JPH0654998A - ニットのプレス装置 - Google Patents

ニットのプレス装置

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JPH0654998A
JPH0654998A JP23130992A JP23130992A JPH0654998A JP H0654998 A JPH0654998 A JP H0654998A JP 23130992 A JP23130992 A JP 23130992A JP 23130992 A JP23130992 A JP 23130992A JP H0654998 A JPH0654998 A JP H0654998A
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steam
air
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Yukio Miyata
幸男 宮田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プレス板下面にカール部の矯正方向へ熱風もし
くは蒸気風を吐出する開口部を形成することで、針や貼
着テープを何等用いることなく、カール部を確実に矯正
して、ニットをカールのない正常な状態に保持して、プ
レス加工を行なうことを目的とする。 【構成】装置本体上面に固定され、スチーム吐出用の多
数の小孔12からスチームを吐出するアイロン台4と、
アイロン台4に対して昇降されるプレス板9とを備え、
プレス板9の下面両サイドに、ニットのカール部を矯正
する方向に熱風もしくは蒸気風を吐出する開口部29を
形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばニット(kni
t、編んだ物、編んで作った布地の総称)の前身頃や後
ろ身頃をプレス加工するようなニットのプレス装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、図13に示すようなニッ
ト製のセータの後ろ身頃Sを編立てた場合、ニットの特
質上、左右両端部分が同図に示す如く内方へ渦巻き状に
カールしてカール部C1,C2が形成される。このカー
ル部C1,C2の形成は、特に横編み製品の場合に顕著
である。
【0003】このように左右両端部に上述のカール部C
1,C2が形成された後ろ身頃Sは従来構造のプレス装
置においてプレス加工することが困難なため、従来にお
いては上述の後ろ身頃Sをアイロン台の上面に配置し、
左右のカール部C1,C2を手作業で延ばしながら、針
や貼着テープを用いて上述の後ろ身頃Sをアイロン台に
対してカールのない正常な状態(同図の仮想線α参照)
に固定した後に、プレス板を下動させて、プレス加工す
る方法がとられているが、カール部C1,C2の手作業
による延ばし操作に多大な時間と手数を要するうえ、針
で固定した場合には後ろ身頃Sが損傷し、また貼着テー
プで固定した場合には後ろ身頃Sのみならずアイロン台
も汚れる問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、プレス板下面にカール部の矯正方向へ熱風
もしくは蒸気風を吐出する開口部を形成することで、針
や貼着テープを何等用いることなく、カール部を確実に
矯正して、ニットをカールのない正常な状態に保持し
て、プレス加工を行なうことができるニットのプレス装
置の提供を目的とする。
【0005】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、熱風もしくは蒸気風
の吐出方向をプレス板の下動に対応して外方へ変更する
ことで、カールの解消状態に対応した吐出方向を得るこ
とができ、カール部をより一層確実かつ短時間に矯正す
ることができるニットのプレス装置の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、装置本体上面に固定され、スチーム吐出用の
多数の小孔からスチームを吐出するアイロン台と、上記
アイロン台に対して昇降されるプレス板とを備え、上記
プレス板の下面両サイドに、ニットのカール部を矯正す
る方向に熱風もしくは蒸気風を吐出する開口部を形成し
たニットのプレス装置であることを特徴とする。
【0007】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、熱風もしくは蒸気風
の吐出方向を上記プレス板の下動に対応して外方へ変更
する吐出方向変更手段を備えたニットのプレス装置であ
ることを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明によれ
ば、上述のプレス板の下面両サイドに、ニットのカール
部を矯正する方向に熱風もしくは蒸気風を吐出する開口
部を形成したので、プレス板の下動時に上述の開口部か
ら熱風もしくは蒸気風を吐出すると、熱により生地の緊
張がほぐれ、かつ吐出風の吐出方向によりカール部が確
実に矯正されて、ニット(前身頃、後ろ身頃その他)を
カールのない正常な状態に保持して、プレス加工を行な
うことができる効果がある。加えて、従来のような針や
貼着テープを一切用いることがないので、ニットに損傷
や汚れが生ずることはない。
【0009】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上記熱風もし
くは蒸気風の吐出方向を上記プレス板の下動に対応して
外方へ変更する吐出方向変更手段を備えたので、プレス
板の下動に伴って吐出風は内方から順次外方へその吐出
方向を変更する。すなわち渦巻き状のカール部が順次解
消されるのに伴って吐出風の吐出方向が変更されるの
で、カールの解消状態に対応した吐出方向を得ることが
でき、この結果、カール部をより一層確実かつ短時間に
矯正することができる効果がある。
【0010】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はニットのプレス装置を示し、図1、図2
において、このニットのプレス装置は、装置本体1の上
面に台板2を固定し、この台板2にパイプ3を介してア
イロン台4を水平状に取付けると共に、上述の装置本体
1の上面後域に立設固定した架構5のシリンダベース6
には、プレス板昇降用のエアシリンダ7を立設固定し、
このエアシリンダ7のピストンロッド7aにより可動板
8を介してプレス板9を昇降すべく構成している。
【0011】上述のプレス板9は図1、図2に示す実線
位置と同図に示す仮想線a位置とを昇降し、アイロン台
4に対して接離されるもので、上述の可動板8にはピス
トンロッド7aの他にガイドロッド10,10を立設し
ている。
【0012】ところで、上述のアイロン台4は図3に示
すようにステンレス等の金属板により中空に形成され、
上述のパイプ3にアイロン台4の中空部4aを連通させ
ると共に、上面には多数の小孔12…を、下面にはドレ
ン孔13をそれぞれ穿設し、アイロン台4の外面は通気
性を備えた布製のカバーで被覆している。
【0013】また上述の台板2下面におけるパイプ3の
直下には電磁切換弁14,15を接続し、上述の一方の
電磁切換弁14にエア供給ライン16を介してエア供給
ブロア17を接続し、上述の他方の電磁切換弁15にエ
ア吸引ライン18を介してエア吸引ブロア19を接続す
ると共に、上述のエア供給ライン16の中途部には熱風
吹上げ時に通電制御されるヒータ(図示せず)を介設し
ている。
【0014】また上述のアイロン台4下部のパイプ3に
はスチーム供給パイプ20を接続し、このスチーム供給
パイプ20をスチーム供給ライン21を介してボイラタ
ンク22に接続し、アイロン台4の多数の小孔12から
スチームを略均等に噴出すべく構成している。
【0015】一方、上述のプレス板9は、図3乃至図6
に示す如く構成している。すなわち、ステンレス等の金
属で内部が中空部23aに形成された熱板23を設け、
この熱板23の中空部23aの上側に空気溜まりとして
のエアチャンバ24aを有するチャンバケーシング24
を一体的に取付けている。
【0016】また上述の中空部23aとエアチャンバ2
4aとを連通させるための連通孔25,25を、穿設形
成すると共に、これらの各連通孔25,25の下方にお
いて上述の中空部23a内には、揺動支点26…を中心
として揺動可能な各一対の可動ルーバ27,27を配設
している。これらの各可動ルーバ27,27は熱風もし
くは蒸気風の吐出方向をプレス板9の下動に対応して外
方へ変更する吐出方向変更手段である。
【0017】これらの各可動ルーバ27,27は上端開
放部と下端開放部との間に吐出風路28を有する中空状
に形成されると共に、上端開放部が内方に位置し、下端
開放部が外方に位置するような傾斜状に配設されてい
る。
【0018】さらに、上述の各可動ルーバ27,27の
下端開放部と対向する上述の熱板23には、ニットのカ
ール部C1,C2を矯正する方向に熱風もしくは蒸気風
を吐出する一側各2条のスリット状の開口部29,29
を形成している。これらの開口部29,29は図4から
も明らかな如く上述のプレス板9の下面両サイドにおい
てその長手方向に沿って形成したものである。
【0019】上述の連通孔25,25と対向するチャン
バケーシング24のトップデッキにはスチームインレッ
トパイプ30,30を接続する一方、中空部23aと連
通するようにスチームインレットパイプ31(図3参
照)を接続し、これらの各スチームインレットパイプ3
0,31を図3に示す如くスチーム供給ライン32,3
3を介して上述のボイラタンク22に接続している。な
お、上述のスチーム供給ライン32には必要に応じてス
チーム圧送用のポンプを介設してもよい。
【0020】また上述の熱板23の下部にはドレンパイ
プ34を連通接続する一方、プレス板9の外面はアイロ
ン台4と同様に、通気性を備えた布製のカバーで被覆し
ている。
【0021】ここで、上述のボイラタンク22はその内
部の温水を加熱するヒータ35を備える一方、上述のド
レンを回収するドレンタンク36(図2参照)と、熱交
換タンク37とを設け、これら各要素22,35,3
6,37からなるボイラ装置38を図2に示すように装
置本体1に内蔵している。
【0022】なお、図1、図2において39はアフタバ
キュームタイマ、40はバキュームタイマ、41は熱風
タイマ、42は加圧タイマ、43はスチームタイマ、4
4はボイラ用ヒータ35の電流計、45は電源スイッ
チ、46はボイラ作動機器、47はスタートスイッチ、
48は非常停止スイッチ、49はボイラタンク22内の
圧力を検出する圧力計である。
【0023】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下作用を説明する。ニットとして例えば図13に
示す後ろ身頃Sをプレス加工するには、まずこの後ろ身
頃Sの地の目Yがアイロン台4の長手方向に沿うよう
に、後ろ身頃Sをアイロン台4上に載せる(セット工
程)。
【0024】次にアイロン台4のスチーム吐出用の多数
の小孔12…からスチームを吐出して、後ろ身頃Sの生
地を緩ませる(スチーム吐出工程)。なお、スチームを
吐出させながら後ろ身頃Sをセットすると、生地の緊張
がほぐれるので、セットが一層簡略となる。
【0025】次に生地が緩んだ状態で、スチームの吐出
を停止すると共に、バキューム処理によりアイロン台4
上の後ろ身頃Sが動かないように固定する(バキューム
工程)。
【0026】次に上述のバキュームによる後ろ身頃Sの
固定を維持した状態下において、上述のエアシリンダ7
の操作でプレス板9を下降して後ろ身頃Sをプレスする
が、上述のプレス板9が図5に示すような所定位置まで
下降した時点において、スチームインレットパイプ3
0,30からエアチャンバ24a、連通孔25、可動ル
ーバ27内の吐出風路28およびプレス板9下面の開口
部29を介して後ろ身頃Sのカール部C1,C2を矯正
する方向(矢印方向)に熱風もしくは蒸気風(この実施
例では蒸気風)を吐出すると共に、上述のプレス板9の
下動に伴って図6に示すように可動ルーバ27,27を
可動させて、蒸気風の吐出方向を同図に矢印で示す如く
変更する。
【0027】上述の開口部29,29からの蒸気風の吐
出により図5、図6に示す如く、後ろ身頃Sのカール部
C1,C2は確実に矯正され、カールのない正常な状態
(図13に示す仮想線αの状態)となる(カール矯正工
程)。
【0028】次にアイロン台4上面に、後ろ身頃Sを介
してプレス板9が密着した状態において、スチームイン
レットパイプ31から熱板23の中空部23aにスチー
ムを供給して、プレス加工を行なう(プレス加工工
程)。
【0029】このように上述のプレス板9の下面両サイ
ドに、カール部C1,C2を矯正する方向に蒸気風を吐
出する開口部29…を形成したので、プレス板9の下動
時に上述の開口部29…から蒸気風を吐出すると、熱に
より生地の緊張がほぐれ、かつ吐出風の吐出方向により
カール部C1,C2が確実に矯正されて、例えば図13
に示す後ろ身頃Sをカールのない正常な状態に保持し
て、プレス加工を行なうことができる効果がある。加え
て、従来のような針や貼着テープを一切用いることがな
いので、後ろ身頃Sに損傷や汚れが生ずることもない。
【0030】しかも、上述の各ルーバ27は蒸気風の吐
出方向をプレス板9の下動に対応して外方へ変更する可
動ルーバとしたので、プレス板9の下動に伴って図5、
図6に示すように吐出風は内方から順次外方へその吐出
方向を変更する。すなわち渦巻き状のカール部C1,C
2が順次解消されるのに伴って吐出風の吐出方向が変更
されるので、カールの解消状態に対応した吐出方向を得
ることができ、この結果、カール部C1,C2をより一
層確実かつ短時間に矯正することができる効果がある。
【0031】図7乃至図9はニットのプレス装置の他の
実施例を示し、この実施例では上述の中空部23aの内
部両サイドに、揺動支点50,50を中心として揺動可
能で、かつ中実状の可動ルーバ51,51を各一対配設
して、これら各一対の可動ルーバ51,51間を吐出風
路52に設定すると共に、上述の熱板23には図7に示
すように各一条のスリット状の開口部29,29を形成
している。
【0032】このように構成しても、先の実施例とほぼ
同様の作用、効果を奏するので、図7乃至図9において
前図と同一の部分には同一番号および同一符号を付し
て、その詳しい説明を省略する。
【0033】図10乃至図12はニットのプレス装置の
さらに他の実施例を示し、この実施例では、プレス板9
内部に外側が低く、内側が高い風向規制用の仕切板5
3,53を張架して、プレス板9の内部を中央の中空部
23aと両サイドのエアチャンバ24a,24aとに3
分割し、熱板23の下面両サイドには図10に示す如
く、後ろ身頃Sのカール部C1,C2を矯正する方向に
熱風もしくは蒸気風(この実施例では蒸気風)を吐出す
る多数の小孔54…をそれぞれ2列ずつ穿設形成し、さ
らに、プレス板9における両サイドのエアチャンバ24
a,24aに対応して、同プレス板9のトップデッキに
は所定方向に指向させた状態でスチームインレットパイ
プ30,30を取付けている。
【0034】このように構成した場合には、先の各実施
例に対して構造の簡略化を図ることができる効果があ
る。なお、吐出風の吐出方向変更以外の点については先
の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図10
乃至図12において前図と同一の部分には同一番号およ
び同一符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0035】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のニットは、上述の実施例のニット
製の後ろ身頃Sに対応し、以下同様に、開口部は、開口
部29および小孔54に対応し、吐出方向変更手段は、
可動ルーバ27,51に対応するも、この発明は、上述
の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0036】例えば、上述の可動ルーバ27,51の揺
動支点26,50は実施例に示すルーバの上下方向中間
位置に代えて、上端位置に設けてもよく、これらの可動
ルーバ27,51を固定ルーバとしてもよい。
【0037】またニットは図13に示す後ろ身頃Sの他
に前身頃その他であってもよく、さらに、ニットのカー
ル部を矯正する方向に吐出する吐出風は蒸気風に代えて
熱風であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のニットのプレス装置を示す正面図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】スチームおよびエア供給系統を示す系統図。
【図4】プレス板の斜視図。
【図5】カール矯正作用の説明図。
【図6】カール矯正完了を示す説明図。
【図7】プレス板の他の実施例を示す斜視図。
【図8】カール矯正作用の説明図。
【図9】カール矯正完了を示す説明図。
【図10】プレス板のさらに他の実施例を示す斜視図。
【図11】カール矯正作用の説明図。
【図12】カール矯正完了を示す説明図。
【図13】カール部の説明図。
【符号糊説明】
1…装置本体 4…アイロン台 9…プレス板 12…小孔 27…可動ルーバ 29…開口部 51…可動ルーバ 54…小孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体上面に固定され、スチーム吐出用
    の多数の小孔からスチームを吐出するアイロン台と、上
    記アイロン台に対して昇降されるプレス板とを備え、上
    記プレス板の下面両サイドに、ニットのカール部を矯正
    する方向に熱風もしくは蒸気風を吐出する開口部を形成
    したニットのプレス装置。
  2. 【請求項2】上記熱風もしくは蒸気風の吐出方向を上記
    プレス板の下動に対応して外方へ変更する吐出方向変更
    手段を備えた請求項1記載のニットのプレス装置。
JP4231309A 1992-08-05 1992-08-05 ニットのプレス装置 Expired - Lifetime JPH0728999B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112195628A (zh) * 2020-09-15 2021-01-08 广东职业技术学院 一种服装加工整烫装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49116397A (ja) * 1973-03-09 1974-11-07

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