JPH0653618B2 - 粉砕機用ハンマー部材 - Google Patents
粉砕機用ハンマー部材Info
- Publication number
- JPH0653618B2 JPH0653618B2 JP64000978A JP97889A JPH0653618B2 JP H0653618 B2 JPH0653618 B2 JP H0653618B2 JP 64000978 A JP64000978 A JP 64000978A JP 97889 A JP97889 A JP 97889A JP H0653618 B2 JPH0653618 B2 JP H0653618B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tic
- crusher
- hammer member
- hammer
- sintered body
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Ceramic Products (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、衝撃式粉砕機の粉接部に用いられる新規材質
のハンマー部材に関する。
のハンマー部材に関する。
ハンマーミルタイプの衝撃式粉砕機は各種粉粒体の微粉
砕処理に有用されているが、特にファインセラミックス
のような金属汚染を嫌う物質を対象とするときには粉接
部のハンマー部材を高硬度で耐摩耗性に優れた材料で構
成する必要がある。
砕処理に有用されているが、特にファインセラミックス
のような金属汚染を嫌う物質を対象とするときには粉接
部のハンマー部材を高硬度で耐摩耗性に優れた材料で構
成する必要がある。
従来、上記の目的に対してはWCが汎用されていたが、
この材料は比重が著しく高い(15.6g/cc)ため、動力
および回転デイスク部分への負担が増大してランニング
コスト、メンテナンスコストなどの諸費用が嵩む欠点が
あった。
この材料は比重が著しく高い(15.6g/cc)ため、動力
および回転デイスク部分への負担が増大してランニング
コスト、メンテナンスコストなどの諸費用が嵩む欠点が
あった。
WCに代わる材料として、近時、部分安定化ZrO2や
Al2O3の焼結体が実用化されている。これらの酸化
物系セラミック材は比重がWCに比べて1/3〜1/4
と低い特長を有するが、部分安定化ZrO2は硬度に不
足面があって十分な耐摩耗性が得られず、またAl2O
3は破壊靭性に乏しいため過酷な衝撃条件で欠損し易い
問題点がある。
Al2O3の焼結体が実用化されている。これらの酸化
物系セラミック材は比重がWCに比べて1/3〜1/4
と低い特長を有するが、部分安定化ZrO2は硬度に不
足面があって十分な耐摩耗性が得られず、またAl2O
3は破壊靭性に乏しいため過酷な衝撃条件で欠損し易い
問題点がある。
TiCは比重が低い(4.94g/cc)うえに、硬度がWC
の1.8倍以上の水準にあってAl2O3、SiC、Si
3N4などのセラミック類に比べても高位にある。この
低比重高硬度特性を生かして粉砕機用ハンマー材への応
用が期待されているが、TiCは他のセラミック材料と
同様に破壊靭性が低いという材質上の欠点がある。
の1.8倍以上の水準にあってAl2O3、SiC、Si
3N4などのセラミック類に比べても高位にある。この
低比重高硬度特性を生かして粉砕機用ハンマー材への応
用が期待されているが、TiCは他のセラミック材料と
同様に破壊靭性が低いという材質上の欠点がある。
粉砕機用ハンマーの耐摩耗性能は、構成材質の硬度に最
も大きく依存し、第2に破壊靭性に影響を受ける。この
ため、TiCの破壊靭性を実用上許容しえる程度まで向
上させることができれば粉砕機用ハンマー部材として最
適である。
も大きく依存し、第2に破壊靭性に影響を受ける。この
ため、TiCの破壊靭性を実用上許容しえる程度まで向
上させることができれば粉砕機用ハンマー部材として最
適である。
本発明は上記の着想に基づいて研究を重ねた結果、Ti
Cに一定量のSiCウイスカーを複合化した焼結体は極
めて高靭化に有効作用する事実を確認して開発に至った
ものである。
Cに一定量のSiCウイスカーを複合化した焼結体は極
めて高靭化に有効作用する事実を確認して開発に至った
ものである。
すなわち、本発明に係る粉砕機用ハンマー部材は、マト
リックスにTiC、複合強化材に体積含有率5〜40%の
SiCウイスカー、焼結助剤にCr3C2およびBを用
いた組成の焼結体からなることを構成的特徴とする。
リックスにTiC、複合強化材に体積含有率5〜40%の
SiCウイスカー、焼結助剤にCr3C2およびBを用
いた組成の焼結体からなることを構成的特徴とする。
複合強化材となるSiCウイスカーを体積含有率5〜40
%の範囲に限定した理由は、5%未満では高靭化効果が
現出せず、他方、40%を越すと焼結組織の緻密性が著る
しく損われるためである。とくに焼結体に強度、硬度お
よび破壊靭性のバランスがとれた特性を併有させるに
は、SiCウイスカーの体積含有率を20%〜30%の範囲
内に設定することが望ましい。
%の範囲に限定した理由は、5%未満では高靭化効果が
現出せず、他方、40%を越すと焼結組織の緻密性が著る
しく損われるためである。とくに焼結体に強度、硬度お
よび破壊靭性のバランスがとれた特性を併有させるに
は、SiCウイスカーの体積含有率を20%〜30%の範囲
内に設定することが望ましい。
TiCは本質的に難焼結性のセラミックスであって緻密
な焼結組織が得られ難い性癖を有するが、SiCウイス
カーを混合すると焼結密度を一層低減化させる傾向を招
く。Cr3C2およびBの粉末を焼結助剤に用いると上
記の低密度化現象は効果的に改善され、熱圧焼結を適用
することによりSiCウイスカーを体積含有率で25%配
合したものでも相対密度99%以上の緻密度を付与するこ
とが可能となる。これら焼結助剤の配合量は、TiCに
対し1〜10重量%とすることが好ましい。
な焼結組織が得られ難い性癖を有するが、SiCウイス
カーを混合すると焼結密度を一層低減化させる傾向を招
く。Cr3C2およびBの粉末を焼結助剤に用いると上
記の低密度化現象は効果的に改善され、熱圧焼結を適用
することによりSiCウイスカーを体積含有率で25%配
合したものでも相対密度99%以上の緻密度を付与するこ
とが可能となる。これら焼結助剤の配合量は、TiCに
対し1〜10重量%とすることが好ましい。
本発明の組成をもつ焼結体は、次にようにして作成する
ことができる。
ことができる。
平均粒径1μm以下のTiC粉末をマトリックスとし、
これと所定量のSiCウイスカーおよび焼結助剤とをエ
タノール、アセトン等の有機溶媒と共にボールミルに入
れ、組成成分が均一分散するまで回転混合する。つい
で、有機溶媒を除去し、ホットプレスを用いて熱圧焼結
する。
これと所定量のSiCウイスカーおよび焼結助剤とをエ
タノール、アセトン等の有機溶媒と共にボールミルに入
れ、組成成分が均一分散するまで回転混合する。つい
で、有機溶媒を除去し、ホットプレスを用いて熱圧焼結
する。
上記組成の焼結体は、TiCの有する低比重、高硬度性
能を保持するとともに破壊靭性が部分安定化ZrO2と
同等程度の実用化領域まで向上した改善特性を示す。
能を保持するとともに破壊靭性が部分安定化ZrO2と
同等程度の実用化領域まで向上した改善特性を示す。
したがって、粉砕機用ハンマー部材に要求される軽量で
高度の硬度、強度、靭性ならびに耐摩耗性などの特性を
バランスよく兼備するから、従来部材に比べ長時間に亘
り安定かつ低コストで使用することができる。
高度の硬度、強度、靭性ならびに耐摩耗性などの特性を
バランスよく兼備するから、従来部材に比べ長時間に亘
り安定かつ低コストで使用することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例1、比較例1〜2 平均粒径0.7μmのTiC微粉末〔日本新金属(株)
製〕に直径0.3〜0.6μm、長さ5〜15μmのSiCウイ
スカー〔東海カーボン(株)製、“トーカウイスカー”
TWS-300〕を体積含有率25%の割合で配合し、更に焼結
助剤としてCr3C2粉末およびB粉末をTiCに対し
それぞれ5重量%添加した(実施例1)。また、比較の
ためにTiCに対しCr3C2粉末のみを5重量%添加
(比較例1)、およびB粉末のみを5重量%添加(比較
例2)した。
製〕に直径0.3〜0.6μm、長さ5〜15μmのSiCウイ
スカー〔東海カーボン(株)製、“トーカウイスカー”
TWS-300〕を体積含有率25%の割合で配合し、更に焼結
助剤としてCr3C2粉末およびB粉末をTiCに対し
それぞれ5重量%添加した(実施例1)。また、比較の
ためにTiCに対しCr3C2粉末のみを5重量%添加
(比較例1)、およびB粉末のみを5重量%添加(比較
例2)した。
これら組成の原料成分500gをエタノール1000mと共
にボールミルに入れ、20時間に亘って回転混合したの
ち、加熱してエタノールを揮散除去した。ついで、混合
粉を粗粉砕してホットプレスの鋳型に充填し、温度1800
℃、圧力400kg/cm2の熱圧条件に2時間保持して焼結処
理した。
にボールミルに入れ、20時間に亘って回転混合したの
ち、加熱してエタノールを揮散除去した。ついで、混合
粉を粗粉砕してホットプレスの鋳型に充填し、温度1800
℃、圧力400kg/cm2の熱圧条件に2時間保持して焼結処
理した。
これらの焼結体につき粉砕機用ハンマー部材としての諸
特性を測定し、マトリックスとしたTiC、従来材料で
あるWC、Al2O3および部分安定化ZrO2の特性
値とともに第1表に示した。第1表の結果から、実施例
1の焼結体は比較例1、2の焼結体に比べて相対密度が
高く、組織が緻密であり、また硬度、靭性、強度等に優
れていることが判明する。
特性を測定し、マトリックスとしたTiC、従来材料で
あるWC、Al2O3および部分安定化ZrO2の特性
値とともに第1表に示した。第1表の結果から、実施例
1の焼結体は比較例1、2の焼結体に比べて相対密度が
高く、組織が緻密であり、また硬度、靭性、強度等に優
れていることが判明する。
次に、実施例1および比較例1、2の焼結体をハンマー
形状に加工して市販の衝撃式粉砕機にセットして実装試
験をおこなったところ、実施例1の焼結体は、WC製の
ハンマーに比べ耐用時間が200時間延長し、モーターの
負荷は3300V、6.5Aから3300V,5Aに低減した。一
方、比較例1、2の焼結体は、耐用時間がそれぞれ120
時間および150時間低下し、またモーターの負荷は3300
V、4.5Aおよび4.5Aであった。
形状に加工して市販の衝撃式粉砕機にセットして実装試
験をおこなったところ、実施例1の焼結体は、WC製の
ハンマーに比べ耐用時間が200時間延長し、モーターの
負荷は3300V、6.5Aから3300V,5Aに低減した。一
方、比較例1、2の焼結体は、耐用時間がそれぞれ120
時間および150時間低下し、またモーターの負荷は3300
V、4.5Aおよび4.5Aであった。
実施例2〜3、比較例3〜4 SiCウイスカーの体積含有率を3%、10%、35%、45
%と変えたほかは全て実施例1と同一条件により焼結体
を作成した。
%と変えたほかは全て実施例1と同一条件により焼結体
を作成した。
得られた各焼結体の各種特性を測定し、第2表に示し
た。
た。
実施例2、3に比べ、SiCウイスカーの体積含有率が
5%未満の比較例3は破壊靭性の向上が認められず、ま
た40%を越える比較例4では焼結組織の緻密性が劣化
し、相対密度の低下を示した。
5%未満の比較例3は破壊靭性の向上が認められず、ま
た40%を越える比較例4では焼結組織の緻密性が劣化
し、相対密度の低下を示した。
以上のとおり、本発明によれば粉砕機用ハンマー部材に
要求される軽量で実用水準を満足する高位の硬度、強
度、靭性および耐摩耗性をバランスよく兼備するから、
従来の部材に比べ低コストによる長時間の安定使用が保
障される。
要求される軽量で実用水準を満足する高位の硬度、強
度、靭性および耐摩耗性をバランスよく兼備するから、
従来の部材に比べ低コストによる長時間の安定使用が保
障される。
Claims (1)
- 【請求項1】マトリックスにTiC、複合強化材に体積
含有率5〜40%のSiCウイスカー、焼結助剤にCr3
C2およびBを用いた組成の焼結体からなる粉砕機用ハ
ンマー部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP64000978A JPH0653618B2 (ja) | 1989-01-06 | 1989-01-06 | 粉砕機用ハンマー部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP64000978A JPH0653618B2 (ja) | 1989-01-06 | 1989-01-06 | 粉砕機用ハンマー部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02180768A JPH02180768A (ja) | 1990-07-13 |
| JPH0653618B2 true JPH0653618B2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=11488702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP64000978A Expired - Lifetime JPH0653618B2 (ja) | 1989-01-06 | 1989-01-06 | 粉砕機用ハンマー部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0653618B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5848621B2 (ja) * | 1975-12-24 | 1983-10-29 | トウホクダイガクキンゾクザイリヨウケンキユウシヨチヨウ | シリコンカ−バイドセンイオモツテホキヨウシテナル チヨウコウシツフクゴウザイリヨウノセイゾウホウホウ |
| JPS62260774A (ja) * | 1986-05-01 | 1987-11-13 | 新日本製鐵株式会社 | 炭化珪素系複合セラミックス焼結体 |
| JPH0723263B2 (ja) * | 1986-10-03 | 1995-03-15 | 三菱マテリアル株式会社 | 酸化アルミニウム基セラミックス製切削工具 |
-
1989
- 1989-01-06 JP JP64000978A patent/JPH0653618B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02180768A (ja) | 1990-07-13 |
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