JPH0651124B2 - 粉砕機用補助潤滑装置 - Google Patents

粉砕機用補助潤滑装置

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JPH0651124B2
JPH0651124B2 JP63076645A JP7664588A JPH0651124B2 JP H0651124 B2 JPH0651124 B2 JP H0651124B2 JP 63076645 A JP63076645 A JP 63076645A JP 7664588 A JP7664588 A JP 7664588A JP H0651124 B2 JPH0651124 B2 JP H0651124B2
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    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C15/00Disintegrating by milling members in the form of rollers or balls co-operating with rings or discs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、石炭などの材料を粉砕する粉砕機、特に粉砕
機として代表的な型式であるボウルミルと関連して使用
するのに適当であり、ろ過した潤滑剤例えば油をボウル
ミルの作動中に主シャフト軸受に供給することによっ
て、ボウルミルの現用潤滑装置を補うように作動するこ
とができる粉砕機用補助潤滑装置に関する。
従来の技術 石炭などの材料を粉砕するのに使用される粉砕機が従来
から提供されていることは、昔からよく知られているこ
とである。そして、多数の異なる種類の材料を粉砕する
のに使用される粉砕機として、種々の型式の多くの粉砕
機が従来から存在している。これらの粉砕機の間には構
造上明瞭な差異が存在する。このような構造の差異は、
粉砕機によってどのような材料を粉砕するかなどの具体
的な適用に関連して、その要求される機能がいろいろと
異なることによって生じる。例えば、粉砕機の特定の具
体的適用において、考慮しなければならない主要なファ
クターのひとつとして、粉砕機において粉砕しようとす
る材料の種類がある。
石炭はこのような材料のひとつであり、石炭を特定の使
用のために粉砕することが必要とされる場合がある。こ
のような特定の使用のひとつとして、化石燃料焚き発電
システムがあり、このような発電システムにおいては、
そのための燃料として石炭を使用することが望まれ、石
炭をその使用目的のため、すなわち石炭焚き発電システ
ムにおいて使用するために粉砕することが要求されてい
る。
しかして、このような石炭焚き発電システムは、本質的
に、次に述べるような主要な構成要素を包含する。すな
わち、主要な構成要素として、石炭フィーダ、石炭を粉
砕する粉砕機、粉砕した石炭を分配して供給する配給シ
ステム、石炭が燃焼させられる炉、及び石炭焚き発電シ
ステムを適当に制御するのに必要な制御装置がある。そ
して、本発明は、特に、このような石炭焚き発電システ
ムにおける石炭粉砕機に関しているものであり、このよ
うな石炭粉砕機は半世紀前の昔からよく知られており、
それ自体は新しいものではない。また、今日まで、この
ような石炭粉砕機の構成及び作動についての多くの改良
が行われてきている。
従来の多くの石炭粉砕機は、特に、石炭焚き発電システ
ムにおいて使用されるように設計されて、それぞれ、多
くの特徴及び利益を有している。このような特徴とし
て、例えば、作動の信頼性が高いこと、動力消費が少な
いこと、メンテナンスが簡単なこと、石炭を粉砕する処
理能力が広いことなどが挙げられる。また、このような
石炭粉砕機は、作動が静かであること、潤滑装置が一体
的に設けられていること、石炭流れ及び石炭粒度の調節
及び制御が容易なこと、高い温度の空気を取り扱うこと
ができること(これは高湿分の石炭を粉砕するときに要
求される)などの特徴を有する。
以上述べた多くの特徴を有する石炭粉砕機の代表的な例
として、従来から、ボウルミルと呼ばれている粉砕機が
ある。この粉砕機は、石炭の粉砕が行われる粉砕表面が
ボウル(bowl)に似た外形を有することから、ボウルミル
という名前がつけられているものである。
このようなボウルミルは例えば米国特許第3,465,971号
明細書に示されており、この米国特許は石炭焚き発電シ
ステムにおいて使用するのに適当であって、燃料として
燃焼させられる石炭の粉砕を行うボウルミルの構成及び
作動について教示している。
この米国特許によっても教示されているように、ボウル
ミルは、本質的に、本体部分と、粉砕テーブルと、複数
の粉砕ローラと、石炭供給手段と、空気供給手段とを包
含する。粉砕テーブルは、本体部分の中に回転自在に取
付けられている。複数の粉砕ローラは、粉砕テーブルと
協同して、粉砕テーブルと粉砕ローラとの間に入れられ
ている石炭を粉砕する。石炭供給手段は、粉砕しようと
する石炭をボウルミルの内部に供給する。空気供給手段
は、石炭の乾燥及び搬送のために必要とされる空気をボ
ウルミルの内部に供給する。
次に、このようなボウルミルの作動について詳細に説明
する。ボウルミルの内部に入った石炭は、粉砕テーブル
と協同する粉砕ローラの作用によって粉砕される。その
後、粉砕された石炭、すなわち微粉炭は粉砕テーブルの
回転により生じる遠心力によって外向きに吹き飛ばさ
れ、これにより微粉炭はボウルミルの内部に入ってきた
空気の流れ中に乗せられる。この微粉炭を含んだ空気流
れは、ボウルミル内に複数の偏向手段を適当に支持して
配置することによって形成した曲がりくねった通路を通
して流れる。空気及び微粉炭の流れがこの曲がりくねっ
た通路に沿って流れることにより、空気及び微粉炭の流
れは鋭く方向を変え、これより粒度の大きい微粉炭が空
気流れから分離される。この分離された粒度の大きい微
粉炭は、それから、粉砕テーブルに戻されて、再び粉砕
される。一方、分離されなかった粒度の小さい微粉炭
は、空気流れに乗ってボウルミル内を運ばれ、それから
空気と一緒にボウルミルから出ていく。
発明が解決しようとする課題 以上述べた石炭焚き発電システムにおいては、通常、石
炭を大量に又は連続的に粉砕するなど発電システムから
の要求を満足するために、例えば前述した米国特許に示
されているような型式のボウルミルを多数一緒に使用す
ることが普通に行われている。そして、各々の独立する
ボウルミルの処理能力は、例えば、1時間当たり100ト
ンの石炭を粉砕できるようなものとされている。
前述した米国特許の教示にしたがって構成されているボ
ウルミルは、その実際の作動においても、現在まで、十
分に満足する性能を有することが証明されているけれど
も、まだ改良しなければならない必要がある幾つかの問
題点も存在している。すなわち、前述した米国特許に示
されているような型式のボウルミルを長期間作動してい
る場合において、幾つかの好ましくない問題点が生じて
いる。特に、このようなボウルミルのための従来の潤滑
装置は、例えば、次に述べるような問題点(欠点)に悩
まされていることが知られている。
第1の問題点は、従来のボウルミル用潤滑装置において
は、潤滑油をろ過して、汚染物質を潤滑油から取り除く
ようなことを採っていないということである。
第2の問題点は、従来のボウルミル用潤滑装置において
は、ボウルミルの下方シャフト軸受の区域に汚染物質が
堆積するのを防止できるような高いパージング体積流れ
をこの下方シャフト軸受の区域に生じさせるようなこと
を採っていないということである。
第3の問題点は、従来のボウルミル用潤滑装置において
は、ボウルミルが作動しているときのみ、潤滑油がボウ
ルミルの上方シャフト軸受にポンプで送られているにす
ぎないということである。
第4の問題点は、従来のボウルミル用潤滑装置において
は、潤滑油の体積流れが固有的にそのポンプ設計によっ
て限定され、軸受製造の観点から軸受を十分に冷却して
満足すると認められるほどの流量が得られないというこ
とである。
第5の問題点は、従来のボウルミル用潤滑装置において
は、可視式のフローサイトゲージによって、ボウルミル
の上方軸受から戻ってきた潤滑油の流れの存在を確認し
ているということである。そして、このような確認は、
ボウルミルで粉砕しようとする材料をボウルミルに入れ
る前に行うことが要求されることから、それだけ材料を
ボウルミルに入れる時間が遅くなってしまう。
したがって、ボウルミルと関連して使用するのに適当な
新規で改良された補助潤滑装置を開発する必要性が従来
から存在しており、その改良は次のような点に向けられ
る。
第1に、潤滑油をろ過して、潤滑油中に含まれている汚
染物質を潤滑油から取り除くことができるようにし、こ
れにより汚染物質によるボウルミルの軸受及び歯車の摩
耗を防止して、これら構成部品の寿命を長くし、これに
よりこれら構成部品の早すぎる交換をなくすこと。
第2に、軸受製造の観点から、軸受を十分に冷却して満
足すると認められるほど高い流量を得ることができるよ
うにし、これによりボウルミル内の上方軸受の作動温度
を低くし、これにより上方軸受の寿命をより長くするこ
と。
第3に、ボウルミル内の下方軸受の区域を連続的にパー
ジングできるようにし、これによりこの区域に汚染物質
が堆積するのを少なくし、これにより下方軸受の早すぎ
る作動不能が生じる可能性を少なくすること。
第4に、潤滑油の清浄さを維持することができるように
し、これにより潤滑油の交換コストを減少すること。
第5に、潤滑油循環ラインに設けたフィルタによって、
潤滑油をろ過することができるようにし、これにより小
型のろ過装置を使用して潤滑油のクリーンアップを周期
的に行うことに伴なう面倒な作業及び費用をなくすこ
と。
第6に、潤滑油をボウルミル内の上方軸受に連続的にポ
ンプによって送ることができるようにすること。すなわ
ち、たとえボウルミルが作動していないときでも、潤滑
油を上方軸受に送ることができるようにし、これにより
ボウルミルで粉砕しようとする材料をボウルミルが始動
された直後にボウルミルに入れることができるように
し、これによりボウルミルで粉砕しようとする材料をボ
ウルミルに入れる前に、可視式のフローサイトゲージに
よって、ボウルミルの上方軸受から戻ってきた潤滑油の
流れの存在を確認するために必要とされる時間を待つ必
要性をなくすこと。
以上述べた説明から明らかなように、ボウルミルと関連
して使用するのに適当であり、ボウルミルに対して新し
いいかなる追加の作動も要求せずまた制限を加えること
なしに、ボウルミルの有用性を増大させることができる
ような新規で改良された補助潤滑装置を開発する必要性
が従来から存在しているものである。
本発明は、このような従来の事情に鑑みなされたもので
あり、したがって、次のようなことを目的とする。
本発明の目的は、石炭などの材料を粉砕するボウルミル
と関連して使用するのに適当な新規で改良された補助潤
滑装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、ボウルミルと関連して使用するの
に適当であり、ろ過した潤滑油をボウルミルの主シャフ
ト軸受に供給することによって、ボウルミルの現用潤滑
装置を補うように作動することができる補助潤滑装置を
提供することにある。
本発明の更に他の目的は、ボウルミルと関連して使用す
るのに適当であり、潤滑油をろ過して潤滑油中に含まれ
ている汚染物質を取り除くことにより、汚染物質による
ボウルミルの軸受及び歯車の摩耗を防止し、これにより
これら構成部品の寿命を長くして、その早すぎる交換を
なくすことができる特徴を有する補助潤滑装置を提供す
ることにある。
本発明の更に他の目的は、ボウルミルと関連して使用す
るのに適当であり、軸受製造の観点から軸受を十分に冷
却して満足すると認められるほどの高い潤滑油流量を得
ることができ、これによりボウルミル内の上方軸受の作
動温度を低くし、これにより上方軸受の寿命をより長く
することができる特徴を有する補助潤滑装置を提供する
ことにある。
本発明の更に他の目的は、ボウルミルと関連して使用す
るのに適当であり、ボウルミル内の下方軸受の区域を連
続的にパージングすることにより、この区域に汚染物質
が堆積するのを少なくし、これにより下方軸受の早すぎ
る作動不能が生じる可能性を少なくすることができる特
徴を有する補助潤滑装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、ボウルミルと関連して使用す
るのに適当であり、潤滑油の清浄さを維持することによ
り、潤滑油の交換コストを減少することができることを
特徴とする補助潤滑装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、ボウルミルと関連して使用す
るのに適当であり、潤滑油をボウルミル内の上方軸受に
連続的にポンプによって送ることができ、すなわちたと
えボウルミルが作動していないときでも、潤滑油を上方
軸受に送ることができ、これによりボウルミルで粉砕し
ようとする材料をボウルミルが始動された直後にボウル
ミルに入れることができるようにし、これによりボウル
ミルで粉砕しようとする材料をボウルミルに入れる前
に、可視式のフローサイトゲージによって、ボウルミル
の上方軸受から戻ってきた潤滑油の流れの存在を確認す
るために必要とされる時間を待つ必要性をなくすことが
できる特徴を有する補助潤滑装置を提供することにあ
る。
本発明の更に他の目的は、ボウルミルと関連して使用す
るのに適当であり、潤滑油循環ラインに設けたフィルタ
によって、潤滑油をろ過することにより、小型のろ過装
置を使用して潤滑油のクリーンアップを周期的に行うこ
とに伴う面倒な作業及び費用をなくすことができること
を特徴とする補助潤滑装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、ボウルミルと関連して使用す
るのに適当であり、製作が容易であるとともに、ボウル
ミルとの組合せも容易であり、そして相当に安価である
ことを特徴とする補助潤滑装置を提供することを目的と
する。
課題を解決するための手段及び作用 本発明は、以上述べた目的を達成するために、次に述べ
るような粉砕機用補助潤滑装置を提供する。
本発明による潤滑装置は、粉砕機特に、ボウルミルと関
連して使用するのに適当であり、その使用時には、ろ過
した潤滑油をボウルミルの主シャフト軸受に供給するこ
とにより、ボウルミルの現用潤滑装置を補って、補助潤
滑装置として作動する。
そして、本発明による補助潤滑装置は、油ポンプと、こ
の油ポンプに連結されて油ポンプを駆動する電動機と、
1つ又はそれ以上のフィルタと、圧力リリーフ弁と、接
続パイプと、計器及び制御器類と、本発明による補助潤
滑装置が関連して使用されているボウルミルに潤滑油を
供給したり又はボウルミルから潤滑油を取り出す手段と
を包含する。
油ポンプは、接続パイプによってボウルミルの潤滑油溜
めに流体流れ関係で接続され、これにより潤滑油が重力
によって潤滑油溜めから油ポンプに接続パイプを通して
流れる。電動機は、温度スイッチと電気的に接続され、
この温度スイッチがボウルミルの潤滑油溜め内の潤滑油
が所定の温度以上になったことを感知するたびに、電動
機が作動する。電動機が作動して油ポンプを駆動する
と、ボウルミルの潤滑油溜めから潤滑油が取り出され
て、フィルタを通して流れるようにされ、これにより潤
滑油から汚染物質が取り除かれる。
圧力リリーフ弁は油ポンプとフィルタとの間の位置にお
いてそれらに流体流れ関係で接続され、この圧力リリー
フ弁の作動により、油ポンプから排出された潤滑油の圧
力が所定の最大値に限定される。圧力リリーフ弁は、ま
た、ボウルミルの潤滑油溜めに接続パイプによって流体
流れ関係で接続され、これにより圧力リリーフ弁から排
出された潤滑油が接続パイプを通してボウルミルの潤滑
油溜めに流れて戻るようにされている。
一方、前述したフィルタを去った潤滑油は、その後、2
つの流れに分けられる。そして、補助潤滑装置をボウル
ミルに相互接続する接続パイプによって、その一方の流
れの潤滑油はボウルミルの上方シャフト軸受へ流れてい
き、また他方の流れの潤滑油はボウルミルの下方シャフ
ト軸受へ流れていく。補助潤滑装置をボウルミルに相互
接続する前述した接続パイプの途中には、それぞれ、フ
ローサイトゲージ、測定用固定オリフィス及び逆止弁が
設けられている。
ボウルミルの上方シャフト軸受及び下方シャフト軸受に
それぞれ供給された潤滑油は、それから、ボウルミルの
潤滑油溜めに集められ、その後油ポンプへ流れて戻り、
これにより潤滑油の完全な循環ラインが形成される。こ
の場合、ボウルミルの上方シャフト軸受に供給された潤
滑油は、コレクタリングの中に流れ落ち、それから油戻
り用接続パイプ及びフローサイトゲージを通して流れ
て、ボウルミルの潤滑油溜めに戻る。
実施例 以下図面を参照して、本発明の好適な実施例について詳
述する。
第1図において、ボウルミルが参照符号10によって総括
的に示されている。このようなボウルミルの構成及び作
動自体は当業者にとってよく知られているところなの
で、ここでボウルミル10について詳細に説明する必要は
ないであろう。ただ、本発明にしたがって構成されて、
第2図に参照符号12によって総括的に示されている補助
潤滑装置(この補助潤滑装置は、ボウルミル10と関連し
て使用され、ボウルミル10の主シャフト軸受にろ過した
潤滑油を供給することによって、ボウルミル10の現用潤
滑装置に対して補助潤滑装置として作動することができ
る)と関連するボウルミル10を理解するために、この補
助潤滑装置12と協同するボウルミル10の構成部品につい
てのみここで説明すれば、十分であろう。
なお、ボウルミル10の構成及び作動についての詳細な説
明は、例えば米国特許第3,465,971、及び4,002,299号明
細書などに述べられている。
しかして、再び第1図において、ボウルミル10は、実質
的に閉じているセパレータ本体14を包含している。ま
た、粉砕テーブル16がシャフト18に取付けられ、このシ
ャフトがそれから駆動機構に接続されている。この駆動
機構によって本発明による補助潤滑装置12も回転駆動さ
れるものであり、したがって補助潤滑装置12の構成及び
作動についての説明に関連して、この駆動機構について
は後で詳細に説明する。粉砕テーブル16は時計方向へ回
転するように駆動される。
ボウルミル10についての説明を続けるに、複数、好適に
は従来からの技術にしたがえば3つの粉砕ローラ20が、
セパレータ本体14の周囲における互いの間隔を等しくし
て、セパレータ本体14の内部に適当に支持されている。
ただ、第1図には、1つのみの粉砕ローラ20しか示して
いないことに注意すべきである。
ボウルミル10の各粉砕ローラ20は、好適には、第1図に
参照符号22で示されているシャフトに、このシャフトに
関して回転できる関係で、支持されている。また、各粉
砕ローラ20は、第1図に示されているように、粉砕テー
ブル16の上面に関して移動できる関係で、支持されてい
る。このような構造とするために、第1図に示されてい
る粉砕ローラ20を包含するボウルミル10は、第1図に参
照符号24によって総括的に示されているばね手段を包含
し、このばね手段は粉砕ローラ20と協同する。
ばね手段24は、ボウルミルの技術分野における当業者に
とってよく知られているような方法により、粉砕ローラ
20にばね荷重を加えるように作用し、これにより粉砕ロ
ーラ20が粉砕テーブル16の上面に置かれている材料例え
ば石炭に所要の大きさの力を及ぼし、この石炭を所望す
る大きさに粉砕することができる。第1図に示したボウ
ルミル10のばね手段24として使用するのに適当なばね手
段は、例えば、1985年8月15日に出願された米国特許出
願第765,976号の明細書に記載されている。
ボウルミル10において粉砕しようとする材料例えば石炭
は、周知の適当な形のフィーダ手段によってボウルミル
10に供給される。このような石炭供給のために使用され
る典型的なフィーダ手段として、例えば第1図に参照符
号26によって総括的に示されているベルトフィーダ手段
がある。このベルトフィーダ手段26から放出された石炭
は、参照符号28によって総括的に示されている石炭供給
手段を通して、ボウルミル10に入る。この石炭供給手段
28は、セパレータ本体14に設けられている。
第1図に示したボウルミル10の例によれば、石炭供給手
段28は適当な寸法のダクト30から成る。このダクト30は
セパレータ本体14の外側へ延びている一端を有し、この
一端は、ベルトフィーダ手段26を去る石炭の収集とその
後のダクト30への石炭の案内を容易にするために、第1
図に参照符号32で示されるように外向きに拡大された形
状とされている。また、ダクト30の他端34は、石炭を粉
砕リング16の上面に放出する働きをなす。この目的のた
め、第1図に示されるように、ダクト30の他端34は、好
適には、適当な形の普通の支持手段(図示せず)によっ
てセパレータ本体14内に支持され、これによりダクト端
34は粉砕テーブル16を支持して回転させるシャフト18と
同軸線上に配列されているとともに、参照符号38によっ
て総括的に示されている分級器の出口36に関して間隔を
置いて配置されている。石炭は、この分級器38の出口36
を通して流れ、粉砕テーブル16の上面に供給される。
一方、第1図に示されているボウルミル10において、気
体例えば空気が粉砕した石炭を粉砕テーブル16の上面か
らセパレータ本体14の内部を通して搬送してボウルミル
10から排出するために使用される。この空気は、第1図
に参照符号40によって示されているダクトを通してセパ
レータ本体14の中に入る。ダクト40を通してセパレータ
本体14の中に入った空気は、それから、第1図に参照符
号42によって示されている環状空間を通して流れる。こ
の環状空間42は、粉砕テーブル16の外周面とセパレータ
本体14の内壁との間に存在する環状の空間より成ってい
る。
環状空間42を通過した空気は、それから、好適には、例
えば米国特許第4,523,721号明細書に記載されている技
術にしたがって構成されている羽根車式の偏向装置によ
って、粉砕テーブル16の上面を越えて流れるように偏向
される。図面を簡略化して示すために、第1図には偏向
装置の一部分のみを参照符号44で示して表しているが、
この偏向装置は前述した米国特許第4,523,721号明細書
に記載されている羽根車式の偏向装置と同一のものとす
ることができる。
そして、第1図に示される偏向部分44のみでもって、本
発明の要旨を完全に理解するのに十分である。しかしな
がら、羽根車式の偏向装置の詳細な構成及び作動を知り
たいならば、前述した米国特許第4,523,721号明細書が
参考になるであろう。
空気が前述した経路に沿って流れる間、粉砕テーブル16
の上面に置かれている石炭は、粉砕ローラ20の作動によ
って粉砕される。そして、石炭が粉砕されてくると、そ
の微粉炭は粉砕テーブル16の中心から外側へ向かって遠
心力により吹き飛ばされる。この吹き飛ばされた微粉炭
は、粉砕テーブル16の外周区域に達すると、環状空間42
から出てくる空気によってすくい上げられて、運ばれ
る。
空気と微粉炭との混合流れは、その後、例えば前述した
如く米国特許第4,523,721号明細書に記載されている技
術にしたがって構成されている羽根車式偏向装置の偏向
部分44によって捕えられる。この結果、空気と微粉炭と
の混合流れは粉砕テーブル16を越えて偏向され、したが
って空気と微粉炭との混合流れの流れ経路の方向の変化
が生じる。この混合流れの方向変化によって、重い微粉
炭は、その惰性が大きいことから、空気流れから分離さ
れて、粉砕テーブル16の上面に落ち、ここで再び粉砕さ
れる。他方、軽い微粉炭は、その惰性が小さいことか
ら、空気流れに乗って搬送され続ける。
前述した米国特許第4,523,721号明細書に記載されてい
る技術にしたがって構成されている羽根車式偏向装置の
偏向部分44を去った空気と微粉炭との混合流れは、それ
から、分級器38へ流れる。この分級器38は、当業者にと
ってよく知られている普通の方法によって、空気流れに
残存している微粉炭をその大きさにより更に級別する。
すなわち、所望する粒度を有する微粉炭は、分級器38を
通過し、空気と一緒に分級器38及びそれ故ボウルミル10
から出口46を通して排出される。他方、所望する粒度よ
りも大きな粒度を有する微粉炭は、粉砕テーブル16の上
面に戻され、ここで再び粉砕される。この再粉砕された
微粉炭は、その後、前述したプロセスを繰り返し受け
る。
しかして、以上述べた粉砕作用において、粉砕テーブル
16の上面に置かれている石炭は粉砕ローラ20によって粉
砕作用にさらされるが、その粉砕の力は、石炭を所望す
る粒度に粉砕できるような大きさでもって、粉砕ローラ
20により及ぼさなければならない。そして、このような
所望する粉砕力の大きさは多くのファクターにより変わ
る。例えば、この点に関して重要なひとつのファクター
として、石炭それ自体の性質又は種類がある。すなわ
ち、石炭を粉砕するのに要求される力の大きさは、粉砕
しようとする石炭の粉砕性の関数である。また、粉砕ロ
ーラ20が石炭を所望する粒度に粉砕するのに及ぼさなけ
ればならない力の大きさを決定する他の重要なファクタ
ーとして、粉砕テーブル16の上面に置かれる石炭の深さ
があり、この深さはボウルミルが作動される出力率の関
数となる。
次に、第2図及び第3図を参照して、本発明にしたがっ
て第1図に示されているボウルミル10のように構成され
ているボウルミルと関連して作動するように設計されて
いる補助潤滑装置12の構成及び作動について詳細に説明
する。
このような本発明の要旨となる補助潤滑装置12の構成及
び作動を完全に理解するためには、まず、ボウルミル10
にすでに組込まれている現用の潤滑装置について技術的
な知識を持たなければならず、この現用潤滑装置は第2
図に参照符号48によって総括的に示されている。
しかして、ボウルミル10は、第2図を参照して最もよく
理解できるように、参照符号50によって総括的に示され
ているハウジング囲いを備えている。このハウジング囲
い50は参照符号52によって総括的に示されている歯車駆
動装置のためのハウジング囲いとして働くように設計さ
れている。ハウジング囲い50は、また、ボウルミル10の
歯車駆動装置52のための囲いとして働くに加えて、参照
符号51によって示されているボウルミル用潤滑油溜めと
しても働く。すなわち、ハウジング囲い50は、ボウルミ
ル10内の潤滑剤たとえば潤滑油のための“溜め”として
働く。
そして、このようなボウルミル10の現用潤滑装置48の作
動において、潤滑油は、参照符号54によって示されてい
る点線のレベルに維持され、ハウジング囲い50によって
形成されている溜め51内の潤滑油のレベル54よりも上方
に配置されている上方シャフト軸受56を除いて、ボウル
ミル10の歯車駆動装置52のすべての歯車及び軸受を部分
的に又は全体的に浸すのに十分である。
ボウルミル10の現用潤滑装置48についての説明を続ける
と、現用潤滑装置48は、その基本的構成として、また、
参照符号58によって総括的に示されているらせんみぞ形
ポンプを備えている。周知のように、このらせんみぞ形
ポンプ58はボウルミル10の主メインシャフト18に取付け
られて、このシャフトにより駆動される構造となってい
る。シャフト18については、第1図に示されているボウ
ルミル10の基本的構成についての説明と関連してすでに
述べている。
らせんみぞ形ポンプ58は、更に、第2図を参照して最も
よく理解できるように、ハウジング囲い50によって形成
されている潤滑油溜め51内に存在する潤滑油中に浸され
ている。ボウルミル10が作動しているときには、らせん
みぞ形ポンプ58は、潤滑油をハウジング囲い50によって
形成されている潤滑油溜め51から参照符号60によって示
されている孔を通して吸込み、それからこの吸込んだ潤
滑油を、ボウルミル10のメインシャフト18に縦方向に穴
あけされて上方軸受56付近の高さ部分まで延びる孔62及
びこの孔62の上部分から横方向であって斜め上向きに穴
あけされた連通孔64を通して、メインシャフト18の外側
へ向かって流れるように吐出し、これにより潤滑油が上
方軸受56の上にまかれる。
潤滑油は、それから、上方軸受56の下であって参照符号
66によって示されているコレクタリングに集められる。
すなわち、潤滑油はコレクタリング66にしたたり落ち
る。その後、潤滑油は、重力により、参照符号112によ
って示されている油戻り用接続パイプを通して、参照符
号68によって示されている可視式のフローサイトゲージ
へ流れ、それからこのフローサイトゲージ68を通過し
て、ハウジング囲い50により形成されている潤滑油溜め
51へ戻る。フローサイトゲージ68は、ハウジング囲い50
の外側に置かれるようにして、ハウジング囲い50に関し
て適当に設けられている。
ボウルミル10の現用潤滑装置48についての説明を更に続
けると、潤滑油は夫々同一の参照符号70によって示され
ている複数の下方シャフト軸受(スラスト軸受及びラジ
アル軸受)の固有のポンピング作用によって、これらの
下方軸受70を通して、低流量で循環される。
以上述べた如き構成とされているボウルミル10の現用潤
滑装置48は、しかし、前述した如く多くの欠点を有して
おり、これらの欠点をいま一度述べれば、次の通りであ
る。
すなわち、第1に、この現用潤滑装置48においては、潤
滑油をろ過して、潤滑油から汚染物を取り除くことがな
されていないことである。
第2に、この現用潤滑装置48においては、下方軸受70を
通しての潤滑油のパージング体積流量を高くして、この
下方軸受70の区域に汚染物質が堆積するのを防止するこ
とがなされていないことである。
第3に、潤滑油は、ボウルミル10が作動しているときの
み、上方軸受56にポンプ58で送られるにすぎないという
ことである。
第4に、潤滑油の体積流量が、設計上、らせんみぞ形ポ
ンプ58を使用していることから、固有的に限定され、そ
れ故ポンプ58によっては軸受製造の観点から軸受を十分
に冷却して満足すると認められるほどの流量でもって上
方軸受56を冷却することができないということである。
最後に、第5として、この現用潤滑装置48においては、
上方軸受56から戻ってきた潤滑油の流れ状態を可視式の
フローサイトゲージ68によって確認するのにかなりの時
間がかかるということである。これは、ボウルミル10内
において潤滑油の流れが存在することが確認されるまで
は、材料例えば石炭をボウルミル10に粉砕するために供
給することができないことから、重要な問題である。
他方、以上述べた現用潤滑装置48は、その構成が固有的
に簡単であるに加え、潤滑油の温度に関してひとつ利点
を持っている。すなわち、らせんみぞ形ポンプ58は高粘
性(すなわち、冷たい)油を効率良く取り扱うことがで
きるからである。しかし、この利点は、高粘性油によっ
てポンプ58の構成材料がすり減らされるので、多少相殺
される。潤滑油の最低作動温度は、ボウルミル10の始動
を開始するにあたってはきびしく要求されるものではな
い。また、ボウルミル10の現用潤滑装置48の構成部品の
中に潤滑油の温度に依存する粘性によっておかされるも
のがなければ、潤滑油を最低作動温度に維持しなければ
ならない必要性は除去される。しかしながら、潤滑油が
冷たい限り、低温で粘性のある潤滑油が上方軸受56へポ
ンプ58で送られ、その後重力により可視式のフローサイ
トゲージ68を通して流れて、ボウルミル10へ戻される。
以上述べてきた説明によってボウルミル10の現用潤滑装
置48の技術的背景を十分に理解できたものと考えるの
で、いよいよ本発明の要旨である補助潤滑装置12につい
て詳細に説明する。
本発明による補助潤滑装置12は、ボウルミル10の現用潤
滑装置48に代わるものとしてというよりも、すなわち現
用潤滑装置48全体にとって代わるものとしてというより
も、現用潤滑装置48と関連して作動するように工夫され
ているものであり、この点はユニークで漸新な特徴であ
る。そして、このような本発明の解決手段によれば、現
用潤滑装置48の前述した有益な利点を保持しながら、こ
の現用潤滑装置の使用に関連して生ずる前述した欠点を
除去することができる。また、本発明によるこのような
解決手段によれば、本発明による補助潤滑装置12に関連
する設備コストなどの低減を図ることができる。
本発明による補助潤滑装置12の具体的な構成について以
下に詳述する。
第2図及び第3図を参照して最もよく理解できるよう
に、本発明の最良の実施例による補助潤滑装置12は、基
本的には、次に述べるような構成要素(1)〜(7)か
ら成る。
(1)第2図に参照符号72によって示されている油ポン
プ。
(2)第2図に参照符号74によって示されている原動
機。この原動機は、本発明の最良の実施例によれば原動
機とされ、第2図に参照符号76によって示されているカ
ップリングを介して油ポンプ72に連結されて油ポンプ72
を駆動する働きをなす。
(3)第2図に参照符号78によって示されている少なく
ともひとつのフィルタ。
(4)第2図に参照符号80によって示されている圧力リ
リーフ弁。
(5)第2図にそれぞれ参照符号82,84,86及び88によ
って示されている接続パイプ。
(6)第2図にそれぞれ参照符号90,92,94,96,98,
100,110及び116によって示されている計器及び制御器
類。
(7)第2図にぞれぞれ参照符号102,104,106及び108
によって示されている手段。この手段は、潤滑油をボウ
ルミル10へ供給したり、またボウルミル10から潤滑油を
取り出す働きをなす。
次に、これらの構成要素について詳しく述べると、油ポ
ンプ72及びその他の構成要素は、本発明の最良の実施例
による設計にしたがって、ボウルミル10に相当接近して
設置されて、その接続パイプ、すなわち油パイプ82,8
4,86及び88によってボウルミル10に相互接続され、こ
れらの油パイプを通して潤滑油がボウルミル10のハウジ
ング囲い50によって形成されている。潤滑油溜め51へ送
られたり又はこの潤滑油溜めから送られたりされるよう
に設計されている。ボウルミル10は、前述した如く、現
有潤滑装置48の構成要素として、ボウルミル自身のシャ
フト18により駆動されるシャフト従動ポンプ58及び潤滑
油溜め51を有している。本発明の要旨である補助潤滑装
置12についての説明を続けると、潤滑油は重力によって
潤滑油溜め51から油ポンプ72へ孔104に接続されている
接続パイプ84を通して流れる。それから、潤滑油溜め51
内の潤滑油の温度が所定温度よりも高くなるたびに、こ
の状態を表す信号が発生される。すなわち、この信号
は、第2図に参照符号110によって示されている温度ス
イッチにより発生される。この温度スイッチ110は、ハ
ウジング囲い50に適当に取付けられて、潤滑油溜め51内
の潤滑油の温度を感知する働きをなす。液体の温度を感
知して信号を発生するために従来から適当に使用されて
いる普通の型の温度スイッチが、本発明による補助潤滑
装置12の前述した温度スイッチ110として使用され得
る。そして、温度スイッチ110は電動機74と電気的に接
続され、温度スイッチ110により発生した信号が電動機7
4へ伝えられると電動機74が駆動される電気回路となっ
ている。
しかして、潤滑油は、油ポンプ72により潤滑油溜め51か
らくみ出されて、フィルタ78を通過し、これにより潤滑
油中に含まれている汚染物質がフィルタ78によって潤滑
油から取り除かれる。第2図を参照して最も良く理解で
きるように、圧力リリーフ弁80は、油ポンプ72とフィル
タ78との間の位置においてそれらに流体流れ関係で接続
され、油ポンプ72の排出圧力を予め定めた最大値に制限
する働きをなすように設計されている。圧力リリーフ弁
80から出た潤滑油は、孔102に接続されている接続パイ
プ82を通して潤滑油溜め51に流れて戻るようになってい
る。
一方、フィルタ78を去った潤滑油は、その後、2つの流
れに分けられる。そして、その一方の流れの潤滑油は、
孔106に接続されている接続パイプ86、及びボウルミル1
0の主シャフト18に適当に形成されている中央孔62、連
通孔64を通して、上方シャフト軸受56へ流れる。また、
他方の流れの潤滑油は、孔108に接続されている接続パ
イプ88を通して、ボウルミル10の下方シャフト軸受70へ
流れる。したがって、簡単に言えば、これら2つの流れ
の潤滑油は、補助潤滑装置12から接続パイプ86及び88の
手段によってボウルミル10のそれぞれ関連する部分へ運
ばれることになる。
これらの接続パイプ86及び88について更に説明すれば、
各接続パイプ86、88の途中には、それぞれ、可視式のフ
ローサイトゲージ96、測定用固定オリフィス98及び逆止
弁100が流体流れ関係の接続で介装されている。
最後に、上方軸受56及び下方軸受70へそれぞれ供給され
た潤滑油は、その後、ボウルミル10内の潤滑油溜め51に
集められ、それから前述したように重力によって潤滑油
溜め51から油ポンプ72へ流れる。上方軸受56へ供給され
た潤滑油の場合について詳細に述べれば、この潤滑油は
コレクタリング66の中に流れ落ち、それから第2図に参
照符号112によって示されている油戻り用接続パイプを
通して流れて、可視式のフローサイトゲージ68を通過
し、それから潤滑油溜め51へ戻る。
以上述べた如き本発明による補助潤滑装置12をボウルミ
ル10と関連して使用することにより、次に述べるような
幾つかの利点が得られる。
第1に、ボウルミル10内の潤滑のために使用される潤滑
油は本発明による補助潤滑装置12のフィルタ78によって
ろ過され、これによりボウルミル10の軸受及び歯車の作
動に有害な影響を与えてその寿命を短くする汚染物質を
潤滑油から取り除くことができる。
第2に、本発明による補助潤滑装置12によれば、上方シ
ャフト軸受56へ流れる潤滑油の流量が、ボウルミル10の
現用潤滑装置48の不可欠な部品であるポンプ58によって
得られるよりも高くされる。そして、この潤滑油の高流
量によって、上方シャフト軸受56の冷却が一層促進され
るので、上方軸受56の作動寿命を長くすることができ
る。
第3に、潤滑油は、本発明による補助潤滑装置12の油ポ
ンプ72によって下方シャフト軸受70を通して勢いよく流
されて、パージング作用を呈するので、これによりこの
流れ区域部分に汚染物質が堆積するのを防止することが
できる。
本発明による補助潤滑装置12についての説明を更に続け
ると、その構成部品がさらされる潤滑油の粘性を適切に
決めるために、補助潤滑装置12は、潤滑油溜め51内の潤
滑油の最小温度が予め設定した値よりも高くなるように
構成されている。これに関連し、温度スイッチ110が、
前述したように、潤滑油溜め51内の潤滑油の温度を感知
する働きをなす。そして、本発明の最良の実施例によれ
ば、潤滑油の温度が前述した設定値となるか又はそれよ
りも高くなるまで、すなわち少なくとも予め設定した最
小温度に達するまでは、補助潤滑装置12の作動を始める
ことができないように設計されている。
しかしながら、ボウルミル10の現用潤滑装置48、具体的
にはそのポンプ58は、潤滑油溜め51内の潤滑油が補助潤
滑装置12を始動するために予め設定された最小温度に達
していなければならないというような制限を受けないの
で、ボウルミル10は従来技術において行なわれていると
同様な方法によって始動させることができる。
説明を更に続けるに、ボウルミル10においては、よく知
られている方法にしたがって、熱い空気が、ボウルミル
10内の粉砕作用にさらさせようとしている石炭を乾燥す
るために及び粉砕した石炭をボウルミル10を通して搬送
するために使用されている。
したがって、このような熱い空気は、また、潤滑油溜め
51内の潤滑油を、その温度が補助潤滑装置12の作動を始
めることができる前述の予め設定した温度になるまで、
温める。その後、すなわち、この時点から、補助潤滑装
置12のポンプ72及びそれ故補助潤滑装置自体が、本発明
の最良の実施例にしたがって、潤滑油溜め51内の潤滑油
の温度が前述の予め設定した値に又はそれよりも高くな
っている限り、作動をし続ける。
潤滑油溜め51内の潤滑油の温度が前述の予め設定した値
よりも低くなったときには、補助潤滑装置12のポンプ72
及びそれ故補助潤滑装置自体の作動が止められる。しか
しながら、現用潤滑装置48のポンプ58及びそれ故現用潤
滑装置自体は作動を続け、したがってボウルミル10を必
要最小限でもって潤滑することができる。
以上述べた本発明による補助潤滑装置12の構成及び作動
において、重要な特徴は、潤滑油が補助潤滑装置12によ
ってボウルミル10の下方軸受70の区域に送られることに
ある。
このような構成とするために、第3図に参照符号114に
よって示されている潤滑油通過孔がボウルミル10のハウ
ジング部品に適当に、好適には穴あけにより形成され、
これにより補助潤滑装置12によってボウルミル10に供給
される潤滑油が、現用潤滑装置48のポンプ58より上であ
ってボウルミル10の下方軸受70より下の位置からボウル
ミル10に入れられ、これにより潤滑油が下方軸受70を上
向きに通過して流れ、その流れ中にこの区域から汚染物
質をパージする。
このようにボウルミル10の下方軸受70の区域から汚染物
質をパージすることは、次のような利点があるものであ
る。すなわち、ボウルミル10の現用潤滑装置48が、その
通常の作動において、汚染物質によって侵されない。ま
た、外部から、すなわち本発明による補助潤滑装置12に
よってボウルミル10に供給される潤滑油の流量は、ボウ
ルミル10の現用潤滑装置48によって供給される潤滑油の
流量よりも相当高いので、現用潤滑装置48のポンプ58の
潤滑油流量に関する負担が小さい。すなわち、補助潤滑
装置12のポンプ72は、現用潤滑装置48のポンプ58に比較
して、より多くの潤滑油を供給し、現用潤滑装置48のポ
ンプ58を圧倒して、潤滑油のための循環ラインを形成
し、この循環ラインにおいて潤滑油は連続してろ過され
て潤滑油中から汚染物質が取り除かれ、そしてボウルミ
ル10の上方軸受56へ流れる潤滑油の体積流量(冷却流
量)は高く、またボウルミル10の下方軸受70を通して流
れる潤滑油の体積流量(パージ流量)も高い。
前述した説明から、次のことが容易に明らかになるであ
ろう。ボウルミル10が作動中であるときに、もし本発明
による補助潤滑装置12が休止された場合には、ボウルミ
ル10の現用潤滑装置48のポンプ58は、低い流量である
が、しかしボウルミル10が作動しているときにボウルミ
ル10に必要とされる潤滑を十分に満たす流量でもって、
潤滑油をボウルミル10の上方シャフト軸受56へ供給する
元の機能に戻される。そして、この場合における現用潤
滑装置48から補助潤滑装置12に向かう潤滑油の外向きの
流れは、第2図及び第3図にすでに夫々同一の参照符号
100によって示してある2つの逆止弁により防止され
る。
前述した説明から、また、次のようなことが言える。す
なわち、ボウルミル10の現用潤滑装置48に本発明による
補助潤滑装置12を加えることによって、現用潤滑装置48
のポンプ58は、“始動”ポンプとしてまた“バックアッ
プ”ポンプとして働く。このような利益は、勿論、本発
明による補助潤滑装置12をボウルミル10の現用潤滑装置
48と関連して使用することによって、得られるものであ
る。
他方、補助潤滑装置12に関し、絶対的な信頼性はボウル
ミル10の作動に関する限りそれほど要求されない。それ
故、次に述べるような事項に関して相当の自由が許され
る。すなわち、完全に独立する外部潤滑装置を作るとき
に要求される正確な製作精度よりゆるやかな精度でもっ
て補助潤滑装置を製作できること、また補助潤滑装置の
メンテナンス又は修繕を至急に行わなくとも都合のよい
機会に行うことができること、及び最低限必要な機能を
備えた簡単な補助潤滑装置の使用から始め、後でこれに
種々の装置を追加していくことなどができる。
本発明による補助潤滑装置12の説明を更に続けると、補
助潤滑装置12は、前述したように、この補助潤滑装置の
作動の監視及び制御を行うために用いられるように設計
された計器及び制御器類を具備する。
すなわち、もしフィルタ78が詰まったときには、差圧ス
イッチ90がこのような状態の存在を感知して、フィルタ
78の詰りを表す警告信号を発生する。他方、圧力スイッ
チ92及び圧力計94は、ボウルミル10に供給されている潤
滑油の圧力を監視する。そして、前述した温度スイッチ
110が、潤滑油溜め51内の潤滑油の温度が補助潤滑装置1
2のポンプ72を始動させるのに適当な温度になることを
感知する。接続パイプ、すなわち潤滑油供給パイプ86及
び88には、それぞれ、フローサイトゲージ96が設けられ
ている。これらのフローサイトゲージ96は、上方シャフ
ト軸受56び下方シャフト軸受70へ流れる潤滑油の流れ状
態を見るためのものであり、これにより前述したフロー
サイトゲージ68によって潤滑油の戻り流れを確認する必
要性をなくすことができる。
他方、測定用固定オリフィス98は、接続パイプ86及び88
へ分配して流される潤滑油の流れを制御する。また、逆
止弁100が、前述したように、補助潤滑装置12が作動し
ていないときに、潤滑油が現用潤滑装置48のポンプ58か
ら流れて戻ってくるのを防止する。そして、第2図に参
照符号116によって示されているしゃ断弁が、圧力スイ
ッチ92及び圧力計94を補助潤滑装置12の他の系統から隔
離させることができるようにするために設けられてい
る。これにより、圧力スイッチ92及び圧力計94の修繕又
は交換を、補助潤滑装置12の作動中に行うことができ
る。
発明の効果 以上述べた如く、本発明によれば、石炭などの材料を粉
砕するボウルミルと関連して使用するのに適当な新規で
改良された補助潤滑装置が提供される。
すなわち、本発明によれば、ボウルミルと関連して使用
するのに適当であり、ろ過した潤滑油をボウルミルの主
シャフト軸受に供給することによって、ボウルミルの現
用潤滑装置を補うように作動することができる補助潤滑
装置が提供される。
そして、ボウルミルと関連して使用するのに適当である
本発明による補助潤滑装置は、潤滑油をろ過して、潤滑
油中に含まれている汚染物質を取り除くことにより、汚
染物質によるボウルミルの軸受及び歯車の摩耗を防止
し、これによりこれら構成部品の寿命を長くして、その
早すぎる交換をなくすことができる効果を有する。
また、ボウルミルと関連して使用するのに適当である本
発明による補助潤滑装置は、その潤滑油の流量を軸受製
造の観点から軸受を十分に冷却して満足すると認められ
るほどに高くすることにより、ボウルミル内の上方軸受
の作動温度を低くし、これにより上方軸受の寿命をより
長くすることができる効果を有する。
更に、ボウルミルと関連して使用するのに適当である本
発明による補助潤滑装置は、ボウルミル内の下方軸受の
区域を連続的にパージングすることにより、この区域に
汚染物質が堆積するのを少なくし、これにより下方軸受
の早すぎる作動不能が生じる可能性を少なくすることが
できる効果を有する。
更にまた、ボウルミルと関連して使用するのに適当であ
る本発明による補助潤滑装置は、潤滑油の清浄さを維持
することにより、潤滑油の効換コストを減少することが
できる効果を有する。
更にまた、ボウルミルと関連して使用するのに適当であ
る本発明による補助潤滑装置は、その潤滑油循環ライン
に設けたフィルタによって潤滑油をろ過することによ
り、小型のろ過装置を使用して潤滑油のクリーンアップ
を周期的に行うことに伴う面倒な作業及び費用をなくす
ことができる効果を有する。
最後に、ボウルミルと関連して使用するのに適当である
本発明による補助潤滑装置は、その製作が容易であると
ともに、ボウルミルとの組合せも容易であり、そして相
当に安価である効果を有する。
以上添付図面を参照して本発明の好適な実施例について
詳述したきたが、本発明はこの特定の実施例に決して限
定されるものではなく、当業者であれば種々の変形が本
発明の精神及び範囲内で容易になし得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にしたがって構成した補助潤滑装置が関
連して使用されるボウルミルの概要を一部断面にして示
す側面図、第2図は本発明にしたがって構成したボウル
ミル用補助潤滑装置をボウルミルの現用潤滑装置と関連
して示す系統図、第3図は第2図の一部を拡大して、ボ
ウルミルの下方シャフト軸受区域における潤滑油の流れ
状態を示す図である。 10……ボウルミル、12……補助潤滑装置、14……セパレ
ータ本体、16……粉砕テーブル、18……シャフト、20…
…粉砕ローラ、22……シャフト、24……ばね手段、26…
…ベルトフィーダ手段、28……石炭供給手段、30……ダ
クト、32……外向き拡大部、34……ダクト端、36……出
口、38……分級器、40……ダクト、42……環状空間、44
……偏向部分、46……出口、48……現用潤滑装置、50…
…ハウジング囲い、51……潤滑油溜め、52……歯車駆動
装置、54……潤滑油のレベル、56……上方シャフト軸
受、58……ポンプ、60……孔、62……中央孔、64……連
通孔、66……コレクタリング、68……フローサイトゲー
ジ、70……下方シャフト軸受、72……油ポンプ、74……
電動機、76……カップリング、78……フィルタ、80……
圧力リリーフ弁、82,84,86,88……接続パイプ、90…
…差圧スイッチ、92……圧力スイッチ、94……圧力計、
96……フローサイトゲージ、98……測定用固定オリフィ
ス、100……逆止弁、102,104,106,108……孔、110…
…温度スイッチ、112……油戻り用接続パイプ、114……
孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉砕機の上方シャフト軸受及び下方シャフ
    ト軸受の潤滑を行うために潤滑剤溜めと内部ポンプ手段
    とを包含する現用潤滑装置を補うように粉砕機と関連し
    て使用される粉砕機用補助潤滑装置であって、 a)外部ポンプ手段と、 b)この外部ポンプ手段を前記潤滑剤溜めに流体流れ関係
    で接続し、潤滑剤を前記潤滑剤溜めから前記外部ポンプ
    手段に供給する第1の接続手段と、 c)前記外部ポンプ手段に連結され、この外部ポンプ手段
    を駆動する原動機手段と、 d)前記潤滑剤溜めと並んだ関係で取付けられているとと
    もに、前記原動機手段と電気回路関係で接続され、前記
    潤滑剤溜め内の潤滑剤の温度を感知して、この潤滑剤溜
    め内の潤滑剤の温度が予め設定した値に達したときに信
    号を発生し、この発生した信号が前記原動機手段に送ら
    れて、該原動機手段により受けられることによりこの原
    動機手段が作動されて、前記外部ポンプ手段を駆動し、
    前記潤滑剤溜めからの潤滑剤の取り出しが行われる感知
    手段と、 e)前記外部ポンプ手段を前記粉砕機の上方シャフト軸受
    及び下方シャフト軸受に流体流れ関係で接続し、前記外
    部ポンプ手段により前記潤滑剤溜めから取り出された潤
    滑剤を前記粉砕機の上方シャフト軸受及び下方シャフト
    軸受に送って、これら軸受の潤滑を行わせる第2の接続
    手段と、 f)前記上方シャフト軸受及び前記下方シャフト軸受を前
    記潤滑剤溜めに流体流れ関係で接続し、前記外部ポンプ
    手段により前記潤滑剤溜めから前記上方シャフト軸受及
    び前記下方シャフト軸受に供給された潤滑剤を前記潤滑
    剤溜めに戻す第3の接続手段と、 を包含してなる粉砕機用補助潤滑装置。
JP63076645A 1987-04-29 1988-03-31 粉砕機用補助潤滑装置 Expired - Lifetime JPH0651124B2 (ja)

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