JPH0653087B2 - 傾動型ベッド - Google Patents

傾動型ベッド

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JPH0653087B2
JPH0653087B2 JP56054862A JP5486281A JPH0653087B2 JP H0653087 B2 JPH0653087 B2 JP H0653087B2 JP 56054862 A JP56054862 A JP 56054862A JP 5486281 A JP5486281 A JP 5486281A JP H0653087 B2 JPH0653087 B2 JP H0653087B2
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、傾動型ベッドに関するもので、従来、この
種の傾動型のベッドとしては特開昭55−19125号公報に
見られるように、ベッド台を左右横方向に3列に区分
し、これらの区分された各列ベッド台を縦方向のピンで
枢結して屈折自在とし、中央列ベッド台の裏面の左側あ
るいは右側を押上装置で押上げて傾動させ寝返りのし易
いように作動させる傾動型ベッドは知られていた。
しかし、この従来装置のベッドは、中央列ベッド台を傾
動するとき、この傾動上端側に位置する左側ベッド台又
は右側ベッド台は中央ベッド台に倣って同じ傾斜状態に
傾むいてしまう構成になっていた。このため、ベッドの
上部に敷設したマットや敷ぶとんあるいはシーツ等がす
べり落ちてしまう不測な事態が起ったり、また、ベッド
の端の方に寝ているときにベッド台を傾斜すると急速に
転がり落ちて危険である欠点があった。
そこで、逆に、中央列ベッド台と左、右側部のベッド台
とがへ字型状に屈折した状態のままにすると寝ていた人
がベッドから外側下方へ転がり落ちたり、安全枠をつけ
ていても、この安全枠の間に挾まれる欠点がある。
この発明は上記のような欠点を解消することを目的とし
たもので、次の技術手段を講じたものである。
即ち、ベッド台(8)を左右横方向に三列に区分して、そ
の中央列ベッド台部(A)に対して左、右両側ベッド台部
(B)、(c)を上下に屈折可能に設け、ベッド台(8)の下部
に設けた押上装置(M)の適宜操作によって前記中央列ベ
ッド台部(A)の左右中心線から左寄部あるいは右寄部を
押上げることにより当該中央列ベッド台部(A)を傾動さ
せる寝返り作動のできるベッドに於て、該中央列ベッド
台部(A)を上方へ押上げて傾動するとき傾動動作の途中
で中央列ベッド台部(A)の傾斜上端側と当該中央列ベ
ッド台部(A)の傾斜上端側に位置する左側列ベッド台
部(B)あるいは右側列ベッド台部(C)とが当接して
該ベッド台部を傾動動作が終了した時点で略々水平状態
に保持する水平保持機構(P)を設けてなる傾動型ベッド
の構成とした。
この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
(1)はベッドフレームで、左右に一対の脚(2a)、(2b)が
止着されている門型フレーム(3)を前、後に配置して、
この外側に側部フレーム(4a)、(4b)を止着し、更に、左
右の側部フレーム(4a)、(4b)間に横桟(5)、(6)、(7)を
所定の間隔に止着している。
(8)はベッド台で、左右中間部に中央列ベッド台部A
を、その左側に左側列ベッド台部Bを、更に右側に右側
列ベッド台部Cを設けて三列に区分し、これらの各列は
前後方向にそれぞれa、b、c、d列と4区分し、総計
がAa、Ab、Ac、Ad、Ba、Bb、Bc、Bd、Ca、Cb、Cc、Cdの
12区分に分割されていて、これらの各ベッド台片の前後
及び左右の相隣合する部分を横ピン(9)、(9)・・・・及
び縦ピン(10)、(10)・・・・でもって回動自在に枢着し
ている。
そして、このベッド台(8)は前記ベッドフレーム(1)の上
部に設置できる略々大きさに設けられている。
(11)、(12)は横ずれ防止板で、前記ベッド台片BbとCbの
裏面内側部に下方に向うにしたがって外側に広がるよう
正面視が八字状に止着されている。
次に、押上装置について説明すると、押上装置は実施例
では寝返用押上装置Mと起伏用押上装置Nとからなり、
共に、単一のモーター(13)の正、逆回転によって作動さ
れるようになっている。
まず、寝返用押上装置Mの実施例から説明すると、(14
a)は左側回動パイプ、(14b)は右側回動パイプで、それ
ぞれ、前記横桟(5)、(6)にブラケット(15)、(16)、(1
7)、(18)を介して回動自在に架設されている。
(19a)、(19b)、(19c)、(19c)は夫々ベッド台の右側寄り
を押上げる右側押上アームで、前記左側回動パイプ(14
a)に基部が固着され、先端側を右側へ延ばして先端にロ
ーラ(20)、(20)…を回転自在に止着している。
(21a)、(21b)、(21c)、(21d)は夫々ベッド台の左側寄り
を押上げる左側押上アームで、前記右側回動パイプ(14
b)に取付けられ、前記の右側押上アーム(14a)と同様
に、先端部にローラー(20)、(20)…が回転自在に止着さ
れている。
そして、これらの左、右側の回動パイプは前記モーター
(13)によって次のように作動されるよう互に連接されて
いる。
即ち、モーター(13)は前記横桟(7)の左右中間部の下側
に吊下げ支持されていて、その出力軸には電源を切にし
たとき即時に回転を停止するようブレーキを設けると共
に所定長さのねじ軸(22)を止着し、このねじ軸(22)はベ
ッドフレーム(1)の左右中間部で前後の水平方向に架設
されていて、その先端部は横桟(5)に軸受けされてい
る。
(23)はねじ筒で、前記じ軸(22)に螺合されていて、この
前後中間部の上面に該ねじ筒(23)の回り止め機能と後述
する前記モーター(13)の正転、逆転及び停止の各スイッ
チをON、OFFするスイッチング機能とを行う突起片(24)
を立設している。
(25)は寝返作動用のカム板で、平面視が略々舟形状の鉄
板に、ラケット形状のカム孔(25a)を穿設し、先端側の
広幅孔部から後端側の狭幅孔部に移る左右両側部にはピ
ンが係合できる凹部(イ)、(ロ)が形成され、該カム板(25)
の舟形先端部を前記ねじ筒(23)の上面に上下方向のピン
(26)で回動自在に枢着している。
尚、前記突起片(24)は、前記カム板のカム孔(25a)から
上方へ突出している。
(27)はカム板(25)の裏面側に突出するピンで、該カム板
(25)を左右に切替え回動する為のものである。
(28)、(29)は夫々前記左、右の回動パイプ(14a)、(14b)
にリンクを介して連接されているベルクランクで、該ベ
ルクランクの屈接部分はベッドフレーム(1)側にピン(3
0)、(31)によって枢着され、また、該ベルクランク(2
8)、(29)の自由端側に前記カム板(25)のカム孔(25a)の
左右両側近くで貫通する作動ピン(32)、(33)を設けてい
る。
(34)はカム板(25)の回動操作棒で、前記横桟(5)、(6)に
回動自在に架設された棒材の一部を上方へ屈曲させて、
この部分に前記カム板(25)の裏面に突出のピン(27)に固
着された金具(35)を逆U字切欠部を形成して嵌合ならし
め、該回動操作棒(34)は前記門型フレーム(3)の左右両
側に連接棒(36)を介して設けた左、右の寝返り切替レバ
ー(37a)、(37b)に、レバー軸(38)、アブソーバー(80)を
有したリンクを介して連結されている。尚、前記軸(38)
はタンブラ機構(90)によって左側に回動して保持される
かあるいは右側に回動して保持されるかのいずれかにな
るよう設けられている。
そして、該寝返り切替レバー(37a)あるいは(37b)の回動
操作によってカム板(25)が矢印(ハ)方向あるいは矢印(ニ)
方向のいずれか側に切替わるよう構成されている。
次に、起伏用押上装置Nについて説明すると、(39a)は
前側回動パイプ、(39b)は後側回動パイプで、それぞ
れ、前記左、右側回動パイプ(14a)、(14b)の下側で直交
し、前後に所定の間隔が設けられて横設され、前記側部
フレーム(4a)、(4b)か又は横桟(5)、(6)に適宜ブラケッ
トを介して回動自在に架設され、前記左、右回動パイプ
(14a)、(14b)と該前、後回動パイプ(39a)、(39b)とで囲
われる平面内において前記ねじ筒(23)に立設した突起片
(24)が位置するよう設けられている。
(40a)、(40b)は前記ベッド台の前側部を押上げる前側押
上アームで、基部を前側回動パイプ(39a)に固着し先端
を前方に向けてその先端部に前記と同じローラ(20)を回
転自在に止着している。(40c)は前側押上アーム(40a)と
(40b)とを連結する前枠(41)の左右中間部に取付けた中
央部の前側押上アームで、この先端にもローラ(20)が取
付けられている。
(42a)、(42b)、(42c)は後側押上アームで、ベッド台の
後側部を押上げるためのものであり、前記後側回動パイ
プ(39b)に基部を止着し、先端を後方に向けて設けてい
る。尚、(43)は中央の押上アーム(42c)を取付けるため
の連結後枠である。
(44)は後側回動パイプ(39b)に基部が止着され先端部が
前記ねじ筒(23)の一側面に位置した後部駆動アームであ
る。
(45)は後側回動パイプ(39b)に回動自在に嵌合のパイプ
(46)に基部が止着され先端を前記駆動アーム(44)とは反
対側のねじ筒(23)の側面に位置ならしめた前部駆動アー
ムである。(47)はリンクで、前記パイプ(46)と前側回動
パイプ(39a)との間に介装されパイプ(46)の回動と反対
に回動パイプ(39a)の回動がなされるよう構成されてい
る。
(48a)、(48b)は起伏作動用のカム板で、側面視が略々三
角形状の鉄板に前後方向が長く、しかもその前後中間上
縁部にピンが後向きに係合できる係合凹部(ホ)、(ハ)が形
成されるカム孔(49a)、(49b)を設けた構成のものであ
り、この両起伏作動用のカム板(48a)、(48b)の後端部側
を前記ねじ筒(23)の左右側面にピンでもって枢着してい
る。
そして、このカム板(48a)のカム孔(49a)に前記前部駆動
アーム(45)に植設したピン(50)が挿通され、また、カム
板(48b)のカム孔(49b)には駆動アーム(44)に植設のピン
(51)が挿通されるよう構成している。
(52a)、(52b)は起伏用切替レバーで、前記側部フレーム
(4a)、(4b)の外側部にあって、軸(52)でもって当該フレ
ームに取付けられている。そして前記起伏作動用のカム
板(48a)、(48b)の下側を通っていて、横桟(5)にブラケ
ットを介して回動自在に架設される軸(53)をアブソーバ
(80)を有したリンクで連接し、前記カム板(48a)、(48b)
の下側部に第8図に示した偏心したクランクピン(54
a)、(54b)を止着して、切替レバー(52a)、(52b)を前、
後に回動することによってカム板(48a)と(48b)とを同時
に押上げる状態と各別に押上げる状態とに切替え可能に
設けている。
(55a)、(55b)は前記突起片(24)を左右両側から保持する
保持案内板で、前記横桟(5)、(6)間に渡されて取付けら
れている。尚、(91)はタンブラ機構を示す。
次に、モーター(13)の電気制御回路について詳述する
と、LS1、LS2、LS3、LS4は夫々リミットスイッチを示
し、前記案内板(55b)上面に取付けられていて、これら
の各リミットスイッチは第16図に示した電気回路に組込
まれている。
即ち、電気回路中、PB1、PB2、PB3は押ボタンスイッチ
で、実施例ではハンドスイッチボックス(56)に設けられ
ている。、は電磁リレーを示す。
LS1とLS2のリミットスイッチは常態で閉成するb接点型
のリミットスイッチである。
LS3とLS4は接点が2個併存していて交互に接点が閉、開
成されるようになっていて、常態で開成するa接点型を
押ボタンスイッチPB3と前記各リレー、を結ぶ回路
中に介装し、他方のb接点型をリミットスイッチLS1と
リレーとの間及びリミットスイッチLS2とリレーと
の間の回路中に介装ならしめている。
そして、前記突起片(24)が第5図中の案内板(55a)と(55
b)との間の案内溝mの前後中間部から前側(反モータ
側)に位置するときにはLS3を押込んで押ボタンスイッ
チPB2とリレーとの間の回路を開成し、一方、押ボタ
ンスイッチPB1とリレーとの間の回路は閉成してい
て、その代り、押ボタンスイッチPB3とリレーとの間
の回路を開成し、リレーとの間は閉成するようになっ
ている。
また、逆に突起片(24)が案内溝mの前後中間から後側
(モータ側)に位置するときには、必ずリミットスイッ
チLS4を押込み、前記とは逆の回路が閉成されるように
なっている。
また、更に、突起片(24)が前側端まで移動するとLS1が
押込まれてOFFしてリレーの回路が開成され、逆に、
後側端まで移動するとLS2が押込まれてOFFしリレーの
回路が開成されるように設けられている。モーター(13)
は回路中ではの記号で表わされており、正転側端子X
と逆転側端子Yとがあって、リレーのa型接点R1とリ
レーのb型接点L2をもって端子Xに接続し、リレー
のa型接点L1とリレーのb型接点R2をもって端子Yに
接続している。
図中の記号(57)は上記の電気制御回路の制御器機部を内
装したボックスである。
上述の如く押上装置は構成されているが、この押上装置
を含むベッドフレーム(1)の上部に前述のベッド台(8)を
載置して押上装置で押上げる場合のベッド台(8)の左、
右側列のベッド台を水平状態に保持する水平保持機構P
の一例について説明する。
まず、第1の手段は、ベッド台(8)そのものの中央列ベ
ッド台部Aとこの左右側に位置する左、右側列ベッド台
B、Cとの縦ピン(10)、(10)…による枢結部間に各ベッ
ド台片が第3図に示した如く中央列ベッド台部Aが押上
げられて傾むいたときに左、右側列ベッド台部B、Cが
略々水平状態にまで回動してそれ以上の回動を許さない
係止片(58)、(59)を設けている。図例ではベッド台片の
折曲げ側壁の外面から係止片(58)、(59)を下方へ突出さ
せて接当部を構成したが、折曲げ側壁を下方へ延ばして
ベッド台片の折曲げ側壁外側自体を接当ならしめるもの
であってもよく、更に、第14図に示したように、単に、
ベッド台片の外側壁同志を当接するにはベッド台片の板
厚を相当厚いものにする必要があるため、ベッド台片の
コーナ部に平面視がL字型に折曲げた補強板(60a)、(60
b)を設けて、これを当接させるとベッド台片も強固にで
き極めて至便である。
次に第2の手段としては、第15図に示したように、寝返
用押上装置Mの右側押上アーム(19a)、(19b)(19c)、(19
d)あるいは左側押上アーム(21a)、(21b)、(21c)(21d)
に、各左右側列のベッド台片を中央列ベッド台の押上作
動にやや遅れて押上げる側部列押上アーム(61a)、(61
a)、…又は(61b)、(61b)…を設ける構成であってもよ
い。この場合側部列押上アーム(61a)、(61a)…又は(61
b)、(61b)…は左右の回動パイプ(14a)、(14b)に基部を
各別に固着してもよい。
(62)、(63)は前記ベッド台片Bb、Cbの下部に止着した横
ずれ防止板(11)、(12)を夫々嵌着する嵌合保持枠で上部
が正面視においてV字形に広がる二枚の板体からなり、
その前、後端部を前記横桟(5)、(6)に止着している。
尚、図中、(64)は前側衝立、(65)は後側衝立であり、夫
々前記側部フレーム(4a)、(4b)の前端、後端に止着され
ている。
(66a)、(66b)は側部フレーム(4a)、(4b)に着脱可能に立
設した案全枠を示す。
(67)、(68)、(69)、(70)はベッド台(8)の裏面を支持す
る受台である。
次に、上例の作用について説明すると、まず、ベッド台
(8)をベッドフレーム(1)上に載置する。このとき、ベッ
ド台(8)の下部は前後の門型フレーム(3)上面、受台(6
7)、(68)、(69)、(70)及び各押上アームに止着のローラ
(20)、(20)…によって支持されて、略々水平状に保持さ
れると共にベッド台片BbとCbの下部に突設させた横ずれ
防止板(11)、(12)は嵌合保持枠(62)、(63)によって横ず
れが起らないように保持される。
次に、上記のベッド台(8)上にマット及びふとんを敷
き、病人や老人を寝かせる。
この状態で、シーツを取替えたり、おしを取替えるなど
看護のため寝返りさせるには、次の操作によって簡単に
できる。
まず、左寝返りをさせるには、寝返り切替レバー(37a)
又は(37b)を左方向へ倒すと、レバー軸(38)、アブソー
バー(80)、回動操作棒(34)、金具(35)及びピン(27)を介
してカム板(25)を矢印(ニ)方向へ回動させる。したがっ
て、第10図に示した如くベルクランク(28)側の作動ピン
(32)がカム孔(25a)の左側面に接当する状態に保持され
る。この状態で押ボタンスイッチPB1を押すと、リレー
が励磁され、リレー接点L1が閉成されモーター(13)が
逆転(左回転)する。
したがって、ねじ筒(23)がねじ軸(22)の先端側へと移送
され、このとき、カム板(25)のカム孔(25a)の左側面に
形成されている凹部(イ)に作動ピン(32)が嵌合係止して
ベルクランク(28)をピン(30)のまわりに回動してリンク
を介して左側回動パイプ(14a)を矢印(ト)方向へ回動させ
る。
すると、この左側回動パイプ(14a)に止着されている右
側押上アーム(19a)、(19b)、(19c)、(19d)を一斉に上方
へ回動ならしめ、この各先端のローラ(20)、(20)…が中
央列ベッド台部Aの右側寄り、詳しくは、ベッド台片A
a、Ac、Adの右側寄りの裏面を押上げることとなる。
したがって、ベッド台片Bbの裏面に突出されている横ず
れ防止板(11)が嵌合保持枠(62)で係合保持された状態で
第4図に示した如く中央列ベッド台部A全体が右側が振
上げられるように傾動する。
このとき、該中央列ベッド台部Aの右側に連接されてい
る右側列ベッド台部Cの各ベッド台片は中央列ベッド台
部Aに対して正面視が次第にへ字状になり、終りにはベ
ッド片の相対向する外側壁面に止着している係止片(58)
と(59)とが接当して右側列ベッド台部Cを第13図及び第
14図に示したように振上げる。このとき、水平保持機構
Pとして係止片(58)、(59)が働き、右側列ベッド台部C
が略々水平状態に保持されることとなる。
また、係止片(58)、(59)の代りに補強板(60a)、(60b)が
設けられた場合も同じように補強板(60a)、(60b)の働き
によって水平状態に保持される。
更に、第2の手段の如く、側列のベッド台部を押上げる
側部列押上アーム(61a)、(61a)…又は(61b)(61b)…を設
けている場合は、該アーム(61a)、(61a)…が右側押上ア
ーム(19a)、(19b)、(19c)、(19d)に遅れて右側列のベッ
ド台片を押上げて、この場合も、右側列ベッド台部Cが
略々水平状態に保持される。
そして、この状態にまで押上げられるときは、ねじ筒(2
3)の移動と共に突起片(24)も移動するから、この突起片
(24)がリミットスイッチLS3を押込んで、押ボタンスイ
ッチPB2→リレーの回路中のスイッチLS3の接点がOFF
し、押ボタンスイッチPB3→リレーの回路中のスイッ
チLS3の接点がONされた状態になる。そして、最後に、
突起片(24)がリミットスイッチLS1を押込むと、リミッ
トスイッチLS1がOFFし、リレーの励磁が解かれモータ
ー(13)の左回転が停止する。この状態が右側列ベッド台
部Cが略々水平状態に保持されるときである。
次に、左寝返り状態を復元するには、押ボタンスイッチ
PB3を押込むとよく、この場合リレーが励磁されるか
ら、リレー接点R1がONしてR2がOFFし、モーター(13)の
回転が正回転である右側に回転される。したがって、ね
じ軸(22)の回転が右回転となるからねじ筒(23)がねじ軸
(22)の基部側へ移動し左側回動パイプ(14a)は前記とは
逆回転して中央列ベッド台部A及び右側列ベッド台部C
が元の状態に復帰される。
そして、このとき、突起片(24)が前後の中央位置まで移
動しリミットスイッチLS3の押込みを中止する。
次に、右寝返りをさせたいときには、寝返り切替レバー
(36a)又は(36b)を右方向へ倒すと、今度はカム板(25)が
第11図の如く矢印(ハ)方向に回動する。この状態で前回
の操作と同様に押ボタンスイッチPB1を押すと、モータ
ー(13)が逆転し、ねじ筒(23)が先端側へと移動し、右側
のベルクランク(29)の作動ピン(33)がカム板(25)に穿設
されているカム孔(25a)の凹部(ロ)に係合されてそのまま
ねじ軸の先端へと移送され、したがって、右側回動パイ
プ(14b)が矢印(チ)方向へと回動される。
すると、左側押上アーム(21a)、(21b)、(21c)、(21d)が
一斉に上方へ回動してその先端に取付けたローラ(20)、
(20)…が中央列ベッド台部Aの左側寄り、詳しくは、ベ
ッド台片Aa、Ac、Adの左側寄りの裏面を押上げることと
なる。
したがって、横ずれ防止板(12)が保持枠(63)で係合され
たままで前記とは逆に中央ベッド台部A全体が左側が振
上げられるように傾動する。
そして、この場合も前記と同様の作用で中央列ベッド台
部Aの左側に連接されている左側列ベッド台部Bが持上
げられ、突起片(24)がリミットスイッチLS1を押込んで
モーター(13)の左回転が停止する状態になるとき左側列
ベッド台部Bが水平保持機構Pによって略々水平状態に
保持されることとなる。尚、この右寝返りの復元をする
には、前記と同様押ボタンスイッチPB3を押すとよい。
以上のように、シーツの取替えやおしめの取替え時等の
看護をするときに上記の如く寝返用押上装置Mを作動さ
せると寝ている病人が老人を左方向あるいは右方向へ簡
単に寝返りさせることができる。
そして、この場合、中央列ベッド台部Aが傾動した状態
において、左側列あるいは右側列のベッド台部B、Cが
略々水平状態に近い状態に水平保持機構Pによって保持
さされるから一番転がり加速度が加わって転がり速度が
速い寝ている人がベッドの左寄りあるいは右寄りに寝て
いても急激に寝返り側へ転って大きなショックを与えた
り、あるいはベッドの外側方へ転ってベッド台から転り
落ちたり、安全枠との間に挾み込まれるというような不
測な事態が起らず極めて安全であり寝ている病人や老人
に不快感を与えない特有な作用効果を有している。
次に、起伏用押上装置Nの操作によって上半身あるいは
下半身を持上げたい場合について詳細に説明する。
まず、上半身を起したい場合には、起伏用切替レバー(5
2a)あるいは(52b)を前側(矢印リ方向)へ回動する。す
るとレバー軸(52)、アブソーバー(80)付きのリンク及び
軸(53)を介してクランクピン(54a)が下方へ逆にクラン
クピン(54b)が上方へ回動され、該クランクピン(54b)が
カム板(48b)を押上げ、逆にクランクピン(54a)はカム板
(48b)を押上げない状態に保持される。。したがって、
後側回動パイプ(39b)に直接止着されている後部駆動ア
ーム(44)のピン(51)がカム板(48b)の係合凹部(ヘ)に係合
しない状態に保持され、逆にカム板(48a)は下向きに自
重で回動してパイプ(46)に止着の前部駆動アーム(45)の
ピン(50)がカム板(48a)の係合凹部(ホ)へ係合する状態に
保持される。
この状態で、押ボタンスイッチPB2を押込むと、リレー
が励磁してそのリレー接点R1をONさせモーター(13)を
正回転(右回転)させる。するとねじ軸(22)が正回転し
てねじ筒(23)がねじ軸の基部側へ移送され、カム板(48
a)、(48b)を共に基部側へ移動させるからピン(50)が引
張られることとなり前部駆動アーム(45)を介してパイプ
(46)が矢印(ヌ)方向へと回動され、リンク(47)を介して
前側回動パイプ(39a)が矢印(ル)方向に回動される。
したがって、前側回動パイプ(39a)に設けられている前
側押上アーム(40a)、(40b)及び(40c)によってベッド台
(8)の前端に位置するa列、具体的にはベッド台片のA
a、Ba、Caが裏側から押上げられて寝ている人の上半身
部を起立させることとなる。
この場合、電気回路では、突起片(24)によってリミット
スイッチLS4が押込まれ、押ボタンスイッチPB1→リレー
の回路中のスイッチLS4の接点がOFFし、代りに、押ボ
タンスイッチPB3→リレーの回路中のスイッチLS4の接
点がONすることとなっている。
次に、元に戻すには、押ボタンスイッチPB3を押すとよ
く、この場合、リレーが励磁してリレー接点L1がON
し、モーター(13)が逆回転してベッド台片Aa、Ba、Caの
押上げが解かれ復元する。
また、下半身だけ、即ち、足元側のみを上方へ振上げた
姿勢にするには、起込用切替レバー(52a)(52b)を反矢印
(リ)方向へ回動操作して、ピン(54a)を上方へ、逆にクラ
ンクピン(54b)を下方へ回動してカム板(48a)だけを押上
げておき、この状態で押ボタンスイッチPB2を押込むと
よい。このとき、モーター(13)が正回転して、ねじ筒(2
3)とカム板(48a)、(48b)がねじ軸(22)の基部側へ移送さ
れ、ピン(51)、後部駆動アーム(44)を介して後側回動パ
イプ(39b)が矢印(オ)方向に回動される。したがって後側
押上アーム(42a)、(42b)、(42c)でもってベッド台(8)の
後側列部の裏面が押上げられる。
具体的にはベッド台片Ac、Bc、Ccが後側押上アーム(42
a)、(42b)、(42c)で、またベッド台片Ad、Bd、Cdが後側
押上アーム(42a)と(42c)とに連接されている押上(42
d)、(42e)で押上げられる。このため寝ている人の足元
部が上方へ振上げられた姿勢になる。また、この状態を
元に戻すには、前記同様押ボタンスイッチPB3を押せば
よい。
次に、上半身と下半身を共に起伏するには起伏用切替レ
バー(52a)あるいは(52b)を前後いずれにも回動させない
第8図の状態とし、ピン(54a)、(54b)が共にカム板(48
a)、(48b)を押上げない中立状態にしておいて押ボタン
スイッチPB2を押込むと前記と同様な作動が回時に起り
頭側と足元側とが上方へ持上げられるく字形の姿勢にす
ることができる。
尚、実施例において、ねじ軸(22)をモーター(13)によっ
て正、逆回転して押上装置を作動しているが、この場
合、制御用の各リミットスイッチLS1〜LS4を突起片(24)
が押すとき、その時点でモーター(13)の回転が即時停止
しないと、ねじ筒(23)が余分に移動して不必要な別のリ
ミットスイッチを押込んで誤作動させたり、必要以上に
ベッド台を押上げてしまって危険な急傾斜にしてしまう
などの不都合が発生する。このため、モーター(13)には
ブレーキ(100)を設けなければならないが、この場合、
前述のような常時ブレーキが掛けられていると、ブレー
キの摩耗が激しいばかりでなく、モーター(13)自体も無
理がかかり耐久性が低下する不都合がある。そこで、次
の如きブレーキ装置にすると極めて至便である。
即ち、モーター(13)の出力軸(101)と前記ねじ軸(22)と
のブランジ継手部にゴムロール(102)を介設し、このゴ
ムロール(102)の周囲の一部分に円孤状のブレーキシュ
ー(103)を天秤(104)を介して接近させて設けている。
(105)は天秤(104)の中央部の支点軸、(106)はブレー
キシュー(103)の取付け調節ネジ、(107)は天秤(104)
の下限ストッパー調節体で、(107a)がストッパー部であ
る。
(108)は天秤(103)の作動用カムフロアーである。(10
9)は前記ねじ筒(23)にブラケット(110)を介して止着さ
れたカム軸で、ねじ筒(23)が、ねじ軸(22)の前後中間部
の寝返用押上装置Mの作動側と起伏用押上装置Nの作動
側との切替り位置に達する直前(ねじ軸(22)が約3〜5
回転後に切替る位置になるとき)にカム軸(109)がカム
フロアー(108)を押下げてブレーキシュー(103)がゴムロ
ール(102)の回転にブレーキを掛け、モーター(13)の慣
性による回転を防止し、ねじ筒(23)のオーバーランニン
グをなくするように構成することできる。
尚、(111)はブレーキを解除する復元用のばねを示す。
また、前記アブソーバー(80)は、パイプ(81)内の左右両
端側に連接ピン(83)、(84)を挿通してこの連接ピン(8
3)、(84)をパイプ内で当該パイプ(81)に圧縮ばね(85)、
引張ばね(86)でもって連結して、押し、引きの両方に弾
力が利くよう構成している。
以上、この発明は、前記の構成としたから寝返り作動時
に中央列のベッド台が回動して振上げられたときに左側
列あるいは右側列のベッド台部が略々水平状態に保持さ
れるからベッド台の上部に敷設したマットや敷きぶとん
あるいはシーツ等がすべり落ちにくいばかりでなく寝て
いる病人や老人の足元側あるいは手をベッド端の水平状
態側へ寄せて少し抵抗をかけると急激に転り落ちると謂
うような危険がなく、この状態から極めて安全な状態で
寝返りができる作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示したもので、第1図は側
面図、第2図は平面図、第3図は作用状態を示した斜面
図、第4図は一部断面の要部の正面図、第5図は押上機
構部を示した斜面図、第6図は要部の斜面図、第7図は
寝返り操作機構部の斜面図、第8図は起立操作機構部の
斜面図、第9図はアブソーバーの断面図、第10図、第11
図、第12図は夫々作用状態を示した要部の平面図、第13
図は要部の正断面図、第14図は別例の要部の正断面図、
第15図は更に別例の要部の正面図、第16図は電気回路
図、第17図はブレーキ機構の側断面図、第18図はその要
部の正面図を示す。 図中の記号 A……中央列ベッド台部 B……左側列ベッド台部 C……右側列ベッド台部 M……押上装置 P……水平保持機構 (8)……ベッド台

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベッド台を左右横方向に三列に区分して、
    その中央列ベッド台部に対して左、右両側列ベッド台部
    を上下に屈折可能に設け、ベッド台の下部に設けた押上
    装置の適宜操作によって前記中央列ベッド台部の左右中
    心線から左寄部あるいは右寄部を押上げることにより当
    該中央列ベッド台部を傾動させる寝返り作動のできるベ
    ッドに於て、該中央列ベッド台部を上方へ押上げて傾動
    するとき傾動動作の途中で中央列ベッド台部の傾斜上端
    側と当該中央列ベッド台部の傾斜上端側に位置する左側
    列ベッド台部あるいは右側列ベッド台部とが当接して該
    ベッド台部を傾動動作が終了した時点で略々水平状態に
    保持する水平保持機構を設けてなる傾動型ベッド。
JP56054862A 1981-04-10 1981-04-10 傾動型ベッド Expired - Lifetime JPH0653087B2 (ja)

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