JPH0652103B2 - パッキン - Google Patents

パッキン

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JPH0652103B2
JPH0652103B2 JP2223395A JP22339590A JPH0652103B2 JP H0652103 B2 JPH0652103 B2 JP H0652103B2 JP 2223395 A JP2223395 A JP 2223395A JP 22339590 A JP22339590 A JP 22339590A JP H0652103 B2 JPH0652103 B2 JP H0652103B2
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packing
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sliding
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Nippon Pillar Packing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、流体機器の軸封部に用いるグランドパッキン
などに好適なパッキンに関するものである。
[従来の技術] 従来、例えば流体機器の軸封部に用いるグランドパッキ
ンとして、テープ状のパッキン材料を渦巻き状または同
心円状に巻き重ねたのち、金型内で加圧してリング状に
成形するダイモールド式もしくはシート状のパッキン材
料をリング状に打ち抜いたのち、これを多数枚積層して
成形するラミネート式、または細幅に切断したテープを
網み糸として編組することによって紐状体に形成する編
組パッキンなどが知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記した従来のパッキンにおいて、ダイモール
ド式によって製造されたパッキンでは、軸径の異なるも
のに使用できないので汎用性に乏しく、したがって、異
なる軸径に対応する多種類のパッキンをあらかじめ用意
しておかなくてはならない難点がある。
また、径方向に層状を呈する構成であるため、各層間に
おいて軸方向のすべりを生じやすいので、例えば軸とパ
ッキンボックスの間、軸とパッキン押えの間およびパッ
キンボックスとパッキン押えの間などの隙間にはみ出
し、体積減少による応力緩和を招いてシール性を低下さ
せ、流体の漏れ量を増大させる欠点につながる。
さらに、層間に例えば潤滑剤を含浸させた特性の異なる
テープ状の材料を配置して潤滑性を高めようとしても、
この材料を軸と摺接させるために内周面に露出させるこ
とができないので、高い潤滑性を確保できない。
また、ラミネート式によって製造されたパッキンは、軸
方向に層状を呈する構成であるため、ダイモールド式に
よって製造されたパッキンのような軸方向のすべりによ
って隙間にはみだす不都合を生じないので、体積減少に
よる応力緩和が回避され、したがって、シール性が低下
しない利点と、層間に配置した特性の異なる材料を軸と
摺接させるために内周面に露出させることができるの
で、高い潤滑性を確保できるなどの利点を有しているも
のの、ダイモールド式によって製造されたパッキンと同
様に、軸径の異なるものには使用できないので汎用性に
乏しく、したがって、異なる軸径に対応する多種類のパ
ッキンをあらかじめ用意しておかなくてはならない難点
があり、しかも軸に摺接する内周面(内周部)摩耗時の
追随性が悪く、これが経時的なシール破壊につながるな
どの問題点を有している。
さらに、編組パッキンは、軸経に合せて所定長さに切断
したのち、この切断されたものを軸外周に巻回して使用
することができるので、汎用性が向上する利点を有して
いるけれども、編組そのものが比較的煩雑で多工数を必
要とするから、生産性が悪い上に、引張り強さと靱性の
高い編み糸を使用しなければならないので、使用可能な
編み糸材料が大幅に制限される難点を有している。
さらにまた、上述の各パッキンは、軸との摺動部におい
て発生する摺動熱の放熱機能が低く、熱劣化に伴なうシ
ール性の低下や、焼付きなどを招きやすい欠点を有して
いる。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、軸経
に合せての所定長さの切断および軸外周への巻回による
使用を可能にして汎用性の向上を図ることができるとと
もに、軸との間の摺接性能を向上して、軸方向のすべり
によって隙間にはみだす不都合をなくして、体積減少に
よる応力緩和およびこれに伴なうシール性の低下を防止
でき、また摩耗時の追随性を向上させて、経時的なシー
ル破壊を防止し、かつ生産性の向上を実現するととも
に、摺動熱の放熱機能を高めて熱劣化に伴なうシール性
の低下および焼付きなどの発生を確実に防止することが
できるパッキンを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は、少なくとも一層
の膨張黒鉛テープを、厚さ方向に山折り、谷折りの繰り
返しでジグザグ状に折りたたんで紐状に形成し、このテ
ープの少なくとも被摺動面に補強被膜を形成したもので
ある。
[作用] 本発明によれば、紐状体を軸経に合せて所定長さに切断
したのちに、軸方向を径内外に指向させるかまたは厚さ
方向、つまり山折り、谷折りの方向を径内外に指向させ
て軸外周に巻回して使用することができる。
紐状体は少なくとも一層の膨張黒鉛テープを、厚さ方向
に山折り、谷折りの繰り返しでジグザグ状に折りたたん
で形成されているので、幅方向を径内外に指向させるか
または厚さ方向を径内外に指向させて軸外周に巻回して
使用しても、パッキン自体に軸方向のすべりを生じない
ので、隙間にはみだすことがない。
また、2層以上の膨張黒鉛テープを、厚さ方向に山折
り、谷折りの繰り返しでジグザグ状に折りたたむこと
で、層間に配置した特性の異なる材料と軸との摺接が可
能になる。
さらに、三次元的な折り曲げ形状で軸面に対応するの
で、摩耗時の追随性が向上する。
軸外周に巻回することで、折りたたまれて互いに対向し
ている面の対向間隔が径内部よりも径外部で大きくなる
から、径内部において発生する摺動熱の放熱機能が向上
する。
とくに、上記膨張黒鉛テープの被摺動面に補強被膜を形
成したので、強度が増し、被摺動面の破損等が防止さ
れ、締め付け時のはみ出しも一層抑制される。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図は本発明の第1実施例の一部を示す斜視図であ
り、同図において、パッキン1は、膨張黒鉛テープ2
(2A,2B,2C)と、このテープ2の表面を覆う補
強被膜として、鎧巻きした低摩擦係数のテープ20とか
らなる3枚重ね三層構造を、厚さ方向に山折り、谷折り
の繰り返しでジグザグ状に折りたたんで山折り部3Aと
谷折り部3Bが形成されており、折りたたみ方向、つま
り厚さ方向に直交して加圧することで、く字状に曲げて
保形された紐状体4を構成している。
上記膨張黒鉛テープ2(2A,2B,2C)は、厚さ0.
38mm、幅12.5mm、密度1.0g/cm3のものが使用されてお
り、前述の加圧によって密度1.38g/cm3に高められて保
形性を向上させている。
上記補強用テープ20は、上記膨張黒鉛テープ2よりも
引張り強度が高く、かつ低摩擦係数のものとして、たと
えばポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEと略
称する)からなるテープが使用されている。
このような構成であれば、紐状体4を、例えば第2図の
軸5の軸経に合せて所定長さに切断したのち、第3図の
ように、幅方向を径内外に指向させてリング状に曲成し
て軸5の外周に巻回することによって使用できるから、
異なる軸径に対応する多種類のパッキンをあらかじめ用
意しておく必要がなく、汎用性が向上する。
また、パッキン1の軸方向を径内外に指向させて軸5の
外周に巻回して使用しても、径方向に層が形成されない
ので、パッキン1の層間に軸方向のすべりを生じない。
そのために第2図の軸5とパッキンボックス6の間に形
成されている隙間7a、軸5とパッキン押え8の間に形
成されている隙間7bおよびパッキンボックス6とパッ
キン押え8の間に形成されている隙間7cなどにパッキ
ン1がはみださないので、体積減少にともなう応力緩和
が避けられ、シール性の低下を防止することができる。
そして、紐状体4は厚さ方向に山折り、谷折りの繰り返
しでジグザク状に折りたたまれ、かつ厚さ方向に直交し
て加圧してく字状に曲げられることで、三次元的な折り
曲げ形状で軸5の外周面に対応するので、摩耗時の追随
性が向上しシール面圧を低下させないから、経時的なシ
ール破壊を確実に防止できる。
ところで、上記パッキン1を膨張黒鉛テープ2だけで構
成した場合は、強度が十分高いと言えないので、せん断
による被摺動面の破損のおそれがある。さらに、摩擦抵
抗が比較的大きいので、締め付け時に僅かでもはみ出し
が起きると、摺動抵抗が増して、その部分の摩耗等が大
きくなり、これがシール性能に支障を来すことになる。
この点につき、上記のものは、膨張黒鉛テープ2にPT
FEのテープ20を鎧巻きにしてあるので、このテープ
4の補強作用で強度が増し、被摺動面の破損を防止する
ことができる。
さらに、上記PTFEの摩擦係数が小さいので、締め付
け時にはみ出しが起きても摺動抵抗は大きくならず、摩
耗が抑制され、シール性も確実に保たれる。
第4図は本発明の第2実施例を示し、3層構造の膨張黒
鉛テープ2A,2B,2Cのうちの上下の2層の膨張黒
鉛テープ2A,2CのみにPFEのテープ20を鎧巻き
した後、前述と同様に厚さ方向へ山折り、谷折りの繰り
返してジグザグ状に折りたたんだものである。この場合
も、紐状体4を形成し、これを第2図の軸5の軸経に合
せて所定長さに切断したのち、第3図のように、幅方向
を径内外に指向させてリング状に曲成して軸5の外周に
巻回することによって使用できるから、第1実施例と同
様の作用効果を奏するうえ、構造も簡素になる。
第5図は本発明の第3実施例を示し、3層構造の膨張黒
鉛テープ2A,2B,2Cの幅方向の各一端にそれぞれ
PTFEのテープ20を2つ折りにしてはさみ込んだ
後、前述と同様に厚さ方向へ山折り、谷折りの繰り返し
でジグザグ状に折りたたんだものである。この場合も、
前述実施例と同様の効果を奏するうえ、PTFEのテー
プ20を鎧巻きするものよりも加工の手間が省ける。し
かも、このテープ20の無駄な使用が排除される。
ところで、上記膨張黒鉛テープ2に形成される補強被膜
としては、上記PTFEのテープ20に限られるもので
はなく、金属箔、たとえばアルミ箔、銅箔、ステンレス
箔を用いてもよく、この場合は、強度が増強されるう
え、酸化防止の効果も大きい。
上記第1図、第4図および第5図に示すものをそれぞれ
実施例1、実施例2および実施例3とし、また実施例1
のPTFEテープに代えてアルミ箔を使用したものを実
施例4とし、実施例3のもののPTFEテープに代えて
アルミ箔を用いたものを実施例5として、それぞれの特
性を測定した結果を第6図に表として示す。
第6図の表において、締め付け時の「はみ出し防止」に
ついては、所定の大きさのものに400kg/cm2の加圧力を
加えた時の軸方向のはみ出長を測定し、0.5mm未満を
◎、0.5mm以上で1.0mm未満のものを○、1mm以上で2.0mm
未満のものを△、2mm以上のものを×としたものであ
る。
摺動抵抗については、所定数のパッキン1のリングを40
0kg/cm2で軸5に締め付け、軸5の回転トルクから換算
した次式のパッキン摺動抵抗係数Kを用いた。
ただし、Ts:弁棒トルク(kgf・cm) d:弁棒径(cm) L:パッキン接触長さ(cm) Pg:締付圧力(kgf/cm2) そして、パッキン摺動抵抗係数Kが0.04未満であれ
ば◎、0.04以上で0.05未満のものを○、0.0
5以上で0.06未満のものを△、0.06以上のもの
を×としたものである。
耐熱性については、所定数のパッキン1のリングを400k
g/cm2で締め付け、300℃,10Hr加圧後、常温まで冷
却し、N2ガスの漏れ量変化を測定したもので、漏れが
零もしくは変化がないものを◎、漏れ増加率が2倍未満
であれば○、漏れ増加率が2倍以上で10倍未満のもの
を△、漏れ増加率が10倍以上のものを×としている。
シール性については、所定数のパッキン1の装着状態に
おいて、21kg/cm2のNガスの締付時(締付圧400kg/cm
2)の漏れを測定し、漏れが零を維持可能な締付圧300kg
/cm2未満のものを◎、漏れが零を維持可能な締付圧300k
g/cm2以上で400kg/cm2未満のものが○、締付圧400kg/cm
2の漏れが10cc/min未満のものを△、締付圧400kg/cm2
漏れが10cc/min以上のものを×としている。
耐酸化については、1Hrの加熱において重量が5%減
少する時の温度を測定し、400℃以上のものは◎、400℃
未満で300℃以上のものを○、300℃未満で200℃以上の
ものを△、200℃未満のものを×としている。
非汚染性については、5mm×1000サイクル往復時の軸表
面への移行ならびの摩耗粉の発生を観測し、軸表面への
移行、摩耗粉のないものを◎、軸表面に僅かに移行する
もの○、摩耗粉の発生したもの△、摩耗によるパッキン
重量減少が5%以上のものを×とした。
[発明の効果] 本発明は、上述のように構成されているので、つぎに記
載する効果を奏する。
本発明のパッキンにおいては、紐状体を軸径に合わせて
切断したのちに、軸方向を径内外に指向させるかまたは
厚さ方向、つまり山折り、谷折りの方向を径内外に指向
させて軸外周に巻回して使用することができるので、汎
用性が向上する。
また、紐状体は少なくとも一層の膨張黒鉛テープを、厚
さ方向に山折り、谷折りの繰り返しでジグザグ状に折り
たたんで形成されているので、幅方向を径内外に指向さ
せるかまたは厚さ方向を径内外に指向させて軸外周に巻
回して使用しても、パッキン自体に軸方向のすべりを生
じないので隙間にはみださないから、体積減少にともな
う応力緩和が避けられ、シール性の低下を防止すること
ができる。
そして、2層以上の膨張黒鉛テープを厚さ方向に山折
り、谷折りの繰り返しでジグザグ状に折りたたむこと
で、層間に配置した特性の異なる材料と軸との摺接が可
能になるので少量の油含有により潤滑性能を向上させる
ことができる。
また、三次元的な折り曲げ形状で軸面に対応するので、
摩耗時の追随性が向上するからシール面圧を低下させな
いため、経時的なシール破壊を確実に防止できる。
さらに、軸外周に巻回することで、折りたたまれて互い
に対向している面の対向間隔が径内部よりも径外部で大
きくなるから、径内部において発生する摺動熱の放熱機
能が向上し、熱劣化に伴なうシール性の低下および焼付
きなどの発生を確実に防止することができる。
とくに、上記膨張黒鉛テープの少なくとも被摺動面にP
TFE等の補強被膜を形成したものは、強度が強化さ
れ、しかも摺動抵抗が小さくなって摩耗が抑制され、長
期に亘ってシール性を良好に維持することができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示し、第1図は第1実施例の
部分斜視図、第2図は使用例の説明断面図、第3図は第
1実施例の紐状体を所定長さに切断してリング状に曲げ
た状態を示す部分斜視図、第4図は第2実施例の部分斜
視図、第5図は第2実施例の部分斜視図、第6図は各実
施例および比較例の特性を測定した結果を示す表であ
る。 2(2A,2B,2C)……膨張黒鉛テープ、3A……
山折り部、3B……谷折り部、4……紐状体、20……
補強被膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一層の膨張黒鉛テープを、厚さ
    方向に山折り、谷折りの繰り返しでジグザグ状に折りた
    たんで紐状に形成し、このテープの少なくとも被摺動面
    に補強被膜を形成したことを特徴とするパッキン。
JP2223395A 1990-08-24 1990-08-24 パッキン Expired - Fee Related JPH0652103B2 (ja)

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