JPH0652281B2 - Cvケーブルの水トリー電流検出方法 - Google Patents
Cvケーブルの水トリー電流検出方法Info
- Publication number
- JPH0652281B2 JPH0652281B2 JP31767288A JP31767288A JPH0652281B2 JP H0652281 B2 JPH0652281 B2 JP H0652281B2 JP 31767288 A JP31767288 A JP 31767288A JP 31767288 A JP31767288 A JP 31767288A JP H0652281 B2 JPH0652281 B2 JP H0652281B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- water tree
- cable
- stray
- alternating current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 240000005572 Syzygium cordatum Species 0.000 title claims description 68
- 235000006650 Syzygium cordatum Nutrition 0.000 title claims description 68
- 238000001514 detection method Methods 0.000 title claims description 16
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 16
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims description 16
- 239000010949 copper Substances 0.000 claims description 16
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
- 238000009738 saturating Methods 0.000 claims description 10
- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims description 5
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 5
- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 description 5
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 description 5
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 4
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 229920003020 cross-linked polyethylene Polymers 0.000 description 3
- 239000004703 cross-linked polyethylene Substances 0.000 description 3
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Testing Relating To Insulation (AREA)
- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、活線状態でCVケーブル(架橋ポリエチレ
ン絶縁ビニールシースケーブル)の絶縁劣化に基づいて
発生する水トリー電流を測定するのに好適のCVケーブ
ルの水トリー電流検出方法に関し、さらに詳しくは、C
Vケーブルの遮蔽銅から引き出された接地線に流れる交
流電流を用いて迷走電流を求め、接地線に流れる総直流
成分から迷走電流を差し引くことにより水トリー電流を
求めるCVケーブルの水トリー電流検出方法に関する。
ン絶縁ビニールシースケーブル)の絶縁劣化に基づいて
発生する水トリー電流を測定するのに好適のCVケーブ
ルの水トリー電流検出方法に関し、さらに詳しくは、C
Vケーブルの遮蔽銅から引き出された接地線に流れる交
流電流を用いて迷走電流を求め、接地線に流れる総直流
成分から迷走電流を差し引くことにより水トリー電流を
求めるCVケーブルの水トリー電流検出方法に関する。
(従来の技術) 第4図、第5図に示すように、たとえば、CVケーブル
1は、導体2を内部半導伝層3で被覆し、外部半導伝層
4と内部半導伝層3との間に絶縁体としての架橋ポリエ
チレン5を介在させ、外部半導伝層4を遮蔽銅テープ6
により被覆してシールドし、その遮蔽銅テープ6に押さ
え布7を巻き、その押さえ布7を絶縁ビニールシース8
により被覆して形成されている。なお、CVケーブル1
には第6図に示すように遮蔽銅テープ6までを一体化し
た構成体を3個設け、その遮蔽銅テープ6を互いに接触
させてその3個の構成体に押さえ布7を巻いて、その押
さえ布7を絶縁ビニールシース8により被覆したCVケ
ーブルであるいわゆるトリプレックス形のCVケーブル
(CVT)もある。符号9は介在物を示す。
1は、導体2を内部半導伝層3で被覆し、外部半導伝層
4と内部半導伝層3との間に絶縁体としての架橋ポリエ
チレン5を介在させ、外部半導伝層4を遮蔽銅テープ6
により被覆してシールドし、その遮蔽銅テープ6に押さ
え布7を巻き、その押さえ布7を絶縁ビニールシース8
により被覆して形成されている。なお、CVケーブル1
には第6図に示すように遮蔽銅テープ6までを一体化し
た構成体を3個設け、その遮蔽銅テープ6を互いに接触
させてその3個の構成体に押さえ布7を巻いて、その押
さえ布7を絶縁ビニールシース8により被覆したCVケ
ーブルであるいわゆるトリプレックス形のCVケーブル
(CVT)もある。符号9は介在物を示す。
このCVケーブル1はそれが絶縁劣化すると、第7図に
示すように水トリー電流Iiが発生する。この第7図に
示す例は、遮蔽銅テープ6の側が+電位、導体2の側が
−電位である。また、水トリー電流Iiは図面に示す方
向と逆方向に流れる場合もある。この水トリー電流Ii
を測定するために、第8図に示すように、高圧配電線10
に一側が接続されかつ他側が負荷に接続されたCVケー
ブル1の他側の遮蔽銅テープ6から接地線11を引き出
し、その接地線11の途中に絶縁劣化関係量としての水ト
リー電流Iiを測定するための測定器12を接続する。こ
の測定器12は検出抵抗13と交流電流IACを除去するため
のフィルタを有する増幅器14および記録装置15とから概
略構成される。
示すように水トリー電流Iiが発生する。この第7図に
示す例は、遮蔽銅テープ6の側が+電位、導体2の側が
−電位である。また、水トリー電流Iiは図面に示す方
向と逆方向に流れる場合もある。この水トリー電流Ii
を測定するために、第8図に示すように、高圧配電線10
に一側が接続されかつ他側が負荷に接続されたCVケー
ブル1の他側の遮蔽銅テープ6から接地線11を引き出
し、その接地線11の途中に絶縁劣化関係量としての水ト
リー電流Iiを測定するための測定器12を接続する。こ
の測定器12は検出抵抗13と交流電流IACを除去するため
のフィルタを有する増幅器14および記録装置15とから概
略構成される。
ところが、絶縁ビニールシース8と大地との間には電池
作用起電力ES、GPT16の接続線17と大地との間には
系統負荷のアンバランスによる商用周波起電力EACがあ
り、GPT16の接地部分には電池作用起電力EEがあ
る。この状態を等価回路で示したのが第9図である。こ
の第9図において、RiはCVケーブル1の架橋ポリエ
チレン5の部分の絶縁抵抗、RSは絶縁ビニールシース
8の部分のシース抵抗であり、起電力Ei、絶縁抵抗Ri
と並列にコンデンサCiがあると考えられ、電池作用起
電力ES、シース抵抗RSと並列にコンデンサCSがある
と考えられる。これらの起電力ES、EE、EACがある
と、迷走電流IS、IE、交流電流IACが発生し、迷走電
流IS、IEが直流電流成分Iとして水トリー電流Iiと
共に測定器12に流れることになる。その第9図に示す等
価回路を直流電流成分Iのみに着目して、書き換えて表
現した等価回路が第10図である。
作用起電力ES、GPT16の接続線17と大地との間には
系統負荷のアンバランスによる商用周波起電力EACがあ
り、GPT16の接地部分には電池作用起電力EEがあ
る。この状態を等価回路で示したのが第9図である。こ
の第9図において、RiはCVケーブル1の架橋ポリエ
チレン5の部分の絶縁抵抗、RSは絶縁ビニールシース
8の部分のシース抵抗であり、起電力Ei、絶縁抵抗Ri
と並列にコンデンサCiがあると考えられ、電池作用起
電力ES、シース抵抗RSと並列にコンデンサCSがある
と考えられる。これらの起電力ES、EE、EACがある
と、迷走電流IS、IE、交流電流IACが発生し、迷走電
流IS、IEが直流電流成分Iとして水トリー電流Iiと
共に測定器12に流れることになる。その第9図に示す等
価回路を直流電流成分Iのみに着目して、書き換えて表
現した等価回路が第10図である。
その第10図には、直流電流成分としての迷走電流IS、
IEが水トリー電流Iiと共に流れている状態が示されて
いる。この迷走電流IS、IEは抵抗RS、REと電池作用
起電力ES、EEによって定まるものであるが、迷走電流
IEは測定器12と大地との間の接地線11aをGPT16の接
地線17と共用化することにより除去できる。そこで、迷
走電流ISについて考えると、水トリー電流Iiの起電力
Eiは通常数ボルト10ボルト程度以下、電池作用起電力
ES、EEは0.5ボルト程度以下である。また、絶縁抵抗
Riは数十万MΩ、シース抵抗RSは通常絶縁抵抗より小
さく、シース抵抗RSが200MΩ以上であると迷走電流I
Sは2.5ナノアンペア以下であり、これに対して劣化した
ケーブルでは水トリー電流Iiは10ナノアンペアである
ので、通常の条件下では迷走電流ISを考慮しなくとも
よいが、シース抵抗RSは環境条件その他によって大き
く変動し、シース抵抗RSが200MΩ以下になると相対的
に迷走電流ISの寄与する割合が大きくなる。なお、第
8図において、18は電源、19はCVケーブル1の一側の
遮蔽銅テープ6から引き出された接地線、20′は測定時
に開放するスイッチである。
IEが水トリー電流Iiと共に流れている状態が示されて
いる。この迷走電流IS、IEは抵抗RS、REと電池作用
起電力ES、EEによって定まるものであるが、迷走電流
IEは測定器12と大地との間の接地線11aをGPT16の接
地線17と共用化することにより除去できる。そこで、迷
走電流ISについて考えると、水トリー電流Iiの起電力
Eiは通常数ボルト10ボルト程度以下、電池作用起電力
ES、EEは0.5ボルト程度以下である。また、絶縁抵抗
Riは数十万MΩ、シース抵抗RSは通常絶縁抵抗より小
さく、シース抵抗RSが200MΩ以上であると迷走電流I
Sは2.5ナノアンペア以下であり、これに対して劣化した
ケーブルでは水トリー電流Iiは10ナノアンペアである
ので、通常の条件下では迷走電流ISを考慮しなくとも
よいが、シース抵抗RSは環境条件その他によって大き
く変動し、シース抵抗RSが200MΩ以下になると相対的
に迷走電流ISの寄与する割合が大きくなる。なお、第
8図において、18は電源、19はCVケーブル1の一側の
遮蔽銅テープ6から引き出された接地線、20′は測定時
に開放するスイッチである。
(発明が解決しようとする課題) 従って、従来の直流成分のみを検出する測定器12を用い
てCVケーブル1の絶縁劣化による絶縁破壊事故を未然
に防止するために、CVケーブル1の絶縁劣化に基づく
水トリー電流Iiを検出するCVケーブルの水トリー電
流検出方法(たとえば、特開昭59-202075号公報)で
は、迷走電流ISを測定しているのか水トリー電流Iiを
測定しているのか識別できなくなる。
てCVケーブル1の絶縁劣化による絶縁破壊事故を未然
に防止するために、CVケーブル1の絶縁劣化に基づく
水トリー電流Iiを検出するCVケーブルの水トリー電
流検出方法(たとえば、特開昭59-202075号公報)で
は、迷走電流ISを測定しているのか水トリー電流Iiを
測定しているのか識別できなくなる。
このような場合、迷走電流ISに影響を受けることなく
水トリー電流Iiを測定できる方法があれば好ましい。
水トリー電流Iiを測定できる方法があれば好ましい。
この発明は、上記観点から為されたもので、CVケーブ
ルの遮蔽銅から引き出された接地線に流れる交流電流を
利用して、迷走電流を測定することにより迷走電流が流
れいても正確に水トリー電流を測定することのできる新
規なCVケーブルの水トリー電流検出方法を提供するこ
とにある。
ルの遮蔽銅から引き出された接地線に流れる交流電流を
利用して、迷走電流を測定することにより迷走電流が流
れいても正確に水トリー電流を測定することのできる新
規なCVケーブルの水トリー電流検出方法を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) この発明の請求項1に記載のCVケーブルの水トリー電
流検出方法は、 CVケーブルの遮蔽銅から引き出された接地線に流れる
交流電流のマキシマム部分とミニマム部分とに重畳して
いる水トリー電流を検出するため、前記交流電流のマキ
シマム部分とミニマム部分とを避けつつ前記交流電流の
少なくとも一周期内でサンプリングして、測定器の基準
ゼロに対する複数個の電流値を求め、この複数個の電流
値を算術平均して、前記交流電流のシフト分として現わ
れる迷走電流を求め、前記接地線に流れる総直流成分か
ら前記迷走電流を差し引くことにより、前記水トリー電
流を求めることを特徴とする。
流検出方法は、 CVケーブルの遮蔽銅から引き出された接地線に流れる
交流電流のマキシマム部分とミニマム部分とに重畳して
いる水トリー電流を検出するため、前記交流電流のマキ
シマム部分とミニマム部分とを避けつつ前記交流電流の
少なくとも一周期内でサンプリングして、測定器の基準
ゼロに対する複数個の電流値を求め、この複数個の電流
値を算術平均して、前記交流電流のシフト分として現わ
れる迷走電流を求め、前記接地線に流れる総直流成分か
ら前記迷走電流を差し引くことにより、前記水トリー電
流を求めることを特徴とする。
この発明の請求項2に記載のCVケーブルの水トリー電
流検出方法は、 CVケーブルの遮蔽銅から引き出された接地線に流れる
交流電流のマキシマム部分とミニマム部分とに重畳して
いる水トリー電流を検出するため、測定器の測定レンジ
を変更して該測定器に入力される交流電流をサチュレー
トさせ、かつ、前記測定器の基準ゼロに対する交流電流
の測定範囲の上限値をA、下限値をーA、前記基準ゼロ
を境に上側交流波形部のサチュレート幅をBとすると
き、前記基準ゼロを境に下側交流波形部において、前記
サチュレート幅Bに等しいサチュレート幅を与える点で
の前記基準ゼロに対する電流値Cを求め、下記の式によ
って、前記交流電流のシフト分として現われる迷走電流
ISを求め、前記接地線に流れる総直流成分から前記迷
走電流を差し引くことにより、前記水トリー電流を求め
ることを特徴とする。
流検出方法は、 CVケーブルの遮蔽銅から引き出された接地線に流れる
交流電流のマキシマム部分とミニマム部分とに重畳して
いる水トリー電流を検出するため、測定器の測定レンジ
を変更して該測定器に入力される交流電流をサチュレー
トさせ、かつ、前記測定器の基準ゼロに対する交流電流
の測定範囲の上限値をA、下限値をーA、前記基準ゼロ
を境に上側交流波形部のサチュレート幅をBとすると
き、前記基準ゼロを境に下側交流波形部において、前記
サチュレート幅Bに等しいサチュレート幅を与える点で
の前記基準ゼロに対する電流値Cを求め、下記の式によ
って、前記交流電流のシフト分として現われる迷走電流
ISを求め、前記接地線に流れる総直流成分から前記迷
走電流を差し引くことにより、前記水トリー電流を求め
ることを特徴とする。
IS=(A+C)/2 (実施例) 以下に、この発明に係るCVケーブルの水トリー電流検
出方法を図面に参照しつつ説明する。
出方法を図面に参照しつつ説明する。
第1図は請求項1に記載のCVケーブルの水トリー電流
検出方法の実施例を示す図であって、この第1図におい
て、符号20は測定器である。この測定器20は、接地線交
流電流検出部21と直流成分電流検出部22とを有する。接
地線交流電流検出部21は入力端子21a、21bを有し、直流
成分電流検出部22は入力端子22a、22bを有する。その入
力端子21aは遮蔽銅6から引き出された接地線11に接続
され、入力端子22bはスイッチ23を介して接地線11に接
続され、入力端子21b、22aは接地線11aを介してアース
されている。
検出方法の実施例を示す図であって、この第1図におい
て、符号20は測定器である。この測定器20は、接地線交
流電流検出部21と直流成分電流検出部22とを有する。接
地線交流電流検出部21は入力端子21a、21bを有し、直流
成分電流検出部22は入力端子22a、22bを有する。その入
力端子21aは遮蔽銅6から引き出された接地線11に接続
され、入力端子22bはスイッチ23を介して接地線11に接
続され、入力端子21b、22aは接地線11aを介してアース
されている。
接地線交流電流検出部21の出力はA/D変換部24を介し
て迷走電流演算部25と直流成分電流演算部26とに入力さ
れ、A/D変換部24と直流成分電流演算部26との間には
スイッチ27が設けられている。直流成分電流検出部22の
出力はA/D変換部28を介して水トリー電流出力部29に
入力され、この水トリー電流出力部29には迷走電流演算
部25の出力と直流成分電流演算部26の出力とが入力され
る。
て迷走電流演算部25と直流成分電流演算部26とに入力さ
れ、A/D変換部24と直流成分電流演算部26との間には
スイッチ27が設けられている。直流成分電流検出部22の
出力はA/D変換部28を介して水トリー電流出力部29に
入力され、この水トリー電流出力部29には迷走電流演算
部25の出力と直流成分電流演算部26の出力とが入力され
る。
接地線交流電流検出部21には、第2図に示す交流電流I
ACが入力される。この交流電流IACのマキシマム部分と
ミニマム部分とには、水トリー電流Iiが高調波成分と
して現われる。この高調波成分は上側交流波形部と下側
交流波形部とで非対称である。水トリー電流Iiは印加
電圧に対して非線形であり、かつ、極性によって差があ
るからである。すなわち、印加電圧の上昇に伴って水ト
リー電流Iiは大きくなり、また、その流れる方向が定
まっているからである。一方、迷走電流ISは測定器20
の基準ゼロKZに対する交流電流IACのシフト分として
現われる。ここで、基準ゼロKZは測定器20をゼロ調整
してセットしておくものである。
ACが入力される。この交流電流IACのマキシマム部分と
ミニマム部分とには、水トリー電流Iiが高調波成分と
して現われる。この高調波成分は上側交流波形部と下側
交流波形部とで非対称である。水トリー電流Iiは印加
電圧に対して非線形であり、かつ、極性によって差があ
るからである。すなわち、印加電圧の上昇に伴って水ト
リー電流Iiは大きくなり、また、その流れる方向が定
まっているからである。一方、迷走電流ISは測定器20
の基準ゼロKZに対する交流電流IACのシフト分として
現われる。ここで、基準ゼロKZは測定器20をゼロ調整
してセットしておくものである。
交流電流IACはA/D変換部24によりデジタル値に変換
されて迷走電流演算部25に入力される。迷走電流演算部
25は、交流電流IACの少なくとも一周期内で水トリー電
流Iiが重畳されているマキシマム部分とミニマム部分
とを避けつつ、測定器20の基準ゼロKZに対する電流値
をサンプリングする機能を有する。このサンプリング
は、たとえば、交流電流IACの一周期を等しく時分割す
ることによって行う。ここで、そのサンプリング値をS
1〜S16とする。迷走電流演算部25は、このサンプリン
グ値S1〜S16の総和のうちマキシマム部分とミニマム
部分とを除いてその総和を求め、その集計した個数で除
して、平均値を求める。
されて迷走電流演算部25に入力される。迷走電流演算部
25は、交流電流IACの少なくとも一周期内で水トリー電
流Iiが重畳されているマキシマム部分とミニマム部分
とを避けつつ、測定器20の基準ゼロKZに対する電流値
をサンプリングする機能を有する。このサンプリング
は、たとえば、交流電流IACの一周期を等しく時分割す
ることによって行う。ここで、そのサンプリング値をS
1〜S16とする。迷走電流演算部25は、このサンプリン
グ値S1〜S16の総和のうちマキシマム部分とミニマム
部分とを除いてその総和を求め、その集計した個数で除
して、平均値を求める。
このようにして求めた平均値には、水トリー電流Iiを
含む電流値が除かれているため、得られた平均値は基準
ゼロKZからのシフト分として現われる迷走電流ISを意
味する値となる。この迷走電流ISを意味する値は、水
トリー電流出力部29に入力される。
含む電流値が除かれているため、得られた平均値は基準
ゼロKZからのシフト分として現われる迷走電流ISを意
味する値となる。この迷走電流ISを意味する値は、水
トリー電流出力部29に入力される。
この水トリー電流出力部29には、スイッチ23が閉じてい
るとき、直流成分電流検出部22の出力がA/D変換部28
を介して入力される。その直流成分電流検出部22は水ト
リー電流Iiと迷走電流ISとを含む総直流成分を検出す
る機能を有するもので、交流成分IACを除去するフィル
ターを有している。
るとき、直流成分電流検出部22の出力がA/D変換部28
を介して入力される。その直流成分電流検出部22は水ト
リー電流Iiと迷走電流ISとを含む総直流成分を検出す
る機能を有するもので、交流成分IACを除去するフィル
ターを有している。
水トリー電流出力部29は、その総直流成分から迷走電流
ISを差し引いて、水トリー電流Iiを求める機能を有
し、このようにして求められた水トリー電流Iiを意味
する情報は表示部30に向かって出力される。
ISを差し引いて、水トリー電流Iiを求める機能を有
し、このようにして求められた水トリー電流Iiを意味
する情報は表示部30に向かって出力される。
なお、この実施例では、直流成分電流検出部22の出力に
基づき総直流成分を検出することにしたが、スイッチ23
を開き、かつ、スイッチ27を閉じて、直流電流成分演算
部26を用いて水トリー電流Iiと迷走電流ISとを含む総
直流成分を交流電流IACの一周期全域に渡ってサンプリ
ングすることにより求め、このようにして求めた総直流
成分から迷走電流ISを差し引くことにより水トリー電
流Iiを求めてもよい。
基づき総直流成分を検出することにしたが、スイッチ23
を開き、かつ、スイッチ27を閉じて、直流電流成分演算
部26を用いて水トリー電流Iiと迷走電流ISとを含む総
直流成分を交流電流IACの一周期全域に渡ってサンプリ
ングすることにより求め、このようにして求めた総直流
成分から迷走電流ISを差し引くことにより水トリー電
流Iiを求めてもよい。
このようなサンプリングを数周期に渡って繰り返せば、
より一層正確な水トリー電流Iiを求めることができ
る。
より一層正確な水トリー電流Iiを求めることができ
る。
第3図はこの発明の請求項2に記載の水トリー電流検出
方法の第2の実施例を示す図であって、CVケーブル1
の各相毎に流れる水トリー電流Iiを正確に測定するた
めの実施例である。
方法の第2の実施例を示す図であって、CVケーブル1
の各相毎に流れる水トリー電流Iiを正確に測定するた
めの実施例である。
ケーブル1の各相を一括した接地線11に流れる交流電流
IACは各相の不平衡に基づき流れるものであるから、そ
の交流電流IACは、たとえば、最大でも30マイクロアン
ペア程度であるが、CVケーブル1の各相毎に流れる交
流電流IACはたとえば最大30ミリアンペア程度もあり、
この値は水トリー電流Iiの値がナノアンペア、マイク
ロアンペアであるのに較べてはるかに大きく、請求項1
に記載の方法を用いて各相毎の水トリー電流Iiを測定
していたのでは、CVケーブル1の各相毎の迷走電流I
Sを正確に測定できず、したがって、得られる水トリー
電流Iiの値が不正確となる。
IACは各相の不平衡に基づき流れるものであるから、そ
の交流電流IACは、たとえば、最大でも30マイクロアン
ペア程度であるが、CVケーブル1の各相毎に流れる交
流電流IACはたとえば最大30ミリアンペア程度もあり、
この値は水トリー電流Iiの値がナノアンペア、マイク
ロアンペアであるのに較べてはるかに大きく、請求項1
に記載の方法を用いて各相毎の水トリー電流Iiを測定
していたのでは、CVケーブル1の各相毎の迷走電流I
Sを正確に測定できず、したがって、得られる水トリー
電流Iiの値が不正確となる。
このような場合には、測定器20の測定レンジを高精度の
側に変更して交流電流IACをサチュレートさせる。そし
て、その測定レンジの上限値をA、下限値をーAとす
る。また、基準ゼロKZを境に上側交流波形部のサチュ
レート幅をBとする。交流電流IACの波形は迷走電流I
Sを境に対称となることが予想されるから、下流側交流
波形部において、サチューレート幅Bに等しいサチュレ
ート幅Tを与える点での基準ゼロKZに対する電流値C
を求めると、迷走電流ISは下記の式によって求められ
る。
側に変更して交流電流IACをサチュレートさせる。そし
て、その測定レンジの上限値をA、下限値をーAとす
る。また、基準ゼロKZを境に上側交流波形部のサチュ
レート幅をBとする。交流電流IACの波形は迷走電流I
Sを境に対称となることが予想されるから、下流側交流
波形部において、サチューレート幅Bに等しいサチュレ
ート幅Tを与える点での基準ゼロKZに対する電流値C
を求めると、迷走電流ISは下記の式によって求められ
る。
IS=(A+C)/2 このようにして求めた迷走電流ISを総直流成分から差
し引けば、水トリー電流Iiを得る。
し引けば、水トリー電流Iiを得る。
なお、このCVケーブル1の各相毎に水トリー電流Ii
を測定する場合、たとえば、R1相の水トリー電流Iiを
測定するときには、R2相、R3相とCVケーブル1との
接続を断っておくものである。
を測定する場合、たとえば、R1相の水トリー電流Iiを
測定するときには、R2相、R3相とCVケーブル1との
接続を断っておくものである。
(発明の効果) この発明の請求項1に記載のCVケーブルの水トリー電
流検出方法は、以上説明した方法であるので、交流波形
に重畳されている水トリー電流と迷走電流とを分離して
迷走電流を測定でき、したがって、総直流成分から迷走
電流を差し引くことにより、活線状態でも水トリー電流
そのものを正確に測定できる効果がある。
流検出方法は、以上説明した方法であるので、交流波形
に重畳されている水トリー電流と迷走電流とを分離して
迷走電流を測定でき、したがって、総直流成分から迷走
電流を差し引くことにより、活線状態でも水トリー電流
そのものを正確に測定できる効果がある。
この発明の請求項2に記載のCVケーブルの水トリー電
流検出方法は、以上説明した方法であるので、接地線に
流れる交流電流が水トリー電流、迷走電流に較べてはる
かに大きい場合であっても、迷走電流を正確に測定する
ことができ、したがって、水トリー電流と迷走電流とを
含む総直流成分から迷走電流を差し引くことにより、活
線状態でも水トリー電流そのものを正確に測定できる効
果がある。
流検出方法は、以上説明した方法であるので、接地線に
流れる交流電流が水トリー電流、迷走電流に較べてはる
かに大きい場合であっても、迷走電流を正確に測定する
ことができ、したがって、水トリー電流と迷走電流とを
含む総直流成分から迷走電流を差し引くことにより、活
線状態でも水トリー電流そのものを正確に測定できる効
果がある。
第1図はこの発明の請求項1に記載のCVケーブルの水
トリー電流検出方法を説明するための回路図、第2図は
この発明の請求項1に記載のCVケーブルの水トリー電
流検出方法を説明するための波形図、第3図はこの発明
の請求項2に記載のCVケーブルの水トリー電流検出方
法を説明するための波形図、第4図はこの発明に係るC
Vケーブルの断面図、第5図はその側面図、第6図はこ
の発明に係る他のCVケーブルの断面図、第7図はこの
発明に係る水トリー電流の発生機構の説明図、第8図は
従来の測定器のCVケーブルへの接続図、第9図、第10
図はその第8図に示す接続図の等価回路、である。 1…CVケーブル、6…遮蔽銅 11…接地線、20…測定器 21…接地線交流電流検出部 22…直流成分電流検出部、25…迷走電流演算部 IAC…交流電流、Ii…水トリー電流 IS…迷走電流、KZ…基準ゼロ
トリー電流検出方法を説明するための回路図、第2図は
この発明の請求項1に記載のCVケーブルの水トリー電
流検出方法を説明するための波形図、第3図はこの発明
の請求項2に記載のCVケーブルの水トリー電流検出方
法を説明するための波形図、第4図はこの発明に係るC
Vケーブルの断面図、第5図はその側面図、第6図はこ
の発明に係る他のCVケーブルの断面図、第7図はこの
発明に係る水トリー電流の発生機構の説明図、第8図は
従来の測定器のCVケーブルへの接続図、第9図、第10
図はその第8図に示す接続図の等価回路、である。 1…CVケーブル、6…遮蔽銅 11…接地線、20…測定器 21…接地線交流電流検出部 22…直流成分電流検出部、25…迷走電流演算部 IAC…交流電流、Ii…水トリー電流 IS…迷走電流、KZ…基準ゼロ
Claims (2)
- 【請求項1】CVケーブルの遮蔽銅から引き出された接
地線に流れる交流電流のマキシマム部分とミニマム部分
とに重畳している水トリー電流を検出するため、前記交
流電流のマキシマム部分とミニマム部分とを避けつつ前
記交流電流の少なくとも一周期内でサンプリングして、
測定器の基準ゼロに対する複数個の電流値を求め、この
複数個の電流値を算術平均して、前記交流電流のシフト
分として現われる迷走電流を求め、前記接地線に流れる
総直流成分から前記迷走電流を差し引くことにより、前
記水トリー電流を求めることを特徴とするCVケーブル
の水トリー電流検出方法。 - 【請求項2】CVケーブルの遮蔽銅から引き出された接
地線に流れる交流電流のマキシマム部分とミニマム部分
とに重畳している水トリー電流を検出するため、測定器
の測定レンジを変更して該測定器に入力される交流電流
をサチュレートさせ、かつ、該測定器の基準ゼロに対す
る交流電流の測定レンジの上限値をA、下限値をーA、
前記基準ゼロを境に上側交流波形部のサチュレート幅を
Bとするとき、前記基準ゼロを境に下側交流波形部にお
いて、前記サチュレート幅Bに等しいサチュレート幅を
与える点の前記基準ゼロに対する電流値Cを求め、下記
の式によって、前記交流電流のシフト分として現われる
迷走電流ISを求め、前記接地線に流れる総直流成分か
ら前記迷走電流を差し引くことにより、前記水トリー電
流を求めることを特徴とするCVケーブルの水トリー電
流検出方法。 IS=(A+C)/2
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31767288A JPH0652281B2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | Cvケーブルの水トリー電流検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31767288A JPH0652281B2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | Cvケーブルの水トリー電流検出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02162269A JPH02162269A (ja) | 1990-06-21 |
| JPH0652281B2 true JPH0652281B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=18090742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31767288A Expired - Fee Related JPH0652281B2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | Cvケーブルの水トリー電流検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0652281B2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-16 JP JP31767288A patent/JPH0652281B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02162269A (ja) | 1990-06-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH05256894A (ja) | 電力ケーブルの絶縁劣化診断法 | |
| JPH0652281B2 (ja) | Cvケーブルの水トリー電流検出方法 | |
| JP2876322B2 (ja) | Cvケーブルの絶縁劣化診断方法 | |
| JPH07122651B2 (ja) | 高抵抗系3端子平行2回線送電線における地絡故障点標定方法 | |
| JPH0658385B2 (ja) | Cvケーブルの水トリー電流検出方法 | |
| JP3010367B2 (ja) | 活線下ケーブルシースの絶縁抵抗測定方法 | |
| JPH0675087B2 (ja) | Cvケーブルの水トリー電流検出方法 | |
| JP3301627B2 (ja) | 負荷機器の絶縁抵抗測定装置及びその方法 | |
| JP2889252B2 (ja) | 電力ケーブルの誘電体損測定装置 | |
| JPH0428065Y2 (ja) | ||
| JP2000009788A (ja) | ケーブルの劣化診断方法 | |
| JP3389063B2 (ja) | 電力ケーブルの劣化診断方法 | |
| JP3034651B2 (ja) | Cvケーブルの絶縁診断方法 | |
| JPH0627766B2 (ja) | Cvケーブルの絶縁劣化診断装置 | |
| JP2893055B2 (ja) | Cvケーブルの絶縁劣化診断方法 | |
| JPH05142290A (ja) | Cvケーブルの絶縁診断方法 | |
| JPH08184622A (ja) | 電力ケーブルの絶縁劣化診断方法及び装置 | |
| JPH0690245B2 (ja) | 絶縁劣化関係量測定装置 | |
| JPH01110267A (ja) | 絶縁劣化診断装置 | |
| JPH1078472A (ja) | Cvケーブルの劣化診断法 | |
| JPH0820476B2 (ja) | Cvケーブルの水トリー電流検出方法 | |
| JP2026011205A (ja) | 測定装置 | |
| JPH0412283A (ja) | 電力ケーブルの絶縁劣化診断法 | |
| JP2003084028A (ja) | 電力ケーブルの活線診断方法 | |
| JPS63281073A (ja) | Cvケ−ブルの水トリ−電流検出方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |