JPH0654287B2 - パイプラインにおける非ニユ−トン性の測定装置 - Google Patents

パイプラインにおける非ニユ−トン性の測定装置

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JPH0654287B2
JPH0654287B2 JP3536286A JP3536286A JPH0654287B2 JP H0654287 B2 JPH0654287 B2 JP H0654287B2 JP 3536286 A JP3536286 A JP 3536286A JP 3536286 A JP3536286 A JP 3536286A JP H0654287 B2 JPH0654287 B2 JP H0654287B2
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pipe
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英夫 林
茂 大友
安邑 保坂
俊一 尾田
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日本鋼管株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はパイプラインの輸送流体の非ニユートン性を測
定する装置に関する。
〔従来の技術〕
パイプラインにおいて、その内部の流体の性質を把握す
ることは操業上極めて重要な問題である。
近年、石油消費量の削減等の目的からCWMがCOM等の高濃
度の石炭スラリをパイプラインにより送給する必要が生
じている。これらの高粘度の流体は、ニユートン流動に
従わない非ニユートン性を示す。
このような非ニユートン流体の非ニユートン性の測定
は、従来パイプラインから流体の一部を採取し、回転粘
度計等のレオロジ測定装置によつて、せん断速度とせん
断応力の関係である流動曲線を求め、この曲線の形で非
ニユートン性を判断するという方法により行つていた。
しかし、このようなオフラインの測定では、パイプライ
ン中のレオロジ的性質が常に一定である場合には問題は
ないが、高濃度石炭水スラリ(CWM)等のように時間の経
過や履歴によりその性質が変化する可能性のある場合に
は、サンプル採取から測定結果を得るまでの時間が問題
となる。即ち、サンプル採取から判定までには少なくと
も数10分を要し、判定された時点ではパイプライン内
の測定対象流体は数Kmまで移送されていることになる。
パイプラインの運転では、流体的性質の変化、特に粘度
の変化に合わせて流量や圧力をコントロールする必要が
あり、上記したようなオフラインでの測定では、この要
求に十分に応えることはできない。
一方、パイプラインの流体の性質をオンラインで測定す
る方法として、回転式の粘度計や差圧式粘度計を直接パ
イプラインに装着する方法がある。
この回転式粘度計による方法は、パイプ内部に円筒又は
円すい体のロータを挿入し、このロータを管外のモータ
で一定回転数で回転させ、その時にロータに働く回転ト
ルクを連続的に測定する方法である。このトルク測定値
は粘度に比例するから、このトルク値から粘度を知るこ
とができる。
しかし、この方法はパイプラインの管内にロータ等の構
造物を入れる必要がある上、管内の流体の流れの影響を
補正する必要がある等の問題がある。
差圧式粘度計による方法は、パイプラインに流量計と差
圧計を設置し、流量Qと圧力損失値ΔPを連続的に測定
し、ハーゲンポアズイユの法則から、ある流量値での見
かけの粘度を測定する方法である。この方法の場合、上
記した回転粘度計を用いる場合のような欠点はないが、
検出される見かけの粘度は、流体の粘度増減傾向を知る
上では参考となるものの、非ニユートン性を知ることは
不可能である。
〔発明の概要〕
本発明は上記した従来技術の欠点を改善するためになさ
れたもので、パイプラインを流れる流体の非ニユートン
性をオンラインで測定できる測定装置を提供しようとす
るものである。
この目的のために本発明は、パイプラインの途中に形成
された少なくとも3つの異なる管径を有する異径管部
と、該各異径管部の差圧を測定する差圧計と、各異径管
部の1つの異径管部の差圧値からニユートン流体と仮定
して他の異径管部の計算差圧値を演算する装置と、該計
算差圧値と前記差圧計からの実測差圧値とを比較する比
較装置とを有することを基本的な特徴とするものであ
る。
ここで、非ニユートン流体の種類について説明してお
く。第3図は流動曲線と呼ばれているもので、横軸にせ
ん断応力τ、縦軸にせん断速度をとつたものである。
パイプ内流れにおいては一般にパイプ壁面におけるせん
断速度とせん断応力で表わしており、これらは下式のよ
うに定義される。
但し、Q:流 量 R:管内半径 ΔP:圧力損失 l:差圧測定区間 R、lは既知であるから、差圧計によりΔP及び流量計
よりQを求めれば、,τが求まることになる。ニユー
トン流体の場合は、,τの関係は次に示すようにハー
ゲンポアズイユの式で表わされる。
図示する各曲線の名称と関係を下式に示す。
ニユートン流体 ビンガム流体 べき乗則流体 n>1:擬塑性流体 n<1:ダイラタント流体 降伏値付きべき乗則流体 但し、η:粘 度 n:レオロジ指数 τ:降伏応方 いま差圧計、流量計により、τ,を求めその比からη
を求めたとしても、ニユートン流体であるとわかつてい
る時は一義的に流動曲線が求まるが、パイプライン内の
流体の性質が不明の時には流体の性質及び流動曲線を知
ることは不可能である。
そこで本発明は、パイプライン中に異径管部を少なくと
も3ケ所設けて、この3ケ所における,τを測定し、
この実測値とニユートン流体と仮定しての計算値とを比
較することにより非ニユートン性をしようとするもので
ある。
〔実施例〕
以下実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
第1図において、パイプライン本管Xの途中に内径差の
ある測定管S,M,Lが介装されており、径差部を構成
している。各測定管S,M,Lには夫々差圧計1S,1M,1L
が装着され、各管の差圧ΔPを計測するように構成され
ている。この差圧計1は、通常の差圧計で良く、静圧計
を2個組合せて差圧計を構成しても良い。測定管S,
M,Lの間はレジユーサRで接続し、流体の流れを阻害
しないようにしておく。また測定管全体をテーパ状に形
成し、長さ方向に離間した3ケ所に計を設けて異径管部
としても良い。
測定管S,M,Lの径は径差があれば任意であるが、こ
の実施例では測定管Mの内半径RMを本管Xの内半径と同
径とし、せん断速度を本管と合致させている。
なお測定管S,M,Lのうち1本を本管Xとしても良
い。またテーパ管を用いる場合には本管Xに1ケ所、テ
ーパ管に2ケ所差圧計を設けるようにする等種々の態様
が可能である。
差圧計1のうち任意の1つの出力を演算器2に接続して
ある。この実施例では中間の内径を有する測定管Mに装
着した差圧計1Mを演算器2に接続してある。
この演算器2は、差圧計1Mからの出力値を基準に他の測
定管S,Lにおける値を演算するものである。この時、
管内を流れる流体をニユートン流体と仮定して演算す
る。この実施例では、演算器を2L,2Sと2個用意し、夫
々、管L,Sにおける値を演算するようにしている。
いま、差圧計1S,1M,1Lからの出力を単位長さ当りの圧力
損失勾配iに換算した信号EL,EM,ESEαΔPατ)とす
ると、演算器2L,2Sでは夫々EMを入力し、EM×BL 4,EM×B
S 4を演算する。ここで、 但し、R:測定管Mの内径 R:測定管Sの内径 R:測定管Lの内径 このEMBL 4,EMBS 4は管を流れる流体をニユートン流体と
仮定して、ハーゲンポアズイユの式から導いた夫々管M
とS,Lの管径差を考慮した値である。これらの値EM,E
M×BL 4,EM×BS 4の各点を第4図と第5図のln−lnτ関
係を示すグラフ上に表示すれば、レオロジ指数n=1の
ニユートン流体を表わす直線上にのる。
上記EM×BL 4,EM×BS 4は差動増幅器3L,3Sに入力され、こ
こで差圧計1L,1Sからの実測値との差分が増幅出力され
る。図示する入力端子の接続では増幅器3L,3Sの出力
εLSは下式で表わされる。
εL=EL-EM×BL 4…… εS=EM×BS 4-ES…… εLSの差分は、測定管S,Lにおけるニユートン流
体からのずれを示すものである。従つて、εLSの大
小や正負を知れば、管内を流れる流体の非ニユートン性
を判断できる。
前述した非ニユートン流体の各種について、εLS
どの様に変化するかを説明する。まず、べき乗則流体の
場合を考えてみる。べき乗則流体の指数nは、レオロジ
指数と呼ばれ、非ニユートン性を表わす1つの指標であ
る。せん断速度とせん断応力の関係を両対数グラフ上に
表わすと、第4図及び第5図のように指数nに応じた傾
きの直線で表わすことができる。また図中には、ニユー
トン流体(n=1)及びεSLを合わせて示してい
る。εSLは下式で表わせれ、BL,BSが装置で定まる定
数であるので、指数nに応じて正負の値をとり、指数n
のニユートン流体(εS=0,εL=0)からのずれを検
出することができる。
次にビンガム流体の場合を説明する。ビンガム流体の流
量と圧力損失の関係は、バツキンガムレイナの式と呼ば
れる次式で表わされ、式中カツコ内の第2項以降が非ニ
ユートン性を表わす項である。
式中の微少項を省略して、ビンガム流体のεSLを表
わすと下式の様に表わすことができる。
εLSは、BL,BSが装置で定まる定数であるので、降伏
値nに比例した値をとり、ニユートン流体(τ0=0、
つまりεL=εS=0)からのずれを検出することができ
る。
以上説明した各流体のεLSの正負関係をまとめる
と、下表の様になる。
実際のパイプライン内の流体では、前述した様な理想的
なビンガム流体やべき乗則流体である場合はむしろ少な
く、両者の性質を合わせ持つ降伏値付きべき乗則流体や
あるいはもつと複雑な曲線を持つ場合が少なくない。こ
の場合には、レオロジ指数nや降伏置τ0の大小の組み
合わせにより、εLSの値は正負を一意的に決めるこ
とができないが、いずれの値でも、εLとεSの両者が同
時に零となることはなく、明らかにニユートン流体(ε
L=εS=0、同時に零)と区別することができる。
上記した出力εLSは、この実施例では更に乗除演算
器4L,4Sに入力させ、ここでEMを除した上、適当なスケ
ーリング定数をかけた上で、表示器5L,5Sに表示するよ
うにしている。演算器4L,4Sからは表示用とは別に制御
用のコントロール信号を出力している。
第2図は他の実施例を示すもので、マイクロプロセツサ
等の演算処理装置7を用いた例を示している。ここでは
差圧計(図示省略)からの出力EL,EM,ESをA/Dコンバー
タ6でデジタル化した上、演算処理装置7により処理し
ている。この処理は、第1図の実施例における定数演算
器2、差動増幅器3、乗除演算器4による処理と同一の
処理である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の測定装置によればパイプ
ラインにおける流体の非ニユートン性をオンラインにて
測定でき、流体の性質の変化を逐次知ることができるた
め、パイプライン操業を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、第2図は
他の実施例を示すブロツク図、第3図はニユートン流体
と非ニユートン流体の性質を示す流動曲線図、第4図と
第5図は実施例の動作を説明する流動曲線図である。 1……差圧計、2……定数演算器、3……差動増幅器、
4……乗除演算器、5……表示器、6……A/Dコンバー
タ、7……演算処理装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプラインの途中に形成された少なくと
    も3つの異なる管径を有する異径管部と、該各異径管部
    の差圧を測定する差圧計と、各異径管部の1つの異径管
    部の差圧値からニユートン流体と仮定して他の異径管部
    の計算差圧値を演算する装置と、該計算差圧値と前記差
    圧計からの実測差圧値とを比較する比較装置とを有する
    ことを特徴とするパイプラインにおける非ニユートン性
    の測定装置。
JP3536286A 1986-02-21 1986-02-21 パイプラインにおける非ニユ−トン性の測定装置 Expired - Lifetime JPH0654287B2 (ja)

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