JPH0654183U - 消弧装置及びこの消弧装置を備えた回路遮断器 - Google Patents
消弧装置及びこの消弧装置を備えた回路遮断器Info
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- JPH0654183U JPH0654183U JP8916092U JP8916092U JPH0654183U JP H0654183 U JPH0654183 U JP H0654183U JP 8916092 U JP8916092 U JP 8916092U JP 8916092 U JP8916092 U JP 8916092U JP H0654183 U JPH0654183 U JP H0654183U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アーク走行板とボディの底部との絶縁が劣化
しにくく、安全性が向上できる消弧装置及びこの消弧装
置を備えた回路遮断器の提供。 【構成】 ボディ11と、このボディに設けられた固定接
点24を有する固定接触子21と、固定接点に接離する可動
接点25を有した可動接触子22と、固定接触子に連設され
ボディの底部に当接して配設されたアーク走行板23とを
備えた消弧装置2において、前記アーク走行板を、異常
電流が流れて接点が開極する際に発生するアークに晒さ
れたとき、ボディから離れるように配設形成した。
しにくく、安全性が向上できる消弧装置及びこの消弧装
置を備えた回路遮断器の提供。 【構成】 ボディ11と、このボディに設けられた固定接
点24を有する固定接触子21と、固定接点に接離する可動
接点25を有した可動接触子22と、固定接触子に連設され
ボディの底部に当接して配設されたアーク走行板23とを
備えた消弧装置2において、前記アーク走行板を、異常
電流が流れて接点が開極する際に発生するアークに晒さ
れたとき、ボディから離れるように配設形成した。
Description
【0001】
本考案は、アークを消弧する消弧装置及びこの消弧装置を備えた回路遮断器に 関する。
【0002】
従来の消弧装置は、ボディ内に設けられた固定接点を有する固定接触子と、固 定接点に接離する可動接点を有した可動接触子と、基端を可動接触子に電気的に 接続しボディの底部に当接するように配設されたアーク走行板と、アーク走行板 の先端を覆うように配設された消弧グリッドとを備えている。
【0003】 この消弧装置は、回路遮断器に組み込まれた場合、電路に短絡電流等の異常電 流が流れて接点が開極する際に発生するアークを、アーク走行板上に走らせて伸 長する。そしてこのアークは、やがて消弧グリッドで分割、冷却されて消弧され る。
【0004】
上述した従来の消弧装置にあっては、アーク走行板の先端を消弧グリッドで覆 っているので、アーク走行板は常にボディの底部に当接した状態に保持されてい る。従って、アークが発生し、その熱がアーク走行板を介してボディに伝わり、 その熱が大きい場合にはボディの底部が炭化することとなる。このような状態に 至ると、アーク走行板とボディの底部との絶縁が劣化し、火災等が発生する恐れ があるのである。
【0005】 本考案は、上記事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、アーク 走行板とボディの底部との絶縁が劣化しにくく、安全性が向上できる消弧装置及 びこの消弧装置を備えた回路遮断器を提供することにある。
【0006】
かかる課題を解決するために請求項1記載の消弧装置は、ボディと、このボデ ィに設けられた固定接点を有する固定接触子と、固定接点に接離する可動接点を 有した可動接触子と、固定接触子に連設されボディの底部に当接して配設された アーク走行板と、を備えた消弧装置において、前記アーク走行板を、異常電流が 流れて接点が開極する際に発生するアークに晒されたとき、ボディから離れるよ うに配設形成した構成としている。
【0007】 また、請求項2記載の回路遮断器は、請求項1記載の消弧装置と、可動接触子 を開閉駆動するハンドルを含む接点開閉機構部と、異常電流を検出したとき接点 開閉機構部をトリップ動作させる異常電流検出装置と、電路を構成する電線導体 と、を前記ボディを兼ねる排気口を設けたハウジングに収容したものであって、 前記電線導体を、伸長されるアークが排気口から出ないように電磁力を発生する よう、両接点の近傍において折曲して配設した構成としている。
【0008】
請求項1記載の構成によれば、アーク走行板にアークを介して短絡電流等の異 常電流が流れると、アーク走行板が熱により変形してボディの底部から離れる。
【0009】 また、請求項2記載の構成によれば、請求項1の作用に加え、伸長したアーク が排気口から外部に飛び出ようとすると、電線導体による電磁力によってアーク の伸長を抑制する。
【0010】
以下、本発明の消弧装置と、それを備えた回路遮断器の一実施例を図1乃至図 5に基づいて説明する。なお、この回路遮断器は、漏電遮断機能も有する。
【0011】 すなわち、この回路遮断器は、後述する特有の消弧装置2 と、可動接触子22を 開閉駆動するハンドル31を含む接点開閉機構部3 と、異常電流を検出したとき接 点開閉機構部3 をトリップ動作させる異常電流検出装置4 と、電路を構成する電 線導体5 と、を排気口10を設けたハウジング1 に収容している。
【0012】 ハウジング1 は、フェノール樹脂等の絶縁材料にて大略一面が開口した箱状に 型造されたボディ11と、その開口を塞ぐように取着されるカバー12にて形成され る。このボディ11は、上部13にハンドル用開口部13a と漏電表示用開口部13b と 漏電テストスイッチ用開口部13c を、左右側壁14に電路の電源側線の入出力端子 収容部14a ,14b と接地側線の出力端子収容部14c を、それぞれ開口端面から切 り欠くように形成している。また、底部15には、固定接触子取着片16a を連設し た内壁16によって2つの部屋に分割し、一方側の部屋には零相変流器用切欠部15 a 、他方側の部屋にはアーク走行板用切欠部15b をそれぞれ切り欠くように形成 している。このハウジング1 は、ボディ11の壁内に後述する各部材を収容し、カ バー12を4本のかしめ鋲17により取着するのである。なお、図3において、18は 電源側の入力端子とボディ11内部とを分割する絶縁板である。
【0013】 特有の消弧装置2 は、ボディ11と、このボディ11に設けられた固定接点24を有 する固定接触子21と、固定接点24に接離する可動接点25を有した可動接触子22と 、固定接触子21に連設されボディ11の底部15に当接して配設されたアーク走行板 23を主要構成部材とする。
【0014】 固定接触子21は、その先端を固定接触子取着片16a と内壁16との間に装着する とともに、基端には、可動接点25に接離する固定接点24を設けている。また、固 定接触子21は、その基端から後述するをアーク走行板23を連設するのであるが、 この実施例では、アーク走行板23とともに銅合金等の金属板材により、側面視が L字状となるよう一体に形成されている。
【0015】 可動接触子22は、銅合金等の金属板材にて形成され、先端部に固定接点24に接 離する可動接点25が設けられている。この可動接触子22は、ハンドル31により開 閉動作が行われ、異常電流が流れたときにはトリップ動作をして開極するために 、ハンドル31を含む接点開閉機構部3 に連結される。従って、中間部は回動自在 に支持され、基端部は開極ばね32によって開極方向に付勢されるとともに、ラッ チリンク33に係止され得る。
【0016】 異常電流検出装置4 は、電路の異常電流を検出したとき接点開閉機構部3 をト リップ動作させるものであり、過電流を検出するバイメタル41と、短絡電流を検 出する電磁ソレノイド42を主要部材とする。バイメタル41が過電流を検出した場 合、ラッチリンク33を回動させて可動接触子22の係止を外してトリップ動作を行 う。また、電磁ソレノイド42が短絡電流を検出した場合、ラッチリンク33を回動 させるとともに、可動接触子22を直接駆動してトリップ動作を行う。
【0017】 なお、このような接点開閉機構部3 と異常電流検出装置4 、そしてこれらと可 動接触子22との連結構造は、この実施例のものに限らず公知の構成を適宜採用す ることができ、その構成自体は本考案の趣旨に直接関係しないものである。
【0018】 アーク走行板23は、前述したように銅合金等の金属板材により、固定接触子21 とともに側面視がL字状をなし、異常電流が流れて接点が開極する際に発生する アークに晒されたとき、ボディ11から離れるように配設形成される。具体的には 、アーク走行板23は、固定接触子21の基端に連設された垂直片23a と、この垂直 片23a に連設しボディ11の底部15に当接する水平片23b とを有する。水平片23b は、厚さ 1.2[mm]、長さ 3.0[cm]に形成されている。このアーク走行板23は 、固定接触子21の先端を固定接触子取着片16a と内壁16との間に装着するととも に、水平片23b の基端を内壁16に、水平片23b の先端をボディ11の底部15に設け られたストッパー15c にそれぞれ当接させることによってボディ11に収容してい る。
【0019】 電線導体5 は、例えば電路の接地側線であり、図2及び図3に示すように、電 路の電源側線の出力端子収容部14b 近傍から基板60の切溝61を貫通し、消弧装置 2 から隔離する消弧装置隔離ブロック19の一方側から挿入されて挟持片19a に挟 持され、他方側から電線導体5 の並設間が所定の空間となるように折曲し、一方 側に延ばして零相変流器62を貫通している。この貫通した電線導体5 がニュート ラル可動板70を介して接地側線の出力端子71に接続される。従って、この電線導 体5 は、伸長されるアークが排気口10から出ないように電磁力を発生するよう、 両接点の近傍において折曲して配設されることとなる。
【0020】 図3及び図4において、72はニュートラル可動板70を接地側線の出力端子71に 接続するためのニュートラルハンドル、73はニュートラル可動板70を開極方向に 付勢する付勢ばね、62は漏洩電流を検出する零相変流器、60は零相変流器62の出 力により可動接点25を固定接点24から強制開極するための信号を出力する電子部 品を搭載した基板、63は電子部品の出力により移動するプランジャを有した電磁 石装置、64は電磁石装置63のプランジャに駆動されラッチリンク33を押圧し接点 開閉機構部3 をラッチ状態から解除する伝達レバー、65は漏電状態のときに漏電 表示用開口部13b から突出する漏電表示部材、66は漏電テストボタン用開口部13 c からボディ11の外部に突出し零相変流器62に疑似不平衡電流を流す漏電テスト ボタンである。
【0021】 この回路遮断器は、その電路に5000アンペアの短絡電流(異常電流)が流 れると、電磁ソレノイド42がそれを検出して可動接触子22を瞬時に駆動し、従っ て両接点24,25 が開極してアークが発生する。このアークは、その固定接点24側 の脚部が固定接点24→アーク走行板23の基端→アーク走行板23の先端の順に走り 、やがて可動接触子22の先端とアーク走行板23の先端に停滞する。停滞している アークは電流の零点において消弧される。また、アーク走行板23は、アーク熱に よる変形、例えば伸びによる屈曲あるいは塑性変形による屈曲が生じ、水平片23 b の先端で底部15から2〜3ミリメートル程度離れるよう水平片23b 全体が底部 15から離れるのである。また、図5に示すように、平行する電線導体5 に流れる 電流の向きが逆であるため、B点にF方向の電磁力が働く。これにより、伸長さ れるアークが排気口10から出ないように、換言すればアークをボディ11内部に抑 制するように作用するのである。
【0022】 なお、アーク走行板の長さ及び厚さは、ボディの形状やどの程度の短絡電流に よってどの程度変形するか等を考慮して適宜設計すればよい。
【0023】
請求項1記載の消弧装置は、アーク走行板にアークを介して短絡電流等の異常 電流が流れると、アーク走行板が熱により変形してボディの底部から離れるので 、これを組み込んだ回路遮断器等におけるアーク走行板とボディの底部との絶縁 が劣化しにくく、安全性が向上できる。
【0024】 また、請求項2記載の回路遮断器は、請求項1の作用効果に加え、伸長したア ークが排気口から外部に飛び出ようとすると、電線導体による電磁力によってア ークの伸長を抑制するので、より安全性が向上できるものとなる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の消弧装置をアーク隔離ブロックにより隔
離した状態を示す断面図である。
離した状態を示す断面図である。
【図3】図1の分解斜視図である。
【図4】図1の接地側線を開極する状態を示す説明図で
ある。
ある。
【図5】図2の要部を示す断面図である。
1 ハウジング 2 消弧装置 3 接点開閉機構部 4 異常電流検出装置 5 電線導体 11 ボディ 15 底部 21 固定接触子 22 可動接触子 23 アーク走行板 24 固定接点 25 可動接点
Claims (2)
- 【請求項1】 ボディと、このボディに設けられた固定
接点を有する固定接触子と、固定接点に接離する可動接
点を有した可動接触子と、固定接触子に連設されボディ
の底部に当接して配設されたアーク走行板と、を備えた
消弧装置において、前記アーク走行板を、異常電流が流
れて接点が開極する際に発生するアークに晒されたと
き、ボディから離れるように配設形成してなる消弧装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載の消弧装置と、可動接触子
を開閉駆動するハンドルを含む接点開閉機構部と、異常
電流を検出したとき接点開閉機構部をトリップ動作させ
る異常電流検出装置と、電路を構成する電線導体と、を
前記ボディを兼ねる排気口を設けたハウジングに収容し
たものであって、前記電線導体を、伸長されるアークが
排気口から出ないように電磁力を発生するよう、両接点
の近傍において折曲して配設してなる消弧装置を備えた
回路遮断器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8916092U JPH0654183U (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 消弧装置及びこの消弧装置を備えた回路遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8916092U JPH0654183U (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 消弧装置及びこの消弧装置を備えた回路遮断器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0654183U true JPH0654183U (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=13963086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8916092U Pending JPH0654183U (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 消弧装置及びこの消弧装置を備えた回路遮断器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0654183U (ja) |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP8916092U patent/JPH0654183U/ja active Pending
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