JPH0654997B2 - 増幅器の保護回路 - Google Patents
増幅器の保護回路Info
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- JPH0654997B2 JPH0654997B2 JP13260688A JP13260688A JPH0654997B2 JP H0654997 B2 JPH0654997 B2 JP H0654997B2 JP 13260688 A JP13260688 A JP 13260688A JP 13260688 A JP13260688 A JP 13260688A JP H0654997 B2 JPH0654997 B2 JP H0654997B2
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- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、いわゆる直流保護回路を有する増幅器を、
この増幅器の電気的特性を設定するための部分からなる
制御情報収納体とその他の部分からなる増幅器本体とに
分割し、これらの制御情報収納体と本体とを分離・結合
自在に構成してなる増幅器において、この分離・結合に
よる誤動作から回路および負荷を保護したり、ノイズを
防止するための保護回路に関する。
この増幅器の電気的特性を設定するための部分からなる
制御情報収納体とその他の部分からなる増幅器本体とに
分割し、これらの制御情報収納体と本体とを分離・結合
自在に構成してなる増幅器において、この分離・結合に
よる誤動作から回路および負荷を保護したり、ノイズを
防止するための保護回路に関する。
[従来の技術] オーディオシステムにおいては、パワーアンプとスピー
カシステムとの組合せ、設置環境および演奏しようとす
る音楽の種類等に応じてプリアンプやパワーアンプ等か
らなる電気回路の特性を調整することがしばしば行なわ
れる。
カシステムとの組合せ、設置環境および演奏しようとす
る音楽の種類等に応じてプリアンプやパワーアンプ等か
らなる電気回路の特性を調整することがしばしば行なわ
れる。
しかしながら、このような調整は、例えばトーンコント
ロールやグライコ等により周波数特性のみを調整する場
合であっても一般ユーザにとって適正に行なうことは比
較的困難である。
ロールやグライコ等により周波数特性のみを調整する場
合であっても一般ユーザにとって適正に行なうことは比
較的困難である。
ところで、本出願人は、先に、スピーカシステムのスピ
ーカユニットを、このユニットの振動体に対する大気反
作用を打ち消すように駆動することによって、スピーカ
システムのキャビネットを小形化し、かつより低域まで
再生可能にした音響装置を出願した(特願昭62−33
4262号(特開平1−302997号)等)。このよ
うな音響装置においては、前記大気反作用の打消の度合
を変えれば、スピーカシステムのQ値等の特性を変える
ことができる。しかし、音響に影響するQ値(ダンピン
グまたは制動特性)を調整すると、このQ値の変化に伴
い周波数特性(特に低域特性)も変化するため、この周
波数特性の補償をも行なう必要があり、このような音質
と周波数特性の双方の設定を適正に行なうことは、一般
ユーザにとってはもはや不可能に近いと考えられる。
ーカユニットを、このユニットの振動体に対する大気反
作用を打ち消すように駆動することによって、スピーカ
システムのキャビネットを小形化し、かつより低域まで
再生可能にした音響装置を出願した(特願昭62−33
4262号(特開平1−302997号)等)。このよ
うな音響装置においては、前記大気反作用の打消の度合
を変えれば、スピーカシステムのQ値等の特性を変える
ことができる。しかし、音響に影響するQ値(ダンピン
グまたは制動特性)を調整すると、このQ値の変化に伴
い周波数特性(特に低域特性)も変化するため、この周
波数特性の補償をも行なう必要があり、このような音質
と周波数特性の双方の設定を適正に行なうことは、一般
ユーザにとってはもはや不可能に近いと考えられる。
そこで、このような問題点を解消するために、本発明者
等は、前記スピーカユニットを駆動するための増幅器
を、この増幅器の電気的特性を設定するための部分から
なる制御情報収納体とその他の部分からなる増幅器本体
とに分割してこれらの制御情報収納体と本体とを分離・
結合自在に構成し、ユーザ等は、スピーカシステムの種
類や演奏しようとする音楽の種類等に応じて予め用意さ
れた制御情報収納体を前記本体に結合することによって
スピーカシステムや演奏しようとする音楽の種類等に対
して適正な電気特性に容易に設定することができるよう
にした駆動装置および制御情報収納体を案出した。この
駆動装置および制御情報収納体は、本出願人により昭和
63年5月25日付にて特許出願された。
等は、前記スピーカユニットを駆動するための増幅器
を、この増幅器の電気的特性を設定するための部分から
なる制御情報収納体とその他の部分からなる増幅器本体
とに分割してこれらの制御情報収納体と本体とを分離・
結合自在に構成し、ユーザ等は、スピーカシステムの種
類や演奏しようとする音楽の種類等に応じて予め用意さ
れた制御情報収納体を前記本体に結合することによって
スピーカシステムや演奏しようとする音楽の種類等に対
して適正な電気特性に容易に設定することができるよう
にした駆動装置および制御情報収納体を案出した。この
駆動装置および制御情報収納体は、本出願人により昭和
63年5月25日付にて特許出願された。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このように音響装置や駆動装置の特性を
変化させる目的で、装置の回路の一部を前記制御情報収
納体のようにカートリッジ化して交換できるようにした
場合、この制御情報収納体すなわちカートリッジを抜き
差しするときにノイズ(バツ音)が発生する。そして、
このカートリッジへの入出力信号がディジタル信号であ
る場合は、デジタル機器ではもともとエラーの発生を見
込んでおり、信号が途切れたり、大きなノイズが加わっ
たときには、自動的に信号をミュートしたり、補間する
ようなシステムが一般に知られているため、このような
システムを適用することにより、ノイズを除去すること
が可能である。しかし、前記カートリッジがオーディオ
信号等のアナログ信号を直接入力し、また出力するもの
である場合には、前記バツ音は、何らかの手段を工夫し
ない限り信号に混入してしまい、音響(ノイズ)として
出力されてしまうという不都合がある。
変化させる目的で、装置の回路の一部を前記制御情報収
納体のようにカートリッジ化して交換できるようにした
場合、この制御情報収納体すなわちカートリッジを抜き
差しするときにノイズ(バツ音)が発生する。そして、
このカートリッジへの入出力信号がディジタル信号であ
る場合は、デジタル機器ではもともとエラーの発生を見
込んでおり、信号が途切れたり、大きなノイズが加わっ
たときには、自動的に信号をミュートしたり、補間する
ようなシステムが一般に知られているため、このような
システムを適用することにより、ノイズを除去すること
が可能である。しかし、前記カートリッジがオーディオ
信号等のアナログ信号を直接入力し、また出力するもの
である場合には、前記バツ音は、何らかの手段を工夫し
ない限り信号に混入してしまい、音響(ノイズ)として
出力されてしまうという不都合がある。
また、このように回路の一部をカートリッジ化した装置
においては、カートリッジの有無を検出する必要が生じ
る。例えば前記装置の電気的特性を負帰還によって設定
する場合、この負帰還のための回路を収納したカートリ
ッジを分離した状態では本体側のアンプが無帰還状態と
なって、ノイズ成分が大利得(開放利得)で増幅されて
出力されたり、アンプが発振して超音波領域の出力が発
生し、気がつかないうちに回路素子や負荷が発熱、劣化
または破壊する等のおそれがある。
においては、カートリッジの有無を検出する必要が生じ
る。例えば前記装置の電気的特性を負帰還によって設定
する場合、この負帰還のための回路を収納したカートリ
ッジを分離した状態では本体側のアンプが無帰還状態と
なって、ノイズ成分が大利得(開放利得)で増幅されて
出力されたり、アンプが発振して超音波領域の出力が発
生し、気がつかないうちに回路素子や負荷が発熱、劣化
または破壊する等のおそれがある。
なお、従来のパアーアンプは、電源投入直後の過渡時の
不安定動作状態におけるノイズを防止するため電源投入
直後の所定の時間、出力を禁止するミュート回路や故障
等により出力端に直流電圧が発生したときこれを検出し
て出力を遮断し、回路や負荷を保護する直流保護回路を
設けられたものが多い。
不安定動作状態におけるノイズを防止するため電源投入
直後の所定の時間、出力を禁止するミュート回路や故障
等により出力端に直流電圧が発生したときこれを検出し
て出力を遮断し、回路や負荷を保護する直流保護回路を
設けられたものが多い。
この発明の目的は、前記直流保護回路を有する増幅器
を、この増幅器の電気的特性を設定するための部分から
なる制御情報収納体とその他の部分からなる増幅器本体
とに分割し、これらの制御情報収納体と本体とを分離・
結合自在に構成してなる増幅器において、この分離・結
合による結合時のノイズが音響として出力されるのを防
止したり、前記制御情報収納体を本体から分離中におけ
る発振等の異常動作や結合直後の過渡動作によるノイズ
や誤動作から回路および負荷を保護するための保護回路
を提供することにある。
を、この増幅器の電気的特性を設定するための部分から
なる制御情報収納体とその他の部分からなる増幅器本体
とに分割し、これらの制御情報収納体と本体とを分離・
結合自在に構成してなる増幅器において、この分離・結
合による結合時のノイズが音響として出力されるのを防
止したり、前記制御情報収納体を本体から分離中におけ
る発振等の異常動作や結合直後の過渡動作によるノイズ
や誤動作から回路および負荷を保護するための保護回路
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記課題を達成するため、この発明では、前記増幅器本
体と制御情報収納体との双方に回路要素を分散配置し、
前記本体と収納体とが分離した状態では、これらの回路
要素の一部により前記直流保護回路の入力に直流電圧を
印加する直流バイアス回路が形成されるように、かつ前
記本体と収納体とが結合した状態では前記分散配置した
回路要素の全部、前記収納体の接続端子の一部および対
応する本体側端子により前記直流バイアス回路に代わっ
て実質的に零の電圧を前記直流保護回路の入力に印加す
る電源分圧回路が形成されるように構成してある。
体と制御情報収納体との双方に回路要素を分散配置し、
前記本体と収納体とが分離した状態では、これらの回路
要素の一部により前記直流保護回路の入力に直流電圧を
印加する直流バイアス回路が形成されるように、かつ前
記本体と収納体とが結合した状態では前記分散配置した
回路要素の全部、前記収納体の接続端子の一部および対
応する本体側端子により前記直流バイアス回路に代わっ
て実質的に零の電圧を前記直流保護回路の入力に印加す
る電源分圧回路が形成されるように構成してある。
[作用] したがって、この発明によれば、前記本体と収納体とが
分離した状態では、前記直流保護回路の入力に直流電圧
が加算されるため、直流保護回路はこの直流電圧を検出
して増幅器の出力を遮断する。一方、前記本体と収納体
とが結合した状態では、この発明の保護回路から前記直
流保護回路の入力に加算される電圧は零であるため、増
幅器が正常動作状態にあれば増幅器の出力は負荷、例え
ばスピーカに送出される。
分離した状態では、前記直流保護回路の入力に直流電圧
が加算されるため、直流保護回路はこの直流電圧を検出
して増幅器の出力を遮断する。一方、前記本体と収納体
とが結合した状態では、この発明の保護回路から前記直
流保護回路の入力に加算される電圧は零であるため、増
幅器が正常動作状態にあれば増幅器の出力は負荷、例え
ばスピーカに送出される。
[効果] このように、この発明によれば、制御情報収納体の分離
・結合を検出して分離時は増幅器本体からの出力を遮断
し、結合時かつ正常動作時のみ増幅器本体からの出力を
可能化しているため、制御情報収納体の分離・結合によ
る結合時のバツ音や結合直後の過渡動作および分離中の
異常または誤動作によるノイズおよび異常出力は遮断さ
れ、ノイズが音響として発生することによる不快感が防
止され、かつ回路および負荷がノイズおよび異常出力等
による発熱、劣化および破壊等から保護される。
・結合を検出して分離時は増幅器本体からの出力を遮断
し、結合時かつ正常動作時のみ増幅器本体からの出力を
可能化しているため、制御情報収納体の分離・結合によ
る結合時のバツ音や結合直後の過渡動作および分離中の
異常または誤動作によるノイズおよび異常出力は遮断さ
れ、ノイズが音響として発生することによる不快感が防
止され、かつ回路および負荷がノイズおよび異常出力等
による発熱、劣化および破壊等から保護される。
前記制御情報収納体すなわちカートリッジの有無を検出
する方法としては、カートリッジの接続端子、例えばコ
ネクタの接点そのものを用いる方法と、別のスイッチで
検出する方法とが考えられるが、別のスイッチによる
と、精度その他問題が多く、確実性に欠ける。この発明
では、コネクタの接点そのものでカートリッジの有無を
検出するようにしているため、確実な検出を行なうこと
ができる。
する方法としては、カートリッジの接続端子、例えばコ
ネクタの接点そのものを用いる方法と、別のスイッチで
検出する方法とが考えられるが、別のスイッチによる
と、精度その他問題が多く、確実性に欠ける。この発明
では、コネクタの接点そのものでカートリッジの有無を
検出するようにしているため、確実な検出を行なうこと
ができる。
また、この発明では、オーディオ機器がもともとスピー
カや回路保護のために持っているDCプロテクション回
路(直流保護回路)をそのまま利用して制御情報収納体
の分離・結合に対する保護を行なうようにしため、回路
構成が簡略である。
カや回路保護のために持っているDCプロテクション回
路(直流保護回路)をそのまま利用して制御情報収納体
の分離・結合に対する保護を行なうようにしため、回路
構成が簡略である。
さらに、この発明では、本体の種類ごとに前記電源分圧
回路に関わる回路の定数または構成を変えておくことに
よってその本体と適合する制御情報収納体を結合したと
きのみ選択的に増幅器の出力を発生させることができ
る。すなわち、増幅器本体において、自身に適合する制
御情報収納体のみを識別することができる。しかも、こ
の識別は保護回路用の端子により行なうため、端子数を
増加させることなく実現することができる。
回路に関わる回路の定数または構成を変えておくことに
よってその本体と適合する制御情報収納体を結合したと
きのみ選択的に増幅器の出力を発生させることができ
る。すなわち、増幅器本体において、自身に適合する制
御情報収納体のみを識別することができる。しかも、こ
の識別は保護回路用の端子により行なうため、端子数を
増加させることなく実現することができる。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は、この発明の一実施例に係る増幅器の全体構成
を示す。同図の増幅器は、互いに別体に形成された増幅
器本体1とカートリッジ2とを、本体1に配設されたジ
ャック31とカートリッジ2に配設された差込端子部3
2とからなるコネクタによって、結合(接続)したもの
である。
を示す。同図の増幅器は、互いに別体に形成された増幅
器本体1とカートリッジ2とを、本体1に配設されたジ
ャック31とカートリッジ2に配設された差込端子部3
2とからなるコネクタによって、結合(接続)したもの
である。
本体1は、パワーアンプ11、帰還回路12、DCプロ
テクション回路13、ミユート回路14、リレー15お
よび前記ジャック31等を具備する。このジャック31
には、9個の本体側端子P11〜P19が設けられている。
テクション回路13、ミユート回路14、リレー15お
よび前記ジャック31等を具備する。このジャック31
には、9個の本体側端子P11〜P19が設けられている。
カートリッジ2は、プリント配線基板21およびこのプ
リント配線基板21上に配設されたプリアンプ22、帰
還増幅器23および前記差込端子部32等を具備する。
この差込端子部32は、プリント配線基板21の一部と
して形成されており、9個の接続端子P21〜P29がプリ
ント配線基板21上の回路パターンとして設けられてい
る。
リント配線基板21上に配設されたプリアンプ22、帰
還増幅器23および前記差込端子部32等を具備する。
この差込端子部32は、プリント配線基板21の一部と
して形成されており、9個の接続端子P21〜P29がプリ
ント配線基板21上の回路パターンとして設けられてい
る。
このカートリッジ側の差込端子部32を前記本体側のジ
ャック31に差し込むことにより、それぞれの対応する
端子P21とP11、P22とP12、……、P29とP19がそれ
ぞれ接続され、本体1とカートリッジ2とが結合され
る。
ャック31に差し込むことにより、それぞれの対応する
端子P21とP11、P22とP12、……、P29とP19がそれ
ぞれ接続され、本体1とカートリッジ2とが結合され
る。
カートリッジ2に配設された前記接続端子P21〜P29の
うち、最両端の端子P21とP29は、ブロテクション端子
であり、他の端子P22〜P28より短くしてある。また、
本体1からカートリッジ2への電源B+,B−供給端子
P22,P28とプロテクション端子P21,P29をカートリ
ッジ2内で第1図に示すように抵抗R1と抵抗R2で接
続してある。さらに、本体1側では、本体側端子P11と
P19とをジャンパ接続し、かつカートリッジ2への電源
B+供給端子P12と端子P11,P19の接続点との間に抵
抗R3を接続し、この接続点をDCプロテクション回路
13の入力に接続してある。そして、これらの抵抗
R1,R2,R3の抵抗値をR2≒R1R3に設定し
てある。
うち、最両端の端子P21とP29は、ブロテクション端子
であり、他の端子P22〜P28より短くしてある。また、
本体1からカートリッジ2への電源B+,B−供給端子
P22,P28とプロテクション端子P21,P29をカートリ
ッジ2内で第1図に示すように抵抗R1と抵抗R2で接
続してある。さらに、本体1側では、本体側端子P11と
P19とをジャンパ接続し、かつカートリッジ2への電源
B+供給端子P12と端子P11,P19の接続点との間に抵
抗R3を接続し、この接続点をDCプロテクション回路
13の入力に接続してある。そして、これらの抵抗
R1,R2,R3の抵抗値をR2≒R1R3に設定し
てある。
これらの抵抗R1,R2,R3は、本体1とカートリッ
ジ2との分離および結合の状態に応じて直流バイアス回
路および電源分圧回路を形成し、前記状態に応じた直流
電圧を発生してDCプロテクション回路13の入力に加
算する結合・分離保護回路を構成している。DCプロテ
クション回路13は、増幅器の正常動作時はリレー15
をオンしてパワーアンプ11の出力をスピーカ端子PO
に接続されたスピーカ(図示しない)に供給させるとと
もに、カートリッジ2が分離されて前記結合・分離保護
回路から直流電圧が出力されたときはリレー15をオフ
させて前記スピーカへの信号電力供給を遮断し、これに
より、カートリッジ2の分離中の増幅器の不安定または
異常動作による悪影響からスピーカおよび増幅器を保護
する。
ジ2との分離および結合の状態に応じて直流バイアス回
路および電源分圧回路を形成し、前記状態に応じた直流
電圧を発生してDCプロテクション回路13の入力に加
算する結合・分離保護回路を構成している。DCプロテ
クション回路13は、増幅器の正常動作時はリレー15
をオンしてパワーアンプ11の出力をスピーカ端子PO
に接続されたスピーカ(図示しない)に供給させるとと
もに、カートリッジ2が分離されて前記結合・分離保護
回路から直流電圧が出力されたときはリレー15をオフ
させて前記スピーカへの信号電力供給を遮断し、これに
より、カートリッジ2の分離中の増幅器の不安定または
異常動作による悪影響からスピーカおよび増幅器を保護
する。
この実施例の結合・分離保護回路は、オーディオ機器が
もともと持っている電源オン時のミュート回路やスピー
カ保護のためのDCプロテクション回路をそのまま利用
できるように構成したことと、抵抗値により端子数を増
やすことなくカートリッジの種類の識別を可能にした点
に特徴を有している。
もともと持っている電源オン時のミュート回路やスピー
カ保護のためのDCプロテクション回路をそのまま利用
できるように構成したことと、抵抗値により端子数を増
やすことなくカートリッジの種類の識別を可能にした点
に特徴を有している。
先ず、第1図のDCプロテクション回路13およびミユ
ート回路14に相当する一般のオーディオ機器のプロテ
クション回路について説明する。
ート回路14に相当する一般のオーディオ機器のプロテ
クション回路について説明する。
このようなプロテクション機能としては、電源オン時の
ミューティング機能と、スピーカ端子POにDC電圧が
発生するのを防ぐDCプロテクション機能があり、通
常、この2つの機能は独立ではなく関連して動作し、結
果的に出力回路に直列に接続されたリレー15をオン・
オフすることにより実現される。第2図はこの回路例を
示す。
ミューティング機能と、スピーカ端子POにDC電圧が
発生するのを防ぐDCプロテクション機能があり、通
常、この2つの機能は独立ではなく関連して動作し、結
果的に出力回路に直列に接続されたリレー15をオン・
オフすることにより実現される。第2図はこの回路例を
示す。
第2図の回路において、電源が投入されると、コンデン
サC1が抵抗R6を介してチャージされる。そして、一
定の時間を経過し、コンデンサC1の端子電圧がトラン
ジスタTR3のベース・エミッタ間オン電圧(VBE=約
0.6V)を超えると、トランジスタTR3がオンし、
このトランジスタTR3のコレクタ電流が抵抗R7を通
じてベース電流となることによりトランジスタTR4が
オンする。これにより、リレー15が付勢されてオンす
る。この電源投入後リレー15がオンするまでの一定の
時間が電源オン時のミュート時間であり、通常、2〜5
秒になるように抵抗R6およびコンデンサC1の値が決
定されている。
サC1が抵抗R6を介してチャージされる。そして、一
定の時間を経過し、コンデンサC1の端子電圧がトラン
ジスタTR3のベース・エミッタ間オン電圧(VBE=約
0.6V)を超えると、トランジスタTR3がオンし、
このトランジスタTR3のコレクタ電流が抵抗R7を通
じてベース電流となることによりトランジスタTR4が
オンする。これにより、リレー15が付勢されてオンす
る。この電源投入後リレー15がオンするまでの一定の
時間が電源オン時のミュート時間であり、通常、2〜5
秒になるように抵抗R6およびコンデンサC1の値が決
定されている。
パワーアンプ11の出力としては音楽信号等の音響信号
(交流)が出力されるが、機器の故障等でこの出力に直
流電圧が発生すると負荷であるスピーカを壊すことがあ
るため、パワーアンプ11の出力の直流分を検出してリ
レー15をオフさせる必要がある。トランジスタT
R1、ダイオードD1およびトランジスタTR2からな
るDCプロテクション回路13はこのためのものであ
る。第2図の回路において、パワーアンプ11の出力
は、抵抗R4を通りコンデンサC2に印加されるが、交
流分はこのコンデンサC2でアース側にバイパスされる
ため、コンデンサC2の両端にはパワーアンプ11の出
力の直流分に応じた電圧が生じる。ここで、抵抗R4お
よびコンデンサC2による時定数は可聴域以下に選んで
ある。このコンデンサC2の両端に生じた電圧は抵抗R
5を通してDCプロテクション回路13に入力される。
(交流)が出力されるが、機器の故障等でこの出力に直
流電圧が発生すると負荷であるスピーカを壊すことがあ
るため、パワーアンプ11の出力の直流分を検出してリ
レー15をオフさせる必要がある。トランジスタT
R1、ダイオードD1およびトランジスタTR2からな
るDCプロテクション回路13はこのためのものであ
る。第2図の回路において、パワーアンプ11の出力
は、抵抗R4を通りコンデンサC2に印加されるが、交
流分はこのコンデンサC2でアース側にバイパスされる
ため、コンデンサC2の両端にはパワーアンプ11の出
力の直流分に応じた電圧が生じる。ここで、抵抗R4お
よびコンデンサC2による時定数は可聴域以下に選んで
ある。このコンデンサC2の両端に生じた電圧は抵抗R
5を通してDCプロテクション回路13に入力される。
DCプロテクション回路13においては、入力にトラン
ジスタTR2のベース・エミッタ間オン電圧(VBE、例
えば+0.6V)より高い電圧が加わるとトランジスタ
TR2がオンし、コンデンサC1の充電電荷を放電する
ため、リレー15がオフする。また、DCプロテクショ
ン回路13の入力に、トランジスタTR3のベース・エ
ミッタ間オン電圧からダイオードD1のオン電圧
(Vf、例えば0.6V)とトランジスタTR1のエミ
ッタ・ベース間オン電圧(VEB、例えば0.6V)とを
差し引いた−0.6Vより低い電圧が加わると、トラン
ジスタTR1とダイオードD1が導通してコンデンサC
1のチャージを抜くためリレー15はオフする。よっ
て、このDCプロテクション回路13は、入力電圧が−
0.6Vから+0.6Vの範囲にあるときだけリレー1
5をオンさせ、それより高い電圧でも低い電圧でもリレ
ー15をオフさせる。
ジスタTR2のベース・エミッタ間オン電圧(VBE、例
えば+0.6V)より高い電圧が加わるとトランジスタ
TR2がオンし、コンデンサC1の充電電荷を放電する
ため、リレー15がオフする。また、DCプロテクショ
ン回路13の入力に、トランジスタTR3のベース・エ
ミッタ間オン電圧からダイオードD1のオン電圧
(Vf、例えば0.6V)とトランジスタTR1のエミ
ッタ・ベース間オン電圧(VEB、例えば0.6V)とを
差し引いた−0.6Vより低い電圧が加わると、トラン
ジスタTR1とダイオードD1が導通してコンデンサC
1のチャージを抜くためリレー15はオフする。よっ
て、このDCプロテクション回路13は、入力電圧が−
0.6Vから+0.6Vの範囲にあるときだけリレー1
5をオンさせ、それより高い電圧でも低い電圧でもリレ
ー15をオフさせる。
なお、リレー15がオフするときの動作時間はリレー1
5の応答速度で決まるが、一度オフさせた後、DCプロ
テクション回路13への直流入力電圧を零にしても、リ
レー15はすぐにはオンせずコンデンサC1が抵抗R6
を介して前記トランジスタTR3のベース・エミッタ間
オン電圧VBEまでチャージされる時間、すなわち前記の
ミュート時間だけ遅れてオンする。
5の応答速度で決まるが、一度オフさせた後、DCプロ
テクション回路13への直流入力電圧を零にしても、リ
レー15はすぐにはオンせずコンデンサC1が抵抗R6
を介して前記トランジスタTR3のベース・エミッタ間
オン電圧VBEまでチャージされる時間、すなわち前記の
ミュート時間だけ遅れてオンする。
次に、第1図の回路における分離・結合保護回路の動作
を第3図を参照しながら説明する。
を第3図を参照しながら説明する。
カートリッジ2が抜けて(分離して)いるときは、分離
・結合保護回路の出力電圧V1が抵抗R3によってV1
=+Bとなり、これがDCプロテクション回路に入力さ
れているので、リレー15はオンしない。すなわち、こ
の場合、分離・結合保護回路は、抵抗R3のみからな
り、DCプロテクション回路の入力に直流電圧を加算す
る直流バイアス回路を形成している。
・結合保護回路の出力電圧V1が抵抗R3によってV1
=+Bとなり、これがDCプロテクション回路に入力さ
れているので、リレー15はオンしない。すなわち、こ
の場合、分離・結合保護回路は、抵抗R3のみからな
り、DCプロテクション回路の入力に直流電圧を加算す
る直流バイアス回路を形成している。
カートリッジ2を入れると、前記分離・結合保護回路の
出力電圧V1は、電源+Bと−Bとの電位差を抵抗R2
とR1R3とにより分圧した電圧となるが、ここで
は、R2≒R1R3であるから、V1≒0Vとなり、
本体1側のプロテクション回路で決まる一定時間(ミュ
ート時間)後リレー15がオンする。
出力電圧V1は、電源+Bと−Bとの電位差を抵抗R2
とR1R3とにより分圧した電圧となるが、ここで
は、R2≒R1R3であるから、V1≒0Vとなり、
本体1側のプロテクション回路で決まる一定時間(ミュ
ート時間)後リレー15がオンする。
カートリッジ2に収納された制御情報がアナログ回路の
場合、カートリッジ2を差し込むと、最初大きな過渡ノ
イズを発生するが、これが定常状態におさまるにはある
程度の時間が掛かる。よってカートリッジ2を差し込ん
でもしばらくの間は装置の出力(パワーアンプの場合で
あればスピーカ出力)はそのまま切れており、過渡ノイ
ズがなくなってから出力する必要がある。これは通常の
アンプの電源オン時のミュートと同じ意味である。ま
た、カートリッジ2を抜いたときもノイズが発生する
が、このときはコネクタの接点が離れる前に出力を切る
必要がある。これはコネクタのプロテクション用端子を
他の信号や電源の端子より短くして他の端子より先に切
れるようにすればよい。抜くときの対応はコネクタ自体
でできるが、差し込むときのミューティングは別に必要
となる。
場合、カートリッジ2を差し込むと、最初大きな過渡ノ
イズを発生するが、これが定常状態におさまるにはある
程度の時間が掛かる。よってカートリッジ2を差し込ん
でもしばらくの間は装置の出力(パワーアンプの場合で
あればスピーカ出力)はそのまま切れており、過渡ノイ
ズがなくなってから出力する必要がある。これは通常の
アンプの電源オン時のミュートと同じ意味である。ま
た、カートリッジ2を抜いたときもノイズが発生する
が、このときはコネクタの接点が離れる前に出力を切る
必要がある。これはコネクタのプロテクション用端子を
他の信号や電源の端子より短くして他の端子より先に切
れるようにすればよい。抜くときの対応はコネクタ自体
でできるが、差し込むときのミューティングは別に必要
となる。
第1図の増幅器は、前記のようにカートリッジ2を差し
込んだときミュート回路14が前記の電源投入時と同様
に動作するため、ミュート時間を前記電源投入によるノ
イズが消えるまでの時間およびカートリッジを差し込ん
だときの過渡ノイズが消えるまでの時間より長く設定す
るだけで、カートリッジ2を差し込んだときの過渡ノイ
ズを防止することができる。
込んだときミュート回路14が前記の電源投入時と同様
に動作するため、ミュート時間を前記電源投入によるノ
イズが消えるまでの時間およびカートリッジを差し込ん
だときの過渡ノイズが消えるまでの時間より長く設定す
るだけで、カートリッジ2を差し込んだときの過渡ノイ
ズを防止することができる。
また、接続端子P21とP29は他の端子より短く形成して
あるため、カートリッジ2を抜くと他の端子が抜けてノ
イズが発生する前に端子P21とP29が端子P11およびP
19から離れて分離・結合保護回路の出力V1が零でなく
なり、リレー15をオフさせる。したがって、カートリ
ッジ2を抜く際のノイズ発生時にはリレー15が既にオ
フしているため、このときのノイズがスピーカから発生
することを防止することができる。
あるため、カートリッジ2を抜くと他の端子が抜けてノ
イズが発生する前に端子P21とP29が端子P11およびP
19から離れて分離・結合保護回路の出力V1が零でなく
なり、リレー15をオフさせる。したがって、カートリ
ッジ2を抜く際のノイズ発生時にはリレー15が既にオ
フしているため、このときのノイズがスピーカから発生
することを防止することができる。
カートリッジを斜めに抜いたりしてP21,P29の片方が
先に離れた場合も、例えばP21のみが離れると、電圧V
1は抵抗R3と抵抗R2とで決定され、R2≒R1R
3よりR2<R3であるから、V1はマイナスの電圧と
なり、この電圧が−0.6Vよりも小さくなるように抵
抗R3とR2の抵抗値を設定しておけばプロテクション
は動作する。P29のみが離れてもV1は+Bとなるた
め、プロテクションは動作する。
先に離れた場合も、例えばP21のみが離れると、電圧V
1は抵抗R3と抵抗R2とで決定され、R2≒R1R
3よりR2<R3であるから、V1はマイナスの電圧と
なり、この電圧が−0.6Vよりも小さくなるように抵
抗R3とR2の抵抗値を設定しておけばプロテクション
は動作する。P29のみが離れてもV1は+Bとなるた
め、プロテクションは動作する。
一般的には、R1=R3=2R2とすると、設定が容易
である。この場合、E1=E2=12Vとすると、カー
トリッジ2が無いときと、端子P29のみが離れたときV
1=+12Vとなり、端子P21のみが離れたとき、V1
=−4Vとなり、充分プロテクションを動作させること
ができる。
である。この場合、E1=E2=12Vとすると、カー
トリッジ2が無いときと、端子P29のみが離れたときV
1=+12Vとなり、端子P21のみが離れたとき、V1
=−4Vとなり、充分プロテクションを動作させること
ができる。
このように、E1=E2としたとき抵抗R1=R3=2
R3とすればほぼ目的を達せられるが、これを満たす抵
抗値は無限にある。さらに、E1≠E2とすればより自
由度が増す。仮に、E1≒E2,R1=R3=2R2と
しても、やはり抵抗値そのものの自由度は高い。
R3とすればほぼ目的を達せられるが、これを満たす抵
抗値は無限にある。さらに、E1≠E2とすればより自
由度が増す。仮に、E1≒E2,R1=R3=2R2と
しても、やはり抵抗値そのものの自由度は高い。
いずれにしても、第3図において、カートリッジ2を差
し込んだ場合の分離・結合保護回路の出力電圧V1は、
抵抗R5を無視すれば、 接続端子P21のみが離れた場合の出力電圧V1′は、 そして、接続端子P29のみが離れた場合の出力電圧
V1″は、V1″=E1である。したがって、V1≒0
で、かつV1′≠0となるような抵抗値を設定すればよ
い。
し込んだ場合の分離・結合保護回路の出力電圧V1は、
抵抗R5を無視すれば、 接続端子P21のみが離れた場合の出力電圧V1′は、 そして、接続端子P29のみが離れた場合の出力電圧
V1″は、V1″=E1である。したがって、V1≒0
で、かつV1′≠0となるような抵抗値を設定すればよ
い。
このように、抵抗値R1,R2,R3の選択の自由度が
高いことを利用してカートリッジの識別をプロテクショ
ン用の2つの端子のみを用いて行なうことができる。従
来は、カートリッジ識別のためプロテクション用とは別
の端子が必要であり、多数の端子を必要とするという不
都合があった。
高いことを利用してカートリッジの識別をプロテクショ
ン用の2つの端子のみを用いて行なうことができる。従
来は、カートリッジ識別のためプロテクション用とは別
の端子が必要であり、多数の端子を必要とするという不
都合があった。
例えばAという本体とaというカートリッジとが適合
し、Bという本体とbというカートリッジとが適合し、
相互には互換性がないとする。この場合、E1=E2=
12Vとの前提でAとaとシステムをR1=R3=2R
2=10kΩとし、BとbのシステムをR1=R3=2
R2=1kΩとしておけば、aをBに差し込んだ場合に
は、前記式において、R1=10kΩ,R2=5kΩ,
R3=1kΩとなるから、V1≒3.5V,V1′=8
V,V1″=12Vとなり、いずれも0.6Vより大き
いから、DCプロテクション回路13のトランジスタT
R2がオンし、リレー15はオンしない。また、bをA
に差し込んだ場合には、前記式において、R1=1k
Ω,R2=0.5kΩ,R3=10kΩとなるから、V
1≒−10V,V1′≒−11V,V1″=12Vとな
り、いずれも絶対値が0.6Vより大きいから、V1≒
−10V,V1′≒−11VのときはDCプロテクショ
ン回路13のトランジスタTR1がオンし、V1″=1
2VのときはDCプロテクション回路13のトランジス
タTR2がオンするため、いずれの場合にもリレー15
はオンしない。
し、Bという本体とbというカートリッジとが適合し、
相互には互換性がないとする。この場合、E1=E2=
12Vとの前提でAとaとシステムをR1=R3=2R
2=10kΩとし、BとbのシステムをR1=R3=2
R2=1kΩとしておけば、aをBに差し込んだ場合に
は、前記式において、R1=10kΩ,R2=5kΩ,
R3=1kΩとなるから、V1≒3.5V,V1′=8
V,V1″=12Vとなり、いずれも0.6Vより大き
いから、DCプロテクション回路13のトランジスタT
R2がオンし、リレー15はオンしない。また、bをA
に差し込んだ場合には、前記式において、R1=1k
Ω,R2=0.5kΩ,R3=10kΩとなるから、V
1≒−10V,V1′≒−11V,V1″=12Vとな
り、いずれも絶対値が0.6Vより大きいから、V1≒
−10V,V1′≒−11VのときはDCプロテクショ
ン回路13のトランジスタTR1がオンし、V1″=1
2VのときはDCプロテクション回路13のトランジス
タTR2がオンするため、いずれの場合にもリレー15
はオンしない。
このように抵抗値の設定のみでそのカートリッジをその
本体に使えるか否かの識別を行なわせることができる。
本体に使えるか否かの識別を行なわせることができる。
第1図の増幅器は、フィードバック端子PFに入力する
信号と、カートリッジ2の帰還増幅回路23の極性およ
び周波数特性を選択することにより、様々の方式のスピ
ーカ駆動回路に形成することができる。例えばスピーカ
ユニットの振動体の動きに対応するモーショナル信号を
何らかの手法で検出してフィードバック端子PFに入力
し、帰還増幅回路23の極性を負にしてこのモーショナ
ル信号を入力側に負帰還するようにすればモーショナル
フィードバック(MFB)回路を形成することができ、
また、スピーカユニットの駆動電流を検出してフィード
バック端子PFに入力し、帰還増幅回路23の極性を正
にしてこの駆動電流信号を入力側に正帰還するようにす
れば負性インピーダンス回路を形成することができる。
ここでは、通常、負荷としてのスピーカユニットを、こ
のユニットの振動体に対する大気反作用を打ち消すよう
な回路、例えば前記のMFB回路または負性インピーダ
ンス回路が形成されるようにカートリッジ2を構成して
いる。また、カートリッジ2のプリアンプ22はイコラ
イザアンプとして適切な周波数特性に設定(プリセッ
ト)してある。
信号と、カートリッジ2の帰還増幅回路23の極性およ
び周波数特性を選択することにより、様々の方式のスピ
ーカ駆動回路に形成することができる。例えばスピーカ
ユニットの振動体の動きに対応するモーショナル信号を
何らかの手法で検出してフィードバック端子PFに入力
し、帰還増幅回路23の極性を負にしてこのモーショナ
ル信号を入力側に負帰還するようにすればモーショナル
フィードバック(MFB)回路を形成することができ、
また、スピーカユニットの駆動電流を検出してフィード
バック端子PFに入力し、帰還増幅回路23の極性を正
にしてこの駆動電流信号を入力側に正帰還するようにす
れば負性インピーダンス回路を形成することができる。
ここでは、通常、負荷としてのスピーカユニットを、こ
のユニットの振動体に対する大気反作用を打ち消すよう
な回路、例えば前記のMFB回路または負性インピーダ
ンス回路が形成されるようにカートリッジ2を構成して
いる。また、カートリッジ2のプリアンプ22はイコラ
イザアンプとして適切な周波数特性に設定(プリセッ
ト)してある。
第4図は、本出願人が先に出願した特願昭62−334
262号(特開平1−302997号)において示した
負性インピーダンス発生回路を駆動回路として従来のバ
スレフ形スピーカシステムに類似の共鳴ポート付スピー
カシステムを駆動するようにした音響装置の構成を示
す。同図の負性インピーダンス発生回路60は、増幅回
路61、抵抗RSおよび帰還回路63から構成されてい
る。ここで、増幅回路61は第1図のパワーアンプ11
に、帰還回路63は第1図の帰還回路12および帰還増
幅器23に対応する。
262号(特開平1−302997号)において示した
負性インピーダンス発生回路を駆動回路として従来のバ
スレフ形スピーカシステムに類似の共鳴ポート付スピー
カシステムを駆動するようにした音響装置の構成を示
す。同図の負性インピーダンス発生回路60は、増幅回
路61、抵抗RSおよび帰還回路63から構成されてい
る。ここで、増幅回路61は第1図のパワーアンプ11
に、帰還回路63は第1図の帰還回路12および帰還増
幅器23に対応する。
この負性インピーダンス発生回路(駆動回路)60にお
いては、利得Aの増幅回路61の出力を負荷としてのス
ピーカユニット7に与える。そして、負荷電流検出用抵
抗RSによってこのスピーカユニット7に流れる電流I
Lを検出し、伝達利得βの帰還回路63を介して増幅回
路61に正帰還する。このようにすれば、駆動回路60
の出力インピーダンスZOは、 RO=RS(1−Aβ) として求められる。この式からAβ>1とすればROは
開放安定形の負性抵抗となる。
いては、利得Aの増幅回路61の出力を負荷としてのス
ピーカユニット7に与える。そして、負荷電流検出用抵
抗RSによってこのスピーカユニット7に流れる電流I
Lを検出し、伝達利得βの帰還回路63を介して増幅回
路61に正帰還する。このようにすれば、駆動回路60
の出力インピーダンスZOは、 RO=RS(1−Aβ) として求められる。この式からAβ>1とすればROは
開放安定形の負性抵抗となる。
第5図は、第4図の音響装置の電気等価回路を示す。同
図において、並列共振回路Z1はユニット7の等価モー
ショナルインピーダンスによるものであり、rOは振動
系の等価抵抗を示し、SOは振動系の等価スチフネスを
示し、mOは振動系の等価質量を示している。また、直
列共振回路Z2は共鳴ポート8とキャビネット9とによ
り構成されるヘルムホルツ共鳴器の等価モーショナルイ
ンピーダンスによるものであり、rCは共鳴器の空胴9
1の等価抵抗を示し、SCは空胴91の等価スチフネス
を示し、rPは共鳴ポート8の等価抵抗を示し、mPは
共鳴ポート8の等価質量を示している。また、図中のA
は力係数であり、ユニット7が動電形直接放射スピーカ
であるときには、Bを磁気ギャップ中の磁束密度、V
をボイスコイルの導体の全長とするとA=BVとな
る。さらに、図中のZVはユニット7の内部インピーダ
ンス(非モーショナルインピーダンス)であり、ユニッ
ト7が動電形直接放射スピーカであるときには、主とし
てボイスコイルの抵抗RVとなり、わずかながらインダ
クタンスを含んでいる。
図において、並列共振回路Z1はユニット7の等価モー
ショナルインピーダンスによるものであり、rOは振動
系の等価抵抗を示し、SOは振動系の等価スチフネスを
示し、mOは振動系の等価質量を示している。また、直
列共振回路Z2は共鳴ポート8とキャビネット9とによ
り構成されるヘルムホルツ共鳴器の等価モーショナルイ
ンピーダンスによるものであり、rCは共鳴器の空胴9
1の等価抵抗を示し、SCは空胴91の等価スチフネス
を示し、rPは共鳴ポート8の等価抵抗を示し、mPは
共鳴ポート8の等価質量を示している。また、図中のA
は力係数であり、ユニット7が動電形直接放射スピーカ
であるときには、Bを磁気ギャップ中の磁束密度、V
をボイスコイルの導体の全長とするとA=BVとな
る。さらに、図中のZVはユニット7の内部インピーダ
ンス(非モーショナルインピーダンス)であり、ユニッ
ト7が動電形直接放射スピーカであるときには、主とし
てボイスコイルの抵抗RVとなり、わずかながらインダ
クタンスを含んでいる。
次に、第4図の音響装置の作用を説明する。負性インピ
ーダンス駆動回路60からユニット7に駆動信号が与え
られると、ユニット7はこれを電気機械変換して振動板
71を前後(第4図中の左右)に往復駆動する。振動板
71はこの往復運動を機械音響変換する。ここで、駆動
回路60は負性インピーダンス駆動機能を有するが故
に、ユニット7の内部インピーダンスは等価的に低減
(理想的には無効化)されている。したがって、ユニッ
ト7は、駆動回路60へ入力される駆動信号に忠実に応
動して振動板71を駆動し、かつ前記の共鳴ポート8と
キャビネット9とにより構成されるヘルムホルツ共鳴器
に対して独立的に駆動エネルギーを与える。このとき、
振動板71の前面側(第4図中の右面側)は音響を直接
外部に放射するための直接放射部をなしており、振動板
71の後面側(第4図中の左面側)はキャビネット9と
共鳴ポート8からなるヘルムホルツ共鳴器を駆動するた
めの共鳴器駆動部をなしている。
ーダンス駆動回路60からユニット7に駆動信号が与え
られると、ユニット7はこれを電気機械変換して振動板
71を前後(第4図中の左右)に往復駆動する。振動板
71はこの往復運動を機械音響変換する。ここで、駆動
回路60は負性インピーダンス駆動機能を有するが故
に、ユニット7の内部インピーダンスは等価的に低減
(理想的には無効化)されている。したがって、ユニッ
ト7は、駆動回路60へ入力される駆動信号に忠実に応
動して振動板71を駆動し、かつ前記の共鳴ポート8と
キャビネット9とにより構成されるヘルムホルツ共鳴器
に対して独立的に駆動エネルギーを与える。このとき、
振動板71の前面側(第4図中の右面側)は音響を直接
外部に放射するための直接放射部をなしており、振動板
71の後面側(第4図中の左面側)はキャビネット9と
共鳴ポート8からなるヘルムホルツ共鳴器を駆動するた
めの共鳴器駆動部をなしている。
このため、図中に矢印aで示すように振動板71から音
響が直接放射されるとともに、キャビネット9中の空気
が共鳴させられて、図中に矢印bで示すように、共鳴放
射部(共鳴ポート8の開口部)から充分な音圧の音響が
共鳴放射される。そして、上記ヘルムホルツ共鳴器にお
ける共鳴ポート8内の空気等価質量の調整により、この
共鳴周波数OPを従来のバスレフ形スピーカシステム
のヘルムホルツ共鳴周波数OPより低く設定し、かつ
共鳴ポート8の等価抵抗の調整によるQ値の適正レベル
への設定により、上記開口部から適切なレベルの音圧が
得られることを条件とし、さらに入力信号レベルを適宜
増減することによって、例えば第6図に実線で示すよう
な音圧の周波数特性を得ることができる。第6図におい
て、2点鎖線は密閉形スピーカシステムの周波数特性お
よびインピーダンス特性を示し、破線はバスレフ形スピ
ーカシステムの周波数特性およびインピーダンス特性を
示す。
響が直接放射されるとともに、キャビネット9中の空気
が共鳴させられて、図中に矢印bで示すように、共鳴放
射部(共鳴ポート8の開口部)から充分な音圧の音響が
共鳴放射される。そして、上記ヘルムホルツ共鳴器にお
ける共鳴ポート8内の空気等価質量の調整により、この
共鳴周波数OPを従来のバスレフ形スピーカシステム
のヘルムホルツ共鳴周波数OPより低く設定し、かつ
共鳴ポート8の等価抵抗の調整によるQ値の適正レベル
への設定により、上記開口部から適切なレベルの音圧が
得られることを条件とし、さらに入力信号レベルを適宜
増減することによって、例えば第6図に実線で示すよう
な音圧の周波数特性を得ることができる。第6図におい
て、2点鎖線は密閉形スピーカシステムの周波数特性お
よびインピーダンス特性を示し、破線はバスレフ形スピ
ーカシステムの周波数特性およびインピーダンス特性を
示す。
以下、ヘルムホルツ共鳴器を利用したスピーカシステム
を負性インピーダンス駆動する場合の作用を説明する。
を負性インピーダンス駆動する場合の作用を説明する。
第7図は、第5図においてZV−ZO=0、すなわちユ
ニット7の内部インピーダンス(非モーショナルインピ
ーダンス)が等価的に完全に無効化されたときの電気的
等価回路である。ここでは各要素の値に付される係数を
省略して示した。
ニット7の内部インピーダンス(非モーショナルインピ
ーダンス)が等価的に完全に無効化されたときの電気的
等価回路である。ここでは各要素の値に付される係数を
省略して示した。
この等価回路から以下のことが明らかである。
先ず、ユニット7の等価モーショナルインピーダンスに
よる並列共振回路Z1は、両端が交流的にゼロインピー
ダンスで短絡されている。したがって、この並列共振回
路Z1は、Q値が0であり、実質的には、もはや共振回
路ではなくなっている。すなわち、このユニット7にあ
っては、単にヘルムホルツ共鳴器にユニット7を取り付
けた状態で有していた最低共振周波数という概念がもは
やなくなっている。以後、ユニット7の最低共振周波数
O相当量と言う場合には、実質的には無効化されてし
まった上記概念を仮に呼ぶに過ぎない。このように、ユ
ニット共振系(並列共振回路)Z1が実質的に共振回路
でなくなる結果、この音響装置における共振系はヘルム
ホルツ共鳴系(直列共振回路)Z2のみ唯一つになって
しまう。
よる並列共振回路Z1は、両端が交流的にゼロインピー
ダンスで短絡されている。したがって、この並列共振回
路Z1は、Q値が0であり、実質的には、もはや共振回
路ではなくなっている。すなわち、このユニット7にあ
っては、単にヘルムホルツ共鳴器にユニット7を取り付
けた状態で有していた最低共振周波数という概念がもは
やなくなっている。以後、ユニット7の最低共振周波数
O相当量と言う場合には、実質的には無効化されてし
まった上記概念を仮に呼ぶに過ぎない。このように、ユ
ニット共振系(並列共振回路)Z1が実質的に共振回路
でなくなる結果、この音響装置における共振系はヘルム
ホルツ共鳴系(直列共振回路)Z2のみ唯一つになって
しまう。
また、ユニット7は、振動系が実質的に共振回路でなく
なる結果、駆動信号入力に対してリアルタイムで線形応
答し、全く過渡応答することなく、入力電気信号(駆動
信号EO)を忠実に電気機械変換し、振動板71を変位
させることになる。つまり、完全な制動状態(いわゆる
スピーカデッドの状態)である。この状態におけるこの
スピーカの最低共振周波数O相当値近傍の出力音圧周
波数特性は、6dB/octとなる。これに対し、通常の電圧
駆動状態の特性は、12dB/octとなる。
なる結果、駆動信号入力に対してリアルタイムで線形応
答し、全く過渡応答することなく、入力電気信号(駆動
信号EO)を忠実に電気機械変換し、振動板71を変位
させることになる。つまり、完全な制動状態(いわゆる
スピーカデッドの状態)である。この状態におけるこの
スピーカの最低共振周波数O相当値近傍の出力音圧周
波数特性は、6dB/octとなる。これに対し、通常の電圧
駆動状態の特性は、12dB/octとなる。
一方、ヘルムホルツ共鳴器の等価モーショナルインピー
ダンスによる直列共振回路Z2は、上記駆動信号源EO
にゼロインピーダンスで接続されているので、もはや並
列共振回路Z1との間に相互依存の関係はなく、並列共
振回路Z1と直列共振回路Z2とは無関係に独立して併
存することになる。したがって、キャビネット9の容積
(SCに反比例する)および共鳴ポート8の形状、寸法
(mPに比例する)はユニット7の直接放射特性には影
響せず、また、ヘルムホルツ共鳴器の共鳴周波数および
Q値はユニット7の等価モーショナルインピーダンスに
も影響されない。すなわち、ヘルムホルツ共鳴器の特性
値とユニット7の特性値とは独立して設定することがで
きる。さらに、直列共振回路Z2の直列抵抗は、rC+
rPのみであり、これらは通常、充分小さな値であるか
ら、この直列共振回路Z2、すなわちヘルムホルツ共鳴
器のQ値は充分に高く設定することができる。
ダンスによる直列共振回路Z2は、上記駆動信号源EO
にゼロインピーダンスで接続されているので、もはや並
列共振回路Z1との間に相互依存の関係はなく、並列共
振回路Z1と直列共振回路Z2とは無関係に独立して併
存することになる。したがって、キャビネット9の容積
(SCに反比例する)および共鳴ポート8の形状、寸法
(mPに比例する)はユニット7の直接放射特性には影
響せず、また、ヘルムホルツ共鳴器の共鳴周波数および
Q値はユニット7の等価モーショナルインピーダンスに
も影響されない。すなわち、ヘルムホルツ共鳴器の特性
値とユニット7の特性値とは独立して設定することがで
きる。さらに、直列共振回路Z2の直列抵抗は、rC+
rPのみであり、これらは通常、充分小さな値であるか
ら、この直列共振回路Z2、すなわちヘルムホルツ共鳴
器のQ値は充分に高く設定することができる。
別の見方をすれば、ユニット振動系は実効的には共振系
でなくなっているので、駆動信号入力に応じて変位し、
外力、特にキャビネットの等価スチフネスSCによる大
気反作用には実質的に影響されない。このため、ユニッ
ト7の振動板71はキャビネット側から見れば等価的に
壁となり、ヘルムホルム共鳴器から見たときのユニット
7の存在が無効化される。したがって、ヘルムホルツ共
鳴器としての共鳴周波数およびQ値は、ユニット7の非
モーショナルインピーダンスに依存せず、この共鳴周波
数を通常の駆動方式では共鳴のQ値が非常に小さくなる
ような周波数に設定する場合にもQ値を充分に大きな値
に維持することができる。また、ヘルムホルツ共鳴系は
ユニット振動系とは全く独立して音響放射を行なう仮想
スピーカとも言うべき存在となっている。そして、この
仮想スピーカは、ポート径に相当する小口径で実現する
にもかかわらず、その低音再生能力から見ると現実のス
ピーカとしては極めて大口径のものに相当する。
でなくなっているので、駆動信号入力に応じて変位し、
外力、特にキャビネットの等価スチフネスSCによる大
気反作用には実質的に影響されない。このため、ユニッ
ト7の振動板71はキャビネット側から見れば等価的に
壁となり、ヘルムホルム共鳴器から見たときのユニット
7の存在が無効化される。したがって、ヘルムホルツ共
鳴器としての共鳴周波数およびQ値は、ユニット7の非
モーショナルインピーダンスに依存せず、この共鳴周波
数を通常の駆動方式では共鳴のQ値が非常に小さくなる
ような周波数に設定する場合にもQ値を充分に大きな値
に維持することができる。また、ヘルムホルツ共鳴系は
ユニット振動系とは全く独立して音響放射を行なう仮想
スピーカとも言うべき存在となっている。そして、この
仮想スピーカは、ポート径に相当する小口径で実現する
にもかかわらず、その低音再生能力から見ると現実のス
ピーカとしては極めて大口径のものに相当する。
以上を従来のバスレフ形スピーカシステムを通常のパワ
ーアンプで定電圧駆動する従来方式と比較すると、該従
来方式では、周知のように、ユニット振動系Z1とヘル
ムホルツ共鳴系Z2との複数の共鳴系が存在し、しかも
各共振系の共振周波数およびQ値は相互に密接に依存し
ていた。例えば、ヘルムホルツ共鳴系Z2の共振周波数
を下げるためにポートを長くしたり、細くする(mPが
大きくなる)と、ユニット振動系Z1ではQ値が高くな
り、ヘルムホルツ共鳴系Z2では低くなるし、キャビネ
ットの容積を小さくする(SCが大きくなる)と、ポー
トを長くしたり、細くしてヘルムホルツ共鳴系Z2の共
振周波数を一定に保ったとしても、ユニット振動系Z1
ではQ値および共振周波数が高くなり、ヘルムホルツ共
鳴系Z2ではQ値がさらに低くなっていた。すなわち、
スピーカシステムの出力音圧周波数特性は、スピーカユ
ニットの特性、キャビネットの容積およびポートの寸法
に密接に関連しているため、これらをマッチングさせる
ためには高度の設計技術が必要であり、出力音圧周波数
特性、特に低域特性を損なうことなくキャビネット(シ
ステム)を小形化したり、音質等他の特性を損なうこと
なく既存のシステムの音響再生帯域を簡単に拡大するこ
とは、一般に無理であると考えられていた。また、上記
ヘルムホルツ共鳴系Z2における共振周波数OPより
低い帯域での周波数と共鳴音響放射能力との関係は、音
圧レベルから見れば、周波数の低下に対して12dB/oct
程度の割合で低下し、共振周波数をバスレフ形スピーカ
システムの基本思想に対して極度に低く設定すると、入
力信号レベルの増減による補正は極めて困難になってい
た。
ーアンプで定電圧駆動する従来方式と比較すると、該従
来方式では、周知のように、ユニット振動系Z1とヘル
ムホルツ共鳴系Z2との複数の共鳴系が存在し、しかも
各共振系の共振周波数およびQ値は相互に密接に依存し
ていた。例えば、ヘルムホルツ共鳴系Z2の共振周波数
を下げるためにポートを長くしたり、細くする(mPが
大きくなる)と、ユニット振動系Z1ではQ値が高くな
り、ヘルムホルツ共鳴系Z2では低くなるし、キャビネ
ットの容積を小さくする(SCが大きくなる)と、ポー
トを長くしたり、細くしてヘルムホルツ共鳴系Z2の共
振周波数を一定に保ったとしても、ユニット振動系Z1
ではQ値および共振周波数が高くなり、ヘルムホルツ共
鳴系Z2ではQ値がさらに低くなっていた。すなわち、
スピーカシステムの出力音圧周波数特性は、スピーカユ
ニットの特性、キャビネットの容積およびポートの寸法
に密接に関連しているため、これらをマッチングさせる
ためには高度の設計技術が必要であり、出力音圧周波数
特性、特に低域特性を損なうことなくキャビネット(シ
ステム)を小形化したり、音質等他の特性を損なうこと
なく既存のシステムの音響再生帯域を簡単に拡大するこ
とは、一般に無理であると考えられていた。また、上記
ヘルムホルツ共鳴系Z2における共振周波数OPより
低い帯域での周波数と共鳴音響放射能力との関係は、音
圧レベルから見れば、周波数の低下に対して12dB/oct
程度の割合で低下し、共振周波数をバスレフ形スピーカ
システムの基本思想に対して極度に低く設定すると、入
力信号レベルの増減による補正は極めて困難になってい
た。
この実施例の増幅器は、上述のように、ヘルムホルツ共
鳴を利用したスピーカシステムを負性インピーダンス駆
動するようにしたため、システムのユニット振動系とヘ
ルムホルツ共鳴系の特性や寸法等を独立に設定でき、か
つ、ヘルムホルツ共鳴系の共振周波数を低く設定しても
Q値、低音再生能力を高く保持することができるように
なるうえ、ユニット振動系の共鳴器駆動能力も強力(6
dB/oct)となるので、周波数特性のうねりを、入力信号
レベルの増減、例えば通常の音質調整程度の増減により
補正し得る等の特徴が得られ、このため、周波数特性お
よび音質を損なうことなくキャビネットを小形化してス
ピーカシステムを小形に構成することができるととも
に、既存のスピーカシステムを従来の定電圧駆動による
場合よりも音質を向上させ、あるいは音響再生帯域、特
に低音側を簡単に拡大して駆動することができる。
鳴を利用したスピーカシステムを負性インピーダンス駆
動するようにしたため、システムのユニット振動系とヘ
ルムホルツ共鳴系の特性や寸法等を独立に設定でき、か
つ、ヘルムホルツ共鳴系の共振周波数を低く設定しても
Q値、低音再生能力を高く保持することができるように
なるうえ、ユニット振動系の共鳴器駆動能力も強力(6
dB/oct)となるので、周波数特性のうねりを、入力信号
レベルの増減、例えば通常の音質調整程度の増減により
補正し得る等の特徴が得られ、このため、周波数特性お
よび音質を損なうことなくキャビネットを小形化してス
ピーカシステムを小形に構成することができるととも
に、既存のスピーカシステムを従来の定電圧駆動による
場合よりも音質を向上させ、あるいは音響再生帯域、特
に低音側を簡単に拡大して駆動することができる。
なお、上述においては、ZV−ZO=0の場合について
のみ説明したが、−ZO<0であればZV−ZO=0の
場合であっても前記ZV−ZO=0の場合と従来の定電
圧駆動方式の場合との間の特性が得られる。したがっ
て、この性質を積極的に利用して、例えばヘルムホルツ
共鳴系のQ値の調整を、ポート径を調節したり、キャビ
ネット内にグラスウールやフェルト等の機械的Qダンパ
を入れたりして行なう代わりに、負性インピーダンス−
ZOを調節することにより行なうようにすることができ
る。
のみ説明したが、−ZO<0であればZV−ZO=0の
場合であっても前記ZV−ZO=0の場合と従来の定電
圧駆動方式の場合との間の特性が得られる。したがっ
て、この性質を積極的に利用して、例えばヘルムホルツ
共鳴系のQ値の調整を、ポート径を調節したり、キャビ
ネット内にグラスウールやフェルト等の機械的Qダンパ
を入れたりして行なう代わりに、負性インピーダンス−
ZOを調節することにより行なうようにすることができ
る。
また、この場合、出力インピーダンスの設定や入力信号
レベルの増減を可変抵抗器や切換スイッチ等により適正
に設定することは、一般ユーザにとっては極めて困難で
あったが、第1図に示すように、適当なカートリッジ2
を選択して結合することにより帰還回路63の伝達特性
およびプリアンプ22の周波数特性を変更して、駆動す
べきシステムや演奏しようとする音楽に適正な負性イン
ピーダンス値−ZOおよびイコライザ特性等を設定する
ようにしたため、この負性インピーダンス値−ZOやイ
コライザ特性等の適正値への設定が極めて容易になっ
た。
レベルの増減を可変抵抗器や切換スイッチ等により適正
に設定することは、一般ユーザにとっては極めて困難で
あったが、第1図に示すように、適当なカートリッジ2
を選択して結合することにより帰還回路63の伝達特性
およびプリアンプ22の周波数特性を変更して、駆動す
べきシステムや演奏しようとする音楽に適正な負性イン
ピーダンス値−ZOおよびイコライザ特性等を設定する
ようにしたため、この負性インピーダンス値−ZOやイ
コライザ特性等の適正値への設定が極めて容易になっ
た。
なお、密閉形スピーカシステムは、上述の共鳴ポート付
スピーカシステムの共鳴ポートを除去したものであり、
したがって第5図および第7図の等価回路で言えば共鳴
ポートの等価質量mPを∞、つまり等価コンデンサmP
/A2を短絡したものとして把握することができる。す
なわち、密閉形スピーカシステムにおいても、出力イン
ピーダンス中に負性インピーダンスを含むパワーアンプ
で駆動し、かつこのパワーアンプの入力信号レベルを増
減することによって、キャビネットの容積に依らずスピ
ーカユニットの最低共振周波数O相当値近傍まで比較
的高品質の再生を実現することができるようになる。
スピーカシステムの共鳴ポートを除去したものであり、
したがって第5図および第7図の等価回路で言えば共鳴
ポートの等価質量mPを∞、つまり等価コンデンサmP
/A2を短絡したものとして把握することができる。す
なわち、密閉形スピーカシステムにおいても、出力イン
ピーダンス中に負性インピーダンスを含むパワーアンプ
で駆動し、かつこのパワーアンプの入力信号レベルを増
減することによって、キャビネットの容積に依らずスピ
ーカユニットの最低共振周波数O相当値近傍まで比較
的高品質の再生を実現することができるようになる。
第8図は、スピーカユニット等の振動器を負性インピー
ダンス駆動するための負性インピーダンス発生回路の基
本構成を示す。
ダンス駆動するための負性インピーダンス発生回路の基
本構成を示す。
同図の回路は、利得Aの増幅器61の出力をスピーカ7
による負荷ZLに与える。そして、この負荷ZLに流れ
る電流ILを検出し、伝達利得βの帰還回路63を介し
て増幅61に正帰還する。このようにすれば、回路の出
力インピーダンスZOは、 ZO=ZS(1−Aβ)‥‥‥‥(4) として求められる。この(4)式からAβ>1とすれば
ZOは開放安定形の負性インピーダンスとなる。ここ
で、ZSは電流を検出するセンサのインピーダンスであ
る。
による負荷ZLに与える。そして、この負荷ZLに流れ
る電流ILを検出し、伝達利得βの帰還回路63を介し
て増幅61に正帰還する。このようにすれば、回路の出
力インピーダンスZOは、 ZO=ZS(1−Aβ)‥‥‥‥(4) として求められる。この(4)式からAβ>1とすれば
ZOは開放安定形の負性インピーダンスとなる。ここ
で、ZSは電流を検出するセンサのインピーダンスであ
る。
したがって、この第8図の回路において、インピーダン
スZSの種類を適宜選択することにより、出力インピー
ダンス中に所望の負性インピーダンス成分を含ませるこ
とができる。例えば、電流ILをインピーダンスZSの
両端電圧により検出する場合には、インピーダンスZS
が抵抗RSであれば負性インピーダンス成分は負性抵抗
成分となり、インダクタンスLSであれば負性インダク
タンス成分となり、キャパシタンスCSであれば負性キ
ャパシタンスとなる。また、帰還回路63に積分器を用
い、インピーダンスZSとしてのインダクタンスLSの
両端電圧を積分して検出することにより負性インピーダ
ンス成分を負性抵抗成分とすることができ、さらに帰還
回路63に微分器を用い、インピーダンスZSとしての
キャパシタンスCSの両端電圧を微分して検出しても負
性インピーダンス成分は負性抵抗成分となる。電流検出
センサとしては、これらのインピーダンス素子RS,L
S,CS等の他、C.T.やホール素子等の電流プロー
ブを用いることも可能である。
スZSの種類を適宜選択することにより、出力インピー
ダンス中に所望の負性インピーダンス成分を含ませるこ
とができる。例えば、電流ILをインピーダンスZSの
両端電圧により検出する場合には、インピーダンスZS
が抵抗RSであれば負性インピーダンス成分は負性抵抗
成分となり、インダクタンスLSであれば負性インダク
タンス成分となり、キャパシタンスCSであれば負性キ
ャパシタンスとなる。また、帰還回路63に積分器を用
い、インピーダンスZSとしてのインダクタンスLSの
両端電圧を積分して検出することにより負性インピーダ
ンス成分を負性抵抗成分とすることができ、さらに帰還
回路63に微分器を用い、インピーダンスZSとしての
キャパシタンスCSの両端電圧を微分して検出しても負
性インピーダンス成分は負性抵抗成分となる。電流検出
センサとしては、これらのインピーダンス素子RS,L
S,CS等の他、C.T.やホール素子等の電流プロー
ブを用いることも可能である。
このような回路に相当する具体例は、例えば特公昭59
−51771号等に示されている。
−51771号等に示されている。
また、電流検出をスピーカ7の非接地側で行なうことも
可能である。このような回路の具体例は、例えば特公昭
54−33704号等に示されている。第9図はBTL
接続の例であるが、第8図の回路に適用することは容易
である。第9図の64は反転回路である。
可能である。このような回路の具体例は、例えば特公昭
54−33704号等に示されている。第9図はBTL
接続の例であるが、第8図の回路に適用することは容易
である。第9図の64は反転回路である。
第10図は出力インピーダンス中に負性抵抗成分を含む
アンプの具体的回路例を示す。
アンプの具体的回路例を示す。
第10図のアンプにおける出力インピーダンスZOは、 ZO=RS(1−Rb/Ra) =0.22(1−30/1.6) =−3.9(Ω) となる。また、第10図において、点線で囲んだ部分2
が第1図のカートリッジ2内の制御情報回路に相当す
る。
が第1図のカートリッジ2内の制御情報回路に相当す
る。
第11図の増幅器は、第1図のものに対し、本体1側で
電源−B供給端子P18とプロテクション用端子P19との
間にバイアス抵抗R3′を接続し、抵抗値設定の自由度
を増した例を示す。この増幅器においても、各抵抗値の
設定に関する考え方は第1図のものと同様であり、カー
トリッジ非挿入時には電源+Bおよび−B間を抵抗R3
とR3′で分圧した電圧がDCプロテクション回路13
においてリレー15をオフさせる−0.6Vから+0.
6Vまでの範囲にない電圧となるように、すなわちこの
分圧回路からDCプロテクション回路13の入力に前記
範囲以外の直流バイアス電圧が加算されるように、そし
て、カートリッジ挿入時には電源+Bおよび−B間を抵
抗R1R3とR2R3′で分圧した電圧がDCプロ
テクション回路13においてリレー15をオンさせる−
0.6Vから+0.6Vまでの範囲内の電圧となるよう
に抵抗値R1,R2,R3,R3′を設定する。
電源−B供給端子P18とプロテクション用端子P19との
間にバイアス抵抗R3′を接続し、抵抗値設定の自由度
を増した例を示す。この増幅器においても、各抵抗値の
設定に関する考え方は第1図のものと同様であり、カー
トリッジ非挿入時には電源+Bおよび−B間を抵抗R3
とR3′で分圧した電圧がDCプロテクション回路13
においてリレー15をオフさせる−0.6Vから+0.
6Vまでの範囲にない電圧となるように、すなわちこの
分圧回路からDCプロテクション回路13の入力に前記
範囲以外の直流バイアス電圧が加算されるように、そし
て、カートリッジ挿入時には電源+Bおよび−B間を抵
抗R1R3とR2R3′で分圧した電圧がDCプロ
テクション回路13においてリレー15をオンさせる−
0.6Vから+0.6Vまでの範囲内の電圧となるよう
に抵抗値R1,R2,R3,R3′を設定する。
第12図の増幅器は、第1図のものに対し、プロテクシ
ョン端子を両側端の端子以外の端子に設定し、カートリ
ッジ2側の抵抗を1本とした例を示す。この場合、プロ
テクション端子として他の端子より短くするのは1個だ
けでもよい。この増幅器においては、各抵抗値R11,R
12,R13を、カートリッジ非挿入時には電源+Bおよび
−B間を抵抗R12とR13で分圧した電圧V1がV1<−
0.6V,+0.6V<V1となり、かつカートリッジ
挿入時には電源+Bおよび−B間を抵抗R11R12とR
13で分圧した電圧V1が−0.6V<V1<+0.6V
となるように設定する。
ョン端子を両側端の端子以外の端子に設定し、カートリ
ッジ2側の抵抗を1本とした例を示す。この場合、プロ
テクション端子として他の端子より短くするのは1個だ
けでもよい。この増幅器においては、各抵抗値R11,R
12,R13を、カートリッジ非挿入時には電源+Bおよび
−B間を抵抗R12とR13で分圧した電圧V1がV1<−
0.6V,+0.6V<V1となり、かつカートリッジ
挿入時には電源+Bおよび−B間を抵抗R11R12とR
13で分圧した電圧V1が−0.6V<V1<+0.6V
となるように設定する。
[実施例の変形例] なお、前記駆動回路は、電気音響変換器の振動体を周囲
からの反作用を打ち消すように駆動するものであればよ
く、例えば特公昭58−31156号に開示されたよう
ないわゆるMFB回路であってもよい。
からの反作用を打ち消すように駆動するものであればよ
く、例えば特公昭58−31156号に開示されたよう
ないわゆるMFB回路であってもよい。
さらに、前記出力インピーダンスに周波数特性を持たせ
ることにより、QOCやQOP等の設定の自由度を向上させ
ることも可能である。
ることにより、QOCやQOP等の設定の自由度を向上させ
ることも可能である。
第1図は、この発明の一実施例に係る増幅器の回路構成
図、 第2図は、第1図のプロテクション回路の構成図、 第3図は、第1図の増幅器の動作説明のための図、 第4図は、第1図の増幅器を用いた音響装置の回路構成
図、 第5図は、第4図の音響装置の電気的等価回路図、 第6図は、第4図の音響装置から放射される音響の音圧
周波数特性図、 第7図は、第5図においてZV−ZO=0としたときの
等価回路図、 第8図および第9図は、負性インピーダンスを発生する
回路の基本的回路図、 第10図は、負性抵抗駆動の具体的回路図、 第11図および第12図は、それぞれこの発明の他の実
施例を示す要部回路図である。 1:増幅器本体、2:カートリッジ(制御情報収納
体)、7:スピーカユニット、11:パワーアンプ、1
2:帰還回路、13:DCプロテクション回路、31:
本体側ジャック、32:カートリッジ側差込端子部、6
0:負性インピーダンス発生回路、R1,R2,R3,
R3,R11,R12,R13:抵抗、P11〜P19:本体側端
子、P21〜P29:カートリッジ側接続端子。
図、 第2図は、第1図のプロテクション回路の構成図、 第3図は、第1図の増幅器の動作説明のための図、 第4図は、第1図の増幅器を用いた音響装置の回路構成
図、 第5図は、第4図の音響装置の電気的等価回路図、 第6図は、第4図の音響装置から放射される音響の音圧
周波数特性図、 第7図は、第5図においてZV−ZO=0としたときの
等価回路図、 第8図および第9図は、負性インピーダンスを発生する
回路の基本的回路図、 第10図は、負性抵抗駆動の具体的回路図、 第11図および第12図は、それぞれこの発明の他の実
施例を示す要部回路図である。 1:増幅器本体、2:カートリッジ(制御情報収納
体)、7:スピーカユニット、11:パワーアンプ、1
2:帰還回路、13:DCプロテクション回路、31:
本体側ジャック、32:カートリッジ側差込端子部、6
0:負性インピーダンス発生回路、R1,R2,R3,
R3,R11,R12,R13:抵抗、P11〜P19:本体側端
子、P21〜P29:カートリッジ側接続端子。
Claims (2)
- 【請求項1】正常動作時の出力端直流電圧を実質的に零
に設定された出力部およびこの出力端直流電圧の絶対値
が所定の電圧を超えたときこれを検出して前記出力端か
らの出力を遮断する直流保護手段を備えた増幅器本体
と、この本体とは別体に、かつこの本体とは分離および
結合自在に構成された制御情報収納体とを有し、この本
体に結合された制御情報収納体に収納された制御情報に
応じてその電気的特性を設定される増幅器の、前記制御
情報収納体の分離および結合状態に応じて前記出力端か
らの出力を禁止および可能化する保護回路であって、 前記本体に配設され、制御情報収納体と本体との分離時
に前記直流保護手段の入力電圧に直流バイアス電圧を加
算する直流バイアス回路と、 前記制御情報収納体と本体との結合時に、前記直流バイ
アス回路を構成する回路要素を含み前記制御情報収納体
および本体の双方に分散配置された回路要素ならびに前
記制御情報収納体の接続端子の一部および対応する本体
側端子によって全体として形成され、実質的に零の電圧
を前記直流バイアス電圧に代えて出力する電源分圧回路
とを具備することを特徴とする保護回路。 - 【請求項2】前記電源分圧回路を形成する前記制御情報
収納体の接続端子の一部または対応する本体側端子のう
ち少なくとも1つの端子を他の端子より短く形成したこ
とを特徴とする請求項1記載の保護回路。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13260688A JPH0654997B2 (ja) | 1988-06-01 | 1988-06-01 | 増幅器の保護回路 |
| US07/353,444 US5014320A (en) | 1988-05-25 | 1989-05-17 | Driving apparatus, and control information storage body and protection circuit therefor |
| EP89109052A EP0343529B1 (en) | 1988-05-25 | 1989-05-19 | Driving circuit with control information memory |
| DE68919535T DE68919535T2 (de) | 1988-05-25 | 1989-05-19 | Antriebsschaltung mit Kontrollinformationsspeicher. |
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| JP13260688A JPH0654997B2 (ja) | 1988-06-01 | 1988-06-01 | 増幅器の保護回路 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01303898A JPH01303898A (ja) | 1989-12-07 |
| JPH0654997B2 true JPH0654997B2 (ja) | 1994-07-20 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13260688A Expired - Fee Related JPH0654997B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-06-01 | 増幅器の保護回路 |
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|---|---|
| JP (1) | JPH0654997B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101488238B1 (ko) * | 2014-02-25 | 2015-02-04 | 톈진 창유에 일렉트로닉 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 | 고성능 오디오 출력 확성기의 보호회로 |
-
1988
- 1988-06-01 JP JP13260688A patent/JPH0654997B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101488238B1 (ko) * | 2014-02-25 | 2015-02-04 | 톈진 창유에 일렉트로닉 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 | 고성능 오디오 출력 확성기의 보호회로 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01303898A (ja) | 1989-12-07 |
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