細胞をRPMI−1640培地と共にインキュベートした。
この培地には、子ウシ血清10%、ヘペス緩衝液(pH7,4) 25 m M l グルタミン2mM1 フンギシン80U/ml、さらに図の註に示す濃度の IL−1、IFN−γおよび各種の阻害剤を含有させた。96ウエルのマイクロ タイタープレートの読取り器にあわせた標準グリース検定(5tandardG riess assey)”により、所望の時期に培養液中の亜硝酸塩濃度を測 定した。グリース検定法について、グロスら(Gross et al、 (1 991)) s7の詳細な説明があるが、この文献は、この目的のために、引用 することにより特に本明細書の一部とする。このようにしておいて、グリース試 薬(スルファニル酸0.5%、ナフタレンジアミン0.05%、リン酸2.5% )100μLを等量の培養液に加え、OD6.。を測定して、亜硝酸塩濃度の標 準曲線を作図した。細胞の不存在下でインキュベートした培地のバックグラウン ド0D5−oは、実験値からラット大動脈平滑筋細胞をRPMI−1640培地 と共にインキュベートした。この培地には、子ウシ血清10%、へペス緩衝液( pH7,4) 25 m M、グルタミン2mM、ペニシリン80μg / m  I、ストレプトマイシン80μg / m I、フンギシン2μg / m  I、リポ多糖(Escherichia coli 0111:B4) 30  u g / m Lおよび500/mlのIFN−γを含有させた。24時間後 細胞を採取し、前記のグロスらの論文(1991)41と同様にして細胞質ゾル を調製した。細胞質ゾルの酸化窒素シンターゼ活性を前述のFe2′″ミオグロ ビン法により検定した。
IL−1が0 したイヌの氏 圧症の1マイクロフイラリア(m1crofil aria)がなく、体重各々25〜28kgの雑種の健康なイヌを用いて実験を 行った。プロトコルはすべて、テキサス大学動物福祉委員会(The Univ ersity of Texas Animal WelfareCo+++m 1ttee)によって承認されており、また動物の管理モ「実験動物の管理使用 指針J (Guide for the Care and Use of L aboratory Animals (Department ofHeal th、 Education and Welfare、 Guide for  the Care and Use of Laboratory Anim als Pub、No、78−23゜Washington、 DC,Heal th Department (1978) )に定めているすべての基準を満 足していた。イヌを一晩断食させた後、ベンドパルビタール(25mg/kg1 静注)で麻酔、口腔気管的にインキュベートし、動物用レスビレ−ター(Har vard Apparatus、 5outh Natick、 M^)により 換気を行った。このレスビレ−ターは、大気を用い、15 m l / k g の一回換気量で、毎分14回の呼吸速度で、通常のpHとCo2圧に調整した。
カテーテルを経皮的に大腿動脈に接続し、流れ方向熱希釈カテーテル(flow −directed thera+odilution catheter)を 頚静脈を通して挿入し、遠位の開口部が肺動脈中に入る位置に置いた。平均動脈 圧(MAP)、心拍数、心拍出量および全身血管抵抗を、キルボーンら(K11 bourn et al、 (1990) Biochei、 Biophys 、 Res、 Commun、。
172:1132〜1138)の報告と同様にして測定した。この文献は、引用 することにより本明細書の一部とする。
本発明で説明する各種の治療方法において、低血圧症を典型的な合併症とする各 種疾患を治療する新規な、より効果的な方法を提供する。例えば、低血圧症は特 色として敗血症患者とある種の化学療法剤(TNF。
インターロイキン11 インターロイキン2)を服用する患者に発現する。無ア ルギニン非経口製剤と、坑内毒素抗体、抗腫瘍壊死因子抗体、および/またはイ ンターロイキン1受容体拮抗剤との創意的な組合せにより、生命を脅かす低血圧 症を発現することなく動物に化学療法剤を使用することができる。
組替えIL−1やTNFは、アムジエン社(Aa+gen。
Thousand 0aks、 Ca1ifornia)から入手することがで きる。これら抗原に標準的な免疫法を適用して、これたの抗原に対するポリクロ ナール抗体を得ることができる。一方、免疫動物から牌臓その他の組織をとり、 無限増殖性細胞系(immortal cell 1ine)と融合させてハイ ブリドーマ細胞系を作ることができる。ハイブリドーマから各抗原に特異的なモ ノクロナール抗体を得ることができる。
全身性敗血症を持つ患者あるいは動物におけるなどの低血圧症を治療する本発明 の詳細な説明において、つぎの症状のモニターを実施する。すなわち、熱または 低体温症(体温が38.3℃[101’F]より高い、または、35.6℃[9 6°F]未満)、頻脈(β遮断の不存在下で、拍動毎分が90回を越える)およ び頻呼吸(呼吸数が毎分20回を越えるか、または機械的換気が必要である)や 、さらに、つぎの二つのうちのいずれか、即ち低血圧症[収縮期血圧≦90 m  m Hg、あるいは、適当な液体投与(adequate fluid ch allenge)下および抗昇圧剤の不存在下において収縮期血圧が連続して4 0mmt(g以上下がる状態]、または、全身毒性あるいは過少潅流(t+yp operfusion)を示す次の6つの徴候のうちの二つの徴候、すなわち、 説明できない代謝性アシド−シス(pH≦7.3とリットル当り〉5ミリモルの 塩基不足、または血漿乳酸塩濃度が上昇する)、動脈性低酸素血症(酸素分圧≦ 75mmHgまたは呼息酸素分画に対する酸素分圧の比が〈250)、急性腎不 全(1時間当り体重1kgにつき、腎排泄量05m1以下)、プロトロンビンま たは部分トロンボプラスチン時間の増加(elevated prothrom bin or partial−thromboplastin time)、 あるいは血小板数が基線値の半分以下または1 mm3当り100,000個以 下に減少すること、精神明瞭度が急に低下すること、および800ダイン秒/  c m S以下の全身性血管抵抗を伴う4リットル/分/m2以上の心係数。
本発明はある程度の特異性をもって説明されており、従って以下に述べる開示に より多くの代案、改良および変造が可能であることは当業者にとって明白である 。
従ってこのような代案、改良および変造はすべて、本発明の精神と範囲にはいる ものとして、本発明の請求の範囲に含めるものとする。
本発明の最良の実施態様と有用性を次の実施例により説明するが、特にその旨を 述べている場合を除き、この実施例をもって本発明の請求の範囲を限定するもの と解釈してはならない。
実」1医」2 アルギニン と の相 、 本実施例により、血漿アルギニン濃度と血圧との相関関係を説明する。詳しくは 、内毒素で処理した動物では、血漿アルギニン濃度が下がると、血圧が上昇する 相関関係を証明する。
本実施例はさらに、酸化窒素合成を防止または低下させることによって血圧を上 昇させる、無アルギニンまたは低アルギニン含量の非経口製剤を使用する効用を 証明する。本発明はさらに、無アルギニン非経口製剤と、アルギニン類縁物質で あるNMAS NAA、NNAやその合剤などの酸化窒素シンターゼ阻害剤とを 動物に連続使用し、しかもこの場合アルギニン生理濃度が正常値以上の動物が必 要とするよりもはるかに低い用量のアルギニン類縁物質を用いることによって、 両成分の抗降圧効果を増幅させる方法を提供する。生体内でNAAその他の酸化 窒素阻害剤を単独で用いる場合の昇圧効果についてもこの開示中で説明する。こ の方法により、サイトカインが誘発する低血圧症や敗血症性ショックの典型的な 随伴症状である生命を脅かすほどの低血圧の発現を防止したり、軽減することが できる。この方法により、低血圧症や敗血症性ショックの典型的な随伴症状であ る生命を脅かすほどの低血圧の発現を防止したり、軽減することができる。
酵素のアルギナーゼを用いてスプラグ・ドーリ一種(Spraque−Dawl y)のラット(ラット1匹当りの体重=250〜300 gm)の血漿アルギニ ン濃度を低下させた。アルギナーゼは、L−アルギニンを不可逆的にL−オルニ チン+尿素に転換する酵素である。ラットはエチルエーテルで麻酔を施して、シ ラプレーとチルデン(Shiply and Ti1den) ”の方法により 脳を髄を穿刺した。血圧の神経学的制御を避けるため、脳を髄の穿刺はこの実験 の開始前に実施した。
アルギナーゼは滅菌食塩水(10001,U、 / ml)に溶解し、3001 .U、/m i nの速度で20分間静脈内に注入した。11.U、は、1分に つきアルギニン1μm01を生成物に転換するのに必要なアルギナーゼの量を言 う。既に報告されている12のと同様にして、頚動脈にカテーテルを埋め込み、 これに圧変換器を接続して血圧を測定した。
11Ly”F’二之1遣 内毒素(15mg/kg、腹腔内)に暴露した穿刺ラットと暴露しない穿刺ラッ トの両方に前記で略述した用量のアルギナーゼを投与したが、数分以内に血漿ア ルギニン濃度は150μMから≦4μMに下がった。
アルギナーゼの注入をやめた徒歩なくとも1時間濃度≦4μMの血漿アルギニン が続いた。
m星考jユ」」血圧の み − 血圧読み取りのため、先ず各ラットの気管を切開し、人工的に大気を呼吸させた 。各ラットとも左側縁頚動脈にカニユーレを挿入、スタツサム圧力変換器(St atham pressure tranducer、 Hato Rey、  Puerto Rico)で血圧を測定して、フィジオグラム(Grass I nstruments、 Quicy MA)に表示した。心拍数はリードm心 電図から測定した。
ラットは2群に分けて試験を行った。1群は「コントロール」群で、内毒素を投 与しなかった。 「コントロール」群の血圧は、アルギナーゼ投与前1回、アル ギナーゼ投与後1回と、時期を変えて合計2回測定した。
もう1群は内毒素群で、この群のラットには内毒素15mg/体重kgを単回投 与した。投与時期はこの後に続くアルギナーゼ処理の少なくとも6時間前に行っ た。両群のすべてのラットの血圧は、アルギナーゼ投与前1回、アルギナーゼ投 与後1回と、時期を変えて合計2回測定した。
この実施例の実験結果を表1に示す。
表1 血漿アルギナーゼの減少が血圧に与える影響コントロールの脳を髄穿刺ラット4 匹の血圧は、61.60.60.58mmHgであった(平均58.8±1.3 mmHg)(表1参照)。アルギナーゼ投与後の血圧は、2匹では変化がなく、 他の2匹では各々4および10mmHg上昇した(平均3.5±4.7mmHg で統計的には有意ではながった)。
静注によりリボ多糖(内毒素)15mg/kgを与えた5匹のラットの6時間後 の血圧は、36.34.28.32.36mmHg(平均33.企±3 、3  m mHg、表1参照)であった。内毒素処理ラットはコントロールと比較して 、明かに低血圧であることに注意されたい。
アルギナーゼ投与後、内毒素処理ラットの血圧は、8.6.0.4.8mmHg  (平均5.2±3.3mmHg)上昇した。内毒素処理の脳を髄穿刺ラットに アルギナーゼを投与した場合の血圧は、平均15.7%上昇した(統計的に有意 、p<0.05)。
この実験を総括すると、血漿アルギニン濃度を下げた場合、コントロールラット の血圧には顕著な効果はなかったが、内毒素ラットの血圧では顕著な効果が認め られた。コントロールラットに明白な効果がながったのは、コントロールラット の酸化窒素生成の速度が遅く、外因性(つまり、血漿)アルギニンの必要がなか ったことによるとも考えられる。従って、このような動物では、血漿アルギニン 濃度を降下させても、酸化窒素生成の制限要因とはならないのである。
これとは対照的に、内毒素ラットの酸化窒素生成の速度は、コントロール(非内 毒素ラット)よりもはるかに早いため、低血圧症が発現する。この内毒素ラット では、酸化窒素を作る細胞は血漿から余分のアルギニンを得なくてはならない。
内毒素ラットの血漿アルギニンが非常に少量である場合(すなわち、アルギナー ゼ投与後)、血管壁に結び付いた細胞(すなわち、内皮細胞)が異常な速度で酸 化窒素を合成するのを支える充分なアルギニンがないことになる。このようにし て、酸化窒素濃度を下げると、同時にラットの血管系の血圧低下の程度を少なく することになる。従って、血清アルギニン濃度の低下を利用して、低血圧症動物 の血圧を上昇させることができる。
無アルギニンTPN溶液、または血漿アルギニン濃度を充分に減らし、酸化窒素 の合成が、例えばアルギニン約4μM以下(つまり、血清アルギニン4nM/m l)になるように充分に低いアルギニン濃度の溶液を用いることにより、動物の 低血圧症、特に敗血症性ショックに伴う低血圧症の予防と治療に、アルギナーゼ 投与に匹敵する有益な効果があると期待されている。
え五五ユ おアルギニン と 4旦亙超」 る ・、との相 、 本実施例により、内毒素で処理したラットの生体内において血漿アルギニン濃度 を低下させ−ることと、「昇圧」剤に対する反応が増加することとの相関関係を 説明する。
ラットには、実施例1と同様にして脳を髄穿刺を行った。血圧測定は実施例1と 同様にして実施した。アルギナーゼは実施例1の方法により調製した。
左右両側の頚静脈にカニユーレを挿入して薬剤投与用とした。左側頚部はフェニ レフリンの一括投与に用い、右側頚部はアルギナーゼの連続注入に使用した。
両群(コントロール群と内毒素群)のラットにはすべて、0,3.1.0.2. 0、および6.Oug/kgの用量でフェニレフリンを連続投与した。
この実施例の試験結果を表2に示す。
表2 アルギナーゼと内毒素の血圧に対する影響この実施例は、脳を髄穿刺ラットにお いて、フェニレフリンに反応する平均収縮期血圧に対して内毒素とアルギナーゼ がどのような効果を示すかを示している。
内毒素(15mg/体重kg)は実験開始6時間前に静注により投与した。アル ギナーゼは(3001,U。
7分、20分間)、 「アルギナーゼなし」の測定完了後、各ラットに静脈内投 与した。
表2は各ラットについて示している用量でフェニレフリンを投与したことによる 最大の昇圧(「生データ」)を示している。データが対になっていることに注意 されたい。これは各ラットとも、最初にアルギナーゼなしの試験(フェニレフリ ン03.1.0.2,0、および6.Oug/kg、連続投与)を行い、その後 アルギナーゼ処理を終えてから同一の用量と順序でフェニレフリンの再試験を実 施したからであるう この表の第1行目のデータ見ると、コントロールラット4 匹の各々は、フェニレフリン03μg/kgを投与されている。
第1のコントロールラットの血圧は、アルギナーゼなしでは16mmHgであっ たが、アルギナーゼ投与後(「アルギナーゼあり」)では4mmHgでしかなか った。第2、第3および第4のラットの血圧増加は、アルギナーゼ前てはそれぞ れ14.32および9で、アルギナーゼ後ではそれぞれ9.20および10であ った。
表2のデータは、内毒素ラットをアルギナーゼて処理して血漿アルギニン濃度を 下げると、 「昇圧」剤(フェニレフリンなどの)に対する反応が向上し、この 場合内毒素ラットとコントロールラットに同一用量の昇圧剤を投与すると昇圧の 差が小さくなっていることを示している。さらに、内毒素ラットをアルギナーゼ で前処理をすると、アルギナーゼを投与しない内毒素ラットの昇圧反応と比較し て、 「昇圧」効果が向上する(血圧上昇が統計的に大きくなる)(表2参照) 。
内毒素は、正常な昇圧反応(すなわち、血圧の上昇)を示そうとする動物の能力 を減殺してしまう。コントロールラットと内毒素ラットについて、フェニレフリ ン各用量の「アルギナーゼなし」データを比較されたい(表2)。このことは、 内毒素ラットがアルギニンから多量の酸化窒素を作り、このため低血圧症が発症 し、フェニレフリンに対する反応が鈍くなることが原因となっている。
アルギナーゼを投与すると、フェニレフリンなどの昇圧剤に対する昇圧反応が向 上する。アルギナーゼを投与しなかった時にはコントロールラットと内毒素ラッ トとの間に大きな差があった(反応性が大きく喪失したことをしめず)のに較べ て、アルギナーゼを投与したときのコントロールラットと内毒素ラットの差は小 さくなっていた(反応性の喪失が小さいことを示す)。
例えば、アルギナーゼを与えないラットに(すなわち、血清アルギニン濃度が高 い)フェニレフリン6μg/kgを投与すると、フェニレフリンに対する昇圧反 応は、コントロールラットでは93.0±10.3mmHg(薬理的に有用な昇 圧反応)、内毒素ラットでは33.7±9.6mmHg (貧弱な昇圧反応)、 その差は59.3mmHgであった。これと対照的に、ラットにアルギナーゼを 与えてから同一用量のフェニレフリンを投与すると、コントロールラットと内毒 素ラットの昇圧反応はそれぞれ79.8±13 、4 m m Hgおよび48 .5±7 、6 m m Hgで、差は31.3mmHgにすぎなかった。つま り、アルギナーゼによって血漿アルギニンを減少させるとフェニレフリンなどの 昇圧剤に対する「正常」 (昇圧)反応を顕著に回復する。
本実施例のデータは、低血圧症、特に内毒素症の動物の低血圧症が、この動物の 血清アルギニン濃度を操作することによってコントロールできることを証明して いる。血清アルギニン濃度は、アルギナーゼの投与によってコントロールするよ うに、部分的ではあるが動物の栄養によってコントロールすることもできる。
従って、本実施例のデータから、アルギニンが低濃度(低降圧または抗降圧性と なる程度に)あるいは存在しない栄養補給法を動物に対して継続することにより 、低血圧症(血圧が低い)を治療するメカニズムが可能となる。この技術を利用 して、さらに低血圧症のおそれがある患者にTPN製剤の単独投与、あるいは昇 圧剤またはNMA、NNAなどの酸化窒素阻害剤の1っとの併用投与、あるいは 本実施例で説明した併用投与により発症を予防することもできる。
本実施例において、本発明の抗降圧性(anti−hypotensive)T  P N製剤の定義を行う。
抗降圧性TPN製剤は、低血圧症患者、あるいは低血圧または全身性ショックの おそれある患者に非経口的に投与する無菌の、発熱物質がない、安定な溶液であ る。純粋の結晶アミノ酸類を次の濃度になるようにグルコース溶液(5%〜20 %)に溶解して2倍濃度のTPNまたは最終側形のTPN製剤を調製する。
表3 2倍濃縮物 最終濃度 LLLIIM m 100m1 4” lイソロイシン 600−800 3− 40インシン 800−1200 4−6パリン 600−800 3−4 フエニルアラニン 200−400 1−2メチオニン 200−400 1− 2 リシン 600−800 3−4 ヒスチジン 200−400 1−2 トレオニン 400−600 2−3 トリプトフアン +00−300 0.5−1.5チロシン 50−150 0 .25−0.75アラニン 1100−1000 4−5アスパラギン酸 40 0−600 2−3グリシン 800−1000 4−5 プロリン 600−800 3−4 セリン 200−400 1−2 栄養補給処方として好ましいTPN製剤の濃度を得るためには、2倍濃度(表3 で定める)の500m1と、デキストロース溶液500m1とを混合して、最終 剤形1リットルとする(すなわち、2倍濃度のアミノ酸類500ccとデキスト ロース溶液500cc)。
最も好ましくは、デキストロース溶液に、生理的に許容し得る濃度のビタミン類 とミネラル類を配合する。
本方法のTPHには、グルタミン酸(400〜600 m g / 2倍濃度1 00m1、または2〜3g/最終濃度最終語よび/またはタウリン(50〜10 0mg/2倍濃度100m1、または0.25〜0.5 g/最終濃度1)を加 えてもよい。
この溶液を濾過により滅菌して、適当な静注液用容器に充填する。投与に際して は、等量の滅菌グルコース溶液で希釈して所望の投与濃度とする。このようにし て得た投与用TPNは冷蔵保存する。患者には静脈内投与(1,V、 )する。
TPN液のpHは、生理的に許容し得るpHである7 0〜7.4に調整してお かなければならない。この製剤は無アルギニンである。
実111 イ氏アルギニン 庁の几 fE111 低血圧症患者、あるいは低血圧または敗血症性ショックのおそれある患者に用い るアミノ酸類製剤にアルギニンを加えたいと所望する際は、実施例3で述べた製 剤にアルギニンを補って、用いることができる。アルギニンは製剤の最終濃度に 対して0.1重量%以下(投与用TPN液1リットル当りアルギニン約1g)と する。必須および非必須アミノ酸類(ロイシン、イソロイシン、バリン、フェニ ラミン、リジン、バリン、イソロイシン、トレオニン、トリプトファン、ヒスチ ジン、チロシン、アラニン、グリシン、プロリンおよびセリン)は同一の含量を 用い、同一の方法で調製する。
実質的に無アルギニンのアミノ酸類製剤にオルニチンとシトルリンを加えて、低 血圧症または敗血症性ショックのおそれある患者あるいはTNF (腫瘍壊死因 子)などこれらの疾患の原因となる薬剤を服用している患者らに使用したいと所 望する際は、実施例3で述べた製剤にオルニチンとシトルリンを補って使用する ことができる。
オルニチンは、投与用TPN液1リットル当り約1〜2グラム(オルニチン0. 1重量%〜0.2重量%)を添加する。シトルリンは、投与用TPN液1リット ル当り約1グラム(シトルリン約0.1重量%)を添加する。実施例3と同一の アミノ酸類の含量を用い、同一の方法により溶液を調製する。この抗降圧製剤は 無アルギニンである。
1凰1 儂111L EE 1」1敗」〔症]しり」しん汐ユを訓し絆J二1ml上つL 法本予期例において、特定の無アルギニンまたは低アルギニン濃度の製剤を使用 して、低血圧症や敗血症性ショックが発症するおそれある患者、あるいは非経口 的栄養補給を必要とする患者や低血圧症や敗血症性ショックが既に発症している 患者を治療する方法を提供する。
本予期例で提案する製剤と方法は、全非経口栄養補給を必要とし、且つ免疫モジ ュレータ−を服用している患者の臨床管理に最も特異的に使用することができる 。 「免疫モジュレータ−」の例としては、インターフェロン、インターロイキ ン2および腫瘍壊死因子が挙げられる。
免疫モジュレータ−として認められている物質の多くは、抗癌化学療法剤として 用いられている。従って、本予期例で説明する方法は、非経口栄養補給を連続使 用し、且つ免疫調節作用をもつ化学療法剤を服用している轡、者の臨床管理に有 効であることが予想される。
本発明によれば、アミノ酸類の混合物を薬学的に許容し得る希釈剤に溶解してい る非降圧剤を動物に投与することよりなる、動物の酸化窒素生成が昂進すること に起因する全身性低血圧症の予防治療方法が提供される。この方法の最良の実施 態様では、製剤は実質的に無アルギニンである。低アルギニン濃度の非降圧剤は 、本発明の他の実施態様で使用することができる。
この製剤は、動物が生理的に許容し得る血圧を持ち、且つこれを持続するまで、 患者に投与を続ける。ヒトの場合、生理的に許容し得る収縮期血圧は約100m m Hgである。
より詳しくは、本発明の方法としては、アミノ酸類の混合物からなり、且つ実質 的に無アルギニンまたは低アルギニ、ン濃度の(約0.001%〜約0.196 )製剤を挙げることができる。この製剤は、患者に静脈内投与する高栄養(全非 経口栄養剤)溶液として生理的に許容し得るものでなくてはならない。
本予期例の方法の製剤および必要に特異的に適合させた製剤の、最も好ましいア ミノ酸類混合物の濃度範囲を表4に示す。最も好ましくは、このような製剤に表 4の濃度を含有させることが提案される。
表4 匪?旦mソυましいアミ の イソロイシン 約3−4g/ +(0,3−0,4%)ロイジノ 約4−6g/  l(0,4−0,6%)リノン 約3−4g/ ](0,3−0,4%)メチ オニン 約1−2g/l(0、l−0,2%)フェニルアラニン 約1−2g/ l(0,1−0,2%)トレオニン 約2−3g/ l(0,2−0,3%)ト リプトファン 約0.5−1.5g/ 1(0,05−0,15%)バリン 約 3−4g/ 1(0,3−0,4%)アラニン 約4−5g/ +(0,4−0 ,5%)ヒスチジン 約1−2g/l(0,1−0,2%)プロリン 約3−4 g/ +(0,3−0,4%)セリン 約1−2g/ l(0,l−0,2%) チロシン 約0.25−0.75g/+(0,025−0,075%)グリシン  約4−5g/ l(0,4−0,5%)アスパラギン酸 約2−3g/ l( 0,2−0,3%)この製剤にはオルニチンを含有させてもよい。オルニチンを 特定製剤に配合する場合、その濃度は投与用TPN液に対し7て約1〜2グラム 、/1 (オルニチン約01〜02%)とする。
非経口製剤の場合、この混合物を生理的に弁径]」投与が可能であるように調整 しなければならない。
本予期例の非降圧非経口栄養のもう一つの製剤として、低血圧症動物の酸化窒素 産生に必要な基質を充分に(jえない低アルギニン濃度であるものがある。本発 明において、これを目的とする低アルギニン濃度とは、慝昔投5用栄養補給製剤 に対してアルギニン約01%またはそれ以下とする。最も好ましくは、製剤中に 約0.01%〜0106のアルギニンを含有する。
本発明のさらに他の最良の実施態様は、実質的に無アルギニンである。実質的に 無アルギニンである特定の実施態様の−においては、アミノ酸であるオルニチン およびシトルリンが配合されている。オルニチンとントルリンは動物が必要とし ている尿素サイクルの基質となるものである。製剤に含まれるオルニチンとシト ルリンの最も好ましい含量は、オルニチン約01〜0.206(すなわち、1〜 2g/l)およびシトルリン約Q、196(すなわち、Ig/l)である。
アミノ酸類混合物の無アルギニン製剤 2倍濃縮物 最終栄養補給 り旦ul ニー1乙jporr己ユ 1駈工り乙LLインロイ、/ン 600  3 0イン7 1.0005 リシン 1.000 5 メチオニン 200 + フェニルアラニン 300 1.5 トレオニン 400 2 トリプトフア/200 1 バリン 5+I0 2.5 アラニン 900 4. 5 ヒスチジン 300 1.5 プロリン 700 3.5 セリン 400 2.0 チロシン 450 2.0 グリシ/800 4. 0 アスパラギン酸 600 3 オルニシン 400 2 前記製剤について述べたオルニチン含量を省いて、代わりに濃度約2g/lのシ トルリンで置き換えることができる。アミノ酸類濃縮物(2倍の)は、例えばグ ルコース溶液などの薬学的に許容し得る希釈剤と1対1の比率(デキストロース 溶液1部に対してアミノ酸類1部)で混合する。さらに、微量成分、ビタミン助 剤、および必須塩(Na”、K′″、PO4−1Ca”、Mg”)を添加しても よい。
低血圧症の治療予防法の一部をなす抗降圧製剤は、医学専門家に知られている非 経口法により、非経口栄養製剤として投与することができる。
本発明の方法を実施するに当たっては、無アルギニン製剤の投与をやめる時点を 生理基準に従って決定しなくてはならない。例えば、患者が生理的に許容し得る 水準に達する時期を測定する収縮期血圧をモニターを実施しておく。そして、正 常な収縮期血圧を回復したら、これもって酸化窒素産生が減少し、末梢血管抵抗 または動脈圧が大きく低下する危険が去ったと判断する。
本発明の一般的な定義として、低血圧(血圧が低い)とはヒト成人の収縮期血圧 が約100mmHg以下であることを言う。生理的に許容し得るヒト成人の収縮 期血圧とは少なくとも約100mmHgの収縮期血圧をいう40゜ これまでに、標準的なTPN製剤を投与すると、血清アルギニン濃度が上昇する ことが観察されていた41゜従って、本発明者らはTPN製剤から成分としての アルギニンを取り除き、無アルギニンTPN製剤を患者に服用させて、同様の疾 患を持ち標準的なTPN製剤を投与されている患者と比較して、血清アルギニン 濃度を顕著に減少させることを提案する。アルギニン約0106以上を含有する 標準的なのTPN製剤では、降圧剤としての効果はない。
夾1■引ユ IL−1に起 る出血 症に・ る 化 NAAの生 本実施例は、NAA (N“−アミノ−L−アルギニン)その他の窒素類縁物質 の、特にサイトカインに起因する低血圧を昇圧する有用性を立証する。
IL−1に起 る氏 圧 に・ るNAAのl′1表6に要約し、且つ図1に図 示しているように、イヌ(n=4)に麻酔を施し、IL−1(50μg/kg) を与えたところ、進行性のやや重篤な低血圧症が発症し、3時間以内に平均動脈 圧が基線の111±7mmHgから80±2mmHgに降下した。このいし−1 が誘発した低血圧はNAA(20mg/kg、88μmol/kg)を静脈内に 単回の一括投与することにより急速に逆転した。平均動脈圧は46±9mmHg  (58%)から125±3mmHHに上昇した。
すべてのイヌにおいて、NAA投与投与量均動脈血圧は、IL−1投与前の平均 動脈圧の基線より著しく高かった(上昇の平均=143±7.7mmHg)。I L−1を与えなかったコントロールのイヌにNAAを投与してところ、平均動脈 圧の基線を超える昇圧が認められた。平均動脈圧は平均20.1±3.8mmH g上昇したが、この値はIL−1を投与したイヌ(n=0.254)に認められ た基線を超える昇圧と著しく異なるものではなかった。従って、IL−1投与し て低血圧にさせていたイヌの方により大きなNAA効果が認められたが、NAA 投与投与量終平均動脈圧はコントロールのイヌも、IL−1で処理したイヌも同 様であった。
IL−1で処理したイヌとコントロールのイヌのいずれにおいても、NAA昇圧 効果の特異性としてL−アルギニンによって急速に、且つ完全に逆転することが 挙げられる(400mg/kg、2.3mmol/kg)。アルギニン投与後I L−1で処理したイヌの平均動脈圧は66±27mmHgであったが、これはコ ントロールのイヌでは実質的に基線の水準であった。
本発明者らは、さらにIL−1その他のサイトカイン(例えば、TNFやIL− 2)を対象とする実験を行い、L−アルギニンの不存在下におけるNAA昇圧効 果の持続時間を測定した。サイトカインで処理したイヌにNAA (20mg/ kg)を1回注射したところ、最高約60分以内平均動脈圧が基線またはより高 い水準に維持されたことが認められた。NAA (20mg/k g)の第2回 、第3回注射では、効果はより長く持続し、生理的に許容し得る平均動脈圧を最 高7時間にわたって読み取ることができた(図8)。
IL−1が媒介した低血圧症の血管拡張の中心的な要因の例として、平均動脈圧 が下降したときに、全身血管抵抗も33.5%低下したことが挙げられる(表6 )。
NAA投与後平均動脈圧の回復に並行して全身血管抵抗も上昇した。NAA注射 後、イヌの個体間に著しい差異を認めたが、全身血管抵抗値は基線より平均43 %高った。IL−1で処理したイヌにアルギニンを投与したところ、すべてのイ ヌの全身血管抵抗にがなりの低下が認められた(平均低下=61%)。コントロ ールのイヌにおいても、NAAの昇圧効果は全身血管抵抗と関連していた。
NAA単独で処理したイヌでは、心拍出量が29.296減少したことが認めら れた(n=0.046)。その後L−アルギニンを投与したところ、この減少は 完全に逆転した(図6)。IL−1処理のイヌでは、心拍出量は若干の増加が見 られたが顕著なものではなかった(n=0.371)。NAA投与投与量拍出量 は、IL−1投与後と比較して25.2%低かった(n=0゜037)。しかし ながら、統計的には、この値は心拍出量の基線とほとんど同じであった(1.9 3対2.25L/分、n=0.204)。これらの変化はL−アルギニンの投与 によって逆転した(図6)。心拍数が著しく変化させた化合物は1つもなかった 。
イヌの酸化窒素シンターゼ押切 本イヌは麻酔を施して上述の処理を行った。初期ノ意ラメ−ターは一定値(基線 )l:なるまでモニターした。コノトロールのイヌにはN八人(20mg/kg )を30秒力)けて単回、一括投与した。平均動脈圧が少なくとも20分間安定 した後L−アルギニン(40°mg/kg)を投与した。IL−1処理のイヌに はIL−1(50μg/kg)を3分間か1すて静注し、連続モニターした。r lL−1後」の値は、NAA投与直前平均動脈圧が最低点1こ違したときの値で ある。血圧はNΔΔ投与後数分で回復した。「NAA後」の値ζtN八八へ人与 後10分の値である。L−アルギニン(400mg/kg)は5分間力\けて投 与し、lO分後生!!I!測定を行った。上述のデータは、平均土桿準偏差であ る。
実IJI旦 生」本JLは」■aN M M八−と T N F−1:l−一起ユ因二す一五」1遣り圧」[pしブニ獣2Lj本実施 例は、NMMAなどの酸化窒素阻害剤が生体内で低血圧症を抑制する有用性を立 証する。詳しくは、イヌにTNFを投与して低血圧症を起こし、続いてNMMA を投与してこの低血圧をブロックすることができることを立証する。さらに、こ の血圧の上昇はアルギニンの投与によって逆転できることを証明する。NMMA の遊離塩基は次のような構造になっている。
OOH 82N CH Ht  H2 H C=NH 畷 H ■ Hs さらに、この低血圧症の抑制は、過剰のアルギニンを投与すると逆転する。これ らの試験結果は、TNFが低血圧症を誘発し、酸化窒素がこれに介入することを 示している。さらに、酸化窒素合成の活性化は敗血症性ショックの病因と関連し ている可能性もある。また、この実験では、TNFで処理した動物に予めNMM Aを投与して正常血圧にし、これにアルギニンを与えると昇圧作用を示すことを 証明する。
比活性2X10’単位/ m gのヒト組替えTNFを日本の東京都大日本化学 株式会社(Dainippon Chemical Corporation、  Tokyo、Japan)から入手した。TNFは、1oμg/kgをイヌア ルブミン17mg/m1を含むリン酸塩緩衝液10m1中に溶解して投与した。
NMMAは、コルビンおよびレポーター(Corbi口and Reporte r、 Anal、 Biochem、 57:310−312. 1974)の 方法の改良法により調製した。この文献はこの目的のために引用することにより 特に本明細書の1部とする。NMMAは、用量20+ηg/k gをリン酸塩緩 衝食塩水5mlに溶解し、投与用とした。アルギニンはシグマ・ケミカル社(S igma Chemical Company、 St。
Louis、Mo’)から入手した。
実)(−物 雄2匹雌2匹合計4匹、体重28〜30kgの雑種のイヌを実験動物とした。こ れらのイヌはアメリカ実験動物承認協会(へmerican As5ociat ion for Accreditati、on of Laboratory ^nimals [DHEW(D)In2) publication No、  (NIH) 78−23. revised、 1978] )の勧告に従っ て管理した。実験の当日、イヌを一晩断食させ、フエノバルビタール(25m  g / k g )で麻酔を施した。#10fr、気管内チューブを経口的に挿 入し、バーバード・ポンプ・ベンチレーター(Harvard pumpven tNator)を取り付け、呼吸速度毎分14回、1回換気量15 m l /  k gで換気した。実験の日において、動脈線を経皮的に大腿動脈に接続した 。
緊張型圧力計(strain gauge manometer、 Hewle tt−Packard model 1290A)を使用するヒユーレットパラ カード・レコーディングシステム(Hewlett−Packard reco rding system model 7758B)を動脈線に接続し、平均 (エレクトロニック)および反応時期ごとの全身動脈圧(5AP)を連続記録し た。心拍数(HR)はEKGの自動記録から測定して、ヒユーレットパラカード ・レコーディングシステムに連続記録した。オキシヘモグロビンの飽和(SaO 2)は脈拍酸素計(BIOX 111. Bouler、 Co)によって測定 した。ラブマスターADコンバータ(Lab Master analog−t o−digital convertor、16チヤンネル、 12ビツト、3 0 k Hz、5cientificSolutions、 Inc、 )を用 いて55Hzでサンプリング、6秒毎の平均を磁気ディスクに記録することによ り、全身動脈圧、心拍数、オキシヘモグロビン飽和の連続時系列記録を実施した 。
NMMAによってTNFの投与に起因する低血圧症が逆転するのが認められた( 図3)。NMMAの昇圧効果は急速に発現するが(2分以内)、過剰のし一アル ギニンの投与により拮抗させることができた。NMMAの昇圧効果に対するアル ギニンの拮抗作用はL体に立体特異性であった。
図3のデータは、動物実験を数回繰り返し、そのうちの典型的な実験を示してい る。TNFを投与したことによる低血圧の程度と発現時間には若干の差異が認め られた。TNF投与による最も重篤な低血圧症の例を図43に示す。TNF体重 1kg当りIOμgを10分時点で、N M M A、 4 、4 m g /  k gを約53分時点で、さらにL−アルギニン3gを約63分時点で静脈内 投与した。TNF投与後30〜60分で低血圧症が発現するのが認められた。全 身動脈圧は、106から急速に36まで降下した。NMMAを投与したところ、 血圧が急速に」二昇し、全身動脈圧も116に回復した。
このときのNMMA投与による血圧上昇幅は80 m mHgであった。
未処置のイヌにNMMAを単独投与する実験も行った。NMMA注人後2分以内 で血圧は12mmHg上昇した。これに続いて、心拍数が代償的に減少し、血圧 も基線まで下降した。このNMMAが誘発した徐脈は31分継続した。この反応 は事前にTNFで処理したイヌでは認められなかった。その後L−アルギニンを 投与することにより、全身動脈圧にみられたこれらの小変化は逆転さねた。もう 1つのコントロール実験において、ニトログリセリンを28μg/kg/分の速 度で静脈内に注入し、血圧を腫瘍壊死因子による場合の水準にまで下降させた( 図4c)。これらのニトログリセンを注入したイヌにNMMAを投与しても、血 圧は14mmHgLか上昇しなかった。その後L−アルギニンを投与して、この 小さな効果を逆転させた。
サイトカインで処理したイヌにおいて、L−アルギニンの投与によってNMMA の抗降圧効果が逆転した。
事前に処理を行わなかった正常血圧のイヌでは、L−アルギニンを投与しても血 圧に変化はなかった。
TNFを患者に投与する際、用量依存性毒性として低血圧が発現する。これらの 実験により、内皮誘導弛緩因子としても知られているる酸化窒素が低血圧の媒介 物質であると言うことができる。さらに、これらの血行力学的な変化はN“置換 アルギニン誘導体によって拮抗され、その後過剰なアルギニンを添加すると再び 低血圧となる。このことは、アルギニンが酸化窒素合成に基質の役割を果たして いること示している。本発明者らはNMMAはモルモットの安静時血圧を一旧昇 させることができることを証明した。従って、酸化窒素は正常動脈圧のホメオス タシス(homeostasis)に役割を果たしているとも考えられる。この ことはイヌについても言える。
NMMAの昇圧効果は、TNFに起因する低血圧症をもつイヌにおりる方が正常 血圧のイヌよりもはるかに劇的である。このことから、TNFが低血圧を誘発す るのは、通常の安静時血圧の制御作用を持つ血管活性因子(つまり、酸化窒素) が過剰に産生されるためであることが分かる。
TNFは敗血症性ショックの毒性の発現にも関連がある。敗血症性ショックは、 通常グラム陰性菌の細胞壁成分である内毒素によって引き起こされる。TNFに 暴露接抗TNF抗体を投与しても低血圧を防ぐことはできない。しかしながら、 TNFに暴露する前に抗TNF抗体を投与すると低血圧を防止することができる 。これは内毒素が他の低血圧媒介物質を誘発していることを意味し、本に実施例 の実験結果では酸化窒素がこの反応の真の媒介物質であることを示唆している。
LMJL! 生」(周」ユ友訪支↓ニーNコ止」−ξ111苅−U鬼正旦 本実施例は、アルギニン類縁物質であるL−NMAなどの酸化窒素シンターゼ阻 害剤が動物の低血圧を治療する有用性を立証する。
この実験において、イヌの内毒素に起因するショックに対するL−HMAの効果 を検討した。本実施例の所見では、酸化窒素が内毒素に起因する低血圧症の重要 な媒介物質であり、酸化窒素合成の阻害剤は敗血症性ショック治療に有用である 。
試薬 No−メチル−L−アルギニンは、コルビンらの前報の方法(Corbi n、 et al、 (1974) N=−Methylated Argin ines: Convenient Preparati、on of N−− Methylarginines、 Anal、 Biochem、、 57. 310−312)により調製した。この文献は、この目的のために、引用するこ とにより特に本明細書の一部とする。この調製物を結晶化により精製し、モノフ ラビアン酸塩とした。この塩をDowex−1(OH)に懸濁し、懸濁液を攪拌 して遊離アミノ酸溶液を得た。塩酸塩で中和した後、結晶フラビアン酸塩をスタ ンダードに用いるアミノ酸分析法によりL−NMAa度を測定した。内毒素(E scherichia coli BO128:B12)その他すべての試薬は シグマ・ケミカル社(Sigmaa Chemical Company、 S t、 Louis、 Missouri)から入手した。ニトログリセリンはシ ュポン製薬(DuPont Pharmaceuticals、 Wjlmin gton。
D、 E、 )から入手した。
実験動物・体重22〜32kg (平均25.3 k g>の、条件付けを行っ た雑種のイヌ12匹(i!9匹、雌3匹)を用いて実験を行った。動物の飼育は 、アメリカ実験動物飼育承認協会の勧告にしたがって行い、実験動物の飼育使用 指針(Guide for the Care and Useof Labo ratory Anima]s (1987) Dept、 of Healt h。
Education and Welfare、 Washington、 D 、C,(Publ、 No、 78−23) )のすべての基♀に合格していた 。実験動物プロトコルは、テキサス大学動物福祉委員会(TheUnivers ity of Texas Animal Welfare Comm1tte e)によって承認されている。実験の日に先立ちイヌを一晩断食させた。ベント パルビタールナトリウム(25mg / k g、静注)で麻酔し、気管内にチ ューブを挿入、大気を用いて1回換気量15 m l / k g、呼吸数1分 当り12〜14回、正常動脈pHとp CO2(Instrumentatio n Laboratories IL1302 pH/Blood Gas A nalyzer)に調整したピストン運転レスビレ−ター(Harvard I nstruments)により換気した。カテーテルを経皮的に挿入し、大腿お よび肺動脈に接続した。後者のカテーテルとして、流れ制御型熱膨張カテーテル (flow−directed thermal−dilation cath eter)を使用した。
生理測定 平均全身動脈圧と心拍数は連続モニターしくParametron  7048 Monitoring System、 Roche)、ADコンバ ータ(analog−to−digital converter、 5cie ntific 5olutions、Inc、)を用いて磁気ディスクに記録し た。心拍出量(Co)は、熱希釈(thermal−dilution)により 6回測定し、その平均値を取った。全身血管抵抗は、 (全身動脈圧X80)/ Coとして計算し、ダイン7秒/ c m 5として表した。
プロトコル、血圧と心拍数が安定した後、内毒素(40μg/kgをリン酸塩緩 衝液(PBS) 10 m lに溶解したもの、 (pH7,4) )を2分掛 けて静脈内に注入した。この用量の内毒素は、典型的に重篤にして致命的である ことが多いイヌの心臓血管系虚脱を誘発する。
血圧のモニターを実施し、全身動脈圧が60mmH,g以下に下がるか、または 全身動脈圧(5AP)の最低点が10分間安定して維持されたとき、L−HMA を投与した( 20 m g / k gをリン酸塩緩衝液(PBS) 5 m  lに溶解したものを、1分間掛けて静脈内に投与)。はとんどの実験では、1 0分後接しアルギニン(400m g / k gをリン酸塩緩衝液20m1に 溶解したもの)を2分間掛けて静脈内に注入した。コントロール実験では、事前 にイヌを内毒素に暴露しないで、L−HMA単独を与えた。内毒素を与えたイヌ の低血圧を刺激するため、1群のイヌに注入速度を全身動脈圧60〜70mmH gが維持できるように調整しながらニトログリセリン(2m g / m I  )を静脈内に連続注入した。
ニトログリセリン処理を行ったイヌに対しては、その後L−NMA (20mg /kg)、さらに20分後Lしアルギニン(400mg/ml)を投与した。
統計ニスチュープント法により統計的な意味を評価すると共に、比較の場合には テーリング1個あるいは2個の分析のうち、適当なものを用いた。
図5は、麻酔イヌの全身動脈圧に対する内毒素の効力を示す、典型的な血圧の自 動記録である。このイヌと他の3匹のイヌの心臓血管パラメーターを表7に示す 。
にL−NMAが −1二 。
実験1:内毒素処理(n=4) 基@ 1211.3±9.4 119.5±6.0 2.99±0.32 35 65±454内毒素後 59.5±3.1°” 124.0±7.6 2.17 ±0.44 2403±352L−NMA後 1073±96°” 123.3 ±4.8 2.03±0.32 4462±55231L−アルギニン後 12 83±9.4 119.5±6.0 2.99±0.32 3565±454実 験2・ニトログリセリン処II!(n=3)基線 129.3±10.2 14 3.7±12.1 3.14±0.21 3294世74ニトログリセリン 6 47±27°’ 137.3±5.0 2.72±0.27 1924±132 °。
奏功期間 L−NMA後 818±35” 1917±35.0 3.85±0.80 1 1158止399L−アルギニン後 57.O±13.0 148.7±19. 9 5.15±1.08 1088±491実験lにおいては、イヌを麻酔し、 実験器具を取り付け、心臓血管の基線測定値を記録した(前処理)。内毒素(4 0μg/kg)を投与し、心臓血管パラメーターをモニターした。
血圧が最低色で安定するか、60mmHg以下に下がったとき(内毒素後) 、 L−HMA(20mg/kg)を投与し、再び心臓血管パラメーターを測定した (L−NMA後)。さらに10分抜上しアルギニノ(400mg/kg)を投与 し、2分後心臓血管の測定を行った(し−アルギニン後)。結果は平均±標阜偏 差として報告する。実験2は、内毒素を投与しなかったことを除いては、同様に して行った。代わりに、ニトログリセリン(2mg/mりを滴定によりイヌに連 続注入して、全身動脈圧 ATを65mmHHに保った(n=3)。
アステリスクは、直前の状響と比較して統計的に有意の差J4 (”p<0.0 05、”p<0.001)があったことを意味する。
内毒素(40u g/k g) i:、J:す、120分以内に血圧の顕著な下 降が認められた(△全身動脈圧=−69±16mmHg、p<0.05)。未処 理のイヌでは、この用量の内毒素により致命的な心臓血管虚脱が発症する。L− HMAはほとんどの場合1.5分以内に低血圧症を逆転させ、全身動脈圧は47 .8±6.8mmHg(p<0.01)、全身血管抵抗は2060+338ダイ ン−秒/cm5(p<0.01)上昇した。心拍数と心拍出量は変化しなかった く表7)。L−アルギニンはI−NMAの効果を逆転し、内毒素に起因する低血 圧症を回復し、全身動脈圧(p<0.0.01)と全身血管抵抗(pro、01 )の両方をL−NMAの投与前の値の近似値まで下降させた。図5に示すように 、L−アルギニンの投与後では、血圧はL−NMA前の水準近(まで低下した。
図5は、ベンドパルビタールで麻酔したイヌに内毒素(ET)、No−メチル− L−アルギニン(L−NMA)およびL−アルギニン(L−A r g)を静脈 内投与をした後の全身動脈圧の経時変化を示している。この実験と追加実験のデ ータを要約したものを表7に示す。
内毒素ヤサイトカインが誘発したショックに酸化窒素含阻害剤を臨床使用するに 当たっては、L −NMAの低血圧に対する逆転効果が長時間持続することを確 認することが重要である。L−NMA (20mg/kg)を静脈内に単回投与 したとき、30〜60分間正常血圧が回復したことが認められた。血圧が再び下 がり始めたときL−HMAをもう1回投与したところ(20m g / k g  )、内毒素で処理したイヌでは少な(とも2時間正常血圧を持続した。代表的 な実験結果を図6に示す。この実験では、正常血圧がL −NMAに依存しなが ら2時間以後も持続し、L−アルギニンはこの時点から内毒素による低血圧を回 復した(すなわち、血圧が45mmHg以下に下落)。図6はフエノバルビター ルによる麻酔イヌに内毒素を静脈内投与した後の平均全身動脈圧の経時変化を示 すものである。
53分後血圧が47mmHg(△全身動脈圧=−61mm Hg )まで下降し た。L−HMA (20mg/kg)を投与すると、重篤な低血圧症は急速に逆 転した(10分以内に全身動脈圧が73mmHg上昇)。L−NMAの第1回目 用量で血圧が48分間維持された後下降し始めた。L−NMAの第2回目用量に よって第1回目と同等の水準まで血圧が回復し、全身動脈圧も100mmHg以 上を2時間持続した。低血圧再現の可能性が存在すること証明するため、過剰の し一アルギニン(400mg/ml)によってL−HMAの効果を逆転させた。
これによって、血圧は43mmHg迄下降した(△全身動脈圧−−77mmHg )。
表8に示すように、L−NMAは内毒素で処理していないコントロールのイヌに おいて有意ではあるが、大きいとは言えない昇圧効果があった。L−NMAにに 過ぎなかったし、全身血管抵抗もこれに関連して増加したに留まり(p=o、o l)、心拍数と心拍出量は減少して統計的意味がある数値を得ることはできなっ かた。L−アルギニンは(400mg/k g) L−NMAの昇圧効果を完全 に逆転させた。
表8 L−NMAがコントロールのイヌの血行に与えた影響基線 1290±10.9  121±17.9 3.54±0.68 3115±347L−NMA後 1 53.8±11.4°” 82.5±6.1 2.12±0.26 5967± 523゜実験は内毒素を投与しなかったことを除いては、図5で示す実験と同様 にして行った。結果は平均上標準偏差として示している(n;4)。アステリス クは基線と有意の差114 (”p<0゜005、”p<0.001)があうた ことを示している。
L−NM^=L−−メチル−L−アルギニン。
さらに、別の1連の実験において、L−アルギニンと酸化窒素シンターゼに依存 しないメカニズムとによって酸化窒素を生成する降圧剤であるニトログリセリン を静脈内に連続注入して、血圧を65mmHHに下降させた。これらのイヌに、 L−NMA (20mg/kg)を投与したが17.1±5.0mmHgt、、 か変化せず、さらにまた心拍数、心拍出量、または全身血管抵抗にも著しい変化 はなかった。
肺虫症性ショックの間に起こる心臓血管虚脱の病因はよく分かっていない。現在 行われている治療としては、液剤を静脈内に投与したり、昇圧剤を使って、末梢 血管抵抗と心拍出量を増加させることが挙げられる。
ごく近年に至り、ポリミキシンBなどの内毒素結合剤(Banasawa et  al、、1989. New Approach to Endotoxic  and 5eptic 5hock by Means of Polymy xin B imm。
bilied Fiber Surg、Gynecol、0bstet、168 :232) や、TNFを中和する抗体(Tracey 、 et al、、  1987. Anti−cachectin/ TNF momoclonal  antibodies prevent 5eptic 5hock dur ung 1ethal bacteremia Nature 330:662 −664)を使って、敗血症性ショックの後遺症を軽減している。後者の方法は 予防として価値があるのかも知れないが、内毒素やTNFを除くことによって敗 血症性ショックを逆転できる証拠はない。
既に敗血症性ショックを起こしている患者の治療には、内毒素が起爆したカスケ ード反応の第2段階、第3段階にまで介入する必要がある。敗血症性ショックに 関連して低血圧症その他の変化が発現するのは、サイトカイン類、エイコサノイ ド類、血小板活性因子、活性化した補体成分その他の因子類間の複雑な相互作用 によるものである。従って、若干の動物モデルにおいて、数段階の介入を行って 少なくとも部分的な効果が認められているが、これは意外とするに当たらない。
プロスタグランジン合成阻害剤と血小板活性因子受容体拮抗剤には、治療に利用 できる考えられる2つの大きな級の化合物がある(8〜9)。これらの薬剤は効 果があるようにみうけられるが、動物実験で非常に大量の内毒素を使って試験さ れている(例えば、1〜40mg/kg、すなわち、本発明の使用量の約100 0倍)。このような実験動物では数分以内に低血圧症が発現してしまい、臨床上 の敗血症性ショックに特徴的なサイトカインが媒介するプロセスを正確に反映し なくなるおそれがある。
内毒素を対象とする本実施例、および前述のTNFを対象とする実施例では、内 毒素とTNFはマイクログラム単位の用量を投与しているため、低血圧反応は3 0〜90分遅れて発現した。
本発明者らはTNFをイヌに与えると重篤な低血圧症を発症し、この低血圧症は L−NMAを投与することにより実質的に逆転できることを証明した。このこと は、酸化窒素の過大産生がTFHに起因するショックの大きな要因であることを 示唆している。表8のデータは、L−NMAが内毒素血症を持つイヌに対して急 速にして、且つ強力な抗降圧効果を示すことを証明している。
コントロールのイヌ4匹において、心拍出量と全身血管抵抗に対するL−NMA の効果にがなりの差異が認められた。このうちの2匹では、心拍出量が著しく減 少しく△≧1.5 L/分)、全身血管抵抗の計算値が劇的に増加した(△≧3 500ダインー秒/cm’)。
対照的に、内毒素で処理をしたイヌや、前記以外のコントロールのイヌ2匹では 、L−HMA投与投与信心拍出量きな変化が見られなかった。後者の全身血管抵 抗は約1400ダイン−秒/ c m ’増加したにすぎなかった。この実験結 果は、コントロール条件下において、L−NMAが心拍出量に直接的な効果を持 つ可能性があることを示唆しているが、さらに研究する必要がある。コントロー ル条件下で、L−NMAが心拍数と心拍出量の減少を誘導するのは、動脈圧受容 器の反射メカニズムが活性化することが原因であると思われる。
この考え方を支持する所見として、全身動脈圧がL−NMAを単独投与する場合 と同様の水準にまで上昇する用量のフェニレフリンを、コントロールのイヌに与 えると、心拍数と心拍出量に類似の減少が見られることが挙げられる。L−NM Aが低血圧症を持つイヌの心拍数と・し・拍出量に対して効果がなかったのは、 低血圧の程度が圧受容器反射の感受性範囲以下であったためと考えられる。
多数の媒介物質が敗血症性シヨツクの病因と関係力(あると報告されており、従 って酸化窒素の生成を完全に抑制したとしても、内毒素に起因するシヨツクの4 氏血圧症を完全に逆転させることはできないと予想(まされティた。実際、L− HMA20mg/kgで(よ、血圧を処理前の値にまで完全に回復することはで きなかった。このことは、酸化窒素以外にも、内毒素血症をもつイヌの低血圧症 の病因に若干の関与をしている媒介物質が存在することを示唆している。また、 L−HMAは使用した用量では、酸化窒素合成を完全には抑制できなかったので 、このために血圧を処理前の水準にまで回復できなかった可能性も捨て去ること はできない。酸化窒素合成抑制の度合を生体内で直接測定することはできないの で、限られた範囲ではあるが用量反応の実験を行ったところ、L−NMAの昇圧 効果は用量を20mg/kg以上にしても、有意に大きくはならないとの結果が 出ている。酸化窒素以外の媒介物質のために、L −N M A 20 m g  / k gでは内毒素に起因する低血圧症を遮断できなかったのかも知れない 。
L−NMAは■、−アルギニンに転換する性質があるため、この薬剤による長時 間抑制は本質的には限られたものであるかも知れない(Salvemini、  et al、、1990゜Immediated Re1ease of a  N1tric 0xide−Like Factorfrom Bovine^ ortic Endothelial Ce1ls by Escherich ia coli Lipopolysaccharide、 Proc、 Na tl、 AcadSci、 87:2593)、しかしながら、表5に示すL  −HMAの短時間昇圧効果はこのメカニズムから影響されることはない。いずれ にせよ、L−NMAが血圧を正常値、またはこれに近い値にまで回復すると言う ことは、酸化窒素の過大産生が内毒素性ショックに合併する低血圧症の主要原因 の1つ、おそらくは唯一の主要原因であることを示している。
実験の−において、L−NMA (20mg/kg)を単回注射することにより 、内毒素に起因する低血圧症を30〜60分にわたり逆転させることができた。
図6に示すように、その後L−NMAを1回投与して少なくとも2時間正常血圧 を維持することができた。
L−NMAは内毒素に起因する低血圧症を長時間にわたり逆転する点で、臨床上 有用である。結論として、本実施例の結果は酸化窒素合成阻害剤は敗血症性ショ ックの治療に大きな価値を持っていること示していると言うことがてきる。アル ギニンの投与によりL−NMAの昇圧効果が逆転するので(図5、図6)、血漿 アルギニン濃度が高いとL−HMAの有益な効果に拮抗したり、これを完全に消 滅させることは明かである。
L−NMAや、これと類縁の酸化窒素シンターゼ阻害剤は、低アルギニン含量の 栄養源(無アルギニンTPN)などにより、血漿アルギニン濃度を連続的に低( 抑えている低血圧症動物に特に有用である。
え1五ユニ 生 におするNMMAとNAA 良りの1反り皮1月11 NMMAは、試験管内でTNFおよびIL−2の抗腫瘍作用を抑制しない。TN Fの生物活性は試験管内でネズミL929細胞に対する細胞毒性により測定した 。試験管内において、NMMAまたはN1アミノア・ルギニンを添加しても腫瘍 細胞に対するTNFの細胞溶解効果は変わらなかった。
表10 アクチノマイシンD処理のL929細胞に対するrh−TNFの細胞溶解活性に NMMAが与える影響[NMMA] TNF活性 (mM) (単位/m1) 0 594、5 0、125 536.9 0、250 538.2 0、500 562.4 0、750 404.7 同様に、試験管内において、NMMAはIL−2に暴露されたヒトLAK細胞の 増殖相または溶解相のいずれも変化させなかった。
表11 [NMMA] −目標細胞溶解の%0 アミノアルギニンは、これまで報告されている最も強力な酸化窒素産生に対する 阻害剤である。NMMAは代謝してシトルリンとなり、このシトルリンがアルギ ニン生合成の先駆物質としての役割を果たす。従って、他のアルギニン類縁物質 についても、酸化窒素産生を抑制する性能を試験した(表12)。
表12 各種N″−置換アルギニン類縁物質のE D iew”値の比較N M M A  336.7 アミノアルギニン 109.5 ニトロ−L−アルギニン 2115 ニトロ−〇−アルギニン > 4500ニトロ−L−アルギニンベンジルエステ ル >1200ニトロ−し−アルギニンメチルエステル 1826ニトロー〇− アルギニンメチルエステル > 4500”ED+s++は、試験管内でガンマ インターフェロン(100OU/ml)とTNF (500U/ml)に暴露さ れたネズミ内皮細胞が産生ずる酸化窒素の50%を抑制した薬剤の有効用量。
試験した誘導体のうち最も強力なものはN”−アミノアルギニンであった。その 後の生体内試験において、アミノアルギニンがTNF投与に起因するイヌの低血 圧症を逆転する効果は、NMMAの効果と同等であることが証明された(図7) 。
No−アミノアルギニン(NAA)を複数回投与することにより、内毒素ショッ ク(致死量)が4時間38分にわたって逆転したことが認められた。図8は全身 動脈圧(5AP)対時間(分)を示している。致死量の内毒素(2mg/kg) を60分かけて注入し、NAAは97.165、および374分時点で投与して 血圧を維持した。イヌは24時間生存させ、その後剖検を行った。肝臓、肺、心 臓、脳、腸および腎臓に病理変化を認めなかった。
実11引ユ」2 アルギニンのr 圧主TPN 本実施例において、本発明の抗降圧性(anti−hypotensive)T  P N製剤の定義を行う。この無アルギニン製剤は、動物の血漿アルギニン濃 度を下げるために使用することを意図している。動物のアルギニン濃度が下がる と、本発明で説明する酸化窒素シンターゼ阻害剤の抗降圧効果を増進させること ができる。この併用療法は、低血圧症が唯一または随伴する症状である疾患の治 療に用いることができる。例えば、この療法は敗血症性ショックを持つ動物、血 圧を降下させることがある化学療法剤の治療を受けている動物、あるいは外傷の ため低血圧症を経験している動物の治療に使用することができる。
次の濃度により精製結晶アミノ酸類をグルコース溶液に溶解(5%〜296)L 、2倍濃度のTPNまたは最終剤形のTPN製剤を作り、さらにこれを滅菌、発 熱物質を取り除き、安定な溶液をとする。この製剤は、低血圧症を持つ患者、低 血圧症または敗血症性ショックが発現のおそれがある患者、特に免疫モジュレー タ−剤を服用している患者に使用する。
表13 2倍濃縮物 最終濃度 Lij員1m 100 m l 、1 イソロイシン 600−800 − 3−40イシン 80G−12004−6 パリン 600−800 3−4 フエニルアラニン 200−400 1−2メチオニン 200−400 1− 2 リシン 600−800 3−4 ヒスチジン 200−400 1−2 トレオニン 400−600 2−3 トリプトフ7 ン100−300 0.5−1.5チロシン 50−150 0 .25−0.75アラニン 800− +000 4−5アスパラギン酸 40 0−600 2−3グリシン 800−1000 4−5 プロリン 600−800 3−4 セリン200−400 1−2 投与するのに適当な好ましいTPN製剤の濃度を得るため、2倍濃度物(表13 に定める)500mlと5096デキストロ一ス500m1を混合して、投与剤 形1リットルを調製する(すなわち、アミノ酸類の2倍濃度物500ccとデキ ストロース溶液500cc)。
最も好ましくは、デキストロース溶液には生理的に許容し得る濃度のビタミン類 やミネラル類を配合する。
本方法のTPNには、グルタミン酸(400〜6゜Om g / 2倍濃度物1 00m1、または2〜3g/最終濃度1リツトル)および/またはタウリン(5 0〜100 m g / 2倍濃度物100m1、または0.25〜05g/最 終濃度1リットル)を加えてもよい。
この溶液を濾過により滅菌し、非経口液用の容器に充填する。投与に際しては、 等量の滅菌グルコース溶液で所望の補給溶液濃度に希釈する。このように希釈し たTPN補給製剤は冷蔵保存する。患者には静脈内に投与する( IV)。TP N溶液のpHは、生理的に許容し得るpHである7、0〜7.4に調整する。こ の製剤は無アルギニンである。
i尻五ユ」 5[1旺【亙景−虹LfLクーjj−久(二胆亙、iiMJ」J1本予期例にお いて、本発明の無アルギニン製剤を使用して低血圧症または敗血症性ショックを 発症するおそれがある患者、非経口的栄養補給を必要とし且つ低血圧症または敗 血症性ショックを発症するおそれがある患者、あるいは既に低血圧症または敗血 症性ショックを発症している患者を治療する方法を提供する。
本予期例で提案する製剤と方法は、全非経口栄養補給を必要とし且つ免疫モジュ レータ−を服用している患者の臨床管理に特に有用である。本発明の説明で用い る「免疫モジュレーター−1なる語は、インターフェロン、インターロイキン2 、インターロイキン1および腫瘍壊死因子などの薬剤を指す。
免疫モジュレーターとして知られている多くの級の化合物は、標準的な細胞毒性 薬剤を服用している癌患者に抗癌化学療法剤、あるは免疫回復剤(immuno restorative)として使用されている。従って、本予期例で説明する 方法は、非経口栄養補給を継続しながら免疫調整作用または免疫回復作用をもつ 化学療法剤(例えば、インターロイキン1)を服用している患者の臨床管理に有 効である。
本発明において、アミノ酸類の混合物を薬学的に許容し得る希釈剤に溶解してい る無アルギニン製剤を動物に投与することよりなる、動物の酸化窒素産生進に起 因する全身性低血圧症の予防治療方法を提供する。
この方法においても、製剤は無アルギニンである。
この製剤は、動物の血圧が生理的に許容し得る水準に達し、この水準が維持され るまで、患者に投与を継続する。ヒトの生理的に許容し得る収縮期血圧とは約1 00mmHgである。
詳しくは、本発明の方法は、アミノ酸類の混合物を含有する実質的に無アルギニ ンの製剤からなる。この製剤は、患者が必要とする高栄養(全非経口栄養)溶液 を静脈内投与するのが生理的に適当となるように調製する。
最も好ましいアミノ酸類混合物の濃度範囲として、本発明で開示する方法と特製 の無アルギニン製剤の処方を表14に示す。最も好ましくは、製剤は表14の濃 度で成分を含有する。
!!14 の ミ の い イソロイシン 約3−4g/ + (0,3−0,4%)ロイシン 約4−6g /+ (0,4−0,6%)リジン 約3−4g/+ (0,3−0,4%)メ チオニン 約1−2g/+ (0,1−0,2%)フェニルアラニン 約1−2 g/I (0,1−0,2%)トレオニン 約2−3g/] (0,2−0,3 %)トリプトファン 約0.5−1.5g/l (0,05−0,15%)バリ 7 約3−4g/I (0,3−0,4%)アラニン 約4−5./+ (0, 4−0,5%)ヒスチジン 約1−2g/I (0,1−0,2%)プロリン  約3−4g/l (0,3−0,4%)セリン 約1−2g/+ (0,1−0 ,2%)チロシン 約0.25−0.75g/ + (0,025−0,075 %)グリノン 約4−5g/l (0,4−0,5%)アスパラギン酸 約2− 3g/ l (0,2−0,3%)製剤にはオルニチンを配合してもよい。オル ニチン配合の場合の濃度は、約1〜2グラム/投与用希釈TPN製剤1リツトル (オルニチン約0.1〜0.2%)である。
これは非経口製剤であるので、混合物は生理的に非経口投与が可能であるように 調整しなければならない。
本予期例で説明する非降圧非経口栄養製剤のもう1つの剤形において、低血圧症 動物の酸化窒素産生に必要な基質を充分に供給しないことを確認できる低濃度の アルギニンを含有していてもよい。本発明で言う低濃度のアルギニンとは、投与 用希釈製剤に対してアルギニン約0.1%またはこれ以下の量を指す。最も好ま い製剤のアルギニン含量は約0.01%〜約0.1%である。
本発明の最も好ましい他の実施態様は実質的に無アルギニンである。実質的に無 アルギニンの製剤の特に好ましい実施態様の1において、アミノ酸であるオルニ チンとシトルリンが配合されている。オルニチンとシトルリンは、動物が必要と する尿素サイクルの基質として働くものである。オルニチン、またはシトルリン のいずれか一方、あるいはその両方を任意の成分として製剤に添加する。これら 2つの成分を配合する目的は、尿素サイクルが必要とする栄養の補給にある。
オルニチンとシトルリンを製剤に配合する場合の最も好ましい濃度は、オルニチ ン約0.1〜0.2%(または、 1〜2g/I)、シトルリン約01%(また は、1 g / I )である。
表15 アミノ酸類混合物の無アルギニン製剤 2倍濃縮物 最終栄養補給a度 り主111 m ” Om’ −ユ、Z土工イソロイノン 6003 0インン 1.000 5 リシン 1.000 5 メチオニノ 2001 フエニルアラニン 300 1.5 トレオニン 4002 トリプトフアノ 2001 バリン 500 2. S アラニン 900 4.5 ヒスチジン 300 1.5 プロリン 700 3.5 セリン 400 2.0 チロ/ン 450 2.0 グリシン 800 4.0 アスパラギンII 600 3 オルニチ:/ 400 2 前記の製剤中のオルニチン含量を省いて、濃度約2g/Iのシトルリンに置き換 えることができる。アミノ酸類の(2倍)濃縮物は1対1の比率で、例えばグル コース溶液などの薬学的に許容し得る希釈剤と混合する(デキストロース溶液1 部に対してアミノ酸溶液1部)。さらに、微量成分、ビタミン助剤、および必須 塩(Na’、K4、PO,\ Ca ”、M g ”)を添加してもよい。
低血圧症の治療予防方法の一部として、抗降圧剤を非経口栄養製剤の形にして医 学専門家に周知の非経口補給方法により投与してもよい。
本発明の方法を実施するに当たっては、無アルギニン製剤の投与をやめる時点を 決定する生理基準を設ける。例えば、患者が生理的に許容し得る血圧水準(約1 00mmHgとする)に達したことを測定する目的で、患者の収縮期血圧水準の モニターを行う。正常収縮期血圧を回復したならば、この時点で酸化窒素産生が 低下し、治療している動物の末梢血管抵抗や、動脈血圧が大きく低下する危険を 脱したと判断する。
本発明の方法による一般的な定義として、低血圧症(血圧が低い)とは、ヒト成 人の収縮期血圧が約100mmHg以下であることを言う。ヒト成人の生理的に 許容し得る収縮期血圧とは、収縮期血圧が少なくとも100mmHgであること を言う。
これまで、標準TPN製剤を投与すると血清アルギニン濃度が上昇することが観 察されてきた。そこで、本発明者らは、TPN製剤から成分としてのアルギニン を取り除き、この無アルギニンTPN製剤を患者に服用させて、標準TPN製剤 により治療されている同様の疾患を持つ患者と比較して、血清アルギニン濃度を 顕著に低下させることを提案する。
約0.1%以上のアルギニンを含有している標準TPN製剤では、本発明が意味 する降圧製剤となり得ない。
予」L桝13 1アルギもノI−をLシ二酸化5、阻 剤に表(【1瓜]災崖Jn 本予期例において、動物の敗血症性ショックなどの各種疾患に合併する低血圧症 や化学療法に起因する低血圧などを治療する方法を提供する。詳しくは、ヒトな どの動物の低血圧症を無アルギニン製剤とアルギニン類縁物質で治療する最も好 ましい方法を提供する。
本発明者らは、本発明で言うアルギニン類縁物質が酸化窒素阻害剤、より特定的 には酸化窒素シンターセ阻害剤であることを証明した。従って、本方法と療法の 説明では、これら2つの語は相互に互換できるものとする。
本発明においてこれまで、動物の生理アルギニン濃度を低下させることの効果、 および各種のアルギニン類縁物質や、酸化窒素シンターゼ抑制剤の効果に関する 生体内、試験管内の実験結果を開示してきた。本予期例では、患者の低血圧症の 治療に本発明の療法や方法を応用する充分な技術を開示する。レミントンの薬学 書(Remington’s Pharmaceutical 5cience s (1990)。
Hack Publishing Company、 Easton、Penn 5yLvanja18042 (18th edition) )を始めとする 各種の医学専門書を参照すれば、患者に合わせて用量や、患者に使用することと 生理的に相客てきる溶液を調整する特定の生理指針を得ることができる。前記レ ミントンの薬字書(、1990)は、低血圧性疾患患者の治療に用いる生理的に 相客であり、且つ毒性のない製剤を調製する際に臨床家が考慮しなくてはならな い生理的および/または薬理的指針を得る目的のために、引用することにより特 に本明細書の一部とする。
本発明者らは、動物、特に低血圧症動物の生理アルギニン濃度を低下させると、 昇圧薬に対する動物の昇圧反応が向上し、生体内で血圧を上昇させることができ ることを証明した。さらに、本発明者らは、NMA、NAA、およびNNAを初 めとする各種のアルギニン類縁物質を投与することが、低血圧症動物の血圧を上 昇させる効果的な手段になることを証明した。この効果は、より特定的には内毒 素に起因する低血圧症を持つ動物において証明されたものである。この実験では さらに、生理アルギニン濃度を下げる処理を何も行わなかった低血圧症動物にお いて、血圧を上昇させる薬剤(つまり、昇圧剤)に対する反応が鈍化することが 認められた。これらの実験を総合すると、低血圧症動物の生理アルギニン濃度を 下げること、血圧を上げることができるアルギニン類縁物質を同時に投与するこ と、あるいは生理アルギニン濃度を効果的に低下させた後で前記のアルギニン類 縁物質を投与することよりなる併用療法によって、患者の低血圧性疾患を改善し たり、および/または除去したりする効果的な治療を行うことを期待できる。ま た、実験動物を用いたこれらの結果と反応とを関連付けて、患者としてのヒトも 同様の反応を示すと期待できる。
従って、患者の低血圧症は、先ず患者に無アルギニン補助栄養源を継続して与え ることによって効果的に治療することができる。患者に無アルギニン非経口製剤 (TPN)の投与を継続すると、この患者の生理アルギニン濃度が下がると考え られている。非経口製剤からアルギニンを除くと、動物のアルギニン量を減少さ せる性能を持つようになる。本発明の実施例で証明されているように、低血圧症 動物のアルギニン濃度が低下すると、昇圧薬に対する動物の反応が増進するよう になる。最も好ましくは、患者に無アルギニン非経口製剤を2〜6時間継続投与 してこの患者のアルギニン濃度を充分に下げる。主治医は患者のアルギニン濃度 の低下状況をモニターする。初期血漿または血清アルギニン濃度を基線とし、こ れと比較して生理アルギニン濃度の相対的な増減を計測する。最も好ましくは、 患者にアルギニン類縁物質を投与する前に、血漿または血清アルギニン濃度を4 μM以下に下げる。但し、血清アルギニン濃度の場合、この値まで下がらなくと も本方法の実施に支障はなく、より好ましい場合すらある。
患者によって異りはするが、患者に少なくとも2〜24時間無アルギニン非経口 弁径の継続投与を続けると、この患者の生理アルギニン濃度が充分に低下し、本 発明のアルギニン類縁物質に対する昇圧反応が増進すると考えられている。この 説明で用いられているアルギニン類縁物質、酸化窒素阻害剤および酸化窒素シン ターゼ阻害剤なる語は、相互に互換できるものとする。
患者の生理アルギニン濃度が許容し得る濃度(微量から原アルギニン濃度の半分 までの範囲)にまで下がったら、この患者にNMA、NAA、NNAまたはその 合剤などの類縁物質を投与する。最も好ましくは、このアルギニン類縁物質を静 脈内に単回一括投与する。
アルギニン類縁物質の最も好ましい調製方法として、患者に与えられるアルギニ ン類縁物質の1回用量が0゜1mg/kg〜約100 m g / k gとな る濃度を無菌食塩水に溶解することが挙げられる。さらに最も好ましくは、この 方法で使用することが最も好ましいアルギニンの用量としては、約10 m g  / k g〜約30mg/k g、または約20 m g / k gを挙げ ることができる。
治療期間中、特にアルギニン類縁物質投与後は、毎時間少なくとも1回想者の血 圧の相対的増減を連続モニターしなければならない。最も好ましいアルギニン類 縁物質はNMAである。アルギニン類縁物質を投与しても血圧が上がらない場合 には、アルギニン類縁物質の用量を増量する。増量の場合、初回投与後30分以 内に患者に投与しなくてはならない。
夾」Lガ」−土 Wfト毒」し抗」IQ」1製 本実施例において、無アルギニン非経口製剤との併用療法および方法に使用する 坑内毒素抗体の調製方法を提供する。
内毒素に対するポリクロナール抗体は、動物の坑内毒素抗体の力価水準を確認で きるようになるに充分な量の市販の内毒素製剤をこの動物に注射する免疫プロト コルを用いて調製することができる。市販の内毒素の供給源の例としては、シグ マ・ケミカル社(SigmaChemical Co、、 St、 Louis 、 Missouri)が挙げられる。
内毒素には、グラム陰性菌と大腸菌(Escerjachia c。
1i)の細胞壁素材の両方に共通するポリペプチドかある。
HA−IA(セントキシン(Centoxin) )は、内毒素の脂質Aドメイ ンに結び付くヒトモノクロナールIgM抗体で、テンプ、カブランおよびブロー ド(Teng。
Kaplan and Braude)が開発した安定な異種骨髄腫(hete rromyeloma)細胞系A6 (H4C5)により産生される(Teng  et al、 Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 U、S。
、A、 82:1790−4.1985)。テンプらの文献は、特にこの目的の ために、引用することにより特に本明細書の一部とする。HA−I Aは、多く の内毒素および広範囲のグラム陰性菌の臨床遊離物と特異的に結び付くことが立 証されている。菌属症および内毒素血症の各種動物モデルにおいて、HA−I  Aは誘発試験(after challenge))を行ってがら投与すると、 皮膚のシュワルツマン(Shwartman)反応の発現と死亡を防止する(  Teng et al、Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 U、 S、A、 82:1790−4゜1985; Ziegler et al、  A、 C11n、 Res、 35:619^、1987)。
HA−L Aは、連続潅流細胞培養を行った後、選択的沈澱とカラムクロマトグ ラフィを始めとするl連の工程により上澄み液を精製して調製する( Zieg ler etal、 N、 Engl、 J、 Med、 324:429−4 36. 1991)。HA−IAを産生ずる細胞系は広く試験されていて、ヒト ウィルスに汚染されていないことが証明されている。さらに、HA−IAの精製 工程には特異的なウィルス失活法か含まれていて、ウィルスが存在しないことを 確認する試験も行われている。感度ミリリットル当り3μgの検定試験において 、検出し得る内毒素を含むロフトが出たことがない。
内毒素に対する2つのモノクロナール抗体、E5とHA−I Aが、現在米国食 料薬品局(Food and DrugAdministration)に申請 中である。E5は、ネズミスプレノサイl−(5plenocytes)をJ5 変異大腸菌(E。
coli)細胞で免疫感作して開発されたもので、脂質Aに対して反応性を持つ IgM抗体である( Greenman et al、、 JAMA 266: 1097−1102. 1991)。HA−I Aはヒト1gM抗体で(これも J5変異細胞を免疫感作して誘導した)、脂質Aに特異的に結び付< (Zie gler etal、、 N、 Engl、 J、 Med、 324:429 −436.1991)。E5とHA −L Aは共に、きわめて多種のグラム陰 性菌から放出される内毒素に結び付くことが証明され、いずれもランダム化、二 重盲験およびコントロールからなる試験によって評価されている。
HA−I A臨床試験のにおいて、262名の患者にこの抗体100mgを静脈 内に単回投与し、281名にはプラシーボ(偽薬)を与えた( Ziegler  et al、 N。
Engl、J、 Med、 324:429−436. 1991)。この結果 、グラム陰性菌血症患者200名(この臨床試験全対象患者の37%)の28日 間死亡率が39%改善された。
グラム陰性菌血症患者のうち101名は、試験開始時においてショックを併発し ていた(収縮期血圧かく90mmHgであるか、または血圧を維持するため血管 昇圧剤を使用している)。このサブグループの28日間死亡率は42%改善され た。また、グラム陰性菌血症患者の臓器不全では、緩解が増加した。HA−I  Aを投与した61名中38名(62%)、プラシーポ(偽薬)を与えた62名中 26名(42%)では、7日以内にすべての臓器不全の症状が消失した。
杭内毒素コア抗血清の試験が否定的な結果に終わったとする幾つかの報告がある 。これらの実験のほとんどはマウスを使って行われた。矛盾する結果が出た理由 は完全には分からないが、いくつかの要因が考えられる。 (McCabe e t al、 J、 Infect、 Dis、 158:291−300、 1 988; Ziegler、E、J、J、Infect、Dis、158: 2 86−290、 1988)。これらの要因としては、鰯歯動物が内毒素に対し て相対的抵抗を示すこと、グラム陰性感染症と内毒素血症の充分な動物モデルを 確立するためには宿主の防御を容赦なく弱体化しなくてはならないこと、型特異 的抗体に較べ交差反応性の杭内毒素コア抗血清の親和力がかなり弱いことが挙げ られる。最近にいたり、ボームガードナーら(Baumgartner et  al、 J、 Exp、 Med、 171:889−96.1990)は、H A−IAなどと同じ原クローンから細胞を単離し、この細胞からヒトモノクロナ ール抗体を誘導したところ防御を示さながったと報告したが、この抗体はHA− I Aを生産したメーカーが生産精製したものではなかった。内毒素感受性がヒ トに似ている種の実験が行われる際には、J5抗体による防御を証明することが できる(Spier et al、 C1rc、 5hock 28:235− 48.1989)。カランドラらが行った、グラム陰性敗血症ショック患者にJ 5免疫グロブリンを使用する実験は失敗に終わった( Ca 1andraet  al、J、Infect、Dis、158:313−9. 1988)が、こ れは製剤中にIgMが含まれていなかったためかも知れない。
HA−IAはフェーズI試験で癌患者15名に(Khazaeli et al 、 J、 Bio、 Re5ponse Mod、 9:178−84.199 0)、盲験ではない方法で敗血症患者34名に(Fisher et al、  Cr1t、 Care Med、18:1311−5. 1990)に投与され 、さらに前記の試験で291名の患者がこの抗体を服用した。これらの患者すべ てにおいて、HA−I Aは安全であり、耐薬性に優れ、且つ免疫原性ではなか った。
杭内毒素抗体と併用する酸化窒素シンターゼ阻害剤としては、前記の実施例で説 明したような、酸化窒素シンターゼに対して抑制作用を持つアルギニン類縁物質 がある。杭内毒素抗体は、無アルギニン非経口製剤と同時に、あるいはその後投 与することにより低用量であっても治療効果を示すことが期待される。
支育貫」」− ■(−死」E子」し体!し具1 本実施例において、本発明で説明する療法と治療方法で使用する抗腫瘍壊死因子 抗体を調製する方法を明示する。腫瘍壊死因子に特異的なポリクロナール抗体と モノクロナール抗体は、いずれも当業者に知られている方法により調製すること ができる。ポリクロナール抗体の調製には、動物に腫瘍壊死因子で免疫感作させ る免疫法を用いることができる。さらに、モノクロナール抗体は、腫瘍壊死因子 により免疫感作された動物の牌臓を無限増殖性腫瘍細胞系と融合させてハイブリ ドーマを得、こねから抗腫瘍壊死因子抗体を産生させる標準ハイプリドーマプロ トコルによって調製することができる。
TNFαに対する抗体を投与すると、その後内毒素が誘発されても致命的な作用 がら動物を守ることができる(Beutler et al、 5cience  229:869−871. 1985;Tracey et al、 Nat ure 330:662−664.1987; 0pal etal、 J、I nfect、 Dis、 161: 1148−1152.1990: 5il vaet al、 J、Infect、 Dis、 162:421−427. 1990)。この防護効果は、抗TNFα抗体を内毒素の誘発がら3゜分経過し た後に投与し場合でも、発現することができる。 (Hinshaw et a l、C1rc、5hock、30:279−292. 1990; Bahra mi et al、In: Program and Abstracts o fthe 5econd International Congress o n the ImmuneConsequences of Trauma、  5hock、 and 5epsis: Mechanisms and Th erapeutic Approaches; March 6−9.1991 ; Munich、 Germany、^bstract) T N Fαが敗 血症の発症に中心的な役割を果たしていると考えられ、従って抗TNFα抗体を 投与ることは、特に無アルギニン非経口製剤と併用する場合、よい結果を得るた めの魅力的な方法であると思われる。
ヒトの低血圧症に対する抗TNFα抗体の治療効果は、エックスレーら(Exl ey et al、、 1990)が臨床試験により立証した。従って、エック スレーらが説明した抗TNFα抗体は、本発明に使用するモノクロナール抗体と して特に最も好ましいものである。本文献は、この目的のために引用することに より特に本明細書の一部とする。フェーズ1試験(Exley et al、  Lancet335:1275−1277、1990)においてエラクレーらは 、組替えヒトTNFα(CBOOO6)に対するネズミIgGモノクロナール抗 体を、重篤な敗血症性ショック患者14名に投与した。CBOOO6抗体を注入 後平均動脈圧は顕著に上昇したが、この治療に対する副作用を認めなかった。コ ントロールを用いる、抗TNFα抗体の臨床試験が現在進行中である。
TNFαに対するモノクロナール抗体には、グラム陰性菌、ダラム陽性菌いずれ に起因する敗血症にも治療効果があると言う利点を持っている可能性がある。
しかしながら、この薬剤の成功を限られたものにする要因も幾つか存在する。第 一に、おそら(は人体中でTNFαの半減期が短いため(14〜18分)、これ までにTNFα濃度が検出がなされたのは、敗血症患者の3分の1にすぎなかっ た( Marks et al、 Am、 Rev。
Re5pir、 Dis、141:94−97.1990)。このため、抗TN Fα抗体の投与時期が遅すぎたり(あるいは、早すぎたり)して、効果が発現で きないこともあろう。第二に、いくつかの研究において、TNFα濃度が上昇し たのみではショックが起こるのに充分な原因にならないことが証明されている(  5ilva et al、 J、 Tnfect。
Dis、162:454−459.1990; Sun et al、 Am、  J、 Pathol。
136: 949956.1990)。第三に、抗TNFα抗体は敗血症の原因 全部には有効でないかも知れない。
しかしながら、抗TNFα抗体は、本発明の無アルギニン非経口製剤と併用する ことにより、低血圧症、特に敗血症性ショックに合併する低血圧症の有効な治療 方法と療法となるものと期待される。
王I−何」一旦 TLlfLM素■1ζに乙丑−4ヨー乙−TPN臣I玉11−症1呟合JLtJ −低」L圧1−血1予期期例においては、インターロイキン1受容体拮抗剤(特 にIL 1ra)と無アルギニン非経口製剤および酸化窒素シンターゼ阻害剤と の併用による低血圧症の治療について述べる。
IL−1に特異的な阻害剤は、これまでヒト単球から作られてきた(Secki nger et al、 J、 Immunol、 139:1541−154 5. 1987: Arend et al、 J、Immunol、134: 3868−3875.1985)。この阻害剤は、I L −1が細胞表面の受 容器に結び付くのを遮断する( Seckinger et al、 J、 I mmunol、 139:1541−1545.1987)。この阻害剤はクロ ーンされており、また配列分析では40%のアミノ酸がIL−1βと相同である ことを示している。
これまでに、IL−1受容体拮抗剤(IL 1ra)と改名された(Hannu m et al、 Nature 343:336−340. 1990; E isenberg et al、 Nature 343: 341−346. 1990;Carter et al、 Nature 344: 633−6 38.1990)。この阻害剤とIL−1とは、お互いに表面受容器に付こうと して競合するが、作動効果を起こすことはない。
ワカバヤシらは(FASEB Journal 5:338−343.1991 )、大腸菌(E、 coli)が誘発したラビットのショックのモデルにおいて 、ヒト組替えIL lraによる前処理をして内因性IL−1活性を遮断した。
すなわち、rLlra処理群には10m1のIL 1 ra (10mg/ k  g )をt=−15分より、続いて4時間の間、一定速度(15μg−kg− ’−min−’)で静注により投与した。食塩水処理コントロール群では、低血 圧が4時間継続し、ラビット5匹中2匹が死亡した。ILlraで処理したラビ ットでは、一過性の血圧低下を認めたが、大腸菌(E、 coli)処理前の血 圧に戻り、死亡したラビットはなかった。合併症として白血球減少を認めたが、 拮抗剤(P< 0.05)で改善することができた。肺の組織検査では、IL  lra処理群で浸潤好中球が減少していた。IL lra処理群のラビットの反 応が弱くはなっていたが、循環型TNFおよびIL−1の濃度は両群ともほとん ど同一であった。受容器のレベルでII、−1が特異的に遮断されることは、こ のサイトカインが敗血症性ショックの病因に欠くことができない役割を果たして いることを示している。
本発明の形懇の−とじて、IL lraと無アルギニン非経口製剤とを併用し、 同時に投与することにより低血圧症を治療する。ワカバヤシら(1990)の論 文は、本発明の実施に使用するIL−1受容体拮抗剤の調製方法を、説明する目 的で、引用することにより特に本明細書の一部とする。
予」L制」−ヱ え丘111一体3L無二乙斗−ギニンTPNU血」【」Lン」しニー久J咥合」 ルJ゛る出血圧 の−療予期期例においては、無アルギニン非経口製剤と坑内毒 素抗体よりなる治療方法を用いる低血圧症の治療を説明する。詳しくは、内毒素 に暴露されたおよび/または敗血症性ショックが発症した患者の低血圧症の治療 に、本予期例の方法と組成物を使用することを提案する。
内毒素由来の(敗血症性)ショックの場合、内毒素そのものに対する抗体、また は内毒素(例えば、腫瘍壊死因子とIL−1)が起爆するカスケードに関与する サイトカイン類に拮抗する抗体を使用して、できる限り早く処置しなければなら ない。サイトカインが治療目的で使用されている研究、例えばオチョアら(Oc hoa et al、、 (1992) J、 Natl、 Cancer I n5t、、 84:854−867)の研究では抗体は役に立たないが、敗血症 性ショックでは抗体は臨床的に若干の活性を示している(Ziegler et  al、(1992) N、 Eng、 J、 Med、 324:429−4 37);Baumgartner et al、 (1990) J、 Exp 、 led、171:889−896; Ca1andra et al、 ( 1988) J、 1nfect、 Dis、158:312−319)。抗体 治療の利点としては、内毒素の副作用は理論上すべてを避けることができること と、必要な(constituti〜・e)酸化窒素シンターゼが抑制されない ことが挙げられる。最も好ましくは、抗体は酸化窒素シンターゼが誘発される前 に投与する。酸化窒素シンターゼは、一旦誘発されると活性が24〜48時間継 続する。臨床現場が必要とする確度でNo(酸化窒素)が介在するショックを予 想することはできない。
内毒素に対する抗体は、本発明で説明しているように、動物に内毒素を注射する 免疫プロトコルを用いたり、あるいは標準ハイブリドーマ法など当業者に周知の 方法によって調製することができる。さらに、もう一つの抗体調製方法も本発明 で説明している。本発明で使用する最も好ましい坑内毒素抗体は、前記のHA− IAである。市販の内毒素はシグマ・ケミカル社(Sigma Chemica l Co、 (St、 Louis、 Missouri))などから入手する ことができる。
坑内毒素抗体は好ましくは、無アルギニンTPNと同時に患者に投与する。無ア ルギニンTPNについては、実施例1で説明しであるが、最も好ましくはシトル リン、オルニチンのいずれか一方、またはその両方を含有して、動物の尿素サイ クルの必要物を補給する。
坑内毒素抗体の治療有効濃度は患者の反応である低血圧の病状改善度によって決 定する。本発明の説明を目的として、低血圧症状の改善とは患者の収縮期血圧が 少なくとも100mmHgに上昇することと定義する。さらに、本発明の説明を 目的として、少なくとも100mmHgの収縮期血圧は正常血圧状態であると定 義する。最も好ましくは酸化窒素シンターゼの誘発前に、抗体を投与すると完全 な効果を得ることができろう。
予」L皿」一旦 本予期例において、無アルギニン非経口製剤とインターロイキンl受容体拮抗剤 を使用することによる、動物の低血圧症、特に内毒素に対する暴露に起因する、 または敗血症性ショックに随伴する低血圧症を治療する方法を説明する。本発明 で用いる最も好ましいインターロイキン1受容体拮抗剤は、ワヵバヤシら(19 91)が述べた方法により調製したものである。ワヵバヤシらの文献は、この目 的のために引用することにより特に本明細書の一部とする。
本発明で使用する特定のインターロイキン1受容体拮抗剤の例としては、IL1 ’raが挙げられる。このインターロイキン1受容体拮抗剤は、ワヵバヤシら( 1991) ”が説明しているが、最も好ましくは約1mg/kg〜約100m g/kg、さらニ最も好マシくは約10mg/kgを静脈内注入により一括投与 する。
無アルギニン非経口製剤については、本発明で説明している。この治療方法は収 縮期血圧が約100mmHg以下の患者を目標とする。このような患者に対して は、本発明で説明している必須および非必須アミノ酸類の混合物を含む無アルギ ニン非経口製剤の連続投与を行う。実施態様の−において、この製剤にオルニチ ン 1〜2g/Iおよび/またはシトルリン 1〜2g/lを配合している。患 者には、無アルギニンTPNとインターロイキン1拮抗剤の同時投与を継続する 。患者から血液サンプルを採取して、アルギニンの血清または血漿濃度を測定す る。インターロイキン1受容体拮抗剤、最も好ましくはIL lraは、患者の 静脈内に一括投与する。この特定のインターロイキン1受容体拮抗剤は、ワカバ ヤシら(1991) ”が説明しているが、この文献はこの目的のために引用す ることにより本明細書の一部とする。
これまでも、頻脈(β遮断の不存在下で、毎分〉90)と頻呼吸(呼吸数毎分〉 20または機械呼吸が必要である。)とが全身毒性の徴候であるとされてきた( Ziegler et al、 (1991) The New Englan d Journalof Medicine、 324(7):429−436 )。本発明で説明する併用療法による治療患者は、このような全身毒性症状を発 現することなく、正常水準の収縮期血圧を回復することができる。
インターロイキン1受容体拮抗剤を投与したら、例えばカフ型血圧モニター計を 用いて患者の血圧をモニターする。拮抗剤の投与前と投与後いずれの場合でも、 患者に無アルギニンTPNの非経口投与を継続する。
本発明の方法により患者の治療を開始した直後に、正常水準の血圧(収縮期血圧 少なくともloOmmHg)を回復することもある。血漿/血清アルギニン濃度 を低下させることと、拮抗剤とを結び付けることにより、拮抗剤単独投与(IL  1ra)の前報の場合とは違って、全身毒性の余分な徴候を発現することがな い。
本予期例において、本発明で説明する療法や方法を用いて低血圧症を治療する好 ましい方法の−を明示する。
抗腫瘍壊死因子抗体は、カランドラらが説明した方法(Calandra et  al、 (1991)、 In: Bacterial Endot。
xins: Cytokines Mediators and New Th erapies forSepsis、 l)り、 141−159)により調 製することができる。
カランドラらの文献は、この目的のために引用することにより本明細書の一部と する。この抗腫瘍壊死因子抗体の例としては、ボートラ−らが説明した( Be utler et al、 (1985)、 5cience、 229:86 9−871)ポリクロナール抗TNF抗体が挙げられる。ポートラ−らの文献は 、この目的のために引用することにより本明細書の一部とする。さらに、本発明 の方法に使用することができ、且つ本発明の特により好ましい形態として抗TN Fモノクロナール抗体がある。このTNFに対するモノクロナール抗体は、トレ ーシーら(1987)がネイチャー誌で説明している(Tracey et a l、 (1987)、 Nature、 330:662−664)。トレーシ ーらの文献は、本発明の併用療法および治療方法に使用する抗TNFモノクロナ ール抗体の調製方法を説明する目的で引用することにより本明細書の一部とする 。好ましい抗TNFモノクロナール抗体はCBOOO6である。
患者は先ず、低血圧症があることを確認しなければならない。本発明の目的のた め、低血圧とは収縮期血圧が約100mmHg以下の病状を指すものとする。
患者に低血圧症があることが確認されたならば、無アルギニン非経口製剤の投与 を開始する。無アルギニンTPNの組成は本発明で説明している。この製剤には 、動物が代謝上必要としている尿素サイクルを確保するために、シトルリンおよ び/またはオルニチンを配合してもよい。動物あるいは患者には、血清または血 漿アルギニン濃度が低丁するまで、無アルギニンTPNの投与を続行する。この ため、患者または動物から採取した血清および/または血漿サンプル中のアルギ ニン濃度の変化を連続モニターする。
抗TNF抗体、特にエックスレーら(1989) (Murine monoc lonal antibody to recombinant human  tum。
r necrosis factor in the treatment o f patients with 5evere 5eptic 5hock、 ^bstract No、 324. Programs and abstr acts of the 29th 1nterscience confer ence on anti−microbial agents and ch emotherapy。
155)が説明した抗TNFモノクロナール抗体の一括投与用量を、無アルギニ ン非経口製剤と同時に患者に投与する。こうすることにより、抗TNF抗体の投 与中、患者および/または動物に無アルギニン非経口製剤が与えられている。こ の治療により、患者および/または動物の全身血圧の水準が正常血圧水準(すな わち、少なくとも約100mmHg)に上昇する。
重篤な全身性ショック患者を、組替えヒトTNFに対するネズミモノクロナール 抗体(抗rhTNF)によって治療したところ、患者1o名のうち9名の低血圧 症が逆転したことをエックスレーらが報告している( 1989)。 しかしな がら、正常血圧水準に達した後7日以内に回復患者の50%が死亡したとも報告 されている。エックスレーらが報告したこの死亡率は、敗血症性ショック患者を 治療しない場合の死亡率と相対的には同じである(カランドラら(1988)参 照)。従って、感染誘発後抗TNF抗体を単独投与すると、死を防ぐ手段が無い ことになる。抗体による治療前、あるいはこれと同時に無アルギニン全非経口製 剤を患者に投与すると、患者の生存を増進し、患者の死亡率を向上させる。
支見丘l別 本実施例において、IL−1,またはIL−1およびIFN−αによる酸化窒素 シンターゼの誘発に対する、インターロイキン1受容体拮抗剤の効果について果 であるが、データとしてはインターロイキン1受容体拮抗剤を生体内(in v ivo)で使用する場合に期待できる効果も示唆するものとなっている。
本実施例では、血管平滑筋においてIL−1αが誘発した酸化窒素シンターゼの 抑制について説明する。
左旋■」 ヒト組替えIL−1α(以下、IL−1と言う。比活性、リンパ球活性化因子2 xlO”単位/ m g )は、大日本製薬株式会社(日本の大阪市)製造のも のを、国立癌研究所(National Cancer In5titute) から恵贈された。ヒト組替えIL−1受容体拮抗剤はシナ−ジエン(Syner gen、 Boulder、 Co、 >から産生させた。ラットインクフェロ ンγ(IFN−γ)は、アムジェン・バイオロジカルス社(^mgen Bio logicals、 Thousand 0aks、 CA)から入手した。別 段の特記がないかぎり、生化学試薬はすべてシグマ・ケミカル社(Sigma  Chemical Co、、St、 Louis、 Mo)から入手した。細胞 培養基および試薬は、別段の特記のないかぎり、ウィテソカー°バイオプロダク ト (Whittaker Bioproducts、Walkersvill e、lb、、)から入手した。
虹囚亙遣 マウスA375黒色腫細胞は、テキサス大学医学部アンダーソン癌センターのE  フレイナーマン博士(Dr、 E、 Kleinerman、 The Un iversity of Texas M、D。
へnderson Cancer Center)から恵贈された。細胞は、ヘ ペス(HEPES)緩衝液(pH7,4) 10mMオヨヒウシ胎児血清1o9 6を含むダルベツコ改良型イーグルの培地(Dulbecco’s modif ied Eagle medium)とハムスF−12培地(Ham’s F− 12medium)中に保持した。全ての組織培養試薬中の内毒素含量は、リム ルステスト(limuLus amebocyte assay)による測定で 0.25 nK / m L以下であった。ネズミDIOT細胞は、アメリカン ・タイプ・カルチュアー・コレクション(American Type Cu1 ture Co11ection、 Rockville、 Md、)がら入手 した。
フィッシャー344ラツトの雄成獣(adult male Fischer  344 rats)がら大動脈を採取し、中間層を外植して大動脈平滑筋を培養 した。大動脈は無菌的に外し、管腔の内外表面を掻爬して、外股および内皮細胞 を取り除いた。中間片をブリマリア25cm”組織培養フラスコ(Primar ia 25m2tissue culture flasks)に付着させて、 細胞が現れるまで増殖培地で水分を保ちながら放置した。培養物には週二回、ウ シ胎児血清10%、ヘペス緩衝液(pH7,4) 25 mM、L−グルタミン 2mM、内皮細胞増殖助剤(Biomedical Technologies 、 1nc、、 Stoughton、 1lIA) 40 μg / m L 、ゲンタマイシン(GIBCOBRL、 Grand l5land、 NY)  10 u g/m Iを含む培地199を補給した。初代培養が集密的となっ たとき、トリプシン処理により継代を行い、外植片は捨てた。この実験では、1 2〜14継代の細胞を、96ウエルのプレートにウェル当り20,000を接種 し、集密となったものを使用した。この細胞は古典的な谷と丘を有する平滑筋細 胞の表現形を示し、平滑筋アクチンに対する染色に陽性の反応を示した。
11土玉七文 ラット大動脈平滑筋細胞を96ウエルのマイクロチター(m1crotiter )プレートに置き、3−(4,5ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5−ジ フェニルテトラゾリウムブロマイド(3−(4,5dimethylthazo 12−yl)−2,5−diphenyltetrazolium bron+ ide: MTT) 0 .2m g / m Lを含むRPMI−1640培 地中で90分間インキュベートシ、ハンクス液で洗い、ジメチルスルフオキシド 100μL中で可溶化を行った。細胞内でMMTがホルマザンに対して減少する 程度を、550 n m (OD5so)における吸光度測定によって定量化し て、これを細胞呼吸の指標とした( Klostergaard、 J、 。
et al、 J、Immunol、 Methods 101:97108. 1987)。
上上二上−沖−【【シた細胞fl @@仝畏芙IL−1依存性のT細胞系である ネズミD10細胞を使って、IL−1のミトゲン活性を測定した。IL−1の存 在下における細胞増殖を、前報と同様にして(Bakouche、 09et  al、 J、 Immunol、138:4249−4255゜1987) ( ’H)チミジンの取り込みによって評価した。
+L−↓)1」ルf: m d F1及且渾A375腫瘍細胞を96ウエルのマ イクロタイター(m1crotiter)プレートにウェル当り6000個の密 度で接種して、IL−1が誘発した細胞毒性を検討し。
た。−晩付着させた後、NAAまたはNMAの存在下あるいは不存在下でI L  −1(3〜300 n g/mL)を添加した。細胞を3日間インキュベート した後、さらに2時間かけて(3H)チミジン(ウェル当り1μC1)を添加し た。細胞をグラスファイバーディスク(PHD Ce1l harvested ; Cambridge Technology、 Inc、。
Watertown、 Ma)に採取した。ディスクは一晩大気乾燥し、モデル 1900TRシンチレーシヨンカウンター (Pachard Instrum ent Division、 Downers Grove。
11、)で放射能を測定した。
滑 細胞中の亜石酸声Δ の7−上製1ウシ胎児血清10%、ヘペス緩衝液(p H7,4) 25 mMl グルタミン2mM、ペニシリン80U/mL、スト レプトマイシン80μg/mL、フンギシン2μg/ m L、および図中の註 に示す濃度にょるIL−1、IFN−γと各種阻害剤を含むRPMI−1640 培地中で、ラット大動脈平滑筋細胞をインキュベートした。96ウエルのマイク ロタイター(m1crotiter)プレートの読み取り器に標準グリース検定 器(Gremm、 L、 。
et al、 Anal、Biochem、126:131−138. 198 2)を取り付けて、所望時に培養基中の亜硝酸塩濃度の測定を行えるようにした 。このようにして、グリース試薬(スルファニル酸0 、596、ナフタレンシ アミン0.05%、リン酸2,5%)■00μLを等量の培養基に加え、OD  ssoを測定して亜硝酸塩濃度の標準曲線を作図した。
細胞の不存在下でインキュベートした培地のバックグラウンド0D55oは実験 値から減じた。
平坦−於しさ□0(酸化室−1)シンタニニザゴプ膚[事[≧−法□淀ウシ胎児 血清1096、ヘペス緩衝液(pH7,4) 25 mMl グルタミン2mM 、ペニシリン801t g / m L、ストレプトマイシン80μg/mL、 フンギシン2μg / m L、リポ多糖(大腸菌(E、 coli) 011 1 : B4)30μg/mL、IFN−750U/mLを含むRPMI−16 40培地中で、ラット大動脈平滑筋細胞をインキュベートした。細胞は24時間 後採取し、細胞質ゾルを調製した( Gross、 S、 S6.et al、  Biochem、 Biophys、 Res、 Commun、 178: 823−829.1991)。前記報で説明されているFe2゛ミオグロビン法 (Gross。
S、S、et al、 Biochem、 Biophys、 Res、 Co mmun、 178:823−829.1991)により、細胞質ゾルのNoシ ンターゼ活性を分析した。
火Jl果 血−管だ七a@訓」【ぢ]」窒慢」)二ンじ乙:=だ」λ1[発生物学的反応モ デファイアーの不存在下で増殖したところ、ラット大動脈平滑筋細胞は酸化窒素 シンターゼ活性の徴候を示さなかった。しかしながら、ヒト組替えI L −1 (40n g、/mL)の存在下で培養すると、この細胞はNoの安定な分解産 物である亜硝酸塩を多量に生成放出した。14時間以内に亜硝酸塩合成がはっき りと観察されるようになり、少なくとも40時間増加を続けた(図28)。これ らの観察結果は、IL−1が培養物中のラット(Beasley、 D、 、  et al。
J、 Chin、 Invest、 87:602−608.1991)および ラビット(Busse & Mulsch Febs Lett、 275:8 7−90.1990)大動脈平滑筋細胞を誘発して、グアニル酸シクラーゼを活 性化し亜硝酸塩に分解する因子を放出させるとの最近の報告と一致する。図28 に示す通り、IFN−γは自らは平滑筋細胞の酸化窒素シンターゼを誘発しない が、II、−1によるシンターゼの誘発を顕著に増進した。IL−1受容体拮抗 剤は、IL−1、またはIL−1およびIFN−γによる酸化窒素シンターゼの 誘発を9806以上阻害した。lng/mLと言う低い濃度水準であっても、I L−1は平滑筋細胞中で検出できるほどの酸化窒素シンターゼ活性を誘発した。
IL−1単独およびIL−1およびIFN−7のED5゜(すなわち、最大反応 の5096の反応をする用量)はそれぞれ約5 n g / m Lと約1ng /mLであった(図28、パネルB)。
酸化窒素シンターゼの誘発は、RNAとタンパク両方の合成に依存することが認 められた。従って、平滑筋細胞のコントロール単層をIL−1(100ng/m L)とIFN−7(50ng/mL)の存在下で14時間培養し、これを無すイ ト力イン培地に移してさらに16時間培養することにより、亜硝酸塩2.52= 0.28mn(+I(平均上標準偏差)を産生じた。同数の細胞をダクチノマイ シン0 、5 m g / m Lまたはシクロへキシミド1 m g / m  Lのいずれかを加えた培地により同様にして培養した時の亜硝酸塩産生は0. 1 nm01以下に過ぎなかった。ミトコンドリア呼吸の尺度であるMTTの減 少から判断すると、ダクチノマイシン、シクロへキシミドのいずれもこの条件下 では細胞の生活力に悪影響を与えなかった。 (ダクチノマイシンまたはシクロ へキシミドで処理し、IL−1で活性化された細胞によりMTTは、IL−1単 独で処理したコントロール細胞による測定値に対してそれぞれ101%±6 % と95%±796減少した[平均上標準偏差コ 。 ) 薬学および/または神経生理学技術の当業者は、本発明の開示により本発明を実 施することができるが、さらに下記の参照文献により特定の態様の実施を促進し 、その理解を増進することができる。文献をこの表加えたことをもって、該文献 が本発明の先行技術であると承認したと解釈してはならない。
次に掲げる文献は、本発明の目的の関連する部分について引用することにより特 に本明細書の一部とする。
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2、動物に投与することにより腫瘍壊死因子または内毒素が誘発する該動物の全 身低血圧症を予防する非経口製剤であって、薬学的に許容し得る希釈剤中に、ア ルギニン を含み、該動物の血漿アルギニン濃度を4μMまtこ(まそれ未満に維持できる アルギニン含量を配合してなる非経口製剤。
フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約0.5〜1.5g/lバリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/I チロシン 約0.25〜0.75g/Iグリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l を含んでなり、動物の酸化窒素合成を低下させることができる動物の低血圧症治 療用の抗降圧性非経口栄養製剤。
4、さらにオルニチンおよびシトルリンを含有する請求項3に記載の抗降圧性非 経口製剤。
5、イソロイシン 約3〜4g/l ロイシン 約4〜6g/l リシン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約0.5〜1.5g/lバリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.7 s g/lグリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l を含むアミノ酸類を含有している無アルギニン製剤力1らなる低血圧症のおそれ がある動物のための栄養補給製剤。
6 上記アミノ酸類にオルニチン約1〜2g/lまたはシトルリン約1g/lが さらに含まれている請求項5に記載の製剤。
7、動物の低血圧症の治療方法において用いる実質的に無アルギニンのアミノ酸 混合物からなる抗降圧性非経口製剤であって、該方法が、 収縮期血圧が100mmHg未満である動物を特定することと、 実質的に無アルギニンのアミノ酸混合物からなる抗降圧性非経口製剤を該動物に 投与することと、該動物の血圧測定を定期的に行うことと、該動物の収縮期血圧 が100夏η夏ηHg以上であることが検出されるようになるまで該抗降圧性非 経口製剤の投与を継続することと、 イソロイシン 約3〜4g/l ロイシン 約4〜6g/l リシン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約0.5〜1. 、5 g / 1バリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75g/lグリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l を含有する抗降圧性非経口製剤。
8、必須および非必須アミノ酸類の混合物と薬学的に許容し得る賦形剤ならびに 酸化窒素産生を抑制できるアルギニン類縁物質の治療有効量からなる低血圧症治 療用処方として使用される無アルギニン非経口製剤。
9 アルギニン類縁物質がN”−アミノ−L−アルギニン、N″−メチル−L− アルギニン、またはそれらの合剤である請求項8に記載の製剤。
10、アルギニン類縁物質がN“−メチル−L−アルギニンまたはN“−メチル −L−アルギニンである請求項8に記載の製剤。
11 アルギニン類縁物質がN″−メチル−L−アルギニンであり、その治療有 効量が約0 、1 m g / k g〜100 m g / k gである請 求項8に記載の製剤。
12、N”−メチル−L−アルギニンの治療有効量が約10 m g / k  g 〜30 +n g / k gである請求項8に記載の製剤。
13 上記非経口製剤が、 イソロイシン 約3〜4g/l ロイノン 約4〜6g/l リシン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l l−レオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約05〜1.5 g/ 1バリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75 g/ lグリシン 約4〜5g/l アスパラキン酸 約2〜3g/l からなる必須および非必須アミノ酸類の混合物を含有する請求項8に記載の製剤 。
14 オルニチン約1〜2g/Iを含有する請求項8に記載の製剤。
15 血漿または血清アルギニン濃度を低下させるのに充分な用量の上記非経口 製剤をアルギニン類縁物質の前に投与する請求項8に記載の製剤。
16、動物の低血圧症を治療するためにアルギニン類縁物質とともに用いられる 必須及び非必須アミノ酸の無アルギニン混合物がらなり、該アルギニン類縁物質 がN′″−アミノ−L−アルギニン、N”−ニトロ−L−アルギニン、N′−メ チル−L−アルギニン、またはそれらの合剤である、抗降圧性製剤。
17 アルギニン類縁物質がN“−メチル−L−アルギニンである請求項16に 記載の製剤。
18、抗降圧性非経口製剤が、薬学的に許容し得る賦形剤に、 フェニルアラニン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75g/Iグリシン 約4〜5g/Iおよび アスパラギン酸 約2〜3g/l の必須および非必須アミノ酸類を含んでなる請求項16に記載の製剤。
19 アルギニン類縁物質がN″−メチル−L−アルギニンであり、その治療有 効量が約0 、1 m g / k g〜100 m g / k gである請 求項16に記載の製剤。
20、上記製剤の治療有効濃度中に濃度約10mg/kg〜約30 m g /  k gのN″−アミノ−L−アルギニンを含有している請求項16に記載の製 剤。
21、N”−アミノ−L−アルギニンの治療有効濃度が約20 m g / k  gである請求項16に記載の製剤。
22 化学療法剤に関連する動物の低血圧症の治療のための治療処方として用い られる無アルギニン非経口製剤であって、該処方が治療有効濃度の酸化窒素抑制 性アルギニン類縁物質を含み、該アルギニン類縁物質が該製剤と同時またはその 後に投与される、無アルギニン非経口製剤。
23 上記化学療法剤が腫瘍壊死因子、インターロイキン2、インターロイキン 1、またはそれらの合剤である請求項22に記載の製剤。
24 無アルギニン非経口製剤が、薬学的に許容し得る賦形剤に、 イソロイシン 約3〜4g/l ロイシン 約4〜6g/l リジン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約0.5〜1.5 g/ 1バリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75 g/ 1グリシン 約4〜5g/lおよび アスパラギン酸 約2〜3g/l の必須および非必須アミノ酸類の混合物からなる請求項22に記載の製剤。
25、アルギニン類縁物質の治療有効量が約0.1mg / k g 〜100  m g / k gである請求項22に記載の製剤。
26、アルギニン類縁物質がN″−メチル−L−アルギニンであり、その治療有 効量が約0.1mg/kg〜20 m g / k gである請求項22に記載 の製剤。
27、アルギニン類縁物質がN”−メチル−L−アルギニン、N“−アミノ−L −アルギニン、N”−二トローL−アルギニン、またはそれらの合剤である請求 項22に記載の製剤。
28、敗血症ショックに伴う動物の低血圧症の治療のために酸化窒素抑制性アル ギニン類縁物質とともに用いられる無アルギニン非経口製剤であって、該アルギ ニン類縁物質が該製剤と同時またはその後に投与される、無アルギニン非経口製 剤。
29 上記敗血症性ショックが細菌性内毒素に関連する敗血症性ショックである 請求項28に記載の製剤。
30、アルギニン類縁物質がN″−メチル−L−アルギニン、N″−アミノ−L −アルギニン、N″−二トローL−アルギニン、またはそれらの合剤である請求 項28に記載の製剤。
31 アルギニン類縁物質がN″−メチル−L−アルギニンである請求項28に 記載の製剤。
32 アルギニン類縁物質の治療有効濃度が動物の体重に対して約15 m g  / k g 〜約30 m g / k gである請求項28に記載の製剤。
33、低血圧症が発症するおそれがあるか、発症している動物の栄養補給のため に酸化窒素シンターゼ阻害剤とともに用いる栄養補給無アルギニン非経口製剤で あって、該製剤の投与と同時またはその後に該阻害剤が投与される、無アルギニ ン非経口製剤。
34 酸化窒素シンターゼ阻害剤がN“−メチル−L−アルギニン、N”−アミ ノ−L−アルギニン、またはN”−二トローL−アルギニン、またはそれらの合 剤である請求項33に記載の製剤。
35 実質的に無アルギニンである非経口製剤が、薬学的に許容し得る賦形剤に 、 イソロイシン 約3〜4g/l ロイシン 約4〜6g/l リシン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約0.5〜1.5g/lバリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75g/lグリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l の濃度の必須および非必須アミノ酸類の混合物を含んでなる請求項33に記載の 製剤。
36、酸化窒素シンターゼ阻害剤がN”−メチル−L−アルギニンである請求項 33に記載の製剤。
37、酸化窒素シンターゼ阻害剤の低血圧症抑制有効濃度が約20 m g /  k gである請求項33に記載の製剤。
38 坑内毒素抗体とともに治療処方に用いる無アルギニン製剤であって、必須 および非必須アミノ酸類の混合物を薬学的に許容し得る賦形剤に含んでなり、該 製剤の投与と同時またはその後に該坑内毒素抗体を投与する、無アルギニン製剤 。
39 無アルギニン製剤が非経口的または腸内に投与される請求項38に記載の 治療処方。
40 無アルギニン製剤が非経口製剤である請求項38に記載の治療処方。
41 上記非経口製剤が、薬学的に許容し得る賦形剤に、 イソロイシン 約3〜4g/l ロイノン 約4〜6g/l リシン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約0.5〜1.5g/lバリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75 g/ 1グリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l を含んでなる請求項38に記載の製剤。
42 上記製剤がさらにオルニチンを濃度約1〜2g/Iで含有している請求項 38に記載の製剤。
43、上記製剤がシトルリンを濃度約1〜2g/lで含有している請求項38に 記載の製剤。
44 坑内毒素抗体がHA−I Aである請求項38に記載の製剤。
45、インターロイキン1受容体拮抗物質とともに治療処方に用いる無アルギニ ン製剤であって、必須および非必須アミノ酸類の混合物を薬学的に許容し得る賦 形剤に含んでなり、該製剤の投与と同時またはその後に該拮抗物質を投与する、 無アルギニン製剤。
46 上記製剤が、薬学的に許容し得る賦形剤に、フェニルアラニン 約1〜2 g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l チロシン 約0.25〜0.75 g/ 1グリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l を含んでなる請求項45に記載の製剤。
47 上記製剤がさらにオルニチンを濃度約1〜2g/lで含有している請求項 45に記載の製剤。
48 上記製剤がシトルリンを濃度約1〜2g/lで含有している請求項45に 記載の製剤。
49 インターロイキン1受容体拮抗物質がIL 1raである請求項45に記 載の製剤。
50 抗腫瘍壊死因子抗体とともに治療処方に用いる無アルギニン製剤であって 、必須および非必須アミノ酸類の混合物を薬学的に許容し得る賦形剤に含んでな り、該製剤の投与と同時またはその後に該抗体を投与する、無アルギニン製剤。
51 抗腫瘍壊死因子抗体がモノクロナール抗体またはポリクロナール抗体であ る請求項50に記載の製剤。
52 抗腫瘍壊死因子抗体がモノクロナール抗体である請求項50に記載の製剤 。
53 抗腫瘍壊死因子モノクロナール抗体がCB0006である請求項50に記 載の製剤。
54 上記製剤が、薬学的に許容し得る賦形剤に、イソロイシン 約3〜4g/ l チロシン 約0.25〜0.75 g/ 1グリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l からなる必須および非必須アミノ酸類の混合物を含んでなる請求項5oに記載の 製剤。
55、非経口製剤がオルニチンを濃度約1〜2g/lで含有している請求項5o に記載の製剤。
56、非経口製剤がシトルリンを濃度約1〜2g/lで含有している請求項5o に記載の製剤。
57 抗腫瘍壊死因子抗体の治療有効量が約0.1mg/kg〜約20 m g  / k g テある請求項5oに記載の製剤。
58、坑内毒素抗体とともに敗血症ショックに伴う動物の低血圧症の治療に用い る無アルギニン製剤であって、該製剤の投与と同時またはその後に該抗体を投与 する、無アルギニン製剤。
59 敗血症ショックが細菌性内毒素に関連する敗血症性ショックである請求項 58に記載の製剤。
60 無アルギニン製剤が非経口製剤である請求項58に記載の製剤。
61、坑内毒素抗体がHA−I Aである請求項58に記載の製剤。
62 坑内毒素抗体の治療有効濃度が約0.1mg/kg〜約20 m g 、 / k gである請求項58に記載の製剤。
63、無アルギニン非経口製剤が、薬学的に許容し得る賦形剤に、 イソロイシン 約3〜4g/l ロイシン 約4〜6g/l リジン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約05〜1.5g/lヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜Q、75 g/ 1グリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l を含んでなる請求項58に記載の製剤。
64、化学療法剤に関連する動物の低血圧症の治療のための治療処方としてイン ターロイキン1受容体拮抗物質または抗腫瘍壊死因子抗体とともに用いられる製 剤であって、該抗体が該製剤と同時またはその後に投与される、無アルギニン非 経口製剤。
65、インターロイキン1受容体拮抗物質がIL 1raである請求項64に記 載の製剤。
66、上記処方に抗腫瘍壊死因子抗体を含み、上記化学療法剤がインターロイキ ン1またはインターロイキン2である請求項64に記載の製剤。
67 上記処方にインターロイキン1受容体拮抗物質を含み、上記化学療法剤が 腫瘍壊死因子またはインターロイキン2である請求項64に記載の製剤。
68 無アルキニン非経口製剤が、薬学的に許容し得る賦形剤に、 イソロイシン 約3〜4g/l ロイシン 約4〜6g/l リジン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約05〜1.5g/lバリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75 g/ 1グリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l を含んでなる請求項64に記載の製剤。
69 インターロイキン1受容体拮抗物質の治療有効量が約1 m g / k  g 〜約100mg/k gである請求項64に記載の製剤。
70、上記処方に抗腫瘍壊死因子抗体を含み、上記化学療法剤が腫瘍壊死因子で ある難治性低血圧症の治療に用いる請求項64に記載の製剤。
71 内毒素に暴露され、敗血症ショックに関連した低血圧症にある動物の治療 に用いるようにインターロイキン1受容体拮抗物質または坑内毒素抗体と組み合 わされる、該拮抗物質・抗体と同時に投与される無アルギニン非経口製剤。
72、坑内毒素抗体がHA−I Aである請求項71に記載の製剤。
73、非経口製剤である請求項71に記載の製剤。
74、抗腫瘍壊死因子抗体とともに内毒素関連敗血症ショックまたはサイトカイ ン誘発ショックにある動物の低血圧症の治療に用いる無アルギニン非経口製剤で あって、該製剤の投与と同時またはその後に該抗体を投与する、無アルギニン製 剤。
75、無アルギニン非経口製剤が、薬学的に許容し得る賦形剤に、 イソロイシン 約3〜4g/l ロイシン 約4〜6g/l リシン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約0.5〜1.5g/lヒスチジン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75 g/ 1グリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l を含んでなる請求項74に記載の製剤。
76、抗腫瘍壊死因子抗体の治療有効量が約0.1mg/kg〜約20 m g  / k gである請求項74に記載の製剤。
77 抗腫瘍壊死因子抗体がCBOOO6である請求項74に記載の製剤。
78 サイトカインが誘発したショックを治療するための請求項74に記載の製 剤。
国際調査報告 フロントページの続き (31)優先権主張番号 910,868(32)優先日 1992年7月1日 (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、SE)、0A (BF、BJ、CF、CG、CI、 CM、 GA、 GN、 ML、 MR, SN、 TD、 TG)、 AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、  CH,C3゜DE、DK、ES、FI、GB、HU、JP、KP、MG、MN、 MW、NL、No、PL、RO,RU、SD、 5E (72)発明者 キルボーン、ロバート・ジ−アメリカ合衆国、77096 テ キサス、ヒユーストン、アパートメント 408、プレース・ヴアリー 549 0 (72)発明者 グリフイス、オーウェン・ダブリューアメリカ合衆国、100 21 ニュー・ヨーク、ニュー・ヨーク、アパートメント 6エイチ、シックス テイーサード・ストリートイースト 430 (72)発明者 グロス、スティーヴン・ニスイギリス国、ダブりニー86キユ ーデイー ロンドン、ストラドフォード・ロード

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.実質的に無アルギニノであるアミノ酸類の混合物からなり、低血圧症の動物 に投与することにより該動物の血圧を生理的に許容し得る水準に維持することが できる抗降圧性非経口製剤。 2.実質的に無オルニチンおよび無ノトルリノである請求項1に記載の抗降圧性 非経口製剤。 3.上記アミノ酸類の混合物が、 アラニノ プロリノ セリノ ロイノノ メチオニノ フェニルアラニノ リノノ バリノ イノロイノノ トレオニノ トリプトファノ ヒスチノノ チロノノ グリノノ アスパラギノ酸 からなる請求項1に記載の抗降圧性非経口製剤。 4.さらにオルニチンまたはノトルリノを含有する請求項1に記載の非経口製剤 。 5.製剤全量に対してオルニチン約2g/lおよびノトルリノ約1g/lを含有 する請求項1に記載の抗降圧性非経口製剤。 6.動物に投与することにより腫瘍壊死因子または内毒素が誘発する該動物の全 身低血圧症を予防する非経口製剤であって、薬学的に許容し得る希釈剤中に、ア ルギニノ ロイノノ メチオニノ フェニルアラニノ リノノ バリノ イノロイノノ トレオニノ トリプトファノ アラニノ プロリノ セリノ チロノノ グリノノ ヒスチノノ アスパラギノ酸 を含み、 該動物の血漿アルキニノ濃度を4μMまたはそれ未満に維持できるアルギニノ含 量を配合してなる非経口製剤。 7.アルギニノ 約0.1〜1g/l イノロイノノ 約3〜4g/l ロイノノ  約4〜6g/l リノノ 約3〜4g/l メチオニノ約 1〜2g/l フェニルアラニノ 約1〜2g/l トレオニノ 約2〜3g/l トリプトファノ 約0.5〜1.5g/lバリノ 約3〜4g/l アラニノ 約3〜4g/l ヒスチノノ 約1〜2g/l プロリノ 約3〜4g/l セリノ 約1〜29g/l チロノノ 約0.25〜0.75g/lグリノノ 約4〜5g/l アスパラギノ酸 約2〜3g/l を配合し、動物の酸化窒素合成を低下させることがてきる動物の低血圧症治療用 の抗降圧性非経口栄養製剤。 8.さらにオリニチノおよびノトルリノを含有する請求項7に記載の抗降圧性非 経口製剤。 9.イノロイノノ ロイノノ リノノ メチオニノ フェニルアラニノ トレオニノ トリプトファノ ハリノ アラニノ ヒスチノノ プロリノ セリノ チロノノ グリノノ アスパラギノ酸 の化合物からなる群より選ばれるアミノ酸類の実質的に無アルギニノの製剤から なり、該製剤が動物の酸化窒素合成を抑制する、低血圧のおそれある動物に用い る栄養補給製剤。 10. イソロイノノ 約3〜4g/l ロイノノ 約4〜6g/l リノノ 約1〜2g/l メチオニノ 約1〜2g/l フェニルアラニノ 約2〜3g/l トレオニノ 約2〜3g/l トリプトファノ 約0.5〜1.5g/lバリノ 約3〜4g/l アラニノ 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75g/lグリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l からなるアミノ酸類を含有している請求項9に記載の製剤。 11.上記アミノ酸類にオルニチン約1〜2g/lまたはシトルリン約1g/l が含まれている請求項9に記載の製剤。 12.動物の低血圧症の治療方法であって、該動物の収縮期血圧か100mmH g以下であることを確認することと、 実質的に無アルギニンのアミノ酸混合物からなる抗降圧性非経口製剤を該動物に 投与することと、該動物の血圧測定を定期的に行うことと、該動物の収縮期血圧 が100mmHg以上であることが検出されるようになるまで該抗降圧性非経口 製剤の投与を継続することと、 からなる低血圧症治療方法。 13.上記抗降圧性非経口製剤が、 オルニチン 約1〜2g/l イソロイシン 約3〜4g/l ロイシン 約4〜69/l リシン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約0.5〜1.5g/lトリプトファン 約0.5〜1.5g /lバリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン約3〜4g/l セリン約1〜2g/l チロシン約0.25〜0.75g/l グリシン約4〜5g/l アスパラギン酸約2〜3g/l を含有している請求項12に記載の方法。 14.上記抗降圧性非経口製剤が、オルニチン約1〜2g/lまたはシトルリン 約1g/lを含有している請求項12に記載の方法。 15. イソロイシン 約3〜4g/l ロイシン 約4〜6g/l リシン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約0.5〜1.5g/lバリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75g/lグリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約4〜5g/l よりなるアミシ酸類混合物を含有し、抗降圧性濃度である約0.01重量%〜約 0.1重量%のアルギニンを配合した抗降圧性非経口製剤をこの動物に投与する ことよりなる敗血症性ショックにある動物に栄養補給する方法。 16.抗降圧性非経口栄養製剤がオルニチンを全量に対して約1〜2g/lの濃 度で含有している請求項15に記載の方法。 17.必須および非必須アミシ酸類の混合物を薬学的に許容し得る賦形剤に含ま せたものを含有する無アルギニン非経口製剤の治療有効量ならびに酸化窒素産生 を抑制できるアルギニン類縁物質の治療有効量からなる低血圧症治療用処方。 18.アルギニン類縁物質がNω−アミノ−L−アルギニン、Nω−メチル−L −アルギニン、またはそれらの合剤である請求項17に記載の処方。 19.アルギニン類縁物質がNω−メチル−L−アルギニンまたはNω−メチル −L−アルギニンである請求項17に記載の処方。 20.アルギニン類縁物質がNω−メチル−L−アルギニンであり、その治療有 効量が約0.1mg/kg〜100mg/kgである請求項17に記載の処方。 21.Nω−メチル−L−アルギニンの治療有効量が約10mg/kg〜30m g/kgである請求項17に記載の処方。 22.上記非経口製剤が、 イソロイシン 約3〜4g/l ロイシン 約4〜6g/l リシン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約0.5〜1.5g/lバリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75g/lグリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l からなる必須および非必須アミシ酸類の混合物を含有する請求項17に記載の処 方。 23.上記製剤がオルニチン約1〜2g/lを含有する請求項17に記載の処方 。 24.血漿または血清アルギニン濃度を低下させるのに充分な用量の上記非経口 製剤をアルギニン類縁物質の前に投与する請求項17に記載の処方。 25.動物の低血圧症の治療方法であって、該動物の収縮期血圧が約100mm Hg以下であることを確認することと、 必須および非必須アミシ酸類からなる実質的に無アルギニンの混合物を含有する 抗降圧性製剤を該動物に投与することと、 該製剤と同時に、またはその後、酸化窒素抑制性アルギニン類縁物質の治療有効 量を該動物に投与することと、 該動物の血圧のモニターを少なくとも24時間にわたって行うことと、 少なくとも100mmHgの収縮期血圧が検出されるようになるまで、該動物に 該製剤と該アルギニン類縁物質の投与を継続することと、 よりなる低血圧症の治療方法。 26.アルギニン類縁物質がNω−アミシ−L−アルギニン、Nω−ニトロ−L −アルギニン、Nω−メチル−L−アルギニン、またはそれらの合剤である請求 項25に記載の方法。 27.アルギニン類縁物質がNω−メチル−L−アルギニンである請求項25に 記載の方法。 28.抗降圧性非経口製剤が、 イソロイシン 約3〜4g/l ロイシン 約4〜6g/l リシン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約0.5〜1.5g/lバリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75g/lグリシン 約4〜5g/lおよび アスパラギン酸 約2〜3g/l の濃度の必須および非必須アミノ酸類を薬学的に許容し得る賦形剤に含ませたも のを含有している請求項25に記載の方法。 29.アルギニン類縁物質がNω−メチル−L−アルギニンであり、その治療有 効量が約0.1mg/kg〜100mg/kgである請求項25に記載の方法。 30.上記製剤の治療有効濃度中に濃度約10mg/kg〜約30mg/kgの Nω−メチル−L−アルギニンが含有されている請求項25に記載の方法。 31.Nω−メチル−L−アルギニンの治療有効濃度が約20mg/kgである 請求項25に記載の方法。 32.化学療法剤に起因する低血圧症の治療方法であって、 該化学療法剤を服用している動物をモニターし、収縮期血圧が約100mmHg 以下に低下して全身低血圧症になった動物を検出することと、無アルギニン非経 口製剤と、これと同時またはこの後に投与する治療有効濃度の酸化窒素抑制性ア ルギニン類縁物質とからなる処方によって該動物を治療することと、 収縮期血圧が少なくとも約100mmHgに上昇したことが検出されるようにな るまで、該動物に該処方を継続することと、 からなる治療方法。 33.上記化学療法剤が腫瘍壊死因子、インターロイキン2、インターロイキン 1、またはそれらの合剤である請求項32に記載の方法。 34.無アルギニン非経口製剤が、 イソロイシン 約3〜4g/l ロイシン 約4〜6g/l リシン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約0.5〜1.5g/lバリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75g/lグリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l からなる必須および非必須アミシ酸類の混合物を薬学的に許容し得る賦形剤に含 ませたものを含有する請求項32に記載の方法。 35.アルギニン類縁物質の治療有効濃度が約0.1mg/kg〜約100mg /kgである請求項32に記載の方法。 36.アルギニン類縁物質が治療有効濃度約20mg/kgのNω−メチル−L −アルギニンである請求項32に記載の方法。 37.アルギニン類縁物質がNω−メチル−L−アルギニン、Nω−アミシ−L −アルギニン、Nω−ニトロ−L−アルギニン、またはそれらの合剤である請求 項32に記載の方法。 38.敗血症性ショックに伴う低血圧症の治療方法であって、 動物に治療有効量の無アルギニン非経口製剤を投与し、これと同時またはこの後 に治療有効量の酸化窒素抑制性アルギニン類縁物質を投与することと、少なくと も100mmHgの収縮期血圧が検出されるようになるまで、該動物に無アルギ ニン非経口製剤の投与を継続することと、 よりなる治療方法。 39.上記敗血症性ショックが細菌性内毒素に関連する敗血症性ショックである 請求項38に記載の方法。 40.アルギニン類縁物質がNω−メチル−L−アルギニン、Nω−アミノ−L −アルギニン、Nω−ニトロ−L−アルギニン、またはそれらの合剤である請求 項38に記載の方法。 41.アルギニン類縁物質がNω−メチル−L−アルギニンである請求項38に 記載の方法。 42.アルギニン類縁物質の治療有効濃度が動物の体重に対して約15mg/k g〜約30mg/kgである請求項38に記載の方法。 43.低血圧症が発症するおそれがある動物の栄養補給方法であって、 低血圧症抑制効果がある濃度の酸化窒素シンターゼ阻害剤による治療とともに、 またはこれに先だって、栄養補給無アルギニン非経口製剤を動物に投与すること よりなる栄養補給方法。 44.酸化窒素シンターゼ阻害剤がNω−メチル−L−アルギニン、Nω−アミ シ−L−アルギニン、またはN5−ニトロ−L−アルギニン、またはそれらの合 剤である請求項43に記載の方法。 45.実質的に無アルギニンである非経口製剤が、イソロイシン 約3〜4g/ l ロイシン 約4〜6g/l リシン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約0.5〜1.5g/lバリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75g/lグリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l の濃度よりなる必須および非必須アミシ酸類の混合物を薬学的に許容し得る賦形 剤に含ませたものを含有する請求項43に記載の方法。 46.酸化窒素シンターゼ阻害剤がNω−メチル−L−アルギニンである請求項 43に記載の方法。 47.酸化窒素シンターゼ阻害剤の低血圧症抑制有効濃度が約20mg/kgで ある請求項43に記載の方法。 48.治療有効量の無アルギニン製剤と、これと同時またはこの後に用いる治療 有効量の坑内毒素抗体とからなる治療処方であって、該製剤が必須および非必須 アミシ酸類の混合物を薬学的に許容し得る賦形剤に含ませたものを含有する治療 処方。 49.無アルギニン製剤が非経口的または腸内に投与されるものである請求項4 8に記載の治療処方。 50.無アルギニン製剤か非経口製剤である請求項48に記載の治療処方。 51.上記非経口製剤が、 イソロイシン 約3〜4g/l ロイシン 約4〜6g/l リシン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約0.5〜1.5g/lバリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75g/lグリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l を薬学的に許容し得る賦形剤に含ませたものを含有する請求項48に記載の治療 処方。 52.上記製剤がさらにオルニチンを濃度約1〜2g/lで含有している請求項 48に記載の治療処方。 53.上記製剤がシトルリンを濃度約1〜2g/lで含有している請求項48に 記載の治療処方。 54.抗内毒素抗体がHA−1Aである請求項48に記載の治療処方。 55.治療有効量の無アルギニン製剤と、これと同時またはこの後に用いる治療 有効量のインターロイキン1受容体拮抗剤とからなる治療処方であって、該製剤 が必須および非必須アミシ酸類の混合物を薬学的に許容し得る賦形剤に含ませた ものを含有する治療処方。 56.上記製剤が、 イソロイシン 約3〜4g/l ロイシン 約4〜6g/l リシン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約0.5〜1.5g/lバリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75g/lグリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l を薬学的に許容し得る賦形剤に含ませたものを含有する請求項55に記載の治療 処方。 57.上記製剤がさらにオルニチンを温度約1〜2g/lで含有している請求項 55に記載の治療処方。 58.上記製剤がシトルリンを濃度約1〜2g/lで含有している請求項55に 記載の治療処方。 59.インターロイキン1受容体拮抗剤がIL lraである請求項55に記載 の治療処方。 60.治療有効量の無アルギニン非経口製剤と、とれと同時またはこの後に用い る治療有効量の抗腫瘍壊死因子抗体とからなる治療処方であって、該製剤が必須 および非必須アミシ酸類の混合物を薬学的に許容し得る賦形剤に含ませたものを 含有する治療処方。 61.抗腫瘍壊死因子抗体がポリクロナール抗体またはポリクロナール抗体であ る請求項60に記載の治療処方。 62.抗腫瘍壊死因子抗体がポリクロナール抗体である請求項60に記載の治療 処方。 63.抗腫瘍壊死因子ポリクロナール抗体がCB0006である請求項60に記 載の治療処方。 64.上記製剤が、 イソロイシン 約3〜4g/l ロイシン 約4〜6g/l リシン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約0.5〜1.5g/lバリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75g/lグリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l からなる必須および非必須アミシ酸類の混合物を薬学的に許容し得る賦形剤に含 ませたものを含有している請求項60に記載の治療処方。 65.非経口製剤がオルニチンを濃度約1〜2g/1で含有している請求項60 に記載の治療処方。 66.非経口製剤がシトルリンを濃度約1〜2g/1で含有している請求項60 に記載の治療処方。 67.抗腫瘍壊死因子抗体の治療有効量が約0.1mg/kg〜約20mg/k gである請求項60に記載の治療処方。 68.動物の敗血症性ショックに伴う低血圧症の治療方法であって、 該動物に治療有効量の坑内毒素抗体を投与し、これと同時にまたはこれに先立っ て治療有効量の無アルギニン製剤を投与することと、 少なくとも100mmHgの収縮期血圧が検出されるようになるまで、該動物の 血圧の定期的なモニターを行うことと、 少なくとも100mmHgの収縮期血圧が少なくとも24時間持続するようにな るまで、該動物に該無アルギニン非経口製剤の投与を継続することと、よりなる 治療方法。 69.敗血症性ショックが細菌性内毒素に関連する敗血症性ショックである請求 項68に記載の治療方法。 70.無アルギニン製剤が非経口製剤である請求項68に記載の治療方法。 71.坑内毒素抗体がHA−1Aである請求項68に記載の治療方法。 72.坑内毒素抗体の治療有効濃度が約0.1mg/kg〜約20mg/kgで ある請求項68に記載の治療方法。 73.無アルギニン非経口製剤か、 イソロイシン 約3〜4g/l ロイシン 約4〜6g/l リシン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約0.5〜1.5g/lバリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75g/lグリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l を薬学的に許容し得る賦形剤に含ませたものを含有する請求項68に記載の治療 方法。 74.化学療法剤に関連する低血圧症の治療方法であって、 該化学療法剤を服用している動物をモニターし、収縮期血圧が約100mmHg 以下に低下したのを検出することにより、全身低血圧症になった動物を発見する ことと、 血漿または血清アルギニン濃度を低下させるのに充分な治療有効量の無アルギニ ン製剤と、これと同時またはこの後の治療有効量のインターロイキン1受容体拮 抗剤または抗腫瘍壊死因子抗体の投与とからなる処方により該全身低血圧症動物 を治療することと、収縮期血圧が少なくとも約100mmHgに上昇したことが 検出されるようになるまで、該動物に該処方を縦続することと、 よりなる低血圧症の治療方法。 75.インターロイキン1受容体拮抗剤がIL lraである請求項74に記載 の方法。 76.上記処方には抗腫瘍壊死因子抗体を含み、且つ化学療法剤がインターロイ キン1またはインターロイキン2である請求項74に記載の方法。 77.難治性低血圧症の治療方法として、上記処方には抗腫瘍壊死因子抗体を含 み、且つ上記化学療法剤が腫瘍壊死因子である請求項74に記載の方法。 78.上記処方にはインターロイキン1受容体拮抗剤を含み、且つ上記化学療法 剤が腫瘍壊死因子またはインターロイキン2である請求項74に記載の方法。 79.無アルギニン非経口製剤が、 イソロイシン 約3〜4g/l ロイシン 約4〜6g/l リシン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約0.5〜1.5g/lバリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75g/lグリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l を薬学的に許容し得る賦形剤に含ませたものを含有する請求項74に記載の方法 。 80.インターロイキン1受容体拮抗剤の治療有効量が約1mg/kg〜約10 0mg/kgである請求項74に記載の方法。 81.内毒素に暴露された動物の敗血症性ショックか関連する低血圧症の治療方 法であって、血漿または血清アルギニン濃度を低下させるのに充分な治療有効量 の無アルギニン製剤と、これと同時にインターロイキン1受容体拮抗剤または坑 内毒素抗体とにより該動物を治療することと、 該動物の血圧をモニターすることと、 少なくとも100mmHgの収縮期血圧が検出されるまで、該動物に無アルギニ ン製剤を継続することと、 よりなる治療方法。 82.インターロイキン1受容体拮抗剤がIL lraであり、坑内毒素抗体が HA−1Aである請求項81に記載の方法。 83.無アルギニン製剤が非経口製剤である請求項81に記載の方法。 84.内毒素が関連する敗血症性ショックまたはサイトカインが誘発した敗血症 性ショックを持つ動物の低血圧症の治療方法であって、 血漿または血清アルギニン濃度を低下させるのに充分な治療有効量の無アルギニ ン非経口製剤を該動物に投与することと、 治療有効量の抗腫瘍壊死因子抗体の投与と同時に、あるいはこれに先立って、該 製剤を投与することと、この動物の血圧をモニターすることと、少なくとも10 0mmHgの収縮期血圧が検出されるまで、該動物に該無アルギニン非経口製剤 の投与を継続することと、 よりなる治療方法。 85.無アルギニン非経口製剤が、 イソロイシン 約3〜4g/l ロイシン 約4〜6g/l リシン 約3〜4g/l メチオニン 約1〜2g/l フェニルアラニン 約1〜2g/l トレオニン 約2〜3g/l トリプトファン 約0.5〜1.5g/lバリン 約3〜4g/l アラニン 約4〜5g/l ヒスチジン 約1〜2g/l プロリン 約3〜4g/l セリン 約1〜2g/l チロシン 約0.25〜0.75g/lグリシン 約4〜5g/l アスパラギン酸 約2〜3g/l を薬学的に許容し得る賦形剤に含ませたものを含有する請求項84に記載の方法 。 86.抗腫瘍壊死因子抗体の治療有効長が約0.1mg/kg〜約20mg/k gである請求項84に記載の方法。 87.サイトカインが誘発したショックを治療する請求項84に記載の方法。 88.抗腫瘍壊死因子抗体がCB0006である請求項84に記載の方法。
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