JPH0653671B2 - 放射線障害防護剤 - Google Patents
放射線障害防護剤Info
- Publication number
- JPH0653671B2 JPH0653671B2 JP60240747A JP24074785A JPH0653671B2 JP H0653671 B2 JPH0653671 B2 JP H0653671B2 JP 60240747 A JP60240747 A JP 60240747A JP 24074785 A JP24074785 A JP 24074785A JP H0653671 B2 JPH0653671 B2 JP H0653671B2
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- JP
- Japan
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- lactis
- irradiation
- group
- radiation
- protection agent
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はSOD活性を有するストレプトコッカスラクチ
ス菌体調製物を活性成分とする放射線障害防護剤に関す
るもので、放射線防護物関係の産業分野に属する。
ス菌体調製物を活性成分とする放射線障害防護剤に関す
るもので、放射線防護物関係の産業分野に属する。
(従来の概要) 放射線には、太陽光線に含まれる紫外線(特に波長が3
16〜400nmの長波長紫外線)、宇宙線並びに医療用
に用いられる高エネルギーχ線、γ線の電磁波及び高速
粒子線がある。これら、電離作用を有する放射線に曝露
する機会は、少くなく、生体に及ぼす影響は、しきい値
が存在しないという点からも、極めて甚大であると言わ
ざるを得ない。この累積効果は、紫外線といえども、遺
伝的影響を及ぼし、発がんの原因ともなっている。初期
効果として、紅斑、色素沈着が見られ、晩発効果とし
て、皮膚の萎縮、老化促進、寿命の短縮など日常発生し
つつある影響に対して、全く無防備の状況にある。又医
療用放射線による被曝は、臓器線雑化、血液像に及ぼす
影響に対しても、現在のところ防護のための適確な手段
は確立されていない。
16〜400nmの長波長紫外線)、宇宙線並びに医療用
に用いられる高エネルギーχ線、γ線の電磁波及び高速
粒子線がある。これら、電離作用を有する放射線に曝露
する機会は、少くなく、生体に及ぼす影響は、しきい値
が存在しないという点からも、極めて甚大であると言わ
ざるを得ない。この累積効果は、紫外線といえども、遺
伝的影響を及ぼし、発がんの原因ともなっている。初期
効果として、紅斑、色素沈着が見られ、晩発効果とし
て、皮膚の萎縮、老化促進、寿命の短縮など日常発生し
つつある影響に対して、全く無防備の状況にある。又医
療用放射線による被曝は、臓器線雑化、血液像に及ぼす
影響に対しても、現在のところ防護のための適確な手段
は確立されていない。
これら、放射線障害は、一般に放射線の間接作用、すな
わち放射線の電離作用により生成したフリーラジカルの
作用によるものとみられている。特に、酸素効果が最大
の影響力を持つが、これはとりもなおさず、キサンチン
オキシダーゼ系、アセトアルデヒド系で形成されるスー
パーオキサイドラジカル、すなわちO 、1O2などが細
胞膜に障害をもたらし、細胞内外の電解質の平衡の異常
を招来し、組織の不活性を惹起することを意味する。特
に、放射性貧血という障害は、赤血球における溶血現象
によものである。
わち放射線の電離作用により生成したフリーラジカルの
作用によるものとみられている。特に、酸素効果が最大
の影響力を持つが、これはとりもなおさず、キサンチン
オキシダーゼ系、アセトアルデヒド系で形成されるスー
パーオキサイドラジカル、すなわちO 、1O2などが細
胞膜に障害をもたらし、細胞内外の電解質の平衡の異常
を招来し、組織の不活性を惹起することを意味する。特
に、放射性貧血という障害は、赤血球における溶血現象
によものである。
(発明の概要) 本発明者らは、先にSOD活性を有するストレプトコッ
カスラクチス(streptococcus lactis以下エス・ラクチ
スという)菌体調製物が、経口投与により、ラットの加
令に伴なう血清、肝、及び脳における過酸化脂質の値を
有意に低下せしめることを見出したが、急性的老化現象
とも言うべき放射線被曝による種々の生体における変化
に対しても、有効な防護手段になるのではないかと考え
検討した結果有効性を見出し、本発明を完成するに至っ
た。
カスラクチス(streptococcus lactis以下エス・ラクチ
スという)菌体調製物が、経口投与により、ラットの加
令に伴なう血清、肝、及び脳における過酸化脂質の値を
有意に低下せしめることを見出したが、急性的老化現象
とも言うべき放射線被曝による種々の生体における変化
に対しても、有効な防護手段になるのではないかと考え
検討した結果有効性を見出し、本発明を完成するに至っ
た。
本発明に用いられるエス・ラクチスの菌学的性質は、バ
ーギイズ・マニュアル・オブ・ディターミネイティブバ
クテイオロジー第8版(1974)に記載されているも
のと概ね同等であった。すなわち、菌の形態は、卵形の
球菌で双球型をなし、多形性、運動性、胞子形成なく、
グラム染色は陽性、酸生成の際の最終PHは、4.5〜
4.0で、リトマスミルクをよく凝固する。至適生育温
度は、約30℃で、45℃で生育せず、10℃では生育
する。4.0%の食塩含有培地では生育するが、6.5
%で生育が見られない。アルカリ側の生育PH域は、
9.6で生育しないが、9.2以下では生育を開始す
る。0.3%メチレンブルーミルクでは生育可能であ
る。
ーギイズ・マニュアル・オブ・ディターミネイティブバ
クテイオロジー第8版(1974)に記載されているも
のと概ね同等であった。すなわち、菌の形態は、卵形の
球菌で双球型をなし、多形性、運動性、胞子形成なく、
グラム染色は陽性、酸生成の際の最終PHは、4.5〜
4.0で、リトマスミルクをよく凝固する。至適生育温
度は、約30℃で、45℃で生育せず、10℃では生育
する。4.0%の食塩含有培地では生育するが、6.5
%で生育が見られない。アルカリ側の生育PH域は、
9.6で生育しないが、9.2以下では生育を開始す
る。0.3%メチレンブルーミルクでは生育可能であ
る。
生理学的性質としては、アルギニンよりアンモニヤ生成
は陽性で、ヘモリシンO、Sいずれも産生せず、フィブ
リノリシン産生も陰性である。酸素に対する生育は、通
性嫌気性であり、ゼラチンを液化せず、馬尿酸分解及び
エスクリン分解は陽性、ナイシンの産生は、陰性又は陽
性である。スーパーオキサイドディスムターゼ活性は、
陽性でヒトの同類酵素を標準として、比較したところ、
乾燥菌体1g当り4.5U以上であった。同じくストレ
プトコッカス属の菌とSOD活性について比較を行っ
た。ストレプトコッカス・ラクチス(ATCC 194
35)、ストレプトコッカス・フェーカリス(ATCC
19433)及びストレプトコッカス・ボービス(バ
ーギーズ・マニアルオブディターミネイティヴバリテリ
オロジー8版、P.503 1974)の夫々の乾燥菌
体50gより出発して、一夜、生理食塩水により湿潤さ
せ、超音波破砕(20KHz、200W、1時間)し、
濾液を常法により10倍に濃縮し、透析したものを、更
に、硫安60%飽和により塩析し、沈澱物を生理食塩燐
酸緩衝液に対し透析し、硫安を除去後、DEAEカラム
を通して0.3M塩化ナトリウムで溶離し、更に上記緩
衝液を用いて透析後、凍結乾燥を行い、ヒトスーパーオ
キシドデイスムターゼ標品(タイプIII、米国シグマ
社)を用いて、酵素活性を比較した。エス・ラクチスで
は、3,800〜4,400単位/mg蛋白、エス・フェ
ーカリスでは、同じく、1,700〜3,300単位/
mg蛋白、又、エス・ボービスでは、2,000〜1,8
00反位/mg蛋白でエス・ラクチスが最も活性が高値で
あった。インビトロのリゾチームに対して易溶であり、
同じくインビボの消化試験において極めて短時間で消化
された 次に、糖に対する発酵性は、酸生成でみると、グルコー
ス、マルトース、ラクトースでは、「+」、キシロー
ス、アラビノース、シュクロース、トレハロース、マニ
トール、サリシンは、−〜+、ラフィノース、イヌリ
ン、グリセロール、ソルビトール、及びでんぷんでは、
「−」であった。
は陽性で、ヘモリシンO、Sいずれも産生せず、フィブ
リノリシン産生も陰性である。酸素に対する生育は、通
性嫌気性であり、ゼラチンを液化せず、馬尿酸分解及び
エスクリン分解は陽性、ナイシンの産生は、陰性又は陽
性である。スーパーオキサイドディスムターゼ活性は、
陽性でヒトの同類酵素を標準として、比較したところ、
乾燥菌体1g当り4.5U以上であった。同じくストレ
プトコッカス属の菌とSOD活性について比較を行っ
た。ストレプトコッカス・ラクチス(ATCC 194
35)、ストレプトコッカス・フェーカリス(ATCC
19433)及びストレプトコッカス・ボービス(バ
ーギーズ・マニアルオブディターミネイティヴバリテリ
オロジー8版、P.503 1974)の夫々の乾燥菌
体50gより出発して、一夜、生理食塩水により湿潤さ
せ、超音波破砕(20KHz、200W、1時間)し、
濾液を常法により10倍に濃縮し、透析したものを、更
に、硫安60%飽和により塩析し、沈澱物を生理食塩燐
酸緩衝液に対し透析し、硫安を除去後、DEAEカラム
を通して0.3M塩化ナトリウムで溶離し、更に上記緩
衝液を用いて透析後、凍結乾燥を行い、ヒトスーパーオ
キシドデイスムターゼ標品(タイプIII、米国シグマ
社)を用いて、酵素活性を比較した。エス・ラクチスで
は、3,800〜4,400単位/mg蛋白、エス・フェ
ーカリスでは、同じく、1,700〜3,300単位/
mg蛋白、又、エス・ボービスでは、2,000〜1,8
00反位/mg蛋白でエス・ラクチスが最も活性が高値で
あった。インビトロのリゾチームに対して易溶であり、
同じくインビボの消化試験において極めて短時間で消化
された 次に、糖に対する発酵性は、酸生成でみると、グルコー
ス、マルトース、ラクトースでは、「+」、キシロー
ス、アラビノース、シュクロース、トレハロース、マニ
トール、サリシンは、−〜+、ラフィノース、イヌリ
ン、グリセロール、ソルビトール、及びでんぷんでは、
「−」であった。
以上の成績から、本剤に用いられたエス・ラクチスは、
これまで同名で記載されているものと一致し、その上、
スーパーオキサイドディスムターゼ活性が生理学的に強
力であり、生体内消化性において極めて易溶性であるこ
とが明らかである。
これまで同名で記載されているものと一致し、その上、
スーパーオキサイドディスムターゼ活性が生理学的に強
力であり、生体内消化性において極めて易溶性であるこ
とが明らかである。
(実施例) エス・ラクチスを常法により1%グルコース、0.8%
ペプトン、0.4%イーストエキストラクト、0.3%
クエン酸ナトリウム、0.25%重曹を含む水性培地で
24時間、37℃で静置培養し、次いで、10,000
rpm10分間遠心分離操作を行ないながら、3回滅菌生
理食塩水で洗滌し、無菌的に凍結乾燥を行い標品を得
た。本品のSOD活性は、4.5U/g調製物であっ
た。
ペプトン、0.4%イーストエキストラクト、0.3%
クエン酸ナトリウム、0.25%重曹を含む水性培地で
24時間、37℃で静置培養し、次いで、10,000
rpm10分間遠心分離操作を行ないながら、3回滅菌生
理食塩水で洗滌し、無菌的に凍結乾燥を行い標品を得
た。本品のSOD活性は、4.5U/g調製物であっ
た。
本発明による放射線障害防護剤は、SOD活性を有する
エス・ラクチス菌体調製物を有効成分とし、必要に応じ
て製剤上の補助成分、例えば、賦形剤、結合剤、希釈剤
その他とからなるものであり、この補助剤の種類に応じ
て粉末、顆粒、錠剤、カプセル剤、注射剤などの形態で
経口的又は非経口的に投与することが出来る。投与量
は、年令、体重により適宜増減するが、経口的には、通
常人、1日、菌体調製物として、3g〜60g程度が望
ましい。
エス・ラクチス菌体調製物を有効成分とし、必要に応じ
て製剤上の補助成分、例えば、賦形剤、結合剤、希釈剤
その他とからなるものであり、この補助剤の種類に応じ
て粉末、顆粒、錠剤、カプセル剤、注射剤などの形態で
経口的又は非経口的に投与することが出来る。投与量
は、年令、体重により適宜増減するが、経口的には、通
常人、1日、菌体調製物として、3g〜60g程度が望
ましい。
本発明の好ましい具体例は、この一日当りの投与量を1
回ないし数回に分けて服用させるための単位投与形態の
ものである。
回ないし数回に分けて服用させるための単位投与形態の
ものである。
(実施例) 本発明におけるSOD活性を有するエス・ラクチス菌体
調製物の放射線防護作用をみるべく、動物を用いて実験
を行った。実験動物は、C3H/HeSLCマウスの雌
5〜6週令(SPF飼育)のものを用いた。一群7〜9
匹のマウスを以下の計画にもとづき(表1)、夫々の実
験に供した。すなわち、非照射群(300ラド全身照
射)の2群をつくり、エス・ラクチス菌体調製物(以下
SLと称す)の生理食塩水の懸濁液を胃ゾンデにより
0.5ml(10mgSL/マウス)をχ線照射前1回投与
と隔日3回投与を行ない対照群として照射群、非照射に
SL非投与群をも設定した。一次免疫応答の検定には、
あらたに別群を設定し、アルセルバー(Alserver)液で
保存されたヒツジ赤血球(SRBC)を使用直前に燐酸
緩衝液(PBS)で3回洗滌し使用した。免疫方法は、
SRBCの25%浮遊液0.2mをマウス尾静脈から
注射した。カニンガム(Cunningham)らの方法に従いマ
ウスを頸椎脱臼にて、屠殺し、4℃に冷却しておいたイ
ーグル(EAGLE)のMEM培地中に脾を移し、その
後2枚のスライドガラスを用いて脾を圧砕し、脾細胞浮
遊液を得、更にステンレススチールメッシュを濾過させ
単細胞浮遊液とした。抗体産生一次免疫応答として、各
実験群毎に個々のマウスの脾を摘出し、それぞれの細胞
浮遊液を作成し、溶血斑形成細胞数を調べた。その結果
は、3回繰返して行った検出より得られた数値の平均±
標準誤差を以て示した。血清化化学的、病理学的検討に
は、SRBC非投与の各群9匹をもって行なった。
調製物の放射線防護作用をみるべく、動物を用いて実験
を行った。実験動物は、C3H/HeSLCマウスの雌
5〜6週令(SPF飼育)のものを用いた。一群7〜9
匹のマウスを以下の計画にもとづき(表1)、夫々の実
験に供した。すなわち、非照射群(300ラド全身照
射)の2群をつくり、エス・ラクチス菌体調製物(以下
SLと称す)の生理食塩水の懸濁液を胃ゾンデにより
0.5ml(10mgSL/マウス)をχ線照射前1回投与
と隔日3回投与を行ない対照群として照射群、非照射に
SL非投与群をも設定した。一次免疫応答の検定には、
あらたに別群を設定し、アルセルバー(Alserver)液で
保存されたヒツジ赤血球(SRBC)を使用直前に燐酸
緩衝液(PBS)で3回洗滌し使用した。免疫方法は、
SRBCの25%浮遊液0.2mをマウス尾静脈から
注射した。カニンガム(Cunningham)らの方法に従いマ
ウスを頸椎脱臼にて、屠殺し、4℃に冷却しておいたイ
ーグル(EAGLE)のMEM培地中に脾を移し、その
後2枚のスライドガラスを用いて脾を圧砕し、脾細胞浮
遊液を得、更にステンレススチールメッシュを濾過させ
単細胞浮遊液とした。抗体産生一次免疫応答として、各
実験群毎に個々のマウスの脾を摘出し、それぞれの細胞
浮遊液を作成し、溶血斑形成細胞数を調べた。その結果
は、3回繰返して行った検出より得られた数値の平均±
標準誤差を以て示した。血清化化学的、病理学的検討に
は、SRBC非投与の各群9匹をもって行なった。
すなわち、個々のマウスの全血を採取し、以下の検索に
あてた。白血球、赤血球、GOT、GPT、γ−GT
P、アルカリフォスターゼ、Na、K値などである。病
理標本作成には、肝、脾、小腸、頸部リンパ節を用い
た。放射線照射は、三菱電気株式会社製ML−3型によ
るχ線照射装置を使用した。照射条件は、3MV、毎分
100ラドの線量率(R/min)、距離80cmにおいて
照射した。照射線量は、前述の如く、一律に300ラド
で行った。
あてた。白血球、赤血球、GOT、GPT、γ−GT
P、アルカリフォスターゼ、Na、K値などである。病
理標本作成には、肝、脾、小腸、頸部リンパ節を用い
た。放射線照射は、三菱電気株式会社製ML−3型によ
るχ線照射装置を使用した。照射条件は、3MV、毎分
100ラドの線量率(R/min)、距離80cmにおいて
照射した。照射線量は、前述の如く、一律に300ラド
で行った。
(発明の効果) (1)エス・ラクチス菌体調製物のχ線照射によるマウス
の一次免疫能の低下に及ぼす影響 表2に示す如く、300ラドの全身照射によって起る脾
細胞で代表される抗体産生機能の障害がどの程度回避出
来るか、エス・ラクチスの投与量、すなわち、10mg1
回と10mg3回とで、個体の脾当りの溶血斑形成細胞数
で表わした。10mg3回投与により明らかに(危険率P
<0.05)SLの防護効果が見られた。又300ラド
照射後10日目に25%SRBC、0.2mにて免疫
し、更に4日目にSRBCに対する抗体産生細胞の検出
を行ったが、その結果300ラド全身照射マウスの照射
後14日目の抗体産生性能の障害の程度は、非照射の1
5〜16%であった。
の一次免疫能の低下に及ぼす影響 表2に示す如く、300ラドの全身照射によって起る脾
細胞で代表される抗体産生機能の障害がどの程度回避出
来るか、エス・ラクチスの投与量、すなわち、10mg1
回と10mg3回とで、個体の脾当りの溶血斑形成細胞数
で表わした。10mg3回投与により明らかに(危険率P
<0.05)SLの防護効果が見られた。又300ラド
照射後10日目に25%SRBC、0.2mにて免疫
し、更に4日目にSRBCに対する抗体産生細胞の検出
を行ったが、その結果300ラド全身照射マウスの照射
後14日目の抗体産生性能の障害の程度は、非照射の1
5〜16%であった。
(2)エス・ラクチス菌体調製物のχ線照射によるマウス
の白血球及び赤血球の変化に及ぼす影響 χ線照射による白血球減少、溶血による赤血球減少につ
いてはよく知られているが、第1図に示す如く、白血球
に関しては、エス・ラクチス非投与の対象群で約30%
の減少がみられたのに対し、エス・ラクチス投与群で
は、投与回数に関係なく照射群の非照射群に対する割合
は、いずれも5%以下で、300ラド全身照射でのエス
・ラクチスの放射線障害に対する防護効果は顕著であっ
た。赤血球に就てみるとエス・ラクチス投与群での照射
による減少率は皆無であった。すなわち、対照群の無処
置のものとなんら差は見出せなかった。
の白血球及び赤血球の変化に及ぼす影響 χ線照射による白血球減少、溶血による赤血球減少につ
いてはよく知られているが、第1図に示す如く、白血球
に関しては、エス・ラクチス非投与の対象群で約30%
の減少がみられたのに対し、エス・ラクチス投与群で
は、投与回数に関係なく照射群の非照射群に対する割合
は、いずれも5%以下で、300ラド全身照射でのエス
・ラクチスの放射線障害に対する防護効果は顕著であっ
た。赤血球に就てみるとエス・ラクチス投与群での照射
による減少率は皆無であった。すなわち、対照群の無処
置のものとなんら差は見出せなかった。
(3)エス・ラクチス菌体調製物のχ線照射によるマウス
の血清学的・組織病理学的変化に及ぼす影響は次の通り
である。
の血清学的・組織病理学的変化に及ぼす影響は次の通り
である。
血清GOT、GPT、2−GTPは、エス・ラクチス
投与群において、照射・非照射に関係なく、他群より低
値を示す傾向がみられた。
投与群において、照射・非照射に関係なく、他群より低
値を示す傾向がみられた。
血清中の電解質(Na、K)は、エス・ラクチスの投
与によって、Na、Kの血中濃度の変化はみられず、む
しろ非照射群の値より優るとも劣らない安定した値であ
った。
与によって、Na、Kの血中濃度の変化はみられず、む
しろ非照射群の値より優るとも劣らない安定した値であ
った。
病理学的所見では、肝、脾、小腸、頸部リンパ節でそ
れぞれの群にて就て、H・E染色標本を作成し観察した
ところ、投与、非投与、照射、非照射の各群において、
いずれも顕著な変化はなく、わずかに脾において、照射
・非投与群の2〜3例にやや腫脹及びリンパ球の減少像
をみたに過ぎなかった。
れぞれの群にて就て、H・E染色標本を作成し観察した
ところ、投与、非投与、照射、非照射の各群において、
いずれも顕著な変化はなく、わずかに脾において、照射
・非投与群の2〜3例にやや腫脹及びリンパ球の減少像
をみたに過ぎなかった。
上記の薬理実験は、SOD活性を有するエス・ラクチス
菌体調製物の放射線障害防護作用をみたものであるが、
これらの試験から本剤は、放射線障害防護剤の有効成分
として有用であると言える。
菌体調製物の放射線障害防護作用をみたものであるが、
これらの試験から本剤は、放射線障害防護剤の有効成分
として有用であると言える。
第1図はエス・ラクチス菌体調製物による放射線障害防
護効果(白血球及び赤血球の変化に及ぼす影響)を示す
図、第2図はエス・ラクチス菌体調製物による放射線障
害防護効果(血清GOT、GPT、及びγ−GTPの変
化に及ぼす影響)を示す図です。
護効果(白血球及び赤血球の変化に及ぼす影響)を示す
図、第2図はエス・ラクチス菌体調製物による放射線障
害防護効果(血清GOT、GPT、及びγ−GTPの変
化に及ぼす影響)を示す図です。
Claims (1)
- 【請求項1】スーパーオキシドデイスムターゼ(SO
D)活性を有するストレプトコッカスラクチス(Strepto
coccus lactis)菌体調製物を活性成分として含有するこ
とを特徴とする放射線障害防護剤
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60240747A JPH0653671B2 (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 | 放射線障害防護剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60240747A JPH0653671B2 (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 | 放射線障害防護剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62103023A JPS62103023A (ja) | 1987-05-13 |
| JPH0653671B2 true JPH0653671B2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=17064104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60240747A Expired - Fee Related JPH0653671B2 (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 | 放射線障害防護剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0653671B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1989000425A1 (fr) * | 1987-07-09 | 1989-01-26 | Kabushiki Kaisya Advance | Agent reducteur de la teneur en peroxyde lipide |
| JP2690130B2 (ja) * | 1987-07-09 | 1997-12-10 | 株式会社アドバンス | 過酸化脂質減少剤 |
| CN112641099B (zh) * | 2020-12-28 | 2023-10-24 | 军事科学院系统工程研究院军需工程技术研究所 | 一种乳酸菌提取物、其制备方法及应用 |
-
1985
- 1985-10-28 JP JP60240747A patent/JPH0653671B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62103023A (ja) | 1987-05-13 |
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