JPH0654544U - ピルファープルーフキャップ - Google Patents

ピルファープルーフキャップ

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JPH0654544U
JPH0654544U JP30793U JP30793U JPH0654544U JP H0654544 U JPH0654544 U JP H0654544U JP 30793 U JP30793 U JP 30793U JP 30793 U JP30793 U JP 30793U JP H0654544 U JPH0654544 U JP H0654544U
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JP
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score
vertical score
vertical
cap
ring
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肇 高山
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PRECISION SHIBAZAKI CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 PPリング部に形成する垂直スコアを、幅広
ブリッジ近傍の水平スコアから下端側に向けて延びる第
1垂直スコアと、PPリング部の下端から上方側に向け
て延びる第2垂直スコアとを備え、第1垂直スコアの下
端と第2垂直スコアの上端とがPPリング部の周方向に
所定の間隔を有するように構成し、これら第1垂直スコ
アと第2垂直スコアとの間をPPリング部ブリッジとし
たPPキャップである。 【効果】 従来の同一直線上に垂直スコアを形成したキ
ャップに比べ、キャッピング時のアプリケーション性が
良好となり、しかも開栓時のPPリング部ブリッジの切
れも良好となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、容器が未開封のものであるか開封後のものであるかを確認するため のピルファープルーフリング部を備えた合成樹脂製のピルファープルーフキャッ プ(以下、PPキャップと省略する)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、飲料物等の内容物の詰め替え等の不正防止のために、キャップ開栓 によってキャップの下部(ピルファープルーフリング部)が切り離されるように 構成されたピルファープルーフ特性を有する合成樹脂製のキャップが提供されて いる。 図8及び図9は、従来の合成樹脂製のPPキャップの一例として、特開昭62 −251352号公報に記載されているPPキャップを示すものである。この従 来のPPキャップ1は、図8に示すように、天板部2とその周縁から垂下するス カート部3とで形成されると共に、このスカート部3の下部に複数の幅狭ブリッ ジ4…と1本の幅広ブリッジ5とが残るように円周方向に入れられた水平スコア 6により、このスカート部3が天板部側の主部7と下端側のピルファープルーフ リング部8(以下、PPリング部と略記する)とに区画され、さらにこのPPリ ング部8の前記幅広ブリッジ5の一側部近傍に、ピルファープルーフリング部ブ リッジ9(以下、PPリング部ブリッジと略記する)が残るように垂直スコア1 0を形成して構成されている。 前記スカート部3の主部7内周壁面には、螺子部11が形成されているととも に、PPリング部8の内周壁面には、このPPキャップ1を装着するべき容器口 部の螺子部下方に設けられたPPリング係止用の係止段部に係合させるための多 数のウイング12が突設されている。
【0003】 この従来のPPキャップ1では、PPリング部8に設けられた垂直スコア10 が、図9に示すように、PPリング部8の垂直方向に隔置された一対の垂直方向 に延びるスコア線13,14と、これらスコア線13,14の間の残留部分であ るPPリング部ブリッジ9の早期破壊を防止するためにこのPPリング部ブリッ ジ9と水平方向にほぼ整列するように形成された安定化スコア線15とから構成 されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来のPPキャップには次のような問題があった。 アプリケーション性の悪さ このPPキャップを容器口部に装着する際に、PPリング部8は容器口部に設 けられた係止段部を乗り越える時に広げられ、それによってスコア線13,14 も広げられるが、この従来品ではPPリング部に形成された一対のスコア線13 ,14が同一直線上に形成されているために、これらスコア線13,14の間に あるブリッジ9が比較的容易に切断されてしまう。 開栓時の垂直スコア切断性の悪さ PPキャップを容器口部に装着し、それを開栓するべく開栓方向に回すと、P Pキャップ1のスカート部主部7は容器口部の螺子部に沿って回転されながら上 昇し、一方、PPリング部8はその内周壁面に設けられたウイング12が容器口 部の係止段部に当接して上方への移動を阻止することにより、スカート部主部7 とPPリング部8とを繋ぎ止めている幅狭ブリッジ4…が破壊され、PPリング 部8が主部7から切り離されると共に、PPリング部ブリッジ9が破壊されて、 PPリング部8がバンド状に開かれることになる。ここでPPリング部8のブリ ッジ9に加わる力は上昇方向と回転方向の合力であり、力の作用方向は斜め上方 向の力である。従来のPPキャップ1では、PPリング部8に一対のスコア線1 3,14を同一直線上に設け、これらスコア間をブリッジ9としているために、 開栓時、PPリング部9に斜め上方向の力が作用してもブリッジ9が切断し難く 、開栓時に垂直スコア10を切断することが困難である。
【0005】 本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、キャッピング時のアプリケーショ ン性が良好であり、しかも開栓時の垂直スコア切断性も良好なPPキャップの提 供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、天板部とその周縁から垂下するスカート部とで形成されると共に、 前記スカート部の下部に複数の幅狭ブリッジと1本の幅広ブリッジとが残るよう に円周方向に入れられた水平スコアにより、該スカート部が天板部側の主部と下 端側のPPリング部とに区画され、さらにこのPPリング部の前記幅広ブリッジ 近傍に、PPリング部ブリッジが残るように垂直スコアが形成されてなる合成樹 脂製のPPキャップにおいて、前記垂直スコアは、前記幅広ブリッジ近傍の前記 水平スコアから下端側に向けて延びる第1垂直方向スコアと、PPリング部の下 端から上方側に向けて延びる第2垂直方向スコアとを備え、前記第1垂直方向ス コアの下端と第2垂直方向スコアの上端部とが、PPリング部の周方向に所定の 間隔を有し、かつ第1垂直方向スコアと第2垂直方向スコアとが、PPリング部 の垂直方向で重なり合うラップ部分を有してなることを特徴とするものである。 また、第1垂直方向スコアと第2垂直方向スコアとが、PPリング部の垂直方 向で重なり合うラップ部分を有していることを特徴とするものである。 さらに、前記第1垂直方向スコアの下端部と第2垂直方向スコアの上端部とは PPリング部の周方向に0.3〜1.5mmの間隔を有していることが望ましい。
【0007】
【作用】
本考案のPPキャップは、垂直スコアが、前記幅広ブリッジ近傍の前記水平ス コアから下端側に向けて延びる第1垂直方向スコアと、PPリング部の下端から 上方側に向けて延びる第2垂直方向スコアとを備え、前記第1垂直方向スコアの 下端部と第2垂直方向スコアの上端部とがPPリング部の周方向に所定の間隔を 有し、これら第1垂直方向スコアと第2垂直方向スコアとの間をPPリング部ブ リッジとして構成したものである。この本考案のPPキャップは、キャッピング 時にPPリング部が広げられ、これら垂直スコアも広げられるが、第1垂直方向 スコアの下端部と第2垂直方向スコアの上端部とがPPリング部の周方向に所定 の間隔を有していることにより、双方の垂直スコアが広がってもPPバンド部ブ リッジに直接作用する力は少なくなり、キャッピング時にPPリング部ブリッジ が破壊することがない。 また、容器口部に装着したキャップを開栓方向に回して開栓する場合、PPリ ング部のブリッジには上昇方向と回転方向の合力として斜め上方向の力が加わる 。本考案のPPキャップは、第1垂直方向スコアの下端部と第2垂直方向スコア の上端部とがPPリング部の周方向に所定の間隔を有し、かつ第1垂直方向スコ アと第2垂直方向スコアとが、PPリング部の垂直方向で重なり合うラップ部分 を有し、これら第1垂直方向スコアと第2垂直方向スコアとの間をPPリング部 ブリッジとした構成なので、開栓時にPPリング部に作用する力が、PPリング 部ブリッジを破壊するのに適性な方向の力となり、開栓時にPPリング部ブリッ ジが切れ易くなる。
【0008】
【実施例】
図1は本考案のPPキャップの一実施例を示すものである。このPPキャップ 20は、天板部21とその周縁から垂下するスカート部22とで形成されると共 に、このスカート部22の下部に複数の幅狭ブリッジ23…と1本の幅広ブリッ ジ24とが残るように円周方向に入れられた水平スコア25により、このスカー ト部22が天板部側の主部26と下端側のPPリング部27とに区画され、さら にこのPPリング部27の幅広ブリッジ24の一側部近傍に、PPリング部ブリ ッジ28が残るように垂直スコア29を形成して構成されている。 前記スカート部22の主部26内周壁面には、螺子部30が形成されていると ともに、PPリング部27の内周壁面には、このPPキャップ20を装着するべ き容器口部の螺子部下方に設けられたPPリング係止用の係止段部に係合させる ための多数のウイング31…が突設されている。
【0009】 前記垂直スコア29は、図2に示すように、幅広ブリッジ24の一側部近傍の 前記水平スコア25から下端側に向けて延びる第1垂直方向スコア32と、PP リング部27の下端から上方側に向けて延びる第2垂直方向スコア33とを備え 、前記第1垂直方向スコア32の下端部32aと第2垂直方向スコア33の上端 部33aとがPPリング部27の周方向に所定の間隔Aを有し、かつ第1垂直方 向スコア32と第2垂直方向スコア33とが、PPリング部27の垂直方向で重 なり合うラップ部分Bを有しており、これら第1垂直方向スコア32と第2垂直 方向スコア33との間をPPリング部ブリッジ28とした構成になっている。 これら垂直スコア29は、PPリング部27を貫通するように切断して形成さ れる他、開栓時に容易に切断されるブリッジを残すように切断するか薄い膜が残 るように切断して形成された弱化線であっても良い。
【0010】 前記第1垂直方向スコア32の下端部32aと第2垂直方向スコア33の上端 部33aとのPPリング部27周方向の間隔Aは、0.3mm〜1.5mmの範囲 とするのが望ましい。この間隔Aが0.3mmよりも小さいと、PPリング部ブ リッジ28の強度が弱過ぎて、キャッピングの際にPPリング部27が広がる時 にPPリング部ブリッジ28が切断してしまうおそれがある。一方、間隔Aが1 .5mmより大きいと、PPリング部ブリッジ28の強度が強くなり過ぎて、開 栓時にPPリング部ブリッジ28が切断しなくなるおそれがある。 また、第1垂直方向スコア32と第2垂直方向スコア33とが、PPリング部 27の垂直方向で重なり合うラップ部分Bの寸法は、0<B<1mm程度とする のが望ましい。ラップ部分Bが上記範囲内であれば、第1垂直方向スコア32の 下端部32aと第2垂直方向スコア33の上端部33aとを結ぶ線が、容器口部 に装着されたPPキャップ20を開栓する際にPPリング部27に作用する斜め 上方向の力と同じ若しくは近似し、これら第1垂直方向スコア32と第2垂直方 向スコア33の間に形成されたPPリング部ブリッジ28では開栓時にPPリン グ部27に加わる回転方向と上昇方向との合力である斜め上方向の力を受け易く なり、その結果、開栓時にPPリング部ブリッジ28が切断し易くなる。
【0011】 図2ないし図5によって、このPPキャップ20における垂直スコア29の動 作について説明する。 図2に示す通常状態では、PPリング部27に何等の力も働いておらず、第1 垂直方向スコア32と第2垂直方向スコア33は広がっていない。ついで、この PPキャップ20を容器口部に装着する際には、PPリング部27が容器口部に 形成された係止段部を乗り越える時にPPリング部27が広げられる。図3はこ のPPリング部27が広げられた時の垂直スコア33の状態を示している。図3 に示すように、キャッピング時にPPリング部27が広がる場合には、第1垂直 方向スコア32と第2垂直方向スコア33とがそれぞれ水平方向に引っ張られる ようにして広げられる。この時、第1垂直方向スコア32の下端部32aと第2 垂直方向スコア33の上端部33aとがPPリング部27の周方向に所定の間隔 Aを有するように、ずらせてあるので、双方の垂直スコアが広がってもPPリン グ部ブリッジ28に直接作用する力は少なくなり、キャッピング時にPPリング 部ブリッジ28が破壊することがない。
【0012】 ついで、容器口部に装着されたPPキャップ20を開栓方向に回して開栓する 場合、PPキャップ20のスカート部主部26は容器口部の螺子部に沿って回転 されながら上昇し、一方、PPリング部27はその内周壁面に設けられたウイン グ31が容器口部の係止段部に当接して上方への移動を阻止することにより、ス カート部主部26とPPリング部27とを繋ぎ止めている幅狭ブリッジ23…が 破壊され、PPリング部27が切断される。 また、幅狭ブリッジ23…の破壊の直後にPPリング部27には、図4に示す ように上昇方向と回転方向の合力が作用し、この斜め上方向の力によって図5に 示すようにPPリング部ブリッジ28が切断され、PPリング部27は開かれて バンド状になる。ここで、本例のPPキャップ20は、第1垂直方向スコア32 の下端部32aと第2垂直方向スコア33の上端部33aとがPPリング部27 の周方向に所定の間隔Aを有し、かつ第1垂直方向スコア32と第2垂直方向ス コア33とがPPリング部27の垂直方向で所定の長さ重なり合うラップ部分B を有し、これら第1垂直方向スコア32と第2垂直方向スコア33との間をPP リング部ブリッジ28とした構成なので、開栓時にPPリング部27に作用する 力が、PPリング部ブリッジ28を破壊するのに適性な方向の力となり、その結 果、開栓時にPPリング部ブリッジ28が切れ易い構造になっている。
【0013】 図6は、このPPキャップ20の開栓後の状態を示すものであって、図中符号 34は容器の口部、35は容器の螺子部、36は螺子部35の下方に設けられた 係止段部、37は係止段部36の下方に鍔状に形成されたボトルネック部である 。この容器口部34に装着した後、開栓されたPPキャップ20は、この図に示 すように、スカート部主部26とPPリング部27とを繋ぎ止めている幅狭ブリ ッジ23…が破壊されてPPリング部27がスカート部主部26から切り離され るとともに、PPリング部ブリッジ28が切断され、PPリング部27はバンド 状に開かれた状態となり、幅広ブリッジ24でのみ連結した状態となる。
【0014】 この実施例のPPキャップ20は、垂直スコア29が、幅広ブリッジ24の一 側部近傍の水平スコア25から下端側に向けて延びる第1垂直方向スコア32と 、PPリング部27の下端から上方側に向けて延びる第2垂直方向スコア33と を備え、第1垂直方向スコア32の下端部32aと第2垂直方向スコア33の上 端部33aとがPPリング部27の周方向に所定の間隔Aを有し、かつ第1垂直 方向スコア32と第2垂直方向スコア33とが、PPリング部27の垂直方向で 重なり合うラップ部分Bを有し、これら第1垂直方向スコア32と第2垂直方向 スコア33との間をPPリング部ブリッジ28として構成したものなので、この PPキャップ20を容器口部34にキャッピングする場合、PPリング部27が 容器口部34の係止段部36を乗り越える時にPPリング部27の広がりに伴っ てこれら第1,第2垂直方向スコア32,33が広げられるが、第1垂直方向スコア 32の下端部32aと第2垂直方向スコア33の上端部33aとがPPリング部 27の周方向に所定の間隔Aを有していることにより、双方の垂直スコア32, 33が広がってもPPバンド部ブリッジ28に直接作用する力は少なくなり、キ ャッピング時にPPリング部ブリッジ28が破壊することがなく、キャッピング の際のアプリケーション性が良好となる。 また、容器口部34に装着したPPキャップ20を開栓方向に回して開栓する 場合、PPリング部27のブリッジ28には、上昇方向と回転方向の合力として 斜め上方向の力が加わることになる。このPPキャップ20は、第1垂直方向ス コア32の下端部32aと第2垂直方向スコア33の上端部33aとがPPリン グ部27の周方向に所定の間隔Aを有し、かつ第1垂直方向スコア32と第2垂 直方向スコア33とが、PPリング部27の垂直方向で重なり合うラップ部分B を有し、これら第1垂直方向スコア32と第2垂直方向スコア33との間をPP リング部ブリッジ28とした構成なので、開栓時にPPリング部27に作用する 力が、PPリング部ブリッジ28を破壊するのに適性な方向の力となり、開栓時 にPPリング部ブリッジ28が切れ易くなる。従って、開栓時にPPリング部2 7が確実に切り離されてキャップ開栓表示を確実に行うことができる。
【0015】 また、先の実施例では、第1垂直方向スコア32及び第2垂直方向スコア33 とをそれぞれ1個づつとしたが、これら第1垂直方向スコア32及び第2垂直方 向スコア33は1個に限らず、複数個形成しても良い。図7は第1垂直方向スコ ア32及び第2垂直方向スコア33のうち、第2垂直方向スコア33を2個とし た場合を例示するものである。この例のPPキャップは、水平スコア25からP Pリング部27の下端側に向けて延びる第1垂直方向スコア32と、この第1ス コア32の延長線の両側に所定の間隔をおいて第2垂直方向スコア33を2個形 成したものである。
【0016】 なお、上記各実施例においては、PPキャップを開栓した後、バンド状に開か れたPPリング部27が幅広ブリッジ24によってスカート部主部26に接続さ れた状態となるが、この切断されたバンドをスカート部主部26から容易に切り 取ることができるように、幅広ブリッジ24の部分の長さを適宜に調整したり、 或いは幅広ブリッジ24に弱化線や補助スコアを形成しても良い。 また、上記各実施例においては、第1垂直方向スコア32及び第2垂直方向ス コア33を垂直に形成したが、これらスコア32,33はほぼ垂直方向に沿って 延び、かつ各スコア32,33間に間隔(ブリッジ28)が形成されるものであ れば良く、これらスコア32,33の少なくとも一方を斜めに形成しすることも 可能である。 また、上記各実施例においては、幅広ブリッジの一側部近傍にのみ垂直スコア を形成したが、幅広ブリッジの両側に垂直スコアを形成しても良い。
【0017】 (実験例) ポリプロピレン(メルトインデックス 2〜3、密度0.91)製PPキャップ (28mm径)を使用して、PPリング部に図8及び図9に示す従来方式の垂直 スコアを形成したキャップ(比較例という)と、本考案に係る図1及び図2に示 す垂直スコアを形成したキャップ(実施例という)を作製し、容器口部に装着す る際のアプリケーション性、及び開栓性のテストを行った。 比較例キャップは、図9に示すように上下のスコア13,14を同一直線上に 設け、その間のブリッジに隣接させて安定化スコア15を設けたものであり、こ れらのスコア13,14,15はPPリング部を貫通して形成した。また上下のスコア13 ,14間のブリッジ長さは0.5mmとした。 また、実施例キャップは、図2に示すように第1垂直方向スコア32と第2垂 直方向スコア33とを、PPリング部周方向にずらして形成した。これらスコア 32,33はPPリング部を貫通して形成した。また、第1垂直方向スコア32と第 2垂直スコア33との周方向の間隔Aは、0.3mm、0.5mm、1.0mm及 び1.5mmの4種類とし、ラップ部分Bは全て0.5mmとした。
【0018】 比較例キャップと実施例キャップを、28mm口径のPETボトルの口部にキ ャッピングした。この時のキャッピング条件は、 ・キャッピングヘッド:アルコア製 マグナトルク ・トッププレッシャー:30kg ・閉めトルク:15kg・cm とした。
【0019】 アプリケーション性のテストは、試験キャップをボトルに巻締める時にPPリ ング部ブリッジの破壊の有無を目視にて検査し、このブリッジの破壊が全く無い キャップを○、1本でも破壊したものを×とした(n=100)。 また、開栓性のテストは、適性に巻締められた試験キャップを開栓し、PPリ ング部ブリッジが容易に切断されるか否かを確認し、全数容易に切れたものを○ 、ボトルの螺子に対しキャップの螺子が外れ、キャップ全体を引張り上げること でPPリング部ブリッジが切れた切断不良品が全体の3割程度あるものを△、切 断不良品が3割以上あるものを×とした(n=100)。 これらのテスト結果を表1に記す。
【0020】
【表1】
【0021】 表1のテスト結果より、本考案に係るキャップは、PPリング部の垂直スコア を改良したことにより、従来方式の垂直スコアを有するキャップに比べ、キャッ ピング時のアプリケーション性が良好となり、しかも開栓時のPPリング部ブリ ッジの切れも良好となることが確認された。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のPPキャップは、PPリング部に形成する垂直 スコアを、幅広ブリッジの一側部近傍の水平スコアから下端側に向けて延びる第 1垂直方向スコアと、PPリング部の下端から上方側に向けて延びる第2垂直方 向スコアとを備え、第1垂直方向スコアの下端部と第2垂直方向スコアの上端部 とがPPリング部の周方向に所定の間隔を有するように構成し、これら第1垂直 方向スコアと第2垂直方向スコアとの間をPPリングブリッジとしたものなので 、容器口部にキャッピングする場合、PPリング部が容器口部の係止段部を乗り 越える時にPPリング部の広がりに伴ってこれら垂直スコアが広げられても、第 1垂直方向スコアの下端部と第2垂直方向スコアの上端部とがPPリング部の周 方向に所定の間隔を有していることにより、PPバンド部ブリッジに直接作用す る力が少なくなり、キャッピング時にPPリング部ブリッジが破壊することがな く、キャッピングの際のアプリケーション性が良好となる。
【0023】 また、容器口部に装着したPPキャップを開栓方向に回して開栓する場合、P Pリング部のブリッジには上昇方向と回転方向の合力として斜め上方向の力が加 わることになる。このPPキャップは、第1垂直方向スコアの下端部と第2垂直 方向スコアの上端部とがPPリング部の周方向に所定の間隔を有し、かつ第1垂 直方向スコアと第2垂直方向スコアとが、PPリング部の垂直方向で重なり合う ラップ部分を有し、これら第1垂直方向スコアと第2垂直方向スコアとの間をP Pリング部ブリッジとした構成なので、開栓時にPPリング部に作用する力が、 PPリング部ブリッジを破壊するのに適性な方向の力となり、開栓時にPPリン グ部ブリッジが切れ易くなる。従って、開栓時にPPリング部が確実に切り離さ れてキャップ開栓表示を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すPPキャップの斜視図
である。
【図2】同じPPキャップの要部拡大図である。
【図3】同じPPキャップにおける垂直スコアの動作を
説明するもので、キャッピング時の状態を示す要部拡大
図である。
【図4】同じく、開栓時の状態を示す要部拡大図であ
る。
【図5】同じく、PPリング部の切断状態を示す要部拡
大図である。
【図6】同じPPキャップを容器に装着し開栓した状態
を示す斜視図である。
【図7】本考案のPPキャップの変形例を示す要部拡大
図である。
【図8】従来のPPキャップの一例を示す斜視図であ
る。
【図9】図8のPPキャップの要部拡大図である。
【符号の説明】
20……PPキャップ(ピルファープルーフキャッ
プ)、21……天板部、22……スカート部、23……
幅狭ブリッジ、24……幅広ブリッジ、25……水平ス
コア、26……主部、27……PPリング部(ピルファ
ープルーフリング部)28……PPリング部ブリッジ、
29……垂直スコア、30……螺子部、31……ウイン
グ、32……第1垂直方向スコア、32a……下端部、
33……第2垂直方向スコア、33a……上端部、34
……容器口部、35……螺子部、36……係止段部、3
7……ボトルネック部、A……第1垂直方向スコアと第
2垂直方向スコアの周方向の間隔、B……ラップ部分。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板部とその周縁から垂下するスカート
    部とで形成されると共に、前記スカート部の下部に複数
    の幅狭ブリッジと1本の幅広ブリッジとが残るように円
    周方向に入れられた水平スコアにより、該スカート部が
    天板部側の主部と下端側のピルファープルーフリング部
    とに区画され、さらにこのピルファープルーフリング部
    の前記幅広ブリッジ近傍に、ピルファープルーフリング
    部ブリッジが残るように垂直スコアが形成されてなる合
    成樹脂製キャップにおいて、 前記垂直スコアは、前記幅広ブリッジ近傍の前記水平ス
    コアから下端側に向けて延びる第1垂直方向スコアと、
    ピルファープルーフリング部の下端から上方側に向けて
    延びる第2垂直方向スコアとを備え、前記第1垂直方向
    スコアの下端部と第2垂直方向スコアの上端部とが、ピ
    ルファープルーフリング部の周方向に所定の間隔を有し
    てなることを特徴とするピルファープルーフキャップ。
  2. 【請求項2】 前記第1垂直方向スコアと第2垂直方向
    スコアとが、ピルファープルーフリング部の垂直方向で
    重なり合うラップ部分を有していることを特徴とする請
    求項1記載のピルファープルーフキャップ。
  3. 【請求項3】 前記第1垂直方向スコアの下端部と第2
    垂直方向スコアの上端部とが、ピルファープルーフリン
    グ部の周方向に0.3〜1.5mmの間隔を有しているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のピルファープルー
    フキャップ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003312696A (ja) * 2002-04-25 2003-11-06 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製キャップ体

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JP2003312696A (ja) * 2002-04-25 2003-11-06 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製キャップ体

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Effective date: 19981110