JPH0653329B2 - 歯受け治具 - Google Patents

歯受け治具

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JPH0653329B2
JPH0653329B2 JP62000692A JP69287A JPH0653329B2 JP H0653329 B2 JPH0653329 B2 JP H0653329B2 JP 62000692 A JP62000692 A JP 62000692A JP 69287 A JP69287 A JP 69287A JP H0653329 B2 JPH0653329 B2 JP H0653329B2
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健一 北薗
輝誉雄 吉田
亘敞 鳥海
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Mitsubishi Materials Corp
Nittan Corp
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Nittan Valve Co Ltd
Mitsubishi Materials Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として、精密鍛造で歯部を形成した曲り歯
傘歯車あるいは直歯傘歯車の内外周部を機械加工する際
に該傘歯車を固定するための歯受け治具に関する。
〔従来の技術〕
一般に、曲り歯傘歯車あるいは直歯傘歯車の歯部を精密
鍛造することにより、歯切盤等による歯面の追加加工を
不要とする鍛造歯車を得ることができるが、この場合に
は、ギヤケースあるいはシャフトとの接触面となる部位
を機械加工によって仕上げ加工する必要がある。そし
て、この際、鍛造歯車を正確に位置決めして機械加工を
行なわなければ、高い精度で鍛造成形した歯部の精度を
維持して、歯車を完全品とすることができない。このた
め、鍛造歯車を機械加工する際には、鍛造歯車の歯面を
受ける接触部を有する治具が一般的に用いられている
が、最も正確にかつ安定して鍛造歯車を位置決めするた
めには、歯車のピッチライン像で歯車歯面と治具接触部
が接するようにした治具が望ましい。
そして、このような形式の歯受け治具は、大別すると、
第6図及び第7図に示すように使用されている。すなわ
ち、第6図に示すものは、上記歯受け治具1が取付穴1
aを用いて工作機械の主軸面板2に取付けられ、かつ機
械加工する際には、この歯受け治具1に、加工しようと
する歯車3の歯部3aを嵌め込んだ後、油圧力等によっ
て作動する芯押し4を歯車端部中心に押し当てることに
より、歯車3を位置決めし保持するようにしている。ま
た、第7図のものは、主軸面板2に取付けられた固定部
材5の挿通孔5aに歯受け治具6を嵌め込み、かつこの
歯受け治具6に、加工しようとする歯車3の歯部3aを
嵌め込むと共に、工作機械の主軸に内蔵された油圧また
は空気圧シリンダロッド7に連結されたチャック機構8
のツメ8aを歯車背部に押し当てて歯車3を位置決め保
持するようにしている。
そして、上記のような歯車の位置決め保持方法にいて、
鍛造歯車を正確にかつ安定的に位置決めできるか否か
は、歯受け治具そのものの形状及び精度による。いいか
えれば、歯車のピッチライン上で歯車歯面と歯受け治具
接触部が常に安定して接触できることが重要である。
ところで、従来使用されている歯受け治具には、種々の
ものがあるが、その違いは、歯受け部の形状すなわち歯
車歯面と歯受け部との接触の仕方の違いであり、大別す
ると、次の2つのタイプがある。
球形タイプ 歯形状の溝タイプ のタイプは、第8図と第9図に示すように、先端が球
形状をしたピン(またはボール)9を円板部10の円周
方向にほぼ均等に多数(3本、もしくは5本)配置し、
各ピン9の先端部を歯車3の歯面のピッチラインP近傍
で接触させて歯車3を支持するものである。
のタイプは、第10図と第11図に示すように、放電
加工等により、鍛造歯車3の歯部3aに嵌め合う歯形状
の溝11aを歯受け治具11に形成したもので、加工し
ようとする鍛造歯車3を歯受け治具11の溝11aに嵌
め込んで支持するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の球形タイプの歯受け治具にあ
っては、歯車歯面との接触面積が小さいため、保持する
ための圧力あるいは切削抵抗により、歯車歯面にピン接
触の圧痕が発生したり、長期間の使用に対し、ピン接触
部の摩耗が著しい等の問題がある。さらに、曲り歯傘歯
車の場合には、歯車歯面が左右対称でないために、均等
に左右の歯面と接触するような高精度の歯受け治具の製
作が困難である。
また、歯形状の溝タイプの歯受け治具においては、鋳造
歯車の歯形と歯受け治具の溝形状との製作過程から発生
する微妙な誤差により、鋳造歯車のピッチライン上で、
歯車歯面と歯受け治具の歯受け部とが接触しない場合が
多く、正確な位置決めができないという問題や、切粉等
の異物が歯車歯面あるいは歯受け部表面に付着した場
合、例え微細な異物であっても、この影響が位置決め精
度に直接的にあらわれるという問題がある。
本溌明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、精度良くかつ安定的に被工作物である
傘歯車を工作機械に位置決め保持することができ、しか
も比較的製作の容易な傘歯車用歯受け治具を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、傘歯車の歯部と
嵌合する歯受け部に、傘歯車のピッチラインで傘歯車の
歯面と線接触あるいは帯状の面接触する接触部と、該接
触部に連らなり、傘歯車の歯面に対して非接触状態の逃
し部とを形成したものである。そして、必要に応じて上
記歯受け部を、傘歯車の全ての歯部を支持するように、
あるいは全ての歯部のうち等間隔ごとに一部の歯部を支
持するように構成する。
〔作 用〕
本発明の傘歯車用歯受け治具にあっては、傘歯車の歯面
を、そのピッチライン上で歯受け部の接触部によって接
触線あるいは面接触により支え、歯受け部の他の部分を
逃し部として傘歯車の歯面との接触を避ける。
〔実施例〕
以下、第1図ないし第5図に基づいて本発明の実施例を
説明する。
第1図は本発明の歯受け治具の一例を示す断面図であ
る。この歯受け治具20は、基端側に工作機械の主軸面
板に取付けるための取付穴21aを有する大径のフラン
ジ部21が設けられると共に、先端側に該フランジ部2
1より小径でかつ傘歯車22の全ての歯部22aに嵌合
する歯受け部23が形成された中空形状のものである。
そして、上記歯受け部23は。上記傘歯車22の嵌合時
に、該傘歯車22のピッチラインP上において、傘歯車
22の歯面22bに接触して傘歯車22を支持する接触
部23aと、該接触部23aに連らなり、かつ傘歯車2
2の歯面22b、歯底面22c及び歯先面22dに対し
て非接触状態となる逃し部23bとから構成されてい
る。
上記のように構成された歯受け治具20を製作する場合
には、鍛造歯車を形成する場合と同様に放電加工等によ
って高い形状精度で歯受け部23を成形し、次いで、鍛
造歯車22の歯部22aを該歯受け部23に嵌合してチ
ェックしながら、接触部23a以外の部位を機械加工に
よって逃し部23bとして歯幅方向に仕上成形する。
この場合、歯受け治具20の接触部23aは、その幅W
が小さければ小さい程、位置決めの安定性が向上する。
このため、必要により、第4図に示すような曲面状の接
触面を第5図に示すように平面状に研削仕上することに
より、曲面接触から線接触とし、より信頼性の向上した
歯受け治具20を得ることが可能である。なお、面接触
の場合、その接触幅Wは通常2mm程度とする。
また、歯数が多い鍛造歯車の場合、必ずしも全ての歯を
歯受け部23で受ける必要はなく、特に歯受け部23の
接触部23aを研削仕上する場合、加工コストの削減を
目的として歯受け部23を全周等間隔で歯欠け状に欠落
させても前述の機能を持つ治具を得ることができる。
さらに、本発明は、曲り歯傘歯車の場合に、その形状の
複雑さ及び高い歯車精度を要求される特性から、直歯傘
歯車に比べて従来の歯受け治具に対しあらゆる点で著し
い優先性を発揮できる。また、本発明の歯受け治具は、
鍛造歯車用に限らず、切削歯車の研削工程等における歯
受け治具としてもその優位性を発揮して適用できるもの
である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、傘歯車の歯部と嵌合す
る歯受け部に、傘歯車のピッチラインで傘歯車の歯面と
線接触あるいは帯状の面拙速する接触部と、該接触部に
連らなり、傘歯車の歯面に対して非接触状態の逃し部と
を形成したものであるから、傘歯車の歯面を、そのピッ
チライン上で歯受け部の接触部によって線接触あるいは
面接触により受け、歯受け部の他の部分を逃し部として
傘歯車の歯面との接触を避けることにより、精度良くか
つ安定的に傘歯車を支持することができ、傘歯車の加工
精度の向上を図ることができると共に、従来の歯受け治
具に比べて製作が容易であるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は断面図、第2図は歯受け部の斜視図、第3図は
第1図のIII−III線矢視図、第4図は傘歯車の歯面に曲
面接触する場合の説明図、第5図は傘歯車の歯面に線接
触する場合の説明図、第6図は傘歯車を工作機械に取付
ける場合の一例を示す断面図、第7図は傘歯車を工作機
械に取付ける場合の他の例を示す断面図、第8図と第9
図は従来の歯受け治具の一例を示すもので、第8図は断
面図、第9図は第8図のIX−IX線矢視図、第10図と第
11図は従来の歯受け治具の他の例を示すもので、第1
0図は断面図、第11図は第10図のXI−XI線矢視図で
ある。 P……ピッチライン、20……歯受け治具、 22……傘歯車、23……歯受け部、 22a……歯部、22b……歯面、 23a……接触部、23b……逃し部、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲り歯傘歯車、あるいは直歯傘歯車等の傘
    歯車の内外周部を機械加工する際に該傘歯車を固定する
    歯受け治具において、上記傘歯車の歯部と嵌合する歯受
    け部に、上記傘歯車のピッチラインで該傘歯車の歯面と
    線接触あるいは帯状の面接触する接触部と、該接触部に
    連らなり、かつ上記傘歯車の歯面に対して非接触状態の
    逃し部とが形成されたことを特徴とする歯受け治具。
  2. 【請求項2】上記歯受け部が傘歯車の全ての歯部を支持
    するように構成されたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の歯受け治具。
  3. 【請求項3】上記歯受け部が傘歯車の全ての歯部のうち
    等間隔ごとに一部の歯部を支持するように構成されたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の歯受け治
    具。
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