JPH0652211A - 取引処理システム - Google Patents

取引処理システム

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JPH0652211A
JPH0652211A JP22642492A JP22642492A JPH0652211A JP H0652211 A JPH0652211 A JP H0652211A JP 22642492 A JP22642492 A JP 22642492A JP 22642492 A JP22642492 A JP 22642492A JP H0652211 A JPH0652211 A JP H0652211A
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JP22642492A
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Miyuki Maeda
みゆき 前田
Kotaro Yamashita
廣太郎 山下
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】顧客に有利に、かつその時々の顧客に合った形
で、ダイナミックに口座間の振替を行なうことのできる
銀行取引処理システムを提供することを目的とする。 【構成】取引処理システムにおいて、顧客別の口座運用
に必要な過去の履歴等を記憶しておき、顧客別に可能な
各種口座間の振替を自動設計する。そして、設計した振
替について利子や危険度を計算し、その結果をもとに最
も有利な振替を選択し自動実行する。 【効果】本発明により、顧客が意識せずとも、顧客に有
利な口座間の振替をダイナミックに行うことができ、振
替手続きの手間が省ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀行の取引処理システ
ムに関し、特に、総合口座のように複数の口座を同時に
管理する場合に口座間の振替をダイナミックに行なうこ
とのできる取引処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、銀行では、総合口座という定期預
金口座と普通預金口座をリンクさせた口座を取扱ってい
る。この総合口座によれば、顧客の普通預金の口座の残
高が不足したときに、事前に登録してある定期預金口座
を担保に、顧客に一定額を自動融資することができる。
【0003】最近では、上記総合口座に、資金の自動運
用機能が付いた資金自動運用口座がある。資金の自動運
用機能とは、事前に総合口座に対して、どれだけの金額
を、どのくらいの期間、どの種類の定期にて運用するか
を登録しておき、登録日(通常毎月1回)には普通預金
口座に登録した金額がたまっているかを調べ、たまって
いたらその金額を普通預金口座から登録した種類の定期
預金口座へと自動的に振替る機能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記資
金自動運用口座では、顧客は「どれだけの金額を、どの
くらいの期間、どの種類の定期にて運用するか」、そし
て「普通預金にその金額があるか否かをいつ調べるかと
いう登録日」を事前に決定し、登録しておく必要があ
る。
【0005】そのため、登録した種類の定期預金より有
利な定期預金を銀行が新しく発売しても、該有利な定期
預金に運用先を簡単に変更することはできない。また、
新しく登録しなおすためには、銀行に行って再登録手続
きを行なう必要があり、顧客にとっては時間と手間がか
かるという問題がある。加えて、再登録手続きは、銀行
にとっても、時間がかかり窓口の混雑する処理であり好
ましくない。さらに、顧客は、常に、どのような定期預
金があるか、自分の口座にいくらあるかをウオッチして
いなければ有利な運用はできず、これは顧客にとって非
常な時間と手間がかかることである。
【0006】また、顧客の普通預金口座への入金額や出
金額は年月と共に変化する。しかし、上述したのと同様
に、変化に合わせて運用先定期を簡単に変えることもで
きない。そのため、登録時に、普通預金口座への入金額
が少ないため、運用先として「期間が短く、金額も少な
い、利率の低い定期預金口座」を登録してしまうと、そ
の後、普通預金の入金額が多くなっても、利率の低い定
期預金口座に振替られてしまうことになり、顧客の有利
さは半減してしまうという問題がある。
【0007】同様に、その逆、つまり登録時に、普通預
金口座への入金額が多いため、運用先として「金額が多
い、利率の高い定期預金口座」を登録してしまうと、そ
の後、入金額が減ってしまうことがあると、いつまでた
っても定期預金で運用することができなくなる場合があ
る。すなわち、金額の少ない定期預金口座では運用でき
るのに、いつまでたっても普通預金口座のままというこ
とになり、顧客が定期預金の有利さを享受できなくなる
という問題がある。
【0008】さらに、上記資金自動運用口座では、普通
預金から事前に登録した定期預金に振替ることは行って
いるが、その逆、つまり普通預金の口座の残高が不足し
たときに(事前に登録してある定期預金口座を担保に一
定額を自動融資するだけで)定期預金を解約して普通預
金に振替ることは行っていない。そのため、定期を解約
して該金額を普通預金に振替え、その金額を下ろすよう
にした方が顧客にとって有利であるにもかかわらず、そ
のようにはできず、顧客の不利益になる場合があるとい
う問題がある。
【0009】つまり、従来の技術のように運用が事前登
録され運用方法が固定された口座では顧客の利益を損な
う場合があり、さらに再登録は顧客にとっても銀行にと
っても時間のかかる面倒な処理であるという問題があ
る。
【0010】本発明は、上述の従来例における問題点に
鑑み、顧客に有利に、かつその時々の顧客に合った形
で、ダイナミックに口座間の振替を行なうことのできる
銀行取引処理システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の局面に係る取引処理システムは、取
引を処理するプロセッサ、各種口座の利率や運用期間を
記憶する口座マスタファイル、及び顧客別口座別の預金
残高を記憶する残高マスタファイルを含む処理装置と、
取引デ−タの入力を受け付ける複数の端末装置と、該処
理装置と該端末装置との間で情報の授受を行う伝送路と
を備えた取引処理システムにおいて、顧客別の口座運用
に必要な運用管理情報を記憶する運用管理情報記憶手段
と、上記口座マスタファイルの情報と上記残高マスタフ
ァイルの情報とを参照して、顧客別に可能な各種口座間
における振替を設計する振替設計手段と、該振替設計手
段が設計した1つあるいは複数の振替に対して、上記運
用管理情報記憶手段の運用管理情報を参照して、利子お
よび/または危険度を計算する運用計算手段と、該運用
計算手段の計算結果に基づいて、有利な振替を選択する
振替選択手段と、該振替選択手段が選択した振替を自動
的に実行し、該残高マスタファイルの情報を変更する振
替実行手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】さらに、本発明の第2の局面に係る取引処
理システムは、取引を処理するプロセッサ、各種口座の
利率や運用期間を記憶する口座マスタファイル、及び顧
客別口座別の預金残高を記憶する残高マスタファイルを
含む処理装置と、取引デ−タの入力を受け付ける複数の
端末装置と、該処理装置と該端末装置との間で情報の授
受を行う伝送路とを備えた取引処理システムにおいて、
顧客別の口座運用に必要な運用管理情報を記憶する運用
管理情報記憶手段と、顧客が上記端末装置から上記残高
マスタファイルにアクセスしたときに、上記口座マスタ
ファイルの情報と上記残高マスタの情報とを参照して、
該アクセスした顧客の口座において可能な各種口座間に
おける振替を設計する振替設計手段と、該振替設計手段
が設計した1つあるいは複数の振替を記憶する振替可能
情報記憶手段と、該振替可能情報記憶手段に記憶した振
替が存在するという情報を、該アクセスした端末装置に
表示する振替アラ−ム手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0013】前記振替アラ−ム手段による表示に対し、
前記端末装置からの顧客による指示があった場合に、前
記振替可能情報記憶手段に記憶した振替内容を表示する
振替内容表示手段と、顧客により該表示した振替の1つ
を実行する旨の入力があった場合に、該振替を自動的に
実行し、前記残高マスタファイルの情報を変更する振替
実行手段とをさらに備えるようにしてもよい。
【0014】また、前記振替アラ−ム手段による表示に
対し、前記端末装置からの顧客による指示があった場合
に、前記運用管理情報記憶手段の運用管理情報を参照し
て、前記振替可能情報記憶手段に記憶した1つあるいは
複数の振替に対して、利子および/または危険度を計算
する運用計算手段と、前記振替可能情報記憶手段に記憶
した振替内容とともに、該運用計算手段の計算結果を表
示する計算結果表示手段と、顧客により該表示した振替
の1つを実行する旨の入力があった場合に、該振替を自
動的に実行し、前記残高マスタファイルの情報を変更す
る振替実行手段とを備えるようにしてもよい。
【0015】さらに、本発明の第3の局面に係る取引処
理システムは、取引を処理するプロセッサ、各種口座の
利率や運用期間を記憶する口座マスタファイル、及び顧
客別口座別の預金残高を記憶する残高マスタファイルを
含む処理装置と、取引デ−タの入力を受け付ける複数の
端末装置と、該処理装置と該端末装置との間で情報の授
受を行う伝送路とを備えた取引処理システムにおいて、
顧客別の口座運用に必要な運用管理情報を記憶する運用
管理情報記憶手段と、顧客が上記端末装置から上記残高
マスタファイルにアクセスしたときに、上記口座マスタ
ファイルの情報と上記残高マスタの情報とを参照して、
該アクセスした顧客の口座において可能な各種口座間に
おける振替を設計する振替設計手段と、該振替設計手段
が設計した1つあるいは複数の振替に対して、上記運用
管理情報記憶手段の運用管理情報を参照して、利子およ
び/または危険度を計算する運用計算手段と、該運用計
算手段の計算結果に基づいて、最も有利な振替を選択す
る振替選択手段と、該選択した振替を記憶する振替選択
情報記憶手段と、該振替選択情報記憶手段に記憶した振
替があれば、あるという情報をアクセスした上記端末装
置に表示する振替アラ−ム手段とを備えたことを特徴と
する。
【0016】この場合も、前記振替アラ−ム手段による
表示に対し、前記端末装置からの顧客による指示があっ
た場合に、前記振替可能情報記憶手段に記憶した振替内
容を表示する振替内容表示手段と、顧客により該表示し
た振替を実行する旨の入力があった場合に、該振替を自
動的に実行し、前記残高マスタファイルの情報を変更す
る振替実行手段とをさらに備えるようにしてもよい。
【0017】
【作用】上記第1の局面に係る取引処理システムによれ
ば、振替設計手段は、毎日等の一定期間ごとかつ顧客ご
とに、口座マスタファイルの情報と残高マスタファイル
の情報とを参照して、顧客別に可能な各種口座間におけ
る振替を設計する。運用計算手段は、設計した振替に対
して、運用管理情報記憶手段の運用管理情報を参照し
て、利子や危険度を計算する。振替選択手段は、該計算
結果に基づいて、利子が一番高く危険度が低い等の基準
に基づいて最も有利な振替を選択する。振替実行手段
は、選択した振替を自動的に実行し、残高マスタファイ
ルの情報を変更する。これにより、口座間にわたる顧客
に有利な資金運用がダイナミックに自動実行できる。従
来行っていた登録変更という顧客にとっても銀行にとっ
ても時間と手間のかかる手続きは必要としない。
【0018】また、上記第2の局面に係る取引処理シス
テムによれば、振替設計手段は、端末装置から顧客が入
金や出金や残高照会等でアクセスしたときに、口座マス
タファイルの情報及び残高マスタファイルの情報を参照
して、アクセスした顧客に可能な各種口座間における振
替を設計する。ここで、設計した振替の内容は振替可能
情報記憶手段に記憶しておく。そして、振替アラ−ム手
段により、可能な振替があるという情報を端末装置に表
示する。これにより、顧客は、特に気を配っていなくて
も入出金のついでの際に、現在の残高で資金運用できる
ことを知ることができる。
【0019】また、その端末装置から、顧客がアラ−ム
内容の表示を指示した場合には記憶した振替内容を表示
し、さらに、顧客によりその表示した振替の1つを実行
する旨の入力があった場合にはその振替を実行して残高
マスタファイルの情報を変更する。これにより、自動的
に口座間の運用は行なわないが、顧客の承認を得て、顧
客に有利な口座間の運用を行なうことができる。さら
に、幾つかの可能な振替があるときは、その中から顧客
が選択することができる。すなわち、顧客は、特に気を
配っていなくても入出金のついでに、より有利な運用を
指示し実行することが簡単にできる。
【0020】上記第3の局面に係る取引処理システムに
よれば、システムが判断した最も有利な振替を顧客に知
らせることができ、さらに顧客の指示を受けてその振替
を自動実行することもできる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0022】図1は、本発明の一実施例を示す取引処理
システムの構成図である。図2は、図1の取引処理シス
テムのCPU11とファイル12の詳細構成図である。
各ファイルの具体的な構成例は、図3から図9に示す。
【0023】本実施例の取引処理システムは、図1に示
すように、大型の処理装置1、複数の端末装置2、
2’、及び処理装置1と端末装置(ATM)2、2’を
結ぶ伝送路3を備えている。処理装置1は、プロセッサ
(以下、CPUと略す)11、外部記憶装置(以下、フ
ァイルと略す)12、及びインタ−フェ−ス13を含
む。端末装置2,2’は、それぞれ、CRT等の表示装
置6,6’、キ−ボ−ド等の入力装置7,7’、及びイ
ンタ−フェ−ス23、23’を含む。伝送路3は、モデ
ムや音響カプラを介して電話回線に接続される場合や、
専用回線に接続される場合等がある。
【0024】なお、図1では2台の端末装置のみ図示し
ているが、もちろんさらに多くの端末装置が接続されて
いると考えてよい。また、ここでは1台の処理装置1に
複数の端末装置2が接続されている例を説明するが、処
理装置1を複数で構成しても良い。
【0025】図2に示すように、ファイル12は、顧客
ごとの取引状況を記憶する顧客ファイル201と、普通
預金の残高等を記憶する普通ファイル202と、定期預
金の状況を記憶する定期ファイル203と、普通預金の
履歴を記憶する普通履歴ファイル204と、定期預金の
履歴を記憶する定期履歴ファイル205と、顧客の取引
金額を管理するための情報を記憶する管理ファイル20
6と、普通預金の利子や各種定期預金の利子および期間
等の条件を記憶する口座マスタファイル207とを備え
ている。ここで、顧客ファイル201、普通ファイル2
02、定期ファイル203、普通履歴ファイル204、
および定期履歴ファイル205は、従来より知られてい
る銀行の取引処理システムで用いるものと同じであり、
同様の情報を備えたファイルであれば別の持ち方でもか
まわない。
【0026】以下に、各ファイルの概要を示す。
【0027】図3は、顧客ファイル201のフォーマッ
ト及び内容例を示す。顧客ファイル201は、顧客ごと
の取引状況を示すファイルである。顧客ファイル201
は、顧客番号をキ−として、普通預金の口座番号、定期
預金の口座番号、自動引落や給与振込み等の各種サ−ビ
スの有無を記憶している。例えば、サ−ビスとしては、
各種公共料金の引落や給与振込み等がある。図3におい
て、顧客番号123456の顧客は、普通預金の口座番
号が111111で、定期預金の口座番号が22222
2で、サ−ビス1からサ−ビス3までのすべてのサ−ビ
スを行っていることを示している。なお、サービスの欄
は、「1」でそのサービスを行っており、「0」で行っ
ていないことを示す。
【0028】図4(a)は、普通ファイル202のフォ
ーマット及び内容例を示す。普通ファイル202は、普
通預金の残高等を記憶するファイルである。普通ファイ
ル202は、普通預金の口座番号をキ−として、各口座
番号の残高、積数、履歴アドレス、及び未記帳数を記憶
している。積数とは、利子を計算するために残高を日毎
に加えた数である。履歴アドレスとは、その口座番号に
対応する未記帳分の取引履歴を記憶した普通履歴ファイ
ル204内のアドレスである。未記帳数は、その普通履
歴ファイル204の履歴アドレスの位置に記憶されてい
る未記帳分のレコ−ドの数である。
【0029】例えば、図4(a)において、口座番号1
11111(図3の顧客ファイル201の顧客番号12
3456の顧客の普通預金)の普通預金口座は、残高が
182,400円で、前回の利子計算日翌日からの積数
が30,000,000であり、未記帳分のレコ−ドが
12あることを示している。
【0030】図4(b)は、普通履歴ファイル204の
フォーマット及び内容例を示す。普通履歴ファイル20
4は、後に通帳に記載するための普通預金の履歴を記憶
するファイルである。普通履歴ファイル204は、取引
発生日の年月日、入金か出金かを示す記号、その内容を
示す概要、金額、及び残高を記憶している。図4(b)
において、「→」の位置は、図4(a)の普通ファイル
202の口座番号111111のレコ−ドの履歴アドレ
スに記載されているアドレスの位置を示している。この
位置からの12レコ−ド分がこの口座番号の未記帳分と
なる。
【0031】図5(a)は、定期預金の状況を記憶する
定期ファイル203のフォーマット及び内容例を示す。
定期ファイル203は、定期預金の口座番号をキ−と
し、各口座番号の定期預金保有数、及び定期預金の取引
履歴を記憶した定期履歴ファイル205のアドレスを記
憶している。図5(a)において、定期預金の口座番号
222222の顧客(図3の顧客ファイル201の顧客
番号123456の顧客)は、定期を3つ持っているこ
とを示している。
【0032】図5(b)は、定期預金の定期預金の履歴
を記憶する定期履歴ファイル205のフォーマット及び
内容例を示す。定期履歴ファイル205は、定期取扱
日、定期名、利率、満期日、及び金額等を記憶してい
る。図5(b)において、「→」の位置は、図5(a)
の定期ファイル203の口座番号222222のレコ−
ドの履歴アドレスに記載されているアドレスの位置を示
している。この位置からの3レコ−ド分(定期ファイル
の定期数が3なので)が、この口座番号の定期情報であ
る。
【0033】図6(a)は、顧客の取引金額を管理する
ための情報を記憶する管理ファイル206のフォーマッ
ト及び内容例を示す。管理ファイル206は、普通預金
の口座番号をキ−とし、各口座番号の普通預金の入出に
関するさなざまな時系列情報を記憶している。管理ファ
イル206が記憶している情報は、各口座番号の普通預
金の今後の入出金を予想するための基礎情報であり、今
普通預金からある金額を定期預金に振替ても引落が可能
かどうかの危険度を判断する情報となる。例えば、口座
番号ごとに、ガス料金引落は、どのような間隔で、い
つ、平均いくらぐらい引き落されるかといった時系列情
報が記憶されている。
【0034】図6(a)において、口座番号11111
1の普通預金口座は、サ−ビス1(電気料金)として毎
月2日に平均5,000円が引き落され、サ−ビス2
(給与振込)として毎月20日に平均150,000円
が振り込まれ、毎月平均して、100,000円出金し
ている、といったことが記録されている。なお、本実施
例では、平均金額を記憶しているが、平均ではなく、上
限金額または下限金額などを記憶するようにしてもよい
し、季節により大きく異なるものは季節(月)ごとの平
均を記憶してもよい。すなわち、危険度の判断ができる
情報を記憶するようにすればよい。
【0035】図6(b)は、普通預金の利子および各種
定期預金の利子、並びに期間等の条件を記憶する口座マ
スタファイル207である。図6(b)によれば、普通
預金の現在の利子は2%であり、定期預金Aは100万
円以上10万円単位で預金することができて、1990
年1月から現在までの利子は、1年ものが4%、3年も
のが5%であり、さらに定期預金Bは300万円以上1
00万円単位で預金することができて、1990年1月
から現在までの利子は、1年ものが4.5%、3年もの
が5.5%であることが分かる。
【0036】再び図2を参照して、CPU11は、オン
ライン取引処理部101、日毎処理部102、期毎処理
部103、振替設計部104、運用計算部105、振替
選択部106、振替実行部107、及び全体制御部11
0を備えている。
【0037】オンライン取引処理部101は、端末装置
2,2´等からの普通預金の入出金や振込み等の普通預
金高に変更のある入力に従って、普通履歴ファイル20
4に1レコ−ド追加し、普通ファイル202の残高を変
更する処理を行う。日毎処理部102は、日毎に全普通
預金の口座の残高を積数に加えて、積数を更新する処理
を行う。期毎処理部103は、期毎に全普通預金の口座
の積数をもとに利子を計算し、普通履歴ファイル204
に利子のための1レコ−ドを追加し、普通ファイル20
2の残高を変更する処理を行う。
【0038】振替設計部104は、各種ファイルの情報
を参照して、顧客別に可能な各種口座間における振替を
設計する処理を行う。運用計算部105は、振替設計部
104で設計した振替があれば、管理ファイル206の
情報を参照して、振替設計部104が設計した振替に対
して利子や危険度を計算する処理を行う。振替選択部1
06は、運用計算部の計算結果をもとに、利子が一番高
いあるいは危険度が低い等基準から最も有利な振替を選
択する処理を行う。振替実行部107は、選択した振替
を自動的に実行し、各種ファイルの情報を変更する処理
を行う。最後に、全体制御部110はシステム全体の制
御を行う。
【0039】なお、本実施例では、振替設計部104に
おいて全普通預金口座の検討を行うようにしているが、
自動運用を希望している口座番号のみについて有利な運
用があるかどうかの検討を行うようにしてもよい。その
場合は、普通ファイルに運用希望か否かのフラグを設定
し、振替設計部104では、該フラグを参照して振替の
設計をするか否かの判断をする。
【0040】次に、本実施例のシステムの動作を詳しく
説明する。
【0041】図7は、本実施例のシステムの処理装置1
の概要動作を示すフロ−チャ−トである。まず、処理装
置1では、端末装置2からの入出金に関する入力をウオ
ッチし(ステップ10001)、入力があればオンライ
ン処理を実行する(ステップ10002)。オンライン
処理とは、端末装置2等からの普通預金の入出金や振込
み等の入出金指示に従って、該当する口座番号の普通履
歴ファイル204に1レコ−ド追加し、普通ファイル2
02の残高やレコ−ド数を変更する処理、あるいは、記
帳の入力に従って、該当する口座番号の普通履歴ファイ
ル204より記帳済レコ−ドを消去し、普通ファイル2
02のレコ−ド数を0に変更する処理等である。
【0042】次に、毎日の取引終了時刻をウオッチし
(ステップ10003)、取引終了時刻になったら、日
毎処理を行なう(ステップ10004)。日毎処理は、
普通ファイル202の各口座の残高を積数に加えて、積
数を更新する処理である。この日毎処理は、全口座に対
して行う。未だ、日の取引終了時刻でないときは、ステ
ップ10007に進む。
【0043】ステップ10004の後、動的口座管理の
処理を実行する(ステップ10005)。動的口座管理
については図8のフローチャートを参照して後に詳しく
説明するが、その概要は以下のような処理である。ま
ず、顧客ファイル201の各顧客番号の普通ファイル2
02、普通履歴ファイル204、定期ファイル203、
定期履歴ファイル205、及び管理ファイル206等の
デ−タをもとに、定期預金を作るかどうかの運用可能性
を検討し、有利な運用の検討を行う。そして、この検討
結果に従って定期預金を作成する等の動的な口座管理を
実行する。例えば、普通預金から定期預金に振替るとき
は、作成する定期ファイル203の定期数を更新し、定
期履歴ファイル205に1レコ−ド追加し、定期預金に
した金額を普通ファイル202の残高より引き、該当す
る普通履歴ファイル204に1レコ−ド追加する処理を
行う。
【0044】次に、全口座に対して動的口座管理の処理
を行なったか否か判別し(ステップ10006)、まだ
全口座終了に至っていないときは再びステップ1000
5に戻る。全口座に対して動的口座管理の処理が実行さ
れたら、ステップ10007に進む。
【0045】次に、期の終了をウオッチし(ステップ1
0007)、期の終了であるときは、期毎処理を実行す
る(ステップ10008)。期毎処理は、普通預金の各
口座の積数をもとに利子を計算し、普通履歴ファイル2
04に利子のための1レコ−ドを追加し、普通ファイル
202の残高を変更する処理である。期毎処理は、全口
座に対して行われる。ステップ10007で未だ期の終
了時期でないときは、ステップ10009に進む。期毎
処理の後もステップ10009に進む。
【0046】次に、終了指示があるかどうかを調べ(ス
テップ10009)、あれば終了し、なければステップ
10001に戻る。
【0047】図8は、図7のステップ10005の各顧
客に対する動的口座管理の処理の詳細なフロ−チャート
を示す。動的口座管理処理では、まず顧客ファイル20
1の対象とする顧客番号の普通預金の項目より普通預金
の口座番号を、定期預金の項目より定期預金の口座番号
を得る(ステップ11001)。そして、普通預金の口
座番号をキ−に、普通ファイル202の対応口座番号の
残高を得る(ステップ11002)。
【0048】次に、その残高で買える定期預金の組合せ
を口座マスタファイル207を参照して探し、一次テ−
ブル301に格納する(ステップ11003)。例え
ば、図3の顧客番号123456の普通預金の口座(口
座番号111111)には、図4に示すように182,
400円の残高がある。この残高では、図6(b)の口
座マスタファイル207の定期預金Aも定期預金Bも買
えないことになる。一方、口座番号111113には残
高が1,022,000円あるので、図6(b)の口座
マスタファイル207の定期預金Aの1年ものを100
万円、あるいは3年ものを100万円買うことができ
る。すなわち、この口座については2通りの選択枝があ
ることになる。もちろん、図4の例にはないが、残高が
300万円あれば、定期預金Bも買えるし、定期預金A
の1年ものと3年ものを混ぜて買う等のより多くの選択
枝がある。なお、ステップ11003で、残高で買える
定期預金がないときには、そのままリターンするものと
する。
【0049】図9(a)に、一次テ−ブル301の格納
例を示す。この例は、上記口座番号111113の例で
あり、残高が1,022,000円あるので、図6
(b)の口座マスタファイル207の定期預金Aの1年
ものを買うか、あるいは3年ものを100万円買うかと
いう2通りの選択枝が格納されている。
【0050】ステップ11003の後、各選択枝につい
て、順に、口座マスタファイル207をもとに利子を計
算し、二次テ−ブル302に格納する(ステップ110
04)。図9(b)は、二次テ−ブル302の格納例を
示す。なお、定期預金の期間が異なる場合の利子は、期
間の最長のものに合わせる、あるいは予め計算する期間
を決めておき、それより長期の定期預金は期間等分する
等のル−ルを決めておくとよい。
【0051】次に、計算した利子の高い順に選択枝を1
つずつ取出し、管理ファイル206と口座マスタファイ
ル207に基づいて、各日別に一定期間のキャッシュフ
ロ−を計算し、三次テ−ブル303に展開する(ステッ
プ11005)。キャッシュフロ−とは、残高がどのよ
うに推移していくかを計算したものである。
【0052】図9(c)は、上記口座番号111113
に関する例で、1,022,000円から定期預金Aの
1年ものを100万円買うときのキャッシュフロ−の予
想グラフである。92.1.20に100万円を定期預
金Aに振替ると、その時点で残金が22,000円にな
る。この口座番号で管理ファイル206(図6(a))
を参照すると、例えば、毎月24日に平均18,000
円の電気料金が引き落され、毎月29日に給与振込みが
平均70,000円あり、毎月平均60,000円、毎
日に直すと約2,000円出金があるというようなこと
が分かる。そこで図9(c)のキャッシュフロ−では、
92.1.23までは1日に2,000円ずつマイナス
になっていき、92.1.23の残高は16,000円
となっている。92.1.24には、電気料金も合せて
18,000+2,000=20,000円のマイナス
となり、残高は、−4,000円ということになる。
【0053】ステップ11005の後、三次テ−ブル3
03の残高が常に一定額以上(0円だと不安なので、通
常は数千円程度に設定する。あるいは、人により設定を
変えてもよい)か否かを調べる(ステップ1100
6)。残高が常に一定額以上のときは、該当する選択枝
を選択すらため、ステップ11008に進む。残高が常
に一定額以上となるのでなければ、全部の選択枝が終了
したか調べ(ステップ11007)、まだ残りの選択枝
があれば、次に利子の高い選択枝について同様の検討を
行なうため、ステップ11005に戻る。ステップ11
007で、全部の選択枝が終了したなら、処理を終了す
る。
【0054】ステップ11006で残高が常に一定額以
上となるときは、その選択枝に従って、該当する口座番
号の普通履歴ファイル204に出金のレコ−ドを追加
し、普通ファイル202の残高及びレコ−ド数を変更す
る(ステップ11008)。そして、定期履歴ファイル
205に購入する定期分を1レコ−ド追加し、定期ファ
イル203の定期数を変更し(ステップ11009)、
終了する。
【0055】なお、図8の動的口座管理処理の詳細フロ
−チャートは、普通預金から定期預金にする場合のもの
であるが、その場合だけではなく定期預金を解約して、
普通預金をおろすか、解約せずに融資を受けるかの選択
も、同様の手順で残高のキャッシュフローを検討するこ
とにより行うことができる。
【0056】また、本実施例では、全部の顧客について
全部の定期預金への振替を検討するようにしたが、顧客
により一定の条件を定めてもよい。例えば、定期の種
類、額、期間を設定し、振替を行う範囲を決めてもよ
い。その場合は、それらを顧客が指示してもよいし、あ
るいは過去の履歴等より自動設定するようにしてもよ
い。上記顧客の指示も、口座開設時にしてもよいし、逐
次端末装置から変更可能としてもよい。
【0057】さらに、どの選択枝を選択するかは、本実
施例では、利子と、過去の平均入出金額から得られるキ
ャッシュフロ−が一定額を下回らないという危険度で評
価し選択したが、この選択のル−ルを知識ベ−スに格納
し、知識ベ−スの知識に従って選択を行っても良い。
【0058】また、本実施例では、現在の残高のみで定
期預金への振替を設計し、各振替の有利不利を判定した
が、未来の定期預金等の満期も考慮して判定してもよ
い。
【0059】上記第1の実施例により、顧客に有利な資
金運用がダイナミックにできるようになる。
【0060】上記第1の実施例は、振替をダイナミック
に自動実行するものであったが、すぐに振替を実行する
のでなく、顧客に確認させるようにしてもよい。すなわ
ち、顧客が端末装置にアクセスしたときに、上記のよう
な定期預金への振替を行うのが有利である旨のお知らせ
を表示し、そのときに顧客が変更OKの指示をできるよ
うにしてもよい。振替を自動実行しないで、より有利な
運用があることを知らせる第2の実施例を以下に説明す
る。
【0061】第2の実施例の構成は、上記第1の実施例
の取引処理システムの構成である図1と同様であるが、
CPU11の詳細構成が少し異なる。図10に、第2の
実施例のシステムの詳細構成を示す。なお、ファイル1
2の詳細構成は第1の実施例の図2と同じである。
【0062】CPU11は、オンライン取引処理部11
1、日毎処理部112、期毎処理部113、振替設計部
114、振替可能記憶部115、振替アラ−ム部11
6、運用計算部117、計算結果表示部118、振替実
行部119、及び全体制御部120を備えている。
【0063】オンライン取引処理部111は、端末装置
2,2´等からの普通預金ファイル202への入出金や
振込み等のアクセス時に、普通預金高に変更のある入力
に従って、普通履歴ファイル204に1レコ−ド追加
し、普通ファイル202の残高を変更する処理を行う。
日毎処理部112は、日毎に全普通預金の口座の残高を
積数に加えて、積数を更新する処理を行う。期毎処理部
113は、期毎に全普通預金の口座の積数をもとに利子
を計算し、普通履歴ファイル204に利子のための1レ
コ−ドを追加し、普通ファイル202の残高を変更する
処理を行う。
【0064】振替設計部114は、端末装置2,2´等
からの普通預金ファイル202への入出金や振込み等の
アクセス時に、各種ファイルの情報を参照して、該当顧
客に可能な各種口座間における振替を設計する処理を行
う。振替可能記憶部115は、振替設計部114が設計
した振替があれば、設計した振替を記憶する。振替アラ
−ム部116は、振替可能な商品があるという情報を端
末装置2に表示する処理を行う。
【0065】運用計算部117は、該端末装置における
該振替アラ−ムの表示に対して、顧客がアラ−ム内容表
示を選択した場合に、該振替可能記憶部115に記憶し
た振替内容を参照して、利子や危険度を計算する処理を
行う。計算結果表示部118は、該運用計算部117の
計算結果を表示する処理を行う。振替実行部119は、
顧客の選択に従って振替を実行する処理を行う。最後
に、全体制御部120はシステム全体の制御を行う。
【0066】次に、本第2の実施例のシステムの動作を
詳しく説明する。
【0067】図11は、本実施例のシステムの処理装置
1の概要動作を示すフロ−チャ−トである。まず、処理
装置1では、端末装置2等からの入出金等の普通ファイ
ル202へのアクセスをウオッチし(ステップ2000
1)、アクセスがあればオンライン処理を実行する(ス
テップ20002)。端末装置2等からの入力がなけれ
ば、ステップ20004に進む。
【0068】ステップ20002のオンライン処理と
は、入出金や振込み等の入出金に従って、該当する口座
番号の普通履歴ファイル204に1レコ−ド追加し、普
通ファイル202の残高及びレコ−ド数を変更する処
理、あるいは、記帳の入力に従って、該当する口座番号
の普通履歴ファイル204より記帳済レコ−ドを消去
し、普通ファイル202のレコ−ド数を0に変更する処
理等である。ここで、従来のシステムであれば、端末装
置に記帳用の情報を送り端末装置が記帳するのである
が、この実施例ではすぐには送らない。
【0069】ステップ20002の次に、動的口座管理
処理を実行する(ステップ20003)。動的口座管理
については図12のフローチャートを参照して後に詳し
く説明するが、その概要は以下のような処理である。ま
ず、顧客ファイル201の各顧客番号の普通ファイル2
02、普通履歴ファイル204、定期ファイル203、
定期履歴ファイル205、及び管理ファイル206等の
デ−タをもとに、現状の普通預金の残高で可能な運用
(定期預金を作るかどうか)をリストアップし、可能な
運用があれば、定期預金を作る際の利子計算や危険度の
計算を行ない、結果を端末装置2に表示する。これに対
し、端末装置2からの指示があれば、指示に従って定期
預金の作成等の動的な口座管理を実行する。なお、この
動的口座管理処理において、まとめて記帳用の情報を端
末装置2に送っている。
【0070】次に、毎日の取引終了時刻をウオッチし
(ステップ20004)、取引終了時刻になったら、日
毎処理を行なう(ステップ20005)。日毎処理は、
普通ファイル202の各口座の残高を積数に加えて、積
数を更新する処理である。この日毎処理は、全口座に対
して行う。日毎処理の後、ステップ20006に進む。
また、ステップ20004で未だ日の取引終了時刻でな
いときも、ステップ20006に進む。
【0071】次に、期の終了をウオッチし(ステップ2
0006)、期の終了であるときは、期毎処理を実行す
る(ステップ20007)。期毎処理は、普通預金の各
口座の積数をもとに利子を計算し、普通履歴ファイル2
04に利子のための1レコ−ドを追加し、普通ファイル
202の残高を変更する処理である。期毎処理は、全口
座に対して行われる。ステップ20006で未だ期の終
了時期でないときは、ステップ20008に進む。期毎
処理の後もステップ20008に進む。
【0072】次に、終了の指示があるかどうかを調べ
(ステップ20008)、あれば終了する。なければ、
ステップ20001へ戻る。
【0073】図12は、図11のステップ20003の
各顧客に対する動的口座管理の処理について、処理装置
1と端末装置2との関連をも表した詳細なフロ−チャー
トを示す。まず、処理装置1は、顧客ファイル201の
アクセスした顧客番号の定期預金の項目より、定期預金
の口座番号を得る(ステップ21001)。なお、普通
預金の口座番号及び普通預金の残高は、ステップ200
02のオンライン処理で既に得ている
【0074】次に、普通預金の残高で買える定期預金の
組合せを口座マスタファイル207を参照して探し、一
次テ−ブル301に格納する(ステップ21002)。
ここで、残高で買える定期預金がないときは、そのまま
終了する。ステップ21002の後、各選択枝につい
て、順に、口座マスタファイル207をもとに利子を計
算し、二次テ−ブル302に格納する(ステップ210
03)。
【0075】次に、計算した利子の高い順に選択枝を1
つずつ取出し、管理ファイル206と口座マスタファイ
ル207に基づいて、各日別に一定期間のキャッシュフ
ロ−を計算し、三次テ−ブル303に展開する(ステッ
プ21004)。そして、三次テ−ブル303の残高が
常に一定額以上か否かを調べる(ステップ2100
5)。残高が常に一定額以上ならステップ21007に
進み、常に一定額以上となるのでなければ、該当する選
択枝を二次テ−ブル302から削除して(ステップ21
007)、ステップ21007に進む。
【0076】次に、全部の選択枝が終了したか調べ(ス
テップ21007)、まだ残りの選択枝があれば、次に
利子の高い選択枝について同様の検討を行なうため、ス
テップ21004に戻る。ステップ21007で全部の
選択枝が終了したなら、端末装置2は、二次テ−ブル3
02に選択枝があることを調べ、あればより有利な資金
運用があることを表示する(ステップ21008)。
【0077】図14は、その表示例を示す。なお、図1
3に従来の表示例を示す。従来の表示例では処理が終了
したときの最後の挨拶文などが表示されているが、図1
4ではさらにより有利な運用方法がある旨を顧客に示
し、顧客からの応答を求めている。
【0078】次に、端末装置2からの入力をチェックし
(ステップ21009)、選択枝が見たい旨の入力があ
れば二次テ−ブル302の内容を表示する(ステップ2
1010)。図15は、その表示例を示す。顧客から見
たくないとの入力があれば、ステップ21014に進
む。
【0079】ステップ21010で図15のような画面
表示を行なった後、端末装置からの入力をチェックする
(ステップ21011)。選択枝の1つを実行したい旨
の入力があれば、その選択枝に従って、該当する口座番
号の普通履歴ファイル204に出金のレコ−ドを追加
し、普通ファイル202の残高及びレコ−ド数を変更す
る処理を行う(ステップ21012)。そして、定期履
歴ファイル205に、購入する定期をレコ−ドで追加
し、定期ファイル203の定期数を変更し(ステップ2
1013)、ステップ21014に進む。
【0080】ステップ21011で、実行したくない旨
の入力があれば、ステップ21014に進む。最後に、
記帳用の情報を端末装置に送り、端末装置で記帳し(ス
テップ21014)、終了する。ここで、定期の作成を
実行しないとき(見たくないといったときも)は通常の
記帳のみであり、実行したときは通常の記帳に加えて定
期預金を作成したことも記帳する。
【0081】なお、本第2の実施例では、ステップ20
002のオンライン処理で、何度も端末装置に送信せ
ず、送信にかかる時間を短縮するために最後にまとめて
データを送っているが、ステップ20002で一度記帳
用情報を送ってもよい。逆に、本実施例では、端末装置
2の入力チェック(ステップ21009やステップ21
011)を処理装置1で行っているが、端末装置2の側
で行ってもよい。端末装置2で行うと、送信にかかる時
間がより短縮できる。
【0082】本第2の実施例によれば、顧客が入出金の
ために端末装置を操作したとき、顧客に有利な運用があ
ることを自動的に知らせることができる。したがって、
顧客は、何等の負担なく、意識せずに有利な運用を知る
ことができる。また、その場で有利な運用へ変更するか
しないか指示ができるので、例えば数日後に巨額の出金
の予定があるときには変更指示をしないようにすること
もでき、顧客が納得した形で変更ができる。さらに、普
通預金口座の残高の勘違い等による変更処理の人的ミス
もなく、短時間で確実にかつ銀行の行員の手間と時間を
かけずに、変更ができる。
【0083】なお、本実施例では現在変更できるものの
みを設計しているが、現在の残高だけではなく、ある一
定期間後の定期預金の満期による入金の予想や、その時
までの入出金の予想等を定期履歴ファイルや管理ファイ
ルをもとに設計し、その将来時点において定期預金への
振替が可能となることを端末装置に表示し、顧客がその
予約画面を用いて予約可能とし、その時点で予約内容の
振替を自動実行してもよい。予約画面例を図16に示
す。これにより、将来の変更も、予約しておくことがで
き、よりダイナミックに資金運用が可能となる。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、顧客の運用管理情報や
預金残高に基づいて自動的に有利な資金運用を行うよう
に振替を実行しているので、顧客が意識せずとも有利な
口座間振替がダイナミックに行える。また、顧客は端末
装置によって有利な資金運用があることを知ることがで
き、さらに端末装置からその有利な運用を実行すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の取引処理システムの構
成図である。
【図2】図1の取引処理システムのCPUとファイルの
詳細構成図である。
【図3】図2の顧客ファイルの構成例である。
【図4】図2の普通ファイルおよび普通履歴ファイルの
構成例である。
【図5】図2の定期ファイルおよび定期履歴ファイルの
構成例である。
【図6】図2の管理ファイルおよび口座マスタファイル
の構成例である。
【図7】図1の処理装置の概要動作を示すフロ−チャ−
トである。
【図8】図7ステップ10005の動的口座管理処理の
詳細フロ−チャートである。
【図9】一次テ−ブル、二次テ−ブル、および三次テ−
ブルの構成例である。
【図10】本発明の第2の実施例におけるCPUとファ
イルの詳細構成図である。
【図11】本発明の第2の実施例の動作を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図12】図11ステップ20003の動的口座管理処
理の詳細フロ−チャートである。
【図13】端末装置における従来の表示例である。
【図14】端末装置におけるアラ−ム表示例である。
【図15】端末装置における運用選択枝表示例である。
【図16】端末装置における運用予約選択枝表示例であ
る。
【符号の説明】
1…処理装置、11…CPU、12…ファイル、13…
インタ−フェ−ス、3…伝送路、2、2’…端末装置、
23、23’…インタ−フェ−ス、6、6’…表示装
置、7、7’…入力装置、201…顧客ファイル、20
2…普通ファイル、203…定期ファイル、204…普
通履歴ファイル、205…定期履歴ファイル、206…
管理ファイル、207…口座マスタファイル、101、
111…オンライン取引処理部、102、112…日毎
処理部、103、113…期毎処理部、104、114
…振替設計部、105、117…運用計算部、106…
振替選択部、107、119…振替実行部、110、1
20…全体制御部、115…振替可能記憶部、116…
振替アラ−ム部、118…計算結果表示部、301…一
次テ−ブル、302…二次テ−ブル、303…三次テ−
ブル。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取引を処理するプロセッサ、各種口座の利
    率や運用期間を記憶する口座マスタファイル、及び顧客
    別口座別の預金残高を記憶する残高マスタファイルを含
    む処理装置と、取引デ−タの入力を受け付ける複数の端
    末装置と、該処理装置と該端末装置との間で情報の授受
    を行う伝送路とを備えた取引処理システムにおいて、 顧客別の口座運用に必要な運用管理情報を記憶する運用
    管理情報記憶手段と、 上記口座マスタファイルの情報と上記残高マスタファイ
    ルの情報とを参照して、顧客別に可能な各種口座間にお
    ける振替を設計する振替設計手段と、 該振替設計手段が設計した1つあるいは複数の振替に対
    して、上記運用管理情報記憶手段の運用管理情報を参照
    して、利子および/または危険度を計算する運用計算手
    段と、 該運用計算手段の計算結果に基づいて、有利な振替を選
    択する振替選択手段と、 該振替選択手段が選択した振替を自動的に実行し、該残
    高マスタファイルの情報を変更する振替実行手段とを備
    えたことを特徴とする取引処理システム。
  2. 【請求項2】取引を処理するプロセッサ、各種口座の利
    率や運用期間を記憶する口座マスタファイル、及び顧客
    別口座別の預金残高を記憶する残高マスタファイルを含
    む処理装置と、取引デ−タの入力を受け付ける複数の端
    末装置と、該処理装置と該端末装置との間で情報の授受
    を行う伝送路とを備えた取引処理システムにおいて、 顧客別の口座運用に必要な運用管理情報を記憶する運用
    管理情報記憶手段と、 顧客が上記端末装置から上記残高マスタファイルにアク
    セスしたときに、上記口座マスタファイルの情報と上記
    残高マスタの情報とを参照して、該アクセスした顧客の
    口座において可能な各種口座間における振替を設計する
    振替設計手段と、 該振替設計手段が設計した1つあるいは複数の振替を記
    憶する振替可能情報記憶手段と、 該振替可能情報記憶手段に記憶した振替が存在するとい
    う情報を、該アクセスした端末装置に表示する振替アラ
    −ム手段とを備えたことを特徴とする取引処理システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記振替アラ−ム手段による表示に対し、
    前記端末装置からの顧客による指示があった場合に、前
    記振替可能情報記憶手段に記憶した振替内容を表示する
    振替内容表示手段と、 顧客により該表示した振替の1つを実行する旨の入力が
    あった場合に、該振替を自動的に実行し、前記残高マス
    タファイルの情報を変更する振替実行手段とをさらに備
    えた請求項2に記載の取引処理システム。
  4. 【請求項4】前記振替アラ−ム手段による表示に対し、
    前記端末装置からの顧客による指示があった場合に、前
    記運用管理情報記憶手段の運用管理情報を参照して、前
    記振替可能情報記憶手段に記憶した1つあるいは複数の
    振替に対して、利子および/または危険度を計算する運
    用計算手段と、 前記振替可能情報記憶手段に記憶した振替内容ととも
    に、該運用計算手段の計算結果を表示する計算結果表示
    手段と、 顧客により該表示した振替の1つを実行する旨の入力が
    あった場合に、該振替を自動的に実行し、前記残高マス
    タファイルの情報を変更する振替実行手段とをさらに備
    えた請求項2に記載の取引処理システム。。
  5. 【請求項5】取引を処理するプロセッサ、各種口座の利
    率や運用期間を記憶する口座マスタファイル、及び顧客
    別口座別の預金残高を記憶する残高マスタファイルを含
    む処理装置と、取引デ−タの入力を受け付ける複数の端
    末装置と、該処理装置と該端末装置との間で情報の授受
    を行う伝送路とを備えた取引処理システムにおいて、 顧客別の口座運用に必要な運用管理情報を記憶する運用
    管理情報記憶手段と、 顧客が上記端末装置から上記残高マスタファイルにアク
    セスしたときに、上記口座マスタファイルの情報と上記
    残高マスタの情報とを参照して、該アクセスした顧客の
    口座において可能な各種口座間における振替を設計する
    振替設計手段と、 該振替設計手段が設計した1つあるいは複数の振替に対
    して、上記運用管理情報記憶手段の運用管理情報を参照
    して、利子および/または危険度を計算する運用計算手
    段と、 該運用計算手段の計算結果に基づいて、有利な振替を選
    択する振替選択手段と、 該選択した振替を記憶する振替選択情報記憶手段と、 該振替選択情報記憶手段に記憶した振替があれば、ある
    という情報をアクセスした上記端末装置に表示する振替
    アラ−ム手段とを備えたことを特徴とする取引処理シス
    テム。
  6. 【請求項6】前記振替アラ−ム手段による表示に対し、
    前記端末装置からの顧客による指示があった場合に、前
    記振替可能情報記憶手段に記憶した振替内容を表示する
    振替内容表示手段と、 顧客により該表示した振替を実行する旨の入力があった
    場合に、該振替を自動的に実行し、前記残高マスタファ
    イルの情報を変更する振替実行手段とを備えた請求項5
    に記載の取引処理システム。
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